Shank tool with blade-shaped fixed elements

申请号 JP2001506048 申请日 2000-06-07 公开(公告)号 JP4350926B2 公开(公告)日 2009-10-28
申请人 アーツェーテック・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングACTech GmbH; 发明人 デトレフ・ガントナー; ベルトラム・ヘンチェル; ラルフ・ヴァーグナー; リューディガー・ハウシルト;
摘要
权利要求
  • 金属製の鋳物部材 を製造するためのバインダを含有する 耐熱性の砂鋳型をフライス削りのように加工するための羽根状の要素を 永久固定したシャンク工 具において、
    長手軸(2)の周りに回転しうる軸(1)を備え、この軸は、取り外し可能に駆動装置に連結することができるとともに、自由端部分(6)に設けられた軸方向に延びる少なくとも1つの溝状の凹部(7)と、送り方向(9)に対して前方側に切削を行なわない板縁(12)をもつ平坦な切刃板(8)とを有 し、この切刃板は、上記板縁が、切刃板の送り方向に対して前方の面と直角を成し、板厚が、0.1mm乃至5.00mmであることを特徴とするシャンク工
  • 請求項1に記載のシャンク工具において、上記板厚は、0.2mm乃至1.00mmであることを特徴とするシャンク工具。
  • 請求項1 または2に記載のシャンク工 具において、上記切刃板(8)は、打抜き部材として鋼、耐摩耗性の鋼、または適切な耐摩耗性の材料からなる半製品を打抜いて作られ、平坦な面(11)と直交する板縁(12)を有することを特徴とするシャンク工
  • 請求項1 乃至3のいずれか1つに記載のシャンク工 具において、上記板縁(12)および送り方向(9)に対して上記板縁(12)の後方にある切刃板(8)の後縁(13)は、半径を有するか、あるいは丸みを付けられていることを特徴とするシャンク工
  • 請求項1乃至 のいずれか1つに記載のシャンク工 具において、上記切刃板(8)は、原型に対応して、四角形または矩形の半製品および正面側に丸みを付けた隅部(17)または角ばって切断された隅部(18)の少なくともいずれかを有することを特徴とするシャンク工
  • 請求項1乃至 のいずれか1つに記載のシャンク工 具において、上記切刃板(8)は、円弧状または円錐状の輪郭を有することを特徴とするシャンク工
  • 請求項1乃至 のいずれか1つに記載のシャンク工 具において、上記切刃板(8)は、上記長手軸(2)と平行な湾曲(22)または折り曲げ(23)を有し、この湾曲(22)または折り曲げ(23)の凸な側は、回転方向(24)に向けて配置されていることを特徴とするシャンク工
  • 請求項1乃至 のいずれか1つに記載のシャンク工 具において、上記切刃板(8)は、換気作用を達成すべくシャベル状の折り曲げ(25)を有し、この折り曲げは、上記長手軸(2)に対して板面角度(26)をなすように傾けて配置されていることを特徴とするシャンク工
  • 請求項1乃至 のいずれか1つに記載のシャンク工 具において、上記切刃板(8)は、高強度をもち、弾性的に変形しうるか、弾力のある金属の板材からなること特徴とするシャンク工
  • 請求項1乃至 のいずれか1つに記載のシャンク工 具において、上記切刃板(8)は、鉄鋼を基材とし、硬質材料、硬質材料を含有する金属化合物、または硬質材料を含有する合金からなる耐摩耗コーティング(15)を前側の上記平坦な面(11)に備えていることを特徴とするシャンク工
  • 請求項1乃至 10のいずれか1つに記載のシャンク工 具において、上記軸(1)は、少なくとも上記切刃板ホルダ(4)の領域に筒状または円筒状の中空体(5)を有することを特徴とするシャンク工
  • 说明书全文

    【0001】
    本発明は、鋳型、特に金属製の鋳物部材用の鋳型を作るための切屑を出さない材料をフライス削りのように加工するためのシャンク工具に関する。
    【0002】
    金属製の鋳物部材の製造には、原型(木型)の助けで作られる砂型が実際上圧倒的に用いられている。 原型の製造は費用がかかるので、少量および中量生産の鋳型の製造においては、耐熱性の型塊を直接加工して鋳型を作りたいという要求がずっと以前からあった。
    【0003】
    ドイツ国特許 DE PS26056873 C3 では、型彫機に連動する切削工具および鋳型の中空空間を刳り抜くためのフライス工具が用いられている。 フライス工具は、概ね逆T字状をなし、回転軸の周りに回転するアームに固定された切削要素をもつ刃アセンブリを備えている。 上記切削要素は、取り替えることができ、鋳型の表面を滑らかにすべく、作るべき鋳型の内径に対応して曲げられ、回転方向に対して前方の外側面が、切屑を出すように形成されている。 型枠に詰め込まれた硬化しうる生砂は、硬化によって砂型の完全な強度が達成される以前に、2〜5kg/cm 2の低強度の状態で切削によって刳り抜かれる。 これによって、切刃の急速な摩耗を防ぐようにしている。 鋳型の硬化中に上記加工のための適正な所定時点を保証しなければならないため、上記方法のプロセスを成し遂げるのは比較的難しい。 他の場合、型砂が低強度なら、鋳型は汚くなり、型砂が高強度なら、切削要素は急速に使えなくなる。 さらに、上記フライス工具は、回転対称な鋳型の製造にしか用いることができない。
    【0004】
    これに対して、ドイツ国特許公開公報 DD 275419 A1 では、切削の幾何学形状をもたない工具によって、単一の型材ブロックから鋳型を作ることが提案されている。 型材ブロックに中空空間を作るために、軸の周りに駆動される棒状のカムをもつ装置が用いられ、長手方向に可変の剛性のない、あるいは半剛性のホルダ要素が上記カムに案内される。 上記ホルダ要素に、実働する加工要素が固定され、この加工要素は、不平衡を避けるべくホルダ要素に等度間隔で配置される。 実働する加工要素として、例えば三角板や星形板などの平面部材を用いることができるが、稜のない球、あるいは稜のある直方体などを用いることもできる。 剛性のない、あるいは半剛性のホルダ要素として、ロープ、ワイヤロープ、ブリキ条片、鎖などが用いられ、上記ホルダ要素は、切除された砂型材料によって引き起こされる摩耗を防ぐべく、保護要素を付加的に備えている。
    【0005】
    切削効率を上げるため、複数の加工要素を移動可能にし、これらを互いに固定することによって、加工中にホルダ要素が可能な限り高剛性になるようにする必要がある。 この装置は、計算機(コンピュータ)で制御されてロボットのアームに案内される。 上記装置を計算機数値制御(CNC)機械によって制御することもできる。 鋳物部材の表面を改善するために、最後の加工工程において、型の中空空間を取り囲む内面に平滑化のための薬剤が噴霧され、この噴霧は、内面全体に均等に配分されなければならない。 この場合も、本質的に回転対称体から大まかに外れた鋳型を実現することは不利である。 鋳型によって作られる鋳物部材の表面品質が悪いことは不利であり、表面品質の悪化は、多かれ少なかれ工具の衝撃的な作用が原因である。
    【0006】
    鋳型の製造には、円形の輪郭をもつ切刃板を有する底フライスが従来から用いられている。 ドイツ国特許公開公報 DE 19721900 A1 に開示された底フライスは、締付けねじによってシャンクに固定された切刃板を自由端に有する。 シャンクは、ねじ穴をもつ板座を有し、切刃板には貫通穴が設けられている。 しかし、このような固定は、切刃板の寸法が下方の寸法を下回ったとき、問題に出くわす。 それ故、切刃板を取り外したり、満足いくように取り付けたりするのが難しくなる。 さらに、切刃板が、切屑を出さない材料の場合、激しい摩耗に曝されるということも欠点である。 それ故、工具を常に取り替える必要があり、その分費用がかかる結果になる。
    【0007】
    激しい摩耗によって生じる工具の浪費を低減するため、ドイツ国特許公開公報 DE 3914074 A1 に、円筒形のシャンクと平坦な切刃ホルダを有して、安価に製造できるフライス工具が提案されている。 このフライス工具は、シャンク軸の中心軸から最も遠い縁に、切刃をもつ切刃ホルダが設けられている。 切刃ホルダの端面に、付加的な前面の切刃板が設けられている。 シャンクは、或る面でドリルとして形成され、フライスは、正面フライスとして機能しうる。 切刃は、シャンクの軸に関して切刃ホルダの半径方向先端側の最外の縁に設けられる。 フライス工具の断面は、切削に伴って切削方向を示すようなS字状のプロフィルを呈する。 このような理由から、上記フライスは、切屑が出る(生じる)ような材料にのみ用いることができる。 切屑を出さないような材料には、上記フライスを用いることができない。
    【0008】
    バインダを含有する鋳物砂は、切刃縁での切刃摩耗および自由面での摩擦損耗によって引き起こされる工具の切刃の激しい摩耗度をもたらす。 この理由から、切削作用は、新しい工具のみに存在し、しかも時間的に制限されている。 切刃摩耗は、工具の前縁が丸くなる結果を生み、これによって切刃の後方にある領域に付加的な摩擦損耗を生じさせる。 この摩擦損耗は、工具の外面を漸増的に損耗させ、工具を回転方向と逆方向に後方へ向かって漸増的に損耗変形させる。 摩擦に相当するエネルギは、熱に変換され、工具を加熱し、摩耗を急増させる結果となる。
    【0009】
    本発明は、不可避的な摩擦損耗および漸増する損耗においても機能を果たし続けるようなフライス削りのような加工を行なうための安価に作れる簡素なシャンク工具を提供することを目的とする。 このシャンク工具による加工作用は、長期間に亘って保持される。
    【0010】
    上記目的は、本発明によれば、切刃要素として羽根状の切刃板をもつ請求項1に述べる特徴的部材を有するシャンク工具によって達成される。 最小の板厚は、板縁と鋳型の表面との間の本質的な摩擦の低減をもたらし、その結果、切刃板の損耗が低減されるのみならず、工具の寿命が延長される。 従って、この工具は、高速加工が質量を減少させ、切刃縁の冷却が高回転数下で促進されるので、高速加工に特に適している。
    【0011】
    本発明が提案するシャンク工具は、簡単に作れる半製品で組み立てられ、上述の如く安価に作ることができる。 このことは、次に述べる実施形態によって詳細に説明される。 本発明の更なる利点と実施形態は、次に述べる説明と下位請求項から明らかになる。
    【0012】
    切屑が出ない材料、特に金属製の鋳物部材用の耐熱性鋳型を製造する際の粗い結晶状の砂を含有しうる材料をフライス削りのように加工するための図1に示されるシャンク工具は、例えば形状ロック式の組立て、溶接、ロウ接、または接着などの適切な方法で組み立てられる概ね2つの簡単な部材からなる。
    【0013】
    長手軸2の周りに回転しうる細長い円筒状の軸1は、軸上端部分3を有し、この軸上端部は、回転する切削工具用の工具受けに取り外し可能に連結できる。 軸1は、図6によれば中空体5として円筒状に形成されている。 中空体5は、非常に高い回転数において特に有利だと注目される相当な重量軽減を提供する。 更なる利点は、軸1が少なくとも切刃板ホルダ4の領域で円筒状の中空体5に形成されていることにある。 このようにして、中空体5は、深い部材の加工において適切な円筒状の軸端部分3によって延ばすことができる。
    【0014】
    軸1は、自由な先端部分6および切刃板ホルダ4の領域に、切刃板8を収容するための軸方向に延びる溝状の凹部7を備えている。 図7によれば、典型的な溝状の2つの凹部7が、2つの切刃板8を2重対称に配置できるように設けられている。 円筒状の中空体5において、切刃板8は、長手軸2の方向の対向する2つの半切り込みによって、重なり合うように差し込んで連結され、例えばろう接によって特に簡単に凹部7に固定される。 これによって、高回転数においても確実な切刃板の保持が保証される。
    【0015】
    切刃板8は、鋼鈑または耐摩耗性の鋼鈑からなる平坦な半製品から、プレス抜きによって打抜き部材として作られるが、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。 むしろ、本発明の請求の範囲内にある限り、切刃板は、上記以外の材料や半製品で代替することができる。 特に固溶体、繊維強化材料、高張材料、あるいはセラミックや繊維強化セラミック要素などが、代替品に該当する。
    【0016】
    切刃板8は、図1によれば送り方向9に見て前方の面側11に、単純な打抜き部材を用いた場合、面側11に直交して配置された切削を行なわない板縁12を有する。 この場合、板の厚さは、比較的小さくすることができる。 板厚は、0.1mm〜5.00mmである。 板厚は、0.2mm〜1.00mmであるのがより好ましい。
    【0017】
    板厚は、前方の板縁12の接線角が零または殆ど零になるように、小さく選ぶべきである。
    【0018】
    高張力の固溶体または繊維強化材料を用いる場合、板縁12および切刃板8の送り方向9に見て板縁12の後方にある後縁13は、半径をもたせるか、丸みを付けることができる。 接線角を小さくし、丸みを付けることによって、摩擦熱および摩耗は低減される。
    【0019】
    後縁13の領域における更なる摩擦の低減は、鋼を基材とし、前方の面側11により高強度の耐摩耗コーティング15を被覆した切刃板8によって達成することができる。 耐摩耗コーティング15として、任意の硬質材料、硬質材料を含有する金属化合物、硬質材料を含有する合金、または繊維強化材料を用いることができる。 前方の面側11に被覆された耐摩耗コーティング15によって、板縁12の摩耗が少なくなる。 鋼製の切刃板8の後縁13は、低強度のため激しく損耗し、これによって自由面が丸み付けられて、摩擦抵抗が低減することになる。
    【0020】
    切刃板8は、種々の形状にすることができる。 これによって、工具自動交換手段をもつCNC(計算機数値)制御工作機械を用いて鋳型を加工する際、種々のシャンク工具を次々に用いることができ、その結果、複雑な原型の製造を本質的に簡素化することができる。 図1および図3〜図10の切刃板8は、基本型に従って、四角形または矩形の半製品(寸法切りした板)を呈する。 切刃板8は、図3では正面16に丸み付け17を有し、図4では正面に斜めに切除された隅部18を有する。
    【0021】
    図2の切刃板8は、円弧19の形状を呈する輪郭を有し、図5の切刃板は、シャンク工具の長手軸2の周りに回転したとき、円錐形を作る台形21の輪郭を有する。
    【0022】
    シャンク工具の特に有利な実施形態では、切刃板8は、長手軸2と平行で回転方向24に対して夫々凸状の図8では湾曲22、図9では折り曲げ23を有する。 切刃板8が、弾性的に変形しうる薄い板材または弾力がある薄い板材で作られれば、上記湾曲22は、高速加工の際のように一層高い回転数において減少しうる。 こうして、工具の半径は、切刃板8の摩耗が増加したとき、回転数を上げることによって一定に保持することができる。 この方法には、高い耐摩耗性をもつ金属の切刃板8が特に適している。 上述のシャンク工具の助けにより、鋳物砂を用いて非常に滑らかな表面をもつ金銀細工のように精巧な鋳型を作ることができる。
    【0023】
    鋳型材料の切削で生じた加工屑を片付けるためには、換気作用を達成すべく、切刃板8に図10のような長手軸2に対して板面角度26をもつシャベル状の折り曲げ25を設けるのが有利である。 かくて、切除された鋳型材料の屑は、加工場所から主として軸方向に運び去られる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】 矩形の切刃板をもつシャンク工具を示す。
    【図2】 円弧状の板縁をもつ切刃板を有するシャンク工具を示す。
    【図3】 丸みを付けた板縁をもつ切刃板を有するシャンク工具を示す。
    【図4】 面取した板縁をもつ切刃板を有するシャンク工具を示す。
    【図5】 円錐状の板縁をもつ切刃板を有するシャンク工具を示す。
    【図6】 円筒状のシャンクを有するシャンク工具を示す。
    【図7】 2重対称に配置された切刃板を有するシャンク工具を示す。
    【図8】 回転方向に向かって凸に湾曲した切刃板を有するシャンク工具を示す。
    【図9】 回転方向に向かって凸に折り曲げられた切刃板を有するシャンク工具を示す。
    【図10】 回転方向に向かって凸に折り曲げられた切刃板を有するシャンク工具を示す。

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