連続可変トランスミッション用のプッシュベルト用の横方向エレメントに傾斜ゾーンを形成する方法

申请号 JP2014550232 申请日 2012-12-21 公开(公告)号 JP2015508335A 公开(公告)日 2015-03-19
申请人 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh; ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh; 发明人 ヤン コープマンス スパイク; ヤン コープマンス スパイク; ヘラルド フーベルトゥス ロンペン ギヨーム; ヘラルド フーベルトゥス ロンペン ギヨーム;
摘要 連続可変トランスミッション用のプッシュベルトにおいて適用するための横方向エレメントの本体面(11)に凸面状の傾斜ゾーン(23)を形成する方法は、段付き面を有するダイ(30)を提供するステップと、ダイ(30)を本体面(11)に対して圧 力 をかけながら配置するステップとを含む。しかしながら、ダイ(30)は、傾斜ゾーン(23)が形成される必要がある領域のすぐ外側で第1の本体面(11)に対して押し付けられる。ダイ(30)を適用することによって、凹まされた領域(27)が本体面(11)に配置され、この領域(27)の上側エッジ(28)に沿って横方向エレメント10の材料の後退が生じる。前述のようにエッジ(28)に隣接してこの形式で得られる後退領域は、傾斜ゾーン(23)として機能するのに適している。
权利要求
  • プッシュベルト(6)を支持するための2つのプーリ(4,5)を有する連続可変トランスミッション用のプッシュベルトの一部分である横方向エレメント(10)の本体面(11)の規定された傾斜ゾーン形成領域(40)に凸面状の傾斜ゾーン(23)を形成する方法において、前記本体面(11)に少なくとも部分的に接触するための段付き面(31)を有する工具エレメント(30)を提供し、該工具エレメント(30)を、前記本体面(11)上での材料の移動を実現するために、前記傾斜ゾーン形成領域(40)に隣接して前記本体面(11)に対して押し付け、この場合に、前記工具エレメント(30)は、前記傾斜ゾーン形成領域(40)から外れており、前記傾斜ゾーン(23)は、前記本体面(11)に対する前記工具エレメント(30)の押付けの結果としての材料の後退に基づいて形成されることを特徴とする、凸面状の傾斜ゾーン(23)を形成する方法。
  • 前記工具エレメント(30)の前記段付き面(31)は、異なるレベルにおいて延びる2つの実質的に平坦な面(32,33)と、該実質的に平坦な面(32,33)の間に延びる段状面(34)とを有しており、前記工具エレメント(30)を、該工具エレメント(30)における比較的低いレベルにおいて延びる前記実質的に平坦な面(32)が前記傾斜ゾーン形成領域(40)に隣接するような向きで前記本体面(11)に対して押し付け、前記工具エレメント(30)における比較的高いレベルにおいて延びる実質的に平坦な面(33)は、前記傾斜ゾーン形成領域(40)からさらに離れている、請求項1記載の方法。
  • 前記横方向エレメント(10)の前記本体面(11)は、段付き形状を有しており、かつ異なるレベルにおいて延びる少なくとも2つの領域(25,26)と、該領域(25,26)の間に延びる段状面(24)とを有しており、前記工具エレメント(30)を、前記本体面(11)における比較的高いレベルにおいて延びる領域(26)に対して押し付ける、請求項1または2記載の方法。
  • 前記工具エレメント(30)における比較的低いレベルにおいて延びる実質的に平坦な面(32)と、前記工具エレメント(30)における比較的高いレベルにおいて延びる実質的に平坦な面(33)の一部分のみとが、前記傾斜ゾーン形成領域(40)と前記段状面(24)との間に配置された前記本体面(11)の領域をカバーする位置において、前記工具エレメント(30)を前記横方向エレメント(10)の前記本体面(11)に対して押し付ける、請求項3記載の方法。
  • 前記工具エレメント(30)における比較的高いレベルにおいて延びる実質的に平坦な面(33)は、前記工具エレメント(30)が前記横方向エレメント(10)の前記本体面(11)に対して押し付けられる方向で測定したときに、前記工具エレメント(30)と前記本体面(11)との初期接触位置を起点として、前記工具エレメント(30)の前記段状面(34)の寸法の2倍のオーダの距離だけ移動するように形成されている、請求項2から4までのいずれか1項記載の方法。
  • プッシュベルト(6)を支持するための2つのプーリ(4,5)を有する連続可変トランスミッション(1)用のプッシュベルト(6)の一部分である横方向エレメント(10)であって、凸面状の傾斜ゾーン(23)が形成されている本体面(11)を備え、前記傾斜ゾーン(23)と、実質的に平坦な凹まされた領域(27a)と、別の凸面状ゾーン(41)と、第1の凹まされた領域(27a)よりも低いレベルにおける、別の実質的に平坦な凹まされた領域(27b)と、段状面(24)とが、前記本体面(11)に連続して配置されていることを特徴とする、横方向エレメント(10)。
  • 说明书全文

    本発明は、プッシュベルトを懸吊するための2つのプーリを有する連続可変トランスミッション用のプッシュベルトの一部分であるための横方向エレメントの本体面の規定された傾斜ゾーン形成領域に凸面状の傾斜ゾーンを形成する方法であって、工具エレメントを、本体面上での材料の移動を実現するために、傾斜ゾーン形成領域に隣接した本体面に対して押し付け、傾斜ゾーンは、本体面に対する工具エレメントの押付けの結果としての材料の後退に基づいて形成される、方法に関する。

    連続可変トランスミッション用のプッシュベルトは一般的に公知である。 通常、このようなプッシュベルトは、比較的多数の横方向エレメントを支持するための閉ループのように成形された2つの無端のリボンのような担持体を有する。 横方向エレメントは、担持体の全周に沿って配置されており、作動中、プッシュベルトの移動に関連したを伝達することができる。 担持体および横方向エレメントは、金属から製造されている。

    横方向エレメントの以下の説明では、言及される方向は、横方向エレメントがブッシュベルトの一部分である状態に関する。 横方向エレメントの長手方向は、プッシュベルトの周方向に対応する。 横方向エレメントの鉛直横断方向は、プッシュベルトの半径方向に対応する。 横方向エレメントの平横断方向は、長手方向と鉛直横断方向とに対して垂直な方向に対応する。

    横方向エレメントは、第1の本体面と、第2の本体面とを有し、これらは、実質的に長手方向に対して垂直に、実質的に互いに平行に延びている。 2つの本体面は実質的に同じ輪郭を有するが、各本体面に設けられたレリーフが異なる。 横方向エレメントの第1の本体面の少なくとも一部分は、プッシュベルトにおける隣接する横方向エレメントの第2の本体面の少なくとも一部分と接触するようになっているのに対し、横方向エレメントの第2の本体面の少なくとも一部分は、プッシュベルトにおける別の隣接する横方向エレメントの第1の本体面の少なくとも一部分と接触するようになっている。 長手方向で比較的小さな寸法を有する周面は、2つの本体面の間に延びている。

    横方向エレメントの周面の2つの部分は、プッシュベルトの担持体を支持するための支持面として機能するようになっている。 これらの支持面は等しいレベルに延びている。 横方向エレメントの周面の2つの他の部分は、横方向エレメントと、連続可変トランスミッションのプーリのプーリシーブとの接触を実現するための接触面として機能するようになっている。 これらの接触面は、互いに所定の度で延びており、これらの接触面は、支持面に向かう方向で拡開している。 以下において使用される“上”、“下”、“上側”および“下側”という用語は、下から上として規定された拡開方向に関連している。

    鉛直横断方向で、下から上に見たときに、横方向エレメントは、順に、基礎部分と、ネック部分と、上側部分とを有しており、水平方向で見て、ネック部分の寸法は比較的小さい。 基礎部分は、支持面および接触面を有する。 プッシュベルトにおいて、基礎部分はプッシュベルトの内周側に配置されているのに対し、上側部分はプッシュベルトの外周側に配置されている。

    横方向エレメントの本体面のうちの一方には、以下では傾斜ゾーンと称される凸面状ゾーンが配置されている。 このゾーンは、横方向エレメントの全幅に沿って延びており、鉛直横断方向で互いに上下に配置された、本体面の2つの平坦な領域の間に均一な丸みのある移行部を形成している。 通常、傾斜ゾーンは、基礎部分の上側部分に配置されている。 傾斜ゾーンの重要な機能は、プッシュベルトの作動中にプーリのプーリシーブの間に配置され、互いに関して傾斜運動を行う隣接する横方向エレメントの間の相互接触を保証することである。 規定された線に沿って接触を維持することにより、プッシュベルトの移動に関連した力は、あらゆる状況において、隣接する横方向エレメントの間で制御された形式で伝達される。

    慣用の方法によれば、傾斜ゾーンは、横方向エレメントまたは基礎材料片を締め付けることによって横方向エレメントの本体面に形成される。 基礎材料片から横方向エレメントは2つの工具エレメントの間で製造される。 工具部分のうちの一方の表面は、形成される凸面状の傾斜ゾーンの陰型としての凹面状部分を有する。 それらの間に横方向エレメントが位置決めされた工具エレメントが、圧力の影響下で互いに向かって移動させられると、凹面状部分を有する工具エレメント側に配置された横方向エレメントの本体面上の材料の移動が強制される。 特に、材料は、第1の例において工具エレメントの表面の凹面状部分によって提供される空間内へ流れ込む。 このようにして、横方向エレメントの本体面上に凸面状ゾーンが得られる。

    横方向エレメントの本体面に傾斜ゾーンを形成する慣用の方法は、多くの欠点を有する。 第1に、正確に規定された凹面状部分を備えた表面を有する工具エレメントを製造することはコストのかかる問題である。 第2に、それらの間に横方向エレメントが位置決めされた工具エレメントを互いに向かって移動させるために必要とされる押付力が比較的大きく、その結果、比較的重い構成が必要とされる。 実用上、所要レベルの押付力が達成されず、横方向エレメントの表面の凹面状部分の形状が、横方向エレメントの本体面において正確に形成されず、その結果、結果的に得られる傾斜ゾーンの形状が、規定された形状から逸脱するという大きなリスクがある。

    慣用の方法の欠点を回避するために、国際公開第2007/142517号から公知の、以下では材料後退方法と称される代替的な方法を用いることが好適である。 この方法によれば、本体面上の材料の移動を実現するために、工具エレメントは、傾斜ゾーン形成領域に隣接して本体面に対して押し付けられ、本体面に対する工具エレメントの押付けの結果としての材料の後退は、傾斜ゾーンの形成における重要な要因である。 これにより、材料後退方法の特別な特徴は、工具エレメントが、傾斜ゾーンが形成される必要がある領域の外側で本体面に作用し、横方向エレメントの金属の後退として知られる現象が利用されるということである。 そうすることによって、工具エレメントが押し付けられている領域のエッジの位置において生じる材料挙動に基づき、傾斜ゾーンは、間接的に得られる。 このプロセスにおいて、工具エレメントは、傾斜ゾーン形成領域から外れていることができる。 なぜならば、傾斜ゾーンの間接的な形成は、傾斜ゾーン形成領域の位置における工具エレメントと本体面との接触を必要としないからである。

    横方向エレメントの本体面に対して工具エレメントを押し付け、本体面の周囲領域に関して本体面に凹所を実現することにより、この凹所のエッジに沿った領域において後退が生じる。 その結果、凹所と周囲領域との間の漸進的な移行部が得られ、この移行部には、凸面状の湾曲が提供されている。 これに基づき、工具エレメントが押し付けられる本体面の領域のエッジに沿って延びている移行部は、傾斜ゾーンとして機能するのに適している。

    材料後退方法が適用されるときにできるだけ正確な結果を得るために、工具エレメントは、傾斜ゾーン形成領域に隣接して横方向エレメントの本体面に対して押し付けられる。 このようにして、後退は、この目的のための領域において生じ、その結果、後退に基づいて形成された傾斜ゾーンを正確に位置決めすることができる。

    材料後退方法は、多くの重要な利点を提供する。 比較的単純な形状を備えた機能的部分を有する工具エレメントを提供することができ、横方向エレメントの本体面上の材料の均一な移動が得られ、高すぎない圧力が適用されてよい。 特に、これらの事実の結果、横方向エレメントの本体面における傾斜ゾーンの形成は、十分に再現可能なプロセスであり、このプロセスにより、傾斜ゾーンの規定された位置および形状が実現されてもよい。

    材料後退方法は、横方向エレメントを製造するための様々なプロセスにおいて適用可能である。 このようなプロセスの一例は、ファインブランキングとして知られるプロセスであり、横方向エレメントは、基礎材料のシートまたはストリップから打ち抜かれ、切断部材のみならず、支持部材も適用され、形成される横断部材はこれらの2つの部材の間に配置される。 このようなプロセスの別の例は、様々な切断動作と、形成される横方向エレメントの表面の処理とを順次行うことによって横方向エレメントが形成されるプロセスである。 このプロセスでは、形成される横方向エレメントの本体面に対して工具エレメントを押し付けることによって傾斜ゾーンを形成することは、単に、処理ステップのうちの1つであってもよい。

    本発明の課題は、横方向エレメントの本体面に傾斜ゾーンを形成するための公知の材料後退方法を改良することである。 特に、本発明の課題は、横方向エレメントの本体面に対して工具エレメントを押し付けるために必要とされる圧力をさらに減じ、より信頼できかつ再現可能な傾斜ゾーン形成プロセスを提供することである。

    前の段落において定式化されたような課題は、プッシュベルトを支持するための2つのプーリを有する連続可変トランスミッション用のプッシュベルトの一部分である横方向エレメントの本体面の規定された傾斜ゾーン形成領域に凸面状の傾斜ゾーンを形成する方法であって、本体面に少なくとも部分的に接触するための段付き面を有する工具エレメントを提供し、工具エレメントを、本体面上での材料の移動を実現するために、傾斜ゾーン形成領域に隣接して本体面に対して押し付け、この場合に、傾斜ゾーンは、本体面に対する工具エレメントの押付けの結果としての材料の後退に基づいて形成される、方法によって達成される。 したがって、本発明は、工具エレメントが横方向エレメントの本体面に対面しかつ本体面に押し付けられる側において段状面を有する工具エレメントが適用される、材料後退方法を提供する。

    工具エレメントの表面の段状の外観に基づき、実際には、傾斜ゾーンを形成するために必要とされる圧力を低下させることができる。 概して、段状の外観において、異なるレベルにおいて延びる少なくとも2つの領域を識別することができる。 すなわち、工具エレメントを用いるこの場合、工具エレメントが横方向エレメントの本体面に向かって移動させられると、本体面は、まず、工具エレメントの比較的高いレベルにおいて延びる領域によって接触される。 このようにして得られた接触の結果、工具エレメントの比較的低いレベルにおいて延びる領域と、本体面との間の接触が生じる前に、横方向エレメントにおける締付作用が得られる。 これにより、工具エレメントの比較的低いレベルにおいて延びる領域による本体面の処理は、十分に規定された形式で行うことができる。 本発明の関係において、工具エレメントの比較的低いレベルにおいて延びる領域が傾斜ゾーン形成領域に隣接して位置決めされるような工具エレメントの向きを選択することができるので、全体的に平坦な表面を有する工具エレメントが適用され、実際の傾斜ゾーン形成プロセスの前に締付作用を有することができない場合よりも、正確な形式で傾斜ゾーン形成プロセスを生じさせることができる。

    前記のことから、本発明による方法を適用することによる傾斜ゾーンの形成は、国際公開第2007/142517号から公知の方法を提供することによる傾斜ゾーンの形成よりも確実かつ正確であるということになる。 本発明による方法の付加的な利点は、工具エレメントの段状面の適切な寸法が選択されたときに、ほぼ円形の断面を有する傾斜ゾーンを形成することができるということである。 いずれの場合にも、傾斜ゾーンの断面の形状は、公知の材料後退方法が適用されかつ傾斜ゾーンの断面の形状がよりだ円形のようである状況よりも、円形に近くなることができる。 傾斜ゾーンを形成するために必要とされる押付力は、所定サイズの工具エレメントの仮定により比較がなされた場合、公知の材料後退方法を用いる場合よりも低くなることが分かった。 全体が平坦な表面を介して工具エレメントが本体面に接触する公知の状況におけるよりも平均して小さい工具エレメントの押付け移動により、横方向エレメントの本体面の所望の形状を実現することが可能であるように見える。

    工具エレメントの段状面は、異なるレベルにおいて延びる2つの実質的に平坦な面と、実質的に平坦な面の間に延びる段状面とを有していてよい。 平坦な面はその単純な形状により製造するのが比較的容易であり、これにより、このような工具エレメントは比較的安価である。 有利には、工具エレメントは、工具エレメントにおける比較的低いレベルにおいて延びる実質的に平坦な面が傾斜ゾーン形成領域に隣接するような向きで本体面に対して押し付けられ、工具エレメントにおける比較的高いレベルにおいて延びる実質的に平坦な面は、傾斜ゾーン形成領域からさらに離れている。 前記で説明したように、そのようにして、以下では突出した面と称される比較的高いレベルにおいて延びる面と、横方向エレメントの本体面との接触により、保持効果が得られ、これにより、以下では凹まされた面と称される比較的低いレベルにおいて延びる面が本体面に対して押し付けられ、圧力にさらされた領域のすぐ外側において後退を生じさせた場合に、より正確な傾斜ゾーン形成プロセスが実現される、ということが達成される。

    横方向エレメントの本体面は、段形状を有してもよく、異なるレベルにおいて延びる少なくとも2つの領域と、これらの領域の間に延びる段状面とを有してもよい。 通常、横方向エレメントの基礎部分の下側部分における本体面の領域は、より高い位置にある本体面の部分に関して凹まされている。 その結果、プッシュベルトに位置決めされた、連続可変トランスミッションのプーリ上をプッシュベルトにおいて移動している隣接する横方向エレメントの基礎部分の下側部分の望ましくない接触は回避される。 このような場合、傾斜ゾーンは、横方向エレメントの基礎部分の上側部分の位置に形成される必要がある。 プロセスにおいて、工具エレメントを基礎部分に、横方向エレメントの本体面に比較的高いレベルにおいて延びる領域に対してのみ、すなわち横方向エレメントの本体面の突出した領域に対してのみ押し付けることが十分である。

    好適には、工具エレメントは、工具エレメントの凹まされた面と、工具エレメントの突出した面の一部分のみとが、傾斜ゾーン形成領域と段状面との間に配置された本体面の領域をカバーするような位置において、横方向エレメントの本体面に対して押し付けられる。 このようにして、最初に、工具エレメントの突出した面の残りの部分が存在することが達成される。 押付けプロセスの間、この残りの部分は、変形させられる材料のための制限部として機能し、材料と次第に接触し、その結果、横方向エレメントの本体面の最終形状が所定の要求を満たすことが保証される。

    本発明による方法を実施する実用的な形式では、工具エレメントの突出した面は、前記工具エレメントが横方向エレメントの本体面に対して押し付けられる方向で測定したときに、工具エレメントと本体面との初期接触位置を起点として、工具エレメントの段状面の寸法の2倍のオーダである距離だけ移動するように形成されている。 例えば、工具エレメントの突出した面が移動させられる距離は、約0.15mmであり、工具エレメントの段状面の寸法は、約0.07mmである。 このような場合、工具エレメントと本体面との初期接触位置を起点として、工具エレメントの凹まされた面が移動させられる距離は、0.08mmである。

    図面を参照した発明の以下の説明に基づいて発明がさらに説明される。 図面において、同じ参照符号は、同じまたは類似の構成部材を示している。

    プッシュベルトを有する連続可変トランスミッションの側面図を概略的に示している。

    連続可変トランスミッション用のプッシュベルト用の横方向エレメントの正面図を概略的に示している。

    図2に示された横方向エレメントの側面図を概略的に示している。

    図1に示された連続可変トランスミッションのプーリのプーリシーブの間に配置された2つの隣接する横方向エレメントの側面図を概略的に示している。

    横方向エレメントの本体面に傾斜ゾーンを形成するための公知の材料後退方法を示している。

    公知の材料後退方法の適用によって得られた横方向エレメントの本体面上での材料の移動を示している。

    図5aおよび図5bに示された公知の材料後退方法の適用によって得られた横方向エレメントの正面図を概略的に示している。

    図7に示された横方向エレメントの側面図を概略的に示している。

    本発明による材料後退方法を示している。

    本発明による材料後退方法において用いられるダイの一部分の拡大図を概略的に示している。

    本発明による材料後退方法の適用によって得られた横方向エレメントの本体面上での材料の移動を示している。

    本発明による材料後退方法の適用によって得られた横方向エレメントの正面図を概略的に示している。

    図12に示された横方向エレメントの側面図を概略的に示している。

    図1は、特に自動車における利用に適した連続可変トランスミッションを概略的に示している。 連続可変トランスミッションは、概して参照符号1によって示されている。

    連続可変トランスミッション1は2つのプーリ4,5を有し、これらのプーリは別々のプーリシャフト2,3に配置されている。 閉ループのように成形された無端プッシュベルト6は、プーリ4,5の周囲に配置されており、プーリシャフト2,3の間でトルクを伝達するために機能する。 各プーリ4,5は、2つのプーリシーブを有し、プッシュベルト6は、前記2つのプーリシーブの間に位置決めされかつ締め付けられ、力が摩擦によってプーリ4,5とプッシュベルト6との間で伝達されてよい。

    プッシュベルト6は、少なくとも1つの無端担持体7を有し、この無端担持体7は通常、複数のリングから成る。 担持体7の全周に沿って、横方向エレメント10が配置されており、横方向エレメント10は、互いに相互に隣接しており、担持体7に対して周方向に可動である。 単純にするために、幾つかのこれらの横方向エレメント10のみが図1に示されている。 担持体7および横方向エレメント10は、金属から製造されている。

    図2および図3は、横方向エレメント10を概略的に示している。 横方向エレメント10の第1の本体面は概して参照符号11によって示されているのに対し、横方向エレメント10の第2の本体面は概して参照符号12によって示されている。 周面13は、本体面11,12の間に延びている。

    鉛直横断方向で、横方向エレメント10は、順に、基礎部分14と、比較的狭いネック部分15と、矢印の先端のように成形されている上側部分16とを有している。 プッシュベルト6において、基礎部分14はプッシュベルト6の内周側に配置されているのに対し、上側部分16はプッシュベルト6の外周側に配置されている。 さらに、プッシュベルト6において、横方向エレメント10の第1の本体面11の少なくとも一部分は、隣接する横方向エレメント10の第2の本体面12の少なくとも一部分と接触するのに対し、横方向エレメント10の第2の本体面12の少なくとも一部分は、別の隣接する横方向エレメント10の第1の本体面11の少なくとも一部分と接触する。 ネック部分15への移行部において、図2に示された横方向エレメント10の基礎部分14は、2つの支持面17を有しており、これらの支持面17は、2つの担持体7を支持するために機能する。 さらに、基礎部分14は、2つのプーリシーブ接触面18を有する。 横方向エレメント10がプーリ4,5上を移動するとき、横方向エレメント10とプーリシーブの接触面との接触が、前記プーリシーブ接触面18によって実現される。 支持面17およびプーリシーブ接触面18は、周面13の一部分である。

    横方向エレメント10の第1の本体面11に突出部21が配置されている。 図示した例では、突出部21は、上側部分16に配置されており、第2の本体面12における凹所22に対応している。 プッシュベルト6において、横方向エレメント10の突出部21は、少なくとも部分的に、隣接する横方向エレメント10の凹所22内に配置されている。 突出部21および対応する凹所22は、プッシュベルト6の周方向に対して垂直な平面内における、隣接する横方向エレメント10の相互移動を阻止するように機能する。

    上側部分16は、2つの保持面19を有しており、これらの保持面19は、支持面17と向き合って配置されており、周面13の一部である。 横方向エレメント10がプッシュベルト6に収容されると、担持体7が配置される空間が、半径方向で見て、一方では支持面17によって、他方では保持面19によって画定される。

    突出部21の他に、傾斜ゾーン23および段状面24も横方向エレメント10の第1の本体面11に配置されている。 段状面24は、基礎部分14の下側部分25と上側部分26との間に配置されており、第1の本体面11は、基礎部分14の下側部分25の位置において、凹んだ位置を有する。 傾斜ゾーン23は、基礎部分14の上側部分26において、支持面17から僅かな距離に配置されており、横方向エレメント10の全幅に沿って延びている。 傾斜ゾーン23は、横方向エレメント10の本体面11における凸面状に湾曲した移行領域として成形されており、横方向エレメント10が連続可変トランスミッション1のプーリ4,5上を移動しており、円形の経路をたどる必要がある場合でも、あらゆる状況においてプッシュベルト6における隣接する横方向エレメント10の間の規定された相互接触を保証するために機能する。 図2において、傾斜ゾーン23の上側エッジおよび下側エッジは、一点鎖線によって概略的に示されている。

    図4は、プーリ4,5のプーリシーブの間に配置された2つの隣接する横方向エレメント10の相互位置決めを示す。 分かりやすくするために、この図では、横方向エレメント10の凹所22は点線で示されている。 図では、横方向エレメント10が傾斜ゾーン23の位置においてのみ互いに接触することが明らかに見られる。

    以下では、横方向エレメント10の本体面11に傾斜ゾーン23を形成する方法を図5aおよび図5bに基づいて説明する。 この方法は以下で材料後退方法と称される。 完全を成すために、この方法は国際公開第2007/142517号から公知であることに留意されたい。

    図5aは、基礎部分14と、ネック部分15の隣接する部分との側面図を概略的に示している。 この図では、基礎部分14の下側部分25と上側部分26との位置における第1の本体面11における高さの差と、これらの2つの部分25,26の間に配置された段状面24とが、明らかに見られる。 傾斜ゾーン23の形成前に、第1の本体面11は、図示した例の場合のように、基礎部分14の両方の部分25,26の位置において完全に平坦であってもよい。

    傾斜ゾーン23を形成するために、実質的に平坦な接触面31を有するダイ30が用いられる。 ダイ30は、横方向エレメント10の第1の本体面11に押し付けられる。 図5aにおいて、横方向エレメント10に向かうダイ30の移動が矢印によって示されている。 図5aにおける2つの点線は、それぞれ接触面31が延びている第1の本体面11の領域35の上限および下限を示している。

    図5bにおいて、ダイ30がどのように横方向エレメント10の第1の本体面11に対して位置決めされるかが示されている。 ダイ30の接触面31の領域は、段状面24と、傾斜ゾーン23が形成される必要がある領域との間に配置された第1の本体面11の領域と接触させられ、ダイ30の接触面31の別の領域は、段状面24に関して突出しており、基礎部分14の下側部分25に関して所定の距離に延びている。

    傾斜ゾーン23は、実質的にダイ30の接触面31に対して垂直の方向でダイ30に圧力をかけることによって横方向エレメント10の第1の本体面11に実際に形成される。 この圧力の影響を受けて、第1の本体面11上の材料の移動が生じ、この移動は、図6に矢印によって示されている。 図6には、傾斜ゾーン23および段状面24を備えた横方向エレメント10の部分の側面図が示されている。 この図では、第1の本体面11の元の輪郭は一点鎖線によって示されている。

    ダイ30にかけられる圧力の影響を受けて、ダイ30と接触した基礎部分14の上側部分26の領域27が凹まされ、段状面24は、材料がダイ30の接触面31と基礎部分14の下側部分25との間の空間へ流れる結果、下方へ移動する。 完全性のために、横方向エレメント10は、ダイ30を用いた処理の間、第2の本体面12の側に沿って適切な形式で支持されている。

    得られた凹まされた領域27の上側エッジ28に沿って、横方向エレメント10の材料の後退が生じる。 その結果、第1の本体面11において丸みのある領域が得られ、この丸みのある領域は、凹まされた領域27と基礎部分14の上側部分26との間の移行部を形成する。 この丸みのある領域は、凸面状に湾曲させられており、ほぼ円弧をなすその上側部分は、傾斜ゾーン23として機能するのに適していると考えられる。 傾斜ゾーン23を形成するために、傾斜ゾーン23が配置される必要がある規定された領域40のすぐ下側にダイ30を位置決めすることにより、傾斜ゾーン23が横方向エレメント10の第1の本体面11における適切な位置に形成されることが達成される。

    上述の方法によれば、傾斜ゾーン23は、間接的な形式で、すなわちダイ30を横方向エレメント10の本体面11に対して押し付けることによって形成され、ダイ30と接触する第1の本体面11の領域35の上側エッジ28に沿って後退が生じるために、傾斜ゾーン23が形成される。 横方向エレメント10の基礎部分14の下側部分25と上側部分26との間に段状面24が存在する結果、凹まされた領域27と、これに接続された傾斜ゾーン23とを形成するために必要とされる圧力は、制限されたままであってよい。 なぜならば、横方向エレメント10の材料は、ダイ30と横方向エレメント10とが互いに接触している領域35から、より下側のレベルにある下側部分25へ流れることができるからである。 好適には、段状面24と、傾斜ゾーン23が形成される必要がある領域40との間の距離は、できるだけ小さく保たれ、これにより、凹まされた領域27の形成のために、できるだけ小さな材料の移動が要求され、ダイ30が横方向エレメント10に対して押し付けられる圧力は、できるだけ小さくてもよい。

    説明した材料後退方法の特定の態様は、傾斜ゾーン23の形状が、適用される成形ダイまたは同様のものによって決定されないというものである。 その代わりに、傾斜ゾーン23は、工具エレメントに接触しない領域40に形成される。 材料後退方法の基礎をなす重要な洞察は、圧力を受けて凹まされる横方向エレメント10の第1の本体面11の領域35のエッジにおいて得られる後退領域が、凸面状に湾曲させられ、傾斜ゾーン23として機能するのに適しているということである。

    図7および図8は、公知の材料後退方法の適用によって得られた横方向エレメント10の外観を概略的に示している。 図7において、公知の材料後退方法によって形成された傾斜ゾーン23の上側エッジは、一点鎖線によって概略的に示されている。 横方向エレメント10は、段状面24から上方へ延びた実質的に平坦に凹まされた領域27を有しており、上側エッジ28に沿って傾斜ゾーン23を構成する後退領域を備えている。 この傾斜ゾーン23は、下方に向かって減少する曲率半径、言い換えれば、ほぼだ円のセグメントを描く曲率半径を有している。 凸面状に湾曲した傾斜ゾーン23は、段状面29を介して、凹まされた領域27に接続されており、横方向エレメント10の長手方向で見て、段状面29の寸法は比較的小さい。 なぜならば、この寸法は、ダイ30が横方向エレメント10の第1の本体面11に押し込められた距離から、後退領域の長手方向の寸法を引いたものに実質的に等しいからである。 さらに、横方向エレメント10は、慣用の横方向エレメント10、例えば図2および図3に示された横方向エレメント10にほぼ等しく、横方向エレメント10は、同じ形式で適用されかつ機能してもよい。

    図9a、図9b、図10、図11、図12および図13は、本発明による材料後退方法に関し、この方法は、前述した公知の材料後退方法の代替方法でありかつ改良である。 特に、図9aおよび図9bは、実際の傾斜ゾーン形成プロセスを例示しており、図10は、プロセスにおいて用いられるダイ30の一部分を概略的に示しており、図11は、プロセスの間の横方向エレメント10の第1の本体面11上での材料の移動を例示し、図12および図13は、プロセスの結果として形成された傾斜ゾーン23を有する横方向エレメント10の図を概略的に示している。

    公知の材料後退方法と本発明による材料後退方法との重要な違いは、方法が行われるときに用いられるダイ30の設計にある。 本発明によれば、横方向エレメント10の第1の本体面11に対して押し付けられるダイ30は、実質的に平坦な接触面31を有さない。 その代わりに、ダイ30の面31は段付きの外観を有しており、面31は、異なるレベルにおいて延びる2つの実質的に平坦な部分32,33を有しており、これらの部分32,33を接続するために部分32,33の間に段状面34が存在している。 以下では、ダイ30において比較的低いレベルにおいて延びる面部分32は、凹まされた面32と称され、ダイ30において比較的高いレベルにおいて延びる面部分33は、突出した面33と称される。 完全性のために、図示した例では、ダイ30の面32,33は、実質的に互いに平行に延びるように向けられていることに留意されたい。 面32,33,34は図10に明らかに示されており、この図には、段状面31を有するダイ30の部分が示されている。

    図9aは、ダイ30が横方向エレメント10の第1の本体面11に対して押し付けられる前の、横方向エレメント10に対するダイ30の位置を示している。 この位置では、ダイ30は、段付き面31が、ダイ30によって接触されることが意図されている第1の本体面11の領域35に対面するように配置されている。 図9aにおいて、2つの点線は、それぞれ段付き面31が延びている第1の本体面11の領域35の上限および下限を示している。 図示した例では、工具30の凹まされた面32と突出した面33とは、第1の本体面11に存在する段状面24を除き、第1の本体面11に対して実質的に平行に延びている。 さらに、ダイ30の段状面34は、第1の本体面11に存在する段状面24に関してずらされている。 その結果、凹まされた面32と、突出した面33の一部分とは、横方向エレメント10の基礎部分14の上側部分26の領域に対面している。 比較的大きな部分である、突出した面33の別の部分は、基礎部分14の下側部分25に対面している。

    第1の本体面11を変形させ、第1の本体面11に凸面状の傾斜ゾーン23を形成するプロセスを有するために、ダイ30および横方向エレメント10は、例えば横方向エレメント10を固定位置に保持しながらダイ30を横方向エレメント10の方向へ移動させることによって互いに向かって移動させられる。 図9aにおいて、横方向エレメント10に向かうダイ30の移動が矢印によって示されている。 移動の結果、横方向エレメント10の基礎部分14の上側部分26の位置において、ダイ30と横方向エレメント10との初期接触が行われる。 この位置を出発点として、移動は、押付力の影響下で継続され、材料は、第1の本体面11がダイ30によって接触される領域35から移動する。 このプロセスにより、第1の本体面11は変形させられる。 ダイ30の移動は、初期位置に対する所定の距離がカバーされるまで継続される。 このプロセスにおいて、基礎部分14の上側部分26において得られる凹まされた領域27のエッジ28において、材料の後退が生じる。 その結果、公知の材料後退方法に関して前述したのと同じ形式で、言及したエッジ28に隣接して、凸面状の傾斜ゾーン23が形成される。 この場合、傾斜ゾーン23は、だ円ではなく円弧をほぼ描く。

    特に、ダイ30の移動において、ダイ30は、まず突出した面33によって横方向エレメント10の第1の本体面11に接触する。 第1の接触は締付動作を伴うので、移動が継続されるときにダイ30と第1の本体面11との十分に規定された位置を有することが可能である。 移動中のある瞬間に、ダイ30は、凹まされた面32によっても第1の本体面11に接触する。 その瞬間から、ダイ30によって圧力を受ける領域27のエッジ28、すなわち凹まされた面32に関連した領域27の側に存在するエッジ28に隣接して、材料の後退に基づいて傾斜ゾーン23が形成される。 より早い段階において実現された締付動作により、傾斜ゾーン23の形成は極めて正確に行われる。

    図9bは、横方向エレメント10に関するダイ30の最終位置、すなわち押付けプロセス中の互いに対するダイ30および横方向エレメント10の最大移動に相当する位置、を示している。 この位置において、横方向エレメント10の第1の本体面11の変形は準備されている。 図11は、図11に矢印によって示された、第1の本体面11上の材料の移動が生じる形式を示している。 図11には、傾斜ゾーン23および段状面24を備えた横方向エレメント10の部分の側面図が示されている。 この図では、第1の本体面11の元の輪郭は一点鎖線によって示されている。 横方向エレメント10の段状面24は下方へ移動させられており、材料は、ダイ30の突出した面33と、横方向エレメント10の基礎部分14の下側部分25との間の空間を満たしていることが分かる。

    凹まされた領域27のエッジ28に隣接して得られた凸面状の傾斜ゾーン23の他に、横方向エレメント10の第1の本体面11において、すなわち、ダイ30の段状面34の位置に対応する位置において、別の凸面状ゾーン41が得られる。 この位置において、材料の後退の別のプロセスが生じている。 その結果、横方向エレメント10の基礎部分14の上側部分26から下側部分25への方向で見て、傾斜ゾーン23、実質的に平坦な凹まされた領域27a、別の凸面状ゾーン41、第1の凹まされた領域27aよりも低いレベルにおける別の実質的に平坦な凹まされた領域27b、および段状面24が、第1の本体面11に連続して配置される。 完全性のために、実用上、傾斜ゾーン23の形成を生じるダイ30の上側エッジに対応する位置における材料の後退に基づいて、比較的小さな段状面(図示せず)を、傾斜ゾーン23と、傾斜ゾーン23のすぐ下側に存在する凹まされた領域27aとの間に、公知の材料後退方法に関して前述したのと同じ形式で、得ることができることに留意されたい。 同様に、凸面状ゾーン41の形成を生じるダイ30の段状面34に対応する位置における材料の後退に基づき、比較的小さな段部(図示せず)を、凸面状ゾーン41と、凸面状ゾーン41のすぐ下側に存在する凹まされた領域27bとの間に得ることができる。

    図12および図13は、本発明による材料後退方法の適用によって得られた横方向エレメント10の外観を概略的に示している。 図12において、傾斜ゾーン23の上側エッジは、一点鎖線によって概略的に示されている。 同じことが、ダイ30における段状面34の存在の結果として形成される凸面状ゾーン41の上側エッジにも当てはまる。

    発明の範囲は上述の例に限定されるのではなく、添付の請求項に規定された発明の範囲から逸脱することなく、複数の補正および変更が可能であることは当業者に明らかであろう。

    前記において、連続可変トランスミッション用のプッシュベルト6において適用するための横方向エレメント10の第1の本体面11に凸面状の傾斜ゾーン23を形成するために適用されるのに適しており、かつ圧力をかけられながら第1の本体面11に対して配置されるダイ30を適用するステップを含む方法が、説明されている。 しかしながら、ダイ30は、傾斜ゾーン23が形成される必要がある領域40のすぐ外側で第1の本体面11に対して押し付けられる。 ダイ30を用いた処理によって、凹まされた領域27が第1の本体面11に配置され、この領域27の上側エッジ28に沿って横方向エレメント10の材料の後退が生じる。 前述のようにエッジ28に隣接してこの形式で得られる後退領域の少なくとも一部分は、傾斜ゾーン23として機能するのに適している。

    横方向エレメントの第1の本体面11に接触するのに適した側において、ダイ30は、段状面31を有する。 ダイ30のこの設計の重要なり点は、凸面状の傾斜ゾーン23の形成が高い精度で行うことができるということである。 また、プロセスにおいて必要とされる圧力は、ダイ30の表面が平坦な外観を有する公知の状況よりも低くすることができる。

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