Alcoholic cream

申请号 JP2000249932 申请日 2000-08-21 公开(公告)号 JP2001069935A 公开(公告)日 2001-03-21
申请人 Michael Laurence Murphy; Timothea Miriam Murphy; ティモシア・ミリアム・マーフィー; マイケル・ローレンス・マーフィー; 发明人 MURPHY MICHAEL LAURENCE; MURPHY TIMOTHEA MIRIAM;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain an alcoholic cream capable of emphasizing the taste of a liqueur coffee, having characteristics of feeling in the mouth, and suitable for a drink or the like by including a prescribed amount of liquid gelling agent. SOLUTION: This alcoholic cream contains a liquid gelling agent selected from a group comprising a gellan gum, a pictin, an agarose, a carrageenan, an agar, a ocust bean gum, and a combination of hydrocolloid gelling agent for forming some hydrocolloid or a stable fluid gel, preferably of 0.05-2.0 wt.%, more preferably 0.15-0.3 wt.%, and the concentration of the liquid gelling agent is sufficient for forming a gel sheared afterward. The gelatinizing agent contains a cream and an alchol (the content is preferably 6-30 vol.%). Preferably, the alcoholic cream contains up to 50% fat, and a drink having pH 5.2-5.3 is prepared by formulating the alcoholic cream with an additional liquid selected from a group comprising a liqueur, other alcohol and another nonalcoholic drink.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 アルコール性クリームが流体ゲル化剤を含み,その流体ゲル化剤は事後にせん断するゲルを形成するのに十分な濃度であることを特徴とするクリームとアルコールを含む型のアルコール性クリーム。
  • 【請求項2】 流体ゲル化剤の濃度が0.05重量%〜
    2.0重量%の範囲にある請求項1記載のアルコール性クリーム。
  • 【請求項3】 流体ゲル化剤の濃度が0.15重量%〜
    0.3重量%の範囲にある請求項1又は2いずれか記載のアルコール性クリーム。
  • 【請求項4】 流体ゲル化剤がハイドロコロイドゲル化剤である請求項1〜3いずれか記載のアルコール性クリーム。
  • 【請求項5】 流体ゲル化剤は、ゲランガム、ペクチン、アガロース、カラゲーナン、寒天、ロカストビーンガム、なんらかのハイドロコロイドまたは安定な流体ゲルを形成するハイドロコロイドゲル化剤の組み合わせからなる群から選択される請求項1〜4いずれか記載のアルコール性クリーム。
  • 【請求項6】 アルコール含有量が30体積%までである請求項1〜5いずれか記載のアルコール性クリーム。
  • 【請求項7】 アルコール含有量が6体積%より大きい請求項6記載のアルコール性クリーム。
  • 【請求項8】 アルコール含有量が約17体積%である請求項6記載のアルコール性クリーム。
  • 【請求項9】 アルコール性クリームが50重量%までの脂肪含有量を有する請求項1〜8いずれか記載のアルコール性クリーム。
  • 【請求項10】 脂肪含有量が6〜35重量%の範囲にある請求項9記載のアルコール性クリーム。
  • 【請求項11】 脂肪含有量が18重量%〜25重量%
    の範囲にある請求項9記載のアルコール性クリーム。
  • 【請求項12】 アルコール性クリームが液体のゲル化剤を含み,そのゲル化剤がゲルを形成する濃度であり,
    その後にせん断することを特徴とするアルコールとクリームを含む型の熱いまたは冷えた飲物の上に浮遊するアルコール性クリーム。
  • 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項に記載されたアルコール性クリームと、並びにリキュール、他のアルコールおよびノンアルコール性飲物を含むグループから選択された追加の液体とを含む飲物。
  • 【請求項14】 5.0〜5.5の範囲のpHを有する請求項13記載の飲物。
  • 【請求項15】 5.2〜5.3の範囲のpHを有する請求項13記載の飲物。
  • 【請求項16】 アルコール性クリームが飲物の25〜
    75体積%の範囲を含む請求項13ないし15いずれか記載の飲物。
  • 【請求項17】 アルコール性クリームが飲物の約50
    体積%を含む請求項13ないし15いずれか記載の飲物。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明はアルコール性クリームに関しまたはより一般的にはクリーム性リキュールとして頻繁に引用されている。

    【0002】

    【従来の技術】商売の実務面に関しては標準的なクリームリキュールは存在しない。 もしこれを一般化するならば,クリームリキュールは一般的にはミルク脂肪,ミルクタンパク質,砂糖,アルコールおよびを含有していることを指摘することが出来る。 一般的にはクリームリキュールは単純にクリームの味覚以外に味覚を持っており,その理由は添加されているアルコールは通常はウイスキー,ブランデー,ラム,リキュールおよび強化ワインの様に独立した味覚を持っているアルコール性飲物の形態をなしているからである。 かくして,アルコール性クリームと言う用語はミルク脂肪と混合したいかなるアルコールも包含するようにやや幅広く考えることが出来る。 アルコールの濃度または使用したアルコールの量は生物の生育を阻害するのに十分な高さである。

    【0003】ミルク脂肪はクリームリキュールにその感覚受容的に高いクリーム口ざわり感覚特性を与える。 しかしながら,クリームリキュール中の脂肪含有量がある濃度を越えると,その脂肪はそのエマルジョンから抜け出て,瓶の最高部に上昇し,瓶の最高部でシール層を形成する。 このことは極めて非実用的である。 その理由はクリームリキュールを注ぐためにはこれを突き刺す必要があり,このことが消費者の要望を減衰させるからである。

    【0004】クリームリキューに使用した脂肪は飽和脂肪としては極めて高い。 飽和脂肪の連続消費は循環器の疾患,癌,糖尿病,多重狭窄(MS)および多くのその他を含む変性疾患の進展と関連していることが示されてきた。 低脂肪含有量のクリームリキュールを提供することは有用である。 しかしながら,そのような低脂肪含有製品の感覚受容器性は現在は好ましくないと考えられている。

    【0005】アイルランドは伝統的にアイルランドウイスキー,砂糖および強いブラックコーヒー一杯を含み,
    さらに少し空気を含ませたクリームで仕上げをしたアイルランドコーヒー故に有名である。 多くのバラエテイーのあるこの飲物は多種のリキュールを使用して,一つの共通要因,クリーム仕上げを有して存在している。 リキュールコーヒーの真の香味はクリームを通じてコーヒーとリキュールを飲むことによって得られる。 コーヒーの表面にクリームをフロートさせるために適当に泡立てることによってクリームに空気を通す。 しかしながら,クリームの貯蔵寿命は極めて短い。 クリームを過剰泡立てするならば,クリームはコーヒーに完全に沈澱し,その結果伝統的な飲物を破壊する事になる。

    【0006】リキュールコーヒーをトップに使用することが出来るアルコール性クリームを提供することは有益である。 伝統的なクリームリキュールはホットコーヒーの表面に浮かない。 適当なアルコールを有するそのようなアルコール性クリームまたはクリームリキュールはリキュールコーヒーの味覚を更に増大する。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】この明細書では特に指定しない限り,用語「クリーム」はタンパク質またはクリーム代替品の中に納めた脂肪小球体のエマルジョンを意味しており,このクリーム代替品は天然クリームの感覚受容器的な口内感覚特性を有し,かつ追加としてミルク脂肪,タンパク質,乳化剤,砂糖,安定化剤の代わりに脂肪を含有することが出来る。

    【0008】用語「ミルク脂肪」はミルクに固有の脂肪を意味している。 用語「流体ゲル化剤」は固体ゲルをなすのに十分な濃度で水と混合したときに,その後に流体ゲルをなすようにせん断することが出来る活性成分を意味する。

    【0009】用語「アルコール性クリーム」は天然クリームおよびクリームリキュールの両特性を持っているクリームを意味している。 用語「流体ゲル」はセッテイング後にまたはセッテイング操作の間にせん断したゲルを意味する。

    【0010】本発明はクリームとアルコールを含有するタイプのアルコール性クリームを記載し,その特徴とするところはそのアルコール性クリームは流体ゲル化剤を含有することであり,その流体ゲル化剤はその後にせん断されるゲルを作成するのに十分な濃度にある。

    【0011】流体ゲルはクリームおよびアルコールの中で脂肪とのマトリックスを形成し,そのゲルマトリックスの中では脂肪とアルコール両者をカプセル化することの結果としての効果を有している。 ゲル中の脂肪をカプセル化することによって,普通はエマルジョンから脂肪が抜け出ることになるような高濃度にマトリックスは脂肪濃度を増加させることが可能である。

    【0012】

    【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施態様では流体ゲル化剤の濃度は0.05および2重量パーセント,
    好ましくは0.15および0.3重量パーセントの間にある。 上記の効果を実行するゲルマトリックスを行うことに必要とする流体ゲル化剤の最高濃度が存在する。

    【0013】本発明の他の実施態様では流体ゲルは耐熱性がありまたはその耐熱性があるクリームまたはミルクタンパク質との複雑体を形成する。 本発明の他の実施態様ではアルコール性クリームを熱いまたは冷たい飲物の上で浮かせることも出来る。 アルコールおよびクリームの回りのゲルマトリックスは脂肪をカプセル化し,そのアルコール性クリームを融解することなしに熱い飲物の上に浮遊させることもできる。 そのマトリックスは脂肪が融解することを防ぎ,驚くべきことにゲル化剤とクリームまたはミルクタンパク質間の複合体の発生によってゲル化剤を熱い飲物の温度より低い融点で融解することから保護している。 更にアルコール性クリーム中のゲルマトリックスによって脂肪をカプセル化する特性が熱いおよび冷たい飲物両者の上でアルコール性クリームを浮かせることを可能にするゲルマトリックスに脂肪の比重特性と拮抗する効果を有している。 一般的に,アルコール性クリームは熱いまたは冷たい飲物の上で浮かないが,これらと混合する。

    【0014】アルコール性クリームのこれらの特性の有利な点はリキュールコーヒーの作成に使用できることにある。 好ましい実施態様では流体ゲル化剤はハイドロコロイドである。 特に好ましい実施態様では流体ゲル化剤は以下を含むグループから選択される。 ゲランガム(gellan gum) ペクチン アガロース 寒天 カラゲーナン(carrageenan)a ロカスト ビーン ガム(locust bean g
    um) その他のハイドロコロイドまたは安定な流体ゲルを形成するハイドロコロイドの組み合わせ ハイドロコロイドは安定な流体ゲルを形成する。

    【0015】本発明の好ましい実施態様はアルコール含有量が30体積%までであり,6体積%よりも大きく,
    好ましくは約17体積%である。 このアルコール含有量は微生物の生育を抑制するのに十分である。

    【0016】アルコール性クリームの脂肪含有量は50
    重量%までであり,6重量%より大きく,35重量%より小さく,好ましくは18と25重量%の間である。 脂肪をゲルマトリックスの中にカプセル化することの長所はエマルジョンから通常は脂肪が抜け出ることになる高い濃度にまで脂肪含有量を増加することが出来ることである。 同様に脂肪含有量を低下することも出来て,ある実施態様では脂肪含有量は6ー10重量%であり,ゲルマトリックスはアルコール性クリーム中のより高い脂肪濃度の感覚受容器の特性を維持している。 他のハイドロコロイドは低い脂肪リキュールに改善された感覚受容器の性質を与えることに使用しても良い。

    【0017】他の実施態様では乳化剤が不要である。 一般的にはアルコール性クリームは乳化剤中の脂肪を維持するために乳化剤の存在を必要としている。 本発明によるアルコール性クリームは独立して飲物を形成するにもかかわらず,他の例では飲物中に含有させてもよく,かくして本発明ではリキュールおよび他のアルコールおよびノンアルコール飲物を含んだグループから選択した追加液体を組み合わせるアルコール性クリームを組み込んだ飲物を提供する。

    【0018】理想的にはそのような飲物はpH5.0と5.5間にあり,好ましくは5.2から5.3の範囲にある。 そのような飲物は25ないし75%のアルコール性クリーム,多分実現しそうな約50体積%の飲物からの何らかの飲物を含むこともできる。

    【0019】本発明は以下の実施例を引用して例示によってより明瞭に理解することが出来る。 実施例に一致させるために本明細書では,アルコールの添加は重量による添加を意味していたが,絶対純粋アルコールであろうとなかろうと,殆ど全ての実務上の例では常に体積による添加を意味している。 かくして,ウイスキーは最終製品中のパーセンテイジアルコールの詳細な尺度ではない体積による添加を意味している。 約14重量%は17体積%を示している。 したがって詳細な説明と請求の範囲を読んでいる間にこのことを意識することは重要である。 なぜならば,体積%は最も共通した方法であり,飲物へのアルコールの添加はこれをいかに請求項に記載したかを意味しているからである。

    【0020】アルコールクリームは二つの別個の操作または工程で製造する。 最初のパート1では,ゲル化溶液を別個に製品の残部に製造し,更に均一化の前に熱い液体としての溶液の残部に添加する。 パート2は成分の更なる添加を含んでいる。

    【0021】流動可能な液体から成型不可能なゲルまたは固体に水を転換する能のある剤としてゲル化溶液を定義することも出来る。 流体ゲルは注入可能なゲルである。 ゲル化剤の例はゲランガム,寒天,ゼラチン,澱粉,ペクチン,カラゲーナン,メチルセルローズ,アガロース,デキストラン,ラムサン(rhamsan)ガム,キサンタンガム,ウエラン(welan)ガム,ロカストビーンガム,タマリンドガム,グアルガムの名前を挙げることは出来るが,少数である。 本発明の中で好ましく使用することが出来るゲル化剤はゲランガムであるが,他の剤も使用することもできる。 ゲランガムは寒天および80℃以上の融点を有するアガロースおよび約70℃の融点を持っているカラゲーナンである80℃以上の高い融点ゆえに耐熱性がると考えられている。 しかしながら,熱い飲物の上で浮かせるのに十分に融点を挙げるクリームトッピング中ではカルシウムイオンと錯体を形成する模様である。

    【0022】ゲランガムは多機能のゲル化,構造化,安定化,膜生成化,懸濁化剤であり,その特性は食物およびその他の製品の市販製品に多数の長所を提供している。 ゲランガム,市販製品は商標KELCOGEL(登録商標)で市販されている低級アシル製品である。 ゲルを生成するためには,ゲランガムをまず水和し,その後にゲルを生成させる。 ゲランガムは1価イオンよりは遥かに強い親和性を有する殆ど全て2価イオンとゲルを生成する。 ゲランガムの水和を行うために,イオンを水性環境から除去しなくてはならず,または水性環境では極めて低い濃度でなくてはならず,その理由はイオンの存在が水和を大いに阻害しているからである。 このことを行うための便利な方法は金属イオン封鎖剤を使用することであり,またはイオンを除去しかつ平衡状態を確立するイオン除去剤,例えばクエン酸を使用することである。 ゲランガムの水和はガムを金属イオン封鎖剤のない脱イオン水の中に分散させ,かつ少なくとも70℃に加熱することによって容易に達成出来る。 ナトリウムまたはカルシウムのようなイオンをその後に熱い溶液に添加し,冷却中にそれをゲルにする。 流体ゲルは通常のゲル製造工程を中断させる冷却サイクルの間に液体混合物を撹拌することによって普通は製造する。 流体ゲルはゲルを破壊し,その固定後にそれをせん断することによって作成してもよい。 ゲランガムの極めて低い濃度では流体ゲルを製造することが出来て,典型的には0.04ないし0.3%の範囲にある。

    【0023】流体ゲルを製造するためにゲランが使用されるそのアルコール性クリームを二つの別個の操作または工程で製造する。 第一の部分,パート1では,ゲラン溶液を別個に製品の残部に製造し,更に均一化の前に熱い液体としての溶液の残部に添加する。 パート2では他の成分の添加および加熱を含んでいる。

    【0024】本発明ではまずクエン酸ナトリウム,その後にゲラン粉末を水に添加することによってゲラン溶液を製造する。 ゲランの完全な可溶化と活性化とを保証するために,混合物を80℃にまで加熱しなければならず,その間に撹拌する。 ゲラン溶液はゲラン粉末を脱イオン水に添加することによって,ただし金属イオン封鎖剤を添加せずに,70℃以上に加熱することによって製造しても良い。

    【0025】上記の通り,第2の部分はアルコール性クリームのための基材を製造するための成分の混合と加熱を包含している。 その成分は脂肪,アルコールおよび水を含んでいる。 一般的な方法は以下の通りである。 1 脂肪,例えばミルク脂肪,野菜脂肪,野菜オイルまたは動物性脂肪および水少々を混合器に加え,撹拌しながら40℃に加熱する。 2 追加のタンパク質,例えば,ホエータンパク質濃縮物,カゼイン酸ナトリウム,カゼイン酸カリウム,大豆タンパク質,卵アルブミン,水解ずみのゼラチン,および乳化剤,例えば,ステアリル乳酸ナトリウム(SSL
    −クエストQuest社製),モノステアリン酸グリセロール(GMS),レシチンまたはレシチン誘導体を添加し,加熱を60℃にまで継続する。 乳化剤を含むことは必ずしも必要ではない。 3 残った水で60%濃度に事前に希釈したアルコールと加熱したゲラン溶液を溶液に添加し,ゲルの分配を確保するために数分間撹拌する。 ゲラン溶液は液体状態を維持するために約80℃に維持する。 この実施例中ではアルコールは均一化の前に添加した。 しかし,均一化後のアルコール添加も可能である。 4 2段均一法を使って,第1段では3500psi,
    第2段では500psi均一化圧力で,50と60℃の間で溶液を均一化した。 単一段均一化法を使った均一化および遥かに低い圧力による均一化を使用することも可能である。 または,製品をゲル化溶液添加前に均一化し,その後にその溶液を添加し,混合し,2回目に均一化する。 5 均一化の後に混合物を撹拌ジャケット付きタンク,
    冷水または摩擦表面熱交換器を使って冷却する。 その溶液が冷却中に完全なせん断を受けることが最も重要である。 しかしながら,ゲル化剤の固定点以下で溶液を冷却する間にせん断を提供する熱交換器のいかなるタイプも使用してもよい。 混合物を13℃と0℃の間に冷却する。 または,ゲル化溶液を添加し,混合物を均一化した後に全混合物を固定させ,その後に冷却後にせん断する。 6 クリームリキュールは甘味剤および香味剤の添加によって改質してもよい。 果糖,ソルビトールの様な甘味剤,芳香剤を均一化および冷却の前または後にクリームトッピングに添加してもよい。 7 金属イオン封鎖剤,例えば,クエン酸ナトリウム,
    ヘキサメタリン酸ナトリウムまたはEDTAをこれ以上のゲル化を防ぐために最終溶液に添加してもよい。 冷却および均一化前にまたは後に0.2%のクエン酸ナトリウムを添加しても良い。 または,長時間のゲル化を防ぐためにカルシウムと結合する何らかの金属イオン封鎖剤を使用しても良い。 脱イオン水と洗浄したクリームで混合物を製造するならば,長時間のゲル化を防ぐために金属イオン封鎖剤を少し必要とする,または全く使用しないことも可能である。 流体ゲルを提供するためにゲランガムを使用するアルコール性クリームを二つの理由で2段階で作成する。 第1に,ゲランガムはイオンの存在中には水和しないので,脱イオン水にまたは添加した金属イオン封鎖剤を有する水に溶解しなくてはならない。 第2に,溶液を作るために必要な高温故である。 しかしながら,寒天またはカラゲーナンの様な流体ゲルを製造するためにゲランガムの代わりに,他のゲル化剤を使用するならば,アルコール性クリームを1段工程で製造することも可能である。

    【0026】製造方法のパート1を除外し,パート2の段階1ー7を段階2でゲル粉末の追加を伴って,他の粉末の成分と共に上記の様に実行する。 アルコールをその後に段階3のみでまたは均一化の後に添加する。

    【0027】以下の実施例はアルコール性クリームを製造するために成分の異なった組み合わせを示している。

    【0028】

    【実施例】 これらの各実施例を2段階工程を使って実施した。 パート1 ゲル化溶液 ゲランガムは,他剤またはその組み合わせを使用しても良いにもかかわらず,本発明に従って好ましく使用するゲル化剤である。

    【0029】今日までに実施した実験に従って,0.1
    6%ゲランガムの濃度が最終混合物の中では最適であるらしい。 ゲランガムの濃度が0.16%より少ないならば,アルコール性クリームが熱い飲物の上に注がれたときには,十分な安定性が得られない。

    【0030】以下の実施例のために使用されているパート1: 成 分 重量% 最終マトリックス中の% ゲランガム 2.00 0.16 クエン酸ナトリウム 0.10 0.008 水 98.00 7.84 −−−−−−− −−−−−− 100.00 8.00 これらの実施例を通じて,ゲラン溶液はまずクエン酸ナトリウムその後にゲランを水に加えることによって,ゲランを水和するために85℃加熱することによって作製する。 その混合物をその後に冷却しかつ固定させ,クリーム基材に添加する前に再融解することである。

    【0031】既に記載したように,脱イオン水の使用はクエン酸ナトリウムまたは他の金属イオン封鎖材を不要にしているが,ゲルを提供するイオン源の添加を必要とする。

    【0032】別の製造方法は水和物ゲランを熱い液体としてクリーム基材の添加まで維持することである。 このことは市販のスケールで使用されている方法である。 ゲラン溶液を水和することも可能であり,かつゲラン溶液のトップに加熱クリーム基材成分を添加することも可能である。

    【0033】以下の実施例1ないし24は独立した形の飲物として消費することが出来るアルコール性クリームの処方を示している。 全ての処方によるアルコール性クリームは冷たいおよび熱い飲物の上に浮かせる優れた能力を持っており,かつ熱い飲物の上で融解しない。 全てのアルコール性クリーム処方は周囲温度および45℃両者で良好な長期間安定性を持ている。 今日迄に行われた実験から,熱い飲物の上に注がれた時には,これが80
    ℃より低い温度を有する飲物であり,ある種の処方は表面上で厚いゲル化した層外観をなしている様に見える。
    適度な追加のタンパク質成分を選ぶことによってこのことが減少していることが見いだされた。 多週間のアルコール性クリームの熟成も厚いゲル化層を減少させた。 実施例1ー24では,使用した脂肪はクリームの中で見いだされたミルク脂肪から得られた脂肪である。 ただし他の脂肪も使用可能である。

    【0034】実施例1ー4 最初の試験は乳化タンパク質としてカゼイン酸ナトリウムを使って行われた。 その試験は以下に示すように脂肪およびカゼイン酸ナトリウムの多くの濃度で行われた。 実施例1 製造したアルコール性クリームは最終製品では25%の脂肪を持っていた。 3.22%のカゼイン酸カリウムおよび0.46%のステアリル2ラクチル酸ナトリウムが乳化剤として添加された。

    【0035】アルコール性クリームは15.3重量%のアルコールを含んでおり,この値は約18体積%に相当する。 目標とするアルコール濃度は17体積%であり,
    余分のアルコールはパイロットスケールプラントを使用するときに起こるアルコールのロスを考慮するために添加する。

    【0036】均一化は2000psiで行い,16℃までの冷却をその均一化後に撹拌ジャケット付きタンクで行う。 熟成中のゲル化を防止するために,0.2%のクエン酸ナトリウムを冷却後に添加した。

    この製品は熱いおよび冷たい飲物の上で浮く優れた性能,周囲温度および45℃両者で長期間の良い安定性を示した。 実施例2 このアルコール性クリームは最終製品内では30%の脂肪を含んでいた。 実施例1と同じように乳化剤とアルコールを1.6%に低下したカゼイン酸ナトリウムの濃度で使用した。

    【0037】均一化は2000psiで行い,その均一化後に製品を撹拌ジャケット付きタンクで13℃にまで冷却した。

    この製品は熱いおよび冷たい飲物の上で浮く優れた性能,周囲温度および45℃両者で長期間の良い安定性を示した。 実施例3 このアルコール性クリームは最終製品内で22%の脂肪を含んでいた。 実施例1と同様に乳化剤を1%に低下したカゼイン酸ナトリウムの濃度で使用した。

    【0038】均一化は2000psiで行い,その均一化後に製品を撹拌ジャケット付きタンクで12℃にまで冷却した。 これまでの実施例と同じように,0.2%のクエン酸ナトリウムを製造後に添加した。

    この製品は熱いおよび冷たい飲物の上で浮く優れた性能,周囲温度および45℃両者で長期間の良い安定性を示した。 実施例4 このアルコール性クリームは最終製品内で22%の脂肪を含んでいた。 実施例1と同様に乳化剤を0.5%に低下したカゼイン酸ナトリウムの濃度で使用した。 均一化は2000psiで行い,その均一化の後に製品を撹拌ジャケット付きタンクで12℃にまで冷却した。

    【0039】これまでの実施例と同様に0.2%のクエン酸ナトリウムを製造後に添加した。

    この製品は熱いおよび冷たい飲物の上で浮く優れた性能,周囲温度および45℃両者で長期間の良い安定性を示した。 蛋白質の乳化剤としてカゼイン酸ナトリウムの代わりにホエータンパク質を以下の3実施例は使用した。 ホエータンパク質と脂肪の濃度を変えて使用した。


    ホエータンパク質は77%のタンパク質濃縮物である。

    【0040】全ての場合にアルコールは実施例1と同様である。 これらの実験においてはクエン酸ナトリウムを同じ濃度で,均一化の前に添加した。 実施例5 このアルコール性クリームは最終製品内で22%の脂肪を含んでいた。

    【0041】均一化の圧力を2500psiで行った。
    撹拌ジャケット付きタンクで12℃に冷却した。

    実施例6 このアルコール性クリームは最終製品内で22%の脂肪を含んでいた。

    【0042】均一化の圧力を2500psiで行った。
    撹拌ジャケット付きタンクで11℃に冷却した。

    実施例7 このアルコール性クリームは最終製品内で30%の脂肪を含んでいた。

    【0043】均一化の圧力を2500psiで行った。
    撹拌ジャケット付きタンクで13℃に冷却した。

    各実施例5,6,7は熱いおよび冷たい飲物の上で浮く優れた性能,45℃で長期間の良い安定性を示した。 実施例5,6は周囲温度で長期間の良い安定性を示した。


    しかし,実施例7は4週間後に周囲温度で熟成厚化の徴候を示した。 実施例8 このアルコール性クリームは30%の脂肪を含み,ホエータンパク質0.5%とタンパク質乳化剤として0.5


    %のカゼイン酸ナトリウムを使用して作製した。

    【0044】均一化の圧力を2500psiで行った。
    撹拌ジャケット付きタンクの中で14℃に冷却した。

    この製品は熱いおよび冷たい飲物の上で浮く優れた性能,45℃で長期間の良い安定性を示した。 実施例9 このアルコール性クリームは22%の脂肪を含み,ホエータンパク質を1%の水和ゼラチンに置き換えた。 均一化の圧力を2500psiで行い,撹拌ジャケット付きタンク中で11℃に冷却した。 この製品は熱いおよび冷たい飲物の上で浮く優れた性能,周囲温度および45℃両者で長期間の良い安定性を示した。 実施例10,11,12 ホエータンパク質を1.5%と3%のミルクタンパク質単離物および4%のスキムミルク粉末で置換することによって安定な製品を製造した。

    【0045】スキムミルク粉末試料は熱い飲物の上に浮遊層を提供したが,美味でないことが明らかになった。
    ミルクタンパク質単離物によって得られた試料は熱い飲物上で良好な浮遊層を生じた。 実施例13 アルコール性クリームを30%脂肪で,ただしタンパク質乳化剤を添加せずに製造した。 試料は第1段階で25
    00psi,第2段階で500psiで均一化した。 試料はその後に撹拌ジャケット付きタンク内で冷却した。

    冷却中に,この製品はやや撹拌状態の徴候を示し,このことは乳化が不安定であることを示している。 実施例14 この製品を最終製品中に22%の脂肪で製造した。 タンパク源としてのカゼイン酸カリウムの使用をこの実施例で検討した。 この製品は熱いおよび冷たい飲物の上で浮く優れた性能,周囲温度および45℃両者で長期間の良い安定性を示した。 実施例15 最終製品中のより高い脂肪濃度に関連してタンパク質源としてのカゼイン酸カリウムの使用をこの実施例で検討した。 この製品を最終製品中に30%の脂肪で製造した。 均一化圧力は3000psi。 高せん断摩擦表面熱交換器を使って2℃に冷却した。 この製品は熱いおよび冷たい飲物の上で浮く優れた性能,周囲温度および45℃両者で長期間の良い安定性を示した。 冷却中により低い温度と上昇させたせん断に達するために熱交換器を使用してより平滑な最終製品が得られた。 実施例16 この製品を最終製品中に30%の脂肪で製造した。 タンパク質源としてカゼイン酸カリウムを再び使用し,この場合に使用した乳化剤はグリセロールモノステアレート(GMS)である。

    【0046】製品を3000psiで均一化し,摩擦表面熱交換器の中で0℃に冷却した。

    実施例17 この製品は還元脂肪を含有した。 10%より少ない脂肪濃度でクリーム味製品を製造することも可能である。 試料を第1段階で4000psiで,第2段階で500p


    siで均一化し,試料をその後に高いせん断摩擦表面熱交換器によって3℃に冷却した。 実施例18 アルコール性クリームを25%の脂肪で,1%のカゼイン酸カリウムを使って,ただし低分子量界面活性剤を使わずに製造した。 試料を第1段階で4000psiで,


    第2段階で500psiで均一化し,試料をその後に高い摩擦表面熱交換器によって3℃に冷却した。 成 分 全量w/w% ゲル化溶液 8.00 クリーム(50%脂肪) 50.00(脂肪25%まで) カゼイン酸カリウム 1.00 アルコール(96%) 15.13(全アルコール18%まで) 果糖 2.00 クエンナ酸ナトリウム 0.20 水 23.67 −−−−−−− 100.00 実施例19 25%アルコール性クリームの製造にはこの実施例は中性酒精以外の酒精の使用を示しており,この例では特有のウイスキー香味を有するアルコール性クリームを製造するために,ウイスキーを使用した。 この処方は熱いおよび冷たい飲物の上で浮く安定したクリームトッピングを製造した。 ブランデー,ジン,ラムの様な他の酒精および香味液体を使った製品も製造した。 実施例20 この実施例は改善した感覚受容器性質を有するクリームリキュールを製造する流体ゲル系の使用を示している。


    45%の脂肪を有するクリームを使用して,この実施例を最終製品中に脂肪20%を有して製造した。 この製品は安定しており,この脂肪濃度での通常のクリームリキュールの粘性の2倍よりも大きな粘性を持っていた。 同様の試験はこの最終製品の中で14%と22%の間の種々の脂肪濃度で行われた。 実施例21 アルコール性クリームをゲル化剤として寒天を使用して製造した。 試料を第1段階で4000psiで,第2段階で500psiで均一化し,試料をその後に高せん断摩擦表面熱交換器によって2℃に冷却した。 パート1 重量% 最終製品中の% 寒天 3.125 0.25 水 96.875 7.75 −−−−−−−ー −−−−−− 100.0 8.00 成 分 全量w/w% ゲル化溶液 8.00 クリーム(50%脂肪) 50.00(脂肪25%まで) SSL 0.5 カゼイン酸カリウム 0.5 アルコール(96体積%) 15.13(全アルコール18%まで) 果糖 2.00 クエンナ酸ナトリウム 0.2 水 23.67 −−−−−−− 100.00 実施例22 カラゲーナンをゲル化剤として使用して製品を製造した。 試料を第1段階で4000psiで,第2段階で5


    00psiで均一化し,試料をその後に高せん断摩擦表面熱交換器中で2℃に冷却した。 パート1 重量% 最終製品中の% カラゲーナン 6.25 0.1 水 93.75 7.5 −−−−−−−− −−−−−− 100.0 8.0 成 分 全量w/w% ゲル化溶液 8.00 クリーム(50%脂肪) 50.00(脂肪25%まで) SSL 0.50 カゼイン酸カリウム 0.50 アルコール(96体積%) 15.13 果糖 2.00 クエン酸ナトリウム 0.2 水 23.67 −−−−−−− 100.00 実施例23 製品は最終製品中で脂肪22%を含有した。 2500p


    siの均一化圧力。 撹拌ジャケット付きタンク中で11


    ℃に冷却した。 アルコール性クリームは以下を含むグループから選択した追加の液体を50:50の比に混合した, リキュール その他のアルコール性およびノンーアルコール性の飲物 追加の液体のpHは5.2ー5.3の範囲内にあり,香味付きクリームリキュールまたはカクテルを製造するためにグラスに注いだ。 pH範囲は5.0ないし5.5の間に拡大することもできるが,前者の範囲の方が好ましい。 アルコール性クリームは撹拌棒で混合しながら,カクテルシェーカーの中でシェークしながら,ブレンダーを使用しながら,普通の混合ヘッドに注ぐ2分割瓶を使って追加の液体とブレンドし,これによって注入した時にグラス中に均一な混合製品を得た。 実施例24 この実施例はクリームトッピングの市販サイズのバッチの製造を記載している。 そのバッチサイズは2000k


    gであった。 ゲル化溶液を製造し,残り成分への添加前に80℃の熱溶液として維持した。 成分の残りを第2のタンクに加え60℃に加熱した。 この混合物を3500psiで一度で均一化した。 熱いゲラン溶液を添加し,混合物を3500psiで2回目に均一化する前に,全ての成分を混合した。 混合物はその後に摩擦表面熱交換器中で8℃に冷却した。

    【0047】製造方法は熱いおよび冷たい飲物両者の上でうまく浮遊する安定したクリームトッピングを製造した。 実施例25 クリームリキュールの粘度を感覚受容器の品質を比較する手段として測定した。 粘度はクリームトッピングおよびクリームリキュールの感覚受容器の品質の良い尺度であり,その理由はゲルマトリックスが提供する粘度の増加が一般的には実際のクリームの印象に似た脂肪含有量の印象を与えるからである。 粘度はブルックフィールド(Broofield)デジタル粘度計LVTDVIを使用して少量試料アダプターとno. 18スピンドルで測定した。 水温を20℃±0.05℃に維持するために循環型ウオーターバスを使用した。 粘度計を25℃で標準粘度溶液30センチポアズを使用して毎月校正した。

    【0048】試料粘度を粘度計で3分後に読みとった。 試 料 粘 度(製造1日後) 標準クリームリキュール 30cpsクリームトッピングー25%脂肪 100cps 実施例24によるウイスキー香味付きトッピングー25%脂肪 90cps 実施例19によるブランデー香味付きトッピングー25%脂肪 90cps 実施例19による贅沢なクリームリキュールー14%脂肪 100cps 実施例20による贅沢なクリームリキュールー20%脂肪 180cps 実施例20による贅沢なクリームリキュールー18%脂肪 150cps 実施例20による贅沢なクリームリキュールー16%脂肪 120cps 実施例20によるこの方法を使って製造したクリームトッピングとクリームリキュールの両者は標準粘度リキュールの粘度よりも遥かに高い粘度を有していることが認められる。 このことはこの方法を使用して製造したゲルの構造による。

    【0049】贅沢なクリームリキュールはクリームトッピングよりも高い粘度をを持っている。 このことは粘度を増加させる贅沢なクリームリキュール中の砂糖の存在による。 実施例26 この試料はアルコール性クリームに行った安定性テストを示している。 このテストは6週間かかって行う。 1 試料を45℃に保管する。 2 毎週1度試料を肉眼で a) 乳化液の分離,すなわち試料の底で二つの明瞭な層または澄明液への分離 b) クリーム化 すなわち瓶の表面での脂肪層 c) ゲル化 瓶の表面での厚化層 のサインのために観察試験する。 本発明によるアルコール性クリームならびに独立した形の製品であるアルコール性クリームは他の製品の添加物または構成成分として使用することもできる。 その固有の特性が,例えば,他の製品の中に組み込まれた時に,その高いアルコール性濃度が極めて有用だからである。

    【0050】明細書では用語「含む,含んだ,含めた」
    またはこれらの変形,用語「包含する,包含した,包含させた」またはこれらの変形は完全に相互に交換可能であり,これら全ては可能な限り最も広い解釈を,その逆をも与える。

    【0051】本発明はこれまでに記載した実施態様に限定されるものではなく,特許請求の範囲内でその構造と詳細の変更をしても良い。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 7識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12G 3/04 A23L 1/04 (72)発明者 マイケル・ローレンス・マーフィー アイルランド国カウンティ・コーク,キル ワース,バーリデロウン (72)発明者 ティモシア・ミリアム・マーフィー アイルランド国カウンティ・コーク,ファ ーモイ,ダンタヒーン・ロード,ノースビ ュー

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