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Information processing device, information processing system, and information processing program

申请号 JP2013006691 申请日 2013-01-17 公开(公告)号 JP2014137750A 公开(公告)日 2014-07-28
申请人 Hitachi Solutions Ltd; 株式会社日立ソリューションズ; 发明人 UEDA HIROSHI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To combine an aerial photograph such as satellite image or aviation photograph, with track data of a moving body, and facilitate reference to respective pieces of information on the aerial photograph and the moving body.SOLUTION: An information processing device comprises: a moving body track database which stores track data for each moving body ID; an aerial photograph database which stores aerial photograph data including an aerial photograph scene ID, a photograph time, and a photograph target range; a moving body identification processing unit which searches the moving body track database to identify an ID of a moving body locating within or near the photograph target range of the aerial photograph scene before and after the photograph time of the aerial photograph scene; a moving body cutout processing unit which searches the moving body track database for the identified moving body ID, and cuts out a moving body track data range to be associated with the aerial photograph scene before and after the photograph time for generating scene track data; and a scene corresponding moving body database which stores the scene track data in association with a combination of the moving body ID and the aerial photograph scene ID for identifying an aerial photograph scene of each scene in the aerial photograph.
权利要求
  • 移動体IDと、前記移動体ID毎の軌跡データと、を有する移動体軌跡データを格納する移動体軌跡データベースと、空中写真シーンIDと、撮影日時と、撮影対象範囲と、を有する空中写真データを格納する空中写真データベースと、関連付けされる情報処理装置であって、
    前記移動体軌跡データベース内を検索し、前記空中写真シーンの撮影日時前後において前記空中写真シーンの撮影対象範囲内又はその周辺に位置する移動体IDを特定する移動体特定処理部と、
    前記移動体特定処理部により特定された移動体IDに対して、前記移動体軌跡データベースを検索し、撮影日時前後における前記移動体軌跡データから前記空中写真シーンに対して紐付ける移動体軌跡データ範囲を切り出してシーン内軌跡データを生成する移動体軌跡切出処理部と、
    前記移動体IDと前記空中写真内の各シーンの空中写真シーンを特定する空中写真シーンIDとの組に対して、前記シーン内軌跡データを紐付けて格納する、シーン対応移動体データベースとを有することを特徴とする情報処理装置。
  • 前記移動体IDと前記空中写真の各シーンの空中写真シーンIDとの組に対して、前記移動体の属性情報を付与する移動体属性付与処理部を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  • 前記空中写真データベースは、前記空中写真シーンIDと前記空中写真の属性情報とを有し、前記移動体属性付与処理部が付与する前記属性情報は、前記紐付けの際に、前記移動体軌跡データベース又は前記空中写真データベースのうちの少なくともいずれか一方から導かれる属性情報であることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  • 前記移動体軌跡切出処理部は、
    さらに、前記空中写真シーンID毎に、前記移動体の軌跡データを、前記空中写真を撮影した日時の前後及び撮影対象範囲に絞って前記シーン対応移動体データベースに格納するデータを切り出すことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  • さらに、
    前記移動体の推定位置周辺の前記空中写真シーン画像を前記空中画像から切り出し、チップ画像ファイルとして前記シーン対応移動体データベース内に格納するチップ画像切出処理部を有することを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  • 前記移動体の軌跡データを、時刻間において補間処理する補間処理部を有することを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  • さらに、
    前記シーン対応移動体データベースから取り出した前記軌跡データを、前記空中写真データベースから取り出した空中写真の画像に重畳する重畳ファイルを生成する移動体軌跡重畳部を有することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  • 請求項7に記載の情報処理装置と、前記重畳ファイルに基づく表示を行う表示部を有する重畳ファイル表示端末と、を有する情報処理システムであって、
    前記移動体軌跡重畳部で重畳された重畳ファイルに基づいて前記表示部に表示させた状態で、前記表示部に表示された前記移動体又はその軌跡に対する前記重畳ファイル表示端末におけるポイント操作の検出に応じて、前記重畳ファイル又は前記シーン対応移動体データベースにアクセスし、前記ポイント操作された位置に基づいて特定された移動体の属性情報を前記移動体又は軌跡に対応付けて表示させる表示制御を行うことを特徴とする情報処理システム。
  • 請求項7に記載の情報処理装置と、前記重畳ファイルに基づく表示を行う表示部を有する重畳ファイル表示端末と、を有する情報処理システムであって、
    前記移動体軌跡重畳部で重畳された重畳ファイルに基づいて前記表示部に表示させた状態で、入力された検索キーに応じて、前記重畳ファイル又は前記シーン対応移動体データベースにアクセスし、得られた属性情報を、移動体又は軌跡に対応付けて表示させる表示制御を行うことを特徴とする情報処理システム。
  • 請求項7に記載の情報処理装置と、前記重畳ファイルに基づく表示を行う表示部を有する重畳ファイル表示端末と、を有する情報処理システムであって、
    前記移動体軌跡重畳部で重畳された重畳ファイルに基づいて前記表示部に表示させた状態で、入力された検索キーに応じて、前記重畳ファイル又は前記シーン対応移動体データベースにアクセスし、得られた移動体又は軌跡データの取得、返送処理に応じて得られた部分の移動体又は軌跡の表示を変更する表示制御を行うことを特徴とする情報処理システム。
  • 請求項7に記載の情報処理装置と、空中写真を検索する空中写真検索端末とを有し、前記空中写真検索端末からの移動体IDと関心対象期間との検索条件の入力に応じて、前記シーン対応移動体データベースのデータを前記検索条件により絞り込み、指定した移動体IDを有する移動体が写っている空中写真を取得、返送する処理に応じて得られた空中写真の表示を行うことを特徴とする情報処理システム。
  • 前記シーン対応移動体データベースは、関心対象の移動体の軌跡データの方位又は速度を有しており、前記空中写真検索端末は、前記関心対象の移動体の軌跡データの方位又は速度に基づいて、空中写真を検索することを特徴とする請求項11に記載の情報処理システム。
  • 請求項7に記載の情報処理装置と、空中写真を検索する空中写真検索端末とを有し、
    前記シーン対応移動体データベースは、関心対象の移動体に雲がかかっている可能性の被雲蓋然性データを有しており、前記被雲蓋然性データに基づいて、検索する空中写真を絞り込むことを特徴とする情報処理システム。
  • 請求項7に記載の情報処理装置と、空中写真を検索する空中写真検索端末と、を有し、
    前記空中写真検索端末は、関心対象移動体が別の特定移動体又は特定の場所と同シーンに写っている空中写真を特定する手段を有することを特徴とする情報処理システム。
  • 移動体IDと、前記移動体ID毎の軌跡データと、を有する移動体軌跡データを格納する移動体軌跡データベースと、空中写真シーンIDと、撮影日時と、撮影対象範囲と、を有する空中写真データを格納する空中写真データベースと、関連付けする情報処理プログラムであって、
    前記移動体軌跡データベース内を検索し、前記空中写真シーンの撮影日時前後において前記空中写真シーンの撮影対象範囲内又はその周辺に位置する移動体IDを特定する移動体特定処理と、
    前記移動体特定処理部により特定された移動体IDに対して、前記移動体軌跡データベースを検索し、撮影日時前後における前記移動体の軌跡データから前記空中写真シーンに対して紐付ける移動体軌跡データ範囲を切り出してシーン内軌跡データを生成する移動体切出処理と、
    前記移動体IDと前記空中写真内の各シーンの空中写真シーンを特定する空中写真シーンIDとの組に対して、前記シーン内軌跡データを紐付けて対応付け、シーン対応移動体データベースに格納する処理とをコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
  • 说明书全文

    本発明は、情報処理技術に関し、衛星画像・航空写真等の空中写真に、人・車両・船舶・航空機等の移動体の軌跡データを組み合わせることにより、相互の情報の参照を支援するための情報処理技術に関する。

    空中から地上を撮影する空中写真データとして、従来からの航空写真に加えて、近年は分解能が50cm程度などの高分解能衛星画像が比較的安価に入手できるようになってきた。 これらの衛星画像などの空中写真は、対象関心領域におけるある特定の日時の画像をシーンとして撮影したものである。
    また、GPS(Global Positioning System)の受信機能を装備した可搬機器の高性能化・小型化・低価格化に伴い、人・車両・船舶・航空機等の移動体の軌跡データを得やすい環境が整ってきている。 例えば自動車のプローブデータや、船舶のAIS(Automatic Identification System=船舶自動識別装置)データがこれに相当する。
    尚、移動体軌跡を表示する技術の一例としては、以下の文献がある。

    特開2011−254289号公報

    従来、ある特定の空中写真シーンに写っている移動体を特定するためには、移動体の膨大な軌跡データの中から撮影時刻前後のデータを抜き出し、GIS(地理情報システム)ソフトウェア等を用いて手動で重ね合わせる必要があった。
    また、ある特定の移動体が写っている空中写真のシーンを特定するためには、時刻経過に従って刻々と変化する移動体の位置に応じて、検索対象とする地理的範囲や撮影期間を変えながら空中写真シーンの検索を繰り返す必要があった。
    本発明は、空中写真に写っている移動体の位置や属性情報の参照、移動体が写っている地点の空中写真の特定、等を容易にすることを目的とする。

    本発明の一観点によれば、移動体IDと、前記移動体ID毎の軌跡データと、を有する移動体軌跡データを格納する移動体軌跡データベースと、空中写真シーンIDと、撮影日時と、撮影対象範囲と、を有する空中写真データを格納する空中写真データベースと、関連付けされる情報処理装置であって、前記移動体軌跡データベース内を検索し、前記空中写真シーンの撮影日時前後において前記空中写真シーンの撮影対象範囲内又はその周辺に位置する移動体IDを特定する移動体特定処理部と、前記移動体特定処理部により特定された移動体IDに対して、前記移動体軌跡データベースを検索し、撮影日時前後における前記移動体軌跡データから前記空中写真シーンに対して紐付ける移動体軌跡データ範囲を切り出してシーン内軌跡データを生成する移動体切出処理部と、前記移動体IDと前記空中写真内の各シーンの空中写真シーンを特定する空中写真シーンIDとの組に対して、前記シーン内軌跡データを紐付けて格納する、シーン対応移動体データベースと、を有することを特徴とする情報処理装置が提供される。

    前記移動体IDと前記空中写真IDとの組に対して、前記シーン内移動体軌跡データを紐付けて格納する、シーン対応移動体データベースを予め用意しておくことで、空中写真に写っている移動体の特定等が容易にできる。
    前記移動体IDと前記空中写真の各シーンの空中写真シーンIDとの組に対して、前記移動体の属性情報を付与する移動体属性付与処理部とを有することを特徴とする。

    また、前記空中写真データベースは、前記空中写真シーンIDと前記空中写真の属性情報とを有し、前記移動体属性付与処理部が付与する前記属性情報は、前記紐付けの際に、前記移動体軌跡データベース又は前記空中写真データベースのうちの少なくともいずれか一方から導かれる属性情報であることを特徴とする。

    シーン対応移動体データベースを作成することで、空中写真に対し、当該空中写真の撮影時刻に、当該空中写真の対象撮影範囲に位置する移動体の属性を予め関連付けしておくことにより、前述の空中写真の特定を容易にかつ高速に行うことができる。

    前記移動体軌跡切り出し処理部は、さらに、前記空中写真シーンID毎に、前記移動体の軌跡データを、前記空中写真を撮影した日時の前後及び撮影対象範囲に絞って前記シーン対応移動体データベースに格納するデータを切り出すことを特徴とする。

    撮影した空中写真毎に、当該空中写真を撮影した日時の前後および撮影対象に絞って軌跡データを保持することで、シーン対応移動体データベースのデータ量を少なくすることができる。

    前記移動体軌跡データを、時刻間において補間処理を行う補間処理部を有することを特徴とする。 前記移動体軌跡データは、通常、時刻と位置とからなる点データの配列であるが、前記軌跡データを時刻間において補間処理を行うようにしても良い。
    この補間処理により、滑らかな軌跡形状を得ることができる。 また、特定の日時における位置などもより正確に推定することができる。

    さらに、前記移動体の推定位置周辺の前記空中写真シーン画像を前記空中画像から切り出し、チップ画像ファイルとして前記シーン対応移動体データベース内に格納するチップ画像切り出し処理部を有することを特徴とする。

    移動体が写っている空中写真から、移動体周辺の写真を切り出し、チップ画像として移動体と関連付けて保存しておくことにより、関心対象移動体の画像の参照を容易にし、例えば当該移動体の経年変化の特定や、他の空中写真における判読に役立てることができる。

    さらに、前記シーン対応移動体データベースから取り出した前記軌跡データを、前記空中写真データベースから取り出した空中写真の画像に重畳する重畳ファイルを生成する移動体軌跡重畳部を有することを特徴とする。

    本発明は、上記の情報処理装置と、前記重畳ファイルに基づく表示を行う表示部を有する重畳ファイル表示端末と、を有する情報処理システムであって、前記移動体軌跡重畳部で重畳された重畳ファイルに基づいて前記表示部に表示させた状態で、前記表示部に表示された前記移動体又はその軌跡に対する前記重畳ファイル表示端末におけるポイント操作の検出に応じて、前記重畳ファイルにアクセスし、前記ポイント操作された位置に基づいて特定された移動体の属性情報を前記移動体又は軌跡に対応付けて表示させる表示制御を行うことを特徴とする情報処理システムである。

    また、本発明は、上記に記載の情報処理装置と、前記重畳ファイルに基づく表示を行う表示部を有する重畳ファイル表示端末と、を有する情報処理システムであって、前記移動体軌跡重畳部で重畳された重畳ファイルに基づいて前記表示部に表示させた状態で、入された検索キーに応じて、前記重畳ファイルにアクセスし、得られた属性情報を、移動体又は軌跡に対応付けて表示させる表示制御を行うことを特徴とする情報処理システムである。

    また、本発明は、上記に記載の情報処理装置と、前記重畳ファイルに基づく表示を行う表示部を有する重畳ファイル表示端末と、を有する情報処理システムであって、前記移動体軌跡重畳部で重畳された重畳ファイルに基づいて前記表示部に表示させた状態で、入力された検索キーに応じて、前記重畳ファイルにアクセスし、得られた移動体又は軌跡データの取得、返送処理に応じて得られた部分の移動体又は軌跡の表示を変更する表示制御を行うことを特徴とする情報処理システムである。
    前記重畳ファイルにアクセスする代わりに、オンラインで前記シーン対応移動体データベースにアクセスしても良い。

    空中写真と軌跡データを重畳した形式での配布において、移動体や軌跡をマウスクリックまたはタップすることにより移動体の属性情報を参照したり、テキストを入力して属性情報を検索することにより該当移動体を強調表示したり、属性情報によって色分け等の表示区分を切り替えたりするユーザインタフェースを形成することができる。
    これにより、写真中に複数の移動体が存在する場合においても、検索条件に合致する方の移動体を示すことができる。

    また、本発明は、上記に記載の情報処理装置と、空中写真を検索する空中写真検索端末とを有し、前記空中写真検索端末からの移動体IDと関心対象期間との検索条件の入力に応じて、前記シーン対応移動体データベースのデータを前記検索条件により絞り込み、指定した移動体IDを有する移動体が写っている空中写真を取得、返送する処理に応じて得られた空中写真の表示を行うことを特徴とする。
    関心対象である移動体と、関心対象期間を指定することにより、当該移動体が写っている空中写真を、例えば全て特定することができる。

    前記シーン対応移動体データベースは、関心対象の移動体の軌跡データの方位又は速度を有しており、例えば、前記関心対象の移動体の軌跡データの方位又は速度に基づいて、空中写真を検索することを特徴とする。

    また、本発明は、上記に記載の情報処理装置と、空中写真を検索する空中写真検索端末とを有し、前記シーン対応移動体データベースは、関心対象の移動体に雲がかかっている可能性の被雲蓋然性データを有しており、前記被雲蓋然性データに基づいて、検索する空中写真を絞り込むことを特徴とする情報処理システムであっても良い。

    本発明は、上記に記載の情報処理装置と、空中写真を検索する空中写真検索端末とを有し、前記空中写真検索端末は、関心対象移動体が別の特定移動体又は特定の場所と同シーンに写っている空中写真を特定する手段を有することを特徴とする情報処理システムであっても良い。
    これにより、複数の移動体が映っている空中写真等を簡単に検索することができる。

    また、前記シーン対応移動体データベースにおいて、移動体が写っている空中写真から、移動体周辺の写真を切り出し、チップ画像として前記移動体と関連付けて保存しておくことを特徴とする。
    関心対象移動体の画像の参照を容易にし、例えば当該移動体の経年変化の特定や、他の空中写真における判読に役立てることができる。

    本発明は、移動体IDと、前記移動体ID毎の軌跡データと、を有する移動体軌跡データを格納する移動体軌跡データベースと、空中写真シーンIDと、撮影日時と、撮影対象範囲と、を有する空中写真データを格納する空中写真データベースと、関連付けされる情報処理プログラムであって、前記移動体軌跡データベース内を検索し、前記空中写真シーンの撮影日時前後において前記空中写真シーンの撮影対象範囲内又はその周辺に位置する移動体IDを特定する移動体特定処理と、前記移動体特定処理部により特定された移動体IDに対して、前記移動体軌跡データベースを検索し、撮影日時前後における前記移動体の軌跡データから前記空中写真シーンに対して紐付ける移動体軌跡データ範囲を切り出してシーン内軌跡データを生成する移動体切出処理と、前記移動体IDと前記空中写真内の各シーンの空中写真シーンを特定する空中写真シーンIDとの組に対して、前記シーン内軌跡データを紐付けて対応付けシーン対応移動体データベースに格納する処理と、をコンピュータに実行させるための情報処理プログラムである。

    本発明により、空中写真に写っている移動体の特定を簡単に行うことができる。
    また、移動体が写っている地点の空中写真や、移動体の属性情報の参照が容易にできる。
    さらに、特定の移動体が写っている可能性の高い空中写真のシーンを容易に特定できる。

    本発明の一実施の形態による情報処理システムの一構成例を示す機能ブロック図である。

    移動体軌跡DBの一構成例を示す図である。

    空中写真DBの一構成例を示す図である。

    空中写真に対して、移動体の軌跡を重畳した例を示す。

    シーン対応移動体DBのデータ構成例を示す図である

    本発明の第1の実施の形態による重畳ファイルの表示画面例を示す図である。

    本発明の第2の実施の形態による検索画面例を示す図である。

    準備処理装置における、シーン対応移動体DBのデータを作成するための準備処理の流れを示すフローチャート図である。

    属性情報の参照処理の流れの一例を示すフローチャート図である。

    属性に基づく移動体の表示処理の流れの一例を示すフローチャート図である。

    空中写真検索端末における処理の流れを示すフローチャート図である。

    以下、本発明の実施の形態による情報処理技術について、図面を参照しながら詳細に説明する。
    図1は、本実施の形態による情報処理システムの一構成例を示す機能ブロック図である。
    図1に示すように、本実施の形態による情報処理システムAは、通常は情報処理装置Bとネットワーク経由で接続されないシステムであり、移動体の軌跡データ、属性等を空中写真に重畳させるようにデータ構成された重畳ファイル108を表示する重畳ファイル表示端末107と、を有している。 情報処理装置Bは、移動体軌道情報を格納する移動体軌跡データベース(DB)101と、空中写真を格納する空中写真データベース(DB)102と、シーン対応移動体情報を格納するシーン対応移動体データベース(DB)103と、準備処理を行う準備処理装置(処理部)104と、移動体軌跡を空中写真に重畳する移動体軌跡重畳装置(重畳部)105と、空中写真を検索する空中写真検索装置(検索部)106と、空中写真を検索する空中写真検索端末109と、を有している。

    重畳ファイル表示端末107は、情報処理装置Bが出力・配布した重畳ファイル108により情報処理を行い、一般的には、情報処理装置Bとネットワーク経由で接続されない(オフライン利用される)が、重畳ファイル表示端末107が、情報処理装置Bとオンライン接続された形態で使用しても良い。 尚、情報処理装置B全体が、PC等の1つの装置のみで構成されていても良いし、別の装置などを含めてシステムとして構成されていても良い。 DBは、PC内の一般的なメモリ又はHDDであっても良く、ネットワーク経由のサーバ等であっても良い。 また、図1の全体を情報処理システムとしても良い。

    準備処理装置104は、移動体特定処理部104−1と、移動体軌跡切出処理部104−2と、移動体属性付与処理部104−3と、チップ画像切出処理部104−4と、を有する。 移動体軌跡重畳装置105は、移動体軌跡切出処理部105−1と、ファイル形式変換部105−2と、を有する。 空中写真検索装置106は、検索パラメータ生成部106−1と、検索結果出力部106−2と、を有する。

    最初に、準備処理として、準備処理装置104により、空中写真DB102に格納されている各空中写真シーンに対し、移動体軌跡DB101から当該空中写真に紐付けるべき移動体軌跡情報を取り出し、シーン対応移動体DB103に格納しておく。 この準備処理の具体的な方法については後述する。

    空中写真と移動体軌跡データとを重畳する際には、移動体軌跡重畳装置105により、シーン対応移動体DB103から取り出した軌跡データを、配布対象となる空中写真の範囲(シーンの一部となる場合が多い)に合わせてさらに切り出し、これを空中写真DB102から取り出した空中写真の画像および属性(メタ)データと合わせて、配布する重畳ファイル108として出力する。 重畳ファイル108のデータは、例えば、重畳ファイル表示端末107からの表示要求に基づいて、重畳ファイル表示端末107の表示部に表示させることができる。 ファイルをオンラインで利用する場合は、画像データ、軌跡データ、属性データをファイルに埋め込む代わりに、シーン対応移動体DBや空中写真DBへのリンクを埋め込むことにより、重畳ファイル表示端末が情報を表示する際に画像データ、軌跡データ、属性データをオンラインで取得させることもできる。
    空中写真検索端末109は、関心対象移動体や対象期間および追加の検索条件の入力に基づいて、関心対象である移動体が写っている空中写真を検索する。

    尚、追加の検索条件としては、空中写真の属性(例えば、シーン属性データとして、撮影条件、被雲蓋然性など)、移動体の属性(例えば、移動体属性データとして、移動体の撮影時の速度、移動体の目的地、出発地等)を指定することができる。 また、1枚の空中写真に複数の関心対象移動体が同時に写っている、等の複雑な条件を指定し空中写真を検索させることも可能である。 この場合に、移動体のID等を複数指定することで、複数の移動体が映っている空中写真を検索するなど検索対象を絞ることができる。

    空中写真検索装置106は、指定された検索条件を満たす検索パラメータ(SQL文等)を生成し、これを用いて空中写真DB102やシーン対応移動体DB103を検索し、その結果を整形して空中写真検索端末109に表示等させるデータを出力することができる。

    図2Aは、移動体軌跡DB101の一構成例を示す図である。 図2Aに示すように、移動体軌跡DB101は、移動体軌跡テーブル101aと、移動体属性テーブル101bとを有する。

    移動体軌跡テーブル101aは、例えば、移動体を固有に識別する移動体IDと、各移動体ID毎に、時刻tと、その時刻における移動体の位置データ(x、y)と、任意の属性としてその移動体の方位・速度データ(u,v)と、を有している。 ここで、x、yは、例えば緯度と経度等の2次元平面上の位置であり、tは移動体がそのポイントに位置する時刻である。

    移動体属性テーブル101bは、各移動体毎の属性データを保持し、例えば、移動体ID毎の、移動体の名称(船であれば船名)、移動体の種別(船であれば船種)、その他の移動体の特性(例えば、船であればその総トン数)などを有する。 移動体軌跡テーブル101aと移動体属性テーブル101bとは、移動体IDにより関連付けされている。 ここでは、移動体軌跡DB101内に2種類のテーブル101a・101bを有する例について説明したが、テーブルの種類や数はこの形態に限定されない。

    図2Bは、空中写真DB102の一構成例を示す図である。 図2Bに示すように、空中写真DB102は、空中写真毎に、空中写真を固有に識別する空中写真シーンIDと、その空中写真のシーンの撮影日時と、その空中写真のシーンの撮影対象範囲と、シーン属性データと、を有している。 シーン属性データは、例えば、空中写真を撮影したセンサ(衛星)と、センサの分解能と、その空中写真における被雲推定領域とを、を含んでいる。

    図2Aの移動体の軌跡データ(時刻と移動体位置データとからなる)は、一般的に時間的に連続する線データではなく点データとして与えられ、その点データ間の時刻間隔が長い場合などにおいては、補間処理を行う必要が生じる場合がある。 図2Cは、空中写真(P −P −P −P を頂点とする領域)に対して、移動体の軌跡を重畳した例を示す図である。 撮影時刻t において撮影された空中写真に示されている移動体の位置P 11 (x、y)が、軌跡データとして存在する4点(x 11 ,y 11 ,t 11 )、(x 12 ,y 12 ,t 12 )、(x 13 ,y 13 ,t 13 )、(x 14 ,y 14 ,t 14 )の4点を結ぶ軌跡上に示されている。

    撮影日時における移動体の位置をより正確に把握するためと、軌跡データを滑らかな形状で表示するために、移動体データを補間するための手法としては、それぞれの目的に求められる位置精度または形状の滑らかさに応じて、単純な折れ線やスプライン曲線などから選択することができる。 軌跡データの各点における方位や速度が与えられている場合は、エルミート曲線も選択肢となる。

    撮影日時t における移動体の位置をより正確に把握し、当該移動体が空中写真の範囲に含まれるか否かを判定するためには、準備処理装置104において補間処理を行うことが必要となる場合がある。 軌跡データを滑らかな形状にする目的のためには、移動体軌跡重畳装置105あるいは重畳ファイル表示端末107において軌跡データの補間処理を行ってもよい。 例えば、図2Cに示すように、×印で示される移動体の位置の時間依存の既知のデータから、撮影時間t (t 12 <t <t 13 )における移動体の位置P 11 (x,y)を補間処理により求めることができる。

    図6Aは、図1に示す準備処理装置104における、図3に示すシーン対応移動体DB103のデータを作成するための準備処理の流れを示すフローチャート図である。 適宜、図1及び図2A、図2Bを参照して説明する。

    まず、移動体特定処理部104−1が、図2Bの空中写真DB102の空中写真シーンIDで識別される空中写真の各シーンに対して、図2Aの移動体軌跡DB101内を検索し、当該空中写真シーンの撮影日時t 前後において当該空中写真シーンの撮影対象範囲(例: P −P −P −P )内又はその周辺に位置する移動体を検索する(ステップ201)。

    ここで、撮影日時前後とは、例えば、シーンの撮影日時をt とし、移動体の軌跡データ間隔の最大値をΔt maxとした場合、t −Δt max /2からt +Δt max /2までの間であり、当該シーンの撮影対象範囲周辺とは、例えば、移動体の最大速度をv maxとした場合、撮影対象範囲の周辺にv max・Δ t max /2の距離のバッファを加えた領域とすれば十分である。 これにより、移動体IDを検索することができる。

    次に、ステップ201で検索された各移動体に対して、移動体の軌跡データを図2Cに示すように前述の方法で補間して、当該シーンの撮影日時t における移動体の位置を推定する(ステップ202)。 これ以降の処理は、推定した位置が当該シーンの撮影対象領域外である移動体を除外し、推定した位置が当該シーンの撮影対象領域内となる移動体に対してのみ行っていく(ステップ203)。

    次に、移動体軌跡切出処理部104−2が、まず、撮影日時前後の移動体の軌跡データから当該シーンの撮影対象範囲に含まれるデータ範囲を切り出し、図3に示すように、シーン対応移動体DB103に格納する(ステップ204)。

    図3に示すように、シーン対応移動体DB103には、検索された移動体の移動体ID(図2A)と空中写真ID(空中写真シーンID)との組に対して、以下に示す項目が記憶される。

    移動体をシーンと結びつけることによって、すなわち、移動体IDと空中写真ID(空中写真シーンID)との組をキーとして、撮影された日時や位置(撮影時位置)に特有の属性データを抽出する。 例えば、軌跡データから撮影日時における移動体の方位(撮影時方位)や速度(撮影時速度)を推定したり、軌跡データを時間的に前後に辿ることによって、移動体が出発した地点(出発地)や出発日時、あるいは、到着した地点(目的地)や到着日時を推測したりすることもできる。

    移動体の出発地や目的地を、図2Aに示す軌跡データに基づいて推定することもできる。 また、空中写真毎に、空中写真を撮影した日時と撮影対象範囲とにより、シーン対応移動体DB103に保持する軌跡データを絞るようにすることで、記憶する軌跡データのデータ量を少なくすることができる。

    さらに、シーンと結び付けることによって新たに得られる属性情報、例えば、対応する空中写真から抽出した被雲推定領域(図2B)や、別途、気象データプロバイダ等から入手した同時刻の気象データとの重なりを評価することにより、当該移動体が空中写真上で目認可能か否かの蓋然性を指標として算出することもできる。 移動体属性付与処理部104−3は、これらの属性情報(付与属性)をシーン対応移動体DB103に格納する(ステップ205)。

    最後に、チップ画像切出処理部104−4が、移動体の推定位置周辺の空中写真シーン画像を空中画像から切り出し、チップ画像ファイル302としてシーン対応移動体DB103内に格納する(ステップ206)。 これにより、シーン対応移動体DB103内にデータを格納する準備処理が完了する。

    以上の準備処理が一旦完了すれば、移動体軌跡DB101(図2A)中の過去のデータは削除してもよい。 移動体軌跡データは、そのすべてを保持すると膨大なデータ量になる場合が多いため、不要な過去のデータを削除することにより、データ格納メディアを節約することができる。

    図3に示すシーン対応移動体DBのデータ構成例に示す図であるシーン対応移動体テーブル301は、移動体IDと空中写真シーンIDのペアをプライマリキーとするテーブルである。 シーン内軌跡データは、シーン対応移動体DBのテーブル内におけるblob(バイナリラージオブジェクト)データとして、あるいは、別テーブルとして、あるいは、ファイルとして格納する。 本実施の形態においては、チップ画像はJPEG等の画像ファイル302として保持しているが、同テーブルにblobデータとして格納しても良い。

    図3に示すように、シーン対応移動体DB103を予め構築しておくことで、空中写真シーンIDによって特定される空中写真に対し、当該空中写真の撮影時刻(図2B参照)に、当該空中写真の対象撮影範囲に位置する移動体(例えば移動体ID等)及び関連する属性(例えば、移動体出発時刻、空中写真における被雲蓋然性等)を予め関連付けしておくことにより、空中写真に写っている移動体の軌跡や移動体の被雲蓋然性等の属性情報を容易に参照したり、そのような属性を有する空中写真の特定を容易にかつ高速に行うことができる。

    図4は、重畳ファイル108を重畳ファイル表示端末107に表示させた表示画面例401を示す図である。 空中写真に移動体軌跡を重畳した重畳ファイルを出力・配布する移動体軌跡重畳装置105は、移動体軌跡切出処理部105−1と、ファイル形式変換部105−2と、を有している。

    移動体軌跡切出処理部105−1は、空中写真DB102とシーン対応移動体DB103とを参照して、図3のシーン対応移動体DB103内のデータから得たシーン内軌跡データが、空中写真シーンIDに基づいて図2Bの空中写真DB102から得た空中写真に重畳されている重畳ファイル108を生成する。
    図4では、2つの異なる移動体とその軌跡とが空中写真内に表示されている例が示されている。

    尚、重畳ファイル108は、ファイル形式変換部105−2により、GeoPDFやKML、HTML 5といった予めラスタとベクタを重畳した形式にすることにより、ユーザが高価なソフトウェアや難解な手順を使わずとも、Adobe ReaderやGoogle Earth(商標名)、ブラウザ等の無償で簡易な手段により情報を参照することが可能となる。

    重畳ファイル表示端末107において、空中写真の上に移動体の位置および軌跡データを重畳ファイル108に基づいて重畳して表示することにより、移動体が写っている地点の空中写真の参照が容易となる。

    また、移動体に関して、該当するアイコンの色や形状からその属性を知り、また、アイコンの向きにより移動方位を知ることができる。 移動体や軌跡をマウスクリック・タップすることにより、属性情報を参照することができ、また、逆に、テキストなどの属性情報等を検索データとして入力し、検索条件に合致する移動体を特定することで、例えば移動体を空中写真上で強調表示するような処理を行わせることも可能である。

    ユーザが、関心対象である移動体が写っている空中写真を検索する際には、空中写真検索装置109を用いて、関心対象移動体や対象期間および追加の検索条件を入力する。 追加の検索条件としては、空中写真の属性(例:撮影条件)、移動体の属性(例:撮影時の速度、目的地、被雲蓋然性等)が指定できる。 また、複数の関心対象移動体が同時に写っている、等の複雑な条件を指定させることも可能である。 空中写真検索装置106は、指定された検索条件を満たす検索パラメータ(SQL文等)を生成し、これを用いて空中写真データベースやシーン対応移動体データベースを検索し、その結果を整形して空中写真検索端末109経由でユーザに提示することができる。

    以下に、本発明の第1の実施の形態による情報処理であって、図2Bに示す空中写真DB102と図3に示すシーン対応移動体データ301とに基づいて、移動体の属性情報を参照したり、属性に基づく移動体を特定したりするための表示処理を行う処理例について示す。

    図6Bは属性情報の参照処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
    図6Bに示すように、処理が開始され(ステップS1)、ステップS2において、シーンにおける移動体又は軌跡のマウス又はカーソルなどによるポイント操作が検出されると(Yes)、ステップS3において、ステップS2で検出されたポイント位置に最も近い移動体又は軌跡を探し、ポイント操作された移動体IDを特定する。 次いで、ステップS4において、ステップS3で特定された移動体IDに基づいて、属性情報を抽出する。 次いで、ステップS5において、ステップS2で検出したポイント位置に対して、ステップS4で抽出した属性情報を、表示画面上に表示させる。 例えば、上記処理により、図4において、移動体IDに基づく船名(ここでは、クイーンエリザベス)や、例えば軌跡データに基づいて得られる目的地(シドニー)などを図4の画像にポップアップ表示させることができる。 このように、移動体軌跡重畳装置105で重畳された重畳ファイルに基づいて重畳ファイル表示端末107の表示部に空中写真を表示させた状態で、入力された検索キーに応じて、重畳ファイル等にアクセスし、得られた移動体又は軌跡データの取得、返送処理に応じて得られた部分の移動体又は軌跡の表示を変更する表示制御をすることもできる。 例えば、同じ移動体の異なる時間の軌跡データを求めて空中写真に重畳させるなどの処理に役立つ。

    これらの処理は、例えば、重畳ファイル表示端末107等の操作部による操作に応じて、移動体軌跡重畳装置105又は空中写真検索装置106などを介して、重畳ファイル108に基づいて、準備段階でシーン対応移動体DB103のデータから得られた図3における対応する属性情報等の取得、返送処理に応じて得られた属性情報等を、例えば、ポイント操作された移動体等の近くに図4の吹き出し(移動体名(船名)、目的地)のように表示する処理である。 重畳ファイル表示端末107において表示させた重畳ファイルに基づく情報取得に代えて、重畳ファイル表示端末107からオンライン上で情報処理装置Bにネットワーク接続し、情報処理装置Bのシーン対応移動体DB103にアクセスして属性情報等を取得するようにしても良い。

    移動体に関しては、図4の凡例に示したように、該当するアイコンの色や形状からその属性を、また、アイコンの向きにより移動方位を知ることもできる。 図3のデータを用いることで、移動体や軌跡をマウスクリック・タップすることにより、属性情報を参照することや、逆にテキストを入力して属性情報を検索して、該当する移動体を強調表示することも可能である。

    図6Cは、属性に基づいて、移動体や軌跡を特定する処理の一例を示すフローチャート図である。 図6Cに示すように、処理が開始され(ステップS11:Start)、図4の属性検索エリアに、属性、例えば、船名として「エリザベス」、で検索ボタンをオンされると(ステップS12でYES)、ステップS13で、属性情報検索を行い、ステップS14において、重畳ファイル表示端末107又は図3のシーン対応移動体データ301を検索して、合致する移動体IDを特定する。 ステップS15で、移動体IDに該当する移動体位置や軌跡を強調表示(船のマーク内に斜線等を施す等)する。 図4に示されるように、例えば2つの移動体のうちの一方を強調表示等により明示することができる。 以上により、処理を終了する(end;ステップS16)。

    これにより、1枚の空中写真中に複数の移動体が存在する場合においても、検索条件に合致する方の移動体をユーザに対して示すことができる。 その後に、図6Bの処理により、ポップアップ表示をさせるようにしても良い。

    次に、本発明の第2の実施の形態による情報処理であって、空中写真検索装置106における処理の流れを図7に示し、検索画面例を図5に示す。 図5及び図7に示すように、処理が開始され(ステップS21:Start)、関心対象である移動体のIDや検索対象期間追加等の検索条件を検索エリア502において入力操作が検出されると(ステップS22でYES)、検索された空中写真シーンの地理的位置が、対象期間中の移動体の軌跡と重畳して表示される(ステップS23)。 合わせて、それぞれの空中写真シーン中、撮影日時における移動体の推定位置も表示される(ステップS24:図5の符号501のエリア)。 さらに、別の表示領域には、ステップS25で取得した、それぞれの空中写真シーンに関する、より詳細な情報が表示される。 例えば、検索条件に合致する複数のチップ画像を表示することにより(図5のエリア503:ステップS26)、ユーザの画像選別をさらに支援することができる。 そして、処理を終了する(end:ステップS27)。

    また、複数の移動体が写っている空中写真を特定する場合には、複数の移動体IDに基づいて、空中写真シーンIDを特定し、該当する空中写真を抽出すれば良い。

    図5に示すように、表示エリア501における移動体のシーンIDと、表示エリア503における検索結果として示されるシーンID毎の、撮影時方位と、撮影日と、画像における被雲蓋然性(%)、とを、シーン別に表示させることができる。 これらの検索結果に基づいて検索結果として得られた選択肢(503)の中からいずれかのシーン(ID)を選択すれば、領域501に所望の空中写真を表示させることができる。

    本実施の形態によれば、検索条件に合致した空中写真画像の選別処理や詳細情報の参考処理等を支援することができる。
    上記の実施の形態において、添付図面に図示されている構成等については、これらに限定されるものではなく、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。 その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。

    例えば、方法の発明、プログラム発明、プログラムを格納する記憶媒体の発明等も含まれる。
    また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれるものである。

    本発明は、情報処理装置として利用可能である。

    101…移動体軌跡データベース(DB)、102…空中写真データベース(DB)、103…シーン対応移動体データベース(DB)、104…準備処理装置、105…移動体軌跡重畳装置、106…空中写真検索装置、107…重畳ファイル表示端末、108…重畳ファイル、109…空中写真検索端末、301…シーン対応移動体データ、302…チップ画像ファイル、401…表示画面例、501…空中写真検索結果地理的表示領域、502…空中写真検索条件入力領域、503…空中写真検索結果詳細情報表示領域。

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