Use in the resin-bound phosphonium salts and organic synthesis

申请号 JP51818196 申请日 1995-11-23 公开(公告)号 JPH10510854A 公开(公告)日 1998-10-20
申请人 スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー; 发明人 ヒューゲス,イアン;
摘要 (57)【要約】 本発明は固体支持体上での有機反応の実施、および特に固相合成用リンカーとしてのホスホニウム塩の使用に関する。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. A. 樹脂結合ホスホニウム塩を調製し、 B. ホスホニウム塩をその樹脂上で操作し、および C. 所望により、有機生成物をその樹脂から開裂してもよいことからなる、有機化合物の製法。 2. ホスホニウム塩が、式(I): [式中、 Rは樹脂であり; Xは対イオンであり; R 1はC 1-6アルキル、所望により置換されていてもよいフェニルまたはヘテロアリールであり; R 2は有機部分を意味する] で示される化合物である請求項1記載の方法。 3. R 1が置換ベンジル基である請求項1または2記載の方法。 4. ホスホニウム塩をその樹脂上で還元またはアシル化することで化学的に変形させる請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。 5. ホスホニウム塩を分子内または分子間ウィッティッヒ反応または加溶媒分解により化学的に変形させる請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。 6. ホスホニウム塩の固相合成用リンカーとしての使用。 7. ホスホニウム塩が請求項2に記載の式(I)の化合物である請求項6記載の使用。 8. 式(I): [式中、 Rは樹脂であり; Xは対イオンであり; R 1はC 1-6アルキル、所望により置換されていてもよいフェニルまたはヘテロアリールであり; R 2は有機部分を意味する] で示される化合物。 9. R 2がCHR 34 (ここにR3およびR 4は、同一または異なって、水素、 所望により置換されていてもよいC 1-6アルキル、所望により置換されていてもよいフェニルまたは所望により置換されていてもよいヘテロアリールを意味する]示される請求項8記載の化合物。 10.R 2が置換ベンジル基である請求項8記載の化合物。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 樹脂結合ホスホニウム塩およびその有機合成における使用 本発明は、固体支持体上で有機化学反応を実施すること、特に固相合成についてリンカーとしてのホスホニウム塩の使用に関する。 固相化学は当業界、特にペプチドおよびオリゴヌクレオチド合成の分野では周知である。 固相合成の利点としては、試薬を過剰に使用することにより反応を完全に行うことができること、後処理が容易なこと、ならびに合成工程の自動化が可能であることが挙げられる。 有機化合物を伝統的にはある種の開裂可能なリンカー基により固体支持体に付着させ、これを開裂すると結合地点で極性官能基、 例えばCO 2 H、OH、NH 2 、CONH 2またはCONHR基が残存する化合物が得られる。 最近、この方法を、単一化合物の自動化合成ならびに単一化合物(バリオマー類を含む)とコンビナトリアルライブラリーの自動化合成についての両方の非オリゴマー生成物の合成にまで広げる必要性が増加している。 しかし、固相法を、 固体支持体に結合する都合の良い部位で極性官能基を欠くことが多い非オリゴマー分子の合成に適用を拡張するためには、開裂によりアルキル、アルケニルまたはアリール部分をもたらす別の結合が必要とされる。 ホスホニウム塩が固相合成の結合剤として作用しうることが判明している。 特に、化合物を固体支持体にホスホニウム塩として付着させ、支持体上で化学的に変化させ、その後、種々の方法で支持体から開裂させて、例えば加分解、分子間ウィッティッヒ(Wittig)反応および分子内ウィッティッヒ反応の生成物を得る。 このように、第一の態様において、本発明は有機化合物の製法またはプロセスであって、 A. 樹脂結合ホスホニウム塩を調製し、 B. ホスホニウム塩をその樹脂上で操作し、および C. 所望により、その樹脂から有機生成物を開裂することからなる方法を提供する。 前記したように、該方法は化合物のコンビナトリアルライブラリー、すなわちそれぞれ共通の核構造を有する化合物の集合の迅速な合成に特に適している。 このように、単一の化合物の合成法ならびに化合物ライブラリーの同時合成法の使用は本発明の範囲内である。 当業者にとって、ホスホニウム塩が固相合成についてリンカー基として作用していることは明らかであろう。 別の態様において、本発明はしたがって固相合成についてのホスホニウム塩のリンカーとしての使用に関する。 「固相合成」なる語は、樹脂支持体上で行われる有機分子の合成を意味する。 好ましくは、ホスホニウム塩は式(I):

    [式中、 Rは樹脂であり; Xは対イオンであり; R

    1はC

    1-6アルキル、所望により置換されていてもよいフェニルまたはヘテロアリールであり; R

    2は有機部分を意味する] で示される化合物である。 適当な樹脂は、ビーズ、ペレット、ディスク、細管、中空糸、針、ソリッドファイバー、セルロースビーズ、多孔質ガラスビーズ、シリカゲル、所望によりジビニルベンゼンと架橋していてもよいポリスチレンビーズ、グラフト共重合したビーズ、ポリアクリルアミドビーズ、ラテックスビーズ、所望によりN,N'−ビスアクリロイルエチレンジアミンと架橋していてもよいジメチルアクリルアミドビーズ、疎水性ポリマーでコートしたガラス粒子などの当該分野にて周知の物質、 すなわち、硬質または半硬質表面の物質を包含する。 適当には、Xはハロゲンなどの対イオンである。 好ましくは、Xは臭素である。 適当には、R

    1はC

    1-6アルキル、所望により置換されていてもよいフェニルまたはヘテロアリールである。 好ましくは、R

    1は所望により置換されていてもよいフェニルである。 適当には、R

    2は有機部分、例えばCHR

    3

    4基(ここに、R

    3およびR

    4は、 同一または異なって、水素、所望により置換されていてもよいC

    1-6アルキル、 所望により置換されていてもよいフェニルまたは所望により置換されていてもよいヘテロアリールを意味する)である。 好ましくは、R

    2はベンジル基、より好ましくは置換ベンジル基である。 適当な置換基は、C

    1-6アルキル、C

    1-6アルコキシ、ハロゲン、アリールオキシ、ヒドロキシ、アルデヒド、酸、ニトロまたはアミノ基を包含する。 必要ならば、アミノなどの反応性基は標準的保護基を用いて保護できる。 適当な保護基およびその結合および除去法は、例えば、グリーン、ティー・ダブリュー(Greene TW)、「有機合成における保護基」('Prote ctive groups in organic synthesis'New York,Wiley(1981))に記載されている方法など、有機化学の分野で慣用的なものである。 式(I)の樹脂結合ホスホニウム塩は公知の方法を用いて、例えば市販の樹脂結合トリフェニルホスフィンまたはその臭化水素酸塩を、各々、ベンジルブロミドまたはアルコールで処理することにより調製できる[フォード(Ford)ら、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)1983、48 ,326参照]。 式(I)の樹脂結合ホスホニウム塩は、新規であり、本発明の別の態様をなすと考えられる。 式(I)のホスホニウム塩のリンカーとしての使用の重要な利点はこれらが支持された分子の合成に有用な広範囲に及ぶ反応条件に対して許容性であることである。 式(I)のホスホニウム塩を用いて行いうる化学反応は、支持反応および開裂反応を包含する。 「支持反応」なる語は、樹脂に結合したホスホニウム塩に対して化学反応が行われ、得られた生成物が支持体上に結合したままである反応を意味する。 生成物を所望により分離開裂段階で樹脂支持体から開裂させてもよい。 このような支持反応の例は、還元、アシル化および還元的アミノ化反応を包含する。 「開裂反応」なる語は、樹脂に結合したホスホニウム塩について化学反応が行われ、反応機構により樹脂から生成物が自動的に開裂する反応を意味する。 プロセスのBおよびC工程はしたがって一緒にできると考えられる。 このような反応の例は、塩基性条件下での加溶媒分解(例えば加水分解およびメタノール分解) 、分子間ウィッティッヒ反応および分子内ウィッティッヒ反応を包含する。 加溶媒分解およびウィッティッヒ開裂法からの副生成物は、トリフェニルホスフィンオキシドである。 支持体から所望の生成物を開裂すると、トリフェニルホスフィンオキシドは支持体に結合したままであるので、ポリマー結合ホスホニウム塩を支持化学反応の結合剤として使用することが特に有利である。 トリフェニルホスフィンオキシドは、通常、溶液中の通常の反応から除去するのは非常に困難であり、したがってこの化合物が反応生成物を汚染しないという事実は後処理工程を著しく容易にする。 本発明を以下の実施例により説明する。 説明1 ポリマー結合ホスホニウム塩の調製を説明する ポリマー結合(2−ニトロベンジル)トリフェニルホスホニウムブロミド(D 1) ポリマー結合トリフェニルホスフィン(負荷量3ミリ当量/g、15g、45 ミリ当量)をDMF(150ml)中に懸濁させた。 10分後、2−ニトロベンジルブロミド(18.8g、87ミリモル)およびクエン酸(0.5g)を添加し、混合物を室温で48時間攪拌した。 混合物を濾過し、ポリマーをトルエンおよびジクロロメタン(3回ずつ)、次にジクロロメタンおよびエーテル(3回ずつ)で洗浄し、真空下、60℃で乾燥して、標記化合物を得た(24.7g)。 分析:Br

    - 12.3%(負荷量=1.53ミリ当量/g) 説明2 ポリマー結合ホスホニウム塩の操作を説明する ポリマー結合(2−アミノベンジル)トリフェニルホスホニウムブロミド(D 2) ポリマー結合(2−ニトロベンジル)トリフェニルホスホニウムブロミド(D 1、24.5g、37.5ミリ当量)をエタノール(500ml)中に懸濁し、8 0℃に加熱した。 85%亜ジチオン酸ナトリウム(36.8g,180ミリモル)の水(120m中溶液を25分にわたって滴下した。混合物を80℃で45分間攪拌した。ポリマーのサンプルは、希NaOH/メタノールでの処理後にニトロ−イリドに対して正の証跡(ビーズの暗色化)を示した。さらに、水(30m l)中亜ジチオン酸ナトリウム(9g、45ミリモル)を15分にわたって添加し、加熱を30分間続けた。ポリマーのサンプルは負のニトロ−イリド証跡を示した。混合物を濾過し、ポリマーを水、水性エタノール、エタノールおよびエーテルでよく洗浄した。ポリマーをジオキサン(150ml)およびメタノール( 150ml)中に懸濁し、48%水性HBr(50ml)を滴下して処理した。 5時間攪拌後、混合物を濾過し、ポリマーを再びジオキサン、メタノールおよびHBrで前記のように処理した。ポリマーを濾過し、ジオキサン、メタノールおよびエーテルでよく洗浄し、真空下、60℃で乾燥して、標記化合物を得た(2 2.3g)。 説明3 ポリマー結合ホスホニウム塩の操作を説明する ポリマー結合(2−(4−メトキシベンゾイルアミノ)ベンジル)トリフェニルホスホニウムブロミド(D3) ポリマー結合(2−アミノベンジル)トリフェニルホスホニウムブロミド(D 2、2g)のジクロロメタン(30ml)中懸濁液をピリジン(1.0ml、1 2.4ミリモル)および4−メトキシベンゾイルクロリド(1.82g、10.6 ミリモル)で3時間室温で処理した。ポリマーをジクロロメタンでよく洗浄し、 少量のサンプルを4−ニトロベンズアルデヒドのメタノール性溶液で処理した。 ビーズは黄変し、未反応アミンが残存することがわかった。4−ニトロベンズアルデヒドでの処理でサンプルが変色しなくなったら、ポリマーを前記のような新しい試薬でさらに3時間処理した。ポリマーを濾過し、ジクロロメタンでよく洗浄し、真空下、70℃で乾燥して、標記化合物を得た(2.14g)。 説明4 ポリマー結合ホスホニウム塩の調製を説明する ポリマー結合(3−ホルミルベンジル)トリフェニルホスホニウムブロミド( D4) ポリマー結合トリフェニルホスフィン(負荷量3ミリ当量/g、2.7g、8. 1ミリ当量)をDMF(70ml)中に懸濁させ、3−ブロモメチルベンズアルデヒド(3.16g、16ミリモル)で処理し、70℃で24時間攪拌した。 混合物を濾過し、ポリマーを交互にトルエンおよびジクロロメタン(3回ずつ)、 ついでジクロロメタンおよびエーテル(3回ずつ)で洗浄し、真空下、60℃で乾燥して、標記化合物を得た(4.2g)。 分析:Br

    - 12.6%(負荷量=1.58ミリ当量/g) 説明5 ポリマー結合ホスホニウム塩の操作を説明する ポリマー結合{3−[N−(4−メトキシフェニル)アミノメチル]ベンジル}トリフェニルホスホニウムブロミド(D5) ポリマー結合(3−ホルミルベンジル)トリフェニルホスホニウムブロミド( D4、500mg、0.79ミリ当量)をジクロロメタン(30ml)中に懸濁し、モレキュラシーブス、p−アニシジン(246mg、2ミリモル)、および酢酸(0.17ml、3ミリモル)、続いてナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(636mg、3ミリモル)で処理した。 室温で5時間後、メタノール(1 0ml)を添加し、混合物を濾過した。 ポリマーをメタノールおよびジクロロメタンで洗浄し、乾燥して、標記化合物を得た(620mg)。 説明6 ポリマー結合ホスホニウム塩の操作を説明する ポリマー結合{3−[N−アセチル−N−(4−メトキシフェニル)アミノメチル]ベンジル}トリフェニルホスホニウムブロミド(D6) ポリマー結合{3−[N−(4−メトキシフェニル)アミノメチル]ベンジル}トリフェニルホスホニウムブロミド(D5、207mg、約0.26ミリ当量)をジクロロメタン(20ml)中に懸濁し、ピリジン(0.27ml、3.3ミリモル)およびアセチルクロリド(0.12ml、1.7ミリモル)で処理した。 室温で5時間後、混合物を濾過し、ポリマーをジクロロメタンで洗浄し、乾燥して、標記化合物を得、これを直接実施例5で用いた。 実施例1 メタノール分解によるポリマーからの開裂を説明する 4−メトキシ−N−o−トリルベンズアミド(E1) ポリマー結合(2−(4−メトキシベンゾイルアミノ)ベンジル)トリフェニルホフホニウムブロミド(D3)(500mg)のメタノール(15ml)中懸濁液を2.0Mナトリウムメトキシド(0.9ml、1.8ミリモル)で処理し、 還流下で4.5時間加熱した。 混合物を冷却し、多孔質珪藻土を通して濾過し、 ポリマーをジクロロメタンでよく洗浄した。 濾液を水(2×50ml)およびブライン(50ml)で洗浄し、乾燥し(Na

    2 SO

    4 )、真空下で蒸発させて、白色固体の標記化合物を得た(151mg)。 NMR:δ(CDCl

    3 )2.33(3H,s)、3.88(3H,s)、6.9 8(2H,d,J=8Hz)、7.10(1H,t,J=8Hz)、7.25(2 H,m)、7.60(1H,br m)、7.86(2H,J=8Hz)、7.9 6(1H,d,J=8Hz) 実施例2 分子内ウィッティッヒ反応によるポリマーからの開裂を説明する 2−(4−メトキシフェニル)インドール(E2) ポリマー結合(2−(4−メトキシベンゾイルアミノ)ベンジル)トリフェニルホフホニウムブロミド(D3)(500mg)のトルエン(25ml)およびDMF(5ml)中懸濁液を約5mlの蒸留物が集められるまで蒸留した。 t− ブトキシカリウム(134mg、1.2ミリモル)を添加し、混合物を還流下で45分間加熱した。 混合物を冷却し、2N HClで酸性化し、多孔質珪藻土を通して濾過し、ポリマーをジクロロメタンでよく洗浄した。 濾液を水(2×50 ml)およびブライン(50ml)で洗浄し、乾燥し(Na

    2 SO

    4 )、真空下で蒸発させて、標記化合物を得た(135mg)。 NMR:δ(CDCl

    3 )3.86(3H,s)、6.71(1H,d,3Hz )、6.98(2H,d,J=8Hz)、7.12(2H,m)、7.39(1H ,d,J=8Hz)、7.60(3H,d,J=8Hz)、8.25(1H,br s) 実施例3 分子間ウィッティッヒ反応によるポリマーからの開裂を説明する E−およびZ−4−メトキシ−N−{2−[2−(4−メトキシカルボニルフェニル)ビニル]フェニル}ベンズアミド(E3) ポリマー結合(2−(4−メトキシベンゾイルアミノ)ベンジル)トリフェニルホフホニウムブロミド(D3)(500mg)の乾燥メタノール(15ml) 中懸濁液を2.0M ナトリウムメトキシド(0.9ml、1.8ミリモル)で処理し、続いてすぐに4−ホルミル安息香酸メチル(295mg、1.8ミリモル)で処理した。 混合物を還流下で2時間加熱し、冷却し、氷酢酸(0.5ml) および(カルボキシメチル)トリメチルアンモニウムクロリドヒドラジド(45 2mg、2.7ミリモル)で処理し、室温で一夜攪拌した。 混合物を多孔質珪藻土を通して濾過し、ジクロロメタンでよく洗浄した。 濾液を水(3×50ml) およびブライン(50ml)で洗浄し、乾燥し(Na

    2 SO

    4 )、真空下で蒸発させて、淡黄色固体の標記化合物の幾何異性体の混合物を得た(247mg)。 NMR:δ(CDCl

    3 )3.85(3H,s,Z−異性体)、3.87(3H ,s,Z−異性体)、3.88(3H,s,E−異性体)、3.92(3H,s, E−異性体)、6.7−8.3[6.74(1H,d,J=12.8Hz,Z−異性体)、6.82(1H,d,J=12.8Hz,Z−異性体)、6.87(2H, d,J=8.5Hz,Z−異性体)、6.98(2H,d,J=8.5Hz,E− 異性体)、7.07(1H,d,J=15.8Hz,E−異性体)、7.22(1 H,d,J=15.8Hz,E−異性体)、7.52(2H,d,J=8.3Hz ,E+Z−異性体)、7.87(d,J=8.9Hz)、8.01(d,J=7.9 Hz)を含む多重線の複合体] 実施例4 分子間ウィッティッヒ反応によるポリマーからの開裂を説明する E−およびZ−N−(4−メトキシフェニル)−3−[(4−メトキシカルボニルフェニル)ビニル]ベンジルアミン(E4) ポリマー結合{3−[N−(4−メトキシフェニル)アミノメチル]ベンジル}トリフェニルホフホニウムブロミド(D5、約0.79ミリ当量)のメタノール(15ml)中懸濁液を2.0M ナトリウムメトキシド(1ml、2ミリモル) で処理し、続いて直ちに4−ホルミル安息香酸メチル(328mg、2ミリモル)で処理した。 混合物を還流下で2時間加熱し、冷却し、氷酢酸(0.5ml) および(カルボキシメチル)トリメチルアンモニウムクロリドヒドラジド(50 2mg、3ミリモル)で処理し、室温で一夜攪拌した。 混合物を多孔質珪藻土を通して濾過し、ジクロロメタンでよく洗浄した。 濾液を水(4×50ml)およびブライン(50ml)で洗浄し、乾燥し(Na

    2 SO

    4 )、真空下で蒸発させて、淡黄色固体の標記化合物のほぼ等モルの幾何異性体の混合物を得た(262m g、0.70ミリモル)。 NMR:δ(CDCl

    3 )3.75(6H,s)、3.91(3H,s)、3.9 3(3H,s)、4.18(2H,s)、4.32(2H,s)、6.5−6.8( 10H,m)、7.1−7.5(12H,m)、7.57(2H,d,J=8Hz )、7.87(2H,d,J=8Hz)、8.02(2H,d,J=8Hz) 実施例5 分子間ウィッティッヒ反応によるポリマーからの開裂を説明する E−およびZ−N−アセチル−N−(4−メトキシフェニル)−3−[(4− メトキシカルボニルフェニル)ビニル]ベンジルアミン(E5) ポリマー結合{3−[N−アセチル−N−(4−メトキシフェニル)アミノメチル]ベンジル}トリフェニルホフホニウムブロミド(D6、約0.26ミリ当量)のメタノール(15ml)中懸濁液を2.0M ナトリウムメトキシド(0. 33ml、0.66ミリモル)で処理し、続いて直ちに4−ホルミル安息香酸メチル(108mg、0.66ミリモル)で処理した。 混合物を還流下で2時間加熱し、冷却し、氷酢酸(0.25ml)およびアミノメチルポリスチレン(0.7 9ミリ当量/g、830mg、0.66ミリモル)で処理し、室温で90分間攪拌した。 混合物を多孔質珪藻土を通して濾過し、ジクロロメタンでよく洗浄した。 濾液を蒸発乾固させ、ジクロロメタン(30ml)および水(20ml)間で分配した。 有機相をブライン(30ml)で洗浄し、乾燥し(Na

    2 SO

    4 )、真空下で蒸発させて、透明油状の標記化合物のほぼ等モルの幾何異性体の混合物を得た(106mg、0.25ミリモル)。 NMR:δ(CDCl

    3 )1.82(3H,s)、1.89(3H,s)、3.8 0(3H,s)、3.81(3H,s)、3.89(3H,s)、3.93(3H ,s)、4.75(2H,s)、4.87(2H,s)、6.58(1H,d,J =12Hz)、6.66(1H,d,J=12Hz)、6.80−6.95(8H ,m、6.82(s)を含む)、7.05−7.30(10H,m)、7.40(2H ,m)、7.55(2H,d,J=8Hz)、7.85(2H,d,J=8Hz) 、8.02(2H,d,J=8Hz)

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 FI C07C 235/56 C07C 235/56 C07D 209/12 C07D 209/12

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