Composite material and method of manufacturing the same

申请号 JP2001391693 申请日 2001-12-25 公开(公告)号 JP2003191066A 公开(公告)日 2003-07-08
申请人 Yazaki Corp; 矢崎総業株式会社; 发明人 KAWAGUCHI KENICHI; KATSUMATA MAKOTO; KATO TATSUYA;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a composite material which is variation-free in the mechanical strength occurring in the dispersion state of an inorganic filler, and has the mechanical strength exceedingly higher than theretofore, and also to provide a method of manufacturing the same. SOLUTION: Inorganic hollow particles and at least either cloth or felt of inorganic fibers are respectively laminated in a laminar form and are housed into a casting mold, and a molten metal is poured under pressurization into the casing mold and then cooled, by which the composite material including continuously a first composite material layer 1 containing at least either the cloth or the felt of the inorganic fibers and a second composite material layer 2 containing the inorganic hollow particles in a metal matrix and forming a single body as a whole is obtained. COPYRIGHT: (C)2003,JPO
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 金属マトリックス中に、無機繊維のクロス及びフェルトの少なくとも一方を含む第1の複合材層と、無機中空粒子を含む第2の複合材層とが連続して存在し、全体として単一体を構成していることを特徴とする複合材。 【請求項2】 更に、前記金属マトリックスを形成する金属からなる層が、前記第1の複合材層または第2の複合材層に連続して存在していることを特徴とする請求項1記載の複合材。 【請求項3】 鋳型内に、無機中空粒子と、無機繊維のクロス及びフェルトの少なくとも一方とをそれぞれ層状に積層して収容し、前記鋳型中に金属融液を加圧しながら注入した後、冷却することを特徴とする複合材の製造方法。 【請求項4】 鋳型内に、所定深さとなるように金属融液を注入した後、前記金属融液の液面上に、無機中空粒子と、無機繊維のクロス及びフェルトの少なくとも一方とをそれぞれ層状に積層して収容し、次いで前記鋳型中に前記金属融液と同一の金属融液を加圧しながら注入した後、冷却することを特徴とする複合材の製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、金属をマトリックスとし、無機繊維のクロスまたはフェルトと、無機中空粒子とを含む複合材に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、材料の機械的強度の向上や軽量化などを目的として、金属マトリックスに無機繊維や無機中空粒子などの無機充填材を分散させた複合材が使用されている。 例えば、特開昭48−22327号公報や特公昭55−22182号公報には、中空ガラス質のシラスバルーンをアルミニウムなどの金属マトリックスに分散させた複合材が記載されている。 また、特開平1
    1−29831号公報には、セラミック中空粒子と無機繊維とセラミック粒子とを金属マトリックスに分散させた複合材が記載されている。 【0003】これらの複合材は、鋳型中に無機充填材を配置した後、金属融液を加圧しながら鋳型中に注入して製造するのが一般的であるが、このとき無機充填材と金属との比重差が大きいことから、無機充填材が金属融液中で浮き上がり、一方の面側に無機充填材が偏在した複合材となりすい。 また、無機充填材として無機中空粒子及び無機繊維の両方を含む複合材では、これらの間にも比重差があるために分散状態は更に悪くなる。 このような無機充填材の偏在により、複合材の部位によって機械的強度にバラツキが生じ、目的とする機械的強度を得る上での大きな障害となっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような状況に鑑みてなされたものであり、無機充填材の分散状態に起因する機械的強度のバラツキがなく、従来に比べて格段に高い機械的強度を有する複合材、並びにその製造方法を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明は、金属マトリックス中に、無機繊維のクロス及びフェルトの少なくとも一方を含む第1の複合材層と、無機中空粒子を含む第2の複合材層とが連続して存在し、全体として単一体を構成していることを特徴とする複合材を提供する。 【0006】同様の目的を達成するために、本発明は、
    上記において、更に、前記金属マトリックスを形成する金属からなる層が、前記第1の複合材層または第2の複合材層に連続して存在していることを特徴とする複合材を提供する。 【0007】また、同様の目的を達成するために、本発明は、鋳型内に、、無機中空粒子と、無機繊維のクロス及びフェルトの少なくとも一方とをそれぞれ層状に積層して収容し、前記鋳型中に金属融液を加圧しながら注入した後、冷却することを特徴とする複合材の製造方法を提供する。 【0008】更に、同様の目的を達成するために、本発明は、鋳型内に、所定深さとなるように金属融液を注入した後、前記金属融液の液面上に、無機中空粒子と、無機繊維のクロス及びフェルトの少なくとも一方とをそれぞれ層状に積層して収容し、次いで前記鋳型中に前記金属融液と同一の金属融液を加圧しながら注入した後、冷却することを特徴とする複合材の製造方法を提供する。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明に関して図面を参照して詳細に説明する。 【0010】(第1の実施形態)本発明の複合材は、図1に断面図で示すように、金属マトリックス中に、無機繊維のクロス及びフェルトの少なくとも一方を含む第1
    の複合材層1と、無機中空粒子を含む第2の複合材層2
    とが連続して存在し、全体として単一の複合材を構成している。 また、第1の複合材層1と第2の複合材層2との境界(図中、点線で示す)は、明確に区画されているわけではなく、無機繊維のクロス(又はフェルト)、無機中空粒子及び金属が混在している。 【0011】無機繊維の種類は特に制限されるものではなく、従来より金属との複合化に使用されているものを使用することができる。 例えば、アルミナ繊維、アルミナシリカ繊維、ムライト繊維、炭化ケイ素繊維、窒化ケイ素繊維、ホウ酸アルミニウム繊維、チタン酸カリウム繊維などの各種セラミック繊維、炭素繊維、ロックウールなどを目的や用途に応じて使用することができる。 また、これらの繊維からなるクロス、フェルトは、それぞれ単独で使用してもよいし、併用してもよい。 【0012】無機中空粒子の種類も特に制限されるものではなく、従来より金属との複合化に使用されているものを使用することができる。 例えば、アルミナやシリカ、ムライトなどからなる中空粒子、シラスバルーンなどを目的や用途に応じて使用することができる。 【0013】また、金属の種類も特に制限されるものではなく、アルミニウム、アルミニウム系合金、銅、銅系合金などを目的や用途に応じて適宜選択して使用することができる。 【0014】上記第1の複合材を製造するには、例えば図2に示す鋳造装置10を用いる。 この鋳造装置10
    は、鋳型11と、溶融坩堝12と、前記鋳型11及び溶融坩堝12を加熱するヒータ13とを主要部材として構成されている。 製造にあたり、先ず鋳型11の内部に無機中空粒子20を所定量充填し、その上に無機繊維クロス(又はフェルト)30を所定の厚さで載置する。 尚、
    無機繊維クロス(又はフェルト)30の厚さ及び無機中空粒子20の量は、複合材の軽量化の程度や機械的強度などを考慮して金属融液40の量との間で相対的に選択される。 【0015】次いで、鋳型11の上に溶融坩堝12を装着し、溶融坩堝12にマトリックスとなる金属塊を投入した後、ヒータ13で加熱して金属融液40とする。 その後、符号Fで示すように、金属融液40の液面を適当な加圧手段、例えば窒素ガスやアルゴンガスによるガス圧、あるいは油圧により押圧しながら金属融液40を鋳型11の内部に流し込む。 これにより、金属融液40は無機繊維クロス(又はフェルト)30及び無機中空粒子20の隙間に浸透して鋳型11の内部を満たす。 このとき、従来では、比重差から無機中空粒子20が金属融液40の中で浮き上がり、金属マトリックス中に均一に分散しないという問題があったが、本発明の複合材では無機繊維クロス(又はフェルト)30が無機中空粒子20
    の浮き上がりを抑えるため、得られる複合材の第2の複合材層2は、無機中空粒子20が均一に分散したものとなる。 その後、ヒータ13による加熱を停止して鋳型1
    1を冷却することにより、複合材が得られる。 【0016】(第2の実施形態)上記第1の実施形態において、第1の複合材層1及び第2の複合材層2は、それぞれ一層ずつである必要はなく、例えば図3に示すように、第1の複合材層1を2層とし、第2の複合材層2
    を挟んだ三層構造の複合材とすることもできる。 【0017】図3に示される複合材を製造するには、図2に示した鋳造装置10を用いて、鋳型11に無機繊維クロス(又はフェルト)30を敷き詰め、その上に無機中空粒子20を充填し、更にその上に無機繊維クロス(又はフェルト)30を載置して三層構造とし、鋳型1
    1に金属融液40を流し込めばよい。 【0018】(第3の実施形態)また、上記第1の実施形態において、更にマトリックスを形成する金属からなる層を設けることもできる。 即ち、例えば図4に示すように、第1の複合材層1及び第2の複合材層2に加えて、第2の複合材層2に連続して金属層3を設けた三層構造の複合材とすることもできる。 【0019】図4に示される複合材を製造するには、図2に示した鋳造装置10を用いて、鋳型11に金属融液40を所定の深さとなるように注入しておき、この金属融液40の液面上に無機中空粒子20を充填し、更にその上に無機繊維クロス(又はフェルト)30を載置して三層構造とし、鋳型11に金属融液40を流し込めばよい。 【0020】 【実施例】(実施例1及び比較例1)図2に示した鋳造装置を用い、鋳型中にムライトからなる中空粒子を充填し、その上にアルミナからなるクロスを載置し、アルミニウム合金融液を注入した後冷却して複合材Aを作製した。 また、比較のために、鋳型中に前記ムライトからなる中空粒子を同量充填し、アルミニウム合金融液を注入した後、冷却して複合材Bを作製した。 【0021】そして、得られた複合材A,Bについてその断面を観察したところ、複合材Aではほぼ図1に示したようなクロスを含む第1の複合材層と、中空粒子を含む第2の複合材層とが連続して存在しており、しかも第2の複合材層において、中空粒子が金属マトリクッス中にほぼ均一に分散していた。 これに対して複合材Bでは、中空粒子が一方の面側に偏在していた。 【0022】以上本発明に関して詳細に説明してきたが、本発明は上記に挙げた各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。 例えば、図3に示したような三層構造において、第1の複合材層1及び第2の複合材層をそれぞれ複数層とし、交互に積層してより多層の複合材とすることもできる。 同様に、図4に示したような金属層を含む複合材においても、より多層の構成とすることもできる。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
    無機充填材の分散状態に起因する機械的強度のバラツキがなく、従来に比べて格段に高い機械的強度を有する複合材を簡便な方法により製造することができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る複合材の第1の実施形態を示す断面図である。 【図2】本発明に係る複合材の製造に適した鋳造装置の一実施形態を示す概略断面図である。 【図3】本発明に係る複合材の第2の実施形態を示す断面図である。 【図4】本発明に係る複合材の第3の実施形態を示す断面図である。 【符号の説明】 1 第1の複合材層2 第2の複合材層3 金属層10 鋳造装置11 鋳型12 溶融坩堝13 ヒータ20 無機中空粒子30 無機繊維クロス(又はフェルト) 40 金属融液

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 達也 静岡県裾野市御宿1500 矢崎部品株式会社 内

    QQ群二维码
    意见反馈