Bbw type brake device

申请号 JP2009063076 申请日 2009-03-16 公开(公告)号 JP2010215069A 公开(公告)日 2010-09-30
申请人 Honda Motor Co Ltd; 本田技研工業株式会社; 发明人 MINOURA KIYOTAKA; HATANO KUNIMICHI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a brake device of a BBW (brake by wire) type capable of generating great brake fluid pressure without the need of a negative pressure booster, and achieving backup operation at the time of losing electric power. SOLUTION: As the push rod 30 of a master cylinder 11 is driven via the output rod 36 of an actuator 38, the great brake fluid pressure can be generated without the need of the negative pressure booster, in addition, when the actuator 38 gets out of order, a brake pedal 12 is operated exceeding a clearance between the pin 31 of the push rod 30 and the long hole 12a of the brake pedal 12, thereby operating the master cylinder 11 so as to back up the actuator 38 which is out of order. Further, due to the clearance between the pin 31 and the long hole 12a, the movement of the output rod 36 is prevented from being transmitted to the brake pedal 12 when the actuator 38 is operated regardless of the operation of the brake pedal 12 during automatic braking or regenerative braking. COPYRIGHT: (C)2010,JPO&INPIT
权利要求
  • 運転者により操作されるブレーキペダル(12)と、
    ブレーキ液圧を発生するマスタシリンダ(11)と、
    前記ブレーキペダル(12)の操作量に応じて、前記マスタシリンダ(11)のピストン(23A)を駆動部材(30,36)を介して駆動するアクチュエータ(38)と、
    前記駆動部材(30,36)および前記ブレーキペダル(12)をクリアランスを介して連結する連結手段(12a,31)とを備え、
    前記ブレーキペダル(12)が非制動位置から所定距離ストロークし、前記クリアランスが消滅したときに、該ブレーキペダル(12)が前記駆動部材(30,36)に連結されることを特徴とするブレーキ装置。
  • 前記連結手段は、前記ブレーキペダル(12)に形成した長孔(12a)と、前記長孔(12a)に摺動自在に嵌合して前記駆動部材(30)に固定されたピン(31)とで構成されることを特徴とする、請求項1に記載のブレーキ装置。
  • 前記駆動部材は、前記ピストン(23A)に接続されたプッシュロッド(30)と、前記アクチュエータ(38)の出力ロッド(36)とで構成され、前記ピン(31)は前記プッシュロッド(30)に固定されて前記出力ロッド(36)に形成した長孔(36a)に摺動自在に嵌合することを特徴とする、請求項2に記載のブレーキ装置。
  • 说明书全文

    本発明は、運転者の制動操作を電気信号に変換してアクチュエータを作動させ、このアクチュエータに接続されたマスタシリンダが発生するブレーキ液圧でホイールシリンダを作動させる、いわゆるBBW(ブレーキ・バイ・ワイヤ)式ブレーキ装置に関する。

    運転者の制動操作を電気信号に変換してスレーブシリンダを作動させ、このスレーブシリンダが発生するブレーキ液圧でホイールシリンダを作動させるBBW式ブレーキ装置において、スレーブシリンダが失陥した場合に、マスタシリンダが発生するブレーキ液圧を直接ホイールシリンダに伝達して車輪を制動することで、フェールセーフ機能を発揮させるものが、下記特許文献1により公知である。

    特開2006−306221号公報

    ところで車体重量の大きい車両では、マスタシリンダが発生するブレーキ液圧を高めるべく、ブレーキペダルの踏を倍力してマスタシリンダに伝達する負圧ブースタが一般的に用いられているが、エンジンの負圧を利用できない電気自動車では負圧ブースタ以外の倍力装置が必要になる。 また負圧ブースタを備えた車両であっても、負圧ブースタに更なる倍力装置を組み合わせれば、マスタシリンダに一層大きなブレーキ液圧を発生させることも可能となる。

    本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、負圧ブースタを必要とせずに大きなブレーキ液圧を発生可能であり、かつ電源失陥時のバックアップが可能なBBW式ブレーキ装置を提供することを目的とする。

    上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、運転者により操作されるブレーキペダルと、ブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、前記ブレーキペダルの操作量に応じて、前記マスタシリンダのピストンを駆動部材を介して駆動するアクチュエータと、前記駆動部材および前記ブレーキペダルをクリアランスを介して連結する連結手段とを備え、前記ブレーキペダルが非制動位置から所定距離ストロークし、前記クリアランスが消滅したときに、該ブレーキペダルが前記駆動部材に連結されることを特徴とするBBW式ブレーキ装置が提案される。

    また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記連結手段は、前記ブレーキペダルに形成した長孔と、前記長孔に摺動自在に嵌合して前記駆動部材に固定されたピンとで構成されることを特徴とするBBW式ブレーキ装置が提案される。

    また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記駆動部材は、前記ピストンに接続されたプッシュロッドと、前記アクチュエータの出力ロッドとで構成され、前記ピンは前記プッシュロッドに固定されて前記出力ロッドに形成した長孔に摺動自在に嵌合することを特徴とするBBW式ブレーキ装置が提案される。

    尚、実施の形態の長孔12aおよびピン31は本発明の連結手段に対応し、実施の形態の後部ピストン23Aは本発明のピストンに対応し、実施の形態のプッシュロッド30および出力ロッド36は本発明の駆動部材に対応する。

    請求項1の構成によれば、マスタシリンダのピストンをアクチュエータによって駆動部材を介して駆動するので、負圧ブースタを必要とせずに大きなブレーキ液圧を発生することができるだけでなく、アクチュエータが失陥した場合には、駆動部材およびブレーキペダル間のクリアランスを超えてブレーキペダルを操作することでマスタシリンダを作動させ、失陥したアクチュエータをバックアップすることができる。 しかも駆動部材およびブレーキペダル間のクリアランスにより、自動制動時や回生制動時にブレーキペダルの操作と無関係にアクチュエータを作動させた場合に、駆動部材の動きがブレーキペダルに伝達されるのを防止することができる。

    また請求項2の構成によれば、駆動部材とブレーキペダルとを連結する連結手段を、ブレーキペダルに形成した長孔と、駆動部材に固定されて長孔に摺動自在に嵌合するピンとで構成したので、ブレーキペダルが非制動位置から所定距離ストロークして前記クリアランスが消滅したときに駆動部材を駆動することができる。

    また請求項3の構成によれば、駆動部材をピストンに接続されたプッシュロッドと、アクチュエータの出力ロッドとで構成し、ピンはプッシュロッドに固定されて出力ロッドに形成した長孔に摺動自在に嵌合するので、アクチュエータが作動不能になってブレーキペダルによりマスタシリンダを作動させるとき、出力ロッドを残してプッシュロッドだけを前進させることができ、作動不能になったアクチュエータがマスタシリンダの作動を妨げることがない。

    車両用ブレーキ装置の非制動時の液圧回路図。

    図1の2−2線拡大断面図。

    図1に対応する通常制動時の作用説明図。

    図1に対応する回生制動時の作用説明図。

    図1に対応する自動制動時の作用説明図。

    図1に対応するスレーブシリンダ失陥時の作用説明図。

    各状態でのブレーキペダル、プッシュロッドおよび出力ロッドの位置関係を示す図。

    以下、図1〜図7に基づいて本発明の実施の形態を説明する。

    図1に示すように、タンデム型のマスタシリンダ11は、運転者がブレーキペダル12を踏む踏力に応じたブレーキ液圧を出力可能な後部および前部液圧室13A,13Bを備えており、後部液圧室13Aは液路Pa,Pb,Pcを介して例えば左前輪および右後輪のディスクブレーキ装置14,15のホイールシリンダ16,17に接続されるとともに、前部液圧室13Bは液路Qa,Qb,Qcを介して例えば右前輪および左後輪のディスクブレーキ装置18,19のホイールシリンダ20,21に接続される。

    マスタシリンダ11はシリンダ本体22に摺動自在に嵌合する後部および前部ピストン23A,23Bを備える。 後部ピストン23Aの前方に形成された後部液圧室13Aにはリターンスプリング24Aが配置され、後部入口ポート26Aがリザーバ25に接続されるとともに、後部出口ポート27Aが液路Paに接続される。 前部ピストン23Bの前方に形成された前部液圧室13Bにはリターンスプリング24Bが配置され、前部入口ポート26Bがリザーバ25に接続されるとともに、前部出口ポート27Bが液路Qaに接続される。

    図1および図2を併せて参照すると明らかなように、車体に支軸28を介して上端を枢支されてリターンスプリング29で後方に付勢されたブレーキペダル12の中間部に前後方向に延びる長孔12aが形成されており、マスタシリンダ11の後部ピストン23Aから後方に延びるプッシュロッド30の後端の二股部に形成したピン孔30a,30aに架設したピン31が、ブレーキペダル12の前記長孔12aに嵌合する。

    マスタシリンダ11を駆動するアクチュエータ38は、電動モータ32の出力軸に設けた駆動ベベルギヤ33と、駆動ベベルギヤ33に噛合する従動ベベルギヤ34と、従動ベベルギヤ34により作動するボールねじ機構35とを備える。 ボールねじ機構35の出力ロッド36の前端は二股になっており、ブレーキペダル12とプッシュロッド30の二股部との間に挟まれた出力ロッド36の二股部には前後方向に延びる長孔36aが形成されており、この長孔36aに前記ピン31が摺動自在に嵌合する。 ピン31はクリップ37によって抜け止めされる。

    リターンスプリング29で後方に付勢されたブレーキペダル12の後退限(非制動位置)は図示せぬストッパで規制されており、アクチュエータ38が不作動のとき、ピン31は出力ロッド36の長孔36aの後端に当接し、かつブレーキペダル12の長孔12aの前後方向中央部に位置している(図2参照)。

    図1に示すように、ABS装置41の構造は周知のもので、左前輪および右後輪のディスクブレーキ装置14,15の系統と、右前輪および左後輪のディスクブレーキ装置18,19の系統とに同じ構造のものが設けられる。 その代表として左前輪および右後輪のディスクブレーキ装置14,15の系統について説明すると、液路Paと液路Pb,Pcとの間に一対の常開型電磁弁よりなるインバルブ42,42が配置され、インバルブ42,42の下流側の液路Pb,Pcとリザーバ43との間に常閉型電磁弁よりなるアウトバルブ44,44が配置される。 リザーバ43と液路Paとの間に、一対のチェックバルブ45,46に挟まれた液圧ポンプ47が配置されており、この液圧ポンプ47は電動モータ48により駆動される。

    アクチュエータ38およびABS装置41の作動を制御する不図示の電子制御ユニットには、ブレーキペダル12のストロークを検出するストロークセンサSaと、ディスクブレーキ装置18,19に伝達されるブレーキ液圧を検出する液圧センサSbと、各車輪の車輪速を検出する車輪速センサSc…とが接続される。

    次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用について説明する。

    図3および図7(B)は通常制動時の状態を示すもので、運転者が車両を制動すべくブレーキペダル12を踏むと、ブレーキペダル12の長孔12aがピン31に対して空動することで、ブレーキペダル12に入力された踏力がマスタシリンダ11のプッシュロッド30に伝達されることはない。 ブレーキペダル12のストロークをストロークセンサSaが検出すると、アクチュエータ38が作動して出力ロッド36が前進し、出力ロッド36の長孔36aの後端がピン31を介してプッシュロッド30を押圧することで、マスタシリンダ11の後部および前部液圧室13A,13Bにブレーキ液圧が発生する。

    このように、運転者の踏力でブレーキペダル12が前進しても、それに応じて作動するアクチュエータ38で出力ロッド36およびプッシュロッド30も前進するため、ブレーキペダル12、出力ロッド36およびプッシュロッド30の相対的な位置関係は非制動時の状態に対して変化しない(図7(A)参照)。

    マスタシリンダ11が発生したブレーキ液圧はABS装置41の開弁したインバルブ42…を介してディスクブレーキ装置14,15;18,19のホイールシリンダ16,17;20,21に伝達され、各車輪を制動する。 このとき、ピン31はブレーキペダル12の長孔12aの中央部に位置するため、アクチュエータ38の駆動力がブレーキペダル12に伝達されることはない。 マスタシリンダ11が発生したブレーキ液圧は液圧センサSbにより検出され、この液圧がストロークセンサSaが検出したブレーキペダル12のストロークに応じた値になるように、アクチュエータ38の作動が制御される。

    駆動源としてエンジン以外にモータ・ジェネレータを備えるハイブリッド車両や、駆動源としてモータ・ジェネレータだけを備える電動車両では、モータ・ジェネレータを回生制動して車両の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。 この場合、トータルの制動力から回生制動が負担する制動力を減算した制動力だけを液圧制動により発生させる必要があるため、マスタシリンダ11が発生するブレーキ液圧を減圧する。

    そのために、図4および図7(C)に示すように、ブレーキペダル12が踏まれてアクチュエータ38が作動している状態から、回生制動が開始されてブレーキ液圧を減圧する必要がある場合には、アクチュエータ38の電動モータ32を逆転駆動して後部および前部ピストン23A,23Bを後退させる。 この場合も、ピン31はブレーキペダル12の長孔12aの内部を空動するため、アクチュエータ38の駆動力がブレーキペダル12に伝達されることはない。

    ところで、運転者がブレーキペダル12を踏まない場合であっても、レーダー装置で先行車を検知した結果に基づいて、先行車との衝突被害を軽減したり、先行車との車間距離を一定に保持したり、渋滞時に先行車の停止・発進に追従して自車を停止・発進したりする場合、アクチュエータ38を作動させて自車を自動的に制動することができる。

    即ち、図5および図(D)に示すように、アクチュエータ38が作動して出力ロッド36が前進すると、出力ロッド36の長孔36aの後端がピン31を介してプッシュロッド30を押圧し、マスタシリンダ11の後部および前部液圧室13A,13Bにブレーキ液圧が発生する。 このとき、アクチュエータ38の出力ロッド36と共にピン31が前進しても、ピン31はブレーキペダル12の長孔12aの内部を空動するため、アクチュエータ38の駆動力がブレーキペダル12に伝達されることはない。

    制動中に車輪速センサSc…の出力に基づいて何れかの車輪のスリップ率が増加してロック傾向になったことが検出されると、アクチュエータ38を作動状態に維持し、この状態でABS装置41を作動させて車輪のロックを防止する。

    即ち、所定の車輪がロック傾向になると、その車輪のディスクブレーキ装置のホイールシリンダに連なるインバルブ42を閉弁してアクチュエータ38からのブレーキ液圧の伝達を遮断した状態で、アウトバルブ44を開弁してホイールシリンダのブレーキ液圧をリザーバ43に逃がす減圧作用と、それに続いてアウトバルブ44を閉弁してホイールシリンダのブレーキ液圧を保持する保持作用とを行うことで、車輪がロックしないように制動力を低下させる。

    その結果、車輪速度が回復してスリップ率が低下すると、インバルブ42を開弁してホイールシリンダのブレーキ液圧が増加させる増圧作用を行うことで、車輪の制動力を増加させる。 この増圧作用により車輪が再びロック傾向になると、前記減圧、保持、増圧を再び実行し、その繰り返しにより車輪のロックを抑制しながら最大限の制動力を発生させることができる。 その間にリザーバ43に流入したブレーキ液は、液圧ポンプ47により上流側の液路Pa,Qaに戻される。

    さて、電源の失陥等によりアクチュエータ38作動不能になると、運転者の踏力により直接マスタシリンダ11がブレーキ液圧を発生する。

    即ち、図6および図7(E)に示すように、アクチュエータ38が停止した状態でブレーキペダル12を踏み込むと、長孔12aの後端がピン31に当接するまでブレーキペダル12は空動するが、長孔12aの後端がピン31に当接するとピン31に押されてプッシュロッド30が前進し、マスタシリンダ11がブレーキ液圧を発生する。 その間、ピン31は出力ロッド36の長孔36a内を空動するため、運転者の踏力が出力ロッド36を介してアクチュエータ38に伝達され、作動不能のアクチュエータ38によりブレーキペダル12の前進が阻害されることはない。 従って、アクチュエータ38が作動不能になっても、運転者の踏力により直接マスタシリンダ11を作動させて支障なく制動力を発生させることができる。

    しかして、本実施の形態によれば、負圧ブースタのような倍力装置を用いずとも、アクチュエータ38が発生する駆動力でマスタシリンダ12を作動させて高いブレーキ液圧を発生させることができるだけでなく、図3〜図6に示す通常制動、回生制動、自動制動、アクチュエータ38の失陥時の制動に対応することが可能となる。

    以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。

    例えば、実施の形態のブレーキ装置はABS装置41を備えているが、本発明はABS装置41を持たないブレーキ装置に対しても適用可能である。

    11 マスタシリンダ12 ブレーキペダル12a 長孔(連結手段)
    23A 後部ピストン(ピストン)
    30 プッシュロッド(駆動部材)
    31 ピン(連結手段)
    36 出力ロッド(駆動部材)
    36a 長孔

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