专利类型 | 发明专利 | 法律事件 | |
专利有效性 | 有效专利 | 当前状态 | |
申请号 | JP2005314773 | 申请日 | 2005-10-28 |
公开(公告)号 | JP2006117679A | 公开(公告)日 | 2006-05-11 |
申请人 | Santen Pharmaceut Co Ltd; 参天製薬株式会社; | 申请人类型 | 企业 |
发明人 | MITA SHIRO; HORIUCHI MASATO; BAN MASAKAZU; SUHARA HIROSHI; | 第一发明人 | MITA SHIRO |
权利人 | Santen Pharmaceut Co Ltd,参天製薬株式会社 | 权利人类型 | 企业 |
当前权利人 | Santen Pharmaceut Co Ltd,参天製薬株式会社 | 当前权利人类型 | 企业 |
省份 | 当前专利权人所在省份: | 城市 | 当前专利权人所在城市: |
具体地址 | 当前专利权人所在详细地址: | 邮编 | 当前专利权人邮编: |
主IPC国际分类 | C07C323/44 | 所有IPC国际分类 | C07C323/44 ; A61K31/17 ; A61P3/10 ; A61P7/06 ; A61P29/00 ; A61P31/04 ; A61P35/00 ; A61P37/00 ; A61P37/06 ; A61P37/08 ; A61P43/00 ; C07C275/18 ; C07C275/24 ; C07C327/30 |
专利引用数量 | 0 | 专利被引用数量 | 0 |
专利权利要求数量 | 0 | 专利文献类型 | A |
专利代理机构 | 专利代理人 | ||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a new compound having a TNF-α production inhibitory activity. SOLUTION: A TNF-α production inhibitor comprises an N-substituted-N'-substituted urea derivative represented by, e.g. the formula, an analog thereof or a pharmaceutically acceptable salt thereof. COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI | ||
权利要求 | 下記一般式Iで表されるN−置換−N'−置換−ウレア誘導体又はその医薬上許容される塩。 (式中、R 1は、水素原子、低級アルキル基、又は式IIで表される基を表し、 R 2は、水素原子又はアリール基を表し、 R 3は、水素原子、シクロアルキルアルキル基又はアリールアルキル基を表し、 R 4は、水素原子、低級アルキル基又はアリールアルキル基を表し、 R 3かR 4のいずれか一方が水素原子であり、かつ、R 3とR 4が異なる基を表し、 R 5は、水素原子、低級アルキル基又はアリール基を表し、 R 6とR 7は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、低級アルキル基又はアリール基を表し、 A 1とA 2は、同一でも異なっていてもよく、炭素数2〜4のアルキレン基を表す。 ここで、アリール基はフェニル基又はビフェニリル基であり、シクロアルキルアルキル基は、炭素数3〜10のシクロアルキル基に炭素数1〜8のアルキル基が結合したものであり、アリールアルキル基は、上記アリール基に炭素数1〜8のアルキル基が結合したものである。 ) 一般式I中、R 1が水素原子である場合、低級アルキルカルボニル基で保護されている、請求項1記載のウレア誘導体又はその医薬上許容される塩。 1−[2−(アセチルチオ)エチル]−3−[(1S)−1−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)エチル]−1−フェネチルウレア、1−[(1S)−2−(アセチルチオ)−1−ベンジルエチル]−3−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−イソペンチルウレア、1−[(1S)−2−(アセチルチオ)−1−[(4−ビフェニリル)メチル]エチル]−3−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−イソペンチルウレア、ビス[(2S)−2−[3−(2−アミノエチル)−3−イソペンチルウレイド]−3−フェニルプロパン]ジスルフィド、ビス[(2S)−2−[3−(2−アミノエチル)−3−イソペンチルウレイド]−3−(4−ビフェニリル)プロパン]ジスルフィドよりなる群から選ばれる化合物又はその医薬上許容される塩。 下記一般式IIIで表されるN−置換−N'−置換−ウレア誘導体又はその塩。 (式中、R 2 、R 3 、R 4 、R 5 、R 6 、R 7 、A 1とA 2は、請求項1におけると同じ意味を有する。) 請求項1〜3のいずれか1項記載のN−置換−N'−置換−ウレア誘導体又はその医薬上許容される塩を含有する医薬組成物。 請求項1〜3のいずれか1項記載のN−置換−N'−置換−ウレア誘導体又はその医薬上許容される塩を含有するTNF−α産生阻害剤。 請求項1〜3のいずれか1項記載のN−置換−N'−置換−ウレア誘導体又はその医薬上許容される塩を含有する自己免疫性疾患治療剤。 |
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说明书全文 | 本発明は、新規なN−置換−N'−置換−ウレア誘導体、該化合物を含有する医薬組成物、TNF−α産生阻害剤及び自己免疫性疾患治療剤に関するものである。 TNF−α(Tumor Necrosis Factor- α:腫瘍壊死因子)は、現在、生体防御・免疫機構に広く係わるサイトカインとして認識されているが、TNF−αの持続的かつ過剰の産生は組織障害を起こしたりして、さまざまな病気の原因や増悪をもたらす要因となっている。 例えば、TNF−αが関係する病態例として、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、悪液質、急性感染症、アレルギー、発熱、貧血、糖尿病などがあげられている(非特許文献1)。 又、TNF−αが自己免疫性疾患である慢性リウマチ及びクローン病の発症に重要な役割を果していることが報告されている(非特許文献2)。 一方、下記一般式Iにおいて、R 1とR 3とR 4とが同時に水素原子で、R 6とR 7がともにメチル基である化合物が、増感色素の1つ(II−40)として特許文献1に記載されている。 又、下記一般式Iにおいて、R 1がアリール基又はフラニルメチル基、R 3がイソプロピル基で、R 6とR 7がともにメチル基である化合物が不整脈治療剤としての効果を有する化合物の例(実施例1、2、34、37、52及び58)として、特許文献2に記載されている。 山崎、臨床免疫、27、1270、1995 Andreas Eigler et al., Immunology Today, 18、487、1997 本発明は、TNF−α産生阻害活性を有する新規化合物を提供することを目的とする。 本発明者等は、従来ほとんど薬物としての研究がなされていないウレア構造を基本構造とする化合物の合成研究を鋭意行い、数多くの新規化合物を創製し、このうち下記一般式Iで表されるN−置換−N'−置換−ウレア誘導体が、優れたTNF−α産生阻害活性を有するとの知見に基づいてなされたのである。
1は、水素原子、低級アルキル基、アリール基、又は式IIで表される基を表し、 R 2は、水素原子、低級アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、カルボキシル基又はエステル基を表し、又R 1と一緒になって環を形成してもよく、 本明細書において、低級アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、イソヘキシルなどの炭素数1〜8の直鎖又は分岐アルキル基があげられ、好ましくは炭素数1〜6のアルキル基、より好ましくは炭素数1〜3のアルキル基、特に好ましくはメチル基である。 シクロアルキル基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどの炭素数3〜10のシクロアルキル基があげられ、好ましくは炭素数3〜6のシクロアルキル基、特に好ましくはシクロヘキシル基である。 低級アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ヘキシルオキシなどの炭素数1〜8の直鎖又は分岐アルコキシ基があげられ、好ましくは炭素数1〜5のアルコキシ基、特に好ましくは1〜3のアルコキシ基である。 これらの低級アルキル基、シクロアルキル基及び低級アルコキシ基は、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、沃素原子、臭素原子など)、ヒドロキシル基などで置換されていてもよい。 又、シクロアルキル基は、低級アルキル基や低級アルコキシ基で置換されていてもよい。 エステル基としては、低級アルキルエステル、ベンジルエステル、フェニルエステルなどがあげられる。 これらのうち、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ピバロイル基、ベンゾイル基、テノイル基、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基等のアシル基;エチルチオ基、t−ブチルチオ基、フェニルチオ基等の置換チオ基が好ましく、より好ましくは低級アルキルカルボニル基(特に炭素数2〜5)である。 これらのうち、保護基として、ホルミル基、アセチル基、ピバロイル基、モノクロロアセチル基、トリクロロアセチル基、トリフルオロアセチル基、ベンゾイル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基等のアシル基;アリル基、メトキシメチル基、1−エトキシエチル基、2−メトキシエトキシメチル基、ベンジルオキシメチル基、ベンジル基、4−メトキシベンジル基、トリチル基、2−テトラヒドロピラニル基、2−テトラヒドロフラニル基等の置換アルキル基;トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、t−ブチルジフェニルシリル基等の置換シリル基が好ましく、より好ましくは、トリ低級アルキルシリル基である。 これらのうち、保護基として、ホルミル基、アセチル基、トリクロロアセチル基、トリフルオロアセチル基、ベンゾイル基、メトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、ジフェニルメトキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基等のアシル基;アリル基、ベンジル基、トリチル基、(4−メトキシフェニル)ジフェニルメチル基等の置換アルキル基;ベンゼンスルホニル基、2,4,6−トリメチルベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基等の置換スルホニル基が好ましく、より好ましくは、低級アルコキシカルボニル基である。 R 3とR 4は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、低級アルキル基、シクロアルキルアルキル基又はアリールアルキル基であるのが好ましい。 さらに、R 3が水素原子、シクロアルキルアルキル基又はアリールアルキル基であるのが好ましく、R 4は、水素原子、低級アルキル基又はアリールアルキル基であるのが好ましい。 R 6とR 7は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、低級アルキル基又はアリール基を表すのが好ましく、より好ましくはR 6が水素原子又は低級アルキル基で、R 7が水素原子、低級アルキル基又はアリール基である。 又、R 6及び/又はR 7が水素原子の場合、アミノ保護基により保護されていてもよい。 本発明の一般式Iにおいて、又、次のものが好ましい。 (iii) 上記(i) 又は(ii)において、R 3が、水素原子、シクロアルキルアルキル基又はアリールアルキル基、 上記化合物として、具体的には、1−〔2−(アセチルチオ)エチル〕−3−〔(1S)−1−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)エチル〕−1−フェネチルウレア、1−〔(1S)−2−(アセチルチオ)−1−ベンジルエチル〕−3−〔2−(ジメチルアミノ)エチル〕−3−イソペンチルウレア、1−〔(1S)−2−(アセチルチオ)−1−〔(4−ビフェニリル)メチル〕エチル〕−3−〔2−(ジメチルアミノ)エチル〕−3−イソペンチルウレア、ビス〔(2S)−2−〔3−(2−アミノエチル)−3−イソペンチルウレイド〕−3−フェニルプロパン〕ジスルフィド、ビス〔(2S)−2−〔3−(2−アミノエチル)−3−イソペンチルウレイド〕−3−(4−ビフェニリル)プロパン〕ジスルフィドよりなる群から選ばれる化合物及びその医薬上許容される塩が好ましい。 本発明における塩類とは医薬として許容される塩であれば特に制限はなく、塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸との塩、酢酸、フマル酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸等の有機酸との塩、また、ナトリウム、カリウム、カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属との塩などが挙げられる。 また、本発明化合物に幾何異性体または光学異性体が存在する場合には、それらの異性体も本発明の範囲に含まれる。 尚、本発明化合物は水和物の形態をとっていてもよい。 上記方法には、次の2通りの合成方法が含まれている。 式〔IV〕の化合物をアミノアルコール誘導体〔VI〕と縮合剤(例えば、1,1'−カルボニルジイミダゾール〔VII〕)の存在下で反応させて、式〔III〕の化合物を得、次いで、得られた式〔III〕の化合物をチオール誘導体〔VIII〕とMitsunobu 反応を用いて縮合させて本発明の一般式Iで表される化合物を得る。 式〔IV〕の化合物を式〔IX〕の化合物と縮合剤(例えば、1,1'−カルボニルジイミダゾール〔VII〕)の存在下で反応させて、直接本発明の一般式Iで表される化合物を得る。 ここで、式〔IV〕の化合物と式〔IX〕の化合物は、特願平10−79154号明細書に記載の方法により容易に合成することができる。 本発明化合物において、R 2がA 1に隣接する硫黄原子と連結してチオラクトン環を形成する場合は、上記経路以外に次の様な方法によって合成することもできる。 即ちチオラクトン環は、式[I]において、R 2がカルボキシル基を、R 1が水素原子を示す場合に、それらの基を縮合させ合成することもできる。 本発明化合物は経口でも、非経口でも投与することができる。 投与剤型としては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、注射剤等が挙げられ、汎用されている技術を用いて製剤化することができる。 例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤等の経口剤であれば、乳糖、結晶セルロース、デンプン、植物油等の増量剤、ステアリン酸マグネシウム、タルク等の滑沢剤、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン等の結合剤、カルボキシメチルセルロース カルシウム、低置換ヒドロキシプロピルメチルセルロース等の崩壊剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マクロゴール、シリコン樹脂等のコーティング剤、ゼラチン皮膜等の皮膜剤などを必要に応じて加えればよい。 〔製造例〕 1 ,N 1 −ジメチル−3−フェニルプロピオン酸アミド(1.92g)の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下した。 室温で1.5時間撹拌した。 氷冷下、反応液に酢酸エチルを発泡しなくなるまで徐々に滴下した。 次いで2N水酸化ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。 有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。 得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、標記化合物(参考化合物1−1、1.35g)を得た。
参考例1と同様の方法を用いて以下の化合物を得た。 臭化フェネチル(3.00g)のエタノール(54ml)溶液に、2−(ジメチルアミノ)エチルアミン(2.14g)およびヨウ化ナトリウム(7.29g)を加え、撹拌しながら一晩加熱還流した。 反応液を減圧濃縮し、残留物に水を加え、クロロホルムで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。 得られた油状物をクロロホルム(5ml)に溶解し、氷冷下、4.6N塩化水素酢酸エチル溶液(8ml)を加えた。 析出物を濾取し、標記化合物(参考化合物2−1、2.23g)を結晶として得た。 参考例2と同様の方法を用いて以下の化合物を得た。 窒素雰囲気下、1,1′−カルボニルジイミダゾール(0.43g)を2−(ジメチルアミノ)エチルアミン(0.19g)の無水テトラヒドロフラン(11ml)溶液に溶解し、室温で20分間撹拌した。 反応液に、N−(2−ヒドロキシエチル)−2−シクロヘキシルエチルアミン塩酸塩(0.50g)を加え、3時間加熱還流した。 氷冷下、反応液にクロロホルムを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮した。 得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、標記化合物(化合物1−1、0.68g)を得た。 実施例1と同様の方法を用いて以下の化合物を得た。 窒素雰囲気下、(1S)−1−ベンジル−2−(ベンジルオキシ)エチルアミン塩酸塩(351mg)の無水テトラヒドロフラン(4.2ml)溶液にイミダゾール(87mg)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(268mg)を加え、室温で15分間撹拌した。 反応液に、N−フェネチル−2−(ジメチルアミノ)エチルアミン 2塩酸塩(参考化合物2−1、408mg)を加え、1時間加熱還流した。 氷冷下、反応液に水を加え酢酸エチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮した。 得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、標記化合物(化合物2−1、532mg)を得た。 窒素雰囲気下、1−[(1S)−1−ベンジル−2−(ベンジルオキシ)エチル]−3−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−フェネチルウレア(化合物2−1、414mg)のエタノール(4.5ml)溶液に、20%水酸化パラジウムオンカーボン(100mg)を加えた。 水素雰囲気下、3日間撹拌した。 セライト濾過により水酸化パラジウムオンカーボンを除去し、濾液を減圧濃縮し、標記化合物(化合物3−1、299mg)を得た。 ・1−[(1S)−1−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−[(1S)−1−ベンジル−2−ヒドロキシエチル]−1−フェネチルウレア(化合物3−3) 窒素雰囲気下、4−ビフェニリル−L −アラニンベンジルエステル塩酸塩(270mg)の無水テトラヒドロフラン(2ml)懸濁液にイミダゾール(50mg)および1,1′−カルボニルジイミダゾール(155mg)を加え、室温で10分間撹拌した。 次いでN−イソペンチル−2−(ジメチルアミノ)エチルアミン(参考化合物2−2、589mg)の無水テトラヒドロフラン(3ml)溶液を加え、1.5時間加熱還流した。 氷冷下、反応液にクロロホルムを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。 得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、標記化合物(化合物4−1、402mg)を得た。 実施例4と同様の方法を用いて以下の化合物を得た。 窒素雰囲気下、臭化リチウム(179mg)及び水素化ホウ素ナトリウム(52mg)を無水エタノール(1ml)中で懸濁し、室温で1時間撹拌した。 氷冷下、1−[(1S)−1−(ベンジルオキシカルボニル)−2−(4−ビフェニリル)エチル]−3−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−イソペンチルウレア(化合物4−1、310mg)の無水エタノール(5.8ml)溶液を滴下した。 室温で24時間撹拌した。 氷冷下、反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えエーテルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮した。 得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、標記化合物(化合物5−1、138mg)を得た。 実施例5と同様の方法を用いて以下の化合物を得た。 窒素雰囲気下、1−(2−シクロヘキシルエチル)−3−〔2−(ジメチルアミノ)エチル〕−1−(2−ヒドロキシエチル)ウレア(化合物1−1、0.57g)およびトリフェニルホスフィン(1.04g)を無水テトラヒドロフラン(10ml)に溶解し、塩化ナトリウム−氷冷却下で30分間撹拌した。 液温を5℃以下に保ちながらアゾジカルボン酸ジイソプロピルエステル(0.78ml)、さらにチオ酢酸(0.30g)の無水テトラヒドロフラン(1ml)溶液を滴下した。 1時間撹拌したのち、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。 得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、標記化合物(化合物6−1、0.43g)を得た。 実施例6と同様の方法を用いて以下の化合物を得た。 ・1−[2−(アセチルチオ)エチル]−1−イソペンチル−3−[2−(ジメチルアミノ)エチル]ウレア(化合物6−5) ・1−[(1S)−2−(アセチルチオ)−1−ベンジルエチル]−3−[(1S)−1−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−フェネチルウレア(化合物6−9) ・ 1−[(1S)−2−(アセチルチオ)−1−[(4−ビフェニリル)メチル]エチル]−3−[2−(t−ブトキシカルボキサミド)エチル]−3−イソペンチルウレア(化合物6−12) 1−[(1S)−2−(アセチルチオ)−1−ベンジルエチル]−3−[2−(t−ブトキシカルボキサミド)エチル]−3−イソペンチルウレア(化合物6−10、169mg)のテトラヒドロフラン(4ml)溶液に、28%アンモニア水(10ml)及び少量のヨウ素結晶を加え、室温で1晩撹拌した。 反応液に水を加えてエーテルで抽出した。 有機層を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液、水及び飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。 得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、標記化合物(化合物7−1、70mg)を得た。 窒素雰囲気下、ビス[(2S)−2−[3−[2−(t−ブトキシカルボキサミド)エチル]−3−イソペンチルウレイド]−3−フェニルプロパン]ジスルフィド(化合物7−1、53mg)のクロロホルム(0.6ml)溶液に4.6N塩化水素酢酸エチル溶液(0.3ml)を加えた。 室温で24時間撹拌後、減圧濃縮した。 残留物にイソプロピルエーテルを加え析出物を濾取して、標記化合物(化合物8−1、21mg)を結晶として得た。 [製剤例] 2)カプセル剤 処方1 150mg中 本発明化合物 5 mg [薬理試験] 上記のように調製した細胞(10 6個/ml)、LPS(2μg/ml)および被験化合物(10 -5 M)を混合し、37℃で2時間インキュベートした後、1000×gで5分間遠心分離した。 培養上清液中のTNF−αレベルについてヒトTNF−α特異ELISAキットで測定した。 なお、LPS不在下(コントロール)では培養上清中にTNF−αの産生を認めなかった。 表1 |