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洗浄組成物、その製造および使用方法

阅读:931发布:2024-02-27

专利汇可以提供洗浄組成物、その製造および使用方法专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且洗浄組成物を調合するための方法は、顆粒状吸収性材料をコーティング剤でコーティングしてコーティングした吸収性材料を生成するステップ、およびコーティングした吸収性材料を衛生処理剤と混合し、コーティングした吸収性材料が衛生処理剤を吸収して洗浄組成物を形成するステップを含む。生成する洗浄組成物は病原体または有害物質の洗浄に用いうる。洗浄組成物は、体液漏出事案に対応して公的区域で用いられる液状化性乾燥洗浄粉末としても機能しうる。高表面積固形物上の無毒性静菌フィルムコーティング方法が開示される。 【選択図】なし,下面是洗浄組成物、その製造および使用方法专利的具体信息内容。

洗浄組成物を調合する方法であって: 顆粒状吸収性材料をコーティング剤でコーティングしてコーティングした吸収性材料を生成するステップ;および 前記のコーティングした吸収性材料を衛生処理剤と混合するステップであって、前記のコーティングした吸収性材料が前記衛生処理剤を吸収して前記洗浄組成物を形成するステップを含む前記方法。請求項1に記載の方法であって: 吸収性材料を粉砕して前記コーティングステップで用いる前記顆粒状吸収性材料を生成する前記方法。請求項1に記載の方法であって、前記顆粒状吸収性材料が蒸着、加圧微小滴スプレーまたはヒューミングまたは噴霧ノズルにより表面結合殺生物剤の層でコーティングされる前記方法。請求項1に記載の方法であって、前記顆粒状吸収性材料がセラミック鉱石、ゼオライト、活性炭、ヒュームドシリカ、加工粘土、セルロース系吸収剤、繊維状吸収剤およびその組み合わせからなる群から選択される前記方法。請求項4に記載の方法であって、前記顆粒状吸収性材料がセラミック鉱石を含む前記方法。請求項5に記載の方法であって、前記セラミック鉱石がパーライトおよび/またはバーミキュライトを含む前記方法。請求項1に記載の方法であって、前記コーティング剤が殺生物剤を含む前記方法。請求項7に記載の方法であって、前記殺生物剤がシラン、シロキサン、アミノプロピルトリメトキシシラン、第四級アミン、ヒュームド金属酸化物、銀溶液、銅溶液およびその組み合わせからなる群から選択される前記方法。請求項1に記載の方法であって、前記コーティング剤が前記顆粒状吸収性材料上に表面結合フィルムを形成する前記方法。請求項1に記載の方法であって、前記衛生処理剤が液状物である前記方法。請求項1に記載の方法であって、前記衛生処理剤が塩素漂白溶液、過酸化水素溶液、過酢酸、第四級アミン溶液およびアルコール溶液およびその組み合わせからなる群から選択される前記方法。請求項1に記載の方法であって、前記洗浄組成物が25〜30%体積または200〜300%質量添加の液体装填で液状物を吸収することのできる前記方法。請求項1に記載の方法であって: 前記洗浄組成物の所望の物理特性を達成するのに十分な量の修飾剤を前記洗浄組成物に添加するステップをさらに含む前記方法。請求項13に記載の方法であって、前記修飾剤が増粘剤、ガム、吸収性ポリマーまたはその組み合わせを含む前記方法。請求項13に記載の方法であって、前記修飾剤がカルボキシメチルセルロース(CMC)−誘導ポリマーおよび/または階層的多孔質炭素(HPC)−誘導ポリマーを含む前記方法。予防および/または表面の病原体の除染のための方法であって:洗浄組成物が殺生物剤でコーティングされた顆粒状吸収性材料;および前記顆粒状吸収性材料に吸収された衛生処理剤を含む、前記洗浄組成物の有効量を前記表面に施用することを含む前記方法。請求項16に記載の方法であって、前記病原体がウイルス、細菌、菌類または原生動物である前記方法。請求項17に記載の方法であって、前記ウイルスがノロウイルス、HIV、ロタウイルス、アデノウイルス、アストロウイルス、コロナウイルス、肝炎ウイルス、エボラまたはノロウイルス、アレナウイルス属、ブニヤウイルス属、フィロウイルス属、アレナウイルス属、ニパウイルスまたはハンタウイルスである前記方法。請求項17に記載の方法であって、前記細菌がCampylobacter、Escherichia、Salmonella、Shigella、Staphylococcus aureus、またはClostridum種である前記方法。請求項17に記載の方法であって、前記原生動物がGiardia、EntamoebaまたはCryptosporidium種である前記方法。請求項17に記載の方法であって、前記菌類がAspergillus、Blastomyces、Candida、Coccidioides、Cryptococcus、Fusarium、HistoplasmaまたはPneumocystis種である前記方法。洗浄組成物であって: 殺生物剤でコーティングした顆粒状吸収性材料;および 前記顆粒状吸収性材料に吸収された衛生処理剤を含む前記洗浄組成物。請求項22に記載の洗浄組成物であって、前記顆粒状吸収性材料がセラミック鉱石、ゼオライト、活性炭、ヒュームドシリカ、加工粘土、セルロース系吸収剤、繊維状吸収剤およびその組み合わせからなる群から選択される前記洗浄組成物。請求項22に記載の洗浄組成物であって、前記顆粒状吸収性材料がセラミック鉱石を含む前記洗浄組成物。請求項24に記載の洗浄組成物であって、前記セラミック鉱石がパーライトおよび/またはバーミキュライトを含む前記洗浄組成物。請求項22に記載の洗浄組成物であって、前記殺生物剤がシラン、シロキサン、アミノプロピルトリメトキシシラン、第四級アミン、ヒュームド金属水酸化物、銀溶液、銅溶液およびその組み合わせからなる群から選択される薬剤を含む前記洗浄組成物。請求項22に記載の洗浄組成物であって、前記殺生物剤が前記顆粒状吸収性材料上に表面結合フィルムを形成する前記洗浄組成物。請求項22に記載の洗浄組成物であって、前記衛生処理剤が塩素漂白溶液、過酸化水素溶液、過酢酸、第四級アミン溶液、アルコール溶液、過ヨウ素およびその組み合わせからなる群から選択される前記洗浄組成物。請求項22に記載の洗浄組成物であって、前記洗浄組成物が25〜30%体積または200〜300%質量添加の液体装填で液状物を吸収することが可能である前記洗浄組成物。請求項22に記載の洗浄組成物であって: 増粘剤、ガム、吸収性ポリマーまたはその組み合わせをさらに含む前記洗浄組成物。請求項22に記載の洗浄組成物であって、カルボキシメチルセルロース(CMC)−誘導ポリマーおよび/または階層的多孔質炭素(HPC)−誘導ポリマーをさらに含む前記洗浄組成物。衛生処理方法であって: 請求項22に記載の洗浄組成物の有効量を衛生処理を必要とする表面に施用するステップ;および 一定時間後に前記洗浄組成物を除去するステップを含む前記方法。請求項32に記載の方法であって、前記の衛生処理を必要とする表面がバイオハザード流出物を含む前記方法。請求項33に記載の方法であって、前記バイオハザード流出物が吐瀉物、尿、血液、糞便および/または化学療法剤である前記方法。請求項32に記載の方法であって: 前記洗浄組成物の除去後に前記表面を液状物で洗浄するかまたは前記表面をワイパーで清拭することをさらに含む前記方法。請求項32に記載の方法であって、前記の衛生処理を必要とする表面がホテル、ホステル、病院または学校内に位置する表面である前記方法。洗浄キットであって: 請求項22に記載の洗浄組成物;および 前記洗浄組成物をどのように使用するかについての指示を含む前記キット。請求項37に記載の洗浄キットであって、OSHAガイドラインのコピーをさらに含む前記キット。請求項37に記載の洗浄キットであって、バイオハザードバッグ、手袋、ビニタイ、殺菌手ふき、殺菌ワイパー、へらおよびスクレーパからなる群から選択される1つ以上の物品をさらに含む前記キット。洗浄組成物を製造する方法であって: 高表面積固形物を無毒性静菌フィルムでコーティングするステップを含む前記方法。請求項40に記載の方法であって、前記高表面積固形物がセラミック鉱石、ゼオライト、活性炭、ヒュームドシリカ、加工粘土、セルロース系吸収剤、繊維状吸収剤およびその組み合わせからなる群から選択される顆粒状吸収性材料である前記方法。

洗浄組成物を調合する方法であって: 吸収性材料を粉砕してコーティングステップで用いる顆粒状吸収性材料を生成するステップ; 前記顆粒状吸収性材料をコーティング剤でコーティングしてコーティングした吸収性材料を生成するステップであって、前記コーティング剤が前記顆粒状吸収性材料上に表面結合フィルムを形成する殺生物剤である前記ステップ、 超吸収性ポリマーを前記のコーティングした吸収性材料に添加するステップ;および 前記のコーティングした吸収性材料を衛生処理剤と混合するステップであって、前記のコーティングした吸収性材料が前記衛生処理剤を吸収して前記洗浄組成物を形成するステップ、を含み、 前記顆粒状吸収性材料はパーライトではなく、及び、 前記洗浄組成物が25〜30%体積または200〜300%質量添加の液体装填で液状物を吸収することができ、更に、 前記顆粒状吸収性材料がバーミキュライトを含む、 前記方法。請求項1に記載の方法であって、前記顆粒状吸収性材料が蒸着、加圧微小滴スプレーまたはヒューミングまたは噴霧ノズルにより前記コーティング剤でコーティングされる前記方法。請求項2に記載の方法であって、前記コーティング剤は前記洗浄組成物の0.1から10%(w/w)を構成する量でコーティングされる、前記方法。請求項1に記載の方法であって、前記衛生処理剤は前記洗浄組成物の0.1から10%(w/w)を構成する量で添加される、前記方法。洗浄組成物を調合する方法であって: 吸収性材料を粉砕してコーティングステップで用いる顆粒状吸収性材料を生成するステップ; 前記顆粒状吸収性材料をコーティング剤でコーティングしてコーティングした吸収性材料を生成するステップであって、前記コーティング剤が前記顆粒状吸収性材料上に表面結合フィルムを形成する殺生物剤である前記ステップ、 超吸収性ポリマーを前記のコーティングした吸収性材料に添加するステップ;および 前記のコーティングした吸収性材料を衛生処理剤と混合するステップであって、前記のコーティングした吸収性材料が前記衛生処理剤を吸収して前記洗浄組成物を形成するステップ、を含み、 前記顆粒状吸収性材料はパーライトではなく、及び、 前記洗浄組成物が25〜30%体積または200〜300%質量添加の液体装填で液状物を吸収することができ、更に、 前記顆粒状吸収性材料がバーミキュライトを含み、且つ、 前記顆粒状吸収性材料は10,000m2/gまでの表面積対質量比を有する、前記方法。請求項5に記載の方法であって、前記顆粒状吸収性材料が蒸着、加圧微小滴スプレーまたはヒューミングまたは噴霧ノズルにより前記コーティング剤でコーティングされる前記方法。請求項6に記載の方法であって、前記コーティング剤は前記洗浄組成物の0.1から10%(w/w)を構成する量でコーティングされる、前記方法。

说明书全文

本願は、2016年9月8日に出願された米国特許仮出願第62/495,274号明細書および2017年9月6日に出願された米国特許出願第15/696,480号明細書の優先権を主張する。その全文は本願に参照文献として援用される。

本願は全般的に洗浄組成物および方法に関し、かつ具体的には、公共区域を消毒するかまたはバイオはハザード物質を除去するなどの、表面を洗浄するための洗浄組成物および方法に関する。

典型的には、製薬業界および医療業界を含む様々な業界において、加熱滅菌、放射線滅菌または他のより好ましくない技術の代替として、相当の期間、多様な種類の消毒薬が利用されてきた。消毒薬は、潜在的に有害な病原体、ウイルス、菌類および細菌を除去するより安全で、より費用対効果が高く且つ/または簡便な手段を実現する。しかし、化学消毒剤に固有の強度は、時に安全性を凌駕する有効性および費用をもたらした。結果として、ユーザーは化学的消毒剤を塗布する用途の性質に対して大いに注意を払わなければならず、且つ全ての化学消毒組成物には厳格なガイドラインが設けられている。

本願の1つの態様は:顆粒状吸収性材料をコーティング剤でコーティングしてコーティングした吸収性材料を製造するステップ;およびコーティングした吸収性材料を衛生処理剤と混合するステップであって、コーティングした吸収性材料が衛生処理剤を吸収して洗浄組成物を形成するステップを含む、洗浄組成物を調合する方法に向けられる。

本願の他の態様は、殺生物剤でコーティングした顆粒状吸収性材料;および前記顆粒状吸収性材料に吸収された衛生処理剤を含む、洗浄組成物を指向する。

本願の他の態様は、予防および/または表面からの病原体の除染のための方法であって:前記表面に洗浄組成物の有効量を施用することであって、前記洗浄組成物が殺生物剤でコーティングした顆粒状吸収性材料;および顆粒状吸収性材料に吸収された衛生処理剤を含む方法を指向する。1つの実施形態においては、病原体はウイルスまたは細菌である。

さらに、本願の他の態様は:殺生物剤でコーティングした顆粒状吸収性材料;および前記顆粒状吸収性材料に吸収された衛生処理剤を含む有効量の洗浄組成物を、衛生処理を必要とする表面に施用するステップ;および一定時間後に洗浄組成物を除去するステップを含む衛生処理方法を指向する。

本願の他の態様は、衛生処理を必要とする表面に対する、殺生物剤でコーティングした顆粒状吸収性材料;および前記顆粒状吸収性材料に吸収された衛生処理剤を含む洗浄組成物、および洗浄組成物をどのように使用するかについての指示を含む洗浄キットとして指向する。

本願の他の態様は、顆粒状吸収性材料などの高表面積固形物への無毒性静菌フィルムの特殊なコーティング法である。

これらおよび本願の他の態様および実施形態は、付属の図面および請求項と関連して考慮するとき、以下の詳細な説明を参照するとよりよく理解される。

本願の態様は、方法、材料および実施例を含めて例示的な実施形態と組み合わせて記述され、そのような記述は非制限的であり、且つ本願の範囲は、一般的に既知であるか、または本願に援用される全ての同等物、代替物および改変を包含するよう意図される。別段の定義がない限り、本願で用いる全ての技術的および科学的用語は、本願が属する技術分野の当業者が一般的に理解するものと同じ意味を有する。当業者は、本願の態様および実施形態の実践に用いることも可能な、本願に記述されるものと類似または同等の技術および材料の多くを認識する。本願の記述された態様および実施形態は、記述される方法および材料に限定されない。

本願および付属の請求項に用いる単数形「a」、「a」および「the」は、内容が明確に別段の指示をしない限り、複数の参照対象を含む。

本願において、範囲は「約」特定の数値から、および/または「約」他の特定の数値までとして表記される。そのような範囲が表記されるとき、他の実施形態は一方の特定の数値から、および/またはもう一方の特定の数値までを含む。同様に、数値が先行語「約」を用いることにより近似として表記される場合、その特定の数値が他の実施形態を形成すると理解される。範囲の両端点は、もう一方の端点と関係しても、もう一方の端点と独立してもそれぞれ有意であることがさらに理解される。本願には多数の数値が開示され、且つ各数値は、その特定の数値自体に加えて「約」その特定の数値としても開示されることが理解される。たとえば数値「10」が開示される場合、「約10」も開示される。ある数値が開示されるとき、当業者によって適切に理解されるように、その「「数値」以下」、数値以上」および数値間の可能な範囲も開示されることも理解される。たとえば、数値「10」が開示される場合、「10以下」および「10以上」も開示される。

本願は、病院、救急治療施設、外来診察室、介護施設、刑務所、学校およびサービス業において表面.バイオハザード流出物(吐瀉物/尿/血液および糞便)の迅速且つ安全な洗浄に用いることのできる新規、有効且つ低価格の洗浄組成物を開示する。本方法および製剤は、たとえば化学療法剤流出物などの、これらの環境における一般的で有害性の高い流出物にも理想的に適合する。

(製造方法) 本願の1つの態様は、洗浄組成物を製造する方法に向けられる。方法は、顆粒状吸収性材料をコーティング剤でコーティングしてコーティングした吸収性材料を製造するステップ;およびコーティングした吸収性材料を衛生処理剤と混合するステップであって、コーティングした吸収性材料が衛生処理剤を吸収してコーティングおよび吸収した吸収性材料を形成するステップを含む。一部の実施形態においては、方法は、吸収性材料を粉砕してコーティングステップで用いる顆粒状吸収性材料を生成するステップをさらに含む。他の実施形態においては、方法は、コーティングおよび吸収した吸収性材料に、所望の物理特性(非粉塵および集塊形成性、分取しやすさ、液体装填能など)を達成するのに十分な量の1つ以上の修飾剤を添加するステップをさらに含む。

洗浄組成物は、表面上の病原体を根絶、除去、不活化、活性を阻害、または量を減少させるために用いうる。洗浄組成物は、病院、救急治療施設、外来診察室、介護施設、刑務所、学校およびサービス業における、吐瀉物、尿、血液および糞便などのバイオハザード流出物の洗浄を特に目的とする。本願の洗浄組成物は、化学療法剤流出物などの、これらの環境における一般的で有害性の高い流出物の洗浄にも理想的に適合する。

(顆粒状吸収性材料) 顆粒状吸収性材料は、所望の表面積、顆粒化および吸収特性を有する任意の固形材料とすることができる。本願で用いる用語「吸収剤」または「吸着剤」は、性液状物を吸収し且つ保持することの可能な材料を意味すると理解される。適切な顆粒状吸収性材料は、パーライトおよびバーミキュライトなどの膨張且つ最適化されたセラミック鉱石、ゼオライト、活性炭、セルロース系吸収剤および繊維状吸収剤を含むが、これに限定されない。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は活性炭、ヒュームドシリカ、微粒子パーライト、ゼオライト、加工粘土またはその組み合わせを含む。吸着剤/吸収剤は、最適な性能のための集塊形成またはマット化特性を示し、良好に制塵される。顆粒状吸収性材料は、好ましい表面積対質量または体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は100〜10,000m2/g、100〜9,000m2/g、100〜8,000m2/g、300〜8,000m2/g、1,000〜8,000m2/g、2,000〜8,000m2/g、3,000〜8,000m2/g、4,000〜8,000m2/g、5,000〜8,000m2/g、6,000〜8,000m2/g、7,000〜8,000m2/g、100〜7,000m2/g、300〜7,000m2/g、1,000〜7,000m2/g、2,000〜7,000m2/g、3,000〜7,000m2/g、4,000〜7,000m2/g、5,000〜7,000m2/g、6,000〜7,000m2/g、100〜6,000m2/g、300〜6,000m2/g、1,000〜6,000m2/g、2,000〜6,000m2/g、3,000〜6,000m2/g、4,000〜6,000m2/g、5,000〜6,000m2/g、100〜4,000m2/g、300〜4,000m2/g、1,000〜4,000m2/g、2,000〜4,000m2/g、3,000〜4,000m2/g、100〜3,000m2/g、300〜3,000m2/g、1,000〜3,000m2/g、2,000〜3,000m2/g、100〜2,000m2/g、300〜2,000m2/g、または1,000〜2,000m2/gの範囲内の表面積対質量比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大10,000m2/gの表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大9,000m2/gの表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大8,000m2/gの表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大7,000m2/gの表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大6,000m2/gの表面積対質量比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は100m2/g以上の表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は300m2/g以上の表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は1,000m2/g以上の表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は2,000m2/g以上の表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は3,000m2/g以上の表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は4,000m2/g以上の表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は5,000m2/g以上の表面積対質量比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は1000〜6,000m2/gの範囲内の表面積対質量比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料はセラミック鉱石を含有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料はパーライトおよび/またはバーミキュライトを含む。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は100〜5,000m2/mL、300〜5,000m2/mL、1,000〜5,000m2/mL、2,000〜5,000m2/mL、3,000〜5,000m2/mL、4,000〜5,000m2/mL、100〜4,000m2/mL、300〜4,000m2/mL、1,000〜4,000m2/mL、2,000〜54,000m2/mL、3,000〜4,000m2/mL、100〜3,000m2/mL、300〜3,000m2/mL、1,000〜3,000m2/mL、2,000〜3,000m2/mL、100〜2,000m2/mL、300〜2,000m2/mL、または1,000〜2,000m2/mLの範囲の表面積対体積比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大5,000m2/mLの表面積対体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大4,000m2/mLの表面積対体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大3,000m2/mLの表面積対体積比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は100m2/mL以上の表面積対体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は300m2/mL以上の表面積対体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は1,000m2/mL以上の表面積対体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は2,000m2/mL以上の表面積対体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は1000〜3,000m2/mLの範囲内の表面積対質量比を有する。

本願で用いる用語「セラミックス」は、全般的に硬さ、圧縮強度、弾性率、熱膨張および密度を有する非金属元素の化合物を意味する。典型的なセラミックスは、陶磁器、煉瓦、タイル、セメントおよびガラスに用いられる材料、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、ビスマス・ストロンチウム・カルシウム・銅酸化物、酸化ホウ素、窒化ホウ素、陶器、フェライト、ジルコン酸チタン酸鉛、二ホウ化マグネシウム、磁器、サイアロン、シリコンカーボディー(carbodie)、窒化ケイ素、凍石、炭化チタン、酸化ウラン、イットリウム・バリウム・銅酸化物、酸化亜鉛、二酸化ジルコニウム、および部分安定化ジルコニアを含むが、これに限定されない。セラミックスは酸化物(アルミニナ(aluminia)、ベリリア、セリア、ジルコニア)としても、非酸化物(炭化物、ホウ化物、窒化物、ケイ化物)または複合材料(酸化物と非酸化物の組み合わせ)としてもよい。

パーライトは、冷却時に火山ガラスの亀裂によって形成される球晶によって特徴付けられる、天然に生成する黒曜石の一形態である。パーライトは、典型的には二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化鉄、酸化マグネシウムおよび酸化カルシウムの混合物を含む。パーライトの潜在的代替物は珪藻土、発泡粘土、頁岩、軽石、スラグまたはバーミキュライトを含むが、これに限定されない。バーミキュライトは、2:1粘土である天然に生成する含水フィロケイ酸塩材料である。

本願で用いる用語「ゼオライト」は、ナトリウム、カリウム、カルシウムおよびバリウムの水和アルミノケイ酸塩を含む無機物の大分類の全てを意味する。ゼオライトは天然に生成することもあるが、人工的に合成もされる。典型的なゼオライトは方沸石、斜方沸石、クライノタイロ沸石、輝沸石、ソーダ沸石、フィリップス沸石、および束沸石を含むが、これに限定されない。

本願で用いる用語「活性炭(activated carbon)」は、吸着または化学反応に利用可能な表面積を増加させる小さな低体積細孔を有するよう加工された炭素の一形態を意味する。活性炭の同意語は「活性化炭(activated charcoal)」である。

本願で用いる用語「セルロース系吸収剤」は、幅広い寸法範囲にわたって構造、嵩、水分保持能力および液状物の流路を提供することのできるセルロースおよびセルロース誘導体を意味する。

本願で用いる用語「繊維状吸収剤」は、高い空隙容量、親水性、および湿潤復元力を有する繊維状構造を指す。繊維状吸収剤の例は綿繊維ベース吸収剤、トウモロコシ線維ベース吸収剤および麻ベース吸収剤を含むが、これに限定されない。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最終製品の10〜70%(w/w)、10〜60%(w/w)、10〜50%(w/w)、10〜40%(w/w)、10〜30%(w/w)、10〜20%(w/w)、20〜70%(w/w)、20〜60%(w/w)、20〜50%(w/w)、20〜40%(w/w)、20〜30%(w/w)、30〜70%(w/w)、30〜60%(w/w)、30〜50%(w/w)、30〜40%(w/w)、40〜70%(w/w)、40〜60%(w/w)、40〜50%(w/w)、50〜70%(w/w)、50〜70%(w/w)または60〜70%(w/w)を構成する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最終製品の25〜30%(w/w)を構成する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最終製品の27%(w/w)を構成する。

(コーティング剤) コーティング剤は、本願の顆粒状吸収性材料の表面にコーティング層を形成することのできる任意の殺生物剤とすることができる。一部の実施形態においては、コーティング剤はシラン、シロキサン、アミノプロピルトリメトキシシラン、第四級アミン、ヒュームド金属水酸化物、銀溶液、銅溶液およびその組み合わせからなる群から選択される1つ以上の薬剤を含有する。

一部の実施形態においては、コーティング剤は顆粒状吸収性材料上に表面結合フィルムを形成する殺生物剤である。静菌表面結合殺生物剤フィルムは、本発明の洗浄組成物と接触する病原体の長期的不活化または阻害を提供し、それにより洗浄効果の有効性の長期的保証をもたらす。一部の実施形態においては、コーティング剤は蒸着によって顆粒状吸収性材料に施用される。一部の実施形態においては、蒸着はコーティング剤および顆粒状吸収性材料の加熱によって実施される。

一部の実施形態においては、コーティング剤は加圧微液滴スプレーによって顆粒状吸収性材料に施用される。

一部の実施形態においては、コーティング剤はヒューミングまたは噴霧ノズルによって顆粒状吸収性材料に適用される。

一部の実施形態においては、コーティング剤は一般にメッキに用いられる蒸着技術によって顆粒状吸収材料に適用される。

本願で用いる用語「殺生物剤」は、病原体または微生物を破壊、不活化、除去、抑止、その発育を阻害するか、さもなければこれを無害とし且つ/またはその障害または感染を予防する任意の物質を指す。殺生物剤の例はシラン、シロキサン、アミノプロピルトリメトキシシラン、第四級アミン、ヒュームド金属水酸化物、銀およびその塩または溶液、銅およびその塩または溶液、ホルムアルデヒド;ブロノポール;クロロクレゾール;過酢酸;クロロキシレノール;ビフェニル−2−オール;ヘキサ−2,4−ジエン酸/壊血病酸;グルタラール;クロロフェン;2−フェノキシエタノール;塩化セチルピリジニウム;トシルクロラミドナトリウム;ナトリウム2−ビフェニラート;フタルアルデヒド;N−(3−アミノプロピル)−N−ドデシルプロパン−1,3−ジアミン;トロクロサンナトリウム(troclosen sodium);ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム二水和物;塩化ジデシルジメチルアンモニウム;ヨウ素;次亜塩素酸ナトリウム;過酸化水素;次亜塩素酸カルシウム;塩化銀;リグニン;2,2−ジブロモ−2−シアノアセトアミド;p−クロロ−m−クレゾール酸ナトリウム;d−グルコン酸とN,N”−ビス(4−クロロフェニル)−3,12−ジイミノ−2,4,11,13−テトラアザテトラデカンジアミジンの複合体(2:1);(E,E)−ヘキサ−2,4−ジエン酸カリウム;ベンジル−C12〜18−アルキルジメチル−クロリド第四級アンモニウム化合物複合体;ベンジル−C12〜16−アルキルジメチル−クロリド;ジ−C8〜10−アルキルジメチル−クロリド;ビス(過酸化一硫酸)−ビス(硫酸)五カリウム;ベンジル−C12〜14−アルキルジメチル−クロリド;C12〜14−アルキル[(エチルフェニル)メチル]ジメチル−クロリド;[2−[[2−[(2−カルボキシエチル)(2−ヒドロキシエチル)−アミノ]エチル]アミノ]−2−オキソエチル]−ココアルキルジメチル−ヒドロキシド;分子内塩;以下の反応による生成物:グルタミン酸とN−(C12〜14−アルキル)−プロピレンジアミン;6−(フタルイミド)ペルオキシヘキサン酸;リン酸銀ナトリウム水素ジルコニウム;ポリ(塩化ヘキサメチレンジアミングアニジニウム);ポリヘキサメチレンビグアニド;オリゴ(塩化2−(2−エトキシ)エトキシエチルグアニジニウム)重合体;n−C10〜16−アルキルトリメチレンジ−アミン、クロロ酢酸との反応による生成物;ヨウ化第四級アンモニウム;塩化、臭化または水酸化ベンジルアルキルジメチル(C8〜C22アルキル、飽和または不飽和、および獣脂アルキル、ココヤシアルキルおよび大豆アルキル))/BKC;塩化、臭化またはメチル硫酸ジアルキルジメチル(C6〜C18アルキル、飽和または不飽和、および獣脂アルキル、ココヤシアルキルおよび大豆アルキル))/DDAC;過酸化2−ブタノン;ホウ酸;八ホウ酸二ナトリウム四水和物;トリクロサン;melaleuca alternifolia抽出物/オーストラリアティーツリー油;二酸化イオウ;亜硫酸水素ナトリウム;二亜硫酸二ナトリウム;亜硫酸ナトリウム;亜硫酸カリウム;二亜硫酸二カリウム;1−[[2−(2,4−ジ−クロロフェニル)−4−プロピル−1,3−ジオキソラン−2−イル]メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール/プロピコナゾール;トリクロカルバン;一塩酸ドデシルグアニジン;ホウリン酸銀亜鉛アルミニウムガラス/銀および亜鉛含有ガラス酸化物;ケイ酸アルミニウムナトリウム銀亜鉛錯体/銀亜鉛ゼオライト植物保護剤;安息香酸ナトリウム;無水四ホウ酸二ナトリウム;cis−およびtrans−p−メンタン−3,8−ジオール混合物/シトリオジオール;エチル硫酸メセトロニウム;C10〜16−アルキルジメチル−アミンN−オキシド;ジヘキサ−2,4−ジエン酸カルシウム;炭酸水素ナトリウム;塩化ベンゾキソニウム;塩化ベンゼトニウム;臭化テトラドニウム;ポリビニルピロリドン−ヨウ素;硝酸銀;二塩化N,N′−(デカン−1,10−ジイルジ−1(4H)−ピリジル−4−イリデン)ビス(オクチルアンモニウム);2,4,8,10−テトラ(tert−ブチル)−6−ヒドロキシ−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサフォスフォシン−6−オキシドナトリウム塩を含むが、これに限定されない。

本願で用いる用語「シラン」は、有機ケイ素化合物を含む、ケイ素上に4つの置換基を有する化学化合物を指す。典型的なシランはトリクロロシラン(SiHCl3)、テトラメチルシラン(Si(CH3)4)およびテトラエトキシシラン(Si(OC2H5)4)を含むが、これに限定されない。

本願に用いる用語「シロキサン」は、Si−O−Ai結合を有する有機ケイ素化学物質中に官能基を含む化学化合物を指す。典型的なシロキサンはポリジメチルシロキサンまたはシクロメチコンを含むが、これに限定されない。

本願で用いる用語「病原体」はウイルス、細菌、酵母、原生動物、または他の病原微生物を含むが、これに限定されない。本願の洗浄組成物を投与することによって除去、死滅、不活化または阻害しうる病原体の定義および記述を以下に規準する。当業者は、本願に記述された病原体が限定的でないことを理解する。一部の実施形態においては、本願の殺生物剤および/または洗浄組成物は、ノロウイルス、HIV、MRSA、C.Diff.、肝炎ウイルス、エボラウイルス、多くの種類のGI関連ウイルスなどの危険な病原体ファミリーまたは標的化バイオテロ病原体、とりわけ以下に定義および記載するものに対処することができる。

ウイルスの例はインフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、ポリオウイルス、ノロウイルス、消化管関連(GI−関連)ウイルスおよびレトロウイルスを含むが、これに限定されない。ウイルスの例はヒト免疫不全ウイルス1型および2型(HIV−1およびHIV−2)、ヒトTリンパ球向性ウイルスI型およびII型(HTLV−IおよびHTLV−II)、A型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、デルタ肝炎ウイルス(HDV)、E型肝炎ウイルス(HEV)、G型肝炎ウイルス((HGV)、パルボウイルスB19ウイルス、輸血伝達性ウイルス(TTV)、エプスタインバーウイルス、ヒトサイトメガロウイルス1型(HCMV−1)、ヒトヘルペスウイルス6型(HHV−6)、ヒトヘルペスウイルス7型(HHV−7)、ヒトヘルペスウイルス8型(HHV−8)、サブタイプH1N1およびH5N1を含むインフルエンザA型ウイルス、インフルエンザB型ウイルス、ヒトメタニューモウイルス、重症急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルス、ハンタウイルス、およびアレナウイルス科(ラッサ熱ウイルス(LFV)など)、ニューモウイルス科(ヒトメタニューモウイルスなど)、フィロウイルス科(エボラウイルス(EBOV)、マールブルクウイルス(MBGV)およびジカウイルスなど)、ブニヤウイルス科(リフトバレー熱ウイルス(RVFV)、クリミヤコンゴ出血熱ウイルス(CCHFV)、およびハンタウイルスなど)、フラビウイルス科(西ナイルウイルス(WNV)のRNAウイルス、デング熱ウイルス(DENV)、黄熱ウイルス(YFV)、GBウイルスC(GBV−C;旧称G型肝炎ウイルス(HGV))、ロタウイルス科(ロタウイルスなど)のRNAウイルス、ヒトTリンパ球向性ウイルス(HTLV)I型およびII型(HTLV−Iおよび HTLV−II)、パルボウイルスB19ウイルス、輸血伝達性ウイルス(TTV);はしかウイルス;A、B、C、DおよびE型を含むロタウイルス;ヒトパピローマウイルス(HPV)およびその多くの血清型、および他の多様なRNAウイルスを含むが、これに限定されない。

ヒトおよび動物において胃腸炎を引き起こす微生物の例はウイルス、細菌、寄生虫および菌類を含む。ウイルスは感染性下痢の約7%の原因である。胃腸炎を引き起こすウイルス感染症の原因は、ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルス、アストロウイルス、およびコロナウイルスとすることができる。胃腸炎に至る細菌感染症はCampylobacter、Escherichia coli、Salmonella、Shigella、Staphylococcus aureus、およびClostridum細菌種によって引き起こされうる。胃腸炎に至る原生動物感染症はGiardia、Entamoeba、およびCryptosporidium種の結果でありうる。

本願で用いる用語「細菌」は、細胞壁を有するが細胞小器官および組織化された核を欠いた単細胞微生物の大分類に属する生物を意味する。細菌の同意語は用語「微生物(microorganism)」、「微生物(microbe)」、「病原体(germ)」、「桿菌」、「病原体(pathogen)」および「原核生物」を含む。典型的な細菌はM.tuberculosisを含むMycobacterium種;S.epidermidis、S.aureus、およびメチシリン耐性S.aureusを含むStaphylococcus種;S.pneumoniae、S.pyogenes、S.mutans、S.agalactiae、S.equi、S.canis、S.bovis、S.equinus、S.anginosus、S.sanguis、S.salivarius、S.mitisを含むStreptococcus種;E.faecalisおよびE.faeciumなどのEnterococcus種を含むその他の病原性連鎖球菌種;Haemophilus influenzae、P.aeruginosa、P.pseudomalleiおよびP.malleiを含むPseudomonas種;S.enterocolitis、S.typhimurium、S.enteritidis、S.bongoriおよびS.choleraesuisを含むSalmonella種;S.flexneri、S.sonnei、S.dysenteriaeおよびS.boydiiを含むShigella種;B.melitensis、B.suis、B.abortus、およびB.pertussisを含むBrucella種;N.meningitidisおよびN.gonorrhoeaeを含むNeisseria種;腸管毒素原性E.coli(ETEC)を含むEscherichia coli;Vibrio cholerae、Helicobacter pylori、Chlamydia trachomatis、Clostridium difficile、Cryptococcus neoformans、M.catarrhalisを含むMoraxella種、C.jejuniを含むCampylobacter種;C.diphtheriae、C.ulcerans、C.pseudotuberculosis、C.pseudodiphtheriticum、C.urealyticum、C.hemolyticum、C.equiを含むCorynebacterium種;Listeria monocytogenes、Nocardia asteroides、Bacteroides種、Actinomycetes種、Treponema pallidum、Leptospirosa種、Klebsiella pneumoniae;Proteus vulgarisを含むProteus種;Serratia種;Acinetobacter、Y.pestisおよびY.pseudotuberculosisを含むYersinia種;Francisella tularensis、Enterobacter種、Bacteriodes種、Legionella種Borrelia burgdorferiなどを含むが、これに限定されない。

本願で用いる用語「MRSA」は、グラム陽性細菌メチシリン耐性Staphylococcus aureus(MRSA)を意味する。用語MRSAは、遺伝子水平伝播および自然淘汰を経てβ−ラクタム系抗生物質に対する多剤耐性を呈したS.aureusの任意の菌株を包含する。

本願で用いる用語「C.Diff」は、Clostridium difficileまたはC.difficile、またはC.diffまたは時にCDF/cdfと呼ばれるグラム陽性芽胞形成性細菌の一種を意味する。Clostridium difficile感染症(CDI)は、C.difficile関連下痢またはClostridum difficile大腸炎を引き起こしうるこの細菌によって引き起こされる症候性感染症である。

本願で用いる用語「菌類」は腐生且つ寄生性芽胞生成真核生物で、典型的には線状である生物群に属する全ての生物であり、過去にはクロロフィルを欠く植物として分類され、且つ糸状菌、銹菌、うどんこ病、黒穂病、きのこ、および酵母を含む。典型的な菌類はAspergillus種、Dermatophytes、Blastomyces derinatitidis、C.albicansおよびC.kruseiを含むCandida種;Malassezia furfur、Exophiala werneckii、Piedraia hortai、Trichosporon beigelii、Pseudallescheria boydii、Pneumocystis jiroveci、Madurella grisea、Histoplasma capsulatum、Sporothrix schenckii、Histoplasma capsulatum、T.versicolor、T.pedis T.unguium、T.cruris、T.capitus、T.corporis、T.barbaeを含むTinea種;T.rubrum、T.interdigitale、T.tonsurans、T.violaceum、T.yaoundei、T.schoenleinii、T.megninii、T.soudanense、T.equinum、T.erinacei、およびT.verrucosumを含むTrichophyton種;Mycoplasma genitalia;M.audouini、M.ferrugineum、M.canis、M.nanum、M.distortum、M.gypseum、M.fulvumを含むMicrosporum種などを含むが、これに限定されない。

本願に用いる用語「原生動物」は、主として単細胞であり、単独で存在するかまたは集簇してコロニーを形成する真核生物の多様な群に属する任意の生物であり、通常は非光合成生物であり、しばしば偽足、鞭毛または絨毛による運動能力および運動手段に従ってさらなる系統に分類される。典型的な原生動物の例はP.falciparum、P.vivax、P.ovale、およびP.malariaeを含むPlasmodium種;L.major、L.tropica、L.donovani、L.infantum、L.chagasi、L.mexicana、L.panamensis、L.braziliensisおよびL.guyanensiを含むLeishmania種;Cryptosporidium、Isospora belli、Toxoplasma gondii、Trichomonas vaginalis、およびCyclospora種を含むが、これに限定されない。

本願で用いる用語「標的化バイオテロ病原体」は炭疽(Bacillus anthracis)、ボツリヌス中毒(Clostridium botulinum toxin)、ペスト(Yersinia pestis)、天然痘(Variolaウイルス)、野兎病(Franciscella tularensis)およびウイルス性出血熱(アレナウイルス、ブニヤウイルス、フィロウイルス、およびアレナウイルス)、または他のCDCカテゴリーA病原体を含むが、これに限定されない。Brucella種、Clostrodium perfringens、Salmonella種、Escherichia coli、およびShigella種、Burkholderia mallei、Burkholderia pseudomallei、Chlamydia psittaci、Coxiella brunetii、Ricinus communis、Rickettsia prowazekii、Vibrio cholera、およびCryptosporidium parvum、およびベネズエラウマ脳炎、東部ウマ脳炎、および西部ウマ脳炎ウイルスなどのアルファウイルスおよび他のCDCカテゴリーB生物。ニパウイルス、ハンタウイルス、および他のCDCカテゴリーC病原体などの新興感染症病原体。

一部の実施懈怠においては、コーティング剤は最終製品の0.1から10%(w/w)、0.1から5%(w/w)、0.1から2%(w/w)、0.1から1%(w/w)、0.1から0.5%(w/w)、0.3から10%(w/w)、0.3から5%(w/w)、0.3から2%(w/w)、0.3から1%(w/w)、1から10%(w/w)、1から5%(w/w)、1から2%(w/w)、3から10%(w/w)または3から5%(w/w)を構成する量で添加される。

一部の実施形態においては、コーティング剤は最終製品の0.5から3.5%(w/w)または1から3%(w/w)を構成する量で添加される。一部の実施形態においては、コーティング剤は最終製品の約2%(w/w))を構成する量で添加される。

(衛生処理剤) 衛生処理剤は、殺生物活性を有する任意の薬剤とし、且つ本願のコーティングした顆粒状吸収性材料によって吸収されることができる。衛生処理剤は、有害生物または毒性化学物質を破壊、阻害、活性低下、発育阻害またはさもなければ無害化するよう設計された活性物質を含む。一部の実施形態においては、衛生処理剤は液相剤である。一部の実施形態においては、衛生処理剤は液相殺生物剤である。一部の実施形態においては、衛生処理剤は化学療法剤などの毒性化学物質を不活化または除去する液相化学物質である。一部の実施形態においては、液相殺生物剤は即時対応を目的として施用箇所に追加して化学消毒を提供する。

液相殺生物剤の例は塩素漂白溶液、過酸化水素溶液、過酢酸、第四級アミン溶液、アルコール溶液、過ヨウ素溶液、塩化ジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジメチルエチルベンジルアンモニウムおよびその混合物を含むが、これに限定されない。

毒性化学物質を不活化または除去するために用いることのできる液相化学物質の例は、石けん、スルホン酸および硫酸エステルなどの陰イオン性界面活性剤を含むが、これに限定されない。一部の実施形態においては、大量の水を用いて毒性化学物質を希釈する。

一部の実施形態においては、衛生処理剤は最終製品の0.1から10%(w/w)、0.1から3%(w/w)、0.1から1%(w/w)、0.1から0.3%(w/w)、0.3から10%(w/w)、0.3から3%(w/w)、0.3から1%(w/w)、1から10%(w/w)、1から3%(w/w)または3から10%(w/w)を構成する量で添加する。

一部の実施形態においては、衛生処理剤は塩化ジメチルベンジルアンモニウムまたは塩化ジメチルエチルベンジルアンモニウムを含む。一部の実施形態においては、衛生処理剤は塩化ジメチルベンジルアンモニウムまたは塩化ジメチルエチルベンジルアンモニウムの混合物を含む。一部の実施形態においては、衛生処理剤は塩化ジメチルベンジルアンモニウムまたは塩化ジメチルエチルベンジルアンモニウムの1:1混合物を含む。

一部の実施形態においては、衛生処理剤は第四級アミンであり且つ最終製品の0.3から3%(w/w)、0.5から2%(w/w)または0.5から1.5%(w/w)を構成する量で添加される。一部の実施形態においては、衛生処理剤は第四級アミンであり且つ最終製品の約1%(w/w)を構成する量で添加される。

(修飾剤) 修飾剤は、コーティングした顆粒状吸収剤または吸収およびコーティングした顆粒状吸収剤に、最終製品に所望の物理特性(非粉塵および集塊形成性、分取しやすさ、液体装填性など)を達成する量で添加される。修飾剤の例は増粘剤、ガム、吸収性ポリマー、粘着剤、およびその組み合わせを含むが、これに限定されない。

本願で用いる用語「増粘剤」は、任意の既知の材料か、さもなければ懸濁、ゲル化、粘稠化、固形化または増粘特性を組成物に提供する上で有効なであるか、さもなければ最終製品形態の構造を提供する材料を含みうる。これらの増粘剤はゲル化剤、ポリマーまたは非ポリマー剤、無機増粘剤または粘稠化剤を含みうる。増粘剤の量および種類は、最終製品の所望の特性によって異なりうる。

本願で用いる用語「粘着剤」は、組成物の粘着力、すなわち固有の粘着性または自己接着性を高めることで、短時間の穏やかな加圧後に表面に固く接着するポリマー接着剤を指す。適切な粘着剤の例は、アルキル(メチル)アクリラート、特にポリ(イソブチルアクリラート)またはポリ(2−エチルヘキシルアクリラート)などのアルキルアクリラートのホモポリマー、一般にコイルのコーティングに用いられる直鎖ポリエステル、平均分子量値が2000超、具体的には3000から4000の、ポリカーボネートジオールまたはポリエステルジオールベースの、化学線によって硬化する直鎖二官能基オリゴマー、エチル、プロピル、イソブチル、ブチルおよび/または2−エチルヘキシルビニルエーテルベースの直鎖ビニルエーテルホモポリマーまたはコポリマー、またはビス(4,4−イソシアナトフェニル)メタン、N,N−ジメチルエタノールアミンまたはプロパンジオール、ヘキサンジオールまたはジメチルペンタジオールなどのジオールから調製される非反応性ウレタン尿素オリゴマーなどであるがこれに限定されない高可撓性樹脂を含む。

一部の実施形態においては、修飾剤は液状物、好ましくは水を吸収し、膨潤し、最終的に粘稠な真実(true)またはコロイド溶液に変換される高分子物質を含む。

一部の実施形態においては、修飾剤は1つ以上のシリコンガムを含む。本願で用いる用語「シリコンガム」は、ガム様の質感を有するシリコンを提供するのに十分な重合度を有するシリコンポリマーを意味する。一定の例においては、ガムを形成するシリコンポリマーは架橋されうる。

一部の実施形態においては、修飾剤はポリマーを含む。本願で用いるポリマーの実施例は、天然ポリマーおよびポリアクリルアミド(ACAM)およびカルボキシメチルセルロースなどの合成ポリマーを含むが、これに限定されない。

一部の実施形態においては、本願のポリマーはポリアクリル酸ナトリウムなどのポリアクリラートおよびカルボキシメチルセルロースを含むが、これに限定されない。

一部の実施形態においては、修飾剤は1つ以上の超吸収性ポリマーを含む。用語「超吸収性ポリマー」は、材料1g乾燥ベースあたり10g超の純水/生理食塩水(>10g/g)で水または生理食塩水を吸収することのできる親水性ポリマー構造を意味すると理解される。超吸収性ポリマーの例はポリアクリル酸ナトリウムおよびカルボキシメチルセルロースを含むが、これに限定されない。

一部の実施形態においては、1つ以上の修飾剤は、変性剤、着色料、矯臭剤、および/またはpH調節剤を含む群から選択される1つ以上の添加剤をさらに含む。

一部の実施形態においては、1つ以上の修飾剤は最終製品の0.1から5%(w/w)、0.1から2%(w/w)、0.1から1%(w/w)、0.1から0.3%(w/w)、0.3から5%(w/w)、0.3から2%(w/w)、0.3から1%(w/w)、1から5%(w/w)、1から2%(w/w)または2から5%(w/w)を構成する量で添加する。

(洗浄組成物) 本願の他の態様は洗浄組成物に関する。洗浄組成物は、コーティング剤でコーティングした顆粒状吸収性材料を含有する。コーティング剤の例は上に記述されている。一部の実施形態においては、コーティング剤は殺生物剤を含む。一部の実施形態においては、殺生物剤はシラン、シロキサン、アミノプロピルトリメトキシシラン、第四級アミン、ヒュームド金属水酸化物、銀および銀塩、銅および銅塩からなる群から選択される薬剤を含む。一部の実施形態においては、殺生物剤は顆粒状吸収性材料の表面上に静菌フィルムを形成する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は活性炭、ヒュームドシリカ、微粒子パーライト、ゼオライト、加工粘土またはその組み合わせを含む。一部の実施形態においては、コーティング剤は洗浄組成物の0.1から5%(w/w)、0.1から2%(w/w)、0.1から1%(w/w)、0.1から0.3%(w/w)、0.3から5%(w/w)、0.3から2%(w/w)、0.3から1%(w/w)、1から5%(w/w)、1から2%(w/w)または2から5%(w/w)を構成する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料はセラミック鉱石を含有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料はパーライトおよび/またはバーミキュライトを含有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は100〜10,000m2/g、100〜9,000m2/g、100〜8,000m2/g、300〜8,000m2/g、1,000〜8,000m2/g、2,000〜8,000m2/g、3,000〜8,000m2/g、4,000〜8,000m2/g、5,000〜8,000m2/g、6,000〜8,000m2/g、7,000〜8,000m2/g、100〜7,000m2/g、300〜7,000m2/g、1,000〜7,000m2/g、2,000〜7,000m2/g、3,000〜7,000m2/g、4,000〜7,000m2/g、5,000〜7,000m2/g、6,000〜7,000m2/g、100〜6,000m2/g、300〜6,000m2/g、1,000〜6,000m2/g、2,000〜6,000m2/g、3,000〜6,000m2/g、4,000〜6,000m2/g、5,000〜6,000m2/g、100〜4,000m2/g、300〜4,000m2/g、1,000〜4,000m2/g、2,000〜4,000m2/g、3,000〜4,000m2/g、100〜3,000m2/g、300〜3,000m2/g、1,000〜3,000m2/g、2,000〜3,000m2/g、100〜2,000m2/g、300〜2,000m2/g、または1,000〜2,000m2/gの範囲内の表面積対質量比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大10,000m2/gの表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大9,000m2/gの表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大8,000m2/gの表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大7,000m2/gの表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大6,000m2/gの表面積対質量比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は100m2/g以上の表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は300m2/g以上の表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は1,000m2/g以上の表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は2,000m2/g以上の表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は3,000m2/g以上の表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は4,000m2/g以上の表面積対質量比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は5,000m2/g以上の表面積対質量比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は1000〜6,000m2/gの範囲内の表面積対質量比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は100〜5,000m2/mL、300〜5,000m2/mL、1,000〜5,000m2/mL、2,000〜5,000m2/mL、3,000〜5,000m2/mL、4,000〜5,000m2/mL、100〜4,000m2/mL、300〜4,000m2/mL、1,000〜4,000m2/mL、2,000〜54,000m2/mL、3,000〜4,000m2/mL、100〜3,000m2/mL、300〜3,000m2/mL、1,000〜3,000m2/mL、2,000〜3,000m2/mL、100〜2,000m2/mL、300〜2,000m2/mL、または1,000〜2,000m2/mLの範囲の表面積対体積比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大5,000m2/mLの表面積対体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大4,000m2/mLの表面積対体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最大3,000m2/mLの表面積対体積比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は100m2/mL以上の表面積対体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は300m2/mL以上の表面積対体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は1,000m2/mL以上の表面積対体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は2,000m2/mL以上の表面積対体積比を有する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は1000〜3,000m2/mLの範囲内の表面積対質量比を有する。

一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は洗浄組成物の10〜70%(w/w)、10〜60%(w/w)、10〜50%(w/w)、10〜40%(w/w)、10〜30%(w/w)、10〜20%(w/w)、20〜70%(w/w)、20〜60%(w/w)、20〜50%(w/w)、20〜40%(w/w)、20〜30%(w/w)、30〜70%(w/w)、30〜60%(w/w)、30〜50%(w/w)、30〜40%(w/w)、40〜70%(w/w)、40〜60%(w/w)、40〜50%(w/w)、50〜70%(w/w)、50〜70%(w/w)または60〜70%(w/w)を構成する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は最終製品の25〜30%(w/w)を構成する。一部の実施形態においては、顆粒状吸収性材料は洗浄組成物の27%(w/w)を構成する。

一部の実施形態においては、洗浄組成物はコーティングした顆粒状吸収性材料に吸収された衛生処理剤をさらに含む。衛生処理剤の例は上に説明されている。

一部の実施形態においては、衛生処理剤は、有害生物または毒性化学物質を破壊、阻害、活性低下、発育阻害またはさもなければ無害とするよう設計された活性物質を含む。一部の実施形態においては、衛生処理剤は液相剤である。一部の実施形態においては、衛生処理剤は液相殺生物剤である。一部の実施形態においては、衛生処理剤は化学療法剤などの毒性化学物質を不活化する液相化学物質である。

液相殺生物剤の例は塩素漂白溶液、過酸化水素溶液、過酢酸、第四級アミン溶液、過ヨウ素、アルコール溶液、塩化ジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジメチルエチルベンジルアンモニウムおよびその混合物を含むが、これに限定されない。

毒性化学物質を不活化または除去するために用いることのできる液相化学物質の例は、石けん、スルホン酸および硫酸エステルなどの陰イオン性界面活性剤を含むが、これに限定されない。一部の実施形態においては、大量の水を用いて毒性化学物質を希釈する。

一部の実施形態においては、衛生処理剤は洗浄組成物の0.1から10%(w/w)、0.1から3%(w/w)、0.1から1%(w/w)、0.1から0.3%(w/w)、0.3から10%(w/w)、0.3から3%(w/w)、0.3から1%(w/w)、1から10%(w/w)、1から3%(w/w)または3から10%(w/w)を構成する。

一部の実施形態においては、衛生処理剤は塩化ジメチルベンジルアンモニウムまたは塩化ジメチルエチルベンジルアンモニウムを含む。一部の実施形態においては、衛生処理剤は塩化ジメチルベンジルアンモニウムまたは塩化ジメチルエチルベンジルアンモニウムの混合物を含む。一部の実施形態においては、衛生処理剤は塩化ジメチルベンジルアンモニウムまたは塩化ジメチルエチルベンジルアンモニウムの1:1混合物を含む。

一部の実施形態においては、洗浄組成物は1つ以上の修飾剤をさらに含む。衛生処理剤の例は上に説明されている。一部の実施形態においては、修飾剤は増粘剤、粘着剤、ガム、吸収性ポリマーまたはその組み合わせを含む。一部の実施形態においては、1つ以上の修飾剤はカルボキシメチルセルロース(CMC)−誘導ポリマーおよび/または階層的多孔質炭素(HPC)−誘導ポリマーを含む。

一部の実施形態においては、1つ以上の修飾剤は、変性剤、着色料、矯臭剤、および/またはpH調節剤を含む群から選択される1つ以上の添加剤をさらに含む。

一部の実施形態においては、1つ以上の修飾剤は洗浄組成物の0.1から5%(w/w)、0.1から2%(w/w)、0.1から1%(w/w)、0.1から0.3%(w/w)、0.3から5%(w/w)、0.3から2%(w/w)、0.3から1%(w/w)、1から5%(w/w)、1から2%(w/w)または2から5%(w/w)を構成する。

一部の実施形態においては、洗浄組成物は10〜50%体積、15〜45%体積、20〜40%体積、25〜35%体積または25〜30の%体積の範囲内の液体装填能力を有する。一部の実施形態においては、洗浄組成物は100〜400%質量添加、150〜350%質量添加、または200〜300%質量添加の液体装填能力を有する。一部の実施形態においては、本願の洗浄組成物は25〜30%体積または200〜300%質量添加の液体装填で液状物を吸収することが可能である。 (使用方法)

本願の他の態様は、本願の洗浄組成物を使用する方法に関する。方法は、本願の洗浄組成物の有効量を、洗浄を必要とする表面に施用するステップ、および一定時間後に洗浄組成物を除去するステップを含む。

一部の実施形態においては、時間は30秒から30分である。一部の実施形態においては、時間は1から30分、1から20分、1から10分、2から30分、2から20分、2から10分、5から30分、5から20分および5から10分である。

一部の実施形態においては、洗浄を必要とする表面はバイオハザード流出物を含む。一部の実施形態においては、バイオハザード流出物は吐瀉物、尿、血液、糞便および/または化学療法剤である。一部の実施形態においては、洗浄を必要とする表面は公共区域内の表面であり、交叉汚染または感染を予防または低減するために処理する必要がある。本願で用いる「公共区域」は、病院、外来診察室、救急治療室、介護施設、刑務所および関連矯正施設、学校、バス、航空機、空港、バー、レストラン、ホテル、遊園地、任意の大規模集客施設、獣医施設および医薬品研究開発施設を含むが、これに限定されない。一部の実施形態においては、公共区域はホテル内に位置する。

一部の実施形態においては、方法は:洗浄組成物の除去後に、処理した表面を液状物で洗浄するか、またはペーパータワー(tower)またはモップなどの拭き取り材料で拭き取るステップをさらに含む。

本願のもう1つの態様は、汚染された区域を消毒して、ウイルスおよび細菌などの病原体の散布を予防または低減することに関する。方法は、本願の洗浄組成物の有効量を汚染された区域に施用し、さらに一定時間後に洗浄組成物を除去することを含み、洗浄組成物はシラン、シロキサン、アミノプロピルトリメトキシシラン、第四級アミン、ヒュームド金属水酸化物、銀および銀塩、銅および銅塩からなる群から選択される殺生物剤の静菌表面結合フィルムでコーティングした顆粒状吸収性材料を含む。一部の実施形態においては、洗浄組成物は塩素漂白溶液、過酸化水素溶液、過酢酸、第四級アミン溶液およびアルコール溶液からなる群から選択される衛生処理剤をさらに含む。一部の実施形態においては、衛生処理剤は、汚染区域への施用の直前に洗浄組成物に添加される。

一部の実施形態においては、本願の洗浄組成物は、数多くの異なる機序で微生物を死滅させるために用いることができるマルチフェーズ製品である。1つの実施形態においては、組成物は、表面積静菌消毒剤または殺生物剤コーティングと、セラミック粒子に吸収された化学相一次消毒剤または殺生物剤を組み合わせた、添加顆粒状セラミック消毒剤である。本願で用いる用語「消毒剤」は、表面からの病原体の除去を目的とした本願に記載の組成物および製剤を記述する。本願で用いる用語「消毒する」は、消毒剤を施用する表面上の病原体の多くをまたは全てを除去することを意味する。

一部の実施形態においては、本願の洗浄組成物は超吸収性ポリマーと組み合わせた表面積固相消毒剤であり、このため利用可能な液状物の液体装填(体積25〜30%/質量添加200−300%など)を加えて化学消毒を付与するか、脱臭剤を付与するかまたは微生物の外気への拡散を低減するための汚染区域の被覆効果を付与することができる。

一部の実施形態においては、本願の洗浄組成物は粘着剤を添加した高表面積固相消毒剤であり、このためバイオハザード上に載置して風媒性病原体の放出を大幅に低減する被覆を形成する。

以下の実施例は、本願の態様の一定の実施形態の例示として提供される。いずれの実施例も本願の範囲に対して制限的であると見なしてはならない。

(キット) 本願の他の態様は洗浄キットに関する。キットは、吐瀉物、尿、血液、糞便、および/または化学療法剤流出物などの有害物質の洗浄、または表面の消毒のために使用することができる。一部の実施形態においては、キットは本願の洗浄組成物および洗浄組成物をどのように使用するかについての指示を含む。

一部の実施形態においては、キットはOSHAガイドラインのコピーをさらに含む。一部の実施形態においては、キットは以下のうち1つ以上をさらに含む:バイオハザードバッグ、手袋、ビニタイ、抗菌手ふき、殺菌清拭剤、へら/スクレーパ。

洗浄キットは、全ての介護者が迅速に手に取ることのできる位置に簡便に配置することができる。たとえば;全ての病室および化学療法室、医療用カートおよび緊急用カート、救急車両、カフェテリア、環境サービスクローゼット、および応急処置キット内またはその周囲など。

(本願の洗浄組成物の殺ウイルス効果試験) (VR−728ネコカリシウイルス株F−9を培養する) 材料:CCL−94細胞、CCL−94細胞が70%集密化しているT−75フラスコ、CCL−94細胞が70%集密化している6ウェルプレート、EMEM、FBS、VR−728ネコカリシウイルス株F−9、50mLコニカルチューブ、血清学ピペット、ストリップピペット、35℃インキュベーター、クリーンアップ[発明者:我々はクリーンアップの構成成分について簡単な記述を提供する必要がある]。

(方法) 1.ウイルスストック=1:10希釈、1mLウイルス+9mL無血清EMEM 2.全てのフラスコおよびプレートから培地を取り除く。 3.各フラスコおよびプラット(plat)に無血清培地およびウイルスを添加する。 a.フラスコ1:2mLウイルス+8mL培地 b.フラスコ2:1.5mLウイルス+8.5mL培地 c.プレート1:全6セルにウイルス+培地 d.プレート2

4.35℃で1.5時間インキュベート。 5.培地の調製:EMEM+2%FBSおよびフィルター 6.各フラスコに培地15mLを添加。 7.各プレートの各ウェルに培地1mLを添加。

(VR−728ネコカリシウイルス株F−9を回収する) 1.フラスコ1および2とプレート1の培地を合わせる。 2.細胞を、ウイルスが各10mL入った15mLコニカルチューブに10分割する。 3.−80℃で保存する。

(材料) VR−728ネコカリシウイルス株F−9、EMEM+2%FBS、クリーンアップ、CCL−94細胞が70%集密化している6ウェルプレート、ビーカー、1.5mL遠心管、遠心機、35℃インキュベーター、セルスクレーパ、セルカウンター

(方法) 1.ウイルスをEMEM+2%FBSで1:50に希釈。 2.クリーンアップ2g、3g、4g、5g、6gを2セット秤量し、それぞれ別のビーカーに入れ、一方のセットは5分間、もう一方のセットは10分間オートクレーブ処理する。 3.ウイルス4mLを洗浄パウダー6mLに添加し、5分間静置する。 4.各ビーカーからクリーンアップを取り除く。 5.各ビーカーに培地3mLを添加する。 6.ステップ3〜5を10分間繰り返す。 7.各ビーカーから1mLを採取し、1.5mL遠心管に加える。2200rpm、4℃で4分間遠心分離する。 8.CCL−94細胞の入ったプレートから培地を取り除く。 9.各ウェルにクリーンアップ3μLと培地3mLを加える。 10.1時間インキュベートする。 11.容器から細胞を掻き取り、培地を15mLチューブに入れる。 12.細胞死を判定する。

(プレート設定)

(結果) 未処理ウイルスサンプルと比較して、クリーンアップで処理したウイルスは細胞毒性の有意な減少を示し、クリーンアップによるウイルスの活性化を示した。

(初期殺ウイルス効力試験による本願の洗浄組成物の試験) 本願の組成物の殺ウイルス効果は、米国環境保護庁(USEPA)の抗微生物剤部門が提供する初期殺ウイルス効力試験プロトコルを用いてさらに試験される。

簡単に述べると、この試験は、殺ウイルス剤として登録しようとする製品について、殺ウイルス効力の申請を検証するよう設計されている。被験物質がノロウイルスによって汚染された硬質非多孔質表面を消毒する能力を判定する。この試験は、消費者による使用をシミュレーションするよう設計され、EPAガイドラインDIS/TSS−7(1981年11月)に適合し、且つオンライン1から入手される他の代替ウイルスに関するFR通知に概説された一般手順および殺ウイルス剤試験フォーマットおよびEPAが発行する統計入門書(2000年3月)に準拠する。

(試験条件) 被験物質2ロットを用いて、無菌のガラス表面上で乾燥させた攻撃ウイルスを不活化する(被験物質の各バッチ/ロットにつき2回試験する)。被験物質は、被験物質の使用のラベル表示と一致する方法または依頼者の規定通りに試験する。

(材料) (A.試験対照および参照物質) 依頼者より提供される(最終ページを参照)。被験物質は、別途指示がない限り依頼者の提供する通りに試験する。依頼者は、試験の開始前に、被験物質の希釈、被験物質に用いる希釈剤、または特別な保存条件といった、被験物質に対して実施する全ての操作を規定しなければならない。

被験物質は、該当する場合は鑑別、力価、純度、安定性および均一性について試験しなければならない。全ての未使用の被験物質は、試験完了後に一定期間保管し、その後安全性管理者の承認を満たす方法で廃棄する。

(B.材料は以下のものを含みうるがこれに限定されない) 1.試験の依頼者の要請する攻撃ウイルス:ネコカリシウイルス(米国培養細胞系統保存機関、バージニア州マナッサス;ATCC VR−782)。

2.宿主細胞株:クランデルリーズネコ腎臓(CRFK)細胞(米国培養細胞系統保存機関、バージニア州マナッサス;ATCC CCL−94))。CRFK細胞はウシ胎児血清(FBS)を含有する細胞培地($5%ウシ胎児血清含有イーグル最小必須培地)で培養する。FCVは、低感染多重度(MOI)を用いて、24〜48時間以下経過した集密細胞単層に接種して培養する。簡単に述べると、10%ウシ胎児血清(FBS)を含有する細胞培地中で培養した宿主細胞1フラスコを用いる。分取したストックウイルスに含有されるFBSの百分率を調節して、最小生体汚染負荷5%を得るようにする。リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)で細胞を3回洗浄し、ウイルスを接種する。ウイルス吸着後、細胞単層をアール平衡塩類溶液(EBSS)で1回洗い、細胞培地を再度補充し、インキュベートする。細胞変性効果(CPE)は、わずかに顆粒状に見える小さく丸い細胞と記述される。CPEは接種より1〜2日後に発生し始め、細胞変性効果(CPE)が90%超認められたときに回収される。インキュベート後、細胞を破壊し、細胞片を遠心分離で除去する。ストックウイルスは、75〜100%感染した培養細胞由来の培養液上清を回収して調製する。上清を採取し、小分けし、使用する日まで超低温冷凍庫で保存する。使用する日に小分けした液を取り出し、解凍し、分析に用いるまで冷蔵保存する。 3.実験装置、器具、および 4.培地と試薬: a.細胞培地($5%ウシ胎児血清を含有するイーグル最小必須培地) b.アール平衡塩類溶液(EBSS) c.ウシ胎児血清(FBS) d.リン酸緩衝化生理食塩水(PBS) e.セファデックス(登録商標)/セファクリル(登録商標)カラム(必要な場合) f.中和剤

(試験系の鑑別) すべてのペトリ皿、希釈試験管ラックおよび宿主細胞収容器具は以下の情報をラベル表示する:ウイルス、宿主、被検物質、およびプロジェクト番号。

(実験デザイン) (A.接種材料調製) ネコカリシウイルス(FCV)のF−9株は、米国培養細胞系統保存機関(バージニア州マナッサス;ATCC VR−782)から入手する。FCVは、低感染多重度(MOI)を用いて、24〜48時間以下経過した集密細胞単層に接種して培養する。簡単に述べると、10%ウシ胎児血清(FBS)を含有する細胞培地中で培養した宿主細胞1フラスコを用いる。リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)で細胞を3回洗浄し、ウイルスを接種する。ウイルス吸着後、細胞単層をアール平衡塩類溶液(EBSS)で1回洗い、細胞培地を再度補充し、インキュベートする。細胞変性効果(CPE)は、わずかに顆粒状に見える小さく丸い細胞と記述される。CPEは接種より1〜2日後に発生し始め、細胞変性効果(CPE)が90%超認められたときに回収される。インキュベート後、細胞を破壊し、細胞片を遠心分離で除去する。

ストックウイルスは、75〜100%感染した培養細胞由来の培養液上清を回収して調製する。上清を採取し、小分けし、使用する日まで超低温冷凍庫で保存する。使用する日に小分けした液を取り出し、解凍し、分析に用いるまで冷蔵保存する。小分けしたウイルスストックに含有されるFBSの百分率を調節して、最小限生体汚染負荷5%を得るようにする。依頼者が5%超の汚染負荷を選択する場合、分取したストックウイルスに含有されるFBSの割合を調節して、要請された汚染負荷百分率を得るようにする。

(B.担体調製) ストックウイルス0.2mLを分取し、セルスクレーパを用いて100×15mm無菌ガラスペトリ皿の底面に均等に拡げる。ウイルスを室温で30〜60分間風乾する(肉眼で乾燥が確認されるまで)。乾燥条件(温度および湿度)は、乾燥後に被験ウイルスが最大生存度を得るのに適するようにする。実際の乾燥時間と温度を記録する。被験物質の各ロットおよびプレート回収対照につき2つの担体を調製する。また、ストックウイルスの代わりに細胞培地を用いて、中和剤効力対照用に被験物質1ロットにつき担体を1つ調製する。

(C.被験物質の調製) 被験物質は、依頼者の指示または提示されたラベル申請に従って調製され且つ使用される。

(D.試験) 被験物質の2バッチにつきそれぞれ2つの乾燥ウイルスフィルムを、被験物質の使用時希釈液2.0mLまたは使用条件下で放出する噴霧量(スプレー製品)に、規定の曝露時間および温度で曝露する。接触時間後、被験物質を中和し、混合物をディッシュの表面から掻き取る。これは約1log10希釈と見なす。

(1.セファデックス(登録商標)/セファクリル(登録商標)濾過) カラムを利用する場合、各サンプルをプレスパンセファデックス(登録商標)/セファクリル(登録商標)カラムに個別に装填する。混合物を無毒化するため、シリンジプランジャーまたは遠心分離器を用いて、ウイルス−被験物質混合物を各カラムに通過させる。無菌的に回収したサンプルを適宜希釈する。

(2.) カラムを用いない場合、細胞培地で中和ウイルスの連続10倍希釈液を調製する。スプレータイプの薬剤については、薬剤は依頼者の指示に従って用い、依頼者が規定する噴霧の施用中にスプレー製品が生成する体積を試験前に測定し、同等量の中和剤を接触時間後に施用する。被験物質の施用、接触時間および中和後のサンプルの処理手順は上記と同一とする(上記を参照)。

(E.感染、細胞維持および感染性分析) 中和した接種材料/被験物質混合物の希釈液を選択して培養細胞単層に添加する。1希釈液につき4ウェルの宿主細胞単層に添加し、5±1%のCO2中で37±2℃で5〜7日間インキュベートする。インキュベート後、感染ウイルスの複製によって生成されるウイルス特異的細胞変性効果(CPE)を観察することで、感染FCVを顕微鏡下で採点する。FCVと関連するCPEは、単層から剥離した小型収縮細胞の存在によって、顕微鏡下で視覚的に立証される。これらの変化は、ネガティブコントロール(細胞生存度対照)と比較して採点する。

(F.対照) 全ての対照は、試験と同時に、試験と同一の条件下でインキュベートし、同一の方法で試験する。被験物質に対して中和剤効力対照、細胞毒性対照および細胞毒性関連ウイルス干渉対象を実施する。

(1.細胞生存度対照) この対照は、細胞が試験期間全体を通じて生存し続けることを示す。さらに、分析期間を通じて使用される細胞培養の無菌性を確認する。4つのウェルに細胞培地のみを入れる。

(2.ウイルスストック力価) 試験時に攻撃ウイルスの力価を測定して、ウイルスの相対的感染性を判定し、宿主細胞の感受性を示してFCVの感染を裏付ける。ウイルス接種材料は、細胞培地で連続10倍希釈する。選択した希釈液を、1希釈液あたり4つのウェルに接種し、試験と同じ条件下でインキュベートする。

(3.プレート回収対照(PRC)) 乾燥ウイルスに細胞培地2mLを添加する。接触時間後、ウイルス/細胞培地混合物を被験物資と同一の中和手順に付す。カラムを用いる場合、ウイルス/細胞培地/中和混合物の一部をカラム力価対照として用いる(以下を参照)。この対照により、乾燥および中和のみによるウイルス感染性の相対的損失を判定する。PRCの結果を試験結果と比較し、乾燥および中和後に感染ウイルスが少なくとも4log10回収されることを確認する。その力価を用いて、許容可能な試験基準に達する試験結果の力価と比較する(以下を参照)。

(4.中和剤抗力対照(NEC)) 中和手順は、被験物質および内部対照被験物質中に存在する有効成分によって異なる。この対照に対し、被験物質の各ロットを試験手順と全く同様に処理するが、ウイルス接種材料の代わりに細胞培地を添加する。中和後にサンプルを3分割する[2つは細胞毒性関連対照(以下を参照)用、もう1つは中和剤抗力用]。

カラムを用いる場合、各サンプルを個別のカラムに通過させ、溶離液を細胞培地で適宜連続希釈する。カラムを用いない場合、中和剤効力サンプルを細胞培地で連続10倍希釈する。被験物質に殺ウイルス活性があれば、これが保持される被験物質の希釈度を判定するために、希釈サンプルを低力価ウイルスと混合し、接触時間と同等の時間保持し、さらにウイルス感染性および/または細胞毒性(以下を参照)を分析する。その後、選択した希釈液を用いて、試験手順の記載通りに宿主細胞に接種する。殺ウイルス活性を示す希釈度は、被験物質によるウイルス感染性の減少を判定する際には検討しない。

(5.細胞毒性対照(CT)) CT対照を試験して製品が細胞に対して毒性であるか判定する。中和した被験物質の各ロットを測定して細胞毒性を判定する。NECより取得したCTサンプルを、ウイルスを添加することなく細胞培地で連続10倍希釈する。選択した希釈液を、被験および対照サンプルと同じ方法で接種およびインキュベートする。

(G.計算) ウイルス力価および細胞毒性力価は、Spearman Karberの方法によって算出される、50%力価エンドポイント感染性(TCID)の−log10としてそれぞれ表示する。

−Log(第1希釈接種)−[(各希釈の%死亡率の和/100)−0.5)×(希釈の対数)]

感染性のlog10減少は、2001年1月4日にEPGから入手した改訂EPA承認最確数(MPN)算出法を用いて算出する。

(種々の環境における且つ多数の病原体に対する有効性の試験) 本願の洗浄組成物は、Staphylococcus aureus、Pseudomonas aeruginosa、Salmonella choleraesuis、Mycobacterium bovis、Clostridium difficileおよびウイルスに対する硬質表面消毒剤の抗力を評価するEPA標準操作手順書に準拠して効力を試験する。標準操作手順書は、AOAC国際標準法およびASTM国際標準法の厳密な解釈に基づいている。

典型的な試験においては、本願の洗浄組成物は、Staphylococcus aureus、Pseudomonas aeruginosaおよびSalmonella entericaに対する効力について試験する、殺菌スプレー製品として試験される(EPA法ID:MB−06−08、2014年9月22日付け)。

細菌の試験培養は以下の方法で調整される:クライオバイアル1本を室温で解凍し、ボルテックスミキサーで短時間混合する。解凍した凍結ストック10μL(1回使用)を培地10mLの入ったチューブに加える(S.aureus、P.aeruginosaおよびS.entericaには合成ブロスを用いる。P.aeruginosaには栄養ブロスを用いてもよい。)ボルテックスミキサーで混合し、36℃±1℃で24±2時間インキュベートする。最終試験培地を接種する前に1日1回継代する必要がある。連日培養は最長5日間継代してもよく;各連日培養を用いて試験培養を生成しうる。S.aureusおよびS.entericaのみに対しては、継代前に24時間培養を短時間ボルテックスミキサーで混合する。最終継代培養用に、10mL培地(合成ブロスまたは栄養ブロスなど)の入った十分な本数の20×150mm管に24時間培養を10μLずつ接種し、その後ボルテックスミキサーで混合する。36±1℃で48〜54時間振盪せずにインキュベートする。

担体の接種は以下の方法で実施する:約80本の担体を接種し;試験には60本の担体、対照計測用6本および生存度対照用1本が必要である。P.aeruginosaについては、滅菌チューブに菌液を無菌的にデキャンタするか、ピペットを用いてブロスを菌膜から穏やかに吸引するか、または真空除去によってブロスから菌膜を除去する。チューブの底から菌膜を回収することは避けること。菌膜を除去した後、試験培養を無菌25×150mm試験管に移し(各チューブ約20mLまで)、菌膜断片の有無を目視で検査する。最終培養に菌膜が存在していると、試験に使用することができなくなる。

S.aureusおよびS.entericaについては、48〜54時間試験培養を、ボルテックス型ミキサーを用いて3〜4秒間混合し、室温で10分間静置した後継続する。各培養の上の部分を取り出し(上4分の3または約7.5mLなど)、細胞片または集塊は全て残して、無菌フラスコに移し;培養を集め、フラスコを回して混合する。

S.aureus、P.aeruginosaおよびS.entericaについては、48〜54時間試験培養を、ボルテックス型ミキサーを用いて3〜4秒間混合し、室温で10分間静置した後継続する。各培養の上の部分を取り除き(上4分の3または約7.5mLなど)、細胞片または集塊は全て残し、培養を無菌フラスコに集め;フラスコを回して混合する。650nmでODを測定し、記録する。無菌ブロス培地を用いて分光光度計を較正する。註記:適切な範囲内の平均担体カウントを達成するため(8節を参照)、最終試験培養を生成するために用いた無菌培地(合成培地など)を用いてOSLを接種材料に添加する前に、最終試験培養を希釈してもよい(培養1+無菌ブロス1など)。希釈した被験培地を用いて30分以内に担体に接種する。要請があれば適切な量の生体負荷を加える。容器を回して混合する。

担体に接種する間、接種材料をボルテックスミキサーで定期的に混合する。較正したポジティブディスプレイスメント式ピペットを用いて、培養液0.01mLをペトリ皿に入った無菌試験担体に継代する。接種材料は無菌ループを用いて速やかに均等に塗布する。接種材料をガラススライド担体の縁にふれさせてはならない。速やかにディッシュを被覆する。36±1℃のインキュベーターで担体を30〜40分間乾燥させる。2時間の乾燥時間内に有効性試験を実施する。

担体中の生存細菌数(対照担体中菌数)の計測は以下の方法で実施する:3つの担体のうち、有効性試験の直前に1セット、試験直後にもう1セットの2セットの乾燥担体を試験する。有効性試験の前に、担体菌数分析用の接種担体6つを無作為に選択する。各接種乾燥担体を、レーゼンブロス20mLの入った38×100mm培養試験管または無菌50mLポリプロピレンコニカルチューブに入れる。直後に、ボルテックスミキサーを用いてP.aeruginosaは60±5秒、またはS.aureusおよびS.entericaは120±5秒混合する。ボルテックスミキサーで混合後に短時間混合し、PBDWブランク希釈液9mLで連続10倍希釈する。適切な希釈液をボルテックスミキサーで短時間混合し、0.1mLを分取して、拡散播種法でTSAまたはBAPに播種し、これを2回繰り返す。1プレートあたり30〜300コロニー形成単位(CFU)の範囲内のコロニー数を達成するよう、適切な希釈液を播種する。寒天の表面上に接種材料を均等に塗布する。プレートは必ずインキュベート前に乾燥させること。連続希釈をせず直接播種する場合、このステップが実施可能となるまでチューブを2〜5℃に維持する。ボルテックスミキサーで混合した後2時間以内に希釈と播種を完了する。またその代わりに、チューブからレーゼンブロスを担体と共に集め、ボルテックスミキサーで短時間混合する。連続希釈して0.1mL分取し、集めた培地(60mL)に播種する。1セットあたりの平均担体菌数を計測する。プレートを(倒立させて)36℃±1℃で最長48±2時間インキュベートする。コロニー数を計測する。

消毒薬サンプルの調製は以下の方法で実施する:エアロゾル缶およびトリガースプレーまたはポンプスプレーの場合、製造者が別段規定しない限り、使用前に缶を25回振盪する。試験前に被験物質を10〜15秒間噴霧し、噴霧器が正しく作動し被験物質が適切に放出されることを確認する。濃縮被験物質は、適切な無菌ガラス器具またはピペットを用いて、試験に必要とされる被験物質使用時希釈を無菌的に調節する。濃縮被験物質は、被験物質サンプル≧1.0mLまたは1.0gを用いて試験する最終溶液を調製する。液状被験物質はv/v希釈、固形物はw/v希釈を用いる。試験前に、70%エタノールおよび無菌ガーゼを用いてスプレーノズルを清拭し、乾燥させる。

試験手順は以下の方法で実施する:必要な担体乾燥時間後、担体を水平位置に置き、規定の時間、距離、一定間隔(典型的には30秒)のポンプ数でスライドを連続噴霧する。噴霧間隔の時間計測には保証されたタイマーを用いる。1〜10分間の接触時間の場合は規定時間±5秒間、または接触時間<1分間の場合は規定時間±3秒間スライドに噴霧する。噴霧後、担体を水平位置に維持する。接触時間中、処理担体は静穏に維持しなければならない。スライドセット(典型的には20枚)の最後の1枚に消毒薬を噴霧し、曝露時間が完了した後、制限時間±5秒以内に適切な中和剤の入った一次継代管に各スライドを連続的に移す。中和管に移す前に、各スライドから過量の消毒薬を流し落とす。ペトリ皿またはろ紙に触らずに担体を流し落とす。火炎滅菌または高圧蒸気滅菌した鉗子を用いて移す。移す際、スライドはペトリ皿と継代培養管の内側の双方に触れても良いが、この接触はできるだけ避ける。スライドを処分した後、継代管に再度キャップを付け、培養を十分に振盪する。36℃±1℃で48±2時間インキュベートする。

結果は以下の方法で記録する:各チューブは、結果を記録する前に穏やかに振盪する。結果は、混濁の有無で判定して+(発育)または0(発育なし)と記録する。各試験毎に陽性担体を少なくとも3セット確認する。陽性担体セットが3つ未満の場合は、各担体を確認する。

本願の洗浄組成物は、EPAがシリーズ810−製品性能試験ガイドライン、特に消毒薬の公衆衛生における使用において設定したパラメータについて試験する(OCSPP 810.2200(EPA−HQ−OPPT−2009−0150−0029))。有効性を証明するために、グラム陰性菌に対する有効性についてはSalmonella enterica(S.enterica)(旧称Salmonella choleraesuis、米国培養細胞系統保存機関(ATCC)10708)、またはグラム陽性菌に対する有効性についてはStaphylococcus aureus(S.aureus)(ATCC 6538)に対して試験を実施する。認定下限値(LCL)で製品3バッチを試験する。試験では各バッチに付き60担体を用いる。LCLの被験微生物に対して3回の独立した試験を実施する(すなわち、3つのバッチをそれぞれ異なる試験日に実施する)。S.aureusに対する性能基準は、60担体中0〜3陽性担体である。S.entericaに対する性能基準は、60担体中0〜1陽性担体である。60担体のセットに付き1担体(培養管)の汚染が許容され;汚染担体が2つ以上発生した場合、試験結果は無効となる。殺菌スプレー製品については、製品は60担体/スライドに付き59担体/スライドの被験微生物を死滅させなければならない。60担体のセットに付き1担体(培養管)のみの汚染が許容され;汚染担体が2つ以上発生した場合、試験結果は無効となる。

病院または保健施設の消毒としての使用について、有効性を立証するために、S.aureus(ATCC6538)およびPseudomonas aeruginosa(ATCC15442)に対して試験を実施する。菌類に対する使用について有効性を立証するために、Trichophyton mentagrophytes(ATCC9533)に対して試験を実施する。ウイルスに対する使用については、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、およびノロウイルス、試験用代替ウイルスとして許容できると考えられるアヒルB型肝炎ウイルス、ウシウイルス性下痢症ウイルス、およびネコカリシウイルスに対して試験を実施する。

多様な実施形態を上に述べてきたが、そのような開示は例示のためにのみ提示されており限定的ではないことを理解すべきである。したがって、被験組成物および方法の幅および範囲は、上記の例示的実施形態のいずれによっても制限されるべきではなく、以下の請求項およびその同等物に従って定義されるべきである。

上記は当業者に本願の目的をどのように実践するか教示することを目的とし、記述を読むとき当業者に明らかになるその全ての明らかな変更および変法を詳述することを意図しない。しかし、そのような明らかな変更および変法の全ては、以下の請求項に定義される本願の範囲内に含まれることを意図する。態様および実施形態は、文脈が具体的に反対のことを示さない限り、構成要素およびそこで意図される目的を満たす上で有効である任意の順番でのステップを包含することを意図する。

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