Gun drill

阅读:177发布:2024-02-21

专利汇可以提供Gun drill专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a gun drill concentratedly discharging coolant discharged to a cutting portion together with cutting chips to a chip discharge groove to prevent a damage of an inner periphery of a cutting hole and lowering of machining accuracy due to clogging of chips, and to improve cutting efficiency and to extend a service life by reducing rotation load. SOLUTION: This gun drill has coolant supply passages 10 and 20 in a tool shank 1 and a cutting head 2. A chip discharge groove 3 is provided on an outer peripheral surface from a base part side of the tool shank 1 to a distal end of the cutting head 2. Discharge ports 22a and 22b communicated with coolant supply holes 21a and 21b and the chip discharge groove 32 are provided on a distal end surface 2c of the cutting head 2. Annular projecting parts 4a continuous over the whole periphery to be bridged on the chip discharge groove 3 are formed on an outer peripheral surface of the cutting head 2. COPYRIGHT: (C)2009,JPO&INPIT,下面是Gun drill专利的具体信息内容。

  • 工具シャンクとその先端部に装着される切削ヘッドの内部に、両者を連通するクーラント供給路を有すると共に、該工具シャンクの基部側から切削ヘッド先端にわたる外周面に、直線状に長手方向に沿う1本の切屑排出溝を備え、
    切削ヘッドは、先端面に、前記クーラント供給路に連通するクーラント供給孔と、前記切屑排出溝に連通する排出口とを有すると共に、外周面に、切屑排出溝上を橋架して全周にわたって連続する環状凸部が形成されてなることを特徴とするガンドリル。
  • 前記環状凸部の複数本が平行配置してラビリンスシール部を形成してなる請求項1に記載のガンドリル。
  • 切削ヘッドは、前記切屑排出溝が先端面に開放した主排出口に対し、径方向の略対向位置で先端面に開口した副排出口と、この副排出口からヘッド内部を通って切屑排出溝に至るバイパス流路孔と、径方向の略対向位置で先端面に開口した2つのクーラント吐出口とを備え、複数の切刃が前記主排出口と副排出口とに臨んで分配形成されると共に、前記環状凸部がバイパス流路孔の切屑排出溝への合流部よりもヘッド基端側に配置してなる請求項1又は2に記載のガンドリル。
  • 工具シャンクの先端部に切削ヘッドの基端部が着脱自在に同軸状に連結されてなる請求項1〜3のいずれかに記載のガンドリル。
  • 工具シャンクは、少なくとも切屑排出溝の形成部分が断面C状をなすシャンク本体の内側に、内部をクーラント供給路とするパイプ材が挿嵌され、該パイプ材の前端部が外周に設けた雄ねじを介してシャンク本体側に螺着されてなる請求項1〜4のいずれかに記載のガンドリル。
  • 说明书全文

    本発明は、深穴加工に使用されるガンドリルに関する。

    深穴加工方式としてガンドリル方式、エジェクタ方式(ダブルチューブ方式)、シングルチューブ方式等の種々の方式が知られるが、小径の深穴加工にはガンドリル方式が適している。 すなわち、ガンドリル方式では、一般的に横断面2/3〜3/4円形で中空の工具シャンクの先端に同様横断外形の切削ヘッドを設けたガンドリルを用い、工具シャンクの内部を通して供給されるクーラントを切削ヘッド先端面のクーラント吐出口から切削部位へ供給しつつ切削を行うと共に、この切削に伴って発生する切屑をクーラントと一緒に工具シャンク外周の長手方向に沿う断面V字状の切屑排出溝を通して外部へ排出するようになっており、小径でも切屑排出溝の流路断面積を大きく取れることに加え、クーラントの送り圧が工具長さによって決まり、切削穴が深くなっても送り圧を高める必要がないことから、小径の深穴加工に適している。

    そして、上記のガンドリルとして、切削ヘッドの先端面に、切屑排出溝が先端面に開放した主排出口に対し、径方向の略対向位置で先端面に開口した副排出口と、この副排出口からヘッド内部を通って切屑排出溝に至るバイパス流路孔と、径方向の略対向位置で先端面に開口した2つのクーラント吐出口とを備え、複数の切刃が前記主排出口と副排出口とに臨んで分配形成されたものがある(特許文献1)。 このようなガンドリルでは、切削ヘッド先端面の2つのクーラント吐出口から切削部位へクーラントが分配供給され、そのクーラントと共に切屑が該先端面の主排出口及び副排出口から切屑排出溝へ能率よく排出されるから、この良好な切屑排出性に基く高い切削効率が得られるという利点がある。

    特開2005−118940号公報

    図13(A)(B)は、上記のように切削ヘッド先端面に各一対のクーラント吐出口及び排出口を設けたガンドリルの一例を示す。 このガンドリルでは、工具シャンク51の先端部に切削ヘッド52が連結軸部52bをインロー嵌合して同軸状に連結されており、この工具シャンク51の基部側から切削ヘッド52の先端まで直線的に、断面略V字状の切屑排出溝53が形成されると共に、工具シャンク51の内部から切削ヘッド52の連結軸部52b内まで連通するクーラント供給路54がヘッド本体部52a内で二股に分岐し、ヘッド先端面で径方向に対向配置した2つのクーラント吐出口55,55として開口している。 そして、ヘッド先端面には、切屑排出溝53の先端開放部である主排出口56aと、その径方向の略対向位置で開口した副排出口56bとを有し、その副排出口56bからヘッド内部を通って切屑排出溝に至るバイパス流路孔57が形成されており、主排出口56aに臨んで内側及び外側の切刃58a,58cが固着されると共に、副排出口56bに臨んで中間の切刃58bが固着されている。 59は切削ヘッド52の先端側周面に固着されたガイドパッドである。

    しかしながら、従来のガンドリルにあっては、図14に示すように、切削加工中の切削ヘッド52が外側の切刃58cとガイドパッド59、59で切削穴Hの内周に摺接し、該切削ヘッド52の周面と切削穴Hの内周との間に隙間tを生じるため、切屑を含むクーラントの一部がヘッド先端面から該隙間tへ流入し、後方側の工具シャンク51の外周部で切屑詰まりを起こすことが多々あり、それによって切削穴Hの内周に傷が付いたり加工精度の低下をきたす上、回転負荷が増大して工具の破損に繋がるといった問題があった。 そして、このような問題は、図示の如く切削ヘッド52先端面に各一対のクーラント吐出口55,55及び排出口56a,56bを備えるガンドリルの場合に特に顕著であるが、他の一般的なガンドリルでも往々にして生じていた。

    本発明は、上述の情況に鑑み、ガンドリルとして、切削部位へ吐出されたクーラントを切屑と共に切屑排出溝へ集中して排出でき、もって切屑詰まりによる切削穴内周の傷付きや加工精度の低下を防止できると共に、回転負荷の軽減による切削効率の向上と長寿命化を図り得るものを提供することを目的としている。

    上記目的を達成するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明に係るガンドリルは、工具シャンク1とその先端部に装着される切削ヘッド2の内部に、両者1,2を連通するクーラント供給路10,20を有すると共に、該工具シャンク1の基部側から切削ヘッド2先端にわたる外周面に、直線状に長手方向に沿う1本の切屑排出溝3を備え、切削ヘッド2は、先端面2cに、クーラント供給路20に連通するクーラント供給孔21a,21bと、切屑排出溝32に連通する排出口(主排出口22a,副排出口22b)とを有すると共に、外周面に、切屑排出溝3上を橋架して全周にわたって連続する環状凸部4a…が形成されてなることを特徴としている。

    請求項2の発明は、上記請求項1のガンドリルにおいて、環状凸部4aの複数本が平行配置してラビリンスシール部4を形成してなる構成としている。

    請求項3の発明は、上記請求項1又は2のガンドリルにおいて、切削ヘッド2は、切屑排出溝3が先端面に開放した主排出口22aに対し、径方向の略対向位置で先端面に開口した副排出口22bと、この副排出口22bからヘッド内部を通って切屑排出溝3に至るバイパス流路孔23と、径方向の略対向位置で先端面に開口した2つのクーラント吐出口21a,21bとを備え、複数の切刃5a〜5cが主排出口22aと副排出口22bとに臨んで分配形成されると共に、環状凸部4a…がバイパス流路孔23の切屑排出溝3への合流部よりもヘッド基端側に配置してなる構成としている。

    請求項4の発明は、上記請求項1〜3のいずれかのガンドリルにおいて、工具シャンク1の先端部に切削ヘッド2の基端部(連結軸部2b)が着脱自在に同軸状に連結されてなる構成としている。

    請求項5の発明は、上記請求項1〜4のいずれかのガンドリルにおいて、工具シャンク1は、少なくとも切屑排出溝3の形成部分が断面C状をなすシャンク本体11の内側に、内部をクーラント供給路10とするパイプ材12が挿嵌され、該パイプ12材の前端部12aが外周に設けた雄ねじ12aを介してシャンク本体11側に螺着されてなる構成としている。

    本発明の効果について図面の参照符号を付して説明する。 まず請求項1の発明に係るガンドリルでは、切削加工中、切削ヘッド2の先端面のクーラント吐出口21a,21bから吐出されて切屑を含むクーラントの一部は、排出口22a,22bへ入らずに、切削ヘッド2の周面と切削穴Hの内周との隙間tに流入するが、この隙間tが該切削ヘッド2の環状凸部4a…の位置で塞がり、より後方への浸入が阻止されるから、該環状凸部4a…の位置でクーラントの殆ど全てが切屑排出溝32へ集中し、その流れに乗って切屑が切屑排出溝3(31,32)を通して強に後方へ排出されて切屑詰まりを生じず、もって切屑詰まりによる切削穴内周の傷付きや加工精度の低下が防止されると共に、回転負荷の軽減によって切削効率が向上すると共にガンドリル自体も長寿命化する。

    請求項2の発明によれば、切削ヘッド2の環状凸部4aの複数本が平行配置するラビリンスシール部4を設けるから、該環状凸部4a…によるクーラント浸入阻止効果が大きく、切屑詰まりがより確実に防止される。

    請求項3の発明によれば、切削ヘッド2が各一対のクーラント吐出口21a,21b及び排出口22a,22aを有する構成であるため、高い切削効率が得られる反面で本来は切屑詰まりを生じ易いものとなるが、切削ヘッド2の環状凸部4a…によって該切屑詰まりが防止されるから、その構成による高い切削効率という利点のみを享受できる。

    請求項4の発明によれば、切削ヘッド2が工具シャンク1に対して着脱自在な独立部材であるため、消耗や損傷による新品ヘッドとの交換ならびに切削条件に対応した異種ヘッドとの交換が可能である上、環状凸部4a…の形成加工をヘッド単位で容易に且つ安価に行えるという利点がある。

    請求項5の発明によれば、工具シャンク1のクーラント供給路10をパイプ材12にて構成し、このパイプ材12の前端側をシャンク本体11側に螺着するようにしているから、該工具シャンク1の加工製作を容易に且つ安価に行えるという利点がある。

    以下、本発明に係るガンドリルの一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。 図1は該実施形態のガンドリル全体の側面及び正面、図2は同ガンドリルによる切削加工状態、図3及び図4は図2における要部の横断面、図5〜図7は同ガンドリルの切削ヘッド、図8及び図9は同工具シャンク、図10は同切削ヘッドと工具シャンクとの連結操作、図11は同工具シャンクのパイプ受け部材、図12は同工具シャンクのシャンク本体とパイプ部材との連結操作、をそれぞれ示す。

    このガンドリルは、図1(A)に示すように、内部をクーラント供給路10とする長尺の工具シャンク1と、その先端に同軸状に連結された切削ヘッド2と、該工具シャンク1の基端部を挿嵌固着した径大の筒状ドライバー6とで構成されており、切削ヘッド2内には工具シャンク1のクーラント供給路10に連通するクーラント供給路20を有すると共に、工具シャンク1の基部側から切削ヘッド2の先端にわたる外周面に、長手方向に沿う直線状の1本の切屑排出溝3を備えている。 この切屑排出溝3は、工具シャンク1及び切削ヘッド2の中心からの開き度100〜130°程度の扇形断面をなしている。

    切削ヘッド2は、図1(B)と図5〜図7で詳細に示すように、全部側のヘッド本体部2aと、その後端から同軸状に突出した細径の連結軸部2bとで構成され、内部に工具シャンク1内のクーラント供給路10に連通するクーラント通路20を有すると共に、該クーラント通路20がヘッド本体2a側で二股に分岐し、これら分岐通路20a,20bがヘッド先端面にクーラント吐出口21a,21bとして径方向の両側位置に開口している。 また、この切削ヘッド2における切屑排出溝3は、ヘッド本体部2aの後部から連結軸部2bにかけて、軸心位置に断面円形のクーラント供給路20が存在することより、底部が凸円弧面をなしている。

    ヘッド本体部2aには、切屑排出溝3がヘッド先端面2cに開放した主排出口22aと、その径方向の略対向位置でヘッド先端面2cに開口した副排出口22bと、この副排出口22bからヘッド内部を通って切屑排出溝3に至るバイパス流路孔23と、径方向の略対向位置で先端面に開口した2つのクーラント吐出口21a,21bとが形成されている。 そして、該ヘッド本体2aの先端側には、スローアウェイチップからなる内側及び外側の切刃5a,5cが主排出口22aに臨んでねじ止め固着されると共に、中間の切刃5bが副排出口22bに臨んで固着され、また周面の副排出口22bを挟む両側位置にガイドパッド7,7がねじ止め固着されている。

    そして、ヘッド本体部2aの後部側には、切屑排出溝3を外周部の延長として円弧状に跨ぐ橋架部24が形成されており、この橋架部24を通る外周面に、複数本(図では4本)の環状凸部4a…が平行配置してラビリンスシール部4を形成している。 そして、このラビリンスシール部4の各環状凸部4aにおける外径は外側切刃5cによる切削径に略等しく設定されると共に、環状凸部4a…間の各環状凹部4bの外周面はラビリンスシール部4よりもヘッド先端側の外周面と同じ表面レベルになっている。

    切削ヘッド2の後部側の連結軸部2bは、軸方向中央部に周設した凹段部26によって、後端側が基部25側(前端側)と同外径のインロー凸部27を構成しており、このインロー凸部27の外周面の周方向で90度異なる2カ所に擂鉢状の係止凹部27a,27aが設けてある。 しかして、この連結軸部2bの周面部には、軸方向全長にわたって切屑排出溝3の底部側を構成する溝部3aを有している。

    一方、工具シャンク1は、筒状の基端側を除いて径断面C字形をなすシャンク本体11と、該シャンク本体11の内側に密接挿嵌されて内部がクーラント供給路10を構成するパイプ材12と、シャンク本体11の先端側に内嵌するパイプ留めリング13とで構成されており、切屑排出溝3の底部がパイプ材12の一部周面の露呈によって凸円弧面をなしている。 しかして、シャンク本体11の外径は、切削ヘッド2のヘッド本体2aにおけるラビリンスシール部4よりも前方側の外径と等しく設定されている。 また、パイプ留めリング13は、その外形と外側寸法(外径、軸方向幅)が切削ヘッド2の連結軸部2bにおけるインロー凸部27と等しく設定されている。

    図8及び図9に示すように、工具シャンク1のシャンク本体11の先端側内周には、切削ヘッド2の連結軸部2b及びパイプ留めリング13を内嵌させる連結用凹陥部11aが設けてある。 この連結用凹陥部11aは、先端側から、切削ヘッド2の連結軸部2bにおける基部25に対応した及び広口部15、同凹段部26に対応した凸段部16、広口部15と同内径で切削ヘッド2のインロー凸部27とパイプ留めリング13に対応した奥広部17とで構成されており、奥広部17には前後の各二カ所に90度の位相差で半径方向に透通するねじ孔17a…が穿設されている。

    工具シャンク1と切削ヘッド2との連結は、シャンク本体11の連結用凹陥部11aに対し、切削ヘッド2の連結軸部2bを側方から嵌入させ、サイドロック方式で固定すればよい。 すなわち、図10(A)に示すように、連結用凹陥部11aにおける奥広部17の内径φ1は連結軸部2bのインロー凸部27の外径φ2に殆ど等しいが、その切屑排出溝3に臨む開口幅dは該インロー凸部27の中心を通る最小幅wよりも広く、この関係は連結用凹陥部11aの広口部15及び凸段部16と連結軸部2bの基部25及び凹段部26との間でも同様であるから、連結用凹陥部11aに対して連結軸部2bを図示の如く本来とは約90度異なる回転姿勢で側方から嵌入させ、次いで同図(B)の如く嵌入した連結軸部2bを溝部3aが切屑排出溝3に一致するように相対回転させ、同図(C)の如く外側からサイドロックねじ18をシャンク本体11のねじ孔17aに螺挿して、その先端部を連結軸部2bの係止凹部27aに嵌入圧接し、もって両者1,2を相対変位不能に固定する。 なお、このような連結方式については、本出願人の出願に係る特開2005−118940号公報(特許文献1)及び特開2006−234030号公報で詳細に開示している。

    パイプ留めリング13については、切削ヘッド2の連結軸部2bにおけるインロー凸部27と外形及び外側寸法が同じで、図11で示すように外周面の二カ所には擂鉢状の係止凹部13a,13aを有するから、シャンク本体11の連結用凹陥部11aに対し、インロー凸部27よりも内奥側の位置において、当該インロー凸部27と同様にサイドロック方式で固定すればよい。 しかして、該パイプ留めリング13は、内周の軸方向幅の半分に設けた雌ねじ13bにより、図12に示すように、シャンク本体11の内側に挿嵌されるパイプ材12の先端側の雄ねじ12aを螺合固定すると共に、内周の残り半部には短筒状の弾性材からなるシールリング19を内嵌している。 このシールリング19は、当該パイプ留めリング13と切削ヘッド2の連結軸部2b後端との接面、ならびに当該パイプ留めリング13の雌ねじ部13bとパイプ材12の雄ねじ部12aとの螺合部を液密封止し、もってクーラント供給路10内を通る高圧のクーラントが外部へ漏れるのを防止する機能を果たす。

    上記構成のガンドリルによる切削加工では、工具シャンク1及び切削ヘッド2内のクーラント供給路10,20を通して供給されるクーラントをヘッド先端面2cのクーラント吐出口21a,21bから切削部位へ供給しつつ被削材Mの切削を行うと共に、この切削に伴って発生する切屑をクーラントと一緒に主副排出口22a,22bへ流入させ、周面の切屑排出溝3を通して外部へ排出するが、図2及び図3に示すようにヘッド先端側では主排出口22aから外れた位置で当該切削ヘッド2の外周面と切削孔Hの内周面との隙間tが存在するから、この隙間tに切屑の一部がクーラントと共に流入する。 しかるに、該切削ヘッド2のラビリンスシール部4では環状凸部4a…によって該隙間tが殆ど塞がっているため、該隙間Tに流入していた切屑を含むクーラントも切屑排出溝3へ流れ込むことになり、もって切削部位へ供給されるクーラントの殆ど全てが切屑排出溝3へ集中し、その流れに乗って全ての切屑が切屑排出溝3を通して強力に後方へ排出されるから、工具シャンク1の周囲で切屑詰まりを生じず、この切屑詰まりによる切削穴H内周の傷付きや加工精度の低下が防止され、また回転負荷の軽減によって切削効率が向上すると共にガンドリル自体も長寿命化する。

    なお、前記実施形態では切削ヘッド2の先端面2cに各一対のクーラント吐出口21a,21b及び排出口22a,22aを有するものを例示したが、本発明はクーラント吐出口と排出口の一方又は両方が1つであるガンドリルにも適用可能である。 ただし、実施形態のように各一対のクーラント吐出口及び排出口を備える構成では、高い切削効率が得られる反面で本来は切屑詰まりを生じ易くなるから、特に本発明の適用効果が大きい。

    また、本発明のガンドリルは、切削ヘッド2の外周面に、切屑排出溝3上を橋架して全周にわたって連続する1本の環状凸部4aを設けた構成も包含する。 しかるに、実施形態のように環状凸部4aの複数本が平行配置したラビリンスシール部4とすれば、該環状凸部4a…によるクーラント浸入阻止効果が大きくなり、切屑詰まりがより確実に防止されるという利点がある。

    更に、本発明においては切削ヘッド2を工具シャンク1の先端部にロウ付けする構成も包含するが、実施形態のように切削ヘッド2を工具シャンク1に対して着脱自在な独立部材とすれば、消耗や損傷による新品ヘッドとの交換ならびに切削条件に対応した異種ヘッドとの交換が可能となり、加えて環状凸部4a…の形成加工をヘッド単位で容易に且つ安価に行える。 しかして、切削ヘッド2を着脱交換可能とする場合、その工具シャンク1との連結方式は実施形態以外の種々の方式を採用できる。

    また、工具シャンク1は単一部材にて構成してもよいが、実施形態のように工具シャンク1のクーラント供給路10をパイプ材12にて構成し、該パイプ材12の前端側をシャンク本体11側に螺着する構造とすれば、該工具シャンク1の加工製作を容易に且つ安価に行えるという利点がある。 なお、実施形態ではパイプ留め部材13によってパイプ材12の前端部を螺合固定しているが、該パイプ留め部材13を用いる代わりにシャンク本体11に雌ねじを設けて、パイプ材12の前端部をシャンク本体11に直接にねじ止め固定する方式としてもよい。 その他、本発明では、切削ヘッド2の切刃として実施形態のようなスローアウェイチップを用いる代わりにヘッド本体2aに切刃を一体形成してもよいし、その刃数についても種々設定でき、他の細部構成についても実施形態以外に種々設計変更可能である。

    本発明の一実施形態に係るガンドリルを示し、(A)は全体の側面図、(B)は正面図。

    切削加工中の同ガンドリルの切削ヘッド側を示す縦断側面図。

    図2のV−V線における断面矢視図。

    図2のW−W線における断面矢視図。

    同ガンドリルに用いる切削ヘッドの側面図。

    図5のX−X線における断面矢視図。

    図6のY−Y線における断面矢視図。

    同ガンドリルに用いる工具シャンクの前端側の縦断側面図。

    図8のZ−Z線における断面矢視図。

    同ガンドリルにおける工具シャンクのシャンク本体に対する切削ヘッドの連結軸部の連結手順を示し、(A)はシャンク本体及び連結軸部の嵌合前の縦断側面図、(B)は同嵌合後の回転操作を示す縦断側面図、(C)は回転操作後のサイドロック方式による固定操作を示す縦断側面図。

    同工具シャンクに用いるパイプ留め部材を示し、(A)は正面図、(B)は縦断側面図、(C)は(B)のC−C線における断面矢視図。

    同工具シャンクにおけるパイプ留め部材に対するパイプ材の連結操作を示す縦断側面図である。

    従来のガンドリルの一構成例を示し、(A)は全体の側面図、(B)は正面図。

    同従来のガンドリルによる切削状態を示す縦断正面図。

    符号の説明

    1 工具シャンク 10 クーラント供給路 11 シャンク本体 11a 連結用凹陥部 12 パイプ材 12a 雄ねじ 13 パイプ留め部材 13a 雌ねじ 2 切削ヘッド 2a ヘッド本体 2b 連結軸部(基端部)
    20 クーラント供給路 21a クーラント吐出口 21b クーラント吐出口 22a 主排出口 22b 副排出口 23 バイパス流路孔 24 橋架部 3 切屑排出溝 4 ラビリンスシール部 4a 環状凸部 5a 内側切刃 5b 中間切刃 5c 外側切刃

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