Cassette

阅读:1026发布:2021-01-14

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SOLUTION: A radiation detecting cassette 24 has a casing 36 including a first flat plate 38 for facing a patient 14 and a second flat panel 40 for facing a surgical table 16. The first flat plate 38 and the second flat panel 40 are spaced from each other by a predetermined distance. A radiation detector 52 is disposed between the first flat plate 38 and the second flat panel 40 and a pair of first and second tapered side members 42 and 44 which are progressively tapered toward their distal ends are formed in both side portions of the first flat plate 38 and the second flat panel 40. The first and second tapered side members 42 and 44 house therein respective radiation shields 60a and 60b, which in turn house therein a battery 62, a cassette controller 64, and a transceiver 66.
COPYRIGHT: (C)2009,JPO&INPIT,下面是Cassette专利的具体信息内容。

  • 放射線源から照射され被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換可能な放射線変換パネルが収容された筐体と、
    前記筐体に設けられ、先端に向かって徐々に先細状となるテーパ部と、
    を備え、
    前記テーパ部は、前記筐体が前記被写体と該被写体が臥位する臥台との間に設置される際、前記被写体及び臥台に対峙しない前記筐体の側面に設けられると共に、前記テーパ部の内部には、外部と無線通信が可能な無線通信手段を備えることを特徴とするカセッテ。
  • 請求項1記載のカセッテにおいて、
    前記テーパ部の内部には、放射線の透過を遮断可能な放射線遮断部材が設けられ、該放射線遮断部材の内部に、前記無線通信手段が配設されることを特徴とするカセッテ。
  • 請求項1又は2記載のカセッテにおいて、
    前記テーパ部の内部には、前記放射線変換パネル及び無線通信手段を駆動するバッテリが配設されることを特徴とするカセッテ。
  • 说明书全文

    本発明は、被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線変換パネルを収容したカセッテに関する。

    医療分野において、被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線を放射線変換パネルに導いて放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置が広汎に使用されている。 この場合、放射線変換パネルとしては、放射線画像が露光記録される従来からの放射線フイルムや、蛍光体に放射線画像としての放射線エネルギを蓄積し、励起光を照射することで放射線画像を輝尽発光光として取り出すことのできる蓄積性蛍光体パネルが知られている。 これらの放射線変換パネルは、放射線画像が記録された放射線フイルムを現像装置に供給して現像処理を行い、あるいは、蓄積性蛍光体パネルを読取装置に供給して読取処理を行うことで、可視画像としての放射線画像が得られる。

    一方、手術室等においては、患者に対して迅速且つ的確な処置を施すため、撮影後の放射線変換パネルから直ちに放射線画像を読み出して表示できることが必要である。 このような要求に対応可能な放射線変換パネルとして、放射線を直接電気信号に変換し、あるいは、放射線をシンチレータで可視光に変換した後、電気信号に変換して読み出す固体検出素子を用いた放射線検出器が開発されている。

    このような放射線変換パネルは、無線通信手段及びバッテリと共にカセッテに収容され、前記放射線変換パネルの撮影面に対峙した放射線源からX線を照射している(例えば、特許文献1参照)。

    特開2003−172783号公報

    ところで、このようなカセッテは、例えば、ベッド上に臥位している患者と前記ベッドとの間に配置され、該患者の患部に対応した位置に設置されて撮影が行われる。 しかしながら、一般的に、カセッテは、薄型箱状に形成され、且つ、患者とベッドとの間に挿入するように設置させる必要があるため、前記患者に対する負担が大きく、しかも、その設置作業が困難となる。 そのため、カセッテの設置作業をより簡便且つ効率的に行いたいという要請がある。

    本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、被写体と臥台との間への設置を容易とし、その設置作業による該被写体への負担を軽減すると共に、作業を効率的に行い、且つ、小型化を図ることが可能なカセッテを提供することを目的とする。

    前記の目的を達成するために、本発明は、放射線源から照射され被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換可能な放射線変換パネルが収容された筐体と、
    前記筐体に設けられ、先端に向かって徐々に先細状となるテーパ部と、
    を備え、
    前記テーパ部は、前記筐体が前記被写体と該被写体が臥位する臥台との間に設置される際、前記被写体及び臥台に対峙しない前記筐体の側面に設けられると共に、前記テーパ部の内部には、外部と無線通信が可能な無線通信手段を備えることを特徴とする。

    本発明によれば、放射線変換パネルの収容された筐体には、先端に向かって徐々に先細状となるテーパ部を備え、前記テーパ部の内部に外部と無線通信が可能な無線通信手段を収容しているため、前記該筐体を含むカセッテが被写体と該被写体が臥位する臥台との間に設置する際、前記被写体及び臥台に対峙しない側面に設けられたテーパ部によって前記被写体と臥台との間に徐々に進入させることが可能となる。 従って、テーパ部を介してカセッテを被写体と臥台との間に容易に進入させて設置することができ、しかも、その設置作業による被写体への負担を軽減させることができる。 その結果、カセッテの設置作業を効率的に行うことができる。 また、テーパ部内に無線通信手段を収容することにより、筐体内のスペースを有効に利用することができ、該筐体を含むカセッテの小型化を図ることが可能となる。

    図1は、本実施の形態に係るカセッテが用いられた放射線画像撮影システム10が設置された手術室12の説明図である。 手術室12には、放射線画像撮影システム10に加えて、患者(被写体)14が横臥する手術台(臥台)16が配置されると共に、医師18が手術に使用する各種器具が載置される器具台20が手術台16の側部に配置される。 また、手術台16には、麻酔器、吸引器、心電計、血圧計等、手術に必要な様々な機器が配置される。

    放射線画像撮影システム10は、撮影条件に従った線量からなる放射線Xを患者14に照射する撮影装置22と、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器(放射線変換パネル)52(後述する)を内蔵した放射線検出カセッテ(カセッテ)24と、放射線検出器52によって検出された放射線Xに基づく放射線画像を表示する表示装置26と、前記撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26を制御するコンソール28とを備える。 この撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26及びコンソール28間では、無線通信による信号の送受信が行われる。

    撮影装置22は、複数の自在アーム32によって移動自在に設けられ、患者14の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能であると共に、医師18による手術の邪魔とならない位置に待避可能である。 同様に、表示装置26は、自在アーム34に連結され、撮影された放射線画像を医師18が容易に確認できる位置に移動可能である。

    図2〜図4は、放射線検出カセッテ24の外観及び内部構成図である。

    放射線検出カセッテ24は、放射線Xを透過させる材料からなるケーシング(筐体)36を備える。 このケーシング36は、略長方形状で所定間隔離間した一組の第1及び第2平板部38、40と、該第1及び第2平板部38、40の長手方向に沿った両側部に設けられる一組の第1及び第2テーパ部42、44と、前記第1及び第2平板部38、40、第1及び第2テーパ部42、44に対して略直交し、その端部を閉塞する一組の接続壁46a、46bとから構成される。 なお、ケーシング36は、第1平板部38が撮影装置22に臨み、第2平板部40が手術台16に臨むように配置される。

    この放射線検出カセッテ24を構成する第1平板部38と第2平板部40との間には、放射線Xが照射されるケーシング36の照射面48側から、患者14による放射線Xの散乱線を除去するグリッド50、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器52、及び、前記放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板54が順に配設される。 なお、ケーシング36の照射面48をグリッドとして構成してもよい。

    第1及び第2テーパ部42、44は、断面略V字状に形成され、第1及び第2平板部38、40の両側部から離間する方向に徐々に先細となるテーパ状に形成される。

    この第1及び第2テーパ部42、44は、第1平板部38に接合され、所定度で下方に向かって延在する第1傾斜部56と、第2平板部40に接合され、所定角度で上方に向かって延在する第2傾斜部58とから構成され、前記第1傾斜部56の端部と第2傾斜部58の端部とが第1及び第2平板部38、40から所定間隔離間した位置で互いに接合される。 なお、第1及び第2テーパ部42、44は、第1及び第2平板部38、40を挟んで互いに離間する方向に向かって先細状となった対称形状で形成される。

    すなわち、ケーシング36は、その長手方向と直交した幅方向(矢印A方向)の略中央部が、第1及び第2平板部38、40によって一定厚さで形成され、前記幅方向(矢印A方向)の両端部が外側に向かって徐々に厚さが薄くなるように形成される。 換言すれば、ケーシング36を含む放射線検出カセッテ24は、幅方向(矢印A方向)における両端部から中央部に向かって厚肉状となるように形成されている。

    第1テーパ部42の内部には、その内壁面に沿って放射線Xの透過を遮断可能な放射線遮断部材60aが設けられ、中空状に形成された放射線遮断部材60aの内部に放射線検出カセッテ24の電源であるバッテリ62が収容される。

    一方、第2テーパ部44の内部には、第1テーパ部42と同様に、内壁面に沿って放射線Xの透過を遮断可能な放射線遮断部材60bが設けられ、中空状に形成された放射線遮断部材60bの内部には、前記バッテリ62から供給される電により放射線検出器52を駆動制御するカセッテ制御部64と、前記放射線検出器52によって検出した放射線Xの情報を含む信号をコンソール28との間で送受信する送受信機(無線通信手段)66とが収容される。 この放射線遮断部材60a、60bは、例えば、シート状の鉛から形成された放射線遮断シートからなる。

    このように、第1及び第2テーパ部42、44に筒状の放射線遮断部材60a、60bを設け、その内部にバッテリ62、カセッテ制御部64及び送受信機66を収容することにより、ケーシング36の照射面48に照射される放射線Xによる損傷を回避することが可能となり、前記バッテリ62、カセッテ制御部64及び送受信機66が好適に保護されることとなる。

    なお、第1及び第2テーパ部42、44に収容されるバッテリ62、カセッテ制御部64及び送受信機66の配置は、上述した場合に限定されるものではなく、例えば、第1テーパ部42に前記バッテリ62、カセッテ制御部64及び送受信機66の全てを収容するようにしてもよいし、反対に、第2テーパ部44に前記バッテリ62、カセッテ制御部64及び送受信機66の全てを収容するようにしてもよい。

    一組の接続壁46a、46bは、第1及び第2平板部38、40、第1及び第2テーパ部42、44とからなる断面形状に応じた扁平菱形状に形成される。

    図5は、放射線検出器52の回路構成ブロック図である。 放射線検出器52は、放射線Xを感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層69を行列状の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)70のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量71に蓄積した後、各行毎にTFT70を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。 図5では、光電変換層69及び蓄積容量71からなる1つの画素68と1つのTFT70との接続関係のみを示し、その他の画素68の構成については省略している。 なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。 従って、放射線検出カセッテ24内に放射線検出器52を冷却する手段を配設することが好ましい。

    各画素68に接続されるTFT70には、行方向と平行に延びるゲート線72と、列方向と平行に延びる信号線74とが接続される。 各ゲート線72は、ライン走査駆動部76に接続され、各信号線74は、読取回路を構成するマルチプレクサ84に接続される。

    ゲート線72には、行方向に配列されたTFT70をオンオフ制御する制御信号Von、Voffがライン走査駆動部76から供給される。 この場合、ライン走査駆動部76は、ゲート線72を切り替える複数のスイッチSW1と、スイッチSW1の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ78とを備える。 アドレスデコーダ78には、カセッテ制御部64からアドレス信号が供給される。

    また、信号線74には、列方向に配列されたTFT70を介して各画素68の蓄積容量71に保持されている電荷が流出する。 この電荷は、増幅器80によって増幅される。 増幅器80には、サンプルホールド回路82を介してマルチプレクサ84が接続される。 マルチプレクサ84は、信号線74を切り替える複数のスイッチSW2と、スイッチSW2の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ86とを備える。 アドレスデコーダ86には、カセッテ制御部64からアドレス信号が供給される。 マルチプレクサ84には、A/D変換器88が接続され、前記A/D変換器88によってデジタル信号に変換された放射線画像情報がカセッテ制御部64に供給される。

    図6は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26及びコンソール28からなる放射線画像撮影システム10の構成ブロック図である。

    撮影装置22は、撮影スイッチ90と、放射線Xを出力する放射線源92と、コンソール28から無線通信により撮影条件を受信する一方、撮影完了信号等を無線通信でコンソール28に対して送信する送受信機94と、撮影スイッチ90から供給される撮影開始信号及び送受信機94から供給される撮影条件に基づいて放射線源92を制御する線源制御部96とを備える。

    放射線検出カセッテ24には、放射線検出器52、バッテリ62、カセッテ制御部64、送受信機66が収容される。

    カセッテ制御部64は、放射線検出器52を構成するライン走査駆動部76のアドレスデコーダ78及びマルチプレクサ84のアドレスデコーダ86に対してアドレス信号を供給するアドレス信号発生部98と、放射線検出器52によって検出された放射線画像情報を記憶する画像メモリ100と、該放射線検出カセッテ24を特定するためのカセッテID情報を記憶するカセッテIDメモリ102とを備える。

    送受信機66は、コンソール28から無線通信により送信要求信号を受信する一方、前記コンソール28に対して、カセッテIDメモリ102に記憶されたカセッテID情報、画像メモリ100に記憶された放射線画像情報を無線通信により送信する。

    表示装置26は、コンソール28から放射線画像情報を受信する受信機104と、受信した放射線画像情報の表示制御を行う表示制御部106と、前記表示制御部106によって処理された放射線画像情報を表示する表示部108とを備える。

    コンソール28は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26に対して、放射線画像情報、位置情報等を含む必要な情報を無線通信により送受信する送受信機110と、撮影装置22による撮影に必要な撮影条件を管理する撮影条件管理部112と、放射線検出カセッテ24から送信された放射線画像情報に対する画像処理を行う画像処理部114と、処理した放射線画像情報を記憶する画像メモリ116と、撮影対象である患者14の患者情報を管理する患者情報管理部118と、放射線検出カセッテ24から送信されたカセッテ情報を管理するカセッテ情報管理部120とを備える。

    なお、コンソール28は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26に対して無線通信による信号の送受信を行うことができるのであれば、手術室12の外に設置してもよい。

    本実施の形態の放射線検出カセッテ24が用いられた放射線画像撮影システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。

    放射線画像撮影システム10は、手術室12に設置されており、例えば、医師18による患者14の手術中において、放射線画像の撮影が必要となった際に使用される。 そのため、撮影対象である患者14の患者情報は、撮影に先立ち、コンソール28の患者情報管理部118に予め登録される。 また、撮影部位や撮影方法が予め決まっている場合には、これらの撮影条件を撮影条件管理部112に予め登録しておく。 以上の準備作業が終了した状態において、患者14に対する手術が遂行される。

    手術中において放射線画像の撮影を行う場合、医師18又は担当する放射線技師は、患者14と手術台16との間の所定位置に、ケーシング36の第1平板部38が撮影装置22及び患者14側(矢印B方向)、第2平板部40が手術台16側(矢印C方向)となるように放射線検出カセッテ24を設置する。

    ここで、放射線検出カセッテ24の設置作業について図7A〜図7Cを参照しながら簡単に説明する。 なお、図7A〜図7Cは、手術室12において患者14の足元側から見た説明図である。

    先ず、図7Aに示されるように、ケーシング36の第1テーパ部42が患者14と手術台16との間の所定位置に臨むように放射線検出カセッテ24を前記手術台16における患者14の側方に載置する。 なお、放射線検出カセッテ24は、第1テーパ部42を有する側部が患者14に対して略平行となるように載置される。 そして、放射線検出カセッテ24を患者14側(矢印D方向)に向かって移動させることにより、該放射線検出カセッテ24は第1テーパ部42が患者14の側部に接触した後、第1及び第2傾斜部56、58を介して患者14と手術台16との間を押し広げるようにしながらに徐々に所定位置に向かって移動していく(図7B参照)。

    この際、患者14は、厚さが徐々に増大する第1テーパ部42を介して手術台16に対して徐々に持ち上げられるため(図7B参照)、前記第1テーパ部42を備えていない放射線検出カセッテを設置する場合と比較し、前記患者14と手術台16との間の所定位置に設置される際の負担が軽減されると共に、その設置作業をより容易に行うことができる。

    さらに、放射線検出カセッテ24を患者14側(矢印D方向)に向かって移動させることにより、該放射線検出カセッテ24の第1平板部38が前記患者14の下側に入り込み、該患者14の患部に応じた所定位置に設置された状態となる(図7C参照)。

    なお、第2テーパ部44側から放射線検出カセッテ24を患者14と手術台16との間となる所定位置に設置する場合も同様である。

    次いで、このように患者14と手術台16との間となる所定位置に放射線検出カセッテ24が確実に設置された後、撮影スイッチ90を操作して撮影を行う。 この撮影装置22の線源制御部96は、送受信機94、110を介して、コンソール28の撮影条件管理部112より患者14の撮影部位に係る撮影条件を無線通信により取得し、取得した撮影条件に従って放射線源92を制御することにより、所定の線量からなる放射線Xを患者14に照射する。

    患者14を透過した放射線Xは、放射線検出カセッテ24のグリッド50によって散乱線が除去された後、放射線検出器52に照射され、放射線検出器52を構成する各画素68の光電変換層69によって電気信号に変換され、蓄積容量71に電荷として保持される(図5参照)。 次いで、各蓄積容量71に保持された患者14の放射線画像情報である電荷情報は、カセッテ制御部64を構成するアドレス信号発生部98からライン走査駆動部76及びマルチプレクサ84に供給されるアドレス信号に従って読み出される。

    すなわち、ライン走査駆動部76のアドレスデコーダ78は、アドレス信号発生部98から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW1の1つを選択し、対応するゲート線72に接続されたTFT70のゲートに制御信号Vonを供給する。 一方、マルチプレクサ84のアドレスデコーダ86は、アドレス信号発生部98から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW2を順次切り替え、ライン走査駆動部76によって選択されたゲート線72に接続された各画素68の蓄積容量71に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線74を介して読み出す。

    各放射線検出器52の選択されたゲート線72に接続された各画素68の蓄積容量71から読み出された放射線画像情報は、各増幅器80によって増幅された後、サンプルホールド回路82によってサンプリングされ、マルチプレクサ84を介してA/D変換器88に供給され、デジタル信号に変換される。 デジタル信号に変換された放射線画像情報は、カセッテ制御部64の画像メモリ100に一旦記憶された後、送受信機66を介して、無線通信によりコンソール28に送信される。

    同様にして、ライン走査駆動部76のアドレスデコーダ78は、アドレス信号発生部98から供給されるアドレス信号に従ってスイッチSW1を順次切り替え、各ゲート線72に接続されている各画素68の蓄積容量71に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線74を介して読み出し、マルチプレクサ84及びA/D変換器88を介してカセッテ制御部64の画像メモリ100に記憶させる。

    コンソール28に送信された放射線画像情報は、送受信機110によって受信され、画像処理部114において所定の画像処理が施された後、患者情報管理部118に登録されている患者14の患者情報と関連付けられた状態で画像メモリ116に記憶される。

    また、画像処理の施された放射線画像情報は、送受信機110から表示装置26に送信される。 受信機104によって放射線画像情報を受信した表示装置26は、表示制御部106によって表示部108を制御し、放射線画像を表示する。 医師18は、表示部108に表示された放射線画像を確認しながら手術を遂行する。

    この場合、放射線検出カセッテ24とコンソール28との間、撮影装置22とコンソール28との間、及び、コンソール28と表示装置26との間には、信号を送受信するためのケーブルが連結されていないため、例えば、手術室12の床面にこれらのケーブルが配設されることがなく、医師18等の作業に支障を来すおそれがない。

    なお、ケーシング36は、上述したように該ケーシング36の両側部に沿った第1及び第2テーパ部42、44が設けられる場合に限定されるものではなく、例えば、一組の接続壁46a、46bが設けられる長手方向に沿った両端部にも、先端に向かって徐々に先細状となるテーパ部を設けるようにしてもよい。 すなわち、ケーシング36における4つの側部に全てテーパ部を設けるようにしてもよい。 この場合には、ケーシング36を含む放射線検出カセッテ24を、患者14と手術台16との間に対して長手方向に沿って移動させて設置させる際にも、テーパ部によって前記患者14に対する負担を軽減しつつ、容易に設置することが可能となる。

    以上のように、本実施の形態では、放射線検出器52の収容されたケーシング36には、先端に向かって徐々に先細状となる第1及び第2テーパ部42、44を備え、前記第1及び第2テーパ部42、44の内部にバッテリ62、カセッテ制御部64及び送受信機66を収容すると共に、放射線遮断部材60a、60bを備えている。 この第1及び第2テーパ部42、44は、放射線検出カセッテ24を患者14と手術台16との間に設置する際、前記患者14及び手術台16に対峙しない側面に設けられている。

    従って、第1又は第2テーパ部42、44によって放射線検出カセッテ24を患者14と手術台16との間に徐々に挿入させることが可能となるため、前記放射線検出カセッテ24の設置作業を容易に行うことができ、前記設置作業を効率的に行うことができると共に、その設置作業による患者14への負担も軽減させることができる。

    また、第1及び第2テーパ部42、44の内部にバッテリ62、カセッテ制御部64及び送受信機66を収容することにより、ケーシング36内のスペースを有効に利用することができ、前記第1及び第2テーパ部42、44を設けることによるケーシング36の大型化を抑制することができる。 その結果、ケーシング36を含む放射線検出カセッテ24の小型化を図ることが可能となる。

    放射線検出カセッテ24は、手術室12等で使用されるとき、血液やその他の雑菌が付着するおそれがある。 そこで、放射線検出カセッテ24を防性、密閉性を有する構造とし、必要に応じて殺菌洗浄することにより、1つの放射線検出カセッテ24を繰り返し続けて使用することができる。

    放射線検出カセッテ24は、手術室12で使用される場合に限られるものではなく、例えば、検診や病院内での回診にも適用することができる。

    また、放射線検出カセッテ24と外部機器との間での無線通信は、通常の電波による通信に代えて、赤外線等を用いた光無線通信で行うようにしてもよい。

    図8に示すように、放射線検出カセッテ500を構成すると、一層好適である。

    すなわち、放射線検出カセッテ500には、ケーシング502の放射線照射面側に、撮影領域及び撮影位置の基準となるガイド線504が形成される。 このガイド線504を用いて、放射線検出カセッテ500に対する被写体の位置決めを行い、また、放射線の照射範囲を設定することにより、放射線画像情報を適切な撮影領域に記録することができる。

    放射線検出カセッテ500の撮影領域外の部位には、当該放射線検出カセッテ500に係る各種情報を表示する表示部506を配設する。 この表示部506には、放射線検出カセッテ500に記録される被写体のID情報、放射線検出カセッテ500の使用回数、累積曝射線量、放射線検出カセッテ500に内蔵されているバッテリ62の充電状態(残容量)、放射線画像情報の撮影条件、被写体の放射線検出カセッテ500に対するポジショニング画像等を表示させる。 この場合、技師は、例えば、表示部506に表示されたID情報に従って被写体を確認するとともに、当該放射線検出カセッテ500が使用可能な状態にあることを事前に確認し、表示されたポジショニング画像に基づいて被写体の所望の撮影部位を放射線検出カセッテ500に位置決めして、最適な放射線画像情報の撮影を行うことができる。

    また、放射線検出カセッテ500に取手部508を形成することにより、当該放射線検出カセッテ500の取り扱い、持ち運びが容易になる。

    放射線検出カセッテ500の側部には、ACアダプタの入力端子510と、USB(Universal Serial Bus)端子512と、メモリカード514を装填するためのカードスロット516とを配設すると好適である。

    入力端子510は、放射線検出カセッテ500に内蔵されているバッテリ62の充電機能が低下しているとき、あるいは、バッテリ62を充電するのに十分な時間を確保できないとき、ACアダプタを接続して外部から電力を供給することにより、当該放射線検出カセッテ500を直ちに使用可能な状態とすることができる。

    USB端子512又はカードスロット516は、放射線検出カセッテ500がコンソール28等の外部機器との間で無線通信による情報の送受信を行うことができないときに利用することができる。 すなわち、USB端子512にケーブルを接続することにより、外部機器との間で有線通信による情報の送受信を行うことができる。 また、カードスロット516にメモリカード514を装填し、このメモリカード514に必要な情報を記録した後、メモリカード514を取り出して外部機器に装填することにより、情報の送受信を行うことができる。

    手術室12や病院内の必要な個所には、図9に示すように、放射線検出カセッテ24が装填され、内蔵されるバッテリ62の充電を行うクレードル518を配置すると好適である。 この場合、クレードル518は、バッテリ62の充電だけでなく、クレードル518の無線通信機能又は有線通信機能を用いて、HIS、RIS、コンソール28等の外部機器との間で必要な情報の送受信を行うようにしてもよい。 送受信する情報には、クレードル518に装填された放射線検出カセッテ24に記録された放射線画像情報を含めることができる。

    また、クレードル518に表示部520を配設し、この表示部520に対して、装填された当該放射線検出カセッテ24の充電状態や、放射線検出カセッテ24から取得した放射線画像情報を含む必要な情報を表示させるようにしてもよい。

    また、複数のクレードル518をネットワークに接続し、各クレードル518に装填されている放射線検出カセッテ24の充電状態をネットワークを介して収集し、使用可能な充電状態にある放射線検出カセッテ24の所在を確認できるように構成することもできる。

    なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。

    本実施の形態に係る放射線画像撮影システムの設置された手術室の説明図である。

    放射線検出カセッテの内部構成斜視図である。

    図2に示す放射線検出カセッテの平面図である。

    図2に示す放射線検出カセッテの縦断面図である。

    放射線検出器の回路構成ブロック図である。

    放射線画像撮影システムの構成ブロック図である。

    図7A〜図7Cは、放射線検出カセッテを患者と手術台との間に設置する際の一連の動作を示す説明図である。

    放射線検出カセッテの他の構成図である。

    放射線カセッテの充電を行うクレードルの構成図である。

    符号の説明

    10…放射線画像撮影システム 12…手術室14…患者 16…手術台22…撮影装置 24、500…放射線検出カセッテ26…表示装置 28…コンソール36…ケーシング 38…第1平板部40…第2平板部 42…第1テーパ部44…第2テーパ部 48…照射面52…放射線検出器 56…第1傾斜部58…第2傾斜部 60a、60b…放射線遮断部材62…バッテリ 64…カセッテ制御部66、94、110…送受信機 92…放射線源

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