Decorative sheet

阅读:1004发布:2020-09-14

专利汇可以提供Decorative sheet专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a decorative sheet having no toxic gas such as hydrogen chloride in the case of utilizing incinerating disposal as disposal means of waste material, low combustion calorie, excellent physical properties such as weather resistance and heat resistance, adapted for V-cutting, lapping and excellent design.
SOLUTION: The decorative sheet 1" comprises a colored polyester resin film 2, a design print layer 3, an acrylic resin film 4 sequentially laminated in this order from below. The film 2 has a cavity-containing polyester resin layer 21 and a polyester resin layer 22 laminated.
COPYRIGHT: (C)1997,JPO,下面是Decorative sheet专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 下から順に、基材シート層、絵柄印刷層、表面保護層が積層された化粧シートであって、前記基材シート層が着色ポリエステル樹脂フイルムからなり、前記表面保護層がアクリル系樹脂フイルムからなることを特徴とする化粧シート。
  • 【請求項2】 前記絵柄印刷層と前記表面保護層との間に熱接着性樹脂層を積層したことを特徴とする請求項1
    記載の化粧シート。
  • 【請求項3】 前記基材シート層が空洞含有ポリエステル樹脂層とポリエステル樹脂層とが積層された構成からなる着色ポリエステル樹脂フイルムであることを特徴とする請求項1、2記載の化粧シート。
  • 【請求項4】 前記基材シート層の下面に易接着性樹脂層が積層されていることを特徴とする請求項1乃至3記載の化粧シート。
  • 【請求項5】 前記表面保護層の上面にエンボス加工を施し凹部を形成したことを特徴とする請求項1乃至4記載の化粧シート。
  • 【請求項6】 前記凹部に着色インキ層を充填したことを特徴とする請求項1乃至5記載の化粧シート。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、各種家具類や建築内装材等に装飾或いは表面保護の目的で貼着される化粧シートに関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来の化粧シートとしては、塩化ビニル樹脂フイルムの上に通常の方法で印刷を施した後、透明性のある塩化ビニル樹脂フイルムを積層した化粧シート、また立体感を現出させ、意匠性の改良を図るために、前記化粧シートの透明性のある塩化ビニル樹脂フイルム面に、エンボスを施し、更にエンボスの凹部にインキを充填して、例えば木目の導管模様等を表現してなる化粧シートが知られている。 塩化ビニル樹脂フイルムが用いられる理由は、汎用樹脂であり、製造コストが低いこと、着色の容易さ、ラミネート加工の良さ、エンボス加工の容易さ、さらに真空成形加工性、Vカット加工性等の2次、3次加工の容易さが他の樹脂と比較して、良好もしくはバランスが取れていることが理由である。 しかしながら、昨今の環境問題に関連して、焼却処理に付した時に塩素化合物を発生するため、廃材の処理手段として焼却処理を利用することができない点で、塩素基を含まない塩化ビニル樹脂以外のシートが求められている。

    【0003】一方、塩化ビニル樹脂フイルムが有するこのような欠点を克服する材料として、合成樹脂を含浸した紙層からなる化粧シート、またはポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂フイルムが提案されているが、前者のものは、層間接着強度、耐ピーリング性、耐侯性、耐摩耗性、耐薬品性等の物性が劣るため建材用途として使用される部位が非常に限定される上に、
    ラッピング加工やVカット加工に使用できない等の問題があり、後者のものは、耐熱性に劣り、フイルムの引っ張り強度が弱いためエンボス加工や他のシートとの熱ラミネートに適しておらず、また燃焼カロリーが高く廃材の燃焼処理時に焼却炉に損傷を与える危険がある等の問題があった。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、廃材の処理手段として焼却処理を利用する際に塩化素等の有害ガスの発生のない、燃焼カロリーの低い、
    耐候性、耐熱性等の物性に優れ、Vカツト加工、ラッピング加工に適した意匠性に優れた化粧シートを提供することである。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】本発明は、下から順に、
    基材シート層、絵柄印刷層、表面保護層が積層された化粧シートであって、前記基材シート層が着色ポリエステル樹脂フイルムからなり、前記表面保護層がアクリル系樹脂フイルムからなることを特徴とする化粧シートである。 この構成とすることにより、分子中に塩素基が含まれていない、即ち、焼却処理に付したときに塩素化合物が発生することのない化粧シートが得られる。 しかも基材シート層をポリエステル樹脂フイルムとしていることにより、強度、耐熱性、特に耐熱寸法安定性に優れるので、印刷時や熱ラミネート時にもシートの寸法が安定しており非常に意匠性の高い化粧シートとすることが可能である。 また着色されたものとしていることにより隠蔽性を有し、絵柄印刷層が被貼り合わせ材の色の影響を受けにくいものとなる。 さらに表面保護層をアクリル樹脂フイルムとしているので、耐侯性、耐汚染性、耐熱性に優れ、且つエンボス適性を有する化粧シートとすることができる。

    【0006】また本発明は、前記絵柄印刷層と前記表面保護層との間に熱接着性樹脂層を積層したことを特徴とする化粧シートである。 この構成とすることにより、絵柄印刷層が基材シート層の全面に設けられていなかったり、絵柄印刷層を構成しているインキが表面保護層であるアクリル系樹脂フイルムと熱ラミネート適性の無いものとしても、基材シート層と表面保護層を熱ラミネート可能な物とできる。

    【0007】さらに本発明は、前記基材シート層が空洞含有ポリエステル樹脂層とポリエステル樹脂層とが積層された構成からなる着色ポリエステル樹脂フイルムであることを特徴とする化粧シートである。 この構成とすることにより、強度、耐熱性、耐熱寸法安定性を悪くすることなく、隠蔽性を良くし、少ない樹脂量で同じ厚みのシートとすることが可能となるのでコストダウンが図れ、しかも空洞含有ポリエステル樹脂層は熱圧により変形し易いので、エンボス加工により適した化粧シートとすることができる。 また、ポリエステル樹脂層面を基材側として積層した場合においては、着色ポリエステル樹脂フイルムの層間で剥離することがなく、耐ピーリング性を有するものとなる。

    【0008】さらに本発明は、前記基材シート層の下面に易接着性樹脂層が積層されていることを特徴とする化粧シートである。 この構成とすることにより、化粧シートの基板への接着性が良くなるものである。

    【0009】さらに本発明は、前記表面保護層の上面にエンボス加工を施し凹部を形成したことや、その凹部に着色インキ層を充填したことを特徴とする化粧シートである。 この構成とすることで、より本物に近い意匠、特に木目模様等が得られることになる。 ここで、エンボス加工に関しては上記に説明したように、表面保護層にエンボス適性に優れたアクリル系樹脂フイルムを積層した構成とすることにより可能となり、基材シート層との熱ラミネート時に同時にエンボス加工を施すことができるものである。 さらには、基材シート層を空洞含有ポリエステル樹脂層とポリエステル樹脂層とが積層された構成からなる着色ポリエステル樹脂フイルムとすることにより、エンボス加工がより行い易いものとすることができるものである。

    【0010】

    【発明の実施の態様】図1は本発明の第1実施例の化粧シートの積層構成を示す断面図であって、図2は本発明の第2実施例の化粧シートの積層構成を示す断面図、図3は本発明の第3実施例の化粧シートの積層構成を示す断面図、図4は本発明の化粧シートを用いて作製された化粧板の第1実施例の積層構成を示す断面図、図5は本発明の化粧シートを用いて作製された化粧板の第2実施例の積層構成を示す断面図である。 1、1'、1”は化粧シート、2は着色ポリエステル樹脂フイルム、21は空洞含有ポリエステル樹脂層、22はポリエステル樹脂層、3は絵柄印刷層、31はベタ柄印刷層、32は模様柄印刷層、4はアクリル系樹脂フイルム、5は熱接着性樹脂層、6は易接着性樹脂層、7はエンボス凹部、8は着色インキ層、9はトップコート層、10、10'は化粧板、11は基板をそれぞれ表す。

    【0011】本発明の化粧シート1の基本的な構成は図1の第1実施例に示すように、基材シート層としての着色ポリエステル樹脂フイルム2面にベタ柄印刷層31と模様柄印刷層32よりなる絵柄印刷層3、該絵柄印刷層3の上面に表面保護層となるアクリル系樹脂フイルム4
    が熱接着により積層形成された構成であり、その分子中に塩素基が含まれていない構成からなっている。

    【0012】また、図2の第2実施例に示すように基材シート層としての着色ポリエステル樹脂フイルム2面に絵柄印刷層3(模様柄印刷層32)を全面ではなく部分的に設けた場合に、絵柄印刷層3と表面保護層4との間に熱接着性樹脂層5を設けた構成として、熱接着により積層形成した化粧シート1'としてもよいものである。
    また、第1実施例のように全面に絵柄印刷層3を設けている場合においても、絵柄印刷層3を構成しているインキが表面保護層であるアクリル系樹脂フイルム4と熱接着適性の無い時には、絵柄印刷層3上面に熱接着性樹脂層5を設けた構成とすればよいものである。 熱接着性樹脂層5としては、塩酢ビ樹脂、ポリプロピレン変性ウレタン樹脂、塩化ビニル−アクリル系樹脂のようなものが用いられる。

    【0013】ここで、本発明の化粧シートに用いられる基材シート層としては、強度と耐熱性、寸法安定性に優れ、かつ、分子中に塩素基が含まれていないポリエステル系樹脂が適しており、更に、不透明とすることにより、隠蔽性を持たせ、基材シート層上に形成される絵柄印刷層3の印刷柄が被貼合せ基板の色の影響を受けなくすることが可能である。 不透明化する方法としては、着色、発泡、空洞化処理等の方法が挙げられる。

    【0014】ここで、本発明に最も適した構成の着色ポリエステル樹脂フイルム2、即ち、空洞含有ポリエステル樹脂層21とポリエステル樹脂層22との積層体からなる2軸延伸されたポリエステル積層フイルムを用いて構成された化粧シート1”について図3の第3実施例に基づいて説明を行う。本第3実施例は上記第1実施例の構成と同様であり、基材シート層が不透明性、印刷適性、接着性、耐侯性等の優れた空洞含有ポリエステル樹脂層21と、強度、耐熱性、寸法安定性に優れたポリエステル樹脂層22との積層体とされただけのものであり、このような積層体とすることにより空洞含有ポリエステル樹脂層21とポリエステル樹脂層22との両者の優れた諸物性を併せ持った化粧シート用途に適した基材シート層となるものである。上記空洞含有ポリエステル樹脂層21は空洞を発生させるためのフイラーを添加したポリエステル樹脂とフイラーを添加しないポリエステル樹脂とを共押出しにより積層フイルムを作製し、引き続き縦方向および横方向に延伸して製造される。フイラーとしては炭酸カルシウム、タルク、カオリン、硫酸バリウム等の無機物、ないしはポリエステル樹脂と相溶性のないポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート等の熱可塑性ポリマーが使用される。また、空洞含有ポリエステル樹脂層21は熱圧により変形し易いので、
    エンボスを施すことも可能であり、エンボスを形成する化粧シートにも適したものである。

    【0015】化粧シートに使用する着色ポリエステル樹脂フイルム2の厚さは40〜100μmのものが適当であり、上記第3実施例の着色ポリエステル樹脂フイルム2においては、ポリエステル樹脂層22の占める厚さは4〜10μmである。 ポリエステル樹脂層22は空洞含有ポリエステル樹脂層21に積層された後2軸方向に延伸され作製されるものであり、着色ポリエステル樹脂フイルム2の強度、熱寸法安定性等が改良される。

    【0016】次に図4に示すように、本発明の化粧シートを使用して製造される化粧板10について説明を行う。 化粧板10は上記第3実施例にて説明した化粧シート1”のポリエステル樹脂層22の裏面、即ち、空洞含有ポリエステル樹脂層21が設けられていない側に易接着性樹脂層6を介して基板11を接着積層した構成のものである。

    【0017】易接着性樹脂層6に使用可能な樹脂としては、ポリエステル樹脂との接着性が優れると共に、アクリルウレタン系樹脂、ニトロセルローズ系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂との接着性に優れた樹脂が好ましく、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリエステルウレタン樹脂等が最も適している。 易接着性樹脂層6は、前記熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリエステルウレタン樹脂からなるインキを使用して1ミクロン程度の厚さにグラビア印刷方式等により形成することにより、汎用のポリ酢酸ビニル系エマルジヨン接着剤により合板等に積層するに際しても十分に接着強度が得られる。

    【0018】このとき、着色ポリエステル樹脂フイルム2は下面側からポリエステル樹脂層22、空洞含有ポリエステル樹脂層21の順に積層したのであるが、このようにすることにより、接着剤を用いて化粧シート1”を基板11と積層した化粧板とした場合に、切目を入れて化粧シート1”を剥離するピーリングテストを行っても、化粧シート1”の層間で、即ち着色ポリエステル樹脂フイルム2の層間で剥離が発生することがなく良好な結果が得られるものである。

    【0019】表面保護層としてのアクリル系樹脂フイルム4は透明なフイルムが用いられ、印刷層を保護する為のものであり、最も重要なことは、分子中に塩素基が含まれていないことである。 また耐侯性、耐汚染性、耐溶剤性等の諸物性にも優れており、エンボス加工にも適したものである。 アクリル系樹脂フイルムとなるアクリル系樹脂は、主成分がアクリル酸(メタクリル酸を含む)
    及びその誘導体であるアクリル酸エステル、アクリルアミド、アクリロニトリルを重合する事により得られるアクリル酸、スチレン等の他のモノマーとのアクリル共重合体樹脂である。

    【0020】さらに、本発明の化粧シートを使用して作製される化粧板10'の構成として図5に示すように、
    前記アクリル系樹脂フイルム4の表面に設けられたエンボス凹部7に着色インキ8を充填し、しかるのちにトップコート層9を設ける構成があり、表面に設けられた凹凸模様の凹部にワイピングにより着色インキを充填することで、化粧シートの意匠効果をより高めたものである。

    【0021】エンボス加工は、着色ポリエステル樹脂フイルム2とアクリル系樹脂フイルム4を重ね合わせたままに互いに圧接された熱ロール間に通して熱融着し、一枚の複合シートを製造する。 加熱しながら加圧することによりアクリル系樹脂フイルム4を着色ポリエステル樹脂フイルム2の木目模様柄印刷層32に融着して一枚の化粧シートを作るものである。 ダブリング用熱ロールとして導管エンボスロールを使用すればダブリングとエンボス加工が同時に行うことが出来る。 そして、これらダブリングとエンボス加工等の工程を通常のポリ塩化ビニルフイルムと同じ条件にて作業が可能である。

    【0022】アクリル系樹脂フイルム4のエンボス凹部7に充填される着色インキ8としては、塗料ないしインキが用いられる。 例えば、天然樹脂又はその変性樹脂類、セルロース誘導体類、ポリ塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂等の合成樹脂類をベヒクルの構成材料とし、ベヒクル中に着色顔料、体質顔料、可塑剤等を添加してなる塗料又はインキが用いられる。 使用されるベヒクルとしては2
    液硬化型ウレタン系樹脂のものが好適に用いられる。 ワイピング法としては、ドクターブレード法、ロールコート法等、従来から使用されているワイピング法のいずれによっても良い。

    【0023】トップコート層9は無色の透明であっても、あるいは着色透明であっても、更に艶消しの透明であってもよく、化粧シート表面の光沢度を調整するために設けるものであるが、表面保護の役割もある。 トップコート層9は適宜のベヒクルを用いた塗料を塗布する事により形成され、該ベヒクルとしてはフェノール樹脂、
    不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン系樹脂等の熱硬化性樹脂の1種又は2種以上の混合樹脂を用いることが出来る。 トップコート層9を形成する塗料には通常、適量の艶消し剤を分散させて所望の光沢を与えるが、艶消し剤としては、マイカ、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、ケイ砂、シラスバルーン等が用いられる。 上記塗料の塗布方法としては、グラビアコート、ロールコート、エアナイフコート等の方式が用いられる。

    【0024】本発明の化粧シートは着色ポリエステル樹脂フイルム2のポリエステル樹脂層22面に易接着性樹脂層6が設けられているので、合板等の基板に汎用のポリ酢酸ビニル系エマルジヨンタイプ接着剤を使用して強固に接着積層することができ、完成した化粧板は、耐磨耗性、耐溶剤性、耐候性、耐薬品性等の物性に優れるので、家具、キヤビネツト、学習机等の平面化粧の用途に使用できると共に、合板にVカツト溝を形成して折り曲げ加工する用途および異形木材、異形成形品等のラツピング用途にも使用できる。

    【0025】

    【実施例】

    実施例1 厚さ50μmの表面にプライマー層が積層された空洞含有ポリエステル樹脂層とポリエステル樹脂層とが積層され2軸延伸された着色ポリエステル樹脂フイルム(東洋紡製、クリスパー)を使用し、そのポリエステル樹脂層面にグラビア印刷によりポリエステルウレタン樹脂からなるインキを使用してプライマー層を1μmの厚さに形成し、反対側のプライマー層面に、アクリルウレタン系樹脂インキによりベタ印刷層と木目絵柄印刷層とをグラビア印刷で設け木目柄の印刷シートを得た。 次いで厚さ50μmのアクリル系樹脂フイルム(三菱レイヨン製、
    アクリプレンHBS−001)と、前記印刷された着色ポリエステル樹脂フイルムの絵柄印刷層面とを重ねて、
    加熱温度170℃、速度12m/min、ニップ圧25
    kg/cm 2の条件で熱ラミネートを行うことにより、
    塩化ビニルフイルムに替わる化粧シートを得た。

    【0026】実施例2 前記実施例1の熱ラミネート条件にて、印刷された前記着色ポリエステル樹脂フイルムの絵柄印刷層面とアクリル系樹脂フイルムとをエンボスロールとシリコーンゴムロール間にて圧着し熱ラミネートすることによりエンボス凹部を有する化粧シートを作製した。 さらに、前記エンボスによる凹部が表面に賦形されたアクリル系樹脂フイルム面に2液硬化型ウレタン系着色インキをロールコート法によって塗工したあと、ドクターブレードで凹部以外の部分に付着している着色インキを除去し、積層シートの表面に形成されているエンボス凹部内に着色インキを充填、固化させた。 更にこのシート上に2液硬化型ウレタン系艶調整用塗料を版深60μmのグラビアロールにてコートする事によって、高意匠、高加工性なダブリングワイピング化粧シートを作製した。

    【0027】

    【発明の効果】本発明は以上説明したように、ベース基材層としての着色ポリエステル樹脂フイルムの表面に、
    アクリル系樹脂フイルムを表面保護層として積層したことにより、共に樹脂中に塩素原子を含まない構成となるので、焼却処理時に発生するガスに有毒な塩化水素等のガスを含有していないために、環境を汚染する等の問題もなくなり、廃材の処理手段として焼却手段を利用することが出来るようになるとの優れた効果を奏する。

    【0028】ベース基材層として、着色ポリエステル樹脂フイルムを用いることにより、強度、耐熱性、寸法安定性に優れたものとなり、特に不透明性、印刷適性、耐薬品性等の優れた空洞含有ポリエステル樹脂層に、強度、耐熱性、寸法安定性等の優れたポリエステル樹脂層を積層した構成からなる積層ポリエステルフイルムとすることにより、ラッピング加工ないしVカット加工にも適した化粧シートが得られ、ポリエステル樹脂層面にプライマー層を設けた構成の化粧シートとすることにより、ポリ酢酸ビニル系エマルジョンタイプ等の汎用接着剤で合板等の基板へ容易に貼合せることができる。

    【0029】また、本発明の化粧シートは、表面保護層としてアクリル系樹脂フイルムを積層した構成のため、
    耐溶剤性、耐侯性に優れた化粧シートを得ることが出来る。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第1実施例の化粧シートの積層構成を示す断面図である。

    【図2】本発明の第2実施例の化粧シートの積層構成を示す断面図である。

    【図3】本発明の第3実施例の化粧シートの積層構成を示す断面図である。

    【図4】本発明の化粧シートを用いて作製された化粧板の第1実施例の積層構成を示す断面図である。

    【図5】本発明の化粧シートを用いて作製された化粧板の第2実施例の積層構成を示す断面図である。

    【符号の説明】

    1 1' 1'' 化粧シート 2 着色ポリエステル樹脂フイルム 21 空洞含有ポリエステル樹脂層 22 ポリエステル樹脂層 3 絵柄印刷層 31 ベタ柄印刷層 32 模様柄印刷層 4 アクリル系樹脂フイルム 5 熱接着性樹脂層 6 易接着性樹脂層 7 エンボス凹部 8 着色インキ層 9 トップコート層 10 10' 化粧板 11 基板

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/36 B32B 27/36 (72)発明者 松原 弘 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 川原 誠司 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

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