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Cooling device of cell type ice making machine

阅读:3发布:2022-03-18

专利汇可以提供Cooling device of cell type ice making machine专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cooling device of a cell type ice making machine in which the number of component parts is less and it has a superior thermal conductivity.
SOLUTION: A main body 21 of an ice making chamber of a cooling device 5 of a cell type ice making machine is constructed such that two opposing surfaces are opened, partition walls 2a, 2b are arranged within it so as to form a plurality of ice making segments 3 and at the same time they may be integrally formed by metallic extrusion, drawing formation or casting and the like. Then, to one opening surface of the main body of the ice making chamber is connected a lid 22 covering this opening surface and further a cooling pipe 4 is connected to an outer surface of this lid member.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO,下面是Cooling device of cell type ice making machine专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 対向する二面が開口する枠体と、 この枠体の内部に配設されて、複数の製氷区画に仕切る仕切り壁と、 この仕切り壁と前記枠体とからなるとともに、金属により一体成形されている製氷室本体と、 この製氷室本体の一開口面に接合されている蓋体と、 この蓋体の外側の面に接合されている冷却パイプとを備えていることを特徴とするセル型製氷機の冷却器。
  • 【請求項2】 一面が開口し、かつ、内部に仕切り壁にて複数の製氷区画を画成する一体成形の製氷室を備え、 前記仕切り壁の厚みは天壁側から開口面側に向かって薄くなっており、 この製氷室の天壁の外側の面に、冷却パイプが接合されていることを特徴とするセル型製氷機の冷却器。
  • 【請求項3】 一面が開口し、かつ、内部に仕切り壁が配設されて複数の製氷区画が形成されている製氷室は、
    前記開口面に対向する天壁の外側の面に凹部が形成されており、 冷却パイプが、この凹部に嵌まっている状態で、製氷室の天壁の外側の面に接合されていることを特徴とするセル型製氷機の冷却器。
  • 【請求項4】 一面が開口し、かつ、内部に仕切り壁が配設されて複数の製氷区画が形成されている製氷室は、
    鋳造により金属で一体成形されているとともに、冷却パイプが鋳造時にインサート成形されていることを特徴とするセル型製氷機の冷却器。
  • 【請求項5】 一面が開口し、かつ、内部に仕切り壁が配設されて複数の製氷区画が形成されている製氷室は、
    鋳造により金属で一体成形されているとともに、この鋳造の際に冷却パイプが、前記開口面に対向する天壁にインサート成形されており、 かつ、冷却パイプと冷却パイプとの間において、天壁の外側の面に、窪みが形成され、天壁の厚みが薄くなっており、 この窪み形成部分にエア抜き孔が形成されていることを特徴とするセル型製氷機の冷却器。
  • 【請求項6】 前記製氷区画の平断面形状が、多角形、
    円形、ハート形、星形または生物の形などの形状であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のセル型製氷機の冷却器。
  • 【請求項7】 前記製氷区画の断面が、天壁側から開口面側に向かって拡大していることを特徴とする請求項1,3,4,5または6記載のセル型製氷機の冷却器。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、逆セル型製氷機や縦セル型製氷機などのセル型製氷機の冷却器に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来のセル型製氷機の冷却器について、
    図11および図12を用いて説明する。 図11は従来のセル型製氷機の冷却器の説明図で、(a)が斜視図、
    (b)が断面図である。 図12は従来のセル型製氷機の冷却器の組み立て分解斜視図である。

    【0003】下面が開口している製氷室箱体01の内部に、縦仕切り板02および横仕切り板03を格子状に配置し、横仕切り板03のカシメ部04を、製氷室箱体0
    1の天壁のカシメ孔06に嵌入して上方に突出させた後に折り曲げてカシメて、製氷室箱体01、縦仕切り板0
    2および横仕切り板03を組み立てて製氷室08を形成している。 この製氷室08の上面に、冷却パイプ09を半田付けしている。 この冷却パイプ09は、製氷室08
    の上面に突出しているカシメ部04を避けて蛇行して配置されており、冷却パイプ09が製氷室08の上面から浮き上がらないようにしている。 そして、製氷室08と冷却パイプ09とを半田付けで固定した後に、製氷室箱体01と冷却パイプ09との間や、製氷室箱体01と縦仕切り板02または横仕切り板03との間や、縦仕切り板02と横仕切り板03との間の熱伝導を良くするために、ディッピング処理が行われている。 この様にして、
    製氷室08と冷却パイプ09とを結合して、冷却器が構成されている。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製氷室08が、製氷室箱体01、複数の縦仕切り板02および複数の横仕切り板03で形成されていると、部品点数が多くなるとともに、組み立て工数が多くなる。 また、縦仕切り板02および横仕切り板03の組み付け精度が低く、均一な形状の氷を製氷することが難しい。 さらに、
    縦仕切り板02と横仕切り板03との間などは、ディッピング処理が施されているが、さらに熱伝導の効率を向上させることが望まれている。

    【0005】本発明は、以上のような課題を解決するためのもので、部品点数が少なく、かつ、熱伝導効率の良いセル型製氷機の冷却器を提供することを目的としている。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】本出願の請求項1記載の発明にかかるセル型製氷機の冷却器(5)は、対向する二面が開口する枠体(21a)と、この枠体の内部に配設されて、複数の製氷区画に仕切る仕切り壁(2,2
    a,2b)と、この仕切り壁と前記枠体とからなるとともに金属で一体成形されている製氷室本体(21)と、
    この製氷室本体の一開口面に接合されている蓋体(2
    2)と、この蓋体の外側の面に接合されている冷却パイプ(4)とを備えている。

    【0007】請求項2記載の発明にかかるセル型製氷機の冷却器は、一面が開口し、かつ、内部に仕切り壁にて複数の製氷区画を画成する一体成形の製氷室(1)を備えている。 そして、仕切り壁の厚みは天壁(31)側から開口面側に向かって薄くなっている。 また、製氷室の天壁の外側の面に、冷却パイプが接合されている。

    【0008】請求項3記載の発明にかかるセル型製氷機の冷却器の製氷室は、一面が開口し、かつ、内部に仕切り壁が配設されて複数の製氷区画が形成されている。 そして、開口面に対向する天壁の外側の面に凹部(36)
    が形成されており、冷却パイプが、この凹部に嵌まっている状態で、製氷室の天壁の外側の面に接合されている。 なお、この場合には、製氷室は一体成形されている必要は必ずしもなく、多部材たとえば2部材を接合して形成されていることも可能である。

    【0009】請求項4記載の発明にかかるセル型製氷機の冷却器の製氷室は、一面が開口し、かつ、内部に仕切り壁が配設されて複数の製氷区画が形成されている。 そして、この製氷室は、鋳造により金属で一体成形されているとともに、冷却パイプが鋳造時にインサート成形されている。

    【0010】請求項5記載の発明にかかるセル型製氷機の冷却器の製氷室は、一面が開口し、かつ、内部に仕切り壁が配設されて複数の製氷区画が形成されている。 そして、この製氷室は、鋳造により金属で一体成形されているとともに、この鋳造の際に冷却パイプが、開口面に対向する天壁にインサート成形されている。 かつ、冷却パイプと冷却パイプとの間において、天壁の外側の面に、窪み(41)が形成され、天壁の厚みが薄くなっており、この窪み形成部分にエア抜き孔(33)が形成されている。

    【0011】請求項6記載の発明にかかるセル型製氷機の冷却器の製氷室は、製氷区画の平断面形状が、多形、円形、ハート形、星形または生物の形などの形状である。

    【0012】請求項7記載の発明にかかるセル型製氷機の冷却器の製氷室は、製氷区画の断面が、天壁側から開口面側に向かって拡大している。

    【0013】

    【発明の実施の形態】まず初めに、本発明の実施の形態の冷却器が取り付けられる逆セル型製氷機の説明を図1
    および図2を用いて説明する。 図1は製氷時における逆セル型製氷機の正面図である。 図2は離氷時における逆セル型製氷機の正面図である。

    【0014】セル型製氷機である逆セル型製氷機の製氷室1は、熱伝導性の良い金属たとえば銅、または銅合金、アルミ、またはアルミ合金などで構成され、下面が開口するとともに、内部が仕切り壁2で仕切られて、多数の製氷区画3が形成されている。 この製氷室1の天壁の上面には、冷却パイプ4が蛇行して配設され固定されている。 この断面略円形の冷却パイプ4には冷媒が流れており、製氷室1を冷却することができる。 この製氷室1および冷却パイプ4で冷却器5は構成され、逆セル型製氷機のフレーム6に取り付けられて固定されている。
    また、製氷室1の製氷区画3にを噴出して供給する水皿7は、フレーム6に回動軸8を軸として傾復動可能に取り付けられている。 さらに、フレーム6に、レバー1
    0が回動可能に取り付けられており、図示しないモーターなどで駆動される。 そして、レバー10の端部と、水皿7の先端部との間に、コイルバネ11が取り付けられている。

    【0015】製氷時には、図1に図示するように、レバー10の先端は上方にあり、水皿7は略水平となっている。 そして、図1の製氷状態から、レバー10が反時計方向に回動して、先端が下方になると、図2に図示するように、水皿7は時計方向に傾動して離氷状態となる。
    逆に、図2の離氷状態から、レバー10が時計方向に回動すると、水皿7は反時計方向に回動して図1の水平状態に復動する。

    【0016】さらに、水皿7の下側には、この水皿7と一体に移動する水タンク16が設けられており、この水タンク16に溜められた水は、ポンプ17が駆動すると、水皿7に供給され、製氷室1の製氷区画3に噴出する。

    【0017】この様に構成されている逆セル型製氷機において、製氷する際には、図1に図示する水皿7が水平な状態において、水タンク16のポンプ17を駆動して、水タンク16の水を水皿7に供給し、製氷室1の製氷区画3に噴出している。 この製氷室1は、冷却パイプ4で冷却されており、製氷区画3内で製氷される。 製氷が終了すると、水皿7を時計方向に傾動し図2の離氷状態とし、製氷室1の製氷区画3の氷を外に放出する。 氷が放出されると、水皿7を反時計方向に回動して、元の水平な図1の製氷状態に復帰させている。

    【0018】次に、セル型製氷機の冷却器の実施の第1
    の形態について説明する。 図3は実施の第1の形態の冷却器の組み立て分解斜視図である。 図4は実施の第1の形態の冷却器の断面図である。

    【0019】この実施の第1の形態においては、製氷室1は、製氷室本体21と、この製氷室本体21の一開口面を覆う蓋体22とで構成されており、製氷室本体21
    は、上下両面すなわち対向する2面が開口している枠体21aと、この枠体21aの内部を仕切る仕切り壁2とからなっている。 この仕切り壁2は縦仕切り壁2aおよび横仕切り壁2bで構成されており、枠体21aの内部を、複数の縦仕切り壁2aおよび複数の横仕切り壁2b
    で格子状に仕切っている。 そして、この仕切り壁2a,
    2bにより、上下両面が開口している多数の製氷区画3
    が形成されている。 また、仕切り壁2および枠体21a
    からなる製氷室本体21は一体に成形されており、熱伝導性の良い金属による押し出し成形または引き抜き成形で形成されている。 一方、蓋体22は、熱伝導性の良い金属からなる略矩形の平板状の板材で、上面は平坦であり、この蓋体22の上面に冷却パイプ4が溶接または半田付け24をされて結合している。 そして、蓋体22の下面の周縁と製氷室本体21の上端の周縁とを、溶接または半田付け26をして結合して、冷却器5が形成されている。

    【0020】この様にして、冷却パイプ4は、蓋体22
    の一面すなわち上面に固定され、縦仕切り壁2aおよび横仕切り壁2bは、上側の端面が蓋体22の他面すなわち下面に密着して配置されている。 そして、冷却パイプ4が、製氷室本体21の側壁や縦仕切り壁2aに近接する様に、製氷室本体21の側壁や縦仕切り壁2aの略直上に蛇行して配置されている。 その結果、冷却パイプ4
    と製氷室本体21の側壁との熱伝導や、冷却パイプ4と仕切り壁との熱伝導が良好に行われ、製氷室本体21の側壁や仕切り壁の冷却が効率よく行われる。

    【0021】前述のように、実施の第1の形態では、仕切り壁2a,2bと枠体21aとからなる製氷室本体2
    1は、金属で一体成形されているので、仕切り壁2a,
    2b同士の交差部分や、枠体21aと仕切り壁2a,2
    bとの接続部分においても、隙間などの空間が発生することが少なく、熱伝導効率が改善し、製氷能が向上する。 また、従来に比べて、部品点数や製造工数が減少する。 さらに、図11に図示する従来例の様に、カシメ部04が製氷室08の上面に突出していることがなく、このカシメ部04により冷却パイプの配置が制約されることがない。

    【0022】そして、製氷室本体21が押し出し成形または引き抜き成形で形成され、仕切り壁2a,2bの面が、蓋体22の面に対して略垂直になっている。 すなわち、製氷区画3の断面の形状および面積が上下の軸線方向の一端から他端にわたって変化していない。 したがって、立方体や直方体の様に、断面の形状および面積が軸線方向の一端から他端にわたって変化していない綺麗な柱状の氷を製氷することができる。

    【0023】次に、セル型製氷機の冷却器の実施の第2
    の形態について説明する。 図5は実施の第2の形態の冷却器の説明図で、(a)が組み立て分解斜視図、(b)
    が組み立て後の(a)の BB断面図である。

    【0024】この実施の第2の形態においては、製氷室1は、下面すなわち一面が開口しているとともに、製氷室1の上面は天壁31で覆われている。 そして、製氷室1の内部は、複数の縦仕切り壁2aおよび複数の横仕切り壁2bで格子状に仕切られて、下面が開口している多数の製氷区画3が形成されている。 製氷室1の開口面に対向する天壁31は上面が平坦であり、この天壁31および仕切り壁2a,2bを具備する製氷室1は、熱伝導性の良い金属による鋳造で一体に成形されている。 そして、製氷室1の天壁31の上面に、冷却パイプ4が溶接または半田付け24をされて結合して、冷却器5が形成されている。

    【0025】この冷却パイプ4は、製氷室1の側壁や縦仕切り壁2aに近接する様に、製氷室1の側壁や縦仕切り壁2aの略直上に蛇行して配置されている。

    【0026】また、仕切り壁2a,2bの面は、製氷区画3の断面が天壁31側から開口面に向かって拡大するように、傾斜している。 言い換えると、仕切り壁2a,
    2bの厚みが天壁31側から開口面に向かって徐々に薄くなっている。 さらに、製氷室1を鋳造する際に、天壁31には、各製氷区画3毎にエア抜き孔33が貫通して形成されている。

    【0027】この様に、仕切り壁2a,2bは製氷室1
    とともに金属で一体成形されているので、仕切り壁2
    a,2b同士の交差部分や、製氷室1の側壁と製氷室1
    の仕切り壁2a,2bとの接続部分においても、隙間などの空間が発生することが少なく、熱伝導効率が向上し、製氷能力が向上する。 また、従来に比べて、部品点数や製造工数が減少する。 さらに、図11に図示する従来例の様に、カシメ部04が製氷室08の上面に突出していることがなく、このカシメ部04により冷却パイプの配置が制約されることがない。

    【0028】そして、製氷区画3の断面が天壁31側から開口面に向かって拡大するように、仕切り壁2a,2
    bの面が傾斜しており、離氷が円滑に行われる。 しかも、製氷室1の天壁31には、エア抜き孔33が形成されており、より円滑に離氷が行われる。 また、鋳造であるので、天壁31や仕切り壁2a,2bの厚みを適宜変更することが簡単に行うことができ、冷却効率を向上させることができる。

    【0029】次に、セル型製氷機の冷却器の実施の第3
    の形態について説明する。 図6は実施の第3の形態の冷却器の組み立て分解斜視図である。 図7は実施の第3の形態の冷却器の説明図で、(a)が図6の AA断面図、
    (b)が組み立て後の断面図である。 なお、この実施の第3の形態の説明において、前記実施の第2の形態の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。

    【0030】この実施の第3の形態においては、製氷室1の天壁31は、製氷室1の側壁よりも厚く形成されているとともに、その上面すなわち冷却パイプ4配置側の面には、溝36が蛇行して形成されている。 この凹部である溝36の断面は、略半円形をしており、その径は冷却パイプ4の外径と略同じ値であり、溝36に冷却パイプ4が丁度嵌まり込み、溝36と冷却パイプ4とが密着または近接する様に構成されている。 そして、冷却パイプ4は溝36に嵌め込んだ状態で、天壁31に溶接または半田付けされている。 なお、実施の第3の形態においては、エア抜き孔33は形成されていない。

    【0031】この様に、冷却パイプ4は溝36に嵌め込んだ状態で固定されているので、冷却パイプ4と天壁3
    1との接触面積が増大し、冷却パイプ4から天壁31への熱伝導が良好となる。

    【0032】次に、セル型製氷機の冷却器の実施の第4
    の形態および実施の第5の形態について説明する。 図8
    は実施の第4の形態および実施の第5の形態の冷却器の説明図で、(a)が実施の第4の形態の冷却器の斜視図、(b)が(a)の BB断面図、(c)が実施の第5
    の形態の冷却器の断面図である。 なお、実施の第4の形態および実施の第5の形態の説明において、前記実施の第2の形態の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。

    【0033】この実施の第4の形態および実施の第5の形態においては、製氷室1の鋳造時に、天壁31内部に冷却パイプ4がインサート成形されている。 したがって、冷却パイプ4の外周面と製氷室1とが密着しており、冷却パイプ4から製氷室1への熱伝導効率が格段に向上する。 また、冷却パイプ4を製氷室1に溶接または半田付けする必要がないので、冷却器5の組み立て工数が減少するとともに、加工精度も向上する。

    【0034】また、図8(c)に図示する実施の第5の形態においては、製氷室1の天壁31の上面には、冷却パイプ4間に窪み41が形成され、天壁31の厚みが薄くなっている。 この窪み41が形成されている部分に、
    エア抜き孔33が形成されている。 したがって、エア抜き孔33の長さが短くなり、詰まることが減少する。 その結果、離氷時に、エア抜きを確実に行うことができる。 また、窪み41を形成することにより、材料コストを低減することができる。

    【0035】次に、製氷室1の製氷区画3の断面形状の変形例について説明する。 図9は製氷区画の変形例の平断面図で、(a)が第1変形例の断面図、(b)が第2
    変形例の断面図である。 図10は製氷区画の第3変形例の平断面図である。

    【0036】前述の実施の形態においては、仕切り壁2
    a,2bが縦横に格子状に配置され、製氷区画3の平断面形状は略矩形である。 しかしながら、仕切り壁は押し出し成形、引き抜き成形または鋳造などで一体成形されているので、製氷区画3の平断面形状を簡単に変形することができる。 したがって、製氷区画3の平断面形状を、図9(a)に図示するように円形にしたり、図9
    (b)に図示するように三角形にしたり、また、図10
    に図示するように星型にしたりすることができる。

    【0037】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
    本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
    特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
    種々の変更を行うことが可能である。 本発明の変更例を下記に例示する。 (1)実施の形態において、セル型製氷機は逆セル型製氷機であるが、他の形式のセル型製氷機、たとえば、製氷室1が略垂直に配置されて、製氷区画3の開口面が略垂直な縦セル型製氷機であることも可能である。

    【0038】(2)ディッピング処理は、行うことも可能であるし、行わないことも可能である。 (3)実施の形態においては、冷却パイプ4の断面形状は略円形であるが、他の形状たとえば半円形状などにする事も可能である。 また、溝36の形状は、冷却パイプ4に密着する事ができる形状すなわち、冷却パイプ4の外形形状に対応した形状であれば、適宜変更可能である。

    【0039】(4)実施の形態においては、製氷区画3
    の形状は、直方体、立方体、また、四角錐台であるが、
    図9および図10に図示するように、平断面形状をたとえばハート型、動植物や魚介類などの生物の形など四角形以外の形状に適宜変更することができる。 さらに、製氷区画3の断面形状を、天壁31側から開口面に向かって徐々に大きくして、種々の立体形状の氷、たとえば、
    三角錐以上の多角錐、半円球、また、動植物や魚介類などの生物の形などの六面体以外の形状の氷を製造することができる。 (5)実施の第1の形態においては、製氷室1の製氷室本体21は、押し出し成形または引き抜き成形で形成されているが、鋳造で形成することも可能である。

    【0040】(6)実施の第4の形態においては、冷却パイプ4は製氷室1の天壁31にインサート成形されているが、冷却パイプ4を製氷室1の側壁や仕切り壁にインサート成形することも可能である。 (7)エア抜き孔33の形成の有無は、適宜選択可能である。 ただし、エア抜き孔33を設けた方が、離氷が円滑に行われる。 また、天壁の上面は必ずしも平坦である必要はない。

    【0041】

    【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、枠体と仕切り壁とからなる製氷室本体が、金属により一体成形されているので、仕切り壁同士の熱伝導効率や、製氷室本体の枠体と仕切り壁との熱伝導効率が改善し、製氷効率が向上する。 また、部品点数が減少する。

    【0042】請求項2記載の発明によれば、一面が開口し、かつ、内部に仕切り壁にて複数の製氷区画を画成する製氷室が一体成形されているので、仕切り壁同士の熱伝導効率、製氷室の側壁と仕切り壁との熱伝導効率や、
    製氷室の天壁と仕切り壁との熱伝導効率が改善する。 また、仕切り壁の厚みが天壁側から開口面側に向かって薄くなっており、離氷が円滑に行われる。 さらに、製氷室の天壁の外側の面には、従来はカシメ部が突出していたが、この発明によれば、カシメ部が突出していないので、カシメ部により、冷却パイプの配置が妨げられることがない。

    【0043】請求項3記載の発明によれば、製氷室の天壁の外側の面に凹部が形成されており、冷却パイプが、
    この凹部に嵌まっている状態で、製氷室の天壁の外側の面に接合されているので、冷却パイプと天壁との接触面積が増大する。 したがって、冷却パイプと天壁との熱伝導効率が向上する。

    【0044】請求項4記載の発明によれば、製氷室は、
    鋳造により金属で一体成形されているとともに、冷却パイプが鋳造時にインサート成形されているので、冷却パイプと製氷室との熱伝導効率が格段に向上する。 また、
    冷却パイプを取り付ける際の、溶接または半田付け作業が不要となり、作業効率が向上する。

    【0045】請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明の効果に加えて、冷却パイプと冷却パイプとの間において、天壁の外側の面に、窪みが形成され、天壁の厚みが薄くなっており、この窪み形成部分にエア抜き孔が形成されているので、このエア抜き孔で、離氷が円滑に行える。 しかも、このエア抜き孔は窪み形成部分に形成されており、長さが短く、詰まることが少なく、確実にエア抜きを行うことができる。

    【0046】請求項6記載の発明によれば、上記各請求項記載の発明の効果に加えて、製氷区画の平断面形状が、多角形、円形、ハート形、星形または生物の形などの形状であるので、種々の形状の氷を製氷する事ができる。

    【0047】請求項7記載の発明によれば、上記各請求項記載の発明の効果に加えて、製氷区画の断面が、天壁側から開口面側に向かって拡大しているので、離氷が円滑に行われる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】図1は製氷時における逆セル型製氷機の正面図である。

    【図2】図2は離氷時における逆セル型製氷機の正面図である。

    【図3】図3は実施の第1の形態の冷却器の組み立て分解斜視図である。

    【図4】図4は実施の第1の形態の冷却器の断面図である。

    【図5】図5は実施の第2の形態の冷却器の説明図で、
    (a)が組み立て分解斜視図、(b)が組み立て後の(a)の BB断面図である。

    【図6】図6は実施の第3の形態の冷却器の組み立て分解斜視図である。

    【図7】図7は実施の第3の形態の冷却器の説明図で、
    (a)が図6の AA断面図、(b)が組み立て後の断面図である。

    【図8】図8は実施の第4の形態および実施の第5の形態の冷却器の説明図で、(a)が実施の第4の形態の冷却器の斜視図、(b)が(a)の BB断面図、(c)が実施の第5の形態の冷却器の断面図である。

    【図9】図9は製氷区画の変形例の平断面図で、(a)
    が第1変形例の断面図、(b)が第2変形例の断面図である。

    【図10】図10は製氷区画の第3変形例の平断面図である。

    【図11】図11は従来のセル型製氷機の冷却器の説明図で、(a)が斜視図、(b)が断面図である。

    【図12】図12は従来のセル型製氷機の冷却器の組み立て分解斜視図である。

    【符号の説明】

    1 製氷室 2 仕切り壁 2a 縦仕切り壁 2b 横仕切り壁 3 製氷区画 4 冷却パイプ 5 冷却器 21 製氷室本体 21a 枠体 22 蓋体 31 天壁 33 エア抜き孔 36 溝(凹部) 41 窪み

    フロントページの続き (72)発明者 川島 克久 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

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