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Vacuum icemaker

阅读:1发布:2022-06-08

专利汇可以提供Vacuum icemaker专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To provide a vacuum icemaker which can conduct all icemaking, cold storage and thermal supply in an absorptive refrigerator system. CONSTITUTION:A vacuum icemaker 10 comprises a vapor liquid separator 32 for cooling refrigerant by vacuum evaporation, and a refrigerant line 30 for sequentially or separately circulating the refrigerant from the separator 32 to an absorber 13 and a heat exchanger provided in a first condenser 25. A compressor 33 for sucking refrigerant vapor and compressing the vapor is connected to the separator 32. A second condenser 35 is connected to the compressor 33, the vapor is cooled by a heat exchanger provided therein to be condensed, and the condensed refrigerant is returned to the separator 32. Heat obtained by the exchanger provided in the condenser 35 is supplied to a heat demander through a thermal supply line 37.,下面是Vacuum icemaker专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】内部が減圧されて収容された水の一部が蒸発することにより製氷が行なわれ且つ製氷された氷を貯蔵する製氷槽、 前記製氷槽で発生した水蒸気を導入して吸収剤に吸収させることにより前記製氷槽の内部を減圧すると共に、内部に設けられた熱交換器で前記水蒸気の吸収により発生する温熱を回収する吸収器、 前記吸収器から前記吸収剤を導入し且つ外部温熱源により加熱することにより、前記吸収剤より水蒸気を放出させて吸収剤を再生し、再生された吸収剤を前記吸収器に供給する再生器、および、 前記再生器で放出された水蒸気を導入して、内部に設けられた熱交換器で前記水蒸気を冷却して凝縮する第1凝縮器を具備する真空製氷装置であって、 減圧蒸発によって冷媒を冷却する気液分離器、 前記冷媒を前記気液分離器から前記吸収器および前記第1凝縮器の内部に設けられた前記熱交換器に順次または別々に循環させる冷媒ライン、 前記気液分離器から冷媒蒸気を吸引し且つ圧縮する圧縮機、 前記圧縮機で圧縮された前記冷媒蒸気を内部に設けられた熱交換器で冷却して前記冷媒蒸気を凝縮し、且つ得られた前記冷媒を前記気液分離器に戻す第2凝縮器、および、 前記第2凝縮器の内部に設けられた前記熱交換器で得られた温熱を熱需要先に供給する温熱供給ラインを具備することを特徴とする真空製氷装置。
  • 【請求項2】内部が減圧されて収容された水の一部が蒸発することにより製氷が行なわれ且つ製氷された氷を貯蔵する製氷槽、 前記製氷槽で発生した水蒸気を導入して吸収剤に吸収させることにより前記製氷槽の内部を減圧すると共に、内部に設けられた熱交換器で前記水蒸気の吸収により発生する温熱を回収する吸収器、 前記吸収器から前記吸収剤を導入して、外部温熱源により加熱することにより、前記吸収剤より水蒸気を放出させて吸収剤を再生し、再生された吸収剤を前記吸収器に供給する再生器、および、 前記再生器で放出された水蒸気を導入して、内部に設けられた熱交換器で前記水蒸気を冷却して凝縮する第1凝縮器、を具備する真空製氷装置であって、 減圧蒸発によって冷媒を冷却する気液分離器、 前記冷媒を前記気液分離器および前記吸収器の内部に設けられた前記熱交換器の間で循環させる第1冷媒ライン、 前記第1凝縮器の内部に設けられた熱交換器に冷媒を循環させる第2冷媒ライン、 前記気液分離器から冷媒蒸気を吸引して圧縮する圧縮機、 前記圧縮機で圧縮された前記冷媒蒸気を内部に設けられた熱交換器で冷却して前記冷媒蒸気を凝縮し、且つ得られた前記冷媒を前記気液分離器に戻す第2凝縮器、および、 前記第2凝縮器の内部に設けられた前記熱交換器で得られた温熱を熱需要先に供給する温熱供給ラインを具備することを特徴とする真空製氷装置。
  • 【請求項3】内部が減圧されて収容された水の一部が蒸発することにより製氷が行なわれ且つ製氷された氷を貯蔵する製氷槽、 前記製氷槽で発生した水蒸気を導入して吸収剤に吸収させることにより前記製氷槽の内部を減圧すると共に、内部に設けられた熱交換器で前記水蒸気の吸収により発生する温熱を回収する吸収器、および、 前記吸収器から前記吸収剤を導入して、外部熱源により加熱することにより、前記吸収剤より水蒸気を放出させて吸収剤を再生し、再生された吸収剤を前記吸収器に供給する再生器を具備する真空製氷装置であって、 減圧蒸発によって冷却水を冷却する気液分離器、 前記冷却水を前記気液分離器および前記吸収器の内部に設けられた前記熱交換器の間で循環させる冷却水ライン、 前記気液分離器から水蒸気を吸引して圧縮する圧縮機、 前記再生器で放出された前記水蒸気を前記圧縮機の上流側または下流側に導入する水蒸気配管、 前記圧縮機で圧縮された前記水蒸気を内部に設けられた熱交換器で冷却して前記水蒸気を凝縮し且つ得られた凝縮水を前記気液分離器に戻す凝縮器、 前記気液分離器から、前記吸収器の内部に設けられた前記熱交換器へ循環させる前記冷却水の一部を前記製氷槽に供給する分岐配管、および、 前記凝縮器の内部に設けられた前記熱交換器で得られた温熱を熱需要先に供給する温熱供給ラインを具備することを特徴とする真空製氷装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、例えば、地域冷暖房システムでのセンタープラントまたは各種製造業において、効率的に冷熱と温熱を生成、貯蔵または輸送するための真空製氷装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】製氷または温熱、冷熱等の生成貯蔵装置として以下のような従来技術が知られている。 (1)フロンを冷媒とする機械圧縮式冷凍機またはヒートポンプ 例えば、”工業用ヒートポンプ”[高田秋一他著 省エネルギーセンター(以下、文献1と記す)]。 に開示されている。 この方式によれば、電気または機械的仕事を供給することによって、冷凍や製氷若しくは温熱の生成供給が可能である。

    【0003】(2)真空冷凍装置 (吸収式)真空冷凍装置は、蒸発冷却を利用した冷凍装置であり、排気手段として吸収式ヒートポンプを利用する。 例えば、図6に示すように、蒸発器81は、その内部が減圧されて収容されたの一部が蒸発し、蒸発潜熱が奪われるため、蒸発器81の内部に設けられた熱交換器82で冷熱を回収し、この冷熱を系外に供給する。

    【0004】蒸発器81の内部の減圧には、外部冷熱源93および外部温熱源94を用いた吸収式ヒートポンプを利用する。 即ち、蒸発器81に接続された吸収器83
    に蒸発器81で発生した水蒸気を導入し、ノズル84から吸収剤を散布して水蒸気を吸収剤に吸収させることにより、蒸発器81の内部を減圧する。 水蒸気が吸収剤に吸収される際に発生する温熱は、吸収器83の内部に設けられた熱交換器85で回収される。

    【0005】水蒸気を吸収した吸収剤は、吸収器83から熱交換器86を経て、再生器87の内部にノズル88
    から散布される。 再生器87では、吸収剤を外部温熱源94で加熱することにより、吸収剤に吸収された水蒸気を放出させて吸収剤を再生する。 再生された高温の吸収剤は、熱交換器86で吸収器からの低温の吸収剤との間で熱交換された後、吸収器83に戻される。

    【0006】一方、再生器87で放出された水蒸気は、
    凝縮器89に導入され、その内部に設けられた熱交換器90により冷却されて凝縮される。 得られた凝縮水91
    は、配管92を経て蒸発器81に戻される。

    【0007】ここで、外部冷熱源93より冷却水が、吸収器83および凝縮器89の内部に設けられた熱交換器85,90に順次供給される。 また、蒸発器81および冷熱回収用の熱交換器82を設ける代わりに、内部に水を収容し、吸収器83により内部が減圧されて、収容された水の一部が蒸発して氷が生成され、且つ、この氷を貯蔵する製氷槽を設け、この製氷槽から氷を冷熱需要先に供給することも開発されている。

    【0008】また、真空製氷装置の他の例としては、特開昭63−243665号公報に記載されている。 この真空製氷装置では、吸収器および濃縮器(上述の再生器88に相当する)の間で熱媒体としてフロンが循環する経路を形成し、この経路に、再生器内熱交換器から吸収器内熱交換器への間に膨脹弁を設け、一方、吸収器内熱交換器から再生器内熱交換器への間に圧縮機を設けてなる圧縮式ヒートポンプサイクルにより、吸収器に冷熱を、再生器に温熱をそれぞれ供給する。

    【0009】

    【発明が解決しようとする課題】例えば、地域冷暖房システムにおいて温熱を利用する際に、蓄冷または製氷装置から冷熱を供給すると同時に、製氷または蓄冷の際に排出される排熱を利用することが考えられる。

    【0010】図6に示す従来の(吸収式)真空冷凍装置では、吸収器83および凝縮器89を通過して排出される冷媒は、吸収器83で蒸発器81からの水蒸気、および、凝集器89で再生器87からの水蒸気の温熱により加熱されているので、これを温熱需要先に供給して、再生器87に供給された外部熱源の温熱を回収して再利用することが考えられる。 しかし、この凝縮器89から排出される冷媒の温度は、約30〜35℃であり、再利用するには低くすぎる。

    【0011】また、上述の特開昭63−243665号公報に記載された真空製氷装置では、上述のように、吸収器および再生器の間でフロンが循環する圧縮式ヒートポンプサイクルを形成して、吸収器における水蒸気の吸収により発生する温熱を再生器での温熱源として利用している。 このため、吸収器から排出される排熱を利用して温熱供給を行うことができない。 また、この真空製氷装置では、圧縮機を電気または機械的エネルギーで駆動させて圧縮式ヒートポンプサイクルを作動させなければ製氷することができない。 また、圧縮式ヒートポンプサイクルの熱媒体としてフロンを使用しているので、フロンが漏洩すると環境に悪影響を与えるおそれがある。 本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、製氷および蓄冷と同時に、温熱供給を行うことができる真空製氷装置を提供する。

    【0012】

    【課題を解決するための手段および作用】本発明は、内部が減圧されて収容された水の一部が蒸発することにより製氷が行なわれ且つ製氷された氷を貯蔵する製氷槽、
    前記製氷槽で発生した水蒸気を導入して吸収剤に吸収させることにより前記製氷槽の内部を減圧すると共に、内部に設けられた熱交換器で前記水蒸気の吸収により発生する温熱を回収する吸収器、前記吸収器から前記吸収剤を導入し且つ外部温熱源により加熱することにより、前記吸収剤より水蒸気を放出させて吸収剤を再生し、再生された吸収剤を前記吸収器に供給する再生器、および、
    前記再生器で放出された水蒸気を導入して、内部に設けられた熱交換器で前記水蒸気を冷却して凝縮する第1凝縮器を具備する真空製氷装置であって、減圧蒸発によって冷媒を冷却する気液分離器、前記冷媒を前記気液分離器から前記吸収器および前記第1凝縮器の内部に設けられた前記熱交換器に順次または別々に循環させる冷媒ライン、前記気液分離器から冷媒蒸気を吸引し且つ圧縮する圧縮機、前記圧縮機で圧縮された前記冷媒蒸気を内部に設けられた熱交換器で冷却して前記冷媒蒸気を凝縮し、且つ得られた前記冷媒を前記気液分離器に戻す第2
    凝縮器、および、前記第2凝縮器の内部に設けられた前記熱交換器で得られた温熱を熱需要先に供給する温熱供給ラインを具備することを特徴とする真空製氷装置を提供する(以下、第1の真空製氷装置という)。

    【0013】また、本発明は、内部が減圧されて収容された水の一部が蒸発することにより製氷が行なわれ且つ製氷された氷を貯蔵する製氷槽、前記製氷槽で発生した水蒸気を導入して吸収剤に吸収させることにより前記製氷槽の内部を減圧すると共に、内部に設けられた熱交換器で前記水蒸気の吸収により発生する温熱を回収する吸収器、前記吸収器から前記吸収剤を導入して、外部温熱源により加熱することにより、前記吸収剤より水蒸気を放出させて吸収剤を再生し、再生された吸収剤を前記吸収器に供給する再生器、および、前記再生器で放出された水蒸気を導入して、内部に設けられた熱交換器で前記水蒸気を冷却して凝縮する第1凝縮器を具備する真空製氷装置であって、減圧蒸発によって冷媒を冷却する気液分離器、前記冷媒を前記気液分離器および前記吸収器の内部に設けられた前記熱交換器の間で循環させる第1冷媒ライン、前記第1凝縮器の内部に設けられた熱交換器に冷媒を循環させる第2冷媒ライン、前記気液分離器から冷媒蒸気を吸引して圧縮する圧縮機、前記圧縮機で圧縮された前記冷媒蒸気を内部に設けられた熱交換器で冷却して前記冷媒蒸気を凝縮し、且つ得られた前記冷媒を前記気液分離器に戻す第2凝縮器、および、前記第2凝縮器の内部に設けられた前記熱交換器で得られた温熱を熱需要先に供給する温熱供給ラインを具備することを特徴とする真空製氷装置を提供する(以下、第2の真空製氷装置という)。

    【0014】また、本発明は、内部が減圧されて収容された水の一部が蒸発することにより製氷が行なわれ且つ製氷された氷を貯蔵する製氷槽、前記製氷槽で発生した水蒸気を導入して吸収剤に吸収させることにより前記製氷槽の内部を減圧すると共に、内部に設けられた熱交換器で前記水蒸気の吸収により発生する温熱を回収する吸収器、および、前記吸収器から前記吸収剤を導入して、
    外部熱源により加熱することにより、前記吸収剤より水蒸気を放出させて吸収剤を再生し、再生された吸収剤を前記吸収器に供給する再生器を具備する真空製氷装置であって、減圧蒸発によって冷却水を冷却する気液分離器、前記冷却水を前記気液分離器および前記吸収器の内部に設けられた前記熱交換器の間で循環させる冷却水ライン、前記気液分離器から水蒸気を吸引して圧縮する圧縮機、前記再生器で放出された前記水蒸気を前記圧縮機の上流側または下流側に導入する水蒸気配管、前記圧縮機で圧縮された前記水蒸気を内部に設けられた熱交換器で冷却して前記水蒸気を凝縮し且つ得られた凝縮水を前記気液分離器に戻す凝縮器、前記気液分離器から、前記吸収器の内部に設けられた前記熱交換器へ循環させる前記冷却水の一部を前記製氷槽に供給する分岐配管、および、前記凝縮器の内部に設けられた前記熱交換器で得られた温熱を熱需要先に供給する温熱供給ラインを具備することを特徴とする真空製氷装置を提供する(以下、第3の真空製氷装置という)。

    【0015】以下、本発明の真空製氷装置をさらに詳細に説明する。 本発明の真空製氷装置は、水および製氷された氷を貯蔵する製氷槽を備えている。 製氷槽の内部の減圧は、吸収器に製氷槽で発生した水蒸気を導入して、
    水蒸気を吸収剤に吸収させることにより行なわれる。 減圧された製氷槽では、収容された水の一部が蒸発し、潜熱が奪われることにより製氷が行なわれる。 製氷槽の内部は、水の三重点の圧以下に減圧される。 吸収剤としては、臭化リチウム、塩化リチウム、塩化カルシウム、
    塩化マグネシウムもしくはその他の塩或いはこれらの混合物、または、硫酸、水酸化ナトリウムのような酸もしくはアルカリのように、水との沸点差が大きく且つ水の溶解度が高い物質を水溶液の形で使用することができる。

    【0016】吸収器の内部には熱交換器が設けられ、吸収剤が水蒸気を吸収する際に発生する温熱が回収される。 再生器には、吸収器から水蒸気を吸収した低い濃度の吸収剤が導入される。 導入された吸収剤は、外部温熱源により加熱され、吸収剤に吸収されていた水蒸気を放出して濃縮される。 外部温熱源としては系外の設備から排出された約90〜150℃の排熱が利用できる。

    【0017】再生器の下流側には、第1凝縮器が設けられ、再生器で放出された水蒸気が導入される。 第1凝縮器では、内部に設けられた熱交換器で水蒸気を冷却して凝縮する。 得られた凝縮水は、製氷槽に戻して製氷用水として再利用しても良い。

    【0018】吸収器および第1凝縮器の内部に設けられた熱交換器に冷媒を循環させるために、第1の真空製氷装置では、前記気液分離器から吸収器および第1凝縮器の内部に設けられた熱交換器に順次または別々に循環させる冷媒ラインが形成されている。 冷媒としては、フロンや冷却水が用いられる。 冷媒ラインに接続された気液分離器は、減圧蒸発によって冷媒を冷却する。 気液分離器には、圧縮機が接続されている。 この圧縮機は冷媒蒸気を吸引し且つ冷媒蒸気を圧縮する。 これにより、冷媒蒸気は昇圧により温度が高められる。

    【0019】圧縮機で圧縮された高温の冷媒蒸気は、第2凝縮器に導入され、その内部に設けられた熱交換器で冷却されて凝縮する。 凝縮された冷媒は気液分離器に戻される。 そして、第2凝縮器の内部に設けられた熱交換器で得られた温熱は、温熱供給ラインを経て温熱需要先に供給される。 この結果、圧縮式ヒートポンプにより、
    吸収器および第2凝縮器で回収された温熱を十分に昇温させた後、温熱需要先へ供給することができる。

    【0020】第2の真空製氷装置では、気液分離器および吸収器の間で冷媒が循環する第1冷媒ラインが形成されている。 一方、第1凝縮器には別個に冷媒が循環する第2冷媒ラインが形成されている。 この場合、第1の真空製氷装置と同様に、圧縮式ヒートポンプにより吸収器で回収された温熱が十分に昇温される。 第2冷媒ラインでは単に冷媒を循環させて水蒸気の凝縮を行っても良いし、第2冷媒ラインに別の温熱需要先を連結して温熱供給を行うようにしても良い。 この場合には、第1凝縮器を流れる冷媒はそのまま温熱需要先に循環供給して温熱を供給されるので、第1凝縮器の排熱が温熱としてそのまま使えるようにするために、外部温熱源としては上述の場合よりもやや高い温度のものを供給することが好ましい。

    【0021】また、第3の真空製氷装置では、冷媒として冷却水を使用し、上述の真空製氷装置から再生器側の凝縮器(上述の第1凝縮器)を省き、再生器から流出する水蒸気を圧縮機の上流側または下流側に送るようになっている。 この場合、製氷槽での製氷用の水が欠乏してくるので、気液分離器から吸収器の内部に設けられた熱交換器へ供給される冷却水の一部を製氷槽に戻す分岐配管を設ける必要がある。

    【0022】圧縮機の下流側に再生器から流出する水蒸気を戻す場合には、再生器から流出する水蒸気の熱を利用して圧縮機の所要動力を減らすことができる。 この場合、再生器に供給される外部温熱源(駆動熱源)の温度を高め、再生器から流出する水蒸気の圧力を高めて圧縮機の流出側に供給することが好ましい。

    【0023】

    【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。 実施例1 図1は、本発明の真空製氷装置の一例を示す全体構成図である。

    【0024】図中11は、製氷用の水12を収容する製氷槽である。 製氷槽11の上方には、製氷槽11の内部の気相部分を吸収器13に接続するダクト14が設けられている。

    【0025】吸収器13の内部には、吸収剤として臭化リチウムの濃厚水溶液を散布するノズル15および熱交換器16が設けられている。 また、吸収器13には、水蒸気中に含まれる不凝縮性ガスの蓄積を防ぐ真空ポンプ17が設けられ、吸収器13内の真空度を維持するようになっている。

    【0026】吸収器13の底部には、吸収剤を吸収剤用熱交換器18へ搬送するためのポンプ19が接続されている。 吸収剤用熱交換器18の低濃度の吸収剤の排出側には、再生器20の内部に熱交換後の吸収剤を散布するノズル21が接続されている。 また、再生器20の中には、外部施設から供給される温熱源22が送通される再生器内熱交換器23が配置されている。 再生器20の底部には、再生された吸収剤を吸収剤用熱交換器18に導入するパイプ24が接続されている。 再生器20からの高温・高濃度の吸収剤は、吸収剤用熱交換器18で吸収器13からの低温・低濃度の吸収剤との間で熱交換が行われた後、上述のノズル15から吸収器13の内部に散布される。

    【0027】再生器20の気相部分は、第1凝縮器25
    に接続されている。 第1凝縮器25の内部には熱交換器26が設けられている。 第1凝縮器25の底部には、凝縮水27を製氷槽11に戻すためのパイプ28が接続されている。

    【0028】上記説明した吸収器13および第1凝縮器25の内部に設けられた熱交換器16,26には、気液分離器32から冷媒として冷却水が順次循環される冷媒ライン30が形成されている。 冷媒ライン30には、冷却水を循環させるためのポンプ31が設けられている。
    冷媒としては、この他に例えばフロンを使用することができる。

    【0029】気液分離器32には、圧縮機33が接続され、圧縮機33の下流側にはパイプ34を介して第2凝縮器35が設けられている。 第2凝縮器35には、ポンプ36によりパイプ37を経て、第2凝縮器の内部に設けられた熱交換器に熱媒体(水)を供給すると共に、温熱を回収した熱媒体(水)を温熱需要側へ供給する温熱供給ラインが形成されている。

    【0030】また、第2凝縮器35の下流側には、凝縮水を気液分離器32に戻すためのパイプ38が接続されている。 一方、製氷槽11には、生成された氷水スラリーを取り出して、冷熱需要側に配置されたスラリー搬送ループ40に供給するポンプ41が接続されている。

    【0031】次に、上述のような構成からなる真空製氷装置10を冷熱供給設備として運用するときの操作について説明する。 製氷蓄冷運転:製氷槽11内に冷水を満たした状態から、再生器内熱交換器23の中に温熱源22(90〜1
    00℃の蒸気)を流す。 一方、気液分離器32から冷却水(25℃以下)を冷媒ライン30に通水する。 また、
    ポンプ19を動作させて、吸収剤の循環を開始する。 これにより、吸収器13の内部が徐々に減圧されてくる。
    吸収器13内部の圧力は、水の三重点圧力(約4.6m
    mHg)より多少低い圧力(例えば、4.0mmHg)
    まで減圧される。 この吸収器13内部の圧力は冷却水の温度を下げるほど下げられる。

    【0032】吸収器13内が減圧されるに伴い、製氷槽11内の水12は、水面近くから沸騰し、製氷槽11の内部の圧力および水圧が低下していく。 水温が0℃、圧力が約4.6mmHgになると、温度および圧力の低下は停止するが、この時点より、水中に氷粒が生成してくる。

    【0033】冷熱供給運転:上述の製氷蓄冷運転で製氷槽11の内部に蓄えられた冷熱は、氷水スラリーの形で直接冷熱需要先に直接供給するために、ポンプ41によりスラリー循環ループ42に送り込まれる。

    【0034】なお、上述の製氷蓄冷運転および冷熱供給運転は、別々の時間帯に行うことができるが、両者をオーバーラップして行うこともできる。 温熱供給運転:上述の製氷蓄冷運転を行う際に、次のようにして温熱供給が行われる。

    【0035】第1凝縮器25の内部に設けられた熱交換器26からの高温(30〜35℃)の冷却水を、冷媒ライン30に設けられた気液分離器32に導入し、ここで、冷却水を減圧フラッシュさせて水蒸気を発生される。 気液分離器32から水蒸気を圧縮機33で吸引および圧縮した後に、パイプ34を介して第2凝縮器35に導入する。 本実施例では、圧縮機33の入口側の圧力は、24mmHgであり、出口側の圧力は100mmH
    gに設定した。

    【0036】第2凝縮器35では、水蒸気をポンプ36
    で供給された熱媒体(水)(40〜45℃)で冷却して凝縮させる。 暖められた熱媒体(水)(約50℃)をパイプ37を介して温熱需要先に供給する。 一方、生成された凝縮水はパイプ38を介して気液分離器32に戻される。

    【0037】以上説明したように、真空製氷装置10によれば、製氷蓄冷と共に約50℃の温熱供給を実施できる。 なお、上述の実施例では、吸収器13および第1凝縮器25を順次循環する冷媒ライン30に気液分離器3
    2を設けた場合について説明したが、冷媒ラインは気液分離器32から吸収器13および第1凝縮器25に別々に冷却水を通水させるものであっても良い。

    【0038】また、図2に示すように、上述の一体型の製氷槽11に代えて、蒸発容器51と蓄冷槽52とからなるセパレート型の製氷槽50を用いることもできる。
    この場合、上述の一体型の製氷槽11では、全体を真空耐圧容器で構成しなければならないため、大型になると設備コスト面で不利である。 しかし、後者のセパレート型の製氷槽50では、蒸発容器51のみを真空耐圧容器で構成すれば足り、蓄冷槽52は大気開放できるので、
    設備コストを低減できる点で優れている。

    【0039】実施例2 次に、図3を参照して本発明の真空製氷装置の第2の実施例を説明する。 本実施例の真空製氷装置60では、冷媒が吸収器13の内部に設けられた吸収器内熱交換器1
    6だけに循環させる冷媒ライン61が形成されている。
    冷媒ライン61にはポンプ62が設けられている。 この冷媒ライン61に気液分離器32から冷媒が供給される。 一方、第1凝縮器25には、ポンプ63により、第1凝縮器25の内部に設けられた熱交換器26に冷媒を循環させる第2冷媒ライン64が形成されていて、第1
    凝縮器25からの排熱を温熱需要先に供給することができる。

    【0040】このような構成からなる真空製氷装置60
    において、温熱源22として110〜120℃の低圧蒸気を供給して製氷蓄冷運転を行うと、吸収器内熱交換器16から25〜30℃の熱媒体が排出される。 この暖められた熱媒体を、上述の実施例1と同様にして、気液分離器32、圧縮機33、第2凝縮器35において温熱供給運転に供することができる。 一方、再生器内熱交換器26では、冷却水が約50℃に暖められ、第2冷媒ライン64を介して第2の温熱需要先へ供給される。

    【0041】なお、再生器側凝縮器25から得られる熱は単に外界に放散するようにしても良い。 実施例3 次に、図4を参照して本発明の真空製氷装置の第3の実施例を説明する。

    【0042】本実施例の真空製氷装置70では、上述の実施例2の真空製氷装置60における第1凝縮器25を省略し、再生器20の頭頂部から再生器20で発生した水蒸気を圧縮機33の上流側に導く水蒸気配管71を設ける。

    【0043】一方、冷却水を吸収器13の熱交換器16
    に通水させる冷却水ライン72が形成されている。 冷却水ライン72にはポンプ73が設けられている。 この冷却水ライン72に気液分離器32から冷却水が供給される。

    【0044】さらに、開閉弁75を備えた分岐配管74
    が、冷却水ライン72から分岐して製氷槽11に連結するように接続されている。 本実施例の真空製氷装置70
    では、圧縮式ヒートポンプの熱媒体として水を用いて、
    製氷蓄熱運転および温熱供給運転を行う。 また、再生器20の再生器内熱交換器23には温熱源22(90〜1
    00℃の蒸気)が流される。

    【0045】このような構成からなる本実施例の真空製氷装置70によれば、圧縮式ヒートポンプの熱媒体として水を用いているので、気液分離器32からの水蒸気と再生器20からの水蒸気を混合して圧縮機33に供給することができる。 この結果、実施例1および実施例2における第1凝縮器25を省略することができる。 この場合、製氷槽11、吸収器13、熱交換器18および再生器20を順次通水される水が欠乏してくるので、気液分離器32から冷却水ライン72を経て再生器内熱交換器16に供給される冷却水の一部を、分岐配管74を経て製氷槽11に戻す必要がある。

    【0046】実施例4 次に、図5を参照して本発明の真空製氷装置の第4の実施例を説明する。 本実施例の真空製氷装置80では、上述の実施例2の真空製氷装置60における第1凝縮器2
    5を省略することは実施例3の真空製氷装置70と共通するが、温熱源22として110〜120℃の低圧蒸気を供給することにより、吸収器20からは100mmH
    g以上の水蒸気が発生するので、この水蒸気を水蒸気配管81を介してそのまま圧縮機33の下流側に供給することができる。

    【0047】本実施例の真空製氷装置80によれば、供給熱源の温度を高くする必要があるが、圧縮機33の所要動力は、上述の実施例3の真空製氷装置70の場合よりも大幅に低減することができる。

    【0048】

    【発明の効果】以上説明した如く、本発明の第1の真空製氷装置によれば、製氷可能な吸熱式冷凍機の吸収器または再生器側の凝縮器の内部を循環する冷却水の排熱を利用する圧縮式ヒートポンプを備えているので、製氷および蓄冷と合わせて温熱供給が可能である。

    【0049】また、本発明の第2の真空製氷装置によれば、製氷運転のためには吸収器へ25℃以下の冷媒を供給する必要があるが、冷媒ラインにより排熱を利用した後の冷媒を気液分離器で冷却して吸収器内部に設けられた熱交換器へ供給することができるので、外部から冷媒を供給する必要がない。

    【0050】また、本発明の第3の真空製氷装置によれば、さらに、圧縮式ヒートポンプの冷媒として水を利用して再生器側の凝縮器を省略し、再生器から流出する水蒸気を圧縮式ヒートポンプで利用することにより、設備コストを軽減し、かつ、フロンフリーのシステムを提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】実施例1の真空製氷装置を示す全体構成図。

    【図2】製氷槽を蒸発容器と蓄冷槽に分離した同実施例の真空製氷装置を示す全体構成図。

    【図3】実施例2の真空製氷装置を示す全体構成図。

    【図4】実施例3の真空製氷装置を示す全体構成図。

    【図5】実施例4の真空製氷装置を示す全体構成図。

    【図6】従来の真空冷凍装置を示す全体構成図。

    【符号の説明】

    10,60,70,80…真空製氷装置、11…製氷槽、13…吸収器、18…吸収剤用熱交換器、20…再生器、25…第1凝縮器、30,61…冷媒ライン、3
    2…気液分離器、33…圧縮機、35…第2凝縮器、7
    2…冷却水ライン。

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