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Temperature controller, temperature control method and device

阅读:1015发布:2020-12-28

专利汇可以提供Temperature controller, temperature control method and device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a temperature controller capable of reducing the problem of dispersion of operating speed by every device, enhancing operating speed of the entire system, reducing occurrence of a fault such as lacing and a yield problem of production, contriving reliability of operations and further contributing to power saving of temperature control, and a temperature control method and a device.
SOLUTION: Target operating temperature to be determined based on target operating speed of an LSI 2 is stored in a ROM 22 and a Peltier element 3 provided in the LSI 2 is controlled by cooling or heating so that temperature of the LSI 2 to be detected by a temperature detecting part 21 becomes the target operating temperature stored in the ROM 22.
COPYRIGHT: (C)2003,JPO,下面是Temperature controller, temperature control method and device专利的具体信息内容。

  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 デバイスの所定の目標動作速度に基づいて定められる前記デバイスの目標動作温度を記憶した目標動作温度記憶手段と、 前記デバイスの温度を検出する温度検出手段と、 前記デバイスを冷却又は加熱する冷却又は加熱手段と、 前記温度検出手段で検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度記憶手段に記憶された前記目標動作温度とに基づいて、前記冷却又は加熱手段を制御する制御手段とを備えてなる温度制御装置。 【請求項2】 複数のデバイスのうち、少なくとも所定のデバイスにおける所定の目標動作速度に基づいて定められる前記デバイスの目標動作温度を記憶した目標動作温度記憶手段と、 前記複数のデバイスのうち、少なくとも所定のデバイスの温度を検出する温度検出手段と、 前記複数のデバイスを冷却又は加熱する冷却又は加熱手段と、 前記温度検出手段で検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度記憶手段に記憶された前記目標動作温度とに基づいて、前記冷却又は加熱手段を制御する制御手段とを備えてなる温度制御装置。 【請求項3】 請求項2に記載の温度制御装置において、 前記複数のデバイスは、前記目標動作温度が互いに近似していることを特徴とする温度制御装置。 【請求項4】 温度により動作速度が定まるデバイスであって、 前記デバイスを所定の目標動作速度で動作させるため、
    温度制御装置により前記デバイスの温度を前記目標動作速度に対応する目標動作温度に制御するに際し、前記デバイスが前記温度制御装置に与えるデータとしての前記目標動作温度を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とするデバイス。 【請求項5】 予めデバイスの動作速度と温度との関係に基づいて、前記デバイスを所定の目標動作速度で動作させるための目標動作温度を記憶しておくステップと、 前記デバイスの温度を検出するステップと、 前記温度を検出するステップで検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度を記憶するステップにより記憶された前記目標動作温度とに基づいて、前記デバイスを冷却又は加熱制御するステップとを備えてなる温度制御方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば大型計算機システムや並列計算機等に適用され、半導体装置等の温度特性を有するデバイスが所望の動作速度で動作するように、デバイスの動作温度をその目標動作温度に制御するようにした温度制御装置、温度制御方法、及びデバイスに関するものである。 【0002】 【従来の技術】大型計算機や並列計算機等に使用される半導体装置等のデバイスは、その周囲温度によって動作速度が変化するという温度特性を有する。 このため、半導体装置等のデバイスを有するシステムにおいては、従来よりその温度制御を行うようにした多くの技術が知られている。 例えば特開平9−305268号公報では、
    適正環境で運転していたシステムが、半導体のTj(チップ温度)の低下又はtpd(遅延時間)小を検出すると、冷却用ファンの風量削減状態で運転を行い、改善が見られない場合は、発熱専用回路を動作させて適正環境値に戻し、また、Tjの上昇又はtpd大又は供給電流量の増大を検出すると、冷却ファンの風量増加を行い、
    これによっても改善がみられない場合にはダミー動作を行ってシステムの動作を緩慢にし、これでも改善されない場合には、動作周波数の低下と供給電圧の低下の少なくとも一方を行い、適正値になれば、通常状態での動作に移行するようにした技術が示されている。 このような技術によれば、情報処理システムから適正な環境下での最大性能を引き出し、最適な消費電量でシステム運転を可能にすることができる。 【0003】又、特開2000−36681号公報においては、冷却対象となるLSIの温度を観測する発熱観測手段で検出された各LSIの発熱量データを基に、L
    SI温度報告手段にて、論理カード単位で、最大発熱量値を作成する。 そしてこの倫理カード単位での最大発熱量を必要冷却量判定回路にて集計し、情報処理装置筐体内の最大発熱量(最大温度)を作成すると同時に、筐体内の必要な冷却量を判定する。 そして、判定結果を受けた冷却制御回路では、その判定結果に基づいて、冷却手段へオン/オフ指示を行い、情報処理装置筐体内の冷却を発熱量に応じて適切に行うようにした技術が開示されている。 このような技術によれば、大規模な情報処理装置に使用する冷却用大型ファンの発生する騒音の低下及び消費電力化を図ることができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体装置等のデバイスは各デバイス毎に温度特性や動作速度自体にばらつきを有する。 従って、半導体装置の動作温度を制御しても、かかる温度特性や動作速度の相異を考慮しなければ、それらをシステムに組み込んで動作させた場合、動作速度の大きいロットのデバイスでは、動作時にレーシングが発生してエラーが発生するおそれがあり、
    また、装置全体の動作速度はスイッチング速度の遅いロットの素子に制限されることとなる。 一方、上述した従来の技術においては、冷却等、温度調節に際しての低消費電力化をその一つの目的とし、それを達成する温度制御装置を提案しているが、このような温度特性や動作速度の相異に基づく温度制御については触れられておらず、かかる従来技術では、動作速度自体のばらつきから生じる上述したような問題は依然として解消されない。 【0005】本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、半導体装置等、温度特性を有するデバイスから構成される情報処理機器等の装置において、各デバイスの温度をその目標動作速度から定められる目標動作温度に制御することにより、各デバイス毎の動作速度のばらつきの問題を低減し、もってシステム全体の動作速度を向上することができると共にレーシング等の障害発生及び製造の歩留問題を低減することができて動作の信頼性を図り、さらには温度制御の小電力化にも貢献し得る温度制御装置、温度制御方法、及びデバイスを提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するため、本発明に係る温度制御装置は、デバイスの所定の目標動作速度に基づいて定められる前記デバイスの目標動作温度を記憶した目標動作温度記憶手段と、前記デバイスの温度を検出する温度検出手段と、前記デバイスを冷却又は加熱する冷却又は加熱手段と、前記温度検出手段で検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度記憶手段に記憶された目標動作温度とに基づいて、前記冷却又は加熱手段を制御する制御手段とを備えてなるものである。 【0007】このような構成によれば、半導体装置等のデバイスをその温度特性に応じて、所定の動作速度となるように温度制御することができ、従って複数のデバイスを用いて構成される情報処理装置等の装置における各デバイスの動作速度を同じにすることができ、歩留を低減できると共に装置の動作の信頼性を高めることができる。 なお、実施の形態においては、検出温度が目標動作温度となるように制御を行っている。 【0008】また、本発明に係る温度制御装置は、複数のデバイスのうち、少なくとも所定のデバイスにおける所定の目標動作速度に基づいて得られる前記デバイスの目標動作温度を記憶した目標動作温度記憶手段と、前記複数のデバイスのうち、少なくとも所定のデバイスの温度を検出する温度検出手段と、前記複数のデバイスを冷却又は加熱する冷却又は加熱手段と、前記温度検出手段で検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度記憶手段に記憶された目標動作温度とに基づいて、
    前記冷却又は加熱手段を制御する制御手段とを備えてなるものである。 この場合に、前記複数のデバイスは、目標動作温度が互いに近似したもので構成するようにすることができる。 さらに、この場合に、前記温度検出手段は、前記複数のデバイスの中で中央付近に位置するデバイスの温度を検出するようにすれば、熱が最もこもりやすく、温度が高くなりやすい、中央部のデバイスがクリティカルな温度になることを防止できる。 なお、デバイスとしての半導体装置は、温度に対する動作速度の変動が顕著であり、本装置を半導体装置に適用することにより、その効果を顕著なものとすることができる。 この半導体装置としては、CMOS等のLSIや集積回路が挙げられる。 【0009】そして、以上のような構成によれば、複数のデバイスの中で例えば中央に位置するデバイス等、代表的なデバイスの目標動作温度を用いて複数のデバイスの温度制御を行うことができ、従って、目標動作温度記憶手段や温度検出手段等の数を削減でき、全体構成を簡略化することができる。 【0010】なお、本発明に係る温度制御装置において、前記記憶手段は前記デバイス内にメモリとして構成されるようにしても良く、このような構成とすれば、半導体装置等のデバイスは内部にメモリを容易に構成でき、またこのように制御されるべきデバイスにその目標動作温度を書き込むようにすることで、それらのデータ管理が極めて容易となる。 また、本発明に係る温度制御装置において、前記冷却又は加熱手段はペルチェ素子で構成されるようにしても良く、あるいは冷却又は加熱装置が接続されたヒートパイプを用いて構成されるようにしても良い。 ペルチェ素子やヒートパイプによれば、冷却又は加熱手段が容易に構成できる。 【0011】さらに、この場合に、前記ヒートパイプにより冷却又は加熱されるデバイスが複数ある場合においては、冷却程度又は加熱程度の高いデバイスを冷却程度又は加熱程度の低いデバイスよりも前記冷却又は加熱装置の近くに配置するようにすることにより、熱媒体(例えば冷却液)による冷却又は加熱を効率的に行うことができる。 【0012】また、本発明に係るデバイスは、温度により動作速度が定まるデバイスであって、前記デバイスを所定の目標動作速度で動作させるため、温度制御装置により前記デバイスの温度を前記目標動作速度に対応する目標動作温度に制御するに際し、前記デバイスが前記温度制御装置に与えるデータとしての前記目標動作温度を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とするものである。 【0013】このようなデバイスによれば、そのデバイスの温度を目標動作温度に制御することが容易であり、
    また目標動作温度を管理することも容易となる。 なお、
    更には前記デバイスに温度制御装置に実温度を与えるための温度検出手段を備えるようにすれば、温度制御に際して温度検出手段を別途備える必要が無く、温度制御装置の構築が容易となる。 【0014】また、本発明に係る温度制御を受けるデバイスを有する装置は、前記デバイスの所定の目標動作速度に基づいて定められる前記デバイスの目標動作温度を記憶した目標動作温度記憶手段と、前記デバイスの温度を検出する温度検出手段と、前記デバイスを冷却又は加熱する冷却又は加熱手段と、前記温度検出手段で検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度記憶手段に記憶された前記目標動作温度とに基づいて、前記冷却又は加熱手段を制御する制御手段とを備えてなるものである。 【0015】このような構成によれば、半導体装置等のデバイスをその温度特性に応じて、所定の動作速度となるように温度制御することができ、従って複数のデバイスを用いて構成される情報処理装置等の装置における各デバイスの動作速度を同じとすることができ、装置の動作の信頼性を高めることができる。 なお、実施の形態においては、温度制御を受ける複数のデバイスを有する装置であって、複数のデバイスのうち、少なくとも所定のデバイスにおける所定の目標動作速度に基づいて定められる前記デバイスの目標動作温度を記憶した目標動作温度記憶手段と、前記複数のデバイスのうち、少なくとも所定のデバイスの温度を検出する温度検出手段と、前記複数のデバイスを冷却又は加熱する冷却又は加熱手段と、前記温度検出手段で検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度記憶手段に記憶された前記目標動作温度とに基づいて、前記冷却又は加熱手段を制御する制御手段とを備えてなるデバイスを有する装置も開示されている。 【0016】また、本発明に係る温度制御方法は、予めデバイスの動作速度と温度との関係に基づいて、前記デバイスを所定の目標動作速度で動作させるための目標動作温度を記憶しておくステップと、前記デバイスの温度を検出するステップと、前記温度を検出するステップで検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度を記憶するステップで記憶された前記目標動作温度とに基づいて、前記デバイスを冷却又は加熱制御するステップとを備えてなるものである。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をデバイスとしてLSI等の半導体装置に例をとり、図面を用いて説明する。 実施の形態1. 図1は本発明の実施の形態1における概略構成図、図2は図1の一部拡大図、図3は同斜視図、
    図4は実施の形態1における半導体装置の温度特性を示す図である。 実施の形態1は、基板(マザーボード)1
    に搭載された各LSI2に冷却又は加熱手段であるペルチェ素子3を設け、このペルチェ素子3により、LSI
    2の熱を吸収して冷却し、あるいは加熱して昇温させるようにしたものである。 【0018】図2に示されるように、基板1上に搭載されるLSI2は、その内部に温度検出手段としての温度検出部21と目標動作温度記憶手段としての記憶部である例えばROM22が設けられ、その上面にペルチェ素子3が設けられている。 ペルチェ素子3は電流が流れることにより吸熱を行う冷却側がLSI2の上面に密着するように設けられ、その反対側である発熱側がヒートシンク4に密着するように設けられている。 ペルチェ素子3の適所に設けられる端子3a,3bは温度制御部5に接続されている。 また、ヒートシンク4は、図3に示されるように冷却用のファン7により冷却される。 なお、
    温度検出部21は、温度パラメータを電気パラメータに変換するセンサ(トランスデューサ)を有するトランジスタ温度計やサーミスタ温度計等により構成され得るが、LSI内に設けるセンサとしては特にトランジスタ温度計が好ましい。 【0019】この温度制御部5は、LSI2内に設けられた温度検出部21の検出温度(電流又は電圧)がRO
    M22に記憶されている目標動作温度(所定電流又は電圧)となるようにペルチェ素子3に流す電流を制御するものであり、LSI2の検出温度が目標動作温度より高くなった場合は、電流を増大させ、逆の場合は電流を減少させる。 温度制御部5は検出温度と目標動作温度との比較を行う比較部51と、この比較部51の比較結果に基づいて、ペルチェ素子3へ流す電流を制御する電流制御部52とを有し、例えば電流制御部52は比較部51
    の比較結果がゼロとなるように電流を加減する。 【0020】図4は複数のLSIの温度と動作速度との関係を示す図である。 LSI等の半導体装置(素子)は温度(内部温度)が上がると動作速度が下がり、一方温度が下がると動作速度が上がるという温度特性を有する。 LSIを多数搭載した装置において、これらの動作速度がばらつくとレーシングが生じ、誤動作が起こる。
    このため、温度制御部5は、各LSIの動作速度を同じにして、レーシングの発生を防止するように、各LSI
    の温度を制御している。 【0021】図4によれば、例えば動作速度がAとなるように設定される。 この動作速度Aに対応する各温度(T1〜T4)は、各デバイスの製造時等に測定され、
    目標動作温度としてROM22に記憶される。 図4においては、ROM22に記憶される目標動作温度は、素子(半導体装置)D1〜D4の順で低くなり、素子D1
    (目標動作温度T1)よりも素子D2(目標動作温度T
    2)が、素子D2よりも素子D3(目標動作温度T3)
    が、素子D3よりも素子D4(目標動作温度T4)が冷却の程度は大きくなる。 そして場合によっては、例えば図4における素子D2の目標動作温度(T2)と等しい温度環境下においては、素子D3,D4を冷却する一方、素子D1を加熱することとなる。 また、素子D2においては、その温度を維持する。 【0022】実施の形態2. 実施の形態1は、各LSI
    2について目標動作温度を記憶しておき、ペルチェ素子3により個別に温度制御を行う例について示した。 しかし、多数の半導体装置を用いる場合、温度特性が近似し、所定の目標動作速度に対応する目標動作温度が互いに近似するLSIも多い。 図5はそのような温度特性を有する複数の半導体装置の温度特性を示した図である。
    図5によれば、例えば素子(半導体装置)のD1´とD
    2´、D3´とD4´、D5´とD6´が互いに近似した温度特性を有しており、従ってこのような場合は、互いに温度特性が近似する素子の目標動作温度を同じとすることで、それらの動作速度をほぼ同じ(マージンを有する動作速度範囲)とすることができる。 【0023】そこで、例えば図6に示すように、温度特性が互いに近似する複数のLSI(例えば2個)毎にグループ化し、それらグループG1〜G3毎に温度制御を行うようにすることもできる。 この場合、実施の形態1
    に比較して、温度制御に要する構成要素、例えば温度検出部21、電流制御部22、目標動作温度を記憶するR
    OM22を各グループ毎に一つずつ設ければ良いため、
    それらの省略化が図れ、簡易化、低コスト化を図ることができる。 【0024】実施の形態3. 実施の形態1は、冷却又は加熱手段としてペルチェ素子を用いた場合について説明したが、ペルチェ素子に代わり、ヒートパイプを用いて温度制御を行うようにしても良い。 図7及び図8はヒートパイプを用いて温度制御を行うようにした概略構成例を示している。 LSI2上面にヒートパイプ6を直接、
    あるいは熱伝導部材61を介して接続して熱の吸収又は加熱を行わせ、このヒートパイプ6をヒートシンク4に接続して、熱の循環(放熱、吸熱)を行わせるようにする。 この場合も、各LSI2には温度を検出するための温度検出部21と、目標動作温度を記憶した例えばRO
    M22とを備え、温度検出部21の検出温度が目標動作温度となるように、ヒートシンク4の冷却用のファン7
    を駆動する。 【0025】図8に示す温度制御部9は、温度検出部2
    1からの検出温度とROM22からの目標動作温度を比較する比較部91と、この比較部91からの比較結果が零となるように、各冷却用のファン7を駆動するファン駆動制御部92とから構成される。 なお、図7において、複数のヒートシンク4はそれぞれ目標動作温度の異なるLSIからのヒートパイプに接続されており、それぞれ温度の異なる冷却風(冷却空気7a〜7c)で冷却されるように構成され、目標動作温度の低いLSIについては、目標動作温度の高いLSIよりも、より温度の低い冷却風が供給される。 【0026】なお、この実施の形態3の変形例として、
    実施の形態2と同様に、複数のLSIを目標動作温度が互いに近似する複数のグループに分け、各グループの代表的な目標動作温度に温度制御するようにしても良い。
    この変形例については次の実施の形態4においてより詳細に説明する。 【0027】実施の形態4. 図9は実施の形態4を示す構成図である。 実施の形態4では複数のLSIを目標動作温度が互いに近似するグループ(例えば3個ずつ)に分け、それぞれグループ単位でヒートパイプを用いた温度制御を行うようにしたものである。 図9に示される温度制御構成は、LSI2を各グループ単位で搭載して冷却する第1〜第N冷却モジュール11〜1Nと、各冷却モジュール1〜1Nに冷却液を供給する主循環管路30
    と、前段の冷却モジュールをバイパスして次段の冷却モジュールに直接冷却液を供給するバイパス管路31と、
    主循環管路30に設けられ、冷却液の流量を制御する第1流量制御弁41と、主循環管路30とバイパス管路3
    1の接続部に設けられる第2〜第N流量制御弁(42〜
    4N)とを備えている。 【0028】そして、各冷却モジュール11〜1Nに搭載された複数(3個)のLSI2のうち、その中央に位置するLSI2A,2B,…2Mには、目標動作温度を記憶したROMと温度検出部が設けられ(図8と同じ)、温度制御部60は、これらの温度を比較する比較部61a〜61nと、比較部61a〜61nの比較結果に基づいて流量制御弁41〜4Nの弁の開閉度を調整して流量を制御することで各冷却モジュールに搭載されたLSIの温度制御を行う弁の開度制御部62a〜62
    nとで構成されている。 【0029】以上の構成における動作について説明する。 第1冷却モジュール11側では、比較部61aがL
    SI2Aの目標動作温度と検出温度を比較し、弁の開度制御部62aは、検出温度が目標動作温度より高い場合は、冷却液の流量を増すように第1流量制御弁41を制御する。 一方、検出温度が目標動作温度よりも低い場合は、冷却液の流量を減らすように第1流量制御弁41を制御する。 第2冷却モジュール12側では、比較部61
    bがLSI2Bの目標動作温度と検出温度を比較し、弁の開度制御部62bは、検出温度が目標動作温度より高い場合は、その検出温度を下げるように第2流量制御弁42の開度を制御する。 【0030】第2流量制御弁42は、図10に示すように、バイパス管路31側に設けられるバイパス側弁体4
    21と、主循環管路30側に設けられる主循環管路側弁体422とを有しており、検出温度が目標動作温度より高い場合、弁の開度制御部62bはバイパス管路31側から主循環管路30への流入量が増えるように、バイパス側弁体421の開度を大きく開く。 この理由は、主循環管路30により送られる冷却液は第1冷却モジュール11を通過する際に熱を吸収し、温度が高くなっており、バイパス管路31側からの冷却液を取り入れた方が冷却効率を高められるからである。 一方、冷却程度が低い場合、あるいは検出温度が十分に低く、温度を下げる必要が無い場合、あるいは加熱する必要がある場合は、
    バイパス側弁体421の開度は小さくし、主循環管路3
    0側から送られる冷却液による温度制御が主として行われる。 【0031】なお、第2流量制御弁42の主循環管路側弁体422は第1流量制御弁41の開度と関連性を有し、例えば第1冷却モジュール11の冷却の必要性が低いときは、第1流量制御弁41と共にその開度は小さくされ、一方、第1冷却モジュール11の冷却の必要性が高いときは、その開度は第1流量制御弁41と共に大きくされる。 また、第1冷却モジュール11の冷却の必要性が低いときに、第2冷却モジュール12の冷却の必要性が高い場合は、主循環管路側弁体422の開度は小さく、バイパス側弁体421の開度が大きくされる。 以下第3冷却モジュール以降についても同様であり、ここでの説明を省略する。 【0032】本実施の形態においては、第1冷却モジュール11に搭載されるLSI(2A等)は第2冷却モジュール12に搭載されるLSI(2B等)よりも目標動作温度が低いものが選ばれている。 これらLSI(2A
    等)は冷却の程度が大きく、従って主循環管路30における冷凍機(冷却装置)70の近くに配置される方が、
    冷却の効率が高められるからである。 一方、目標動作温度が高く、冷却の程度が小さなLSI(2B等)はその反対に主循環管路30における冷凍機70から離れた冷却モジュール(第2冷却モジュール以降)に搭載される。 これらLSIは目標動作温度が低いものに比してそれほど冷却しなくて良いからである。 【0033】また、本実施の形態においては、各冷却モジュールに搭載される複数のLSIの内、その中央部に搭載されるLSI2A,2Bに温度検出部を設けて温度を検出するようにしているが、複数のLSIの中で、中央部に位置するLSIは熱がこもり易く、従って、最も温度が高くなるおそれのあるLSIと考えられるからである。 【0034】以上に詳述した実施の形態における温度制御装置又は温度制御方法は、大型計算機システムや並列計算機システム等に用いるとレーシング発生防止に効果的である。 またデバイスを所定単位で必要に応じて個別に冷却又は加熱できるので、温度制御の省電力化を図ることもできる。 なお、実施の形態においては、グループ毎に温度制御する場合として2個又は3個ずつ制御する場合を示したが、本発明は、これらの数に限定されないことは言うまでもなく、要は、温度特性が近似するデバイス毎ならば幾つでも良い。 また、目標動作温度としては、一つの値だけではなく、温度特性に従った複数の値を記憶しておくようにしても良く、これら複数の値を温度環境、使用環境等に基づいて適宜選択するようにしても良い。 【0035】(付記1)デバイスの所定の目標動作速度に基づいて定められる前記デバイスの目標動作温度を記憶した目標動作温度記憶手段と、前記デバイスの温度を検出する温度検出手段と、前記デバイスを冷却又は加熱する冷却又は加熱手段と、前記温度検出手段で検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度記憶手段に記憶された前記目標動作温度とに基づいて、前記冷却又は加熱手段を制御する制御手段とを備えてなる温度制御装置。 (1) (付記2)複数のデバイスのうち、少なくとも所定のデバイスにおける所定の目標動作速度に基づいて定められる前記デバイスの目標動作温度を記憶した目標動作温度記憶手段と、前記複数のデバイスのうち、少なくとも所定のデバイスの温度を検出する温度検出手段と、前記複数のデバイスを冷却又は加熱する冷却又は加熱手段と、
    前記温度検出手段で検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度記憶手段に記憶された目標動作温度とに基づいて、前記冷却又は加熱手段を制御する制御手段とを備えてなる温度制御装置。 (2) (付記3)付記2に記載の温度制御装置において、前記複数のデバイスは、前記目標動作温度が互いに近似していることを特徴とする温度制御装置。 (3) (付記4)付記2に記載の温度制御装置において、前記温度検出手段は、前記複数のデバイスの中で中央付近に位置するデバイスの温度を検出することを特徴とする温度制御装置。 (付記5)付記1乃至付記4のいずれかに記載の温度制御装置において、前記デバイスは半導体装置であることを特徴とする温度制御装置。 (付記6)付記5に記載の温度制御装置において、前記デバイスはLSI単位で構成されることを特徴とする温度制御装置。 (付記7)付記5又は付記6に記載の温度制御装置において、前記目標動作温度記憶手段は前記デバイス内にメモリとして構成されることを特徴とする温度制御装置。 (付記8)付記1乃至付記7のいずれかに記載の温度制御装置において、前記冷却又は加熱手段はペルチェ素子で構成されることを特徴とする温度制御装置。 (付記9)付記1乃至付記8のいずれかに記載の温度制御装置において、前記冷却又は加熱手段は冷却又は加熱装置が接続されたヒートパイプを用いて構成されることを特徴とする温度制御装置。 (付記10)付記9に記載の温度制御装置において、前記ヒートパイプにより冷却又は加熱されるデバイスが複数ある場合において、冷却程度又は加熱程度の高いデバイスを冷却程度又は加熱程度の低いデバイスよりも前記冷却又は加熱装置の近くに配置することを特徴とする温度制御装置。 (付記11)温度により動作速度が定まるデバイスであって、前記デバイスを所定の目標動作速度で動作させるため、温度制御装置により前記デバイスの温度を前記目標動作速度に対応する目標動作温度に制御するに際し、
    前記デバイスが前記温度制御装置に与えるデータとしての前記目標動作温度を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とするデバイス。 (4) (付記12)付記11に記載のデバイスにおいて、更に、前記温度制御装置に前記デバイスの実温度を与えるための温度検出手段を備えたことを特徴とするデバイス。 (付記13)温度制御を受けるデバイスを有する装置において、前記デバイスの所定の目標動作速度に基づいて定められる前記デバイスの目標動作温度を記憶した目標動作温度記憶手段と、前記デバイスの温度を検出する温度検出手段と、前記デバイスを冷却又は加熱する冷却又は加熱手段と、前記温度検出手段で検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度記憶手段に記憶された前記目標動作温度とに基づいて、前記冷却又は加熱手段を制御する制御手段とを備えてなるデバイスを有する装置。 (付記14)温度制御を受ける複数のデバイスを有する装置において、複数のデバイスのうち、少なくとも所定のデバイスにおける所定の目標動作速度に基づいて定められる前記デバイスの目標動作温度を記憶した目標動作温度記憶手段と、前記複数のデバイスのうち、少なくとも所定のデバイスの温度を検出する温度検出手段と、前記複数のデバイスを冷却又は加熱する冷却又は加熱手段と、前記温度検出手段で検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度記憶手段に記憶された前記目標動作温度とに基づいて、前記冷却又は加熱手段を制御する制御手段とを備えてなるデバイスを有する装置。 (付記15)予めデバイスの動作速度と温度との関係に基づいて、前記デバイスを所定の目標動作速度で動作させるための目標動作温度を記憶しておくステップと、前記デバイスの温度を検出するステップと、前記温度を検出するステップで検出された前記デバイスの検出温度と、前記目標動作温度を記憶するステップで記憶された前記目標動作温度とに基づいて、前記デバイスを冷却又は加熱制御するステップとを備えてなる温度制御方法。
    (5) 【0036】 【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれば、デバイスの所定の目標動作速度に基づいて定められる目標動作温度に各デバイスの動作温度を制御するようにしたので、半導体装置等、温度特性を有するデバイスから構成される情報処理機器等の装置において、各デバイス毎の動作速度のばらつきの問題を低減し、もってシステム全体の動作速度を向上することができると共にレーシング等の障害発生及び製造の歩留問題を低減することができ、動作の信頼性を図り、さらには温度制御の小電力化にも貢献し得る温度制御装置、温度制御方法、及びデバイスを提供することができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態1における概略構成図である。 【図2】図1の一部拡大図である。 【図3】図2の斜視図である。 【図4】実施の形態1における半導体装置の温度特性を示す図である。 【図5】実施の形態2における半導体装置の温度特性を示す図である。 【図6】実施の形態2を示す概略構成図である。 【図7】実施の形態3を示す概略構成図である。 【図8】図7の一部拡大図である。 【図9】実施の形態4を示す概略構成図である。 【図10】第2流量制御弁の構成を示す図である。 【符号の説明】 1 基板、2,2A,2B LSI、3 ペルチェ素子、4 ヒートシンク、5,9,60 温度制御部、7
    冷却用のファン、21 温度検出部、22 ROM、
    41 第1流量制御弁、42 第2流量制御弁、51,
    61a〜61n,91 比較部、52 電流制御部、6
    2a〜62n 開度制御部、92 ファン駆動制御部。

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