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熱風乾燥炉

阅读:190发布:2020-05-11

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加熱区画域に熱風を導入して被加熱ワークを乾燥する乾燥炉において、区画域外に配置する熱風乾燥装置と、区画域内(乾燥炉内)の底面近傍の対面する側面に沿って対向して設けられ、前方から後方に亘り列を形成して配置される熱風の吐出口を含む熱風吹き出し部と、該熱風吹き出し部に熱風発生装置からの加熱エアーを導入する熱風供給通路と、前記区画域内の上面中央部及び底面近傍中央部に沿って前記熱風吹き出し部と平行して備える、乾燥炉内から外部へのエアーの排気部となる熱風戻し口、及び、排気通路を備えて構成し、前記熱風吹き出し部の吐出口から吹き出す熱風の吐出方向が、直接ワークに向かわず、乾燥炉内の壁面に沿って平行か、あるいは、僅かに壁面に向けほぼ平行方向に向かうように設定されることを特徴とする熱風乾燥炉。前記熱風吹き出し部は、乾燥炉内の底面近傍の側面に沿って配置されるのに加え、上面近傍の側面に沿っても配置される請求項1の熱風乾燥炉。前記熱風吹き出し部は、長尺管状に形成される熱風吹き出し管として形成され、吐出口は、該吹き出し管に並べて配置される請求項1乃至2のいずれかの熱風乾燥炉。前記熱風戻し口は、長尺管状として形成された熱風戻し管に並べて配置される請求項1乃至3のいずれかの熱風乾燥炉。前記熱風吹き出し管と前記熱風供給通路の接続部は、該熱風吹き出し管の両端近傍位に設定される請求項4の熱風乾燥炉。

说明书全文

本発明は、炉内に収容した被加熱ワークを熱風発生装置から導入した熱風で乾燥する熱風乾燥炉に関する。

熱風発生装置から加熱区画域に熱風を導入して、熱と風の相乗効果により被加熱ワークを乾燥する熱風乾燥炉は、乾燥効果が高いものとして認識されているが、単に、熱風を炉内のワークに吹き付け、使用済みの空気を排気口から排出するものでは、炉内での熱風の流れの特定化やワークの影響等により炉内での温度分布にばらつきが大きくなり、結果、均一な乾燥ができないことから、このばらつきを抑えて、炉内環境の均一化を図ろうとする乾燥炉が多々提案されている。

例えば、被加熱ワークを収容した炉体に熱風吹出し口と熱風吸い込み口を設け、熱風発生機で発生した熱風を炉内に吹き出し、使用済みの熱風を熱風発生機に戻すように構成される箱形の乾燥炉において、炉内の被乾燥材側面に沿う位置に遮蔽板を設置し、遮蔽板を挟んで被乾燥材側と反対側となる空間に熱気循環流を形成する炉内ファンを設けて構成し、炉内ファンと遮蔽板により熱風吹出し口からの距離とは無関係に、被乾燥材のどの部分でも熱風の風速を均一にしようとした特許文献1の乾燥炉や、乾燥室下部から乾燥室内に吹き上げ吐出される熱風の吐出量分布のばらつきを標準化し、乾燥品質を安定化しようとする乾燥機として、乾燥室下部の熱風通路に熱風の風量調整の調整板を設け、また、炉上部に向け熱風の室内への吐出口となる孔を設けた整流板を設けて、調整板により熱風の一部の流れを変えるなどにより熱風の吹き上げ吐出量を配分調整しようとした特許文献2のような乾燥機が提案されている。

また、ボックスタイプの閉鎖式の熱風乾燥炉ではなく、ワークを移動しながら乾燥するコンベアー炉に熱風を利用するものとして、例えば、炉内のコンベアー走行路から上下に離間して赤外線源を配置し、該炉内に熱風発生装置からの熱風をコンベアーに向け吹きつけると同時に、ファンにより炉内の熱風を強制的に撹拌して温度制御しようとする特許文献3のようなコンベアー炉が提案されている。

特開平6−34268号公報

特開2010−249469号公報

特開2000−160260号公報

これらの炉は加熱区画域(例えば炉内)の被加熱ワークに如何にして均一な熱風を供給し、炉内温度の安定を保つかを課題としており、それぞれ、遮蔽板とファンによりワークへの熱風の風速を均一にしようとしたり、調整板や整流板により熱風の吹き上げ吐出量を配分調整しようとしたり、あるいは、赤外線源の利用と並行し、撹拌ファンを用い強制撹拌をするなどして温度の安定化を図っているが、炉内では、ワーク自体の存在によっても空気の流れなどの環境が変わってしまい、ワークに直接熱風を吹き付ける従来の形態では、該ワークに供給される熱風は吐出段階でいくら調整しても、これを均一化することには限界がある。

また、熱風乾燥炉といえば、当然、被加熱ワークに熱風を吹き付けて乾燥するものであるため、ワークとして、紛体など風に飛ばされてしまうような軽量のものや、風圧により変形してしまうようなものは、熱風乾燥炉の対象となるワークではなかった。

そこで、本発明は、熱風発生装置から導入する熱風の流れを調整することにより、被加熱ワークを収容、または、設置した加熱区画域の雰囲気温度を均一化し、結果、ワークの乾燥品質を向上することを課題とした。

また、熱風乾燥炉でありながら紛体など風圧により影響をうけてしまうような被加熱ワークについても適用することができる熱風乾燥炉を提供することを課題とした。

本発明の熱風乾燥炉は、加熱区画域に熱風を導入して被加熱ワークを乾燥するもので、加熱区画域外に配置する熱風乾燥装置と、区画域内(乾燥炉内)の底面近傍に対面する側面に沿って対向して設けられ、前方から後方に亘り列を形成して配置される熱風の吐出口を含む熱風吹き出し部と、該熱風吹き出部に熱風発生装置から加熱エアーを導入する熱風供給通路と前記区画域内の上面中央部及び底面近傍中央部に沿って前記熱風吹き出し部と平行して備える、乾燥炉内から外部へのエアーの排気部となる熱風戻り口、及び、排気通路を備えて構成し、前記熱風吹き出し部の吐出口からの熱風の吐出方向が、直接ワークに向かわず、乾燥炉内の壁面に沿って平行か、あるいは、僅かに壁面に向けほぼ平行方向に向かうよう設定されてなる。

また、各部は次のように構成、あるいは、形成されることが好ましい。 前記熱風吹き出し部は、乾燥炉内の底面近傍の側面沿って配置されるのに加え、上面近傍の側面に沿っても配置される ・前記熱風吹き出し部は、長尺管状に形成される熱風吹き出し管として形成され、吐出口は該吹き出し管に並べて配置される。 ・前記熱風戻し口は、長尺管状に形成された熱風戻し管に並べて配置される。 前記熱風吹き出し管と前記熱風供給通路の接続部は、該熱風吹き出し管の両端近傍位に設定する。

(作用) 本手段によると、加熱区画域内の壁面に沿って前方から後方に亘り配置される熱風の吐出口から吐出する熱風が、直接、被加熱ワークに吹き付けないように、乾燥炉の内壁面に沿って平行か、僅かに壁面に向けほぼ平行に設定されていることにより、ワークに強い熱風が吹きつけることが無く、乾燥炉内での熱風の強い流れは炉の周囲の内壁面に沿った流れとなる。

例えば、熱風吹き出し部を乾燥炉内の底面近傍の対面する側面に前方から後方に沿って対向して備え、吐出口からの吐出方向を、乾燥炉内の側面に沿って上方、及び、底面に沿って該面と平行となる方向に設定し、熱風戻り口を乾燥炉内の上面中央部に前記熱風吹き出し部と平行に備えると、前記熱風の吐出口から吐出される熱風の速く、大きな流れは、乾燥炉内の両側面に沿って上昇し、上面部の熱風戻し部へ向かう流れと、炉内底面の両側面から底面に沿って中央部に向かう流れとなり(図7参照)、前記の通りワークには直接強い熱風が当ることが無く、ワークの周囲を熱風が巡る、あたかも加熱区画域内でワークを周囲から包み込んで加熱するような状態を創りだすことができる。

本発明は、従来の熱風乾燥炉における被加熱ワークに直接熱風を吹き付けての乾燥という発想ではなく、乾燥炉内の環境を、熱風を利用して均一化させるといった発想よりなるもので、乾燥炉内壁面に沿って熱風が吐出されることで、熱風による乾燥効果もありながら周囲から被加熱ワークを包み込むような加熱ができる。 よって、本発明の熱風乾燥炉によると、熱風発生装置から導入される熱風の流れを前記手段のように調整することにより、被加熱ワークを収容、または、設置した加熱区画域の雰囲気温度を均一化し、結果、ワークの乾燥品質を向上することができる。

また、熱風を利用する乾燥炉でありながら、被加熱ワークに強い熱風が吹き付けないことにより、対象となるワークとして紛体等の軽量のものや風圧により変化してしまうものなどにも適用することができる。

本発明の第一の実施の形態で、ボックスタイプの熱風乾燥炉を示す全体構成の正面図(扉方向から見た図)。

前記形態の側面図。

前記形態の熱風発生装置の一例を示す構成図。

前記形態の熱風吹き出し管を示す構成図。

前記形態の熱風戻し管を示す構成図。

前記形態の配管と配管内のエアーの動きを示す模式図。

前記形態の炉内での熱風の主要な動きを示す模式図。

前記形態の変形例で熱風発生装置を一台とした熱風乾燥炉を示す全体構成の正面図。

本発明の第二の実施の形態で、コンベアー炉タイプの熱風乾燥炉の構成を示す正面図(入口方向側から見た図)。

前記形態の側面図で、熱風の炉外部での流れを示す模式図と乾燥炉の本体部分を示す構成図。

前記形態の熱風吹き出し管を示す構成図。

前記形態の炉内での熱風の主要な動きを示す模式図。

以下、本発明の実施の形態につき図面を参考にしながら詳細に説明する。 図1〜図8は、本発明の第一の実施の形態となる閉鎖型ボックスタイプの熱風乾燥炉を示しており、図1は、全体構成を模式的に表した正面図を示しており、図2は、その側面図を示している。尚、理解を容易とするため、図1は扉、図2では側面の外壁が省略された炉内構成が記載される。 本形態の熱風乾燥炉は、複数段設けられた棚71にワークを載置して台車7に搭載する態様で乾燥室内22に収容して用いられる箱形の乾燥炉2で、乾燥室外に設ける複数の熱風発生装置1(本例では4台(1a〜1d)を使用)と、該熱風発生装置1の熱風が導入される乾燥炉本体2を備えてなり、乾燥室内22には、底部近傍に配置する、対向する両側面に沿って、ほぼ室内の前方から後方にいっぱいの長さで設ける左右一対の長尺な熱風吹き出し管3と、前記乾燥室22の上面(天井面)の中央部に沿って配置する、前記熱風吹き出し管3と平行する様にほぼ室内の前方から後方にいっぱいの長さで設ける長尺な熱風戻し管4を備えて構成される。そして、熱風乾燥装置1と熱風吹き出し管3は送風通路5により接続され、その送風通路5と熱風吹き出し管3との接続部51は、長尺な熱風吹き出し管3の両端部近傍に設定される。一方、熱風戻し管4と熱風発生装置1は排気通路6により接続されおり、乾燥室内22から排気されるエアーが熱風発生装置1に取り込まれ、熱風循環加熱する構成としている。尚、乾燥炉として当然設置される温度センサーや温度設定、制御装置は適当な位置に公知の装置が設けられれば良い。

図3は、前記形態で用いられる熱風発生装置の一例を示している。 熱風発生装置1は、従来の熱風発生装置を用いれば良いため構成、構造の詳細な説明は省略するが、モーター11を稼動することで送風機12が作動し、該送風機12のファンの回転によりエアーが強制的にエアーの吸引口15より送風機12内に取り込まれ、取り込まれたエアーがヒーター13内を通過する間に加熱されて、該送風機12により強制的に送風口14より吐出される。そして送風口14より吐出された熱風が送風通路5を通り熱風吹き出し管3の熱風吐出口32から乾燥室内22へ吐出される。また、本例では、循環熱風加熱が可能となるように、乾燥室内22の加熱されたエアーを、熱風戻し管4から排気通路6を通して熱風発生装置1に一部が回収される構成となっている。尚、この場合でも、熱風発生装置1の吸引口15から取り込まれるエアーは、乾燥室内22からの排気エアーのみではなく、フレッシュエアーが取り込めるように配管されることが好ましい。尚、本例の熱風発生装置1では、前面の上部に送風口14、後面の下部に吸引口15を設けた装置として説明している。

そして、本形態の乾燥炉では、同一形態の前記熱風発生装置4台(1a、1b、1c、1d)が乾燥炉本体2の上部に前後面(前面が送風口14を備えた面、後面が吸引口15を備えた面とする)が交互となるように並べて用いられ、その送風口14から発生する熱風が、接続された各々の送風通路5を通って、2本一対で形成される熱風吹き出し管3の両端近傍位4か所(一つに2か所)の接続フランジ31に一つずつ導入されるように接続されている。一方、乾燥室内22から排気されるエアーは熱風戻し管5に接続された4本の排気通路6を通して各々の熱風乾燥装置1に戻される様に、排気通路6の端部が熱風発生装置1の吸気口15にフィルター(図示せず)を介して接続されている。また、本例では、吸気口15は二又に形成され、一方がフレッシュエアーの取り込み口16として外部に開放して形成される。尚、本形態においては、熱風発生装置1を4台用いているが、熱風の容量を確保できるものであれば、2台として送風通路を二又に形成しても良く、一台として四つ又に形成したものでも良い。また、本形態で、熱風発生装置4台を前後面交互に配置するのは、後記する熱風吹き出し管3等の配置により送風通路5や排気通路6の配管を効率よく短く設定するための配置である。また、乾燥炉と熱風発生装置の配置関係はどのように設定されても良い。

乾燥室22は、外壁21、及び、前面の扉23により箱形に形成された乾燥炉本体2の内部に、複数の棚71にワークを積載した台車7を搭載しての使用を想定して、ある程度大きな容積(本例では、幅、奥行き、高さ、各2000mm程度)を備える直方体の空間として形成される。

図4は、本形態の熱風吹き出し管を示している。 熱風吹き出し管3は、乾燥室底部近傍に、対向する両側面に沿って前方から後方にほぼ室内いっぱいの長さに設定し、両端部を閉塞したステンレス等からなる中空の管状体として形成される。形状等は特定するものではないが、本例については直方体に形成された。そして、乾燥室内22の底面部に設置したさいに該熱風吹き出し管3の上面、及び、対向面側となる側面に、適当な間隔で配置された乾燥室内22への熱風の吹き出し口となる複数の孔を設けて、熱風吐出口32とした。この吐出口32を前記位置に設定することにより、炉内に導入される熱風は、乾燥室内22の側面に沿った上方、及び、底面に沿って該面に平行する方向に吐出されることになる。(図7参照)

また、該熱風吹き出し管3への熱風発生装置1からの熱風の取り入れ口、即ち、送風通路5との接続部51が、前記の通り熱風吹き出し管3の両端近傍位にフランジ31として設けられる。尚、流体の流れの性質から、該フランジ31からの距離により熱風吐出口32から吐出されるエアー量が変わることから、孔の大きさを端部ほど大きく形成するなど吐出のバランスを考慮した配置、設定とすることが好ましい。また、熱風吐出口32を含む熱風吹き出部は、管状体(熱風吹き出し管3)に限定されるものではなく、例えば、乾燥室底部側面に細長い部屋のような空間として設けられるなどであっても良く、また、熱風吐出口32は、本例の孔に限定することなく細長のスリットや、複数のノズルを適当に配置したようなものであっても良い。

図5は、本形態の熱風戻し管を示している。 熱風戻し管4は、乾燥室22上面(天井面)の中央部に前記熱風吹き出し管3と平行に前方から後方にほぼ室内いっぱいの長さに設定した、両端部を閉塞したステンレス等からなる中空の管状体として形成され、形状は特定するものではないが本例においては、直方体に形成された。そして、該熱風戻し管4の上面に適当な間隔を設けて、4台の熱風発生装置1が接続する排気通路6の他端を接続するフランジ41を4か所に設け、また、両側面に、適当な間隔で配置される乾燥室内22からの使用済みエアーの排出口となる複数の孔を設けてエアー排気口42とした。このさい、該エアー排気口全体の面積は、乾燥室内のエアー圧の上昇が考慮され、吹き出し口32と同等かより大きく形成されることが好ましい。また、この室内の圧調整あるいは使用後の冷却促進のため乾燥室内22に別途外部への排気口が設けられても良い。

尚、熱風戻り口は、管状体に限定されるものではなく、例えば、乾燥室22上面に孔を設けて排気通路6と一体としたようなものでも良く、また、エアー排気口42は、本例の孔に限定することなく細長のスリットや、複数のノズルを適当に配置したようなものであっても良い。

そして、熱風吹き出し管3、熱風戻し管4等、熱風の吹き出し部・排気部の炉内での配置は、本形態に限定することものでは無く、炉の大きさや形態により、本発明の炉内全体を周囲から包み込むように加熱する意図に合致するような配置とすればよく、例えば、幅の大きな炉であれば、熱風吹き出し管3を底面近傍ばかりではなく上面近傍にも設けても良く、また、底面近傍側面ではなく底面中央に設け両側面に向けて吐出口を設けることなども考えられる。同様に、熱風戻し管4の設定位置も底面中央に設けるなど、必要に応じて配置、吐出方向などが設定されれば良い。

送風通路5は、熱風発生装置1と熱風吹き出し管3とを接続する耐熱性のフレキシブルホースで、熱風発生装置1の送風口14のフランジ、及び、熱風吹き出し管3の両端部近傍位に備えたフランジ31に両端を接続して形成される。そして、前記の通り4台の熱風発生装置1の各々が対向する2つの熱風吹き出し管3の両端部近傍の接続部51とそれぞれに接続されて構成される、熱風発生装置1からの熱風を熱風吹き出し管3に送る通路である。尚、該送風通路5は、本例の様に乾燥室内22を通しても、乾燥室22と炉の外壁21の間を通しても良い。

排気通路6は、熱風戻し管4と熱風発生装置1とを接続する耐熱性フレキシブルホースで、熱風戻し管4の上面に備えたフランジ41、及び、熱風発生装置1の吸気口15のフランジに両端を接続して形成され、乾燥室22からの排出エアーを熱風発生装置1に戻すための通路である。前記熱風戻し管4には4つのフランジ41部分が備えられており、各々が4台の熱風発生装置1a〜1dに対応してそれぞれ接続して形成される。

図6は、本形態の熱風発生装置と乾燥室内をつなぐ配管と、該配管内のエアーの動きを表す模式図を示している。 熱風発生装置1と乾燥室内22との配管及び熱風の動きをまとめると、前述の通り、熱風発生装置1から送風通路5を通して、熱風吹き出し管3、乾燥室内22へと至る熱風供給ルートと、乾燥室内22から熱風戻し管4、排気通路6を通して熱風乾燥装置1へと戻る熱風戻りルートがある。

そして、本形態においては、熱風供給ルートを構成する熱風発生装置1が乾燥炉本体2の上部の幅方向に4台並べられて配置されており、一方、熱風吹き出し管3は前記乾燥室内22底部近傍の対向する両側面に各々長さ方向に設定され、その熱風取り入れ口となるフランジ31が両端部近傍位に配置されている。そのため、熱風発生装置1の送風口14と熱風吹き出し管3のフランジ31をつないでいる送風通路5を短くし効率よく設定する配置として、前記並列される熱風発生装置4台を前後面交互に設定した。そして、本例では、炉の前面から見て向かって一番左側に位置する送風口14が前面側に配置された熱風発生装置1aの送風口14に接続する送風通路5は、炉の左側に配置した熱風吹き出し管3の前方側のフランジ31aに接続し、同様に送風通路5を短く設定する接続となるように、左から2番目の位置で後面側に送風口14を備えた熱風発生装置1bは左側後方側のフランジ31b、右から2番目で前側に送風口14を備えた熱風発生装置1cは右側前方側のフランジ31c、一番右側で後側に送風口14を備えた熱風発生装置1dは右側後方側のフランジ31dに接続される。

一方、前記熱風発生装置1の送風口14と反対面の後面に位置する吸引口15と、乾燥室22の上面に長手方向に配置された熱風戻り管5の熱風排出口となる4つのフランジ41との接続についても、排気通路6を短く効率的に設定する観点から、熱風発生装置1aの吸引口15に接続する排気通路6は、熱風戻し管4の最も奥側のフランジ41aに接続され、他も同様に排気通路6を短く設定する接続となるように、熱風発生装置1bは手前から2番目のフランジ41b、熱風発生装置1cは最も手前のフランジ41c、そして、熱風発生装置1dは奥から2番目のフランジ41dに接続される。尚、本配置は本形態の熱風発生装置と炉の関係から最適な配置を示したもので、他の形態においては当然、その形態に適合する配置が選択されれば良い。

図7は、本形態の乾燥室内での主要な熱風の流れを表す模式図を示している。 本形態の熱風乾燥炉では、熱風発生装置1より発生した熱風が、送風通路5を通して熱風吹き出し管3に導入され、熱風吐出口32から乾燥室内22に吐出されるが、吹き出し管3に導入される熱風は、該吹き出し管3の両端近傍部(フランジ31)から供給されることで、該熱風は、吹き出し管両端部から中央部に向かって流れ、該中央部でぶつかり、吹き出し管3内でのエアーの流れが複雑化されること、また、熱風吐出口32の大きさを場所によって変える等により、それぞれの吹き出し口32から吐出される熱風が、例えば、一方向からエアーが導入されるものと比較して均一化することが期待できる。

また、前記熱風吹き出し管3が乾燥室22底部近傍の対向する両側面に、また、熱風戻し管4が乾燥室内22の上面中央部に設置されており、熱風吐出口32が吹き出し管の上面32a及び対向する側面32bに配置されていることから、該吹き出し管3に導入された熱風は、乾燥室22の上方F1、及び、底面に沿う方向F2に吹出され、乾燥室内22での大きなエアーの流れは、対向する両側面から側面に沿って上方に向かう流れF1、上面に沿って熱風戻し管に至る流れF3、及び、対向する両側面から底面に沿って中央部に向かい、中央部でぶつかる流れF2となり、直接被ワークに強い熱風を吹き付けることが無く、あたかも乾燥室22を周囲から包み込むような加熱となり、また、底部中央部でのエアーのぶつかりにより流れが複雑になり、全体として、熱風吹き付けによる乾燥促進効果を大きく損なうことなく、乾燥室内22の環境が均一化されることにより、ワーク全体を均一に乾燥することができるものとなっている。

図8は、前記実施の形態の変形例で熱風発生装置を一台のみで構成した熱風乾燥炉を示す正面模式図を示している。 熱風発生装置1を一台としたときは、一対ある熱風吹き出し管3のフランジ31(接続部)の数(本例においては、4か所)に応じた分岐を備えた送風通路5を設けて、熱風発生装置1の一か所の送風口14からの熱風を各々の熱風吐出口32に導入できるように配管される。一方、排気通路6に接続される熱風戻し管4のフランジ41(接続部)は、該管4の中間部などに一か所設ければ足り、1本の排気通路6で熱風発生装置1の吸引口15へと接続される。このように、熱風発生装置1の使用台数は装置の容量と、乾燥炉2との容量との関係から選択されれば良いが、一台とすることで構成が単純化でき、コストを下げることができる。

図9〜図12は、本発明の第二の実施の形態となるコンベアー炉タイプの熱風乾燥炉を示しており、図9がコンベアーの入口方向から見た全体構成の正面図で、図10がその側面図を示し、Aが配管を省略し、矢印で炉外部の熱風の流れを示した模式図、Bが、炉の本体部分を示している。尚、加熱区画域(炉の内部)での構成の理解が容易となるように、図面では外壁の一部を省略した炉の内部構成が記載される。

本形態の熱風乾燥炉は、ワークを載置して移動するコンベアー8が、外壁210により囲繞された加熱区画域内(炉内)220を通過する間に、該ワークを熱風加熱により乾燥する乾燥炉であって、熱源として炉外部に備える熱風発生装置10と、炉内220のほぼ中央部にコンベアー8のコンベアーベルト81を貫通して、該コンベアーベルト81の搬送口となる入口230及び搬出口となる出口240を開口部とし、他の全周囲を外壁210で囲繞して加熱区画域を区画した乾燥炉本体20と、前記熱風発生装置10と乾燥炉本体20の炉内220とを接続する送風通路50及び排気通路60より構成した。

そして、乾燥炉本体20の炉内220には、該炉内への熱風の供給部となる、炉内底面近傍の対向する側面に沿って、前記コンベアーベルト81より下方に位置する、炉内前方(入口側)から後方(出口側)に亘りほぼいっぱいの長さで設けられる長尺管状の左右一対の下部熱風吹き出し管30aと、炉内上面近傍の対向する側面に沿って、コンベアーベルト81より上方に位置する、前記下部熱風吹き出し管30aと同様の長さで平行するように設ける長尺管状の左右一対の上部熱風吹き出し管30bと、炉内からのエアーの排出部となる、炉内220の底面、及び、上面の長さ方向中央部に沿って、前記熱風吹き出し管30と同様の長さで平行する様に設ける長尺管状の下部熱風戻し管40a、及び、上部熱風戻し管40bを設けており、前記第一の形態と同様に、熱風乾燥装置10の送風口140と熱風吹き出し管30の両端側に設けられたフランジ310が送風通路50により接続され、一方、熱風戻し管40に複数設けられるフランジ410(本例では4つ)と熱風発生装置10の吸引口150が排気通路60により接続されており、熱風発生装置10と炉内220で熱風循環加熱する構成としている。尚、前記第一の形態と同様に温度センサーや制御装置等は公知の装置が設けられている。

本形態における熱風発生装置10は、前記第一の形態と同様のものを同様に用いれば良いが、本形態では、同一の熱風発生装置2台(10a、10b)が用いられ、一方の装置10aが炉内220の下部熱風吹き出し管30aと送風通路50aを介して装置10aの送風口140aと、また、下部熱風戻し管40aと排気通路60aを介して装置10aの吸引口150aと接続され、他方の装置10bが上部吹き出し管30bと送風通路50bを介して送風口140bと、また、上部熱風戻し管40bと排気通路60bを介して装置10bの吸引口150bに接続されている。

乾燥炉本体2は、前記した様にコンベアーベルト81が通過する入口230と出口240を除いた周囲全体を、断熱材を含んだ外壁210で覆った箱形に形成され、その内側が加熱区画域(炉内)220とされる。尚、前記入口230、240となる開口部はワークを載置したコンベアーベルト81が通過可能な範囲でなるべく小さく形成すると炉内の熱の外部への放出を抑えることができる。そして、この炉内220の中央付近を貫通して通過するようにワークを載置するコンベアーベルト81を配置し、炉外部に延設させた両端に該コンベアーベルト81を駆動するプーリー82を備えて形成した。尚、本例のコンベアー8は、最も簡単な構成を例示したもので、ワークを載せて炉内220を搬送できるものであれば、ベルトを用いるものに限らず、例えばローラーコンベアー等どの様な形態のコンベアーを用いても良い。

図11は、本形態の熱風吹き出し管を示し、Aが下部熱風吹き出し管、Bが上部吹き出し管を示している。 本形態の熱風吹き出し管30は、前記第一の形態の熱風吹き出し管3と同様に両端部を閉塞したステンレス等からなる長尺中空の管状体として形成され、炉内220の底面近傍の側面に沿って配置される下部熱風吹き出し管30aには、配置されたさいに炉の上面、及び、対向面側となる側面に沿って、適当な間隔で複数並べて配置した熱風の吐出口となる熱風吹き出し口320a(上面側)、320b(側面側)を孔として設け、一方、上面近傍の側面に沿って配置される上部吹き出し管30bには、配置されたさいに炉の対向面側となる側面に沿って、同様に適当な間隔で複数並べた熱風吹き出し口320cを孔として設けるが、本例においては、上部熱風吹き出し管30bの熱風吹き出し口320cを上面と平行する方向よりやや上面側に傾ける方向に設定した。

熱風吹き出し口320を前記のような位置に設定することにより、下部吹き出し管30aに導入される熱風は、炉内220の上方、及び、底面に平行する方向に吐出され、上部吹き出し管30bに導入された熱風は、上面に平行するよりやや上方に向けて吐出される。(図12参照)ここで、上部吹き出し管30bからの熱風の吐出をやや上方に向けることで、コンベアーベルト81上に載置されるワークに強い熱風が直接吹き付けることを防止している。尚、本例においては、送風通路50との接続部で熱風発生装置10からの熱風の導入口となるフランジ310は、熱風吹き出し管30の両端部に、底面及び上面に沿う熱風吹き出し口320b、320cの裏側となる面に設けている。

熱風戻し管40についても、前記第一の形態の熱風戻し管4と同様に長尺中空の管状体として形成されるが、本形態においては、炉内220上面中央部に設ける熱風戻し管40aのみではなく、底面中央部にも同形態の熱風戻し管40bを備えており、各々の戻し管40の側面両側には炉内220からの使用済みエアーの排出口となるエアー排気口420a(底面側)、420b(上面側)を複数並んだ孔として設けている。尚、該熱風戻し管40の排気通路60との接続部となるフランジ410等は前記第一の形態の熱風乾燥炉と同様であって良い。(図5参照)

送風通路50と排気通路60についても、前記第一の形態の送風通路5、排気通路6と同様に熱風発生装置10と、熱風吹き出し管30及び熱風戻し管40を接続して形成されれば良いか、本例においては、前記の通り熱風発生装置が2台用いられ、一方の熱風発生装置10aは下部熱風吹き出し管30a及び下部熱風戻し管40に、他方の熱風発生装置10bは上部熱風吹き出し管30b及び上部熱風戻し管40bにそれぞれ送風通路50及び排気通路60を介して接続されている。

以上より、熱風発生装置10と炉内220との配管及び熱風の流れをまとめると、第一の熱風発生装置10aの送風口140aから吐出される熱風は、4つに分岐される第一の送風通路50aを通って、炉内220の底面近傍の両側面に沿って対向する下部熱風吹き出し管30aの各々の入口側(コンベア8の搬入側230)、出口側(コンベア8の搬出側240)のフランジ310に導入され、熱風吹き出し口320aから炉内上方に向け、また、熱風吹き出し管320bから炉内底面に沿う方向に吐出される。一方、第二の熱風発生措置10bの送風口140bから吐出される熱風は、4つに分岐される第二の送風通路50bを通って、炉内220の上面近傍の両側面に沿って対向する上部熱風吹き出し管30bの各々の入口側、出口側のフランジ310に導入され、熱風吹き出し口320cから炉内220のやや上面方向に向け上面に沿う方向に吐出される。また、炉内220のエアーは、底面側の熱風戻し管40aのエアー排気口420a、及び、上面側の熱風戻し管40bのエアー排気口420bから熱風戻し管60a(底部側)60b(上面側)を通って、各々第一の熱風発生装置10aの吸引口150a、第二の熱風発生装置10bの吸引口150bへ戻されて循環される。尚、熱風吹き出し管30、熱風戻し管40の配置や熱風発生装置10の数などは炉の大きさや、ワークにより適当に設定されれば良い。

図12は、本形態の炉内での主要な熱風の流れを示している。 本形態の熱風乾燥炉では、熱風吹き出し管30が炉内220の底部、及び、上部の対向する両側面に一対ずつ、熱風戻し管40が炉内220の底面及び上面の長さ方向中央部に沿って設置されており、下部熱風吹き出し管30aの熱風吹き出し口320が上面320a及び対向する側面320bに配置されていることから、該熱風吹き出し管30aに導入された熱風は、炉内220の上方F10、及び、底面に沿う方向F20に吹出され、また、上部熱風吹き出し管30bの熱風吹き出し口320cは対向する側面よりやや上方に向け配置されることから、該熱風吹き出し管30bに導入された熱風は、炉内のやや上面に向かい沿う方向F30に吹出されており、炉内220での大きなエアーの流れは、対向する底部側面から側面に沿って上方に向かう流れF10、両側面から底面に沿って中央部の熱風戻し管40aに向かう流れF20、及び、対向する上部側面から上面に沿って中央部の熱風戻し管40bに向かう流れF30となり、コンベアーベルト81に載置されたワークには直接吹き付けられずに、該ワークの周囲を囲んで、あたかも炉内220を包み込むような加熱となっている。また、両側面からの中央部に向かうエアーのぶつかりにより流れが複雑化されることも併せて、全体として熱風の吹付による乾燥促進効果を大きく損なうことなく、炉内環境が均一化されることにより、ワーク全体を均一に乾燥することができるものとなっている。

1.10. 熱風発生装置 11. モーター 12. 送風機 13. ヒーター 14.140. 送風口 15.150. 吸引口 16. フレッシュエアー取り入れ口 2.20. 乾燥炉 21.210. 外壁 22.220. 乾燥室 23. 扉 3.30. 熱風吹き出し管 31.310. フランジ(接続部) 32.320. 熱風吹出し口 4.40. 熱風戻し管 41.410. フランジ(接続部) 5.50. 送風通路 51. 接続部 6.60. 排気通路 7. 台車 71. 棚 8. コンベアー 81. コンベアーベルト 82. プーリー

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