Reverse piling device

阅读:228发布:2022-02-21

专利汇可以提供Reverse piling device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To perform reverse piling work effectively and achieve energy conservation.
CONSTITUTION: An upper arm 27 is installed to be elevatable and movable in the transverse direction (arrow b). An electromagnet 56 is provided to the upper arm 27. A balance weight 70 is provided, in such a way as to be substantially balanced with the whole weight of an elevator part containing the upper arm 27. A spindle 80 is provided to an elevatable lower arm 40, a reversing arm 81 is fixed to the spindle 80, and an electromagnet 82 is provided to the reversing arm 81. A balance spring 91, which is substantially balanced with the whole weight of a rotational part containing the reversing arm, is arranged between the spindle 80 and the lower arm 40. Each of the upper arm side 27 and the lower arm side 40 takes out and piles a product 1 alternately, thus reverse piling work is performed effectively. The balance weight 70 and the balance spring 91 reduce the force required for elevation action of the upper arm 27 or reversal action of the reversing arm 81 so that energy conservation can be performed.
COPYRIGHT: (C)1993,JPO&Japio,下面是Reverse piling device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 搬送コンベヤ上を搬送されてきた製品をこの搬送コンベヤの搬送方向と直角なコンベヤ横方向に取り出し,交互にまたは順不同に表裏を反転させて積み重ねる反転パイリング装置であって,前記搬送コンベヤの上方においてコンベヤ横方向に移動可能かつ上下に昇降可能な上アームと,前記上アームをコンベヤ横方向に駆動する横駆動機構および上下に昇降駆動する昇降駆動機構と,前記上アームに取り付けられた,搬送コンベヤ上の製品を吸着可能な吸着装置と,前記搬送コンベヤの下方に配置され,搬送コンベヤの側方に設けた搬送方向と平行な軸を中心としてこの軸と一体に180°回転可能,かつこの軸とともに昇降可能な反転アームと,前記反転アームを前記軸の回りに180°回転駆動する回転駆動機構と,前記反転アームに取り付けられた,搬送コンベヤ上の製品を吸着可能な吸着装置と,前記上アームを含む昇降部分全体の重量と略バランスするように上アームに連結されたバランスウエイトとを備えたことを特徴とする反転パイリング装置。
  • 【請求項2】 搬送コンベヤ上を搬送されてきた製品をこの搬送コンベヤの搬送方向と直角なコンベヤ横方向に取り出し,交互にまたは順不同に表裏を反転させて積み重ねる反転パイリング装置であって,前記搬送コンベヤの上方においてコンベヤ横方向に移動可能かつ上下に昇降可能な上アームと,前記上アームをコンベヤ横方向に駆動する横駆動機構および上下に昇降駆動する昇降駆動機構と,前記上アームに取り付けられた,搬送コンベヤ上の製品を吸着可能な吸着装置と,前記搬送コンベヤの下方に配置され,搬送コンベヤの側方に設けた搬送方向と平行な軸を中心としてこの軸と一体に180°回転可能,かつこの軸とともに昇降可能な反転アームと,前記反転アームを前記軸の回りに180°回転駆動する回転駆動機構と,前記反転アームに取り付けられた,搬送コンベヤ上の製品を吸着可能な吸着装置と,前記反転アームの軸に,反転アームを含む回転部分全体の重量によるトルクと略バランスするように逆向きのトルクを作用させるバランススプリングとを備えたことを特徴とする反転パイリング装置。
  • 【請求項3】 前記バランススプリングは,一端が前記軸の反転アームとは反対側の位置に,他端が下アームの軸の真下位置にそれぞれ連結されたことを特徴とする請求項2記載の反転パイリング装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】この発明は,搬送コンベヤ上を搬送されてきた製品をこの搬送コンベヤの搬送方向と直なコンベヤ横方向に取り出し,交互にまたは順不同に表裏を反転させて積み重ねる反転パイリング装置に関し,
    特に,当該取り出し・積み重ね作業に必要なを軽減して省エネルギを図った反転パイリング装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】図8に示すごとき断面形状のデッキプレート(いわゆるフラットデッキプレート)1を積み重ねる(パイリングする)場合,単にそのまま積み重ねたのでは,積み重ね高さが製品高さの製品枚数倍となって著しく高くなり,在庫スペースを大きく占め梱包容積が大となるので,図9に示すように,交互に表裏を反転させて積み重ねて,積み重ね高さを低くすることが要求されている。 このため,デッキプレートを冷間ロール成形により製造するデッキプレート製造ラインにおいては,成形設備のランアウトテーブル上を搬送されくる製品を交互に表裏を反転させて積み重ねる反転パイリング装置が設けられている。

    【0003】この種の従来の反転パイリング装置として,ランアウトテーブルの位置に,図10に示す反転装置6を設けたものがある。 この反転装置6は,製品(デッキプレート)1を上下に挟む保持ローラ2,3を取り付けた環状のフレーム4を持ち,この環状フレーム4の外周に形成した歯車4aと噛み合う駆動歯車5を設け,
    駆動歯車5により環状フレーム4を製品一本毎に180
    °ずつ回転させて,製品1を一本おきに表裏を反転させる構成である。 この反転装置6を用いた場合,図11に示すように,成形機7で成形され,切断機8で定尺切断され,ランアウトテーブル9で搬送された製品1は,反転装置6により前述のごとく1本おきに反転され,引き続き前方に搬送され,パイリング装置10で積み重ねられる。

    【0004】また,図12に示すように,製品1を横送りする横送りコンベヤの途中に90°より大きな角度θ
    1だけ回転可能な第1のアーム11と(180°−θ
    1 )に近似した角度θ 2だけ回転可能な第2のアーム1
    2とを設け,製品1を第1のアーム11で角度θ 1だけ回転させ,角度θ 2だけ起きた姿勢で待機している第2
    のアーム12側に倒して受け渡し,次いで第2のアーム12を平にして製品1の反転を行う反転装置13を用いるものもある。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】上記図10に示した反転装置6を用いる方式は,反転動作を環状フレーム4内で行うものであるから,製品積み重ねを行うために,図11に示したようにさらに前方に搬送しなければならず,ラインの全長が長くなるという問題がある。

    【0006】また,図12に示した反転装置13を用いる方式では,第1のアーム11から第2のアーム12に製品1を受け渡す際に,製品1の転倒による第2のアーム12との衝突音が大きな騒音となる。 また,この反転装置13は,定尺切断した製品1を搬送するランアウトテーブルの搬送方向と直角な横方向に送る横送りコンベヤの途中に設ける必要があり,また,反転積み重ねを行うためには反転装置13とは別に積み重ね装置を必要とするので,設備のスペースを大きく占めるという問題もある。

    【0007】また,上記の各反転装置6,13は,処理速度が必ずしも速くないので,ランアウトテーブルを搬送されてくる製品のタイムサイクルが短い場合に,これに追随できない場合が生じるという問題がある。

    【0008】さらに,上記の各問題を解消することが望まれるとともに,製品の取り出し・積み重ね作業に要するエネルギを極力節約することが望まれる。

    【0009】本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので,騒音が少なく,反転と積み重ねとを同じ装置で行うことができて省スペースを図ることができ,さらに,搬送されてくる製品のタイムサイクルが極めて短い場合にも容易に対応でき,さらに,消費エネルギを極力節約することができる反転パイリング装置を提供することを目的とする。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求項1の発明は,搬送コンベヤ上を搬送されてきた製品をこの搬送コンベヤの搬送方向と直角なコンベヤ横方向に取り出し,交互にまたは順不同に表裏を反転させて積み重ねる反転パイリング装置であって,前記搬送コンベヤの上方においてコンベヤ横方向に移動可能かつ上下に昇降可能な上アームと,前記上アームをコンベヤ横方向に駆動する横駆動機構および上下に昇降駆動する昇降駆動機構と,前記上アームに取り付けられた,搬送コンベヤ上の製品を吸着可能な吸着装置と,前記搬送コンベヤの下方に配置され,搬送コンベヤの側方に設けた搬送方向と平行な軸を中心としてこの軸と一体に180°回転可能,かつこの軸とともに昇降可能な反転アームと,前記反転アームを前記軸の回りに180°回転駆動する回転駆動機構と,前記反転アームに取り付けられた,搬送コンベヤ上の製品を吸着可能な吸着装置と,前記上アームを含む昇降部分全体の重量と略バランスするように上アームに連結されたバランスウエイトとを備えたことを特徴とするなお,上記において,製品を「交互にまたは順不同に表裏反転させて積み重ねる」とは,表表裏あるいは裏裏表などのように,表あるいは裏が複数回続く積み重ねの場合も含めていう。

    【0011】請求項2の発明は,請求項1において,上アームを含む昇降部分全体の重量と略バランスするように上アームに連結されたバランスウエイト上アームの代わりに,前記反転アームの軸に,反転アームを含む回転部分全体の重量によるトルクと略バランスするように逆向きのトルクを作用させるバランススプリングとを備えたことを特徴とする。

    【0012】

    【作用】上記構成において,製品をローラーコンベヤ上にある状態のまま積み重ねる動作(通常積み重ね動作)
    は,上アームを下降させ,吸着装置により製品を吸着し,コンベヤ横方向に移動させ,下降させ,次いで吸着解除して行う。 製品を反転させて積み重ねる動作(反転積み重ね動作)は,反転アームを軸とともに搬送コンベヤの下から上昇させて製品を吸着保持し,次いで反転アームを180°回転させることで製品を反転させ,吸着解除して行う。 通常積み重ね動作時には反転アームが次の製品を直ちに吸着できる待機状態を取り,反転積み重ね動作時には上アームが次の製品を直ちに吸着できる待機状態を取ることができ,短いタイムサイクルで製品が次々送られてくる場合でも,容易に対応することができる。

    【0013】また,請求項1においては,上アームの昇降の際に,バランスウエイトと上アームを含む昇降部分全体の重量とが略バランスするので,上アームを昇降させるのに必要な力は少なく済み,作業に要するエネルギが節約される。 また,請求項2においては,反転アームの反転動作の際に,バランススプリングによるトルクと反転アームを含む回転部分全体の重量によるトルクとが略バランスするので,反転アームを回転させるトルクは少なく済み,同じく作業に要するエネルギが節約される。

    【0014】

    【実施例】以下,本発明の一実施例を図1〜図9を参照して説明する。 図1は本発明一実施例の反転パイリング装置の正面図,図2は同概略の平面図,図3は図1における左側面図である。 実施例の製品は図8で示したフラットデッキプレートである。 図示略の成形機で成形された製品は切断機で所定の長さに切断され,成形設備のランアウトテーブルであるローラーコンベヤ(搬送コンベヤ)20上を反転パイリング装置まで搬送されてくる。
    実施例の反転パイリング装置21は,送られてきたローラーコンベヤ20上の製品1をローラーコンベヤ搬送方向(図1で紙面を直交する方向:図2で矢印a方向)と直角なコンベヤ横方向(図1,図2で矢印b方向)の横送りコンベヤ22上に図9に示すように交互にまたは順不同に表裏反転させて積み重ねる装置である。 また,横送りコンベヤ22上で積み重ねられた製品は縦送りコンベヤ16により縦送りされ,結束機17により結束プで結束された後,横方向のストレージ18に送られ,貯蔵される。

    【0015】反転パイリング装置21の装置フレーム2
    3はローラーコンベヤ20の横送りコンベヤ22と反対側に据え付けられ,この装置フレーム23にガイドにより案内されて上下に昇降可能な上昇降台24および下昇降台25が設けられている。 上昇降台24と下昇降台2
    5とは,連結ロッド26により一定のあそびsをもって連結されている。 すなわち,上昇降台24が上昇すると,あそびs分については上昇降台24のみが上昇し,
    その後上昇降台24とともに下昇降台25が上昇する。
    また,上昇降台24が下降する際には,一定距離だけ上昇降台24とともに下昇降台25が下降し,その後,下昇降台25は静止して上昇降台24のみがあそびsだけ下降する。 上昇降台24に横送りコンベヤ22側に水平に延びる上アーム27がコンベヤ横方向に移動可能に設けられている。 この上アーム27は,下側の2つの支持ローラ28,29と上側の1つの支持ローラ30とによりコンベヤ横方向に移動可能に支持されており,送り駆動モータ31によりチェーン32を介して駆動されるピニオン33,34によりこれとかみ合うラック35部分を介してコンベヤ横方向に送り駆動されるようになっている。 前記の送り駆動モータ31,チェーン32,ピニオン33,34,ラック35等は上アーム27をコンベヤ横方向に駆動する横駆動機構を構成する。 下昇降台2
    5には同じく横送りコンベヤ22側に水平に延びる下アーム40が支持ローラ41,42,43によりコンベヤ横方向に移動可能に支持されている。 また,下アーム4
    0をコンベヤ横方向に駆動する横向きのエアシリンダ4
    4が下昇降台25側に取り付けられている。

    【0016】装置フレーム23の上部に昇降駆動モータ45およびローラーコンベヤ搬送方向に延びる軸48が設置され,この軸48は昇降駆動モータ45によりチェーン46およびスプロケット47を介して回転駆動される。 この軸48にスプロケット49が固定され,このスプロケット49とその下方において装置フレーム23に取り付けたスプロケット50との間にチェーン51が巻き掛けられ,このチェーン51に前記上昇降台24が連結されている。 したがって,昇降駆動モータ45が作動しチェーン51が周回した時,上昇降台24が昇降駆動される。 前記の昇降駆動モータ45,チェーン46,スプロケット47,軸48,スプロケット49,50,チェーン61等は,上アーム27を上下に昇降駆動する昇降駆動機構を構成する。

    【0017】前記上アーム27はローラーコンベヤ搬送方向の前後に2本あり,この2本の上アーム27の先端部間はビーム54で一体に連結固定されている。 符号5
    5はローラーコンベヤ20上の製品1を上面から吸着する吸着装置で,ビーム54のローラーコンベヤ搬送方向の前後2箇所に設けられている。 各吸着装置55は,吸着部である2つの電磁石56をホルダ57で吊持している。 なお,図示は省略するが,電磁石56が下降しローラーコンベヤ20上の製品1に接触した時,電磁石56
    の重みが作用しなくなることでその接触を検知してオンとなるタッチスイッチ(タッチSW)をホルダ57内に設けている。 各ホルダ57は,それぞれビーム54上に設置したエアシリンダ58,59のピストンロッド58
    a,59aにそれぞれ連結したチェーン60,61に吊持されている。 一方のチェーン60はスプロケット6
    2,63を介して2枚のガイドブラケット66間に吊り下げられ,他方のチェーン61はスプロケット64,6
    5を介して2枚のガイドブラケット67間に吊り下げられ,それぞれ下端でホルダ57を吊持している。 なお,
    スプロケット63とスプロケット64との間には,同調用チェーン68が巻き掛けられ,2つの吸着装置55が同調して昇降するようにしている。

    【0018】符号70は上昇降台24,上アーム27,
    下昇降台25,下アーム40等の昇降部分全体を上昇させるために必要な駆動力を軽減するためのバランスウエイトである。 このバランスウエイト70は,2つの上昇降台24のそれぞれに2個ずつ設けられている。 この2
    個のバランスウエイト70はその上部で結合部材71で結合され,この結合部材71が昇降用のチェーン51に連結されている。 また,符号72はバランサエアシリンダで,そのピストンロッド72aに連結したチェーン7
    2bの先端を前記結合部材71に連結している。 このバランサエアシリンダ72は,前記のバランスウエイト7
    0による釣り合いでは,上昇降台24を上昇させる駆動力の軽減にまだ不足である場合に補助的に使用する。 このバランサエアシリンダ72は,昇降駆動モータ45の負荷が一定以上大きい場合に作動するように制御することもできる。

    【0019】前記下アーム40の先端部はローラーコンベヤ20の横送りコンベヤ22側の側方まで延び,この先端部にローラーコンベヤ搬送方向と平行な軸80を回転可能に取り付け,この軸80に反転アーム81を一体に固定し,この反転アーム81に製品1を下側から吸着する吸着装置である電磁石82を設けている。 また,下アーム40側に軸80を回転駆動する反転駆動用モータ83を設置している。 なお,図示は省略するが,上アーム27側の電磁石56と同様に,電磁石82が上昇しローラーコンベヤ20上の製品1に接触した時,これを検知してオンとなるタッチスイッチ(タッチSW)を設けている。

    【0020】また,図4にも示すように,反転アーム8
    1を固定した軸80と下アーム40との間に,引っ張りばねであるバランススプリング91が連結されている。
    このバランススプリング91の両端は,軸80の反転アーム81とは反対側の位置と下アーム40の軸80の真下位置とにそれぞれ取り付けられており,反転アーム8
    1が左右いずれに反転した状態にあっても,反転アーム81,電磁石82等の軸80と一体に回転する回転部分全体の重量によるトルクと略バランスする逆向きのトルクを軸80に作用させるようになっている。 また,実施例では,図5に示すように軸80の真下で軸80と平行なダンパ座用梁材92がローラーコンベヤ20の搬送方向前後の2つの下アーム40間に連結固定され,このダンパ座用梁材92のコンベヤ横方向両側にそれぞれダンパ93が垂直に設けられ,反転アーム81が左右いずれに反転した時も,停止時の衝撃を緩和するようになっている。 符号93aはダンパ93の出没する緩衝可動部である。 なお,電磁石82はガイドポスト94および緩衝用のばね95を介して反転アーム81に取り付けられている。

    【0021】次に,動作について説明する。 ローラーコンベヤ20上を送られてきた製品1を表裏反転させないそのままの姿勢で横送りコンベヤ22上に積み重ねる動作すなわち通常積み重ね動作は,製品1が搬送されてくるタイムサイクルに特に問題がなければ,基本的には図6(イ)のフローチャートに示すステップ(S1)〜ステップ(S12)の手順に従って行われる。 すなわち, (S1)送られてきた製品1がローラーコンベヤ20上の所定位置で停止する。 (S2)昇降駆動モータ45によりチェーン51が周回して,チェーン51に連結された上昇降台24が下降し,上昇降台24とともに上アーム27が下降する。 (S3)電磁石56がローラーコンベヤ20上の製品1
    に接触すると,タッチSWがオンとなり,製品1の接触を検知する。 (S4)前記タッチSWオンの信号により電磁石56が励磁され,製品1を吸着する。 (S5)昇降駆動モータ45が作動しチェーン51が周回して上昇降台24とともに上アーム27が上昇する。 (S6)送り駆動モータ31の駆動によりチェーン32
    が周回してピニオン33,34が回転し,このピニオン33,34とかみ合うラック35を介して,上アーム2
    7が図1の矢印aのコンベヤ横方向に送られる(前進する)。 (S7)上アーム27が停止し,製品1を吊持した電磁石56が定位置(横送りコンベヤ22上の製品積み重ね位置の真上)に停止する。 (S8)チェーン51が周回して上アーム27が下降する。 (S9)電磁石56で吸着した製品1が横送りコンベヤ22上にまたは先に置いた製品1の上に乗ると,タッチSWがオンとなる。 (S10)タッチSWオンの信号により電磁石56が消磁され,製品1を離す。 (S11)チェーン51の周回により上アーム27が上昇する。 (S12)上アーム27がピニオン33,34によりラック35を介して駆動されて後退し,図1の最初の状態に復帰する。 以上の手順により,ローラーコンベヤ20上の製品1をそのままの姿勢で横送りコンベヤ22上に積み重ねる通常積み重ね動作が行われる。

    【0022】上記の手順は,製品の長さが長く製品が送られてくるタイムサイクルが比較的長い場合のものであるが,タイムサイクルが短い場合には,図6(ロ)のフローチャートに示す手順により行う。 すなわち,上アーム27を昇降する際に,上アーム27の昇降と並行して,エアシリンダ58,59を作動させピストンロッド58a,59bを出没させてチェーン60,61の昇降(引き上げ,引き下げ)を行い,チェーン60,61で吊り下げた電磁石56を昇降させる。 こうして製品1を支持する電磁石56の昇降時間を短縮し,短いタイムサイクルに対応する。 図6(ロ)のフローチャートにおいて,上アーム27の昇降動作(S2,S5,S8,S1
    1等)と,チェーン60,61の昇降動作(S2',S
    5',S8',S11'等)とを並行して行う。 ただし,必要に応じて,上アーム27の昇降のみで済む場合にはチェーン60,61の昇降を省略し,またはチェーン60,61の昇降だけで済む場合には上アーム27の昇降を省略してもよい。

    【0023】ローラーコンベヤ20上の製品1を表裏反転させて横送りコンベヤ22上に積み重ねる動作すなわち反転積み重ね動作を行う場合は,図7のフローチャートに示すステップ(P1)〜ステップ(P12)の手順により行う。 すなわち, (P1)送られてきた製品1がローラーコンベヤ20上の所定位置で停止する。 (P2)下アーム40が上昇し,下アーム40とともに反転アーム81およびこれと一体の電磁石82が上昇する。 この時反転アーム81および電磁石82は水平な姿勢でローラーコンベヤ20の下方に位置している。 下アーム40の上昇は,昇降駆動モータ45によりチェーン51を周回させて上昇降台24を上昇させ,この上昇降台24に連結ロッド26を介して連結された下昇降台2
    5を上昇降台24とともに上昇させることで行う。 なお,この実施例では省略したが,下昇降台25を単独で昇降駆動するエアシリンダ等を設けて,下アーム40の昇降動作を迅速に行わせることもできる。 (P3)下アーム40とともに反転アーム81が上昇して電磁石82が製品1の下面に接触すると,図示略のタッチSWがこれを検知してオンとなる。 (P4)前記タッチSWオンの信号により電磁石82が励磁され,製品1を吸着する。 (P5)下アーム40および反転アーム81が引き続き上昇する。 下アーム40の上昇は,前述の下降時と同様に,上昇降台24とともに下昇降台25を上昇させて行う。 (P6)反転駆動用モータ83により軸80およびこれと一体の反転アーム81が図1において反時計方向(矢印c方向)に180°回転駆動される。 これにより,製品1は電磁石82の下面に表裏反転した姿勢で吸着された状態となる。 (P7)下アーム40および反転アーム81が下降する。 (P8)電磁石82で吸着した製品1が先に置いた製品1の上に乗ると,タッチSWがオンとなる。 (P9)タッチSWオンの信号により電磁石82が消磁され,製品1を離す。 以上により,製品1が表裏反転した姿勢で先の製品1の上に積み重ねられる。 (P10)下アーム40および反転アーム81が初期位置まで上昇する。 (P11)反転アーム81が時計方向(矢印d方向)に90°弱の角度だけ回転される(この動作を半反転と呼ぶ)。 下アーム81はこのほぼ垂直に立った半反転の姿勢で,次の製品1が上アーム27側の電磁石56でローラーコンベヤ20から持ち上げられるのを待つ。 (P12)次の製品1が電磁石56でローラーコンベヤ20から持ち上げられると,直ちに反転アーム81が図1においてさらに時計方向(矢印d方向)に90°強の角度だけ回転して,ローラーコンベヤ20の下方で水平な姿勢で待機する初期状態に復帰する。

    【0024】上記では,上アーム27による通常積み重ね動作と反転アーム81による反転積み重ね動作とを個別に説明したが,タイムサイクルを短縮するために両者は一部並行して行われる。

    【0025】上述の動作中の上アーム27の昇降動作において,上アーム27の昇降の際には,バランスウエイト70と上アーム27を含む昇降部分全体の重量とが略バランスするので,上アーム27を昇降させるのに必要な力は少なく済み,昇降駆動モータ45の消費電力が節約される。 また,反転アーム81の反転動作の際には,
    バランススプリング91によるトルクと,反転アーム8
    1を含む回転部分全体の重量によるトルクとが略バランスするので,反転アーム81を回転させるトルクは少なく済み,反転駆動用モータ83の消費電力が節約される。

    【0026】なお,本発明の反転パイリング装置は,交互にまたは順不同に表裏を反転させて積み重ねた製品群から,1枚ずつ取り出し表裏を同じ向きにする反転デパイリング装置として適用することも可能である。 また,
    この反転デパイリング装置は,例えば一旦パイリングされた製品に何らかの加工を施す場合等にも使用することができる。

    【0027】また,搬送コンベヤとして実施例ではローラーコンベヤが用いられているが,これに限らず,例えば複数に分割されたベルト式のコンベヤでもよい。 要するに,反転アーム81が搬送コンベヤの位置でその上下に昇降できるスペースを持つ搬送コンベヤであればよい。

    【0028】また,上述の実施例は,反転パイリング装置を冷間ロール成形設備のランアウトテーブル部分に設置したものであるが,この場合に限らず,種々の設備における反転パイリング装置(または反転デパイリング装置)として適用可能である。

    【0029】

    【発明の効果】本発明によれば,搬送コンベヤの上方の上アームに設けた吸着装置による取り出し動作と,搬送コンベヤの下方の反転アームに設けた吸着装置による取り出し動作とによって,製品の表裏を交互にまたは順不同に反転させる積み重ねを行う構成であるから,時間的なロスを極力削減することができ,積み重ね動作が極めて能率的に行われる。 また,吸着により製品を保持するので,製品の衝突音は小さく騒音が低減される。

    【0030】1つの装置で製品の反転と積み重ねとを行う構成であり,反転装置と積み重ね装置とを別に設ける従来の方式と比べて,省スペースが図られる。 また,搬送コンベヤから製品を直接取り出して反転パイリングを行うものであるから,従来の環状フレームを持つ反転装置を用いる方式と異なり,製品を反転動作位置からさらに前方に搬送する必要はなく,この点でも省スペースが図られる。 また,従来の第1および第2の2つのアームを持つ反転装置を用いる方式と異なり,搬送コンベヤから製品を横送りする横送りコンベヤが不要であり,この点でも省スペースが図られる。

    【0031】請求項1によれば,上アームの昇降動作の際にバランスウエイトが上アームを含む昇降部分全体の重量による負荷を軽減するので,上アームを昇降させるのに必要な力は少なく済む。 また,請求項2によれば,
    反転アームの反転動作の際に,バランススプリングが反転アームを含む回転部分全体の重量による負荷を軽減するので,反転アームを回転させるトルクは少なく済む。
    これにより,反転パイリング装置における省エネルギが効果的に実現される。

    【0032】請求項3によれば,1つのバランススプリングによる極めて簡単な機構で,左右いずれの反転位置にある反転アームに対してもその負荷を軽減させることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施例を示す反転パイリング装置の正面図である。

    【図2】同概略の平面図である。

    【図3】図1における左側面図である。

    【図4】バランススプリング部分を示すもので,図3における要部のA−A矢視図である。

    【図5】図3における要部のB−B矢視図である。

    【図6】通常積み重ね動作のみを説明するフローチャートであり,同図(イ)はタイムサイクルが比較的長い場合,同図(ロ)はタイムサイクルが短い場合のものである。

    【図7】反転積み重ね動作のみを説明するフローチャートである。

    【図8】実施例の反転パイリング装置で反転パイリングを行おうとする製品の一例を示す断面図である。

    【図9】図9の製品を反転して積み重ねる態様の説明図である。

    【図10】従来の反転装置の正面図である。

    【図11】図11の反転装置を含むデッキプレート製造設備の概略平面図である。

    【図12】従来の他の反転装置の概略の側面図である。

    【符号の説明】

    1 製品 20 ローラーコンベヤ(搬送コンベヤ) 21 反転パイリング装置 22 横送りコンベヤ 24 上昇降台 25 下昇降台 26 連結ロッド 27 上アーム 28,29,30 支持ローラ 31 送り駆動モータ 32 チェーン 33,34 ピニオン(横駆動機構) 35 ラック 40 下アーム 45 昇降駆動モータ 48 軸 49,50 スプロケット 51 チェーン(昇降駆動機構) 55 吸着装置 56 電磁石 58,59 エアシリンダ 58a,59a ピストンロッド 60,61 チェーン(線状体) 70 バランスウエイト 72 バランサエアシリンダ 80 軸 81 反転アーム 82 電磁石(吸着装置) 91 バランススプリング

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