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Magnetic compression circuit and discharge excitation gas laser device

阅读:452发布:2024-01-13

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  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 リセット巻線を有し、該リセット巻線にリセット電流を流すことにより、コアを逆励磁して磁気リセットを行う可飽和リアクトルからなる磁気スイッチを備えた磁気圧縮回路であって、 上記磁気スイッチの可飽和リアクトのコアの磁路長をL
    n、飽和磁界強度をHs、上記リセット巻線の巻数をn、上記リセット電流をIrとするとき、 上記磁気スイッチのリセット電流の電流値Irを以下の式で規定したIr=Hs×Ln/n ことを特徴とする磁気圧縮回路。 【請求項2】 上記磁気圧縮回路は、リセット巻線を有し、該リセット巻線にリセット電流を流すことにより、
    コアを逆励磁して磁気リセットを行う昇圧トランスを備え、 上記昇圧トランスのコアの磁路長をLn、飽和磁界強度をHs、上記リセット巻線の巻数をn、上記リセット電流をIrとするとき、 上記昇圧トランスのリセット電流の電流値Irを以下の式で規定したIr=Hs×Ln/n ことを特徴とする請求項1の磁気圧縮回路。 【請求項3】 上記磁気圧縮回路は、m段の磁気圧縮部を備えたものであって、 各段の磁気スイッチ、もしくは、各段の磁気スイッチおよび昇圧トランスに流す各リセット電流値Irが等しい値になるように、各磁気スイッチ、もしくは各磁気スイッチおよび昇圧トランスの磁路長Ln、飽和磁界強度H
    s、リセット巻線の巻数nが設定されており、 各段の磁気スイッチ、もしくは、各段の磁気スイッチおよび昇圧トランスのリセット巻線が直列に接続され、該直列回路に上記リセット電流値Irを流すことを特徴とする請求項1または請求項2の磁気圧縮回路。 【請求項4】 請求項1,2または請求項2の磁気圧縮回路を備えた放電励起ガスレーザ装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、露光用に使用される放電励起ガスレーザ装置等に用いられる磁気圧縮回路および放電励起ガスレーザ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】半導体集積回路の微細化、高集積化につれて、その製造用の投影露光装置においては解像の向上が要請されている。 このため、露光用光源から放出される露光光の短波長化が進められており、半導体露光用光源として、従来の銀ランプから波長248nmのK
    rFエキシマレーザ装置が用いられている。 さらに、次世代の半導体露光用光源として、波長193nmのAr
    Fエキシマレーザ装置及び波長157nmのフッ素(F
    2 )レーザ装置等の紫外線を放出するガスレーザ装置が有力である。 KrFエキシマレーザ装置においては、フッ素(F 2 )ガス、クリプトン(Kr)ガス及びバッファーガスとしてのネオン(Ne)等の希ガスからなる混合ガス、ArFエキシマレーザ装置においては、フッ素(F 2 )ガス、アルゴン(Ar )ガス及びバッファーガスとしてのネオン(Ne)等の希ガスからなる混合ガス、フッ素(F 2 )レーザ装置においては、フッ素(F
    2 )ガス及びバッファーガスとしてヘリウム(He )等の希ガスからなる混合ガスであるレーザガスが数百KP
    aで封入されたレーザチェンバの内部で放電を発生させることにより、レーザ媒質であるレーザガスが励起される。 【0003】レーザチェンバ内部には、レーザガスを励起するための一対の主放電電極が、レーザ発振方向に垂直な方向に所定の距離だけ離間して対向配置されている。 この一対の主放電電極には高電圧パルスが印加され、主放電電極間にかかる電圧がある値(ブレークダウン電圧)に到達すると、主放電電極間のレーザガスが絶縁破壊されて主放電が開始し、この主放電によりレーザ媒質が励起される。 よって、このような露光用ガスレーザ装置は主放電の繰返しによるパルス発振を行い、放出するレーザ光はパルス光となる。 現状、露光に用いられているレーザ装置のレーザパルスの繰返し周波数は2K
    Hz程度であるが、近年、スループットの増大、露光量のバラツキの減少のため、繰返し周波数4KHz以上が要請されている。 【0004】次に上記ガスレーザ装置における放電回路(以下では高電圧発生装置ともいう)について説明する。 上記した露光用ガスレーザ装置において、上記したようにレーザチェンバ内で放電を発生させレーザガスを励起させるための放電回路の例を図4に示す。 図4の高電圧パルス発生回路は、可飽和リアクトルからなる3個の磁気スイッチSR1、SR2、SR3を用いた2段の磁気パルス圧縮回路からなる。 磁気スイッチSR1はI
    GBT等の半導体スイッチング素子である固体スイッチSWでのスイッチングロスの低減用のものであり、磁気アシストとも呼ばれる。 第1の磁気スイッチSR2と第2の磁気スイッチSR3により2段の磁気パルス圧縮回路を構成している。 ここで、図4(a)は昇圧トランスを用いずに固体スイッチSWのスイッチ動作と、コンデンサC0の充電用のリアクトルL1により電圧を昇圧する回路、図4(b)は昇圧トランスTrを含む回路の例である。 【0005】以下、図4(a)にしたがって回路の構成と動作を説明する。 高電圧電源HVの電圧は所定の値V
    inに調整されている。 最初固体スイッチSWはonであり、主コンデンサC0、磁気アシストSR1、リアクトルL1の直列回路には電圧は印加されない。 なお高電圧電源HVの内部インピーダンスは充分大きいとし、固体スイッチSWには短絡電流は流れない。 固体スイッチS
    Wがoffになると、高電圧電源HVから主コンデンサC0、磁気アシストSR1、リアクトルL1の直列回路に電圧が印加される。 磁気アシストSR1の両端にかかる電圧の時間積分値が磁気アシストSR1の特性で決まる限界値に達すると、磁気アシストSR1が飽和して磁気スイッチが入り、主コンデンサC0、磁気アシストS
    R1、リアクトルL1のループに電流が流れ、主コンデンサC0が充電される。 主コンデンサC0の充電が完了したのち、固体スイッチSWがonになると、固体スイッチSW両端にかかる電圧は主に磁気アシストSR1の両端にかかる。 そして、磁気アシストSR1の両端にかかる主コンデンサC0の充電電圧Vc0の時間積分値が磁気アシストSR1の特性で決まる限界値に達すると、
    磁気スイツチSR1が飽和して磁気スイッチが入り、主コンデンサC0、磁気アシストSR1、リアクトルL
    1、固体スイッチSWのループに電流が流れ、主コンデンサC0が放電する。 上記放電電流によりリアクトルL
    1にエネルギーが蓄積され、主コンデンサC0の電圧が0になっても、電流は流れ続け主コンデンサC0は逆方向に充電される。 主コンデンサC0の充電が完了したのち、固体スイッチSWがoffになると、高電圧電源H
    VとコンデンサC0に充電された電圧の和がコンデンサC1に印加され、コンデンサC1が充電される。 【0006】この後、コンデンサC1における電圧Vc
    1の時間積分値が磁気スイッチSR2の特性で決まる限界値に達すると、磁気スイッチSR2が飽和して磁気スイッチが入り、コンデンサC1、コンデンサC2、磁気スイッチSR3のループに電流が流れ、コンデンサC1
    に蓄えられた電荷が移行してコンデンサC2に充電される。 さらにこの後、コンデンサC2における電圧Vc2
    の時間積分値が磁気スイッチSR3の特性で決まる限界値に達すると、磁気スイッチSR3が飽和して磁気スイッチが入り、コンデンサC2、ピーキングコンデンサC
    p、磁気スイッチSR3のループに電流が流れ、コンデンサC2に蓄えられた電荷が移行してピーキングコンデンサCpが充電される。 予備電離のためのコロナ放電は、第1電極11が挿入されている誘電体チューブ12
    と第2電極13とが接触している個所を基点として誘電体チューブ12の外周面に発生するが、ピーキングコンデンサCpの充電が進むにつれてその電圧Vcpが上昇し、Vcpが所定の電圧になるとコロナ予備電離部の誘電体チューブ12表面にコロナ放電が発生する。 このコロナ放電によって誘電体チューブ12の表面に紫外線が発生し、主放電電極E、E間のレーザ媒質であるレーザガスが予備電離される。 【0007】ピーキングコンデンサCpの充電がさらに進むにつれて、ピーキングコンデンサCpの電圧Vcp
    が上昇し、この電圧Vcpがある値(ブレークダウン電圧)Vbに達すると、主放電電極E、E間のレーザガスが絶縁破壊されて主放電が開始し、この主放電によりレーザ媒質が励起され、レーザ光が発生する。 このような放電動作が固体スイッチSWのスイッチング動作、高電圧電源動作によって繰り返し行なわれることにより、所定の繰り返し周波数でのパルスレーザ発振が行われる。
    ここで、磁気スイッチSR2、SR3及びコンデンサC
    1、C2で構成される各段の容量移行型回路のインダクタンスを後段に行くにつれて小さくなるように設定することにより、各段を流れる電流パルスのパルス幅が順次狭くなるようなパルス圧縮動作が行われ、主放電電極E、E間に短パルスの強い放電が実現される。 【0008】図4(b)の回路は昇圧トランスを用いて昇圧する点を除き、他の動作は図4(a)と同様である。 すなわち、固体スイッチSWはoffになると、高電圧電源HVにより主コンデンサC0が充電される。 主コンデンサC0の充電が完了し、固体スイッチSWがo
    nとなり、磁気アシストSR1の両端にかかる主コンデンサC0の充電電圧Vc0の時間積分値が磁気アシストSR1の特性で決まる限界値に達すると、磁気アシストSR1が飽和して磁気スイッチが入り、主コンデンサC
    0、磁気アシストSR1、インダクタンスLL、昇圧トランスTr1の1次側、固体スイッチSWのループに電流が流れる。 同時に、昇圧トランスTr1の2次側、コンデンサC1のループに電流が流れ、主コンデンサC0
    に蓄えられた電荷が移行してコンデンサC1に充電される。 なお、ここでは、回路ループのインダクタンスと主コンデンサC0の寄生インダクタンスを合成したものをインダクタンスL として表している。 コンデンサC1
    が充電されると、前記したように、2段の磁気圧縮回路によりパルス圧縮動作が行われ、ピーキングコンデンサCpが充電される。 そして、前記したように、この電圧Vcpがある値(ブレークダウン電圧)Vbに達すると、主放電電極E、E間のレーザガスが絶縁破壊されて主放電が開始し、この主放電によりレーザ媒質が励起され、レーザ光が発生する。 【0009】ここで磁気スイッチの動作について、もう少し詳しく説明する。 (1)図5に磁気スイッチを構成する可飽和リアクトルの構成、図6に磁気スイッチを構成する可飽和リアクトルのコアの磁化曲線を示す。 (2)まず、コアに巻かれたリセット巻線LRに流れるリセット電流により、コアの動作点が図6の”0”点から(5) 点に移動する。 (3)可飽和リアクトルの前段のコンデンサ(SR2の場合C1、SR3の場合C2)からコアの主巻線に電流(励磁電流)が流れると、磁界強度Hが増加し、可飽和リアクトルのコアの動作点は図6の(5) 点から(4) 点を通り(1) 点に向かって移動する。 (4)励磁電流により動作点が(1) に達すると、可飽和リアクトルのコア内の磁束密度が飽和磁束密度以上となり、可飽和リアクトルは飽和する。 このとき可飽和リアクトルのインダクタンスが急激に低下するため、前段のコンデンサ(SR2の場合C1、SR3の場合C2)から飽和状態にある可飽和リアクトルを介して、電流が後段のコンデンサ(SR2の場合C2、SR3の場合Cp
    )に流れこみ、これを充電する。 【0010】(5)可飽和リアクトルが飽和しているときのコアの動作点は、(1) よりもはるかに磁界の力Hが大きいところにあるが、電流の減少とともにHが小さい方に移動して(2) 点に至る。 このとき可飽和リアクトルのインダクタンスが急激に増加するので、可飽和リアクトルに流れる電流は急激に減少する。 電流が0となったときの動作点は(2)となり、ここで停止して磁束が残る(残留磁束)。 (6)ここで、(2) 点にコアの動作点がある状態で再び図4のコンデンサC0に充電し、スイッチSWを投入すると、コアの動作点は(2) から(1) 点の方向に移動するが、この場合の磁束密度変化量は小さいため非飽和時の可飽和リアクトルのインダクタンスが十分大きくならず、磁気パルス圧縮はほとんど行えなくなる。 (7)よって、磁気パルス圧縮を行った後はコアの動作点を図6の(3) 点を介して(5) 点に戻すように磁気リセットを行う。 (8)磁気リセットには様々な方法があるが、最も簡単なものの一つとして、コアにリセット巻線を設け、主巻線とは逆方向に直流電流を流すリセット回路を設け、このリセット回路により電流(リセット電流)を流しておき、コアの動作点が(5) 点となるようにしておくものがある。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】上記リセット電流は、
    コアの磁路長、飽和磁界強度(Hs)、巻線の巻数(t
    urn数)に依存する。 このリセット電流としては、一般に可飽和リアクトルのコア材料(例えば、フェライト)を取扱うメーカー推奨値等のリセット電流を用いる。 しかし、リセット電流として、上記メーカー推奨値を用いると、このリセット巻線に流したときの磁界強度Hの絶対値は図6のA点となり、飽和磁界強度Hsの絶対値より大きい場合が多い。 本出願の発明者らは、リセット巻線に流したときの磁界強度Hが上記のように飽和磁界強度Hsの絶対値より大きいと、以下の問題が生ずることを見いだした。 磁界強度Aから−Hsの領域(図6の(5) →(3) →(4) )は飽和領域であるため、可飽和リアクトルの前段のコンデンサ(SR2の場合C1、S
    R3の場合C2)から、電流が後段のコンデンサ(SR
    2の場合C2、SR3の場合Cp)に流れる電流が発生する。 以下、前記図4の磁気スイッチSR2を例にとって説明する。 【0012】図7にコンデンサC1、コンデンサC2にかかる電圧波形Vc1,Vc2、および、コンデンサC
    1、コンデンサC2、磁気スイッチSR2のループに流れる電流波形i1を示す。 磁界強度Aから−Hs の領域(図6の(5) →(3) →(4) )は飽和領域であるため、電流i1は急激に立ち上がり、そして可飽和リアクトルが飽和するまで(図6の(4) →(1) )緩やかに増加していく。 一般に、コンデンサC0から電荷がコンデンサC1
    に移動して、コンデンサC1にかかる電圧Vc1が最大となったときに、磁気スイッチSR2の可飽和リアクトルが飽和して電流i1が流れて、コンデンサC2にかかる電圧Vc2が立ちあがり始めるのが理想的である。 しかしながら、実際は、上記したように、可飽和リアクトルが図6の(1) の動作点で飽和する前にもコンデンサC
    2に電流が流れている。 よって、磁気スイッチSR2がONするとき(可飽和リアクトルが図6の(1) の動作点で飽和するとき)には、コンデンサC2にはある程度の電圧(プリパルス電圧)が生じる。 すなわち、磁界強度Aから−Hsの領域(図6の(5) →(3) )に流れた電流により、磁気スイッチSR2がONする前に、プリパルス電圧(電流波形の斜線部分の面積に相当)が生じる。 【0013】プリパルス電圧が生じるため、また、コンデンサC1の最大電圧が、コンデンサC2に漏れて低下することにより、さらに、コンデンサC2に電荷が充電されるため、コンデンサC1からコンデンサC2への電荷転送効率が低下する。 すなわち、コンデンサC1の電圧がコンデンサC2に移行する(漏れる)と、コンデンサのC1の最大電圧が低下し、かつ、コンデンサC2が充電される。 電荷の転送量は、コンデンサC2の電圧とコンデンサC1の電圧の差により定まるので、上記のようにコンデンサC1の電圧がコンデンサC2に漏れると、その分だけ電荷の転送量が少なくなり、電荷転送効率が低下する。 一方、磁気スイッチON後、コンデンサC2への電流i1が増加し、その後減少して可飽和リアクトルの動作点が図6の(1) の方へ移動し(2) を超えると、可飽和リアクトルは非飽和状態となる。 【0014】リセット回路により、リセット巻線にリセット電流が流れているので、可飽和リアクトルの動作点は、図6の(2) →(3) →(5) に至る。 この場合、(2) →
    (3) においては可飽和リアクトルは非飽和状態であるので、この期間は、磁気スイッチSR2の可飽和リアクトルの電流は高インダクタンスで流れ続けるため、コンデンサC2に残留電圧(電流波形の斜線部分の面積に相当)が残る。 この残留電圧が、主放電発生後、短時間内に主放電電極E、E間に電圧が印加され、主放電に悪影響を及ぼす問題があった。 このようなプリパルス電圧、
    残留電圧の問題は、昇圧トランスTr、磁気スイツチS
    R1、SR3においても同様に発生する。 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、上記した圧縮効率を悪化させるプリパルス電圧、主放電に悪影響を及ぼす残留電圧の発生を抑制することである。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明においては、以下のようにして前記課題を解決する。 (1)リセット巻線を有し、該リセット巻線にリセット電流を流すことにより、コアを逆励磁して磁気リセットを行う可飽和リアクトルからなる磁気スイッチを備えた磁気圧縮回路において、磁気スイッチの可飽和リアクトのコアの磁路長をLn、飽和磁界強度をHs、上記リセット巻線の巻数をn、上記リセット電流をIrとするとき、上記磁気スイッチのリセット電流の電流値Irを以下の式で規定する。 Ir=Hs×Ln/n (2)上記磁気圧縮回路は、リセット巻線を有し、該リセット巻線にリセット電流を流すことにより、コアを逆励磁して磁気リセットを行う昇圧トランスを備え、上記昇圧トランスのコアの磁路長をLn、飽和磁界強度をH
    s、上記リセット巻線の巻数をn、上記リセット電流をIrとするとき、上記昇圧トランスのリセット電流の電流値Irを以下の式で規定する。 Ir=Hs×Ln/n (3)上記(1)(2)において、各段の磁気スイッチ、もしくは、各段の磁気スイッチおよび昇圧トランスに流す各リセット電流値Irが等しい値になるように、
    各磁気スイッチ、もしくは各磁気スイッチおよび昇圧トランスの磁路長Ln、飽和磁界強度Hs、リセット巻線の巻数nが設定し、各段の磁気スイッチ、もしくは、各段の磁気スイッチおよび昇圧トランスのリセット巻線を直列に接続して、上記リセット電流値Irを流す。 (4)放電励起ガスレーザ装置に上記(1)〜(3)の磁気圧縮回路を設ける。 以上のように、本発明の請求項1〜4の発明においては、磁気スイッチ、昇圧トランスのリセット回路に流すリセット電流の値を、そのときの磁界強度Hの絶対値が、飽和磁界強度Hsとほぼ等しくなるように、メーカー推奨値のリセット電流よりも小さくしているので、昇圧トランス、可飽和リアクトルが前記図6の(1) の動作点で飽和する前にピーキングコンデンサCpに電流が流れることがほとんど無くなる。 このため、磁気スイッチSR3がONするとき(可飽和リアクトルが図6の(1) の動作点で飽和するとき)には、ピーキングコンデンサCpにはプリパルス電圧がほとんど生じない。 また、電荷転送後の可飽和リアクトルの電流値が高いまま非飽和状態に移行しないので電荷転送後、
    次段のコンデンサに大きな残留電圧が留まることはない。 このため、磁気圧縮回路の圧縮効率を悪化させるプリパルス電圧、主放電に悪影響を及ぼす残留電圧の発生を抑制することができる。 【0016】 【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例を示す図であり、本実施例は、前記図4(a)に示した放電回路にリセット回路を設け、このリセット回路によるリセット電流を、リセット時に磁界強度Hの絶対値が、飽和磁界強度Hsとほぼ等しくなるように、前記したメーカー推奨値より小さくしたものである。 図1に示す放電回路は、前記図4(a)に示したものと同様、昇圧トランスを含まない回路を本発明に適用した場合の回路構成を示す図であり、可飽和リアクトルからなる3個の磁気スイッチSR1、SR2、SR3を備え、第1の磁気スイッチSR2と第2の磁気スイッチSR3により2段の磁気パルス圧縮回路を構成しており、前記したように固体スイッチSWのスイッチング動作と、2段の磁気パルス圧縮回路のパルス圧縮動作により、所定の繰り返し周波数で放電動作を行わせる。 【0017】また、上記磁気スイッチSR1,SR2,
    SR3をリセットするためのリセット回路RCが設けられており、該リセット回路RCにより、上記磁気スイッチSR1,SR2,SR3を磁界強度Hの絶対値が、飽和磁界強度Hsとほぼ等しくなるようにリセットする。
    すなわち、磁気スイッチSR1,SR2、SR3のコアには、前記図5に示したようにリセット巻線LR1,L
    R2,LR3が巻かれており、リセット巻線LR1,L
    R2,LR3はリアクトルL、抵抗R、直流電源Eに直列に接続され、抵抗R、直流電源Eの直列回路には並列にダイオードDが接続されている。 そして、上記リセット巻線LR1,LR2,LR3にリセット電流Irを流して磁気スイッチSR1,SR2,SR3をリセットする。 このリセット電流Irは、直流電源Eの電圧、抵抗Rの抵抗値を選定することにより調整される。 【0018】ここでダイオードDはリセット電流Irに対しては阻止状態であるが、磁気スイッチSR1,SR
    2,SR3が動作時に発生する誘導電流に対しては順方向状態である。 このダイオードDとリアクトルLにより、上記誘導電流は直流電源Eに流れこむことがなく、
    磁気スイッチSR2,SR3のリセット巻線、ダイオードD、リアクトルLを循環する。 すなわち、ダイオードD,リアクトルLにより、直流電源Eは磁気スイッチS
    R1,SR2,SR3が動作時に発生する誘導電流から保護される。 本実施例においては、上記リセット電流I
    rを磁気スイッチSR1,SR2,SR3を構成する可飽和リアクトルのコアの飽和磁界強度がHsになるように、以下の(1)式に基づき定めた。 Ir=Hs×Ln/n…(1) ここで、Lは磁路長、nはリセット巻線の巻数である。
    なお、通常、メーカー推奨値のリセット電流を磁気スイッチSR1,SR2,SR3のリセット巻線に流したときの磁界強度Hは、前記図6で説明したように、H>H
    sであった。 【0019】また、磁気スイッチSR1,SR2、SR
    3は、各々圧縮比が異なるため、飽和磁界強度Hs、磁路長Lnが異なる。 そのため、リセット巻線LR1,L
    R2、LR3に流すリセット電流は相違する。 よって、
    従来は各磁気スイッチ毎にリセット回路を設けることが一般的であった。 本実施例では、磁気スイッチSR1,
    SR2、SR3の磁路長、飽和磁界強度、リセット巻線の巻数を調整し、一つのリセット回路で磁気スイッチS
    R1,SR2、SR3をリセットできるように構成した。 すなわち、磁気スイッチSR1に流すリセット電流Ir1は、以下の(2)式で表され、磁気スイッチSR
    2に流すリセット電流Ir2は、以下の (3) 式で表され、磁気スイッチSR3に流すリセット電流Ir3は、
    以下の(4)式で表される。 Ir1=Hs1×L1/n1…(2) Ir2=Hs2×L2/n2…(3) Ir3=Hs3×L3/n3…(4) ここで、Ir1,Ir2,Ir3はそれぞれ磁気スイッチSR1,SR2,SR3のリセット電流、Hs1,H
    s2,Hs3はそれぞれ磁気スイッチSR1,SR2,
    SR3の磁路長、n1,n2,n3はそれぞれ磁気スイッチSR1,SR2,SR3のリセット巻線の巻数である。 上記磁路長Hs1,Hs2,Hs3、リセット巻線の巻数n1,n2,n3を調整すれば、Ir1=Ir2
    =Ir3とすることができ、これにより、一つのリセット回路で磁気スイッチSR1,SR2,SR3をリセットすることができる。 【0020】以下、図2により本実施例の動作を、図1
    の磁気スイッチSR2を例にとって説明する。 なお、磁気スイッチSR3についても同様である。 図2に、本実施例においてコンデンサC1、コンデンサC2にかかる電圧波形Vc1,Vc2、および、コンデンサC1、コンデンサC2、磁気スイッチSR2のループに流れる電流波形i1を示す。 なお、同図の(1) 〜(4) は前記図6
    の(1) 〜(4) に対応している。 上記のように磁気スイッチSR2,SR3のリセット電流Ir2,Ir3を設定することにより、リセット時の磁界強度は図6の(3) となり、磁界強度は(3)→(4) →(1) と移動し、可飽和リアクトルが前記図6の(1) の動作点で飽和する前にコンデンサC2 (磁気スイッチSR3の場合、ピーキングコンデンサCp)に電流が流れることがほとんど無くなる。 このため、従来においては図2の点線に示すように、磁気スイッチSR2,SR3がONするとき(可飽和リアクトルが図6の(1) の動作点で飽和するとき)、
    コンデンサC2、ピーキングコンデンサCpには前記したプリパルス電圧が生ずるが、本実施例においては、磁気スイッチSR2,SR3がONするとき、コンデンサC2、ピーキングコンデンサCpにはプリパルス電圧がほとんど生じない(同図の実線参照)。 【0021】また、コンデンサC1にあった残留電荷がコンデンサC2に移行することもほとんど無くなるので、放電後もコンデンサC1に残留電圧がほとんど残らない。 このため、コンデンサC1からC2への電荷転送効率が低下することを防ぐことができる。 以上のように、本実施例によれば、圧縮効率を悪化させるプリパルス電圧、主放電に悪影響を及ぼす残留電圧の発生を抑制することができる。 【0022】以上説明した実施例は、前記図4(a)の放電回路を本発明を適用した場合であるが、前記図4
    (b)に示した昇圧トランスを含む放電回路に適用し、
    リセット回路により、磁気スイッチSR1,SR2,S
    R3および昇圧トランスTr1をリセットするようにしてもよい。 図3は、上記昇圧トランスを備えた前記図4
    (b)に示した放電回路に本発明を適用した本発明の第2の実施例を示している。 図3に示す放電回路は、前記図4(b)に示したものと同様、昇圧トランスを備えたものであり、昇圧トランスTrにより昇圧し、後段に接続された磁気パルス圧縮回路に印加する。 磁気圧縮回路は、前記図1と同様、可飽和リアクトルからなる3個の磁気スイッチSR1、SR2、SR3から構成され、前記したように固体スイッチSWのスイッチング動作と、
    2段の磁気パルス圧縮回路のパルス圧縮動作により、所定の繰り返し周波数で放電動作を行わせる。 【0023】本実施例においては、上記磁気スイッチS
    R1,SR2,SR3に加え、昇圧トランスTr1をリセットするためのリセット回路RCが設けられており、
    該リセット回路RCにより、上記磁気スイッチSR1,
    SR2,SR3および昇圧トランスTrを磁界強度Hの絶対値が、飽和磁界強度Hsとほぼ等しくなるようにリセットする。 すなわち、昇圧トランスTr1、磁気スイッチSR1,SR2、SR3のコアには、図1に示したものと同様、リセット巻線TR1,LR1,LR2,L
    R3が巻かれており、このリセット巻線TR1,LR
    1,LR2,LR3にリセット電流Irを流して、昇圧トランスTr1、磁気スイッチSR1,SR2,SR3
    をリセットする。 このリセット電流Irは、抵抗Rの値を選定することにより、前記第1の実施例と同様、以下の(1)式になるように選定される。 Ir=Hs×Ln/n…(1) ここで、Lnは磁路長、nはリセット巻線の巻数である。 【0024】なお、本実施例でも第1の実施例と同様、
    昇圧トランスTr1、磁気スイッチSR1,SR2、S
    R3の磁路長、飽和磁界強度、リセット巻線の巻数を調整し、一つのリセット回路で昇圧トランスTr1、磁気スイッチSR1,SR2、SR3をリセットできるように構成した。 本実施例においては、第1の実施例と同様、磁気スイッチSR2,SR3がONするとき、ピーキングコンデンサCpにはプリパルス電圧がほとんど生じず、また、コンデンサC1にあった残留電荷がコンデンサC2に移行することもほとんど無くなる。 このため、コンデンサC1からC2への電荷転送効率が低下することを防ぐことができ、また、主放電に悪影響を及ぼす残留電圧の発生が抑制することができる。 さらに、昇圧トランスTr1を上記リセット電流でリセットしているので、コンデンサC1に残留電荷が発生するのを抑制することができる。 【0025】 【発明の効果】以上のように、本発明においては、磁気スイッチ、昇圧トランスのリセット回路に流すリセット電流の値を、そのときの磁界強度Hの絶対値が、飽和磁界強度Hsとほぼ等しくなるようにしたので、昇圧トランス、可飽和リアクトルが前記図6の(1) の動作点で飽和する前にピーキングコンデンサに電流が流れることがほとんど無くなる。 このため、磁気スイッチがONするとき(可飽和リアクトルが図6の(1) の動作点で飽和するとき)には、ピーキングコンデンサにはプリパルス電圧がほとんど生じない。 また、電荷転送後の可飽和リアクトルの電流値が高いまま非飽和状態に移行しないので、電荷転送後次段のコンデンサに大きな残留電圧が留まることはない。 このため、磁気圧縮回路の圧縮効率を悪化させるプリパルス電圧、主放電に悪影響を及ぼす残留電圧の発生が抑制することができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。 【図2】本発明のおける電圧波形Vc1,Vc2および電流波形i1を示す図である。 【図3】本発明の第2の実施例を示す図である。 【図4】放電回路(高電圧パルス発生装置)の構成例を示す図である。 【図5】磁気スイッチを構成する可飽和リアクトルの構成例を示す図である。 【図6】磁気スイッチを構成する可飽和リアクトルのコアの磁化曲線を示す図である。 【図7】従来の放電回路における電圧波形Vc1,Vc
    2および電流波形i1を示す図である。 【符号の説明】 C0 主コンデンサHV 高電圧電源SW 固体スイッチL1 リアクトルSR1,SR2,SR3 磁気スイッチLL インダクタンスTr1 昇圧トランスC1,C2,C3 コンデンサCp ピーキングコンデンサ11 第1電極12 誘電体チューブ13 第2電極E,E 主放電電極TR1,LR2,LR3 リセット巻線L リアクトルR 抵抗E 直流電源D ダイオード

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