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Recording medium, and its reproducing apparatus

阅读:715发布:2020-06-27

专利汇可以提供Recording medium, and its reproducing apparatus专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To recorde parameter to an optical disk, and to set waveform equalization characteristic in accordance with the read parameter so that the state of a reproduced modulated signal is made best. SOLUTION: The reproduced signal from an optical disk 11 is read by a pickup device 21 using an optical system, equalized in waveform at an equalizer 23 and introduced to a data processor 29 via a data slicer 24. The data processor 29 analyzes a parameter recorded in the optical disk and sets an equalization characteristic of the waveform equalizer 23 in accordance with contents of the parameter.,下面是Recording medium, and its reproducing apparatus专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】記録データの一部に、前記記録データを読み取るために最適となる少なくとも波形等化特性を得るためのパラメータを含めて記録したことを特徴とする記録媒体。
  • 【請求項2】前記記録データは光学式の光ピックアップで読み取られるものであり、前記パラメータは当該記録データのデータクロック周波数と当該記録データを読み出す際の空間周波数との関係を表していることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  • 【請求項3】前記記録データは光学式の光ピックアップで読み取られるものであり、前記パラメータは、再生装置の特性制御機能に対するコマンドであることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  • 【請求項4】前記パラメータは、複数種類が記録されていることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  • 【請求項5】前記パラメータは、複数箇所に記録されていることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  • 【請求項6】記録データの一部に、前記記録データを読み取るために最適となる少なくとも波形等化特性を得るためのパラメータを含めて記録した記録媒体を再生する装置であって、 前記光ピックアップから出力された変調信号が供給される波形等化手段と、 前記波形等化手段の出力が供給される復調手段と、 前記復調手段の復調出力が供給され、前記パラメータのデータ内容を判定し、前記波形等化手段の波形等化特性を前記データ内容に応じた特性に切換える特性切換え手段とを具備したことを特徴とする再生特性制御装置。
  • 【請求項7】記録データの一部に、前記記録データを読み取るために最適となる少なくとも波形等化特性を得るためのパラメータを含めて記録した記録媒体を再生する装置であって、 前記光ピックアップから出力された変調信号が供給される波形等化手段と、 前記波形等化手段の出力が供給される復調手段と、 前記復調手段の復調出力が供給され、前記パラメータのデータ内容を判定し、前記データ内容に応じて前記光ディスクの種類を判別する判別手段とを具備したことを特徴とする再生装置。
  • 【請求項8】前記パラメータは、記録データの記録ビットクロック周波数と、光ピックアップが当該記録データを読み出す際の空間周波数との関係を表すパラメータであることを特徴とする請求項6又は7のいずれかに記載の再生装置。
  • 【請求項9】前記特性切換え手段は、前記波形等化手段の特性の振幅特性を制御することを特徴とする請求項6
    記載の再生装置。
  • 【請求項10】前記特性切換え手段は、前記波形等化手段の特性の遅延特性を制御することを特徴とする請求項6記載の再生装置。
  • 【請求項11】前記特性切換え手段は、前記波形等化手段の特性の振幅及び遅延特性を制御することを特徴とする請求項6記載の再生装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】この発明は、圧縮された動画映像データ、副映像データ、音声データ等が記録される記録媒体及びその再生装置に関するもので、特に再生コンディションを最良な状態に自動的に制御することができるようにした記録媒体及び再生装置である。

    【0002】

    【従来の技術】従来、光ディスクとして、音楽専用のコンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(LD)
    が開発されている。 これに対して、最近は、小形化のコンパクトディスク(上記CDと同じ半径のディスク)に動画映像データ、音声データ、副映像データ(例えば字幕のデータ)を圧縮して高密度で記録し、しかも、音声や字幕に付いては、言語の異なるものを複数種記録しておき、再生時には、希望の言語の音声、希望の言語の字幕を自由に選択して再生できるシステムが開発されている。 この種の光ディスクをDVD(デジタルバーサタイルディスク)と仮に称することにする。

    【0003】上記のように光学式の光ディスクとしては、各種のディスクが存在するようになっている。 このような光ディスクを再生する再生装置は、上記ディスクを回転制御する回転サーボユニット、ディスクの記録面にレーザビームを照射して反射してくる光を検出することにより記録されている変調信号を読取る光ピックアップを有する。 光ピックアップから出された変調信号は、まず波形等化回路に入力されて波形等化される。 次に波形等化された信号が復調回路に導かれる。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスク及びその再生装置においては、上記した波形等化回路は、固定の特性である。 これは、(A) 光ディスクとこれを再生する再生装置が1対1で対応関係にあることを前提としているからである。 また、(B) 光ディスクに記録されている変調信号のビットクロックが規格に合致した理想的なものであり、また再生装置もその光ディスクの規格に合致した再生を行うことを前提としているからである。

    【0005】しかしながら、実際には、上記したように種類の異なる光ディスクが存在する。 このため再生する再生装置が本来の対応する光ディスクとは異なる種類の光ディスクを再生した場合、光ピックアップから得られる変調信号の特性が規格とは全くずれたものとなる場合がある。 このような場合、ユーザは装置あるいはディスクの故障と勘違いをすることがある。 また、同一規格の光ディスクであっても光ディスクの製造メーカの相違や、再生装置の特性変化等の原因により、各種のパラメータが必ずしも規格を理想的に満足しているとは限らない。 この結果、再生装置において理想的な変調信号を得ることができない場合がある。 このような場合、データエラーの確率が高くなり良好は再生信号を得られないこと多い。

    【0006】そこでこの発明は、光ディスクに記録されている少なくとも変調信号の再生出力状態を識別できるようにし、当該光ディスクの種類を判別できるようにした記録媒体及び再生装置を提供することを目的とする。

    【0007】また、この発明は、光ディスクに記録されている変調信号をピックアップしたとき、少なくともその変調信号の再生特性をより最良な特性に近付けることができるようにした記録媒体及びその再生装置を提供することを目的とする。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】この発明の記録媒体は、
    記録データの一部に、前記記録データを読み取るために最適となる少なくとも波形等化特性を得るためのパラメータを含めて記録したことを特徴とする。

    【0009】またこの発明の記録媒体は、前記パラメータは、記録データの記録ビットクロック周波数と、光ピックアップが当該記録データを読み出す際の空間周波数との関係を表すパラメータである。

    【0010】このようにすると、前記記録媒体を再生したときの前記パラメータのデータ内容によって、またパラメータの特性がどのように変わっているかにより、再生特性の制御方向、再生特性の選択、またはディスクの種類、ディスクの記録特性等を判断する材料とすることができ、比較的速い時期にディスクに最適な信号再生特性を構築することができる。

    【0011】またこの発明の記録媒体は、記録データの一部に、前記記録データを読み取るために最適となる少なくとも波形等化特性を得るための複数のパラメータを含めて記録したことを特徴とする。

    【0012】またこの発明の記録媒体は、前記パラメータは、記録データの記録ビットクロック周波数と、光ピックアップが当該記録データを読み出す際の空間周波数との関係を表すパラメータである。

    【0013】このようにすると、前記記録媒体を再生したときの前記パラメータのデータ内容によって、またパラメータの特性がどのように変わっているかにより、再生特性の制御方向、再生特性の選択、またはディスクの種類、ディスクの記録特性等を判断する材料とすることができ、この判断材料に基づいて即座に再生特性の設定を得ることができる。

    【0014】この発明の制御装置は、記録データの一部に、前記記録データを読み取るために最適となる少なくとも波形等化特性を得るためのパラメータを含めて記録した記録媒体を再生する装置であって、前記光ピックアップから出力された変調信号が供給される波形等化手段と、前記波形等化手段の出力が供給される復調手段と、
    前記復調手段の復調出力が供給され、前記パラメータのデータ内容を判定し、前記波形等化手段の波形等化特性を前記データ内容に応じた特性に切換える等化特性切換え手段とを具備したことを特徴とする。

    【0015】この発明の制御装置は、記録データの一部に、前記記録データを読み取るために最適となる少なくとも波形等化特性を得るためのパラメータを含めて記録した記録媒体を再生する装置であって、前記光ピックアップから出力された変調信号が供給される波形等化手段と、前記波形等化手段の出力が供給される復調手段と、
    前記復調手段の復調出力が供給され、前記パラメータのデータ内容を判定し、前記記録媒体の回転を制御するサーボ装置の制御特性を前記データ内容に応じた特性に切換えるサーボ特性切換え手段とを具備したことを特徴とする。

    【0016】この発明の制御装置は、記録データの一部に、前記記録データを読み取るために最適となる少なくとも波形等化特性を得るためのパラメータを含めて記録した記録媒体を再生する装置であって、前記光ピックアップから出力された変調信号が供給される波形等化手段と、前記波形等化手段の出力が供給される復調手段と、
    前記復調手段の復調出力が供給され、前記パラメータのデータ内容を判定し、前記波形等化手段の波形等化特性を前記データ内容に応じた特性に切換える等化特性切換え手段と、前記復調手段の復調出力が供給され、前記パラメータのデータ内容を判定し、前記記録媒体の回転を制御するサーボ装置の制御特性を前記データ内容に応じた特性に切換えるサーボ特性切換え手段とを具備したことを特徴とする。

    【0017】

    【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1には、この発明が適用された光ディスク再生装置の全体的な構成を示している。

    【0018】11は光ディスクであり、ディスクモータ12により回転駆動される。 21は光ピックアップ装置であり、フィードモータ(図示せず)によりディスクの半径方向へ移動制御される。 光ピックアップ装置21から出力された高周波である変調信号は、前置増幅器22
    を介して等化器23に入力され、波形等化される。 波形等化された変調信号は、データスライサ24に入力されて2値化される。 この2値化された信号は、データ抽出部25に供給される。 データ抽出部25は、位相同期ループ回路(PLL回路)を用いたデータ同期クロック発生器を含む。 よってデータ抽出回路25では、データクロックが生成されるとともに、このデータクロックを用いて変調信号がサンプリングされる。 これによりデータ抽出回路25からは、光ディスクに記録されていたデジタルデータの抽出が行われ、このデジタルデータは、エラー訂正回路(ECC)26、同期信号を分離するシンクセパレータ27に供給される。

    【0019】データ抽出部25で再生されたデータクロック及びシンクセパレータ27で得られた同期信号は、
    スピンドルサーボ回路28に入力される。 スピンドルサーボ回路28では、データクロックに同期化した同期信号を取り込み、同期信号の周波数及び位相に基づいてモータ12の回転を制御する。 そして、通常再生が行われているときは、シンクセパレータ27から所定の同期信号の周波数が得られるように、スピンドルモータサーボ回路28はモータ12の回転制御を行う。

    【0020】29はデータプロセッサであり、データスライサ24のスライスレベルの制御や、データ抽出部2
    5におけるPLL回路の特性切り換え及び制御、スピンドルサーボ回路28やシンクセパレータ27の動作タイミングの切り換え制御、エラー訂正回路26の出力制御などを行う。 また特に、このデータプロセッサ29は、
    後述するように、等化器23の特性制御を行う。

    【0021】この光ディスク再生装置には、さらにピックアップ装置21のためのピックアップサーボ手段が設けられている。 このピックアップサーボ手段は、フォーカスエラー検出部31、3ビームトラッキングエラー検出部32、位相差トラッキングエラー検出部33及びこれらの検出部からのエラー信号を処理して、それぞれのエラー補正のための制御信号を得るサーボ信号処理部3
    4を有する。 サーボ信号処理部34から得られた制御信号は増幅器35を介してピックアップ装置21の制御端子に供給される。

    【0022】図2は上記のピックアップサーボ手段のフォーカスエラー検出部31、3ビームトラッキングエラー検出部32、位相差トラッキングエラー検出部33の基本構成を示している。

    【0023】即ち、ピックアップ装置21の光検出部を構成するフォトダイオードA〜Fの配列と、前置増幅器22の内部と、各エラー検出部を示している。 この例では光検出部は、4分割フォトダイオードA、B、C、D
    と、その前後に配置されたフォトダイオードE、Fとから構成されている。 理想的には中心の反射ビームが4分割のフォトダイオードA、B、C、Dの受光面に均等な割合(領域)で照射される。 また良好なトラッキング状態では前後のフォトダイオードE、Fにもそれぞれに対応する反射ビームが均等に照射される。

    【0024】各フォトダイオードA〜Fの出力は、それぞれバッファ増幅器22a〜22fに導入されている。
    バッファ増幅器22a、22cの出力A、Cは加算器3
    5で加算され(A+C)信号として出力される。 また、
    バッファ増幅器23b、32dの出力B、Dは加算器3
    6で加算され(B+D)信号として出力される。 そして加算器35、36の出力は、減算器37に入力されて(A+C)−(B+D)の演算処理を施され、フォーカスエラー信号として取り出される。 このフォーカスエラー信号はさらにS字レベル検出回路に入力されてフォーカス状態を検出される(この検出動作については後述する)。

    【0025】また前記加算器35、36の出力は、位相差検出器38に入力される。 この位相差検出器38においては、(A+C)信号と、(B+D)信号の位相差を検出している。 この検出信号は位相差トラッキングエラー信号として用いられる。 この位相差トラッキングエラー信号は、DVDが再生されるときに有効信号として利用される。

    【0026】またバッファ増幅器22e、22fの出力は減算器39で減算処理され(E−F)信号を生成している。 この(E−F)信号は、3ビームトラッキングエラー信号として用いられる。 この3ビームトラッキングエラー信号は、CDが再生されるときに有効信号として用いられる。

    【0027】加算器41は、A+B+C+Dを行いHF
    信号生成している。 HF信号は変調信号であり等化器2
    3に入力される。 図3には、この発明の特徴部の1つを取り出して示している。

    【0028】図1、図2と同一部分には同一符号を付している。 ピックアップ装置21の4分割ダイオードA、
    B、C、Dの出力は加算器41で加算されて等化器23
    に入力される。 ここで等化器23は少なくとも2つ等化特性に切り換えることができるもので、その特性の切り換えは、遅延特性あるいは振幅特性のいずれか、またそん両方を切り換えることで実現している。 図では切り換えた後の特性1、特性2、特性3、…というふうに示している。

    【0029】この切り換えは、データスライサ24からのデータあるいはエラー訂正が行われたあとの再生データをデータプロセッサ29が判定することにより、最適特性に切り換るようになっている。

    【0030】この特性設定としては、以下ような各種の実施形態がある。 図4(A)は特性設定が行われるときの動作経過を示している。 再生装置がスターとすると、
    ピックアップ装置21が所定の移動位置に移動され、モータ12の回転が自動的に所定の速度に設定される。 また等化器23の波形等化特性も所定の特性に設定される。 またピックアップ装置21の光学系も所定のビーム特性も所定の特性に設定される。 またデータプロセッサ29におけるデータサンプリングクロックも所定の周波数に設定される。

    【0031】ここで、この光ディスク及びその再生装置においては、互いの取決めがあり、光ディスクが所定の速度で回転され、かつ所定の波形等化特性、所定のビーム特性であれば、どの種類、例えばCD、DVDのいずれであっても信号読取りが可能な記録エリアがありここにパラメータが記録されているものとしている(図4
    (B)参照)。

    【0032】そして、このパラメータをデータプロセッサ29が読み取るようになっている。 データプロセッサ29は、読み取ったデータが例えば「1000」の繰り返しであれば、装填されているディスクはCDであると判定し、「1100」の繰り返しであればDVDであると判定するようにプログラムされている。

    【0033】従来からのCDを判定する場合は、「11
    00」の繰り返しであればDVDであると判定し、それ以外の場合はCDであると判定するようにしてもよい。
    この判定の後は、データプロセッサ29は再生中のディスクがCDであるのか、DVDであるのかを判定することができる。 よって、データプロセッサ29は、モータ12の回転速度を搭載されているディスクに適した速度に設定することができる。 またデータプロセッサ29
    は、等化器23の内部特性を、CD用、あるいはDVD
    用の特性に切り換え設定することができる。

    【0034】さらには、上記のパラメータは、記録データの記録ビットクロック周波数と、光ピックアップが当該記録データを読み出す際の空間周波数との関係、例えば比を表す具体的なパラーメータであってもよい。 この場合は、データプロセッサ29はこのパラメータの内容に応じて、光学系や信号処理系など各部の特性を設定するようにプログラムされている。

    【0035】図5は、さらに上記の実施の形態を発展させた例である。 ディスクの種別が判別され、データプロセッサ29は、先の例と同様に、モータ12の回転速度を搭載されているディスクに適した速度に設定することができる。 またデータプロセッサ29は、等化器23の内部特性を、CD用、あるいはDVD用の特性に切り換え設定することができる。

    【0036】さらにこの例は、各部分の特性を再生中のディスクに対応した特性に設定した上で、特に等化器2
    3の特性を微調整するようにした例である。 まず第1の例は、等化器23における特性をa1、a2、a3…と微小に切り換えてみて、例えば最高のレベルが得られる特性を判定するものである。 そして例えば特性a2のときが最高のレベルを得られたとすると、等化器23の特性として特性a2を採用するようにしている。 これは、
    図面ではCD側の欄に記載しているがDVDが再生される場合も同様である。

    【0037】第2の例は次のような処理を行う。 即ち、
    DVDの記録データの一部にさらに細かい等化特性を得るための例えば複数のパラメータを記録しておく。 そしてこの複数のパラメータのうち最良に読み取ることができたパラメータの内容を判定して、この内容に応じた波形等化特性を設定するものである。

    【0038】例えば、パラメータX1、X2、X3としてビットクロックの周波数が微小に異なる3つのパラメータがディスクに記録されている。 そして、一度設定した波形等化特性により、ノイズが少なく最良の状態で読み取られたパラメータには、正常な波形等化特性を設定するための指示内容が示されている。

    【0039】つまり、今、パラメータX2が正常に読み取られた場合は、現在設定されている波形等化特性が最良であるものとする。 ここでパラメータX1が正常に読み取られた場合は、現在設定されている波形等化特性は、正常な波形等化特性から周波数軸上で高い側(上側)にずれているものとする。 また、ここでパラメータX3が正常に読み取られた場合は、現在設定されている波形等化特性は、正常な波形等化特性から周波数軸上で低い側(下側)にずれているものとする。 したがって、
    この場合は、パラメータX1としては現在の波形等化特性を低い側へ調整しなさいというコマンドが記述されており、パラメータX3としては現在の波形等化特性を高い側へ調整しなさいというコマンドが記述されている。

    【0040】上記の説明では、CDからDVDかを判定した後で、微細な等化特性の判定が行われ、またその特性の調整が行われるものとして説明した。 しかしこれに限らず、DVDが搭載されることが最初から決まっている再生装置の場合、上記の第2の例の処理をすぐに実行するようにしてもよい。 即ち、DVDの記録データの一部にさらに細かい等化特性を得るための例えば複数のパラメータを記録しておく。 そしてこの複数のパラメータのうち最良に読み取ることができたパラメータの内容を判定して、この内容に応じた波形等化特性を設定するものである。

    【0041】またこのシステムでは、波形等化特性を設定するためのパラメータのみならず、各部の特性切り換えようのパラメータを光ディスクに記録しておき、再生装置でこのパラメータを利用できるようにしてもよい。
    例えば補償増幅器、信号処理モード等である上記したようにこの発明の記録媒体及び再生装置では、記録媒体自体にパラメータを記録する。 そして記録媒体のパラメータを読み取りデコードしたときに、その記録媒体に最適な再生特性を設定するための設定データを得ることができるようにしている。

    【0042】次に、現在混在している光学式ディスクの構造について説明する。 図6には各種の光学式ディスクの断面を原理的に示している。 図6(A)は、従来から存在する音楽用のコンパクトディスク(いわゆるCD)
    であり、厚さは1.2mmと規定されている。 図6
    (B)は、高密度記録を実現し、データ圧縮した映像符号及び音声符号を記録した光学式ディスクであり、また記録再生可能な超高密度光学式ディスクもある(以下これらのディスクをDVDと記す)。 従って、このDVD
    にはいわゆる再生専用のDVD−ROMと、記録可能なDVD−RAMがある。 図6(B)のものは、読取り記録面が1層構造のものであるが、図6(C)のものは、
    さらに2枚を貼り合わせた2層構造のDVD−ROMである。 いずれのディスクも全体厚みは1.2mm、基板厚みは0.6mmに規定されている。 またCD、DVD
    は直径が双方とも12cm/8cmと等しく規定されている。

    【0043】図7には、上述した光学式ディスクの記録面を拡大して裏側から示している。 図7(A)はCDの記録面の構造であり、図7(B)はDVD−ROMの記録面の構造であり、図7(C)はDVD−RAMの記録面の構造である。 また図にはディスク基板厚み、ピット幅、トラック幅も示している。

    【0044】上記したように光ディスクにはトラックピッチの異なるものもあれば、さらに記録フォーマットが異なるものもある。 次にフォーカスサーボの原理について説明する。

    【0045】上記のディスクのフォーカス制御を得るには、フォーカスエラー検出部31のS字レベル検出器の出力が利用される。 即ち、フォーカスエラー信号がフォーカス状態に応じて、図5の如く変化することを検出している。 この検出レベル情報は、サーボ信号処理部34
    に入力される。 サーボ信号処理部34は、このS字検出レベルを用いてピックアップ装置21の光学系のフォーカスサーボを行う。

    【0046】また、このS字検出レベルは、ディスクの種別判断の材料としてもよい。 そして先のパラメータにより最終的な確認を得るようにしてもよい。 CDやDV
    Dの1層のディスクと、DVD−ROM、DVD−RA
    Mの2層のディスクとでは、光ビームを照射したときの反射率が異なることを利用する。 CDやDVDの1層のディスクでは、60〜70%程度の反射率であり、DV
    D−ROMの2層ディスクでは25〜30%、DVD−
    RAMの1層のディスクでは20%以下の反射率である。

    【0047】したがって、例えばフォーカスエラー信号がハイレベルHのときは、CD又はDVDの1層のディスクが搭載されているものと判定し、フォーカスエラー信号がローレベルLのときは、DVD−ROMの2層ディスク、DVD−RAMの2層のディスクが搭載されているものと判定することができる。

    【0048】また、まずレンズを初めにディスクからより離れた位置に設定し、レンズを徐々にディスクに近付けフォーカス信号から得られる焦点面の数によって、2
    層ディスク(DVD−ROMの2層ディスクか1層ディスク(CD又はDVDの1層のディスク)かを判定することもできる。このとき、ディスクは回転させずに停止しておいてもよいし、半回転以下若しくは一定回転(ゆっくり回転)させる。この場合には、回転サーボ系は自動ではなく、強制的な回転制御を行う方が好ましい。なぜならば、サーボ系をオンすると暴走するおそれがあるからである。

    【0049】またゆっくりと一定回転させる際の回転速度としてはCLVの内周回転数、あるいは想定しているディスクの最高回転数が好ましい。 この回転方式はディスク判別のために後述するトラッキングエラー信号を得るときも同様である。

    【0050】図9は、この発明が適用された記録媒体の一例としての光ディスクODの記録データ構造を略示している。 この光ディスクODは、たとえば片面約5Gバイトの記憶容量をもつ両面貼合せディスクであり、ディスク内周側のリードインエリアからディスク外周側のリードアウトエリアまでの間に多数の記録トラックが配置されている。 各トラックは多数の論理セクタで構成されており、それぞれのセクタに各種情報(適宜圧縮されたデジタルデータ)が格納されている。

    【0051】図10は、図9の光ディスクODに記録される映像(ビデオ)用ファイルのデータ構造を例示している。 図10に示すように、この映像用ファイルは、ファイル管理情報1および映像用データ2を含んでいる。
    映像用データ2は、ビデオデータユニット(ブロック)、オーディオデータユニット(ブロック)、副映像データユニット(ブロック)、そしてこれらのデータ再生を制御するために必要な情報NAV(DSI;Data S
    earch Information 、PCI;Picture Control Inform
    ation を含む)を記録したNAVユニット(ブロック)
    から構成されている。 各ユニットは、たとえばデータの種類毎に一定のデータサイズのパケットに、それぞれ分割されている。 ビデオデータユニット、オーディオデータユニットおよび副映像データユニットは、これらユニット群の直前に配置されたNAVを基に、それぞれ同期をとって再生される。

    【0052】すなわち、図9の複数論理セクタの集合体の中に、このディスクODの再生のために使用されるシステムデータを格納するシステムエリアと、ボリューム管理情報エリアと複数ファイルエリアが形成される。

    【0053】上記複数のファイルエリアのうち、たとえばファイル1は、図10のように主映像情報(図中のビデオデータ)、主映像に対して補助的な内容を持つ副映像情報(図中の副映像データ)、音声情報(図中のオーディオデータ)、再生情報等を含んでいる。

    【0054】ここで、上記NAVユニットには、データ記録余裕(リザーブ)があるために、このリザーブ部にあらたにパラメータを記述するようにしてもよい。 このようにNAVユニットは、ディスクの複数箇所(外周側、内周側)に記述されているので、幾つがのチェックポイントを設け、この位置のNAVユニットにシステム点検のための各種パラメータを記述するようにしてもよい。 波形等化特性は勿論のことモータの回転状態等である。 このようにすると常に、再生装置に再生コンディションを光ディスクに応じた最適なコンディションにすることができる。

    【0055】

    【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
    光ディスクに記録されている少なくとも変調信号の再生出力状態を識別できるようにし、当該光ディスクの種類を判別できる また、この発明によれば、光ディスクに記録されている変調信号をピックアップしたとき、少なくともその変調信号の再生特性をより理想的な特性に近付けて得ることができる。 さらにまたこの発明によれば、光ディスクのパラメータを活用して再生装置の再生コンディションを最良な状態に維持することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】この発明の一実施の形態に係る再生装置の全体の説明図。

    【図2】図1の再生装置のピックアップ装置の光検出部を示す図。

    【図3】この発明の要部に一例を示す図。

    【図4】この発明に係る再生装置の動作の例を説明するために示した図。

    【図5】この発明に係る再生装置の動作の他の例を説明するために示した図。

    【図6】各種の光ディスクの断面を原理的に示す図。

    【図7】各種の光ディスクの記録面を拡大して裏側から示す図。

    【図8】フォーカスエラー信号の特性を示す図。

    【図9】この発明を適用した記録媒体の一例としての光ディスクの記録データ構造を略示する図。

    【図10】図9の光ディスクに記録されるデータの論理構造を例示する図。

    【符号の説明】

    11…光ディスク 12…モータ 21…ピックアップ装置 22…前置増幅器 23…等化器 24…データスライサ 25…データ抽出部 26…エラー訂正回路 27…シンクセパレータ 28…スピンドルサーボ回路 29…データプロセッサ 31…フォーカスエラー検出部 32…3ビームトラッキングエラー検出部 33…位相トラッキング検出部 34…サーボ信号処理部。

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