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Driving unit of semiconductor light emitting element and optical radio communication equipment having the same

阅读:501发布:2020-06-13

专利汇可以提供Driving unit of semiconductor light emitting element and optical radio communication equipment having the same专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a driving unit of a semiconductor light emitting element capable of preventing break of the emitting element and preventing injury to a person by the emitted light of the emitting element, and to provide an optical ratio communication equipment having the same.
SOLUTION: The driving unit of the semiconductor light emitting element comprises a limiter circuit LI provided between an input signal generator VI and a base of a transistor TR1. In this case, an input signal generated from the generator VI is imparted to the base of the transistor TR1 to control a light emitting amount of a semiconductor laser LD by the transistor TR1. Then, a signal voltage to be applied to the base of the transistor TR1 is limited by the circuit LI. Thus, the laser LD can prevent an excess current from flowing therethrough.
COPYRIGHT: (C)2003,JPO,下面是Driving unit of semiconductor light emitting element and optical radio communication equipment having the same专利的具体信息内容。

  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力信号発生部が発生した入力信号を制御素子の制御端子に与えて、半導体発光素子の発光量を上記制御端子で制御する半導体発光素子の駆動装置において、 上記入力信号発生部と上記制御素子の制御端子との間に、リミッタ回路が設けられていることを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項2】 請求項1に記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御するためのツェナーダイオードおよび抵抗を含むことを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項3】 請求項1に記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御するためのダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッパを含むことを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項4】 請求項1に記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御するためのダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッパを含むことを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項5】 請求項1に記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御するためのトランジスタおよび抵抗を含むことを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれか1つに記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限を制御するためのダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッパを含むことを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項7】 請求項2乃至5のいずれか1つに記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限を制御するためのダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッパを含むことを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項8】 請求項3、4、6、7のいずれか1つに記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記定電圧発生回路は、3端子レギュレータまたはIC
    タイプのレギュレータであることを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項9】 請求項3、4、6、7のいずれか1つに記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記定電圧発生回路は、上記制御素子と並列になるように接続され、抵抗とコンデンサとを有する並列回路であることを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項10】 請求項9に記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記コンデンサに直列に定電流ダイオードが接続されていることを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項11】 請求項1に記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記入力信号発生部、リミッタ回路、制御素子および半導体発光素子を搭載した実質的に平板状のプリント基板を備えたことを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項12】 請求項11に記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記プリント基板には、上記半導体発光素子を載置する金属製の底部と、上記底部に連なると共に、上記底部に対して斜め上方に延びる傾斜面を有する金属製の側部とからなる断面凹状の反射部が設けられ、 上記反射部が、上記プリント基板に設けられ、かつ、上記プリント基板の表面と平行な方向に延びる放熱層と連なっていることを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項13】 請求項12に記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記放熱層は上記プリント基板の表面に沿った層であり、 上記反射部は、上記プリント基板の表面から上記プリント基板を厚さ方向に窪ませて形成されていることを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項14】 請求項12に記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記放熱層は上記プリント基板内に埋め込まれた層であり、 上記反射部は、上記プリント基板の表面から上記プリント基板を厚さ方向に窪ませて形成され、 上記反射部の底部は上記放熱層の一部からなることを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項15】 請求項12に記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記放熱層は上記プリント基板の表面に沿った層であり、 上記反射部は、底部が上記放熱層に接触する態様で上記プリント基板上に取り付けられた部材からなることを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項16】 請求項12に記載の半導体発光素子の駆動装置において、 上記放熱層は上記プリント基板内に埋め込まれた層であり、 上記プリント基板の表面から上記放熱層に達する開口が形成され、 上記反射部は、上記開口に嵌め込まれた部材からなり、
    この部材の底部が上記放熱層に接触していることを特徴とする半導体発光素子の駆動装置。 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれか1つに記載の半導体発光素子の駆動装置を有する送信装置を備えたことを特徴とする光無線通信システム。 【請求項18】 請求項1乃至16のいずれか1つに記載の半導体発光素子の駆動装置を有する送受信装置を備えたことを特徴とする光無線通信システム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、半導体発光素子を駆動する半導体発光素子の駆動装置およびそれを備えた光無線通信システムに関する。 【0002】 【従来の技術】図13に、半導体レーザLDを駆動する半導体発光素子の駆動装置を示している。 上記半導体発光素子の駆動装置は、入信号発生部VIが発生した入力信号をトランジスタTR1のベースに与えて、半導体レーザLDの発光量を制御している。 上記入力信号発生部VIは、トランジスタTR1のベースに接続されている。 上記トランジスタTR1において、コレクタは半導体レーザLDのカソードに接続され、エミッタは抵抗R
    1を介してグランドに接続されている。 また、上記半導体レーザLDのアノードは電圧源VCCに接続されている。 【0003】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によれば、トランジスタTR1のベース電圧は、直流成分と、交流の入力信号成分とを加えたものとなる。 これにより、上記トランジスタTR1のベース電流も同様に、
    直流成分と、交流の入力信号成分との和となる。 そうすると、上記半導体レーザLDに流れる電流は、トランジスタTR1の増幅作用によりコレクタの直流成分と交流成分の和となる。 【0004】ところで、上記半導体発光素子の駆動装置では、直流のベース電圧、あるいは交流の入力信号電圧が何らかの原因により過大に変化することがある。 つまり、ベース電流が過大に変化することがある。 この場合、上記ベース電流の変動分△IBが増幅され、hFE
    ×△IBだけ増大した過大な電流が半導体レーザLDに流れてしまう。 その結果、上記半導体レーザLDにダメージ、あるいは破損を生じる恐れがある。 また、上記半導体レーザLDから過大な光が放射され、人の目に損傷を与える可能性がある。 【0005】そこで、従来より、上記半導体レーザLD
    の損傷、および、人の目への過大な光の照射を防ぐために、図14に示すような半導体発光素子の駆動装置を用いている。 この図14の半導体発光素子の駆動装置では、フィードバック制御により一定の光出力を得ている。 具体的に説明すると、上記半導体レーザLDの出射光を受光器PD2で受け、フィードバック制御部APC
    がその受光器PD2からの信号を抵抗R21を介して受ける。 そして、上記フィードバック制御部APCが、受光器PD2からの信号に応じた制御を入力信号発生部V
    Iに対して行う。 このように、上記半導体レーザLDの光量を受光器PD2で検出し、この受光器PD2の検出結果に応じてフィードバック制御部APCが入力信号発生部VIを制御するから、半導体レーザLDの光出力が一定になる。 したがって、上記半導体レーザLDに過大な電流が流れず、半導体レーザLDの破損、および、人の目への過大な光の照射を防止することができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、図14の半導体発光素子の駆動装置では、半導体レーザLDの光量を検出した後、その検出結果に応じてフィードバック制御部APCが入力信号発生部VIの制御を行うため、瞬時の過大電流には対応できない。 したがって、上記半導体レーザLDに過大な電流が瞬時に流れる場合は、半導体レーザLDが破損したり、人に害を及ぼす可能性があるという問題がある。 【0007】このため、図14の半導体発光素子の駆動装置を備えた光無線通信システムは、人が存在しない場所に限定して用いるか、あるいは低い光出力の光源を用いなければならない。 【0008】そこで、本発明の課題は、半導体発光素子が破損するのを阻止できると共に、半導体発光素子の出射光で人が負傷するのを防止できる半導体発光素子の駆動装置およびそれを備えた光無線通信システムを提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明の半導体発光素子の駆動装置は、入力信号発生部が発生した入力信号を制御素子の制御端子に与えて、半導体発光素子の発光量を上記制御端子で制御する半導体発光素子の駆動装置において、上記入力信号発生部と上記制御素子の制御端子との間に、リミッタ回路が設けられていることを特徴としている。 【0010】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記入力信号発生部と制御素子の制御端子との間にリミッタ回路を設けているから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧をリミッタ回路で制御して、半導体発光素子に過大な電流が流れるのを防止できる。 したがって、上記半導体発光素子が破損するのを阻止できると共に、半導体発光素子の出射光で人が負傷するのを防止できる。 【0011】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御するためのツェナーダイオードおよび抵抗を含む。 【0012】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記リミッタ回路はツェナーダイオードおよび抵抗を含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御することができる。 【0013】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御するためのダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッパを含む。 【0014】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記リミッタ回路は、ダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッパを含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御することができる。 【0015】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御するためのダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッパを含む。 【0016】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記リミッタ回路は、ダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッパを含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御することができる。 【0017】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御するためのトランジスタおよび抵抗を含む。 【0018】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記リミッタ回路はトランジスタおよび抵抗を含むから、トランジスタの静特性を利用して、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御することができる。 【0019】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限を制御するためのダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッパを含む。 【0020】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記リミッタ回路は、ダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッパを含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限をリミッタ回路で制御できる。 【0021】また、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限をリミッタ回路で制御することにより、
    その信号電圧が過度に下がらないから、半導体発光素子の応答速度が遅くならない。 【0022】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記リミッタ回路は、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限を制御するためのダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッパを含む。 【0023】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記リミッタ回路は、ダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッパを含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限をリミッタ回路で制御できる。 【0024】また、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限をリミッタ回路で制御することにより、
    その信号電圧が過度に下がらないから、半導体発光素子の応答速度が遅くならない。 【0025】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記定電圧発生回路は、3端子レギュレータまたはICタイプのレギュレータである。 【0026】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記定電圧発生回路は3端子レギュレータまたはICタイプのレギュレータであるから、新たに電源を設けることなく、定電圧発生回路によって定電流を発生させることができる。 【0027】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記定電圧発生回路は、上記制御素子と並列になるように接続され、抵抗とコンデンサとを有する並列回路である。 【0028】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記定電圧発生回路は抵抗とコンデンサとを有する並列回路であるから、新たに電源を設けることなく、定電圧発生回路によって定電流を発生させることができる。 【0029】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記コンデンサに直列に定電流ダイオードが接続されている。 【0030】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記コンデンサに直列に定電流ダイオードが接続されているから、入力信号発生部が発生する入力信号が変動しても、コンデンサに一定の電流を供給することができる。 【0031】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記入力信号発生部、リミッタ回路、制御素子および半導体発光素子を搭載した実質的に平板状のプリント基板を備えている。 【0032】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記プリント基板に、入力信号発生部、リミッタ回路、制御素子および半導体発光素子を搭載するので、入力信号発生部、リミッタ回路、制御素子および半導体発光素子の夫々を異なるプリント基板に搭載しなくてもよく、製造コストの上昇を抑制できる。 【0033】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記プリント基板には断面凹状の反射部が設けられている。 上記反射部は、上記半導体発光素子を載置する金属製の底部と、上記底部に連なると共に、上記底部に対して斜め上方に延びる傾斜面を有する金属製の側部とからなる。 そして、上記反射部が、上記プリント基板に設けられ、かつ、上記プリント基板の表面と平行な方向に延びる放熱層と連なっている。 【0034】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記反射部と放熱層とが連なっているので、半導体発光素子の熱が反射部を介して放熱層に伝わる。 この放熱層はプリント基板の表面と平行な方向に延びているので、上記熱はこの放熱層から効率よく放散する。 したがって、上記半導体発光素子の高出力時の発熱による損傷が阻止されて、半導体発光素子の高出力時の動作の信頼性を向上させることができる。 【0035】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置において、上記放熱層は上記プリント基板の表面に沿った層である。 また、上記反射部は上記プリント基板の表面から上記プリント基板を厚さ方向に窪ませて形成されている。 【0036】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記放熱層はプリント基板の表面に沿った層であるから、放熱層の形成は容易であり、製造コストの上昇を抑制できる。 【0037】また、上記プリント基板の表面からプリント基板を厚さ方向に窪ませて反射部を形成するので、プリント基板の表面に沿った放熱層に対して反射部を容易に一体化できる。 【0038】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置において、上記放熱層は上記プリント基板内に埋め込まれた層である。 また、上記反射部は、上記プリント基板の表面から上記プリント基板を厚さ方向に窪ませて形成され、上記反射部の底部は上記放熱層の一部からなっている。 【0039】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記放熱層はプリント基板内に埋め込んでいる層であるから、上記放熱層に、プリント基板の表面では他の部材が存在するせいで確保できないような広い面積を持たせることができる。 したがって、上記放熱層の放熱性を向上させることができる。 【0040】また、上記反射部の底部が放熱層の一部であるから、半導体発光素子の熱が放熱層へ直接伝わる。
    したがって、上記半導体発光素子から放熱層への熱伝導の効率を高めることができる。 【0041】また、上記プリント基板の表面からプリント基板を厚さ方向に窪ませて反射部を形成するので、反射部の形成が容易であり、製造コストの上昇を抑制できる。 【0042】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置において、上記放熱層は上記プリント基板の表面に沿った層である。 また、上記反射部は、底部が上記放熱層に接触する態様で上記プリント基板上に取り付けられた部材からなっている。 【0043】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記反射部は、底部が放熱層に接触する態様でプリント基板上に取り付けられた部材からなっているので、反射部自体から半導体発光素子の熱が放散する。
    その上、上記反射部の底部が放熱層に接触するから、半導体発光素子の熱が反射部の底部を介して放熱層に伝わる。 したがって、上記半導体発光素子の放熱の効率をより向上させることができる。 【0044】また、上記放熱層はプリント基板の表面に沿った層であるから、放熱層の形成は容易であり、製造コストの上昇を抑制できる。 【0045】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置において、上記放熱層は上記プリント基板内に埋め込まれた層である。 また、上記プリント基板の表面から上記放熱層に達する開口が形成されている。 そして、上記反射部は、上記開口に嵌め込まれた部材からなり、この部材の底部が上記放熱層に接触している。 【0046】上記実施形態の半導体発光素子の駆動装置によれば、上記放熱層はプリント基板内に埋め込んでいる層であるから、上記放熱層に、プリント基板の表面では他の部材が存在するせいで確保できないような広い面積を持たせることができる。 したがって、上記放熱層の放熱性を向上させることができる。 【0047】また、上記反射部はプリント基板の開口に嵌め込まれた部材からなるので、反射部自体から半導体発光素子の熱が放散する。 その上、上記反射部の底部が放熱層に接触するから、半導体発光素子の熱が反射部の底部を介して放熱層に伝わる。 したがって、上記半導体発光素子の放熱の効率をより向上させることができる。 【0048】また、上記反射部はプリント基板の開口に反射部を嵌め込む部材からなるので、プリント基板と反射部とを組み合わせた物の高さが高くなるのを防げる。 【0049】また、本発明の光無線通信システムは、上記半導体発光素子の駆動装置を有する送信装置を備えたことを特徴としている。 【0050】上記構成の光無線通信システムは、上記送信装置の半導体発光素子から過大な光が出射されないから、人の存在する自由空間で安心して使用することができる。 【0051】また、上記送信装置ではフィードバック制御をしないから、応答性が遅いという問題がない。 【0052】また、上記送信装置の半導体発光素子の光出力がリミッタ回路で制御されるから、高い光出力の半導体発光素子を光源として用いても、半導体発光素子の出射光で人が負傷しない。 したがって、高い光出力の半導体発光素子を光源として用いることができる。 【0053】また、本発明の光無線通信システムは、上記半導体発光素子の駆動装置を有する送受信装置を備えたことを特徴としている。 【0054】上記構成の光無線通信システムによれば、
    上記送受信装置の半導体発光素子から過大な光が出射されないから、人の存在する自由空間で安心して使用することができる。 【0055】また、上記送受信装置ではフィードバック制御をしないから、応答性が遅いという問題がない。 【0056】また、上記送受信装置の半導体発光素子の光出力がリミッタ回路で制御されるから、高い光出力の半導体発光素子を光源として用いても、半導体発光素子の出射光で人が負傷しない。 したがって、高い光出力の半導体発光素子を光源として用いることができる。 【0057】 【発明の実施の形態】図1は本発明の半導体発光素子の駆動装置の概念を示す概略回路図である。 この半導体発光素子の駆動装置は、図1に示すように、入力信号発生部VIが発生した入力信号を制御素子の制御端子としてのトランジスタTR1のベースに与えて、半導体発光素子としての半導体レーザLDの発光量を制御している。
    そして、上記入力信号発生部VIとトランジスタTR1
    との間にはリミッタ回路LIを設けている。 つまり、上記リミッタ回路LIは、入力信号発生部VIに接続されると共に、トランジスタTR1のベースに接続されている。 そのトランジスタTR1においては、コレクタは半導体レーザLDのカソードに接続され、エミッタは抵抗R1を介してグランドに接続されている。 そして、上記半導体レーザLDのアノードは電圧源VCCに接続されている。 この場合、半導体レーザLDはn基板のジャンクションダウン型を用いることで、一層放熱が促進される。 また、従来のP基板発光ダイオード用の駆動回路に、本願発明の駆動回路を適用すれば、一般的なn基板の半導体レーザLDをジャンクションダウンで放熱良く用いることができる。 【0058】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によれば、入力信号発生部VIとトランジスタTR1との間にリミッタ回路LIを設けているから、トランジスタT
    R1のベースに印加する信号電圧の上限を制御して、半導体レーザLDに過大な電流が流れるのを防げる。 したがって、上記半導体レーザLDが破損するのを阻止できる。 【0059】また、上記半導体レーザLDに過大な電流が流れないから、半導体レーザLDの発光量が過度に大きくならない。 したがって、上記半導体レーザLDの光が人の目を傷つけるのを防止できる。 つまり、上記半導体レーザLDが人体へ及ぼす悪影響を防止することができる。 【0060】また、上記入力信号発生部VIとトランジスタTR1との間にリミッタ回路LIを設けているから、トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の下限を制御できる。 【0061】また、上記トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の下限をリミッタ回路LIで制御することにより、その信号電圧が過度に下がらないから、半導体レーザLDの応答速度が遅くならない。 【0062】また、上記リミッタ回路LIの動作時においても、入力信号発生部VIとトランジスタTR1との間にリミッタ回路LIによって、トランジスタTR1のベースに入力する入力信号を制御するから、入力信号発生部VIからトランジスタTR1のベースまで入力信号が遮断されることなく伝達される。 すなわち、上記入力信号が有する情報は、リミッタ回路LIの動作時でも遮断されない。 【0063】また、上記リミッタ回路LIは安価に製造することができる。 【0064】以下、本発明の半導体発光素子の駆動装置およびそれを備えた光無線通信システムを図示の実施の形態により詳細に説明する。 【0065】(第1の実施の形態)図2は本発明の第1
    の実施形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 また、図2において、図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成部と同一参照番号を付して、詳しい説明を省略する。 【0066】上記半導体発光素子の駆動装置におけるリミッタ回路は、図2に示すように、抵抗R2,R3、ツェナーダイオードZD、ダイオードD1および定電圧発生回路としての3端子レギュレータRE1からなっている。 【0067】上記抵抗R2は、一端が入力信号発生部V
    Iに接続され、他端がトランジスタTR1のベースに接続されている。 その抵抗R2の他端とトランジスタTR
    1のベースとの間を、ツェナーダイオードZDを介して接地すると共に、ダイオードD1および抵抗R3を介して接地している。 また、上記抵抗R2の他端とトランジスタTR1のベースとの間に対して、ツェナーダイオードZD、ダイオードD1および抵抗R3は、トランジスタTR1と並列になるように夫々接続されている。 また、上記ツェナーダイオードZDおよびダイオードD1
    のカソードが、抵抗R2の他端とトランジスタTR1のベースとの間に接続している。 また、上記3端子レギュレータRE1は、入力端子が半導体レーザLDと電圧源VCCとの間に接続し、出力端子がダイオードD1と抵抗R3との間に接続し、接地端子がグランドに接続している。 ここでは、上記ツェナーダイオードZDのツェナー電圧V ZDと3端子レギュレータRE1の定電圧V
    RE1とは、V ZD >V RE1の関係になっている。 【0068】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によれば、ツェナーダイオードZDが逆方向電圧の変化にかかわらず一定値のツェナー電圧V ZDを発生するから、
    トランジスタTR1のベースに印加する入力電圧の上限値が制限され、トランジスタTR1のベース側に過大な電流が流れない。 これにより、上記トランジスタTR1
    のコレクタに接続された半導体レーザLDに過大な電流が流れない。 その結果、上記半導体レーザLDが破損するのを阻止できると共に、半導体レーザLDの出射光で人が負傷するのを防止できる。 【0069】また、上記ダイオードD1の順方向電圧V
    D1と3端子レギュレータRE1によるA点の電圧V
    RE1との和より小さい入力電圧での動作時には、ダイオードD1は導通状態となり、一定電圧がトランジスタTR1のベースに供給されるので、半導体レーザLDに流れ込む電流の下限を制御できる。 すなわち、上記トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の下限を制御できる。 【0070】また、上記トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の下限を、ダイオードD1、抵抗R3
    および3端子レギュレータRE1で制御することにより、その信号電圧が過度に下がらないから、半導体レーザLDの応答速度が遅くならない。 【0071】また、上記第1の実施の形態においては、
    ダイオードD1、抵抗R3および3端子レギュレータR
    E1を除いてもよい。 この場合は、上記トランジスタT
    R1のカットオフ動作により、半導体レーザLDに流れる電流の下限値が0Aとなる。 【0072】図9に、上記ダイオードD1、抵抗R3および3端子レギュレータRE1を除いた場合において、
    半導体レーザLDに流れる電流の時間的な変化を示している。 なお、図9のグラフは、上記抵抗R1,R2が1
    00Ω、ツェナー電圧が6V、半導体レーザLDの内部抵抗が5Ω、入力信号発生部VIが発生する入力信号のバイアス電圧が5V、その入力信号の信号振幅が5V、
    電圧源VCCの電圧が12Vとして求めた結果である。 【0073】上記ツェナーダイオードZDが無い場合は、図9中の点線で示すように、半導体レーザLDを流れる電流は正弦的に変化し最大約88mAとなる。 一方、上記ツェナーダイオードZDが有る場合、つまり、
    入力信号発生部VIとトランジスタTR1との間がツェナーダイオードZDを介して接地された場合は、図9中の実線で示すように、半導体レーザLDを流れる電流波形の上部が制限され約55mAに抑えられていることが確認できる。 また、上記電流波形の下部はトランジスタTR1のカットフ動作により0mA以下には流れないように制限されている。 【0074】また、上記第1の実施の形態では、リミッタ回路を構成するためにツェナーダイオードを用いていたが、ツェナーダイオードの代わりに、例えば、バリスタ、ガスチューブアレスタ、半導体アレスタ、シリコンサージ防護素子などを用いてもよい。 【0075】図12に、上記第1の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置を有する送信装置を備えた光無線通信システムの構成を示す概略回路図である。 【0076】上記光無線通信システムは、図12に示すように、上記半導体発光素子の駆動装置を有する送信装置と、この送信装置からの光を受ける受信装置とを備えている。 上記送信装置は、半導体レーザLDが出射する光を、拡散板DPおよびレンズSLを介して送信装置に向けて放射する。 上記受信装置は、送信装置からの光を受ける受光素子PD1を有している。 この受光素子PD
    1は、アノードがトランジスタTR4のベースに接続され、カソードが電圧源VCCに接続されている。 上記トランジスタTR4のコレクタは、受光素子PD1のカソードと電圧源VCCとの間に抵抗R17を介して接続されている。 また、上記トランジスタTR4のコレクタと抵抗R17との間をトランジスタTR3のベースに接続しており、このトランジスタTR3のコレクタが、受光素子PD1のカソードと電圧源VCCとの間に抵抗R1
    8を介して接続されている。 また、上記トランジスタT
    R3のエミッタは抵抗R20を介して接地されている。
    この抵抗R20とトランジスタTR3のエミッタとの間と、受光素子PD1のアノードとトランジスタTR4のベースとの間とは、抵抗R19を介して接続されている。 また、上記抵抗R20とトランジスタTR3のエミッタとの間は出力端子VOにも接続されている。 【0077】上記構成の光無線通信システムによれば、
    送信装置により駆動される半導体レーザLDから出射した光は、拡散板DP、レンズSLを通って人の存在する空間を伝搬した後、受信装置の受光素子PD1により受光される。 このとき、上記半導体発光素子の駆動装置のリミッタ回路によって、人の目に入射しても安全な光強度となるように半導体レーザLDの出射光の上限が制御されているから、その半導体レーザLDの高出力であっても、人の存在する自由空間で安心して使用することができる。 【0078】上記半導体レーザLDの代わりに発光ダイオードを用いてもよい。 この場合も、上記半導体レーザLDを用いた時と同様の効果を奏する。 【0079】また、上記光通信無線システムは、半導体発光素子の駆動装置を有する送信装置を備えていたが、
    半導体発光素子の駆動装置を送受信装置を備えてもよい。 【0080】ところで、チップの半導体レーザLDをキャンタイプにパッケージした場合、図2に示すように、
    半導体レーザLDが電圧源VCCとトランジスタTR1
    との間に配置されていれば、広い面積と持つグランドに半導体レーザLDが接続されることになって、半導体レーザLDの放熱に有利である。 しかし、上記半導体レーザLDがトランジスタTR1と抵抗R1との間に配置された場合は、チップの半導体レーザLDがマウントされるステムでは半導体レーザLDの熱が十分に放散されず、半導体レーザLDの高出力動作に支障を来たす可能性がある。 また、上記半導体レーザLDの放熱が十分でなければ、リミッタ回路により設定された電流値で半導体レーザLD駆動しても、半導体レーザLDから所望の光量の出射光を得ることができず、リミッタ回路の性能を十分に発揮できない。 【0081】そこで、上記半導体レーザLDの熱を確実かつ十分に放散させるために、チップの半導体レーザL
    Dを広い面積を有する金属層に接続する。 このように半導体レーザLDを金属層にした場合は、金属層の放熱がステムの放熱よりも良好なので、電圧源VCCとトランジスタTR1との間、トランジスタTR1と抵抗R1との間のどちらに半導体レーザLDを配置しても、半導体レーザLDの熱を効率よく放散することができる。 【0082】以下、チップの半導体レーザLDを金属層に接続する場合について説明する。 【0083】上記実施形態1において、図15に示すように、少なくとも入力信号発生部VI、リミッタ回路、
    トランジスタTR1および半導体レーザLD(図15では半導体レーザLDのみ図示する)を、実質的に平板状のプリント基板PB1に搭載する。 これにより、上記入力信号発生部VI、リミッタ回路、トランジスタTR1
    および半導体レーザLDの夫々を異なるプリント基板に搭載しなくてもよく、製造コストの上昇を抑制できる。 【0084】上記プリント基板PB1には断面凹状の反射部RC1を設けている。 この反射部RC1は、プリント基板PB1の表面からプリント基板PB1を厚さ方向に窪ませて形成されている。 具体的には、上記反射部R
    C1は、チップの半導体レーザLDを載置する金属製の底部10と、この底部10に連なると共に、底部10に対して斜め上方に延びる傾斜面を有する金属製の側部1
    1,12とからなっている。 また、上記反射部RC1の側部11,12は、プリント基板PB1の表面に沿って延びる放熱層の一例としての金属層MP1と連なっている。 つまり、上記反射部RC1の底部10,側部11,
    12と金属層MP1とが一体に形成されている。 また、
    上記金属層MP1は所定の面積を有している。 【0085】このような構成によれば、上記反射部RC
    1の側部11,12が金属層MP1と連なっているので、半導体レーザLDの熱が反射部RC1の底部10および側部11,12を順次経由して金属層MP1に伝わる。 この金属層MP1はプリント基板PB1の表面と平行な方向に延びているので、半導体レーザLDの熱は金属層MP1から効率よく放散する。 したがって、上記半導体レーザLDの高出力時の発熱による損傷が阻止されて、半導体レーザLDの高出力時の動作の信頼性を向上させることができる。 【0086】また、上記金属層MP1はプリント基板P
    B1の表面に沿った層であるから、放熱層の形成は容易であり、製造コストの上昇を抑制できる。 【0087】また、上記プリント基板PB1の表面からプリント基板PB1を厚さ方向に窪ませて反射部を形成するので、プリント基板PB1の表面に沿った金属層M
    P1に対して反射部RC1を容易に一体化できる。 【0088】また、上記反射部RC1の材料として例えばAuまたはAgを用いることにより、反射部RC1の側部11,12の反射率が高くなる。 このように側部1
    1,12の反射率が高い場合、半導体レーザLDから出射された光を十分に側部11,12で反射して、半導体レーザLDの出射光の光取り出し効率を高めることができる。 特に、上記反射部RC1の材料としてAgを材料として用いた場合は、Agは熱伝導率が高いので好ましい。 【0089】また、上記プリント基板PB1の代わりに、図16に示す実質的に平板状のプリント基板PB2
    を用いてもよい。 このプリント基板PB2内には、放熱層の一例としての金属層MP2を埋め込んでいる。 この金属層MP2は、プリント基板PB2の表面に対して平行な方向に延びて所定の面積を有している。 【0090】また、上記プリント基板PB2には断面凹状の反射部RC2を設けている。 この反射部RC2は、
    プリント基板PB2の表面からプリント基板PB2を厚さ方向に窪ませて形成している。 具体的には、上記反射部RC2は、チップの半導体レーザLDを載置する金属製の底部20と、この底部20に連なると共に、底部2
    0に対して斜め上方に延びる傾斜面を有する金属製の側部21,22とからなっている。 また、上記反射部RC
    2の底部20は金属層MP2の一部から構成されている。 【0091】このような構成によれば、上記金属層MP
    2をプリント基板PB2内に埋め込んでいるので、上記金属層MP2に、プリント基板PB2の表面では他の部材が存在することで確保できないような広い面積を持たせることができる。 したがって、上記金属層MP2の放熱性を向上させることができ、半導体レーザLDの熱を放出する効率をさらに高めることができる。 【0092】また、上記反射部RC2の底部20が金属層MP2の一部であるから、半導体レーザLDの熱が金属層MP2へと直接伝わる。 したがって、上記半導体レーザLDから金属層MP2への熱伝導の効率を高めることができる。 【0093】また、上記プリント基板PB2の表面からプリント基板PB2を厚さ方向に窪ませて反射部RC2
    を形成するので、反射部RC2の形成が容易であり、製造コストの上昇を抑制できる。 【0094】また、上記プリント基板PB2の代わりに、図17に示すような平板状のプリント基板PB3を用いてもよい。 このプリント基板PB3上には、断面凹状の反射部の一例としての金属製の反射構造体RC3を取り付けている。 上記反射構造体RC3は、チップの半導体レーザLDを載置する金属製の底部30と、この底部30に連なると共に、底部30に対して斜め上方に延びる傾斜面を有する金属製の側部31,32とからなっている。 また、上記反射構造体RC3の底部30が、プリント基板PB3の表面に対して平行な方向に延びる放熱層の一例としての金属層MP3と接触している。 この金属層MP3は所定の面積を有している。 【0095】このような構成によれば、上記反射構造体RC3は、底部30が金属層MP3に接触する態様でプリント基板PB3上に取り付けられた部材であるので、
    反射構造体RC3自体から半導体レーザLDの熱が放散する。 つまり、上記反射構造体RC3自体が半導体レーザLDの熱の放散を促進する。 その上、上記反射構造体RC3の底部30が金属層MP3に接触するから、半導体レーザLDの熱が反射構造体RC3の底部30を介して金属層MP3に伝わる。 したがって、上記半導体レーザLDの放熱の効率をより向上させることができる。 【0096】また、上記金属層MP3はプリント基板P
    B3の表面に沿った層であるから、金属層MP3の形成は容易であり、製造コストの上昇を抑制できる。 【0097】また、上記反射構造体RC3の深さを調節、つまり反射構造体RC3の底部30厚みを調節することにより、反射構造体RC3の熱容量を大きくすることができる。 【0098】図17では反射構造体RC3をプリント基板PB3上に載置したが、図18に示すように、プリント基板PB4に設けた開口41に反射構造体RC3を嵌め込んでもよい。 上記開口41は、プリント基板PB4
    の表面から、プリント基板PB4内に埋め込まれた放熱層の一例としての金属層MP4に達している。 この金属層MP4は、プリント基板PB4の表面に対して平行な方向に延びて所定の面積を有している。 【0099】このような構成によれば、上記金属層MP
    4をプリント基板PB4内に埋め込んでいるので、金属層MP4に、プリント基板PB4の表面では他の部材が存在するせいで確保できないような広い面積をに持たせることができる。 したがって、上記金属層MP4の放熱性を向上させることができる。 【0100】また、上記反射構造体RC3はプリント基板PB4の開口41に嵌め込んむ部材であるから、反射構造体RC3自体が半導体レーザLDの熱の放散を促進する。 その上、上記反射構造体RC3の底部30が金属層MP4に接触するから、半導体レーザLDの熱が反射構造体RC3の底部30を介して金属層MP4に伝わる。 したがって、上記半導体レーザLDの放熱の効率をより向上させることができる。 【0101】また、上記反射構造体RC3をプリント基板PB4の開口41に嵌め込んでいることにより、反射構造体RC3とプリント基板PB4との組物の高さが高くなるのを防止できる。 したがって、上記半導体レーザLDをモジュール化する際に高さ制限があっても、モジュール化に支障が生じない。 【0102】以上のように、図15〜図18に示すような構成を用いることにより、半導体レーザLDの放熱が十分に行われるので、半導体レーザLDから所望の光量の出射光を得ることができ、リミッタ回路の性能を十分に発揮することができる。 【0103】なお、図15〜図18に示したような半導体レーザLDの実装方法は、本第1の実施の形態のみに適用されるわけではなく、以降の各実施の形態にも適用してもよい。 【0104】また、放熱性を有する材料からなる層であれば、その層を放熱層として用いてもよい。 つまり、上記放熱層は金属層に限定されない。 【0105】また、例えば、上記半導体レーザに対して直列に抵抗が接続されていない場合、広い面積を持つ金属層に半導体レーザを直接接続することにより、半導体レーザの放熱の効率を向上させてもよい。 このように、
    上記半導体レーザを金属層に直接接続することにより、
    反射構造体が不要になり、部品点数が減少する。 【0106】(第2の実施の形態)図3は本発明の第2
    の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 この半導体発光素子の駆動装置は、図3に示すように、リミッタ回路の構成のみが、図1の半導体発光素子の駆動装置と異なる。 したがって、図3において、
    図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成部と同一参照番号を付して詳しい説明を省略する。 【0107】上記第2の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置におけるリミッタ回路は、図3に示すように、
    トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の上限を制御するためのダイオードD3、抵抗R4,R6および定電圧発生回路としての3端子レギュレータRE3からなる並列ダイオード型のクリッパを含むと共に、トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の下限を制御するためのダイオードD2、抵抗R5および定電圧発生回路としての3端子レギュレータRE2からなる並列ダイオード型のクリッパを含んでいる。 【0108】上記抵抗R4は、一端が入力信号発生部V
    Iに接続され、他端がトランジスタTR1のベースに接続されている。 そして、上記抵抗R4の他端とトランジスタTR1のベースとの間を、ダイオードD2および抵抗R5を介して接地すると共に、ダイオードD3および抵抗R6を介して接地している。 上記抵抗R4の他端とトランジスタTR1のベースとの間に対して、ダイオードD2,D3および抵抗R5,R6は、トランジスタT
    R1と並列になるように接続されている。 上記ダイオードD2のカソードが抵抗R4の他端とトランジスタTR
    1のベースとの間に接続し、ダイオードD3のアノードが抵抗R4とトランジスタTR1のベースとの間に接続している。 そして、上記ダイオードD2のアノードが抵抗R5を介して接地され、ダイオードD3のカソードが抵抗R6を介して接地されている。 また、上記3端子レギュレータRE2は、入力端子が半導体レーザLDと電圧源VCCとの間に接続し、出力端子がダイオードD2
    と抵抗R5との間に接続し、接地端子がグランドに接続している。 また、上記3端子レギュレータRE3は、入力端子が半導体レーザLDと電圧源VCCとの間に接続し、出力端子がダイオードD3と抵抗R6との間に接続し、接地端子がグランドに接続している。 ここでは、B
    点での電位をV RE2 、C点での電位をV RE3とすると、V RE2 <V RE3の関係になっている。 【0109】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によれば、ダイオードD3の順方向電圧V D3とC点の電圧V RE3との和より大きな入力電圧の動作時には、ダイオードD2が非導通状態となり、ダイオードD3が導通状態となる。 そうすると、上記トランジスタTR1のベースに与える入力信号の電圧は、ダイオードD3の順方向電圧V D3とC点の電圧V RE3との和の一定値に保たれる。 このように、上記トランジスタTR1に与える入力信号の上限値が制限されるから、トランジスタTR
    1のベース側に過大な電流が流れない。 これにより、上記トランジスタTR1のコレクタに接続された半導体レーザLDに流れる電流の上限値が制御される。 その結果、上記半導体レーザLDが破損するのを阻止できると共に、半導体レーザLDの出射光で人が負傷するのを防止できる。 【0110】また、上記ダイオードD3の順方向電圧V
    D3とC点の電圧V RE3との和以下、かつ、ダイオードD2の順方向電圧V D2とB点の電圧V RE2との差以上の入力電圧の動作時には、ダイオードD2およびダイオードD3の双方とも非導通状態になる。 つまり、上記ダイオードD2,D3に電流は流れない。 このとき、
    上記抵抗R4の印加電圧に比例した波形の電圧がそのままトランジスタTR1のベースに印加される。 【0111】また、上記ダイオードD2の順方向電圧V
    D2とB点の電圧V RE2との差より小さい入力電圧の動作時には、ダイオードD2は導通状態となり、ダイオードD3は非導通状態となる。 そうすると、上記トランジスタTR1のベースに与える入力信号の電圧は、ダイオードD2の順方向電圧V D2とB点の電圧V RE2との差の一定値に保たれる。 このように、上記トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の下限することができる。 【0112】また、上記トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の下限をリミッタ回路LIで制御することにより、その信号電圧が過度に下がらないから、半導体レーザLDの応答速度が遅くならない。 【0113】上記第2の実施の形態においては、ダイオードD2、抵抗R5および3端子レギュレータRE2を除いてもよい。 この場合は、上記トランジスタTR1のカットオフ動作により、半導体レーザLDに流れる電流の下限値が0Aとなる。 【0114】上記半導体発光素子の駆動装置を光無線通信システムの送信装置または送受信装置に設けてもよい。 【0115】(第3の実施の形態)図4は本発明の第3
    の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 この半導体発光素子の駆動装置は、図3に示すように、リミッタ回路の構成のみが、図1の半導体発光素子の駆動装置と異なる。 したがって、図3において、
    図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成部と同一参照番号を付して詳しい説明を省略する。 【0116】上記第3の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置におけるリミッタ回路は、図4に示すように、
    トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の上限を制御するためのダイオードD5、抵抗R8および定電圧発生回路としての3端子レギュレータRE5からなる直列ダイオード型のクリッパを含むと共に、トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の下限を制御するためのダイオードD4、抵抗R7および定電圧発生回路としての3端子レギュレータRE4からなる直列ダイオード型のクリッパを含んでいる。 【0117】上記ダイオードD4,D5は、カソード同士が接続されるように、入力信号発生部VIとトランジスタTR1との間に設けられている。 そして、上記ダイオードD4のアノードを入力信号発生部VIに接続し、
    ダイオードD5のアノードをトランジスタTR1のベースに接続している。 上記ダイオードD4とダイオードD
    5との間を、抵抗R7を介して接地すると共に、ダイオードD5とトランジスタTR1のベースとの間を、抵抗R8を介して接地している。 また、上記3端子レギュレータRE4は、入力端子が半導体レーザLDと電圧源V
    CCとの間に接続し、出力端子がダイオードD4と抵抗R7との間に接続し、接地端子がグランドに接続している。 また、上記3端子レギュレータRE5は、入力端子が半導体レーザLDと電圧源VCCとの間に接続し、出力端子がダイオードD5と抵抗R8との間に接続し、接地端子がグランドに接続している。 ここでは、D点の電圧をV RE4 、E点の電圧をV RE5とすると、V
    RE4 <V RE5の関係になっている。 【0118】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によれば、ダイオードD5の順方向電圧V D5とE点の電圧V RE5との差より大きな入力電圧の動作時には、ダイオードD4は導通状態となり、ダイオードD5は非導通状態になる。 そうすると、上記トランジスタTR1のベースに与えられる入力信号の電圧は、ダイオードD4の順方向電圧V D4とE点の電圧V RE5との和で一定値に保たれる。 このように、上記トランジスタTR1のコレクタに接続された半導体レーザLDに流れる電流の上限値が制御されるから、上記半導体レーザLDが破損するのを阻止できると共に、半導体レーザLDの出射光で人が負傷するのを防止できる。 【0119】また、上記ダイオードD5の順方向電圧V
    D5とE点の電圧V RE5との差以下、かつ、ダイオードD4の順方向電圧V D4とD点の電圧V RE4との和以上の入力電圧の動作時には、ダイオードD4、ダイオードD5ともに導通状態となる。 このとき、上記抵抗R
    7では電流がグランド方向へ流れ、抵抗R8では電流がベース方向へ流れて、電流ループが形成される。 この場合は、上記入力信号発生部VIが発生した入力電圧に比例した電圧が、トランジスタのゲートに印加される。 【0120】また、上記ダイオードD4の順方向電圧V
    D4とD点の電圧V RE4との和より小さい入力電圧の動作時には、つまり、上記トランジスタR1に与えるべき信号電圧が低くなってダイオードD4においてカソード側よりアノード側が低電位になった時には、ダイオードD4は非導通状態になり、ダイオードD5は導通状態となる。 このとき、上記抵抗R8、ダイオードD5および抵抗R7の順に電流が流れる。 このとき、上記トランジスタTR1のベースに印加される電圧は一定値を取る。 図4の抵抗R7、抵抗R8を含む閉回路において抵抗R8を上向きに流れる電流をI 、抵抗R8、抵抗R
    1を含む閉回路において抵抗R8を上向きに流れる電流をI 、トランジスタTR1、抵抗R1を含む閉回路において抵抗R1を下向きに流れる電流をI 、トランジスタ入力電圧の下限値をVtrとするとキルヒホッフの法則より網目方程式は以下のようになる。 【0121】V RE5 =(I +I )×R8+V D5
    ×R R7 +V RE4RE5 =I ×(R R8 +R R1 ) V VCC =V CE +I ×R R1 +I ×R R1VCC :上記電圧源VCCの直流電圧hFE:直流電流増幅率V CE :トランジスタTR1のコレクタ−エミッタ間の電圧R R1 :抵抗R1の抵抗値R R8 :抵抗R8の抵抗値また、I +I =hFE×I の関係があることより、ベースに加わる一定の入力電圧Vtrは、 Vtr=((hFE×(V RE4 +V D5 )−V VCC +V
    CE )/(R R7 +R R8 ))+(V VCC −V CE )/(R
    R1 ×hFE))×R R8 +V RE5となる。 これにより、上記半導体レーザLDに流れる電流の下限を制御できる。 したがって、上記トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧が過度に下がらないから、半導体レーザLDの応答速度が遅くならない。 【0122】また、上記第2の実施の形態の回路構成では、負荷インピーダンスが低い場合、ダイオードがオフの状態でも抵抗での電圧降下が起こり、クリップレベルの両側における信号の伝達特性の比が小さくなるが、第3の実施の形態ではこれを防ぐことができる。 【0123】上記半導体発光素子の駆動装置を光無線通信システムの送信装置または送受信装置に設けてもよい。 【0124】(第4の実施の形態)図5は本発明の第4
    の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 この半導体発光素子の駆動装置は、図5に示すように、リミッタ回路の構成のみが、図1の半導体発光素子の駆動装置と異なる。 したがって、図5において、
    図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成部と同一参照番号を付して詳しい説明を省略する。 【0125】上記第4の半導体発光素子の駆動装置は、
    第2の実施の形態のリミッタ回路において3端子レギュレータを取り除き、図5に示すリミッタ回路を用いてバイアスを自動化したものである。 具体的には、上記第4
    の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置におけるリミッタ回路は、トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の上限を制御するためのダイオードD6、抵抗R
    12および定電圧発生回路としての第1の並列回路からなる並列ダイオード型のクリッパを含むと共に、トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の下限を制御するためのダイオードD7、抵抗R9および定電圧発生回路としての第2の並列回路からなる直列ダイオード型のクリッパを含んでいる。 【0126】上記第1の並列回路は、抵抗R10と、この抵抗R10に並列に接続されたコンデンサC1とからなっている。 また、上記第2の並列回路は、抵抗R11
    と、この抵抗R11に並列に接続されたコンデンサC2
    とからなっている。 そして、上記第1,第2の並列回路は、トランジスタTR1と並列になるように接続されている。 また、上記抵抗R12は、一端が入力信号発生部VIに接続され、他端がダイオードD7を介してトランジスタTR1のベースに接続されている。 そのダイオードD7は、抵抗R12およびトランジスタTR1と直列になるように、抵抗R12の他端にアノードが接続されると共に、トランジスタTR1のベースにカソードが接続されている。 また、上記抵抗R12とダイオードD7
    との間を、ダイオードD6および第1の並列回路を介して接地すると共に、ダイオードD7とトランジスタTR
    1のベースとの間を、抵抗R9および第2の並列回路を介して接地している。 上記ダイオードD6は、カソードがグランド側になるように第1の並列回路と接続されている。 【0127】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によれば、トランジスタTR1のベースに与える入力信号が同一波形の繰り返しである場合、コンデンサC1と抵抗R10の時定数が入力信号の繰り返し周期より十分に大きくなるように設定する。 そうすると、上記コンデンサC1に発生するバイアス電圧V C1はほぼ一定となり、
    抵抗R10を流れる電流はV C1 /R R10の一定値をとる。 このR R10は抵抗R10の抵抗値である。 また、上記ダイオードD6が非導通状態の時間△t1にコンデンサC1より放電される電荷は、V C1 ×△t1/
    R10である。 また、上記ダイオードD6が導通状態の時間△t2にコンデンサC1に充電される電荷は、 【数1】

    で与えられる。 なお、上記V

    D6はダイオードD6の順方向電圧であり、R12は抵抗R

    R12の抵抗値である。 【0128】以上から充電される電荷と放電される電荷が等しいと置くことにより、 【数2】 となる。 【0129】そして、上記ダイオードD7、抵抗R9,


    R11およびコンデンサC2を用いた場合も同様に定電圧EC2が求められ、 【数3】 となる。 【0130】このように、上記第1,第2の並列回路を備えているから、3端子レギュレータ等の定電圧発生回路を用いることなくバイアス電圧を自動化することができる。 【0131】また、上記ダイオードD6、コンデンサC


    1および抵抗R10の回路によって、トランジスタTR


    1に与える入力信号の上限値を制限できる。 したがって、上記半導体レーザLDが破損するのを阻止できると共に、半導体レーザLDの出射光で人が負傷するのを防止できる。 【0132】また、上記ダイオードD7、コンデンサC


    2および抵抗R11の回路によって、トランジスタTR


    1に与える入力信号の下限値を制限できる。 したがって、上記半導体レーザLDに流れる電流が発振閾値以下にならず、半導体レーザLDの応答速度が遅くなるのを防ぐことができる。 【0133】上記半導体発光素子の駆動装置を光無線通信システムの送信装置または送受信装置に設けてもよい。 【0134】(第5の実施の形態)図6は本発明の第5


    の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 この半導体発光素子の駆動装置は、図6に示すように、リミッタ回路の構成のみが、図1の半導体発光素子の駆動装置と異なる。 したがって、図6において、


    図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成部と同一参照番号を付して詳しい説明を省略する。 【0135】上記第5の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置におけるリミッタ回路は、図6に示すように、


    トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の上限を制御するためのダイオードD8、抵抗R12および定電圧発生回路としての第1の並列回路からなる並列ダイオード型のクリッパを含むと共に、トランジスタTR1


    のベースに印加する信号電圧の下限を制御するためのダイオードD9、抵抗R9および定電圧発生回路としての第2の並列回路からなる直列ダイオード型のクリッパを含んでいる。 【0136】上記第1の並列回路は、抵抗R10と、この抵抗R10に並列に接続された定電流ダイオードCR


    D1およびコンデンサC3とからなっている。 また、上記第2の並列回路は、抵抗R11と、この抵抗R11に並列に接続された定電流ダイオードCRD1およびコンデンサC4とからなっている。 そして、上記第1,第2


    の並列回路は、トランジスタTR1と並列になるように接続されている。 また、上記抵抗R12は、一端が入力信号発生部VIに接続され、他端がダイオードD9を介してトランジスタTR1のベースに接続されている。 そのダイオードD9は、抵抗R12およびトランジスタT


    R1に直列になるように、抵抗R12の他端とアノードが接続されると共に、トランジスタTR1のベースとカソードが接続されている。 また、上記抵抗R12とダイオードD9との間を、ダイオードD8および第1の並列回路を介して接地すると共に、ダイオードD9とトランジスタTR1のベースとの間を、抵抗R9および第2の並列回路を介して接地している。 上記ダイオードD8


    は、カソードがグランド側になるように第1の並列回路と接続されている。 また、上記定電流ダイオードCRD


    1とコンデンサC3とは互いに直列に接続されていると共に、定電流ダイオードCRD2とコンデンサC4とは互いに直列に接続されている。 【0137】図10は、上記定電流ダイオードCRD


    1,CRD2における電圧V−電流I特性を示すグラフである。 図10に示すように、上記定電流ダイオードC


    RD1,CRD2は、ブレークダウン電圧VB以下の領域で使用し、素子の劣化や破壊を遊けるため通常は動作限界電圧P0V以下で用いられ、その時一定電流IPが得られる特徴を有する。 【0138】上記構成の半導体発光素子の駆動装置は、


    上記第4の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置と同様の効果を奏することができると共に、トランジスタT


    R1に与えられる入力信号が変動している場合においても、定電流ダイオードCRD1,CRD2を通った電流は一定となってコンデンサC3,C4に流れ込むので、


    上記第4の実施の形態ほど大きな時定数を有するコンデンサ、抵抗を用いなくても、コンデンサC3,C4に一定電圧を発生させることができる。 【0139】上記半導体発光素子の駆動装置を光無線通信システムの送信装置または送受信装置に設けてもよい。 【0140】(第6の実施の形態)図7は本発明の第6


    の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 この半導体発光素子の駆動装置は、図7に示すように、リミッタ回路の構成のみが、図1の半導体発光素子の駆動装置と異なる。 したがって、図7において、


    図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成部と同一参照番号を付して詳しい説明を省略する。 【0141】上記第6の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置におけるリミッタ回路は、トランジスタTR1


    のベースに印加する信号電圧の上限を制御するためのトランジスタTR2および抵抗R13,R14を含んでいる。 上記抵抗R14は、入力信号発生部VIに一端が接続されると共に、トランジスタTR1のベースに他端が接続されている。 そして、上記トランジスタTR2は、


    抵抗R14の一端と入力信号発生部VIとの間にベースが接続されると共に、抵抗R14の他端とトランジスタTR1のベースとの間にコレクタが接続されている。 また、上記トランジスタTR2のエミッタは、抵抗R13


    を介して接地されている。 【0142】図11は、上記トランジスタTR2の静特性を示すグラフである。 なお、図11のグラフにおいて、横軸はトランジスタTR2のベース電流IBにあたり、グラフの縦軸はトランジスタTR2のコレクタ電流ICにあたる。 図11に示すように、上記トランジスタTR2は、ベース電流IBが増加していくと、ベース電流値IBS以上ではコレクタ電流ICが飽和し、ICM


    AX以上には増大しなくなる特徴を有する。 【0143】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によれば、トランジスタTR2のベースに入力される入力信号が過大な場合、トランジスタTR2のコレクタ電流I


    Cが飽和するから、半導体レーザLDに流れる電流レベルの上限値を制御することができる。 したがって、上記半導体レーザLDが破損するのを阻止できると共に、半導体レーザLDの出射光で人が負傷するのを防止できる。 ここでは、上記半導体レーザLDに流れる電流レベルの上限値を制御するために、ICMAX値が半導体レーザLDが破損しないレベルに設定されたトランジスタTR2を用いている。 【0144】また、上記トランジスタTR2のベースに入力される入力信号が減少していった場合、トランジスタTR2のベースに入力する電流が減少してカットオフの状態になることにより、入力レベルの下限を制御することができる。 【0145】また、上記第6の実施の形態は、より大きな増幅度を得るための2段増幅回路ではないので、トランジスタTR2の増幅率は大きい値である必要はない。 【0146】上記半導体発光素子の駆動装置を光無線通信システムの送信装置または送受信装置に設けてもよい。 【0147】(第7の実施の形態)図8は本発明の第7


    の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 この半導体発光素子の駆動装置は、図8に示すように、リミッタ回路の構成のみが、図1の半導体発光素子の駆動装置と異なる。 したがって、図8において、


    図1に示した構成部と同一構成部は、図1における構成部と同一参照番号を付して詳しい説明を省略する。 【0148】上記第7の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置におけるリミッタ回路は、トランジスタTR1


    のベースに印加する信号電圧の上限を制御するためのトランジスタTR2および抵抗R15,R16を含んでいる。 上記トランジスタTR2は、ベースが入力信号発生部VIに接続され、コレクタが抵抗R15の一端に接続されている。 上記抵抗R15の他端は、半導体レーザL


    Dのアノードに接続されている。 また、上記トランジスタTR2のエミッタは抵抗R16を介して接地されている。 【0149】上記構成の半導体発光素子の駆動装置によれば、トランジスタTR2のコレクタとトランジスタT


    R1のベースが結合しているから、トランジスタTR2


    の飽和特性により、トランジスタTR1のベースに印加される入力電圧の上限値を制御することができる。 これにより、上記トランジスタTR1のコレクタに接続された半導体レーザLDに流れる電流の上限値が制御される。 その結果、上記半導体レーザLDが破損するのを阻止できると共に、半導体レーザLDの出射光で人が負傷するのを防止できる。 【0150】上記半導体発光素子の駆動装置を光無線通信システムの送信装置または送受信装置に設けてもよい。 【0151】上記第1〜第3の実施の形態においては、


    3端子レギュレータRE1,…,RE5を省略してもよい。 また、上記3端子レギュレータRE1,…,RE5


    の代わりに、ICタイプのレギュレータ、あるいは、抵抗とコンデンサの並列回路などを用いてもよい。 【0152】また、複数個のダイオードを用いてリミッタ回路を構成してもよい。 この場合、定電圧発生回路を省略してもよい。 【0153】本発明では、上記リミッタ回路LIは、トランジスタTR1のベースに印加する信号電圧の上限,


    下限をクリップしていたが、信号電圧の上限,下限のうち少なくとも一方をクリップしてもよい。 【0154】また、上記リミッタ回路LIが含む直列ダイオード型,並列ダイオード型のクリッパは上記実施の形態に限定されない。 つまり、種々の直列ダイオード型,並列ダイオード型のクリッパをリミッタ回路に用いることができる。 【0155】 【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の半導体発光素子の駆動装置は、入力信号発生部と制御素子の制御端子との間に、リミッタ回路が設けられているから、制御素子の制御端子に印加される信号電圧の上限をリミッタ回路で制御して、半導体発光素子が破損するのを阻止できると共に、半導体発光素子の出射光で人が負傷するのを防止できる。 【0156】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記リミッタ回路がツェナーダイオードおよび抵抗を含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御することができる。 【0157】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記リミッタ回路がダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッパを含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御することができる。 【0158】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記リミッタ回路がダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッパを含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御することができる。 【0159】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記リミッタ回路がトランジスタおよび抵抗を含むから、トランジスタの静特性を利用して、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の上限を制御することができる。 【0160】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記リミッタ回路は、ダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる並列ダイオード型のクリッパを含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限をリミッタ回路で制御できる。 【0161】また、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限をリミッタ回路で制御することにより、


    その信号電圧が過度に下がらないから、半導体発光素子の応答速度が遅くなるのを防止できる。 【0162】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記リミッタ回路は、ダイオード、抵抗および定電圧発生回路からなる直列ダイオード型のクリッパを含むから、制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限をリミッタ回路で制御できる。 【0163】また、上記制御素子の制御端子に印加する信号電圧の下限をリミッタ回路で制御することにより、


    その信号電圧が過度に下がらないから、半導体発光素子の応答速度が遅くなるのを阻止できる。 【0164】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記定電圧発生回路が3端子レギュレータまたはI


    Cタイプのレギュレータであるから、新たに電源を設けることなく、定電流を発生させることができる。 【0165】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記定電圧発生回路が、抵抗とコンデンサとを有する並列回路であるから、新たに電源を設けることなく、


    定電流を発生させることができる。 【0166】一実施形態の半導体発光素子の駆動装置は、上記コンデンサに直列に定電流ダイオードが接続されているから、入力信号発生部が発生する入力信号が変動しても、コンデンサに一定の電流を供給することができる。 【0167】また、本発明の光無線通信システムは、上記半導体発光素子の駆動装置を有する送信装置を備えているから、その送信装置の半導体発光素子から過大な光が出射されず、人の存在する自由空間で安心して使用することができる。 【0168】また、上記送信装置ではフィードバック制御をしないから、応答性が遅くなるのを防止できる。 【0169】また、上記送信装置の半導体発光素子の光出力がリミッタ回路で制御されるから、高い光出力の半導体発光素子を光源として用いることができる。 【0170】また、本発明の光無線通信システムは、上記半導体発光素子の駆動装置を有する送受信装置を備えているから、その送受信装置の半導体発光素子から過大な光が出射されず、人の存在する自由空間で安心して使用することができる。 【0171】また、上記送受信装置ではフィードバック制御をしないから、応答性が遅くなるのを阻止できる。 【0172】また、上記送受信装置の半導体発光素子の光出力がリミッタ回路で制御されるから、高い光出力の半導体発光素子を光源として用いることができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】 図1は本発明の半導体発光素子の駆動装置の概念を示す概略回路図である。 【図2】 図2は本発明の第1の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 【図3】 図3は本発明の第2の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 【図4】 図4は本発明の第3の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 【図5】 図5は本発明の第4の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 【図6】 図6は本発明の第5の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 【図7】 図7は本発明の第6の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 【図8】 図8は本発明の第7の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 【図9】 図9は上記第1の実施の形態の半導体発光素子の駆動装置における半導体レーザに流れる電流の時間的な変化を示すグラフである。 【図10】 図10は定電流ダイオードにおける電圧V
    −電流I特性を示すグラフである。 【図11】 図11はトランジスタのベース電流−コレクタ電流特性を示すグラフである。 【図12】 図12は本発明の光無線通信システムの構成を示す概略回路図である。 【図13】 図13は従来の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 【図14】 図14は他の従来の半導体発光素子の駆動装置の概略回路図である。 【図15】 図15は上記第1の実施の形態におけるプリント基板の使用例を説明するための図である。 【図16】 図16は上記第1の実施の形態におけるプリント基板の他の使用例を説明するための図である。 【図17】 図17は上記第1の実施の形態におけるプリント基板の他の使用例を説明するための図である。 【図18】 図18は上記第1の実施の形態におけるプリント基板の他の使用例を説明するための図である。 【符号の説明】 LD 半導体レーザTR1,…,TR4 トランジスタR1,…,R21 抵抗C1,…,C4 コンデンサD1,…,D9 ダイオードZD ツェナーダイオードCRD1,CRD2 定電流ダイオードLI リミッタ回路RE1,…,RE5 3端子レギュレータVI 入力信号発生部

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 7識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/26 10/28

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