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Writing and reading device for optical recording medium

阅读:875发布:2020-06-19

专利汇可以提供Writing and reading device for optical recording medium专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a device and a method for writing and reading to/from an optical recording medium which is equipped with an optical scanner (2) generating a scanning signal (HF) from a reflected beam (3) by scanning a recording medium (1) with a light beam (3), a data slicer (5) converting the scanning signal (HF) outputted by the optical scanner (2) into a binary signal (HF"), an averaging device (6) generating a mean value (M) from the scanning signals (HF', HF") by as an input signal to the data slicer (5), and a controller (14) converting variables (T, OF) of the averaging device (5) and makes the mean value (M) adaptive to disturbance while the recording medium is scanned.
SOLUTION: The controller (4) of this writing and reading device is equipped with output devices (8, 10) for comparison values (S, HFN) and comparators (7, 11) which compares the mean value (M) with the comparison values (S, HFN) and generates a trigger for varying time variables (T, OF) when the mean value is larger or less than the comparison values.
COPYRIGHT: (C)2001,JPO,下面是Writing and reading device for optical recording medium专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 光ビーム(3)で記録媒体(1)を走査し反射した前記ビーム(3)から走査信号(HF)を発生する光スキャナー(2)と、前記光スキャナー(2)
    が出力した走査信号(HF)を二値信号(HF”)に変換するデータスライサー(5)と、前記データスライサー(5)の入力信号として前記走査信号(HF、H
    F”)から平均値(M)を形成する平均化装置(6)
    と、前記平均化装置(6)の変数(T、OF)を変える制御装置(14)を備えた光記録媒体(1)への書き込み/読み出し装置において、 前記制御装置(14)が比較値(S、HFN)の出力装置(8、10)と、前記平均値(M)を前記比較値(S、HFN)と比較する比較器(7、11)を備え、
    前記平均値が前記比較値を越える時又は下回る時前記変数(T、OF)を変えるためトリガーすることを特徴とする光記録媒体への書き込み/読み出し装置。
  • 【請求項2】 閾値(S)が比較値として予め決められ、平均化装置(6)の時定数(T)が変数として変わることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  • 【請求項3】 比較値の出力装置が走査信号(HF)の外挿ゼロ交差(t1−t5)を決める外挿装置(10)
    であって、比較値として前記外挿ゼロ交差(t1−t
    5)で走査信号の値(HFN)を出力し、比較器(1
    1)は比較値(HFN)と平均値(M)間に差がある時、オフセット値(OF)を変えるため平均化装置(6)をトリガーすることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の装置。
  • 【請求項4】 繰り返しチェック装置(12)が比較器(7、11)の後段に配置され、入力が連続した多数の一方向入力信号(A、A”)のみのとき対応する出力信号(A”)を出力することを特徴とする請求項1から3
    のいずれか1つに記載の装置。
  • 【請求項5】アナログ対ディジタル変換器(4)が光スキャナー(2)の後段に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の装置。
  • 【請求項6】 −特定の時定数(Tx、TIx)で入力信号(HF')を積分すること、 −積分した入力信号(HFI)をローパスフィルターに通すこと、 −閾値(S1、S2、S3)を使用してローパスフィルター通過信号(M)をチェックすること、 −前記閾値(S1、S2、S3)を越える時又は下回る時前記時定数(T、Tx、TIx)を変えること、 −前記のローパスフィルター通過信号を平均値(M)として出力すること、 の各段階を有し、連なり長符号化データを読み出す装置のデータスライサー(5)に対する平均値(M)の形成方法。
  • 【請求項7】 −多数の閾値(S1、S2、S3)を使用してチェックし、閾値(S1;S3)又は隣接した2
    つの閾値(S1、S2;S2、S3)により定まる異なる範囲の値として異なる時定数(Tx、TIx)を使用すること、の段階を更に有することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  • 【請求項8】 ローパスフィルター通過信号の代わりに訂正したローパスフィルター通過信号を平均値(M)として出力することを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
  • 【請求項9】 訂正を行うためローパスフィルター通過信号(M)にオフセット値(OF)が加えられることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  • 【請求項10】 −出力信号(HF、HF')の発生ゼロ交差(t1−t5)を決めること、 −前記の発生ゼロ交差(t1−t5)で出力信号値(H
    FN)を決めること、 −前記信号値(HFN)を前記平均値(M)と比較すること、 −前記の比較により前記信号値(HFN)が前記平均値(M)より正側にずれている時は前記平均値(M)を増加すること、 −前記の比較により負側にずれている時は平均値(M)
    を減少すること、 −ずれがない時は平均値(M)を保持すること、 の段階を備えている連なり長符号化データ読み出し装置のデータスライサー(5)に平均値(M)を設定する方法。
  • 【請求項11】 連続した少なくとも2つのゼロ交差(t1−t5)に対する出力信号値(HF、HF')を平均値(M)と比較し、比較値(D(ti))の最小値が同一符号の時のみ前記平均値(M)を変えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  • 【請求項12】 平均値の変化値を請求項9に基づくオフセット値(OF)として使用することを特徴とする請求項10又は11に記載の方法。
  • 【請求項13】 入力信号(HF)に第一にアナログ対ディジタル変換を行い、次にディジタル的に処理することを特徴とする請求項6から12のいずれか1つに記載の方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】この発明は、出信号が整形信号に変換されデータを復号する前にデータスライサーによりいわゆる二値信号又は矩形波形信号に変換される光スキャナーを備えている光記録媒体への書き込み/読み出し装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】前記の種類の装置は、EP−A−800
    163号に開示されている。 前記の装置は、平均値を走査信号から形成しデータスライサーの入力としている。
    制御装置は記録媒体上でデータトラックの領域が異なる境界によりアナログ走査信号内に大きな変化が発生した時平均化処理に対する時定数を変える役割をしている。
    前記の周知の装置はある種類のデータ領域から他の種類のデータ領域への遷移がある時平均値は時定数が変わらないときより高速に適応するが、前記平均値の適応は前記遷移の種類のみに限られる欠点を有している。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、平均値が走査中に光記録媒体の妨害の種類に適応する装置及び方法を提供することである。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】前記の目的は請求項に記載する手段により達成される。

    【0005】前記の目的のため、この発明は前記制御装置に比較値の出力装置と、前記平均値を前記比較値と比較し前記平均値が前記比較値を越える時又は下回る時前記平均値の変数を変えるためトリガーする比較器を備えることを提供している。 これによりデータスライサーが出力する二値信号から第一に形成する再生信号を評価することを必要としない利点がある。 かなり前段にある処理段で使用される信号、即ち平均値を評価することにより装置全体の応答が速くなり、妨害の種類は例えばある種類のデータ領域から他の種類のデータ領域への遷移である特定の種類の妨害に限らない。 前記平均値を適切に選んだ比較値と比較することにより異なる種類の妨害を検出し適合することができる。 前記スキャナーが出力する走査信号は連続して変化するアナログ信号であり、前記平均値を使用するデータスライサーにより整形された二値信号に変換される。 この特許による装置では、データスライサーにより前記走査信号が平均値信号と比較される。 前記走査信号値が前記平均値より大きければ前記二値信号は“ハイ”の値を取り、小さければ“ロー”の値を取る。

    【0006】この発明の一つの変形によれば、閾値を比較値として予め決め平均化装置の時定数としている。 時定数は平均値が閾値を下回る時減少し、越える時増加する。 平均値が閾値の間にあるならば時定数は変わらない。 この変形の一つの利点はいわゆる黒いドットや指紋又は前記出力信号の振幅を下げる他の同様の妨害により発生し読み取れないデータを検出することができることである。 時定数は前記のデータを検出した時小さくなり、通常の読み出し操作に適する大きな時定数より平均値の適応が速くなる。 一般に平均値の適応が速いと再生信号の誤り率が増加する。 これが発生するのは平均値が黒いドット、指紋等により著しく減少する時であり、データが特定の強度を越えた場合でも正しく再生できない。 しかし、この発明による装置では、常に訂正した平均値を形成しデータ領域のあらゆる種類の妨害が終了した所で高速かつ正確にデータを識別できる。 従って既にある誤り訂正方式により従来の方式の装置で可能な時間よりも非常に早い時点で部分的に誤りを含む二値信号から訂正データを再生することができる。 これが可能なのは出力信号の振幅に現れる妨害の終わりで再度長時間訂正した平均値を見出しているからである。 これにより閾値を多数与えることができる特徴があり、時定数が出力信号の振幅内のディップ(dip)の大きさに関係した階段状に変えられる。 時定数がこの様に階段状に変わることにより若干の妨害があっても読み出しに誤りを与えることがなく、更に前記ディップのみが大きくても上記の解決策を使用することができる。

    【0007】この発明は更に走査信号の外挿ゼロ交差を決める外挿装置である比較値出力装置と、比較信号として前記外挿ゼロ交差で走査信号の値を出力するための比較装置であって、比較値と平均値の間に差がある時平均値としてオフセット値を変えるためトリガーすることが特徴である比較器を備えている。 これにより例えば記録媒体でいわゆるオーバー又はアンダーエッチングにより誤りを生ずる過大又は過小のビットデータにより走査信号に発生するオフセットを補償することができる特徴を有している。

    【0008】この発明は前記の比較器の後段に連続した多くの入力信号が同一方向の時対応した出力信号を送出する繰り返しチェック装置を配置することを特徴としている。 これは他の妨害で発生するずれに対し即座に応答しないで同一方向の信号を複数回繰り返すことにより、
    変化要求があることを確かめる時のみ応答する利点を有している。 これにより反対向きの連続した変化が行われる状態で例えば平均値が一定値だけ少しずれる場合を避けることができる。

    【0009】この発明は光スキャナーの後段にアナログ対ディジタル変換器を備えている。 これにより後段の全装置をディジタル的に動作させることができ、その結果製造に柔軟性があり経済的である利点がある。 更に他の利点はディジタル素子がアナログ素子より変数の変化に対し高速に応答し、平均値の適応を早くできることである。

    【0010】連なりの長さを符号化したデータの読み出し装置のデータスライサーに平均値を形成するこの発明に基づく方法は、特定の時定数で入力信号を積分すること、積分した入力信号をローパスフィルターに通すこと及び平均値としてローパスフィルター通過信号を出力し閾値を使用しチェックすることからなる。 前記のローパスフィルター通過信号の値が前記閾値を越える時第一の時定数が設定又は保持される;前記の値が前記の閾値を下回る時は積分に対し第二の時定数が設定又は保持される。 これらの段階はそれぞれのクロック周期又は他の規則的な間隔で行われる。 これにより前記閾値を下回る平均値の減少が大きい時又は前記閾値を越える平均値の増加が大きい時積分器に速い適応を得ることが出来る利点を有している。 この様にして最適値を常に平均値から得ることができ、該最適値は入力信号としてデータスライサーに送られる。

    【0011】この発明は多数の閾値を使用したチェックを行い、ローパスフィルター通過信号を挟む閾値により種々の時定数を与えている。 これによりローパスフィルター通過信号の値、即ち平均値の変化への応答がより良好になる利点を有している。 データの再生が続き平均値の減少が少ない時は、平均値に対する適応の早さが小さくても再生されたデータの誤り率は比較的低い。 この場合、ある条件下では前記訂正方法の性質とその他の要因により誤りの無いデータ信号も再生できる。 平均値の減少が大きい時は、高い誤り率に適応する前記スライサーにより訂正された平均値が形成される。 誤り率が増加すると、殆どの場合少なくとも時々特定のデータを正しく識別し、この発明の装置の特別な機能を保持することができる。 これは訂正された平均値が無い場合でも成り立つ。 ある制御情報、例えば位置又は時間を示すデータ等を識別できる。

    【0012】訂正したローパスフィルター通過信号を平均値として出力できる特徴を有している。 これは前記減少内では現れない閾値を下回る平均値に対し更に訂正できる特徴を有している。 これによりデータ再生の性能が向上する。

    【0013】この発明はローパスフィルター通過信号を訂正するためオフセット値を加える特徴を有している。
    これは例えば記録媒体の製造により生ずるずれを補償できる利点を有している。

    【0014】この発明に基づく方法は更に出力信号の発生ゼロ交差点と前記ゼロ交差で出力信号の値も決定することからなり、前記出力信号を平均値と比較し正側にずれる時は平均値を増加し負側にずれる時は減少しずれが無い時は平均値を保存することを特徴としている。 これは例えば製造中の欠陥により生ずる記録媒体のデータマーキングの長さがずれることによるオフセットを訂正できる特徴である。

    【0015】前記の場合、出力信号の値は平均値と比較する連続した少なくとも二つのゼロ交差に対する出力信号の値であって、ずれの全て又は殆どが同一方向の時のみ該平均値に作られる変化であることを特徴としている。 これはアウトライアー(outlier)又は基本的に一定値の変動により生ずる誤りを防ぐ利点を有している。 特に連続した二つのゼロ交差を評価しずれの両方が正又は両方が負の時のみ変化を行う特徴を有することが判明している。 検討する値の数が多い場合のみずれの値を小さく、例えば10%から15%程度にできる特徴がある。

    【0016】時定数の変化及びオフセット値の変化は同時又は連続的に、基本的には並べて行うことを特徴としている。 これによりそれぞれの変化の利点が組み合わされる利点を有している。

    【0017】この発明は更に入力信号が第一に入力信号にアナログ対ディジタル変換を行い次の段階でディジタル的に処理することを行っている。 これにより上記の全ての方法をディジタル的に行うことができる利点を有する。 ディジタル的にパラメータを変えることは簡単であり、アナログ的に行う場合より速い。 従って全体として平均値の適応が早くなり、二値信号内及び再生データの誤り率が低くなる。

    【0018】この発明の更に他の利点は発明の実施の形態に関して記載した内容に示されている。 この発明に基づく特徴でありここには記載していない他の組み合わせ、更にこの発明内であり当業者が考えることができる改善及び改良があることを理解することができる。

    【0019】

    【発明の実施の形態】図1はこの発明に基づく装置の要素の概略を示す図であり、各要素はこの発明に必須である。 光記録媒体1は例えばCD又はDVDであり、走査ビーム3により走査される。 前記記録媒体1から反射した光は周知の方法で検出され1以上のアナログ電気信号に変換される。 出力された電気信号HFはこの図では簡単に示しており、出力信号HFは光スキャナー2によりアナログ対ディジタル変換器4に送られる。 ディジタル化された出力信号HF'はデータスライサー5に送られる。 該データスライサー5の第2の入力に平均値Mが加えられている。 該データスライサー5は整形した出力信号HF”を出力する。前記の出力信号HF”は前記ディジタル化出力信号HF'が前記平均値Mより大きい時“ハイ(high)”の値を取り、小さい時“ロー(l
    ow)”の値を取る。

    【0020】前記の整形された出力信号HF”は二値信号又は矩形波信号とも呼び、(図示していない)評価装置に送られ光記録媒体上に符号の形で記録されたデータが復元される。同時にこの発明の一つの変形に基づき該整形された出力信号HF”は平均化装置6に送られる。
    これを破線で図示している。 平均化装置6の入力信号は好適にはディジタル化出力信号HF'である。 この発明の一つの変形に基づき整形した出力信号HF”を使用することもできる。該平均化装置6により入力信号の時間平均値Mが形成される。該平均値Mはデータスライサー5と比較器7に送られる。

    【0021】装置8が出力した閾値Sは比較値として比較器7に送られる。 該装置8は1以上の閾値Sを比較器7に送るメモリとして設計されている。 1以上の閾値S
    により定められる値の範囲は平均値Mが置かれている値の範囲であり、この値により該比較器7は時定数発生器9にトリガー信号Aを出力する。 該時定数発生器9は前記トリガー信号Aにより平均化装置6に時定数Tを出力する。

    【0022】ディジタル化された出力信号HF'は更に外挿装置10に送られ、該信号のゼロ交差が発生する位置と該ゼロ交差のディジタル出力信号HF'の値を決定する。 該信号の値HFNは比較器11に送られる。 外挿装置10は例えばディジタル出力信号HF'のそれぞれのディジタル値に線形又は高次の外挿を行い、ディジタル化された該信号の変曲点を決める。 この変曲点はほぼゼロ交差点に対応している。 発生するゼロ交差点はいわゆる最尤検出器を使用して決めることができる。 この種の検出器は当業者に周知であるので詳細は記載しない。

    【0023】前記の比較器11はゼロ交差での出力信号の値HFNを平均値Mと比較しずれがあればトリガー信号A'を出力する。 該トリガー信号A'は繰り返しチェック装置12に送られ、連続した2つ以上の信号が同一符号であるかの結果が決められる。 同一符号即ち一致の場合、前記繰り返しチェック装置12はオフセット値発生器13にトリガー信号A”を出力する。該発生器13
    は該トリガー信号A”からオフセット値OFを発生し平均化装置16に送る。

    【0024】前記平均化装置6は変数である時定数Tの働きをする平均値Mと、オフセット値OFを形成する。
    該オフセット値OFは前述の要素7から13を有する制御装置14により該装置6に送られる。 時定数Tの働きとして平均化装置6は多かれ少なかれゆるやかに応答し入力信号HF”を変える。該オフセット値OFの働きとして最初決定した平均値が該オフセット値により訂正された後平均値Mとして出力される。要素7から9により形成される制御装置9のパスと、要素10から13により形成されるパスはそれぞれ独立したパスでありこの発明に基づく方法を構成している。両方のパスを組み合わせた方法も後述する。

    【0025】図2は出力信号HFと平均値Mの概略図である。 この図で、時間tを横軸にそれぞれの信号の振幅を縦軸に描いている。 高周波出力信号HFを図2の右手に示している。 この図は縮尺通りでない。 前記出力信号HFの上側包絡EHFのみを図2に示している。 平均値Mが上側包絡EHFの高さのほぼ半分にあることが判る。 図2の一番左側及び右側の部分で、前記平均値Mは第一の閾値S1の上にある。 前記の領域で、データは整形された出力信号HF”から検出することが難しくなく、平均化装置6は時定数T1で動作する。前記包絡E
    HFが下がると平均値Mも下がる。 平均値Mが第一の閾値S1と第二の閾値S2の間にあれば平均化装置6はより小さい時定数T2で動作する。 第二の閾値S2と第三の閾値S3間の範囲及び閾値S3未満に対しても同様に時定数T3、T4を適用する。 出力信号HFの平均値は例えば指紋や記録媒体表面の他の汚れである妨害が終わると再び増加する。 小さな時定数T4、T3、T2により、すなわち平均化装置6の慣性が小さいことにより平均値Mは少しの遅れも無く実際の平均値内の上昇をたどる。 この上昇の領域では、第一のデータを正確に読み出すことができる。 これは誤り率が非常に小さいので(図示していない)前記評価装置の誤り訂正により引き続き発生する誤りが補償されるからである。 データの再生はこの発明に基づく装置では従来の技術に基づく装置より早い時点で行われる。

    【0026】図3は図2に比較して時間を拡大して出力信号HFと平均値Mの外形を示す図である。 簡略化のため、平均値Mはこの詳細図では一定である様に示している。 出力信号HFの実際の平均値M'は破線で示される。 ディジタル化した出力信号HF'の個々の値は点で示され、アナログ出力信号HFは実線である。 図示の出力信号HFの半周期あたりディジタル出力信号HF'に対し3個から4個の標本化内挿点があることが判る。 この図は出力信号HF内に発生する最小の半周期であり、
    いわゆる3−T信号である。 実際にはより長い半周期も発生し、この半周期の場合より多くの対応する内挿点がある。 平均すると、データマーキングが記録媒体上に記録されるクロック周期の1Tあたりディジタル出力信号HF'に対し約1つの内挿点がある。 この場合、より長い半周期は図示より大幅に正弦波形からずれる;この時立ち上がり端と立ち下がり端間にはより長い平坦領域があり、全ての長さに対しほぼ同じ外形をしている。

    【0027】外挿装置10はゼロ交差又は最も発生する時点の時点t1、t2、t3を決めるのに使用されている。 平均値Mとゼロ交差の時点t1の出力信号値HF
    (t1)との差D(t1)が決められ繰り返しチェック装置12にトリガー信号A7'として送られる。 該繰り返しチェック装置12により次の対応する差D(t2)
    が前の差D(t1)と同じ符号を持つかチェックされる。 同じ符号の場合、平均値Mは実際の平均値M'に対しオフセットを有する。 トリガー信号A”として例えば差D(t1)とD(t2)はオフセット値発生装置13
    に送られ、例えば平均値を形成しその値を平均化装置にオフセット値OFとして送る。 次の差D(t3)により繰り返しチェック装置12は後続の2つのグループのチェックを開始する。

    【0028】図4は出力信号HF、平均値M及び図3に基づきしかも逆オフセットOFを有する実際の平均値M'の外形を示している。 ゼロ交差のt4及びt5の時点での差D(t4)及びD(t5)はこの図で共に負である。 オフセット値OFは従って逆符号で形成される。

    【0029】図5はこの発明に基づく装置の平均化装置6を示している。 出力信号HFはアナログ対ディジタル変換器4を通過し積分器15に送られる。 時定数Txに対応した係数TIxが前記の積分器に変数として送られる。 短い時定数Txは積分器が速く応答することを意味し、長い時定数Txはゆるく応答することを意味している。 従って、TIxは長い時定数の時値が小さく、短い時定数の時値が大きい。 前記積分器15の出力信号は積分された出力信号HFIであり、ローパスフィルター1
    6に送られる。 ローパスフィルターの出力信号は平均値Mであり、図5では1部分を示している制御装置14と加算器17に送られる。 該加算器17の他の入力にオフセット値OFがあり、出力信号は訂正された平均値M”
    である。

    【0030】積分器15は3つのレジスターRI1、R
    I2、RI3と、3つの加算器AI1、AI2、AI3
    と、乗算器MI1及びインバーターNI1を備えている。 積分器15は数学的方法、いわゆる台形法によりディジタル出力信号HF'の積分を行う。 この場合レジスターRI3に記憶される値である値Y(n)に対し次のことが当てはまる:Y(n)=Y(n−1)+TIx*
    (U(n)+U(n−1))。 ここに、Y(n−1)はレジスターRI3に前に記憶された値であり、加算器A
    I3で乗算器MI1の出力値と加算される。 前記加算器の一方の係数はTIxであり、他方の係数はレジスターRI1とRI2の値であるU(n)とU(n−1)の和である。 レジスターRI3の内容はインバーターNI1
    により反転され加算器AI1に送られ、該加算器AI1
    の他の入力にはディジタル出力信号HF'がある。 積分器15の慣性又は反応速度は係数TIxが変わることにより変化する。

    【0031】3Tから14Tまで取るデータマーキングの長さが異なること及び出力信号HFの半周期の長さが異なることにより、種々の長さの積分時間が出力信号H
    Fの連続した正又は負の値に対し発生する。 これは積分信号HFI内にずれが生じ、該積分信号HFIはローパスフィルター16により滑らかになる。 従って、平均値M内及びデータスライサー5の出力信号内の誤りが減少する。 ローパスフィルター16は入力信号を8分周する分周器TT1と、8個が直列に接続されている9個のレジスターRT1からRT9と、インバーターNT1及び2つの加算器AT1、AT2を有している。

    【0032】制御装置14の右側に比較器7を示している。 該比較器7は3個の比較器71、72、73と、2
    個のANDゲートA1、A2と、を備えている。 平均値Mは第一の比較器71内で第一の閾値S1と比較される。 平均値Mが該閾値S1を越えていればANDゲートA3に信号が出力し、下回っていればANDゲートA1
    に信号が出力する。 平均値Mは比較器72内で第二の閾値S2と比較される;前記閾値S2を越えていればAN
    DゲートA1に信号が出力し、下回っていればANDゲートA2に信号が出力する。 平均値Mは第三の比較器7
    3内で第三の閾値S3と比較される;前記閾値S3を越えていればANDゲートA2に信号が出力し、下回っていればANDゲートA6に信号が出力する。 前記の比較器71から73は装置8により閾値S1からS3までの値を取る。 ANDゲートA1の出力信号はANDゲートA4に送られ、ANDゲートA2の出力信号はANDゲートA5に送られる。 ANDゲートA3からA6は時定数発生器9の一部であり、更にORゲートO1、4個のメモリ要素M1からM4が割り当てられている。 係数T
    I1、TI2、TI3及びTI4は該メモリ要素M1からM4内に記憶されている。 前記平均値Mの位置する範囲により、ANDゲートA3からA6の一つが開き、対応する係数TIxがORゲートO1を通り積分器15に送られる。

    【0033】図6はオフセット値発生器13と前記発生器13に接続されているこの発明に基づく装置の要素を示している。 該オフセット値発生器13はオフセット値OFを図5の加算器17に出力する。 該オフセット値発生器13の入力信号はトリガー信号A”であり、繰り返しチェック装置12により出力される。該オフセット値発生器13の他の入力は信号NNであり、負のゼロ交差を示している。該信号NNはいわゆる立ち下がり端である負の外挿ゼロ交差があると外挿装置10から出力される。いわゆる立ち上がり端である正のゼロ交差の場合外挿装置10は信号NPを出力する。該信号NPとNNによりANDゲートA7、A8がイネーブルにされ、これらのゲートを通過するゼロ交差における出力信号の値H
    FNがレジスターR1及びR2にそれぞれ書き込まれる。 該二つのレジスターR1、R2があることにより連続した二つの値が同じ符号であるかを繰り返しチェック装置12により決定される。 この点で、レジスターR
    1、R2及びANDゲートA7、A8は該繰り返しチェック装置12に少なくとも部分的に割り当てられる要素と見なされる。 該レジスターR1、R2の出力信号は比較器11の比較器要素111、112に送られる。 該比較器要素111、112内において、ゼロ交差で出力信号の値HFNに対応するそれぞれの入力信号は平均値M
    と比較される。 前記の値HFNが平均値Mを越えていれば出力Yが設定され、下回っていれば出力Nが設定される。 該比較器要素111、112の出力は繰り返しチェック装置12のANDゲートA9、A10に接続され、
    比較器要素111、112の両方のY出力がセットされる時ANDゲートA9がセットされ、比較器要素11
    1、112の両方のN出力がセットされる時ANDゲートA10がセットされる。 ANDゲートA9の出力とA
    NDゲートA10の出力は結合器18に送られ、一例として第一のビットがANDゲートA9の状態に対応し第二のビットがANDゲートA10の状態に対応している2ビットトリガー信号A”を出力する。オフセット値発生器13内ではマルチプレクサー19によりA”が二値'10'ならば正の値の+1を出力し、A”が二値'0
    1'ならば負の値の−1を出力する。 該マルチプレクサー19の出力の値はANDゲートA11に送られ、信号NNがある時イネーブルにされ、イネーブル信号ENがある時ANDゲートA12がイネーブルにされる。 マルチプレクサー19の出力はORゲートO2を通り加算器20に送られる。 オフセット値OFは該加算器20の他の入力にあり、該マルチプレクサー19の出力信号によりオフセット値が増加、減少又は保持されレジスターR
    3に記憶される。

    【0034】該オフセット値OFは比較器21に送られ、該オフセット値OFがレジスターR4の上側許容オフセット値OFU及びレジスターR5の下側許容オフセット値OFLと比較される。 該オフセット値OFが上側及び下側許容オフセット値OFU及びOFL間にある時、イネーブル信号ENがセットされ、間にない時ゼロがセットされる。 これによりオフセット値が過度に大きく形成されることを防ぐことができる。 上側及び下側限界値のOFU及びOFLは通常発生する適宜のオフセット値が許容できる様に選定されるが、通常故障による他のオフセット値は取り入れられない。 前記イネーブル信号によりANDゲートA12がイネーブルにされる場合、信号NNが加えられたレジスターR6からの標準オフセット値OFOが出力される。 図示していないが、同時にレジスターR3がリセットされた後加算器20内で加算され、その結果の標準オフセット値OFOが次のクロック周期の間に書き込まれる。 該オフセット値OFF
    が訂正され一定である所まで多数のクロック周期が必要である。 所要の設定速度によりマルチプレクサー19の出力値はより大きく又は小さくなる様に選ばれる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】この発明に基づく装置の概略図である。

    【図2】出力信号と平均値の波形の外形図である。

    【図3】プラス側にずらした平均値と出力信号の波形の外形図である。

    【図4】マイナス側にずらした平均値と出力信号の波形の外形図である。

    【図5】この発明に基づく装置の平均化装置を示す図である。

    【図6】この発明に基づく装置のオフセット値発生装置を示す図である。

    【符号の説明】

    1 光記録媒体 2 光スキャナー 3 走査ビーム 4 アナログ対ディジタル変換器 5 データスライサー 6 平均化装置 7、11、21 比較器 8 装置 9 時定数発生器 10 外挿装置 12 繰り返しチェック装置 13 オフセット値発生装置 14 制御装置 15 積分器 16 ローパスフィルター 17、20 加算器 18 結合器 19 マルチプレクサー

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレクサンデル クラフトヒェンコ ドイツ連邦共和国, デー−78056 ヴィ リンゲン−シュヴェニンゲン, ドイテン ベルクリング 146番地 (72)発明者 マーテン カブツ ドイツ連邦共和国, デー−78052 ヴィ リンゲン, ティロレシュトラーセ 23番 地 (72)発明者 ブリューノ ペイタヴァン フランス国, 38000 グルノーブル, リュ イルヴォイ, 11番地

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