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Correction device for electron beam irradiation position

阅读:56发布:2020-11-17

专利汇可以提供Correction device for electron beam irradiation position专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To automatically cancel the effect of geomagnetism on the irradiation position of an electron beam by controlling the value and direction of a current made to flow to a cancellation coil based on a magnetic flux component detected by a magnetic sensor.
SOLUTION: A giant magnetic resistance(GMR) element 3 as the magnetic sensor is arranged so as to detect the magnetic flux component of a direction almost vertical to the display surface 2 of a cathode-ray tube(CRT) 1. The cancellation coil 7 corrects the irradiation position 6 of the display surface 2 by the electron beam 5 emitted from the electron gun 4 of a CRT 1 by making the current flow. Then, a control circuit 8 controls the value and direction of the current made to flow to the cancellation coil 7 based on the magnetic flux component detected by the GMR element 3. Thus, the control circuit 8 is set so as to make force acting on the electron beam 5 by the geomagnetism and the force acting on the electron beam 5 by the current made to flow to the cancellation coil 7 cancel each other.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO,下面是Correction device for electron beam irradiation position专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 陰極線管の電子銃から出射された電子ビームによる照射位置を補正するキャンセルコイルを有する電子ビーム照射位置の補正装置において、 上記陰極線管の表示面にほぼ垂直な方向の磁束成分を検出する磁気センサーと、 上記磁気センサーによって検出される磁束成分に基づいて上記キャンセルコイルに流される電流の値と方向を制御する制御回路とを有することを特徴とする電子ビーム照射位置の補正装置。
  • 【請求項2】 上記磁気センサーが上記陰極線管の外部から上記表示面に向かう方向の磁束成分を検出したときに、上記制御回路は、上記陰極線管の外部から上記表示面を見たときに上記表示面の中心を軸とする反時計方向の力を上記電子ビームに付与するように、上記キャンセルコイルに流される電流の方向を設定することを特徴とする請求項1記載の電子ビーム照射位置の補正装置。
  • 【請求項3】 上記磁気センサーが上記陰極線管の内部から上記表示面に向かう方向の磁束成分を検出したときに、上記制御回路は、上記陰極線管の外部から上記表示面を見たときに上記表示面の中心を軸とする時計方向の力を上記電子ビームに付与するように、上記キャンセルコイルに流される電流の方向を設定することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の電子ビーム照射位置の補正装置。
  • 【請求項4】 上記磁気センサーが、検出される磁束成分の強度に応じて抵抗値を変える抵抗素子を有し、 上記制御回路が、上記抵抗素子に直列に接続された基準抵抗器と、直列に接続された上記抵抗素子及び上記基準抵抗器の両端に一定の電圧を印加する定電圧源と、上記抵抗素子と上記基準抵抗器との接続点の電圧を増幅して上記キャンセルコイルに印加する増幅回路とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子ビーム照射位置の補正装置。
  • 【請求項5】 上記磁気センサーが、検出される磁束成分の強度に応じて抵抗値を変える第1及び第2の抵抗素子を有し、 上記第1及び第2の抵抗素子が直列に接続されており、 上記第1及び第2の抵抗素子の一方が抵抗値を上げるときに、他方が抵抗値を下げるように上記第1及び第2の抵抗素子を配置し、 上記制御回路が、直列に接続された上記第1及び第2の抵抗素子の両端に一定の電圧を印加する定電圧源と、上記第1及び第2の抵抗素子の接続点の電圧を増幅して上記キャンセルコイルに印加する増幅回路とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子ビーム照射位置の補正装置。
  • 【請求項6】 手動で出力電圧を設定する電圧設定手段と、 上記増幅回路の入力を上記接続点又は上記電圧設定手段の出力端子のいずれかに切り替える切替スイッチとを有することを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載の電子ビーム照射位置の補正装置。
  • 【請求項7】 上記陰極線管のシャドウマスクの着磁を消去する消磁コイルに電流が流れている間、上記キャンセルコイルに電流を流さない消磁制御回路を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電子ビーム照射位置の補正装置。
  • 【請求項8】 上記抵抗素子が、GMR素子であることを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載の電子ビーム照射位置の補正装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管(以下「CRT」という。)を組み込んだテレビやモニターにおいて、地磁気等の外部磁界がCRTの表示面における電子ビームの照射位置に与える影響を自動的に軽減する電子ビーム照射位置の補正装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】図10(a)は、CRTの表示面2を南に向けたときに地磁気により電子ビームに作用する
    1を示す(CRTの表示面2を正面から見ている)説明図である。 同図(a)に示されるように、CRTの表示面2を南に向けたときには、地磁気の磁力線H 1の方向はCRTの外部から表示面2に向かう方向となり、フレミングの法則により、電子ビームには、表示面2の中心を軸とする時計方向の力F 1が作用する。

    【0003】また、図10(b)は、CRTの表示面2
    を北に向けたときに地磁気により電子ビームに作用する力F 2を示す(CRTの表示面2を正面から見ている)
    説明図である。 同図(b)に示されるように、CRTの表示面2を北に向けたときには、地磁気の磁力線H 1の方向はCRTの内部から表示面2に向かう方向となり、
    フレミングの法則により、電子ビームには、表示面2の中心を軸とする反時計方向の力F 2が作用する。

    【0004】従って、図11(a)に示されるように、
    CRTの蛍光体上(R,G,Bで示す。)に照射されるべき電子ビーム40が、図11(b)に示されるように、平方向にずれ、ガードバンド41を超えて隣の蛍光体にまで電子ビームが照射され、色純度不良による色再生品質の低下を招くという問題があった。

    【0005】尚、CRTの表示面2を東又は西に向けたときには、地磁気により電子ビームが受ける力は上又は下向きであるので、色再生品質の低下を生じにくい。

    【0006】上記した地磁気に起因する色再生品質の劣化の問題を解消するため、図12の回路図に示されるような電子ビーム照射位置の補正装置が提案されている。
    同図に示されるように、この補正装置においては、CR
    Tの外周に巻かれたキャンセルコイル7に流される電流の強さを、強度スイッチ51を強、弱、切のいずれかに切り替えることによって設定する。 また、キャンセルコイル7に流される電流の方向を、方向スイッチ52を図12の実線の状態又は破線の状態のいずれかにすることによって切り替える。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した従来の電子ビーム照射位置の補正装置においては、C
    RTの設置場所や設置方向を変えるたびに、使用者が、
    キャンセルコイル7に流す電流の方向や強度を変更しなければ、色再生品質の劣化の問題を解消できなかった。

    【0008】そこで、本発明は、CRTの設置場所や設置方向を変えても電子ビームが地磁気等の外部磁界から受ける影響を自動的に補正することができる電子ビーム照射位置の補正装置を提供することにある。

    【0009】

    【課題を解決するための手段】請求項1の電子ビーム照射位置の補正装置は、陰極線管の電子銃から出射された電子ビームによる照射位置を補正するキャンセルコイルを有し、上記陰極線管の表示面にほぼ垂直な方向の磁束成分を検出する磁気センサーと、上記磁気センサーによって検出される磁束成分に基づいて上記キャンセルコイルに流される電流の値と方向を制御する制御回路とを有することを特徴としている。

    【0010】また、請求項2の電子ビーム照射位置の補正装置は、請求項1の装置において、上記磁気センサーが上記陰極線管の外部から上記表示面に向かう方向の磁束成分を検出したときに、上記制御回路は、上記陰極線管の外部から上記表示面を見たときに上記表示面の中心を軸とする反時計方向の力を上記電子ビームに付与するように、上記キャンセルコイルに流される電流の方向を設定することを特徴としている。

    【0011】また、請求項3の電子ビーム照射位置の補正装置は、請求項1又は2の装置において、上記磁気センサーが上記陰極線管の内部から上記表示面に向かう方向の磁束成分を検出したときに、上記制御回路は、上記陰極線管の外部から上記表示面を見たときに上記表示面の中心を軸とする時計方向の力を上記電子ビームに付与するように、上記キャンセルコイルに流される電流の方向を設定することを特徴としている。

    【0012】また、請求項4の電子ビーム照射位置の補正装置は、請求項1乃至3のいずれかの装置において、
    上記磁気センサーが、検出される磁束成分の強度に応じて抵抗値を変える抵抗素子を有し、上記制御回路が、上記抵抗素子に直列に接続された基準抵抗器と、直列に接続された上記抵抗素子及び上記基準抵抗器の両端に一定の電圧を印加する定電圧源と、上記抵抗素子と上記基準抵抗器との接続点の電圧を増幅して上記キャンセルコイルに印加する増幅回路とを有することを特徴としている。

    【0013】また、請求項5の電子ビーム照射位置の補正装置は、請求項1乃至3のいずれかの装置において、
    上記磁気センサーが、検出される磁束成分の強度に応じて抵抗値を変える第1及び第2の抵抗素子を有し、上記第1及び第2の抵抗素子が直列に接続されており、上記第1及び第2の抵抗素子の一方が抵抗値を上げるときに、他方が抵抗値を下げるように上記第1及び第2の抵抗素子を配置し、上記制御回路が、直列に接続された上記第1及び第2の抵抗素子の両端に一定の電圧を印加する定電圧源と、上記第1及び第2の抵抗素子の接続点の電圧を増幅して上記キャンセルコイルに印加する増幅回路とを有することを特徴としている。

    【0014】また、請求項6の電子ビーム照射位置の補正装置は、請求項4又は5の装置において、手動で出力電圧を設定する電圧設定手段と、上記増幅回路の入力を上記接続点又は上記電圧設定手段の出力端子のいずれかに切り替える切替スイッチとを有することを特徴としている。

    【0015】また、請求項7の電子ビーム照射位置の補正装置は、請求項1乃至6のいずれかの装置において、
    上記陰極線管のシャドウマスクの着磁を消去する消磁コイルに電流が流れている間、上記キャンセルコイルに電流を流さない消磁制御回路を有することを特徴としている。

    【0016】また、請求項8の電子ビーム照射位置の補正装置は、請求項4又は5の装置において、上記抵抗素子が、GMR素子であることを特徴としている。

    【0017】

    【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。

    【0018】実施の形態1 図1(a)は、本発明の実施の形態1による電子ビーム照射位置の補正装置(CRTの表示面を南に向けて置いた場合)を概略的に示す構成図であり、図1(b)は、
    図1(a)に示されるようにCRTを置いたときにキャンセルコイルが作る磁界により電子ビームに作用する力を示す(CRTの表示面を正面から見ている)図である。 また、図2(a)は、実施の形態1の電子ビーム照射位置の補正装置(表示面を北に向けて置いた場合)を概略的に示す構成図であり、図2(b)は、図2(a)
    に示されるようにCRTを置いたときにキャンセルコイルが作る磁界により電子ビームに作用する力を示す(C
    RTの表示面を正面から見ている)図である。

    【0019】図1(a)及び図2(a)に示されるように、実施の形態1の電子ビーム照射位置の補正装置は、
    CRT1の表示面2にほぼ垂直な方向の磁束成分を検出するように配置された磁気センサーとしてのGMR(G
    iant MagneticResistance)素子3と、電流を流すことにより、CRT1の電子銃4から出射された電子ビーム5による表示面2の照射位置6
    を補正するキャンセルコイル7と、GMR素子3によって検出される磁束成分に基づいてキャンセルコイル7に流される電流の値と方向を制御する制御回路8とを有する。

    【0020】図3は、実施の形態1の電子ビーム照射位置の補正装置の構成を概略的に示す回路図である。 図3
    に示されるように、この制御回路8は、GMR素子3の一方の端子3aに接続された可変抵抗器11と、この可変抵抗器11に正電圧を印加する直流電源12と、GM
    R素子3の他方の端子3bに負電圧を印加する直流電源13とを有する。 また、制御回路8は、GMR素子3の一方の端子3aに接続された+端子を持つオペアンプ1
    4と、オペアンプ14の出力を−端子に帰還させる帰還抵抗15及び帰還コンデンサ16と、オペアンプ14の−端子とアースとの間に備えられた抵抗17とを有する。

    【0021】図4は、図1乃至図3に示されたGMR素子3の特性を示す図である。 GMR素子3は、0.1ガウス程度以上の磁界の変化に対応して端子3a及び3b
    間の抵抗値を変える特性を持つ。 図4に示されるように、実施の形態1による電子ビーム照射位置の補正装置においては、CRT1の表示面2を南(即ち、地球のN
    極)に向けた場合にGMR素子3の抵抗値R 3が高くなり、表示面2を東又は西に向けた場合にGMR素子3の抵抗値R 3が中位の値R 0となり、表示面2を北(即ち、
    地球のS極)に向けた場合にGMR素子3の抵抗値R 3
    が低くなるように、CRT1に対するGMR素子3の取付方向を設定する。 また、図3において、可変抵抗器1
    1の抵抗値は、表示面2を東又は西に向けたときに、オペアンプ14の+端子が0[V]となるように設定する。

    【0022】次に、上記構成を有する実施の形態1の電子ビーム照射位置の補正装置の動作について説明する。

    【0023】CRT1の表示面2を南に向けた場合には、地磁気による磁力線は図1(a)にH 1で示すように、CRT1の外部から表示面2に向かう方向となり、
    図10(a)に示されるように、電子ビームには地磁気による時計方向の力F 1が作用する。 この時、GMR素子3は磁力線H 1で示される地磁気を検出し、検出された地磁気の強さに応じて抵抗値R 3を高くするので、オペアンプ14の+端子に印加される電圧V 1は検出された地磁気の強さに応じた値を持つ正電圧となる。 このため、オペアンプ14の出力電圧V 2も検出された地磁気の強さに応じた値を持つ正電圧となり、キャンセルコイル7には、検出された地磁気の強さに応じた値を持つ電流I 1が流れる。 図1(a)に示されるように、キャンセルコイル7に電流I 1が流されたときには、フレミングの法則により、図1(b)に示されるように、表示面2に入射する電子ビームには表示面2の中心を軸として反時計方向の力F 3が作用し、この力F 3は検出された地磁気の強さに応じた値を持つ。 このため、図10(a)
    に示される地磁気により電子ビーム5に作用する力F 1
    とキャンセルコイル7に流される電流I 1により電子ビーム5に作用する力F 3とが互いに打ち消し合うように制御回路8を設定することによって、地磁気が電子ビームの照射位置に与える影響を自動的に打ち消すことができる。

    【0024】逆に、CRT1の表示面2を北に向けた場合には、地磁気による磁力線は図2(a)にH 1で示すように、CRT1の内部から表示面2に向かう方向となり、図10(b)に示されるように、電子ビーム5には地磁気による反時計方向の力F 2が作用する。 この時、
    GMR素子3は磁力線H 1で示される地磁気を検出し、
    検出された地磁気の強さに応じて抵抗値R 3を低下させるので、オペアンプ14の+端子の電圧V 1は検出された地磁気の強さに応じた値を持つ負電圧となる。 このため、オペアンプ14の出力電圧V 2も検出された地磁気の強さに応じた値を持つ負電圧となり、キャンセルコイル7には、検出された地磁気の強さに応じた値を持つ電流I 2が流れる。 図2(a)に示されるように、キャンセルコイル7に電流I 2が流れたときには、図2(b)
    に示されるように、表示面2に入射する電子ビーム5には表示面の中心を軸として時計方向の力F 4が作用し、
    この力F 4は検出された地磁気の強さに応じた値を持つ。 このため、図10(b)に示される地磁気により電子ビーム5に作用する力F 2とキャンセルコイル7に流される電流I 2により電子ビーム5に作用する力F 4とが互いに打ち消し合うように制御回路8を設定することによって、地磁気が電子ビームの照射位置に与える影響を自動的に打ち消すことができる。

    【0025】同様に、CRT1の表示面2を北西や南東等の他の方向に向けた場合にも、GMR素子3は表示面2にほぼ垂直な磁束成分に応じた抵抗値R 3を示すので、電子ビーム照射位置を適切に補正することができる。

    【0026】尚、キャンセルコイル7は、図5に示されるように、CRT1のファンネル部に数10回巻き付けたものである。

    【0027】また、キャンセルコイル7の形状は、CR
    T1の表示面2に交差する方向の磁界を発生させることができる形状であれば、他の形状であってもよい。

    【0028】さらに、磁気センサーとしてのGMR素子3に変えて安価なMR素子又はホール素子を用いてもよい。 この場合には、帰還抵抗15の抵抗値を大きくするか、抵抗17の抵抗値を小さくする等してオペアンプ1
    4の増幅率を大きくすることが望ましい。

    【0029】実施の形態2 図6は、実施の形態2の電子ビーム照射位置の補正装置の構成を概略的に示す回路図である。 図6に示されるように、実施の形態2の電子ビーム照射位置の補正装置は、図3における可変抵抗器11をGMR素子21で置き換え、かつ、GMR素子3及び21を可変式の分圧抵抗器22を介して接続している点が上記実施の形態1の場合と相違する。 尚、図6において、図3の構成と同一又は対応する構成には同一の符号を付す。

    【0030】図6に示されるように、実施の形態2における制御回路20においては、GMR素子3の端子3a
    及びGMR素子21の端子21aが分圧抵抗器22の両端に接続されている。 また、GMR素子3の端子3b
    は、負電圧を印加する直流電源13に接続されている。
    また、GMR素子21の端子21bは、正電圧を印加する直流電源12に接続されている。 さらに、制御回路2
    0は、分圧抵抗器22の出力端子に接続された+端子を持つオペアンプ14と、オペアンプ14の出力を−端子に帰還させる帰還抵抗15及び帰還コンデンサ16と、
    オペアンプ14の−端子とアースとの間に備えられた抵抗17とを有する。

    【0031】図7は、図6に示されたGMR素子21の特性を示す図である。 図4及び図7に示されるように、
    実施の形態2による電子ビーム照射位置の補正装置においては、CRT1の表示面2を南(即ち、地球のN極)
    に向けた場合にGMR素子3の抵抗値R 3が高くなりG
    MR素子21の抵抗値R 21が低くなり、表示面2を東又は西に向けた場合にGMR素子3の抵抗値R 3及びGM
    R素子21の抵抗値R 2 1がいずれも中位の値R 0となり、表示面2を北(即ち、地球のS極)に向けた場合にGMR素子3の抵抗値R 3が低くなり、GMR素子21
    の抵抗値R 21が高くなるように、CRT1に対するGM
    R素子3及びGMR素子21の取付方向を設定する。
    尚、図6において、分圧抵抗器22は、表示面2を東又は西に向けたときに、オペアンプ14の+端子が0
    [V]となるように設定する。

    【0032】以上の構成を有する実施の形態2の電子ビーム照射位置の補正装置においては、地磁気の検出感度を実施の形態1の場合に比べて2倍にすることができる。

    【0033】尚、実施の形態2において、上記以外の点は上記実施の形態1の場合と同一である。

    【0034】実施の形態3 図8は、実施の形態3の電子ビーム照射位置の補正装置の構成を概略的に示す回路図である。 図8に示されるように、実施の形態3の電子ビーム照射位置の補正装置は、制御回路23に、直流電源12に接続された可変式の分圧抵抗器24と、オペアンプ14の+端子への入力をGMR素子3の抵抗値R 3に基づく電圧V 1にする自動補正モードにするか、分圧抵抗器24の調節によって決められる電圧V 3にする手動補正モードにするかの切り替えを行うことができる切替スイッチ25を有する点のみが実施の形態1の補正装置と相違する。 尚、図8において、図3の構成と同一又は対応する構成には同一の符号を付す。

    【0035】実施の形態3の補正装置によれば、使用者が、地磁気による影響を自動的に補正するモード又は地磁気による影響を補正しないモードのいずれかを選択することができる。

    【0036】尚、実施の形態3において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同一である。

    【0037】また、実施の形態3の構成を上記実施の形態2に組み込むこともできる。

    【0038】実施の形態4 図9は、実施の形態4の電子ビーム照射位置の補正装置の構成を概略的に示す回路図である。 図9に示されるように、実施の形態4の電子ビーム照射位置の補正装置は、オペアンプ14とキャンセルコイル7との間に備えられたリレースイッチ31と、このリレースイッチ31
    の動作を制御する消磁制御回路32とを有する。

    【0039】また、図9において、33は消磁コイル、
    34はポジスタ、35はAC100Vの商用交流電源、
    36はスイッチを示す。 CRT1のシャドウマスク(図示せず)が着磁したときは、消磁コイル33に電流を流すことによってシャドウマスク(図示せず)の着磁を消去する。 消磁制御回路32は、消磁コイル33に電流を流すときに、キャンセルコイル7に電流を流さないようにリレースイッチ31がオフになるように制御する。 具体的には、消磁コイル33に電流が流れている約10秒間は、リレースイッチ31の接点を開いてキャンセルコイル7に電流が流れないようにする。

    【0040】実施の形態4の補正装置によれば、キャンセルコイル7に流れる電流により、消磁コイル33による消磁動作に対する悪影響をなくすることができる。

    【0041】尚、実施の形態4において、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同一である。

    【0042】また、実施の形態4の構成を上記実施の形態2又は3に組み込むこともできる。

    【0043】

    【発明の効果】請求項1の発明によれば、磁気センサーによって検出される磁束成分に基づいてキャンセルコイルに流される電流の値と方向を制御するので、地磁気が電子ビームの照射位置に与える影響を自動的に打ち消すことができるという効果がある。

    【0044】また、請求項2の発明によれば、陰極線管の外部から表示面に向かう方向の磁束成分を検出したときに、反時計方向の力を電子ビームに付与するようにキャンセルコイルに流される電流の方向を設定しているので、地磁気が電子ビームの照射位置に与える影響を自動的に打ち消すことができるという効果がある。

    【0045】また、請求項3の発明によれば、陰極線管の内部から表示面に向かう方向の磁束成分を検出したときに、時計方向の力を電子ビームに付与するようにキャンセルコイルに流される電流の方向を設定しているので、地磁気が電子ビームの照射位置に与える影響を自動的に打ち消すことができるという効果がある。

    【0046】また、請求項4の発明によれば、抵抗素子に直列に接続された基準抵抗器と、直列に接続された抵抗素子及び基準抵抗器の両端に一定の電圧を印加する定電圧源と、抵抗素子と基準抵抗器との接続点の電圧を増幅してキャンセルコイルに印加する増幅回路とからなる簡単な回路によって、地磁気が電子ビームの照射位置に与える影響を自動的に打ち消すことができるという効果がある。

    【0047】また、請求項5の発明によれば、2つの抵抗素子を直列に接続し、かつ、一方が抵抗値を上げるときに、他方が抵抗値を下げるように配置することによって、地磁気の検出感度を2倍にすることができるという効果がある。

    【0048】また、請求項6の発明によれば、使用者の選択により、地磁気による影響を自動的に補正するモード又は地磁気による影響を補正しないモードのいずれかを選択することができるという効果がある。

    【0049】また、請求項7の発明によれば、陰極線管のシャドウマスクの着磁を消去する消磁コイルに電流が流れている間、キャンセルコイルに電流を流さない消磁制御回路を備えたので、キャンセルコイルに流れる電流により、消磁コイルによる消磁動作に対する悪影響をなくすることができるという効果がある。

    【0050】また、請求項8の発明によれば、抵抗素子をGMR素子としたので、地磁気の検出感度を高くすることができるという効果がある。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 (a)は、本発明の実施の形態1によるCR
    Tにおける電子ビーム照射位置の補正装置(表示面を南に向けて置いた場合)を概略的に示す構成図であり、
    (b)は、同図(a)に示されるようにCRTを置いたときにキャンセルコイルが作る磁界により電子ビームに作用する力F 3を示す図である。

    【図2】 (a)は、実施の形態1の補正装置(表示面を北に向けて置いた場合)を概略的に示す構成図であり、(b)は、同図(a)に示されるようにCRTを置いたときにキャンセルコイルが作る磁界により電子ビームに作用する力F 4を示す図である。

    【図3】 実施の形態1の補正装置の構成を概略的に示す回路図である。

    【図4】 図1乃至図3に示されたGMR素子3の特性を示す図である。

    【図5】 キャンセルコイル7の他の例を示す図である。

    【図6】 本発明の実施の形態2の補正装置の構成を概略的に示す回路図である。

    【図7】 図6に示されたGMR素子21の特性を示す図である。

    【図8】 実施の形態3の補正装置の構成を概略的に示す回路図である。

    【図9】 実施の形態4の補正装置の構成を概略的に示す回路図である。

    【図10】 (a)は、CRTの表示面2を南に向けたときに地磁気により電子ビームに作用する力F 1を示す説明図であり、(b)は、CRTの表示面2を北に向けたときに地磁気により電子ビームに作用する力F 2を示す説明図である。

    【図11】 (a)は、CRTの蛍光体上に正常に照射される電子ビームを示し、(b)は、電子ビームが水平方向にずれた場合を示す説明図である。

    【図12】 従来の電子ビーム照射位置の補正装置の回路図である。

    【符号の説明】

    1 CRT、 2 表示面、 3,21 GMR素子、
    4 電子銃、 5電子ビーム、 6 電子ビーム照射位置、 7 キャンセルコイル、 8,20,23 制御回路、 11 可変抵抗器、 12,13 電源、
    14 オペアンプ、 22,24 分圧抵抗器、 25
    切替スイッチ、 31 リレースイッチ、 32 消磁制御回路。

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