Field programmable gate array

阅读:673发布:2023-05-24

专利汇可以提供Field programmable gate array专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To realize the programming of a programmable element, to reduce power consumption in the programming, to eliminate restriction on a logic block and a program procedure by excluding the effect of an anti-fuse already programmed when the anti-fuse is programmed and to quicken the test of a wiring resource.
CONSTITUTION: While an anti-fuse A
22 is programmed, when an anti-fuse A
21 is going to program, a programming voltage is imparted between 1st C
1 wiring and 2nd R
2 wiring to which a programmable element being an object of program is connected. Since a smaller voltage than the programming voltage is imparted between 1st wiring and 2nd wiring to which other programmable elements are connected and they are floated, no short-circuit between power supplies is caused. Furthermore, the wiring resource is tested by imparting some potential to a wiring to be tested, imparting an opposite potential to the potential to one end and discriminating a potential at the other end.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO,下面是Field programmable gate array专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】第1の配線の複数からなる第1配線群と、 第2の配線の複数からなる第2配線群と、 前記第1、第2の配線の少なくとも一つの交叉部分にアレイ状に設けられ、一端が前記第1の配線に接続され、
    他端が前記第2の配線に接続され、前記第1、第2の配線間にプログラミング電圧を印加することによりプログラムされて、前記第1、第2の配線の遮断と導通の一方から他方へ切り換わるプログラマブル素子の複数と、 前記第1、第2の配線に電圧を与える電圧供給手段であって、プログラム対象とするプログラマブル素子が接続された第1、第2の配線間にはプログラミング電圧を与え、プログラム対象外のプログラマブル素子が接続された第1、第2の配線間には前記プログラミング電圧よりも小さくプログラマブル素子の状態が変化しないような中間電位を与える、電圧供給手段と、を備えることを特徴とする、フィールドプログラマブルゲートアレイ。
  • 【請求項2】前記電圧供給手段は、前記プログラムの実施時には、プログラム対象外のプログラマブル素子が接続された前記第1、第2の配線は前記中間電位を保ちつつ浮遊状態にするものとして構成されている、請求項1
    のフィールドプログラムブルゲートアレイ。
  • 【請求項3】前記電圧供給手段は、前記第1の配線に対して前記プログラミング電位と前記中間電位とを供給可能であり、前記第2の配線に対しては接地電位と前記中間電位とを供給可能なものとして構成されている、請求項1または2に記載のフィールドプログラムブルゲートアレイ。
  • 【請求項4】前記電圧供給手段は、PMOSトランジスタを介して前記第1の配線に電圧を与え、NMOSトランジスタを介して前記第2の配線に電圧を与えるものである、請求項3記載のフィールドプログラマブルゲートアレイ。
  • 【請求項5】第1の配線の複数からなる第1配線群と、 第2の配線の複数からなる第2配線群と、 前記第1の配線と第2の配線の少なくとも一つの交叉部分に設けられ、一端が前記第1の配線に接続され、他端が前記第2の配線に接続され、その両端にプログラム電圧を印加することにより両者を選択的に導通あるいは遮断するスイッチング手段と、 少なくとも1つの入力端子と、少なくとも1つの出力端子を有し、それらの出力端子の少なくとも一つが前記第1の配線のいずれかと接続された回路ブロックの複数と、 前記回路ブロックの出力端子を、少なくとも前記スイッチング手段のプログラム時に、入力端子の電位によらず、電源線ならびに接地線の少なくとも一方と遮断することができる手段とを備えるフィールドプログラマブルゲートアレイ。
  • 【請求項6】前記遮断することができる手段として、その両端にプログラム電圧を印加することにより両者を選択的に導通あるいは遮断するスイッチング手段を備えることを特徴とするフィールドプログラマブルゲートアレイ。
  • 【請求項7】前記遮断することができる手段として、トランジスタを用いることを特徴とするフィールドプログラマブルゲートアレイ。
  • 【請求項8】被試験配線の一方の端に接続された高電位あるいは低電位を与える電圧供給手段と、 前記一方の端に設けられた電圧供給手段が供給する電位と逆の電位を、その配線に与える電圧供給手段と、 前記一方の端とは異なる他方の端に接続され、他方の端の電位が前記一方の端に設けられた電圧供給手段が与える電位であるか否かを判定する手段とを備えることを特徴とするフィールドプログラマブルゲートアレイ。
  • 【請求項9】前記電圧供給手段が与える電位であるか否かを判定する手段として、 前記電圧供給手段が与える電位が高電位である場合には、高電位からp型電界効果トランジスタのしきい値分より低くなったときのみ高電位を出力、それ以外の場合は低電位を出力し、 前記電圧供給手段が与える電位が低電位である場合には、低電位からn型電界効果トランジスタのしきい値分より高くなったときのみ低電位を出力、それ以外の場合は高電位を出力することを特徴とする請求項8に記載のフィールドプログラマブルゲートアレイ。
  • 【請求項10】前記被試験配線以外の配線のうち、少なくとも隣接あるいは交叉する配線の電位を、少なくとも試験中においては、前記被試験配線の一方の端に接続された高電位あるいは低電位を与える電圧供給手段とは異なる電位を与えておく事を特徴とする請求項8に記載のフィールドプログラマブルゲートアレイ。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:FieldProgrammable Gate
    Array)に関する。

    【0002】

    【従来の技術】プログラマブル・アレイを用いた回路は、特定用途向けIC(ASIC:Application Specified I
    C )などの少量生産品や試作用ICとして用いられてきた。 従来から、このようなプログラマブル・アレイを用いた回路として、マスクレベルでカスタマイズされる、
    即ち需要者の要求する仕様のものにされるゲートアレイ(GA)やスタンダードセル(SC)、ユーザ自身の手元でカスタマイズされるPLA(Programmable Logic A
    rray)などが代表的なものとして用いられてきている。
    SCは、LSI内で使用される論理回路ブロックをあらかじめコンピュータに登録しておき、コンピュータの自動処理によって、これらの論理回路ブロックを配置・配線してユーザが所望の製品をつくるものである。 またG
    Aは、論理ゲートを構成する基本回路をあらかじめ半導体基板上にアレイ状に形成しておき、スタンダードセルと同様に、自動配線により配線パターンを決定してユーザが所望するLSIを作るものである。 これらは、始めからすべて設計する必要がある通常のLSIに比べると、開発期間が短いという利点を有する。 しかし、これらの方式でも、ユーザが設計し、自動配置・配線が終わった後に製造工程が必要であり、設計完了から製品完成まで、数週間から数ケ月かかるという問題がある。 即ちGAやSCは任意の論理回路を実現できるという利点がある反面、PLAに比較して開発費が高く開発期間も長いという欠点がある。 これに対し、PLAは、低コスト・短期間でカスタマイズできるものの、実現可能な回路に制限がある。 近年、これら両者のデバイスの短所を補うべく、GAのように任意の回路を、PLAのようにユーザの手元で開発できるという特徴を有するFPGAと呼ばれるデバイスが開発されている。 このFPGAは、
    複数あるいは単体のトランジスタからなる基本セルと、
    それらを繋ぐための配線及びプログラマブル素子を予め配置しておき、ユーザがそれらのプログラマブル素子をプログラムすることにより所望の回路を得るものである。 このようなデバイスとして、プログラマブル素子や基本セルの異なるさまざまなデバイスが開発されている。

    【0003】次に、上記プログラマブル素子として、例えば、ロジックブロックにつながる縦横の配線の交叉部分を導通/遮断するためにアンチヒューズを用いた、F
    PGAについて説明する。

    【0004】図1には、プログラマブル素子としてアンチヒューズAを用いたFPGAを示す。 これらのアンチヒューズAのうちの任意のものを選択的にプログラムすることにより、所望の論理回路が得られる。 各アンチヒューズAは、図中縦方向に走る第1の配線群LG1と、
    横方向に走る第2の配線群LG2との交叉部分に設けられている、第1の配線Cと第2の配線Rは立体的に交叉している。 これらの配線群を配線リソースと呼ぶこともある。 そして、各アンチヒューズAは、未プログラム状態においては、第1の配線と第2の配線を遮断した状態にあり〔図2(a)参照〕、プログラム済の状態においては、第1の配線と第2の配線を接続した状態となる〔図2(b)参照〕。 以後の例においてもプログラム前、プログラム済のアンチヒューズのシンボルとしてそれぞれ図2の上方に示したものを用いる。

    【0005】図3はプログラムの手順を説明するために、図1におけるロジックブロックLBを省略し、配線群とその交叉部分に存在するアンチヒューズを抜き出して描いたものである。 図3(a)に示すのはプログラム前の状態であるが、この状態からA22で示すアンチヒューズをプログラムするには、例えば、配線C2、R2
    にそれぞれプログラム電位VPP、接地電位GNDを与えその他の配線には中間電位(約VPP/2)を与えればよい。 その結果、非選択のアンチヒューズの両端にはアンチヒューズがプログラムされない電位差しか印加されず、アンチヒューズA22の両端のみにプログラム電圧が印加されるので選択的にプログラムすることができる。 アンチヒューズA22のプログラム中の電位関係を示したのが図3(b)である。 続いて(c)に示すようにアンチヒューズA21をプログラムしようとしてC
    1、R2にそれぞれプログラム電位VPP、接地電位G
    NDを与え、その他の配線には中間電位(VPP/2)
    を与えようとすると、既にプログラム済みでR2とC2
    を短絡しているアンチヒューズA22により、接地電位と中間電位の間が接続され、過大な電流が流れてしまう。 この電流はプログラムされたアンチヒューズ数に比例して大きくなる。 このためプログラム中の消費電が大きくなったり、場合によっては配線群に意図した電位が印加されずに、選択のアンチヒューズがプログラムできないなどの問題があった。

    【0006】また図8は、あらかじめ入力端子G1、G
    2を共通とした、あるいはプログラムにより入力を共通とした複数のロジックブロックの出力部を示したものであり各ロジックブロックLB1〜LB6をMIL記号で示すと図9のようになる。 図8中V1、V2はプログラム終了後に、それぞれ電源電位、接地電位を与えるための配線であるが、プログラム中は浮遊電位としてある。
    その理由は、入力端子G1、G2の電位の如何によらず、ロジックブロックLB1、LB3、LB4、LB6
    においては、出力部を構成するp型電界効果トランジスタ、n型電界効果トランジスタのうち少なくとも一方がON状態にあり、プログラムするために配線R1,R
    3,R4,R6に印加した電位が電源位置、あるいは接地電位と短絡され消費電流が大きくなったりプログラムが正常に行われない可能性があるためである。

    【0007】今、先ず配線R1、C2を互いに接続する場合を考える。 この時には図10に示すように、R1、
    C2にそれぞれ、接地電位GND、プログラム電位VP
    Pを、与え、その他の配線には中間電位を与えれば良い。 これによりアンチヒューズA12の絶縁が破壊されR1、C2が短絡される。 続いて、アンチヒューズA6
    2をプログラムすることを考える。 この時図11に示す様に、C2にプログラム電圧VPPを、R6に接地電位GNDを、その他の配線に中間電位を与えればよいが、
    この場合、以下のような問題がある。 A12が既に短絡状態にあるのでR1はC2と同じプログラム電位VPP
    になるが、この電位は、入力端子G1の電位の如何によらず、ロジックブロックLB1、LB6の出力部を構成するp型電界効果トランジスタ、n型電界効果トランジスタのうち少なくとも一方が同時にON状態にあることから、V1あるいはV2を通じてR6に出力されることになる。 ところが、R6には別途に接地電位が与えられているため、プログラム電圧VPPと接地電位間で短絡が生じ過大な電流が流れることになる。 さらに、最悪の場合にはアンチヒューズA62の両端には必要なプログラム電位が印加されずにプログラムできなくなる。 これを回避するには、入力端子を共通とするロジックブロックを使用しない、或いは、複数のロジックブロックの入力を短絡するプログラムを行う前に出力をプログラムしなければならない、など、構成できる回路やプログラム手順に制約を設けることになる。

    【0008】また、上記のようなFPGA LSIにおいては、プログラム前には内部の配線同士が接続されていないため、配線自信の断線や他の部分との短絡などの不良が存在した場合、プログラムが正常に行われていても、回路がユーザの設計通りに動作しない可能性がある。 したがって、FPGA LSI中に存在する配線リソースの断線や他の部分との短絡の有無を出荷前に試験し不良品を排除しておくことが必要不可欠である。 この試験は各配線の一端に電圧を与え、この一端とは異なる他方の端へ流れる電流を測定したり、被試験配線とこれに交叉あるいは隣接する配線との間に電位差を与えこの間に流れる電流を測定する必要がある。 しかし、電流の測定を外部装置で行うには時間を要するため試験時間がかかりすぎその結果生産コストが高くなるという問題があった。

    【0009】

    【発明が解決しようとする課題】上記のようにアンチヒューズを用いたFPGAには、あるアンチヒューズをプログラムした後、他のアンチヒューズをプログラムしようとすると消費電力が増加したり、誤書き込みが生じることの他に、プログラム済のアンチヒューズの影響を考えた回路構成やプログラム順序に制約を設けたりしなければならない等の欠点があった。 またユーザの設計した回路によっては、プログラムが実現できない場合もあった。 さらに、配線リソースの断線・短絡の試験には時間がかかりすぎるという問題もあった。

    【0010】本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目的は、FPGAにおいて、アレイ状に配置されたプログラマブル素子のプログラミングを実現可能とし、アンチヒューズのプログラム時にすでにプログラム済のアンチヒューズの影響を排除して、プログラム中の消費電力を低下させるとともにロジックブロックやプログラム手順に対する制約をとりのぞくことにある。 さらに、配線リソースのテストを高速化することも目的とする。

    【0011】

    【課題を解決するための手段】本発明のFPGAは、第1の配線の複数からなる第1配線群と、第2の配線の複数からなる第2配線群と、前記第1、第2の配線の各交叉部分にアレイ状に設けられ、一端が前記第1の配線に接続され、他端が前記第2の配線に接続され、前記第1、第2の配線間にプログラミング電圧を印加することによりプログラムされて、前記第1、第2の配線の遮断と導通の一方から他方へ切り換わるプログラマブル素子の複数と、前記第1、第2の配線に電圧を与える電圧供給手段であって、プログラム対象とするプログラマブル素子が接続された第1、第2の配線間にはプログラミング電圧を与え、プログラム対象外のプログラマブル素子が接続された第1、第2の配線間には前記プログラミング電圧よりも小さい中間の電位を与えた後に浮遊状態とすることができる、電圧供給手段と、を備えるものとして構成される。

    【0012】また、本発明のFPGAは、第1の配線の複数からなる第1の配線群と、第2の配線の複数からなる第2の配線群と、前記第1の配線と第2の配線の交叉部分に設けられ、一端が前記第1の配線に接続され、他端が前記第2の配線に接続され、その両端にプログラム電圧を印加することにより両者を選択的に導通あるいは遮断するスイッチング手段と、少なくとも1つの入力端子と、少なくとも1つの出力端子を有し、それらの出力端子の少なくとも一つが前記第1の配線のいずれかと接続された回路ブロックの複数と、前記回路ブロックの出力端子を、少なくとも前記スイッチング手段のプログラム時に、入力端子の電位によらず、電源線ならびに接地線の少なくとも一方と遮断することができる手段とを備えるこものとして構成される。

    【0013】さらに、本発明のFPGAは、第1の配線の複数からなる第1の配線群と、第2の配線の複数からなる第2の配線群と、前記第1の配線と第2の配線の交叉部分に設けられ、一端が前記第1の配線に接続され、
    他端が前記第2の配線に接続され、その両端にプログラム電圧を印加することにより両者を選択的に導通あるいは遮断するスイッチング手段とを含み、前記配線群に不良が存在するか否かを試験するにあたり、被試験配線の一方の端に接続された高電位あるいは低電位を与える電圧供給手段と、前記一方の端に設けられた電圧供給手段が供給する電位と逆の電位を、その配線に与える電圧供給手段と、前記一方の端とは異なる他方の端に接続され、他方の端の電位が前記一方の端に設けられた電圧供給手段が与える電位であるか否かを判定する手段とを備えるものとして構成される。

    【0014】

    【作用】本発明においては、プログラム対象とするプログラマブル素子が接続された第1、第2配線間にはプログラミング電圧が与えられる。 これ以外のプログラマブル素子が接続された第1、第2の配線間にはプログラミング電圧よりも小さい電圧を与えた後に浮遊状態となるためプログラム済のプログラマブル素子に起因する電源間の短絡が生じない。

    【0015】本発明においては、プログラマブル素子が接続された、ロジックブロックの出力線を電源線から遮断可能としたので、ロジックブロックやプログラム手順に対する制約が無くなる。

    【0016】本発明においては配線リソースの試験を高速に実現することができる。

    【0017】

    【実施例】図4に本発明の第一の実施例を示す。 この図は既にアンチヒューズA22がプログラムされている状態で、アンチヒューズA21をプログラムするときの電位状態を規定している。 記号Fはその配線が中間電位を与えられた後に浮遊状態となっていることを意味している。 したがって、既にアンチヒューズA22によりR2
    と短絡されている配線C2は、R2と同じ接地電位GN
    Dとなり、図3(c)に示した例のような中間電位と接地電位との間での短絡は生じない。 したがって、プログラム中の消費電力が激減するとともに、アンチヒューズA21の両端には確実にプログラム電圧が印加され正常にプログラムが行われる。

    【0018】図5には図4の電位状態を実現するための回路例とそのプログラム中の電位例を示したものである。 配線R1、R2、R3…の一端にはn型電界効果トランジスタTrn1、Trn2、Trn3…を接続し、
    C1、C2、C3…の一端にはp型電界効果トランジスタTrp1、Trp2、Trp3…を接続する。 それらのゲートをそれぞれGn1、Gn2、Gn3…、Gp
    1、Gp2、Gp3…とする。 図5(a)、(b)はアンチヒューズA22が既にプログラムされている状態で、アンチヒューズA21をプログラムする場合の電位状態を2段階に別けて描いたものである。 まず図5
    (a)のようにTrn1、Trn2、Trn3…、Tr
    p1、Trp2、Trp3…の配線と接続されていない側のドレイン端子に中間電位(約VPP/2)を、ゲート端子Gn1、Gn2、Gn3…にはプログラム電圧V
    PPを、ゲート端子Gp1、Gp2、Gp3…には接地電位GNDを与え、すべての配線リソースに中間電位を与える。 続いて、(b)のようにアンチヒューズA21
    の位置で交叉している配線R2、C1と接続されているTrn2、Trp1の配線と接続されていない側のドレイン端子にそれぞれ、接地電位GND、プログラム電位VPPを与え、その他の電界効果トランジスタの配線群と接続されていない側のドレイン端子には中間電位を与える。 またゲート端子Gn2にプログラム電圧VPP
    を、その他のn型電界効果トランジスタのゲート端子には接地電位GNDを与える。 さらに、ゲート端子Gp1
    に接地電位GNDを、その他のp型電界効果トランジスタのゲート端子にはプログラム電位VPPを与える。 これによりTrn2、Trp1のみON状態、他の電界効果トランジスタはOFF状態になる。 したがってR2、
    C1はそれぞれ接地電位、プログラム電位となりその他の配線リソースのうち既にプログラムされているアンチヒューズによりR2、C1と短絡されていない配線は中間電位に保たれたまま浮遊状態にある。 即ち、プログラムしようとするアンチヒューズA21にはプログラム電位VPPが与えられてプログラムされる。 また、アンチヒューズA22がプログラムされているとしても、配線C2が浮遊状態にあることから、配線C2から配線R2
    (GND電位)に短絡電流は流れない。 つまり、以上により図4と同じ電位状況となり、アンチヒューズA21
    は正常にプログラムされる。 図6(a)、(b)は、この後さらにアンチヒューズA31をプログラムしようとした場合の電位状態を2段階に別けて描いたものである。 即ち、図6(a)に示すように各端子にそれぞれ電位を与え、各配線C1、C2、…;R1、R2、…を中間電位VPP/2にプリチャージする。 この後、図6
    (b)に示すように各端子にそれぞれ電位を与えて、対象とするアンチヒューズA31にプログラム電位がかかるようにする。 つまり、配線C1をプログラム電位VP
    Pとし、配線R3をGND電位とする。 その他の配線のうち、すでにプログラムされたアンチヒューズによりR
    3、C1と短絡されていないものは、Vpp/2に保たれたまま浮遊状態にある。 従って、配線R3(GND電位)と中間電位、C2(プログラム電位Vpp)と中間電位の間で、短絡電流は流れない。 よって、3つ目のアンチヒューズA31も適正にプログラムされる。

    【0019】図7は第一の実施例のさらに具体的な回路例を示したものである。 RD1、RD2はロウデコーダ、CD1、CD2はカラムデコーダであり、制御回路(図中CONTROLと示した)からの制御信号とアドレスデータに応じて、レベル選択回路LSR1、LSR
    2、LSR3、…、LSRm、LSC1、LSC2、L
    SC3、…、LSCnや配線リソースに接続された電界効果トランジスタのゲート端子Gn1、Gn2、Gn
    3、…、Gnm、Gp1、Gp2、Gp3、…、Gpn
    を制御する。 これにより、選択されたアンチヒューズの両端に繋がる配線に図5、6に示したような電位を与えることができる。 なお、制御回路への入力信号CTRL
    1、CTRL2、…、CTRLkやアドレス信号はユーザの設計した回路に応じて設計支援ソフトウェアにより発生されたデータを書き込み装置を介して入力されるものである。

    【0020】図12は、本発明の第二の実施例を示したものである。 この実施例では各ロジックブロックLB1
    〜LB6と電源線との間に遮断用の素子Sp1〜Sp
    6、Sn1〜Sn6を挿入したものである。 これらの素子は、2つの端子を有しその端子間を短絡状態あるいは遮断状態のいずれかに保つという特性を持ち、少なくとも、ロジックブロックの出力線R1〜R6に一端を接続されているアンチヒューズをプログラムする際には電源線V1、V2とロジックブロックLB1〜LB6とを断線状態にしている。

    【0021】図13、14は、アンチヒューズA12、
    A62を順次プログラムする場合の電位状態を示したものである。 まずアンチヒューズA12をプログラムするには図13に示す電位を与える。 次に図14に示す電位を印加し、アンチヒューズA62をプログラムする。 この場合、各ロジクブロックLB1〜LB6の出力線R1
    〜R6と電源線V1,V2とは、遮断用素子Sp1〜S
    p6、Sn1〜Sn6により断線状態であるため図11
    で説明したような現象が生じることはない。 すなわち、
    C2に与えられたプログラム電圧が、既にプログラム済みのアンチヒューズA12、ロジックブロックの出力部を構成する電界効果トランジスタ、電源線V1またはV
    2を経由してR6に出現し別途与えられている接地電位と短絡されるようなことが無い。 従って、消費電力が激減し、また、選択されたアンチヒューズのプログラム手順を変更したり、ユーザが設計する回路に制限を付けること無しに、確実にプログラムすることができる。 選択されたすべてのアンチヒューズがプログラムされた後に、遮断用素子Sp1〜Sp6、Sn1〜Sn6を、断線状態から導通状態とする走査を行い、V1に電源電位、V2に接地電位を与えるとユーザの希望する動作を行う回路が得られる。

    【0022】図15は本発明の第三の実施例を示したものであり、第二の実施例における遮断用素子Sp1〜S
    p6、Sn1〜Sn6としてアンチヒューズAp1〜A
    p6、An1〜An6を用いたものである。 従って、その効果についての説明は第二の実施例と同様であるので省略する。 これらのアンチヒューズは各ロジックブロックLB1〜LB6の出力線R1〜R6に一端を接続されているアンチヒューズのうち選択されたものすべてのプログラムが終了した後に初めてプログラムされて電源線V1、V2とロジックブロックが接続される。 V1に電源電位、V2に接地電位を与えれば、最終的にユーザの設計した回路が得られる。

    【0023】図16は本発明の第四の実施例を示したものであり、第二の実施例における遮断用素子Sp1〜S
    p6としてp型電界効果トランジスタTp1〜Tp6
    を、遮断用素子Sn1〜Sn6としてn型電界効果トランジスタTn1〜Tn6を用いたものである。 従って、
    その効果についての説明は第二の実施例と同様であるので省略する。 これらの電界効果トランジスタはGN、G
    P端子に与える電位でON、OFFを制御することができる。 そして、各ロジックブロックLB1〜LB6の出力線R1〜R6に一端を接続されているアンチヒューズがプログラムされている間はGNを接地電位、GPをプログラム電位としてトランジスタTp1〜Tp6,Tn
    1〜Tn6をOFF状態としておく。 選択されたすべてのアンチヒューズのプログラムが終了した後GNを電源電位、GPを接地電位として電源線V1、V2を各ロジックブロッと接続する。 そして、V1に電源電位、V2
    に接地電位を与えればユーザの設計した回路が得られる。

    【0024】図17は本発明の第五の実施例を示したものである。 これはFPGA LSI中の配線リソースに断線が無いか否か、また他の配線リソースなどと短絡していないかどうかを高速で判定するための試験装置である。 以下、この実施例の構成を説明する。 被試験配線L
    0の一方の端にp型電界効果トランジスタT1を接続し、一方のドレイン端子Vinには少なくとも被試験配線L0の試験を行うときには電源電圧VDDを与えることができるようになっている。 この電界効果トランジスタのゲート端子をφ Gと呼ぶ。 そして、被試験配線L0
    の前記一方の端とは反対側にある他方の端にはp型電界効果トランジスタT3、T4、n型電界効果トランジスタT5を図のように接続した電源電圧検出回路PDが設置されている。 そして前記被試験配線L0の他方の端はPDを構成するp型電界効果トランジスタT4のゲートに接続されている。 また前記電界効果トランジスタT
    3、T5のゲート端子は接続されて共通端子となっており、φ Tと呼ぶ。 さらに被試験配線L0にはn型電界効果トランジスタT2が接続されており、そのもう一方のドレイン端子は接地されている。 この電界効果トランジスタのゲート端子をφ Pと呼ぶ。 また、T4とT5の共通に接続されたドレイン端子が出力端子Voutとなっており少なくとも試験を行っている間には外部電圧計によりこの電位を読み取ることができるようになっている。

    【0025】この回路を用いて配線リソースの試験を行うにはVin端子を電源電圧VDDに固定し、前記φ G 、φ P 、φ Tの各端子に試験信号発生器を接続、図20に示したようなタイミングでその信号電圧を変化させる。 この時、被試験配線L0に隣接あるいは交叉する配線リソースは接地電位に固定しておく。 そして、図2
    0に示したt 3 、t 5の時点で電圧を観測し、その電圧が電源電圧であったならば、それぞれ、断線、短絡があることが判定できる。 電圧の測定は電流の測定に比較して高速で行えるため試験時間の大幅な短縮を可能にしている。 以下に本実施例の不良判定原理を図18、図19
    を用いて説明する。 図18は被試験配線L0に断線が無いか否か、また図19は被試験配線L0が他の配線リソースなどと短絡していないかどうかの試験する場合の原理を説明するために描かれたものである。

    【0026】まず、図18に示すような被試験配線L0
    の断線Cが存在した場合を考える。 図20の信号のタイミング図によれば、時刻t 0においてT2はON状態にあるためT4のゲート端子が接地電位となりT4はON
    状態となる。 その後T2はOFFとなるが、ゲート端子電位は他の電圧源と低抵抗で接続されない限り、接地電位を保持した浮遊状態となる。 つづいて、t 1においてT1のゲート端子が接地電位となってT1はON状態になる。 この時、断線Cが無ければT4のゲート端子に電源電圧が到達する筈である。 しかし、断線Cが存在するときにはT4のゲート端子電位は依然として接地電位を保持した浮遊状態のままでありT4はON状態を維持している。 したがってt 3の時点では、φ Tが接地電位であるためT3、T4ともにON状態となり、t 2の時点で一旦接地電位に設定され浮遊状態となっているVou
    t端子には電源電位が出力され断線不良があることが判明する。 因みに、断線Cがない場合はt 1の時点で、T
    4のゲート電位が電源電圧に更新されT4はOFF状態となるためVoutは、t 2の時点で設定された接地電位を保持したままt 3に至り断線不良がないと判定される。

    【0027】次に、図19に示すような被試験配線L0
    が他の配線リソースなどとの間に短絡やリークが存在した場合を考える。 この場合、少なくとも被試験配線L 0
    に隣接、交差する配線の電位は接地電位としておく。 図中、短絡あるいはリークのコンダクタンスをG leak 、配線の浮遊容量をC Lで示す。 G leakが電界効果トランジスタT1のチャネルコンダクタンスよりも大きければ、
    前記の断線の有無の試験において、t 1の時点でT4のゲート電圧が電源電位に更新されず、t 2の時点で一旦接地電位に設定されていたVout端子には電源電位が出力される。 したがって、t 3の時点での判定で不良となる。 しかし、G leakが電界効果トランジスタT1のチャネルコンダクタンスよりも小さければ、前記の断線の有無の試験では不良と判定できない。 しかしこの場合は、t 4でφ Gが電源電位となるので電界効果トランジスタT1がOFF状態となり被試験配線L0は浮遊状態となる。 そしてC Lに蓄えられた電荷がG leakに応じた電流で抜けて行き、被試験配線L0の電位は、ある時間τが経過した後では、電界効果トランジスタT4のしきい値Vth T4以上に下がるためT4はON状態となる。
    このτがt 4からt 5までの時間T judegeより短ければ、t 5ではVout端子には電源電位が出力され、被試験配線L0が他の配線リソースとの間に短絡あるいはリークがあると判定される。 一方τがT judegeよりも長ければT4はOFF状態のままであり、t 5においてはVoutは接地電位を保持、被試験配線L0が他の配線リソースとの間に短絡あるいはリークが無いと判定される。 このτは被試験配線L0の許容平均リーク電流をI
    leakとすると、τ=C L ×|Vth T4 |/I leakで決定される。 したがって本実施例は許容リーク電流に応じて、判定時間T judegeを設定する必要がある。 すなわち、T judegeを長くとれば、より小さいリークを検出でき、T judegeを短くとれば大きなリークしか検出できない。 定量的に言うとT judege =C L ×|Vth T4 |/I
    leakとするとI leak以上のリークを検出できることになる。

    【0028】図21は本発明の第六の実施例を示したものである。 これは第五の実施例と同様で、FPGA L
    SI中の配線リソースに断線が無いか否か、また他の配線リソースなどと短絡していないかどうかを高速で判定するための試験装置である。 第五の実施例との相違点は複数の配線リソースを試験用の電界効果トランジスタT
    6、T7、T8により直列に接続したもの全体を被試験配線L0としている点である。 この場合、少なくとも試験実施中には、T6、T7、T8のゲート電位を接地電位とし、T6、T7、T8をON状態としておく必要がある。 検出原理は第五の実施例と同様であるので省略する。

    【0029】なお、本発明は上記実施例以外にも以下に述べるような種々の変形が考えられる。 まず第一の実施例においては選択したアンチヒューズと交叉する行方向の配線に接地電位を与え、列方向の配線にプログラム電位を与えているが、これとは逆に行方向の配線にプログラム電位を与え、列方向の配線に接地電位を与えるようにしても良い。 同様なことは実施例二〜実施例三でも成り立つ。 また、第五の実施例では図17中の電界効果トランジスタのタイプを反転させたものとしても良い。 すなわちT1、T3、T4をn型電界効果トランジスタとし、T2、T5をp型電界効果トランジスタとしても良い。 ただしその場合この図中の電源電位は接地電位に、
    接地電位は電源電位に置き換えるものとする。 さらに、
    図20の入力電位も反転させ電源電位は接地電位に、接地電位は電源電位に置き換えなければならない。 同様なことは実施例六でも成り立つ。 その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々の変形が可能である。

    【0030】

    【発明の効果】本発明によればアンチヒューズをスイッチング素子として用いたFPGAにおいて、選択されたアンチヒューズをプログラムする際の消費電力を低減することができる。 また、ユーザの設計する回路に制限を設けたり、プログラムする手順に制限を設けたりすることなしにアンチヒューズのプログラムを遂行することができる。 また、FPGA LSI中の配線リソースの断線、短絡などの不良を高速で行う事ができるので試験時間を大幅に短縮することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】プログラマブル素子としてアンチヒューズを用いた従来のFPGA。

    【図2】アンチヒューズの特性の詳細を示す説明図。

    【図3】アンチヒューズと配線群との関係を示す図。

    【図4】本発明の第一実施例。

    【図5】図4の電位状態を実現するための回路例とそのプログラム中の電位例。

    【図6】図4の電位状態を実現するための回路例とそのプログラム中の電位例。

    【図7】本発明の第一実施例のさらに具体的な回路例。

    【図8】複数のロジックブロックの出力部。

    【図9】図8のロジックブロックをMIL記号で示した回路図。

    【図10】配線R1,C2を接続する場合の電圧印加状態を示す説明図。

    【図11】図10に続いてアンチヒューズA62をプログラムする場合の電圧印加状態を示す説明図。

    【図12】本発明の第二実施例。

    【図13】本発明の第二の実施例においてアンチヒューズA12をプログラムする場合の電位状態図。

    【図14】本発明の第二の実施例においてアンチヒューズA12をプログラム後にアンチヒューズA62をプログラムする場合の電位状態図。

    【図15】本発明の第三実施例。

    【図16】本発明の第四実施例。

    【図17】本発明の第五実施例。

    【図18】本発明の第五の実施例における、配線断線の判定原理説明図。

    【図19】本発明の第五の実施例における配線リークの判定原理説明図。

    【図20】本発明の第五の実施例による判定例を示すタイミングチャート。

    【図21】本発明の第六実施例。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 5識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/177 9383−5J (72)発明者 野 上 一 孝 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝多摩川工場内 (72)発明者 内 田 正 典 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内

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