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Printer, print control method, storage medium storing program, image output controller, image output control method, storage medium storing its program and print system

阅读:455发布:2020-12-22

专利汇可以提供Printer, print control method, storage medium storing program, image output controller, image output control method, storage medium storing its program and print system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To realize the so-called WYSIWYG(what you see is what you get) where a print result from a printer is in matching with a display output on a display device in the case of converting a color image pattern into a binary image pattern.
SOLUTION: A printer driver in a program memory of a host system 100 is mounted on a printer 112. An instruction notice to acquire dithering pattern (dither matrix) information to realize the dither processing method to apply dithering processing to a received image pattern to generate a binary image is sent and the printer 112 receiving the acquisition instruction notice up-loads the information to the host system 100. The pattern displayed and outputted onto the display device 102 and the pattern printed by the printer 112 are outputted after pattern expansion processing is conducted and outputted, based on the same dithering pattern information, then matching between the display output and the print result is realized.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO,下面是Printer, print control method, storage medium storing program, image output controller, image output control method, storage medium storing its program and print system专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 ホストシステムとの間で双方向通信を行う通信手段と、 該通信手段を介して前記ホストシステムへ送信された画像出力に関する情報に基づいて、入力された画像データをディザリング処理して2値画像データを生成するディザ処理手段とを具えたことを特徴とする印刷装置。
  • 【請求項2】 請求項1において、前記画像出力に関する情報は、図形/文字の描画出力、色および階調表現出力の少なくとも1つであることを特徴とする印刷装置。
  • 【請求項3】 請求項1において、さらに、前記ホストシステムからの前記ディザ処理手段におけるディザリング・パターン情報を取得するための取得指示情報を前記通信手段を介して受信する手段と、 前記取得指示に応答して、前記ホストシステムに前記通信手段を介して、前記ディザリング・パターン情報を送信する手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  • 【請求項4】 請求項3において、前記送信手段は、前記ディザリング・パターン情報に補正情報を付加して送信することを特徴とする印刷装置。
  • 【請求項5】 印刷装置に対して、ディザリング・パターン情報を取得するための指示通知を送信する手段と、 前記指示通知に応答して前記印刷装置から送られた前記ディザリング・パターン情報を受信する手段と、 前記受信した印刷装置からのディザリング・パターン情報を用いて画像データを展開し、表示装置に供給する手段とを具えたことを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項6】 印刷装置に対する画像出力に関する設定情報及び画像データを解析する手段と、 前記設定情報及び画像データに関する解析結果に基づいて、前記印刷装置より取得したディザリング・パターン情報と、該パターン情報から2値画像パターンの生成を行なう描画制御手段と、 前記生成した2値画像パターンを、印刷装置に描画出力させるための制御命令に変換及び生成する手段と、 前記制御命令を前記印刷装置に送信する手段とを具えたことを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項7】 印刷装置からディザリング・パターン情報を受信する受信手段と、 前記印刷装置より取得したディザリング・パターン情報に基づいて、オペレーティング・システム上で認識可能なディザリング・パターン・データを作成する手段とを具えたことを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項8】 請求項6において、さらに、取得したディザリング・パターン情報を用いて、2値画像パターンを生成する描画制御手段と、 前記生成した2値画像パターンを表示装置の輝度信号に変換して当該表示装置に送信し、当該表示装置に印刷装置に搭載される画像パターンと同一の画像パターンを表示出力させる手段とを有することを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項9】 印刷装置との間で双方向通信を行う通信手段と、 該通信手段を介して前記印刷装置より入力されたディザリング・パターン情報に基づいてディザ処理を行う手段とを具えたことを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項10】 請求項9において、前記ディザ処理手段は、表示装置による表示のために前記入力されたディザリング・パターン情報に基づいてディザ処理を行うことを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項11】 請求項9において、前記ディザ処理手段は、表示装置による表示および前記印刷装置による印刷のために前記入力されたディザリング・パターン情報に基づいてディザ処理を行うことを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項12】 請求項10において、さらに、前記ディザ処理された画像情報を表示のために輝度信号に変換する変換手段を有することを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項13】 請求項12において、さらに、前記ディザ処理された画像情報を表示装置の解像度に応じて、
    多値信号へ変換する手段を有することを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項14】 印刷装置とホストシステム間で双方向通信を行う双方行通信手段と、 前記印刷装置からホストシステムへディザリング・パターンを前記通信手段を介して送信する送信手段と、 前記ディザリング・パターンを用いてディザ処理するディザ処理手段と、 前記ディザ処理手段によって得られた2値信号を用いて表示装置に表示させる表示制御手段とを具えたことを特徴とする印刷システム。
  • 【請求項15】 ホストコンピュータとの間で双方向通信を行うステップと、 前記ホストシステムへ送信された画像出力に関する情報に基づいて、入力された画像データをディザリング処理して2値画像データを生成するステップとを具えたことを特徴とする印刷制御方法。
  • 【請求項16】 請求項15において、前記画像出力に関する情報は、図形/文字の描画出力、色および階調表現出力の少なくとも1つであることを特徴とする印刷制御方法。
  • 【請求項17】 請求項15において、前記双方向通信ステップは、前記ホストシステムからディザリング・パターン情報をホストシステムが要求する指示信号を受信するステップと、前記指示信号に応答して前記ディザリング・パターン情報を送信するステップとを有することを特徴とする印刷制御方法。
  • 【請求項18】 請求項17において、前記送信ステップは、前記ディザリング・パターン情報に付加して補正情報を送信することを特徴とする印刷制御方法。
  • 【請求項19】 印刷装置に対してディザリング・パターン情報を取得するための指示通知を送信するステップと、 前記指示通知に応答して前記印刷装置から送られた前記ディザリング・パターン情報を受信するステップと、 受信したディザリング・パターン情報を用いて画像データを展開し、表示装置へ供給するステップとを具えたことを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項20】 印刷装置に対する画像出力に関する設定情報および画像データを解析するステップと、 前記設定情報および画像データに関する解析結果に基づいて、前記印刷装置から取得したディザリング・パターン情報と、前記パターン情報から2値画像パターンを生成するステップと、 生成された2値画像パターンを、印刷装置に描画させるための制御命令に変換するステップと、 前記制御命令を前記印刷装置へ送信するステップとを具えたことを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項21】 印刷装置からディザリング・パターン情報を受信するステップと、 受信したディザリング・パターン情報に基づいて、オペレーティング・システム上で認識可能なディザリング・
    パターンデータを作成するステップとを具えたことを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項22】 請求項20において、 前記取得したディザリング・パターン情報を用いて、2
    値画像パターンを生成するステップと、 前記生成した2値画像パターンを表示装置による表示のための輝度信号に変換するステップと、 得られた輝度信号を表示装置へ送信するステップとを有することを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項23】 印刷装置からディザリング・パターン情報を受信するステップと、受信したディザリング・パターン情報に基づいてディザ処理を行うステップとを具えたことを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項24】 請求項23において、前記ディザ処理ステップは、表示装置の表示のために前記ディザリング・パターン情報に基づいてディザ処理を行うことを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項25】 請求項23において、前記ディザ処理ステップは、表示装置による表示および前記印刷装置による印刷のために、前記ディザリング・パターン情報に基づいてディザ処理を行うことを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項26】 請求項24において、さらに、前記ディザ処理された画像情報を表示のために輝度信号に変換するステップを有することを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項27】 請求項26において、さらに、前記ディザ処理された画像情報を表示装置の解像度に応じて、
    多値信号に変換するステップを有することを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項28】 印刷制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、該制御プログラムは、コンピュータに、 ホストシステムとの間で双方向通信を行わせ、 前記ホストシステムへ送信された画像出力に関する情報に基づいて、入力された画像データをディザリング処理して2値画像データを生成させることを特徴とする印刷制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項29】 請求項28において、前記画像出力に関する情報は、図形/文字の描画出力、色および階調表現出力の少なくとも1つであることを特徴とする印刷制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項30】 請求項28において、前記双方向通信を行わせる際に、前記ホストシステムからディザリング・パターン情報をホストシステムが要求する指示信号を受信させ、前記指示信号に応答して前記ディザリング・
    パターン情報を送信させることを特徴とする印刷制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項31】 請求項30において、前記通信に際して、前記ディザリング・パターン情報に付加して補正情報を送信させることを特徴とする印刷制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項32】 画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、該制御プログラムは、コンピュータに、 印刷装置に対してディザリング・パターン情報を取得するための指示通知を送信させ、 前記指示通知に応答して前記印刷装置から送られた前記ディザリング・パターン情報を受信させ、 受信したディザリング・パターン情報を用いて画像データを展開し、表示装置へ供給させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項33】 画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、該制御プログラムは、コンピュータに、 印刷装置に対する画像出力に関する設定情報および画像データを解析させ、 前記設定情報および画像データに関する解析結果に基づいて、前記印刷装置から取得したディザリング・パターン情報と、前記パターン情報から2値画像パターンを生成させ、 生成された2値画像パターンを、印刷装置に描画させるための制御命令に変換させ、 前記制御命令を前記印刷装置へ送信させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項34】 画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、該制御プログラムは、コンピュータに、 印刷装置からディザリング・パターン情報を受信させ、 受信したディザリング・パターン情報に基づいて、オペレーティング・システムで認識可能なディザリング・パターンデータを作成させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項35】 請求項33において、 前記制御プログラムは、コンピュータに、さらに、 前記取得したディザリング・パターン情報を用いて2値画像パターンを生成させ、 前記生成した2値画像パターンを表示装置による表示のための輝度信号に変換させ、 得られた輝度信号を表示装置へ送信させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項36】 画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、該制御プログラムは、コンピュータに、 印刷装置からディザリング・パターン情報を受信させ、 受信したディザリング・パターン情報に基づいてディザ処理を行わせることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項37】 請求項36において、前記ディザ処理に際して、表示装置の表示のために前記ディザリング・
    パターン情報に基づいてディザ処理を行わせることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項38】 請求項36において、前記ディザ処理に際して、表示装置による表示および前記印刷装置による印刷のために、前記ディザリング・パターン情報に基づいてディザ処理を行わせることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項39】 請求項37において、前記制御プログラムは、コンピュータに、さらに、前記ディザ処理された画像情報を表示のために輝度信号に変換させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項40】 請求項39において、前記制御プログラムは、コンピュータに、さらに、前記ディザ処理された画像情報を表示装置の解像度に応じて、多値信号に変換させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項41】 印刷用のディザリング・パターンを取得する取得手段と、 取得したディザリング・パターンを用いて、入力画像データをディザ処理するディザ処理手段と、 ディザ処理された画像データを表示装置による表示のための表示データへ変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された表示データを表示装置へ供給する供給手段とを具えたことを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項42】 請求項41において、前記変換手段は、ディザ処理された画像データを輝度信号へ変換することを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項43】 請求項41において、前記変換手段は、ディザ処理された画像データを多値データへ変換することを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項44】 請求項41において、前記取得手段は、ディザリング・パターンを印刷装置から取得することを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項45】 請求項41において、前記取得手段は、ディザリング・パターンをプリンタ・ドライバから取得することを特徴とする画像出力制御装置。
  • 【請求項46】 印刷用のディザリング・パターンを取得するステップと、 取得したディザリング・パターンを用いて、入力画像データをディザ処理するステップと、 ディザ処理された画像データを表示装置による表示のための表示データへ変換するステップと、 変換された表示データを表示装置へ供給するステップとを具えたことを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項47】 請求項46において、前記変換ステップは、ディザ処理された画像データを輝度信号へ変換することを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項48】 請求項46において、前記変換ステップは、ディザ処理された画像データを多値データへ変換することを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項49】 請求項46において、前記取得ステップにおいて、ディザリング・パターンを印刷装置から取得することを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項50】 請求項46において、前記取得ステップにおいて、ディザリング・パターンをプリンタ・ドライバから取得することを特徴とする画像出力制御方法。
  • 【請求項51】 画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、該制御プログラムは、コンピュータに、 印刷用のディザリング・パターンを取得させ、 取得したディザリング・パターンを用いて、入力画像データをディザ処理させ、 ディザ処理された画像データを表示装置による表示のための表示データへ変換させ、 変換された表示データを表示装置へ供給させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項52】 請求項51において、前記変換に際して、ディザ処理された画像データを輝度信号へ変換させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項53】 請求項51において、前記変換に際して、ディザ処理された画像データを多値データへ変換させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項54】 請求項51において、前記取得に際して、ディザリング・パターンを印刷装置から取得させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 【請求項55】 請求項51において、前記取得に際して、ディザリング・パターンをプリンタ・ドライバから取得させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラー画像(多値画像)パターンを印刷装置におけるモノクロあるいはCMYKなどの単色あるいは少数色で表現させるための2値画像パターンへの変換において、特にパターン出についてのプリンタからの印刷結果とディスプレイでの表示出力を一致させる、いわゆるWYSIWYG
    (WhatYou See Is What You
    Get)を実現させるための印刷装置、印刷制御方法およびそのプログラムを記憶した記憶媒体、画像出力制御装置、画像出力制御方法およびそのプログラムを記憶した記憶媒体、および印刷システムに関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来のホストシステムに接続される表示装置(ディスプレイ)及び印刷装置(プリンタ)から構成されるシステム上において、パターン描画出力に関するディスプレイ上での表示出力とプリンタにおける印刷結果の一致を実現させようとする場合、以下に示す方法が必要であった。

    【0003】(1)ディスプレイ制御プログラム(ディスプレイ・ドライバ)及びプリンタ制御プログラム(プリンタ・ドライバ)において、各装置に搭載されるディザリング・パターンを各ドライバ内に用意し、ホストシステム上の図形及び文字を含むパターン描画アプリケーションにより、作成されるイメージ・データを各装置独立して疑似的にパターン・イメージに展開して、このビットマップ・イメージとしてプリンタ及びディスプレイ双方に送信し、ビットマップ・イメージとして出力させる方法。

    【0004】(2)ホストシステム上の図形及び文字を含むパターン描画アプリケーションにより、作成されるイメージ・データを、ディスプレイにおいては、ディスプレイドライバを介して、該当ディスプレイで出力可能な前記イメージ・データに最も近い図形、文字を形成する面、線、色、階調で構成されるパターン・イメージに展開して、表示出力を行ない、プリンタにおいては、プリンタ・ドライバを介して、該当プリンタで出力可能な前記イメージ・データに最も近い図形、文字を形成する面、線、色、階調で構成されるパターン・イメージに展開して、印刷出力を行なう方法。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来例では、パターン描画出力に関するディスプレイにおける表示出力とプリンタにおける印刷結果の一致を実現させようとする場合、以下に示すような問題があった。

    【0006】(1)ホストシステム上のディスプレイ・
    ドライバ及びプリンタ・ドライバ内に、ディスプレイ及びプリンタに搭載されるディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)情報をもち、それぞれの装置についてパターン・イメージ展開処理を行なっているため、各ドライバのデータ領域で費やされるメモリ量が多くなる。 また、1つのドライバで複数装置を制御する場合、
    装置別に複数のディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)情報をもち、動作機種判別を行なって、パターン・イメージ展開処理を行なうため、処理が繁雑になり、処理速度パフォーマンスも劣化する。

    【0007】(2)ホストシステム上の図形及び文字を含むパターン描画アプリケーションより、作成されるイメージ・データをディスプレイ・ドライバ及びプリンタ・ドライバにおいて、それぞれで前記イメージ・データに最も近い図形、文字を形成する面、線、色、階調で構成されるパターン・イメージに展開し、あるいは疑似的にパターン・イメージに展開して、ディスプレイ及びプリンタに出力するため、パターン出力に関して、これらの表示出力結果と印刷結果を一致させる真のWYSIW
    YGが実現できない。

    【0008】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、例えば、プリンタあるいはプリンタ・ドライバに搭載されているディザリング・パターンと同一のディザリング・パターンをディスプレイ上においても用い、画像パターン生成・描画処理を行なうことによって、ディスプレイからの表示出力と、プリンタからの印刷結果を一致させるシステムを提供し、WYSIWYGの実現を行うことによって、前記課題を解決することを目的の1つとしている。

    【0009】さらに本発明は画像出力に関し、効率的な装置を提供することを目的とする。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は以下に示すような構成及び作用からなる。

    【0011】すなわち、本発明の第1の態様は、ホストシステムとの間で双方向通信を行う通信手段と、該通信手段を介して前記ホストシステムへ送信された画像出力に関する情報に基づいて、入力された画像データをディザリング処理して2値画像データを生成するディザ処理手段とを具えたことを特徴とする印刷装置にある。

    【0012】ここで、前記画像出力に関する情報は、図形/文字の描画出力、色および階調表現出力の少なくとも1つとすることができる。

    【0013】さらに第1の態様に加えて、前記ホストシステムからの前記ディザ処理手段におけるディザリング・パターン情報を取得するための取得指示情報を前記通信手段を介して受信する手段と、前記取得指示に応答して、前記ホストシステムに前記通信手段を介して、前記ディザリング・パターン情報を送信する手段とを有することができる。

    【0014】ここで、前記送信手段は、前記ディザリング・パターン情報に補正情報を付加して送信することができる。

    【0015】さらに本発明の第2の態様は、ディザリング・パターン情報を取得するための指示通知を前記通信手段を介して印刷装置へ送信する手段と、前記指示通知に応答して前記印刷装置から送られた前記ディザリング・パターン情報を受信する手段と、前記受信した印刷装置からのディザリング・パターン情報を用いて画像データを展開し、表示装置に供給する手段とを具えたことを特徴とする画像出力制御装置にある。

    【0016】さらに本発明の第3の態様は、印刷装置に対する画像出力に関する設定情報及び画像データを解析する手段と、前記設定情報及び画像データに関する解析結果に基づいて、前記印刷装置より取得したディザリング・パターン情報と、該パターン情報から2値画像パターンの生成を行なう描画制御手段と、前記生成した2値画像パターンを、印刷装置に描画出力させるための制御命令に変換及び生成する手段と、前記制御命令を前記印刷装置に送信する手段とを備えることを特徴とする画像出力制御装置にある。

    【0017】さらに本発明の第4の態様は、印刷装置より取得したディザリング・パターン情報に基づいて、前記ホストシステムを動作させるオペレーティング・システム上で認識可能なディザリング・パターン・データを作成する手段を備えることを特徴とする画像出力制御装置にある。

    【0018】さらに第3の態様に加えて、取得したディザリング・パターン情報を用いて、2値画像パターンを生成する描画制御手段と、前記生成した2値画像パターンを表示装置の輝度信号に変換して当該表示装置に送信し、当該表示装置に印刷装置に搭載される画像パターンと同一の画像パターンを表示出力させる手段とを有することができる。

    【0019】さらに本発明の第5の態様は、印刷装置との間で双方向通信を行う通信手段と、該通信手段を介して前記印刷装置より入力されたディザリング・パターン情報に基づいてディザ処理を行う手段とを具えたことを特徴とする画像出力制御装置にある。

    【0020】本発明によれば、例えば、プリンタとホストシステム上のプリンタ・ドライバ間で、双方向通信を行ない、プリンタ・ドライバがプリンタに搭載されているディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)情報を取得(アップロード)し、前記ホストシステム上で前記パターン情報を認識させ、外部からの入力データに基づき、ディスプレイ・ドライバ上で前記ディザリング・パターンで生成される画像パターンを再生し、ディスプレイへ表示出力させる。 一方、プリンタにおいても同一のディザリング・パターンで生成される画像パターンを印刷することによって、表示出力と印刷結果を一致させるよう動作する。

    【0021】さらに、本発明の別の態様は、印刷装置とホストシステム間で双方向通信を行う双方行通信手段と、前記印刷装置からホストシステムへディザリング・
    パターンを前記通信手段を介して送信する送信手段と、
    前記ディザリング・パターンを用いてディザ処理するディザ処理手段と、前記ディザ処理手段によって得られた2値信号を用いて表示装置に表示させる表示制御手段とを具えたことを特徴とする印刷システムにある。

    【0022】本発明のさらに別の態様は、ホストコンピュータとの間で双方向通信を行うステップと、前記ホストシステムへ送信された画像出力に関する情報に基づいて、入力された画像データをディザリング処理して2値画像データを生成するステップとを具えたことを特徴とする印刷制御方法にある。

    【0023】本発明のさらに別の態様は、印刷装置に対してディザリング・パターン情報を取得するための指示通知を送信するステップと、前記指示通知に応答して前記印刷装置から送られた前記ディザリング・パターン情報を受信するステップと、受信したディザリング・パターン情報を用いて画像データを展開し、表示装置へ供給するステップとを具えたことを特徴とする画像出力制御方法にある。

    【0024】本発明のさらに別の態様は、印刷装置に対する画像出力に関する設定情報および画像データを解析するステップと、前記設定情報および画像データに関する解析結果に基づいて、前記印刷装置から取得したディザリング・パターン情報と、前記パターン情報から2値画像パターンを生成するステップと、生成された2値画像パターンを、印刷装置に描画させるための制御命令に変換するステップと、前記制御命令を前記印刷装置へ送信するステップとを具えたことを特徴とする画像出力制御方法にある。

    【0025】本発明のさらに別の態様は、印刷装置からディザリング・パターン情報を受信するステップと、受信したディザリング・パターン情報に基づいて、オペレーティング・システム上で認識可能なディザリング・パターンデータを作成するステップとを具えたことを特徴とする画像出力制御方法にある。

    【0026】本発明のさらに別の態様は、印刷装置からディザリング・パターン情報を受信するステップと、受信したディザリング・パターン情報に基づいてディザ処理を行うステップとを具えたことを特徴とする画像出力制御方法にある。

    【0027】本発明のさらに別の態様は、印刷制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、該制御プログラムは、コンピュータに、ホストシステムとの間で双方向通信を行わせ、前記ホストシステムへ送信された画像出力に関する情報に基づいて、入力された画像データをディザリング処理して2値画像データを生成させることを特徴とする印刷制御プログラムを記憶した記憶媒体にある。

    【0028】本発明のさらに別の態様は、画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、該制御プログラムは、コンピュータに、印刷装置に対してディザリング・パターン情報を取得するための指示通知を送信させ、前記指示通知に応答して前記印刷装置から送られた前記ディザリング・パターン情報を受信させ、受信したディザリング・パターン情報を用いて画像データを展開し、表示装置へ供給させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体にある。

    【0029】本発明のさらに別の態様は、画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、該制御プログラムは、コンピュータに、印刷装置に対する画像出力に関する設定情報および画像データを解析させ、前記設定情報および画像データに関する解析結果に基づいて、前記印刷装置から取得したディザリング・パターン情報と、前記パターン情報から2値画像パターンを生成させ、生成された2値画像パターンを、印刷装置に描画させるための制御命令に変換させ、前記制御命令を前記印刷装置へ送信させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体にある。

    【0030】本発明のさらに別の態様は、画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、該制御プログラムは、コンピュータに、印刷装置からディザリング・
    パターン情報を受信させ、受信したディザリング・パターン情報に基づいて、オペレーティング・システムで認識可能なディザリング・パターンデータを作成させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体にある。

    【0031】本発明のさらに別の態様は、画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、該制御プログラムは、コンピュータに、印刷装置からディザリング・
    パターン情報を受信させ、受信したディザリング・パターン情報に基づいてディザ処理を行わせることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体にある。

    【0032】本発明のさらに別の態様は、印刷用のディザリング・パターンを取得する取得手段と、取得したディザリング・パターンを用いて、入力画像データをディザ処理するディザ処理手段と、ディザ処理された画像データを表示装置による表示のための表示データへ変換する変換手段と、前記変換手段により変換された表示データを表示装置へ供給する供給手段とを具えたことを特徴とする画像出力制御装置にある。

    【0033】本発明のさらに別の態様は、印刷用のディザリング・パターンを取得するステップと、取得したディザリング・パターンを用いて、入力画像データをディザ処理するステップと、ディザ処理された画像データを表示装置による表示のための表示データへ変換するステップと、変換された表示データを表示装置へ供給するステップとを具えたことを特徴とする画像出力制御方法にある。

    【0034】本発明のさらに別の態様は、画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、該制御プログラムは、コンピュータに、印刷用のディザリング・パターンを取得させ、取得したディザリング・パターンを用いて、入力画像データをディザ処理させ、ディザ処理された画像データを表示装置による表示のための表示データへ変換させ、変換された表示データを表示装置へ供給させることを特徴とする画像出力制御プログラムを記憶した記憶媒体にある。

    【0035】本発明の上記目的以外の目的は、図面および以下の詳細な説明から明らかとなるであろう。

    【0036】

    【発明の実施の形態】以下、添付図面にしたがって本発明の実施形態を詳細に説明する。

    【0037】(実施形態1)以下にホストシステムとこれに接続される印刷装置(プリンタ)及び表示装置(ディスプレイ)から構成されるシステムにおいて、ホストシステムのプログラムメモリ上にあるプリンタ制御プログラム(プリンタ・ドライバ)で、双方向通信制御処理により、プリンタに搭載されるディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)情報を取得し、その情報及び外部入力データに基づいて、プリンタへのパターン印刷を実行し、同じくホストシステムのプログラムメモリ上にあるディスプレイ制御プログラム(ディスプレイ・ドライバ)で同一のディザリング・パターンを用い、ディスプレイへのパターン表示出力を実行する例を示す。

    【0038】印刷装置及び表示装置に関するパターン出力制御装置構成の説明(図1)図1は実施形態の(および他の実施形態に共通の)基本構成図で、本実施形態の特徴を最もよく表す図面である。

    【0039】ホストシステム100とこれに対して、入力を行なうキーボード、マウスなどの入力装置101、
    表示出力を行う表示装置(ディスプレイ)102、ファイルの入出力を行なうディスク103及び該当ホストシステム100に接続される印刷装置(プリンタ)112
    からなるシステムにおいて、ホストシステム100内のプログラムメモリ(RAM)106上にある、本発明のパターン出力制御方式を実現するプリンタ制御プログラム(プリンタ・ドライバ)では、ホストシステム−プリンタ間で行う専用の双方向通信制御処理、この双方向通信を使ってプリンタに搭載されるディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)情報を取得する処理、取得した情報をホストシステムの基本プログラム(オペレーティング・システム)及びディスプレイ制御プログラム(ディスプレイ・ドライバ)で認識可能にさせるための情報変換処理を行ない、プリンタ制御命令に変換・生成し、画像パターンをプリンタに描画出力させる処理を行なう。 同じく前記ホストシステム100内のプログラムメモリ(RAM)106上にある、ディスプレイ制御プログラム(ディスプレイ・ドライバ)では、オペレーティング・システム上で認識可能に変換された前記同一のディザリング・パターンから同様に画像パターン生成を行ない、輝度信号に変換・生成し、ディスプレイに表示出力させる処理を行う構成からなる。

    【0040】図1において、さらに詳細にホストシステム100の構成を説明する。 104はホストシステム及び接続される各入出力装置の制御や、入力された指示に従って出力制御など一連の処理、各種プログラムを実行するCPU、105は、CPU104を動作させるためのオペレーティング・システムなど種々の基本プログラムを格納するメモリであるROMである。 106は、C
    PU104が本発明であるパターン出力制御方式を実現する専用の双方向通信制御及びプリンタ・ドライバ、ディスプレイ・ドライバなどを実行/動作させる各種処理のための作業領域として用いられるメモリであるRAM
    であって、外部からプリンタ・ドライバ及びプリンタ1
    12に対してパターン出力に関する情報、指示入力及び印刷指示を行なうアプリケーション・プログラムなどもこのRAM上にある。 107は、ホストシステム100
    に接続され、入力を行うキーボード、マウスなどの入力装置101のインターフェースを備えるキーボード・コントローラ、108は、ディスプレイ102への表示出力を行うためのインターフェースを備えるディスプレイ・コントローラ、109は、ディスク103への入出力インターフェースを備えるディスク・コントローラである。 110は、ホストシステム100とプリンタ112
    を接続して、通信を行なうための専用の双方向通信プロトコルを備えたセントロニクス準拠の入出力パラレルインターフェースである。 111は各構成要素を接続するCPUバスである。

    【0041】プリンタ112の構成を詳細に説明する。
    114はプリンタに接続される各入出力の制御や、入力された指示に従って印刷制御など一連の処理、通信制御処理などのプログラムを実行するCPU、115は、各入出力の制御、通信制御処理、入力された指示に従って印字制御など一連の処理、制御コマンド解析処理などプリンタを動作させるプログラム、パターン出力に関する各種属性情報、ディザリング・パターン構成データの他、各種データなどが格納されているメモリであるRO
    M、116は、CPU114が各種プログラムで実行・
    処理を行なうための作業領域として用いられるメモリであるRAMである。 117は、ホストシステム100とプリンタ112を接続して、データのやり取りを行なうための専用の双方向通信プロトコルを備えたセントロニクス準拠の入出力パラレルインターフェースである。 1
    18は、ROM115と同様各種データなどが格納されているディスク113との入出力インターフェースを備えるディスク・コントローラ、119は、機構的にパターン出力を行なう印刷装置駆動系(エンジン部)121
    とのデータ及び信号のやり取りを行なう入出力インターフェースを備えるエンジン制御処理部である。 120
    は、各構成要素を接続するCPUバスである。

    【0042】ホストシステム100内のプログラムメモリRAM106上にあるプリンタ制御プログラム(プリンタ・ドライバ)の制御処理及び動作を詳細に説明する。

    【0043】ホストシステム100内のRAM106上にある本発明のパターン出力制御方式を実現するプリンタ制御プログラム(プリンタ・ドライバ)は、同じくR
    AM106上にある図形及び文字を含むパターン描画アプリケーション・プログラムなどパターン入力プログラムからのパターン出力指示により起動する。

    【0044】まず、プリンタ初期化処理でプリンタの印刷制御を行なうためにプリンタを初期化する制御命令を送信する。

    【0045】続いて、前記文字入力プログラムよりプリンタ112に搭載されるディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)情報取得指示送信処理にて、プリンタ112に対して専用の双方向通信制御処理を行なって、プリンタ112に搭載されているディザリング・パターン情報の取得指示を送信する。 この取得指示はプリンタ制御命令形式でも良いしあるいは信号でも良い。

    【0046】前記情報受信処理にて、プリンタ112から前記双方向通信制御処理を行なって、前記情報を受信し、RAM106あるいはディスク103の記憶制御装置に格納する。

    【0047】前記記憶制御装置に格納された前記情報は、このホストシステムのオペレーティング・システム及びディスプレイ制御プログラム(ディスプレイ・ドライバ)上で認識可能なデータ形式にするため、前記情報の変換処理を行ない、同じくRAM106あるいはディスク103の記憶制御装置に格納する。

    【0048】RAM106上にある前記パターン入力プログラムから、プリンタに印刷を行なわせるための図形及び文字のパターン・データ、サイズ、描画出力開始位置などの入力処理を行なうデータ及び各種設定情報入力処理、前記入力されたパターン・データ及び設定情報などを解析する入力データ及び情報解析処理、サイズ、描画出力形態などを指示する各設定パラメータに基づいて、構成されるパターンの描画出力形態を決定する描画出力形態制御処理、前記決定したパターンを印刷するため、プリンタ112のプリンタ制御命令を変換・生成する出力制御命令変換処理、生成された印字出力制御命令をプリンタに送信する出力制御命令送信制御処理において一連の処理を施し、プリンタ112からパターンを出力する。

    【0049】同じくホストシステム100内のプログラムメモリRAM106上にあるディスプレイ制御プログラム(ディスプレイ・ドライバ)の制御処理及び動作を詳細に説明する。

    【0050】ホストシステム100内のRAM106上にある本発明のパターン出力制御方式を実現するディスプレイ制御プログラム(ディスプレイ・ドライバ)は、
    同じくRAM106上にある図形及び文字を含むパターン描画アプリケーション・プログラムなどパターン入力プログラムからのパターン出力指示により起動する。

    【0051】まず、ディスプレイ初期化処理においてディスプレイの表示出力制御を行なうためにディスプレイを初期化する。

    【0052】前記プリンタ・ドライバによってRAM1
    06あるいはディスク103の記憶制御装置に格納されたこのホストシステムのオペレーティング・システム及びディスプレイ・ドライバ上で認識可能なデータ形式のディザリング・パターンを記憶制御装置より読み込み(ロードする)、RAM106上にある前記パターン入力プログラムから、ディスプレイ102に表示出力を行なうための図形及び文字パターン・データ、色、階調、
    サイズ、出力開始位置などの入力処理を行なうデータ及び各種設定情報入力処理、前記入力されたデータ及び各種設定情報などを解析する入力データ及び設定情報解析処理、色、階調、サイズ、表示出力形態などを指示する各設定パラメータ及びプリンタ112に搭載される前記ディザリング・パターン情報に基づいて、パターン表示出力形態を決定する表示出力形態制御処理、前記決定したパターンを表示出力するため、前記ディザリング・パターンを用いて画像パターンを生成し、輝度信号に変換・生成する出力信号変換処理、生成された輝度信号をディスプレイに送信する出力送信制御処理を施し、ディスプレイ102からパターンを表示出力する。

    【0053】一方、印刷装置(プリンタ)112内のメモリROM115上にある制御プログラムにおける通信制御処理によるプリンタ112に搭載されているディザリング・パターン情報データの送信動作を詳細に説明する。

    【0054】まず、ホストシステム100内のプログラムメモリRAM106上にあるプリンタ・ドライバから送信されるプリンタを初期化する制御命令を受信し、初期化処理を行う。

    【0055】続いて、プリンタ112に搭載されるディザリング・パターン情報データ取得指示受信処理にて、
    ホストシステム100内のプログラムメモリRAM10
    6上にあるプリンタ・ドライバから専用の双方向通信制御処理を行なって送信されてくる前記情報データの取得指示を受信する。

    【0056】前記情報データ送信処理にて、前記双方向通信制御処理を行なって、プリンタ112に搭載されるディザリング・パターン情報データをROM115あるいはディスク113から読み出し、前記プリンタ・ドライバを経由してホストシステム100内のRAM106
    あるいはディスク103に送信する。

    【0057】また、印刷装置(プリンタ)112内のメモリRAM106上にある制御プログラムにおける印刷出力制御処理によるパターンの出力動作を詳細に説明する。

    【0058】プリンタ・ドライバから、プリンタ112
    に印刷を行なうために送信されてくるプリンタ印刷制御命令の入力を行なう印刷制御命令入力処理、前記入力されたプリンタ印刷制御命令及び各種設定パラメータなどを解析する制御設定パラメータ解析処理、前記印刷制御命令、制御設定パラメータ及びディザリング・パターン情報に基づいて、2値画像パターンを生成し、ビットマップ・メモリに展開するビットマップ展開処理において一連の処理を施し、エンジン制御処理部にある入出力インターフェース119を通して、印字出力装置駆動系(エンジン部)121に前記生成されたビットマップ・
    データを送信して、パターンを出力121する。

    【0059】[ディザリング・パターン(図2)]図2
    は、一般によく知られている代表的なディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)である。 201は、B
    ayer型ディザリング・パターン及びこれを数量的に表現したディザ・マトリックスD bである。 202は、
    ファッティング型ディザリング・パターン及びこれを数量的に表現したディザ・マトリックスD hである。 印刷装置(プリンタ)に、同様な形式のマトリックス・データを搭載・格納し、双方向通信処理により、ホストシステムからの要求に応じて、ディザ・マトリックスの情報データを送信(アップロード)する。

    【0060】以上に示したのは4×4のディザパターンであったが、16×16のディザパターンあるいはもっとサイズの大きいブルーノイズ型ディザパターン等も使用可能である。

    【0061】[本実施形態の各制御処理(図3〜図7)]次に図3〜図7に示すフローチャートによって、
    上記構成からなる本実施形態におけるホストシステム1
    00のプログラム・メモリRAM106上にあるプリンタ制御プログラム(プリンタ・ドライバ)及び印刷装置(プリンタ)112内のプログラムROM114上にある各制御処理を詳細に説明する。

    【0062】図3は本実施形態に係る印刷装置(プリンタ)における制御処理を示すフローチャートである。

    【0063】ステップ301は、双方向通信制御処理(モジュール)で、ホストシステム100と通信を行うための専用の双方向通信プロトコルを備えたセントロニクス準拠の入出力パラレルインターフェースにおいて、
    データの送受信、各信号の入出力タイミングを図る制御処理を行ない、ホストシステムからの信号、各種指示及びデータなどの送信(ステップ302)を受信する。

    【0064】ステップ303は、プリンタで印刷の準備をするために行う初期化処理で、プリンタにおける給紙方法、出力用紙サイズ指定など要求する設定をあらかじめ行なう。 これは一般に、ホストシステム100からの初期化制御命令を受信して行なわれる。

    【0065】ステップ304は、ホストシステム100
    からのパターンを出力するための印刷制御命令及び図形及び文字パターン・データの入力である。 入力は、外部、例えばパターン描画アプリケーションなどのパターン入力プログラムからホストシステム100のプログラム・メモリRAM106上にあるプリンタ・ドライバを経由して、プリンタへの印刷指示によって行なわれる。

    【0066】ステップ305は、前記入力された印刷制御命令及び図形及び文字パターン・データなどの解析処理を行なう。

    【0067】ステップ305で解析処理された印刷制御命令及びデータをさらに、ステップ306でパターン・
    データ及び各設定パラメータに分離する。

    【0068】ステップ306(判断分岐)で分離されたパターン・データは、ステップ307でパターン・データ記憶制御部に格納し、以降の処理に備える。

    【0069】同様に、ステップ306(判断分岐)で分離された設定制御パラメータは、ステップ308でパラメータ解析を行ない、ステップ309の制御命令解析処理(モジュール)において、ステップ308で解析された設定パラメータ及び印刷制御命令に基づき、図形及び文字種選択、色、階調などの出力属性、サイズ計算、出力位置などパターンの出力形態を決定し、パターン出力のための制御データを生成する。

    【0070】前記ステップ307でパターン・データ記憶制御部に格納したパターン・データと、前記ステップ307で解析処理され、生成されたパターン出力のための制御データは、ステップ310のパターン構成制御処理(モジュール)において、構成パターン及び形態、用紙ページに対する配置を決定する。

    【0071】ステップ311のビットマップ展開処理(モジュール)において、ステップ310のパターン構成制御処理(モジュール)で決定された、前記構成パターン、形態及び色、階調などの出力属性と、該当ディザリング・パターン情報に基づき、2値画像パターンから、ビットマップ・データを生成して、ページあるいは印字領域帯(バンド)メモリに展開処理を行なう。

    【0072】ステップ311のビットマップ展開処理(モジュール)で生成されたビットマップ・データを、
    ステップ312で、印字出力装置駆動系(エンジン部)
    に送信(313)して、パターンの出力を行なう。

    【0073】図4は本実施形態に係る印刷装置(プリンタ)における他の制御処理を示すフローチャートである。

    【0074】ステップ401は、双方向通信制御処理(モジュール)で、ホストシステム100と通信を行うための専用の双方向通信プロトコルを備えたセントロニクス準拠の入出力パラレルインターフェースにおいて、
    データの送受信、各信号の入出力タイミングを図る制御処理を行い、ホストシステムからの信号、各種指示及びデータなどの送信(ステップ402)を受信する。

    【0075】ステップ403は、プリンタ112に搭載されるディザリング・パターン情報をアップロードする準備を行なうための初期化処理で、ホストシステム10
    0からの信号あるいは初期化制御命令を受信して行なわれる。

    【0076】ステップ404では、ホストシステム10
    0からのプリンタ112に搭載されているディザリング・パターン情報についての取得指示(ステップ405)
    を、前記ステップ401の双方向通信制御処理(モジュール)を行なって受信する。

    【0077】ステップ406は、同じくホストシステム100から、ホストシステム100がプリンタ112に搭載されるディザリング・パターン情報を取得するための入力を行う。 入力項目は、ホストシステム100が取得するディザリング・パターンの種類、属性情報である。

    【0078】ステップ407は、前記ステップ406で入力されたディザリング・パターンの種類、属性情報などの解析処理を行う。

    【0079】ステップ408(判断分岐)で、前記ステップ406で入力されたディザリング・パターンの種類、属性情報に合致したディザリング・パターンが搭載されているかの判断を行う。

    【0080】ステップ408(判断分岐)において該当ディザリング・パターンが搭載されていないと判断された場合は、ステップ409でエラーメッセージをホストシステムに送信する。

    【0081】同様に、ステップ408(判断分岐)において該当ディザリング・パターンが搭載されていると判断された場合は、プリンタ112上のRAM116あるいはハードディスク113の記憶装置より、該当ディザリング・パターン情報データを読み出す(ロードする)。

    【0082】ロードされた前記情報データは、ステップ411の送信データ作成処理(モジュール)で、ホストシステム100にアップロードするため規定された型式(フォーマット)に作成する。

    【0083】作成したディザリング・パターン情報データをステップ412でホストシステムに送信する。

    【0084】図5はホストシステム100のプログラムメモリRAM106上にあるプリンタ制御プログラム(プリンタ・ドライバ)における制御処理の一例を示すフローチャートである。

    【0085】ステップ501は、双方向通信制御処理(モジュール)で、プリンタ110と通信を行うための専用の双方向通信プロトコルを備えたセントロニクス準拠の入出力パラレルインターフェースにおいて、データの送受信の制御処理を行う。

    【0086】ステップ502は、プリンタ112に搭載されるディザリング・パターン情報データを取得するため、プリンタ112にデータ・アップロードする準備を行わせるための初期化処理で、プリンタ初期化制御命令を送信して行う。

    【0087】プリンタ503は、プリンタ112に搭載されるディザリング・パターン情報データを取得するための要求するディザリング・パターンの種類、属性情報などの入力である。

    【0088】ステップ504は、前記ステップ503で入力されたディザリング・パターンの種類、属性情報から、プリンタ112に送信するための要求ディザリング・パターン情報データ取得指示データを作成する。 データ形式は、プリンタ制御命令でも良いし、信号でも良い。

    【0089】ステップ505で、前記ステップ504で作成された送信データをプリンタ112に、取得指示として送信する(506)。

    【0090】ステップ507では、まずプリンタ112
    からのステータスを受信する(508)。

    【0091】次にステップ509では、前記取得指示5
    06に対して、プリンタ112に指定した該当ディザリング・パターンが搭載されているか、搭載されていないかの応答ステータス・メッセージを判別する。

    【0092】ステップ509で判別した結果、該当ディザリング・パターンが搭載されていないエラーであった場合は、終了する。 該当ディザリング・パターンが搭載されていた場合は、ステップ510で次に取得するディザリング・パターン情報データを受信し、メモリRAM
    106あるいはハードディスク103の記憶装置に格納する。

    【0093】図6は本実施形態に係るホストシステム1
    00のプログラムメモリRAM106上にあるプリンタ制御プログラム(プリンタ・ドライバ)及びディスプレイ制御プログラム(ディスプレイ・ドライバ)における制御処理の一例を示すフローチャートである。

    【0094】プリンタ印字制御プログラム(プリンタ・
    ドライバ)は、外部、例えばパターン描画アプリケーションなどのパターン入力プログラムからのプリンタへの印刷指示によって、起動が開始されステップ601〜6
    07を実行する。

    【0095】まず、ステップ601では、用紙サイズ、
    印刷方向、描画解像度設定、座標系の単位設定など印刷の準備をするため、プリンタに対する各設定パラメータをプリンタ制御命令に変換・生成し、送信してプリンタの初期化処理を行なう。

    【0096】ステップ602は、プリンタ・ドライバに対する、外部からのパターンの描画出力形態を指定する各設定パラメータ及びパターン・データの入力を行う。
    これは一般に、パターンを作成するアプリケーション・
    プログラムから、直接あるいはオペレーティング・システムを介して入力される。

    【0097】ステップ603は、前記入力された各設定パラメータ及びパターン・データなどの解析処理を行う。

    【0098】ステップ603で解析処理されたパラメータ及びデータをさらに、ステップ604でパターン・データ及び各設定パラメータに分離する。

    【0099】ステップ604(判断分岐)で分離されたパターン・データは、ステップ605でパターン・データ記憶制御部に格納し、以降の処理に備える。

    【0100】一方、ステップ604(判断分岐)で分離された入力設定パラメータは、ステップ606で解析を行う。

    【0101】前記ステップ605でパターン・データ記憶制御部に格納したパターン・データは、ステップ60
    6での入力設定パラメータ解析処理に基づき、ステップ607のパターン構成制御処理(モジュール)において、パターン種選択、描画出力属性、サイズ計算、描画出力位置などパターンの出力形態を決定し、プリンタの出力用紙ページに配置する。

    【0102】以上、ステップ602〜ステップ607の制御処理は、同じくホストシステム100のプログラムメモリRAM106上にあるディスプレイ制御プログラム(ディスプレイ・ドライバ)においても同様の処理を行う。

    【0103】プリンタドライバにおいては、前記ステップ607で構成されたパターンの制御データは、ステップ608の印刷制御命令変換処理(モジュール)において、プリンタにパターン出力するためにプリンタの印刷制御命令に変換・生成する。

    【0104】ステップ609のプリンタへの出力送信処理(モジュール)においては、プリンタ112に対して、ステップ608で生成された印刷制御命令を送信し、プリンタからパターンを印刷する(610)。

    【0105】また、ディスプレイ・ドライバにおいては、前記ステップ607でプリンタに搭載されるディザリング・パターン情報に基づき、構成するパターンの制御データをビットマップ・パターンに展開し、輝度信号として送信し、ディスプレイ102にパターンを表示出力する。

    【0106】図7は本発明に係るホストシステム100
    のプログラムメモリRAM106上にあるプリンタ制御プログラム(プリンタ・ドライバ)における制御処理の他の一例を示すフローチャートである。

    【0107】ステップ701は、前記ホストシステム1
    10にプリンタ112からアップロードしたディザリング・パターン情報をホストシステム100のメモリRA
    M106あるいはハードディスク103の記憶装置から読み出す(ロードする)。

    【0108】ステップ702では、前記ステップ701
    でロードしたディザリング・パターン情報の解析を行なう。

    【0109】ステップ702で解析処理された情報及びデータをさらに、ステップ703(判断分岐)で付属情報及びディザリング・パターンに分離する。

    【0110】ステップ703(判断分岐)で分離された付属情報は、ステップ704でホストシステム100のプログラムメモリROM105上の基本プログラムであるオペレーティング・システム及びディスプレイ・ドライバ上で、認識可能とするために規定される情報形式(フォーマット)に変換する処理を行い、以降の処理に備える。

    【0111】一方、ステップ703(判断分岐)で分離されたディザリング・パターンは、ステップ705のディザリング・パターン展開処理(モジュール)において、前記同様にオペレーティング・システム及びディスプレイ・ドライバ上で認識可能するため、規定フォーマットで展開処理を行なう。

    【0112】ステップ706は、前記ステップ704で規定フォーマットされた付属情報及びステップ705で展開処理されたディザリング・パターンに基づき、オペレーティング・システム及びディスプレイ・ドライバ上で認識可能なパターンのファイルを作成するパターン構成ファイル作成処理(モジュール)を行う。

    【0113】ステップ707で、前記ステップ706で作成したパターン構成ファイルは、同じく前記ホストシステム100のメモリRAM106あるいはハードディスク103の記憶装置に格納する。

    【0114】図8は、ホストシステム100におけるプログラムメモリRAM106上に存在するディスプレイ制御プログラム(ディスプレイ・ドライバ)の制御処理のフローチャートである。

    【0115】まず、プリンタにおいて使用されるディザリング・パターンをRAM106あるいはディスク10
    3の記憶装置からロードする(801)。

    【0116】ステップ802において、ロードしたディザリング・パターンを用いて入力多値画像データをディザ処理する。 これによりプリンタで出力される形態と同じ記録2値信号が形成される。 この記録2値信号をディスプレイサイズ、ディスプレイの解像度、プリントサイズおよびプリント解像度に応じて、つまりサイズが等しい場合は、それぞれの解像度(一般的にはプリントの解像度の方が高いので)の比に応じて記録2値信号を多値信号に変換する。 この2値多値変換は従来周知の領域内の2値信号が“1”である数を計数する方法等を用いれば良い。

    【0117】ステップ804では多値信号にフィルタリング処理を施すなどして多値画像処理を行う。 そしてステップ805ではステップ804で得られた多値信号をディスプレイ用の輝度信号に変換し、さらにディスプレイの特性に合わせて必要に応じ色空間圧縮などの各種フィルタ処理を経てディスプレイに表示させる(ステップ806)。

    【0118】従って、本実施形態によれば、ホストシステムとプリンタ間を、双方向通信プロトコルを備えるセントロニクス準拠のパラレル・インターフェースを使って双方向通信するために、ホストシステム及びプリンタのプログラムメモリによって専用の双方向通信制御処理を行い、ホストシステムのプログラムメモリ上にある、
    プリンタの制御を行なうためのプリンタ・ドライバが、
    プリンタに対して、プリンタに搭載される、入力される画像パターンをディザリング処理して2値画像を生成するディザ処理方法を実現するディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)情報を取得するための指示通知を送信し、その取得指示通知を受信したプリンタが、
    前記情報をホストシステムにアップロードする。 前記情報を取得したホストシステム上のプリンタ・ドライバは、オペレーティング・システム及びディスプレイ・ドライバ上で該当ディザリング・パターンを認識可能にするため、フォーマット変換及びパターン展開処理を行なう。 ディスプレイに表示出力されるパターンとプリンタから印刷されるパターンは、前記同一のディザリング・
    パターン情報に基づき、パターン展開処理を行なってパターンの出力を行なうため、表示出力と印刷結果の一致を実現することが可能となる。

    【0119】(実施形態2)本実施形態は、図1に示すホストシステムのプログラムメモリ上にあるプリンタ・
    ドライバにおいて、プリンタからアップロードされたディザリング・パターン情報をドライバ内のパターン作成処理に取り込み、いわゆるホストシステム側で、プリンタに搭載されるものと同様のカラー画像(多値画像)パターンを2値画像パターンに変換・生成するディザ処理を実行するものである。

    【0120】一般に入力される画像パターンにディザリング処理を行なう処理、特にカラー画像(多値画像)パターンを2値画像パターンに変換・生成するディザ処理方法を実現するためには、要求されるディザリング・パターンで、パターンを生成処理する際のCPU占有時間、メモリ消費量が多くなるため、ホストシステム側でこれらの処理を行なうことによって、プリンタでの処理動作を低減し、CPU、メモリ資源を節約でき、コストダウンが可能となる。

    【0121】(実施形態3)本実施形態は、図1に示すプリンタからのディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)情報に付加して、該当ディザリング・パターンの色濃度及び階調表現を補正する定形的に表される数値(濃度補正パラメータ)を同時にアップロードし、パターン生成制御処理を行なうものであって、これによって、最適化された高品位な画像パターンを得ることが可能となる。

    【0122】(実施形態4)本実施形態は、図1に示すホストシステムとプリンタ間を接続する双方向通信プロトコルを備えたセントロニクス準拠の入出力パラレル・
    インターフェースに代えて、従来よりある双方向通信プロトコルを備えるRS−232C準拠、RS−424準拠の入出力シリアル・インターフェースあるいはSCS
    Iインターフェースを使って、図1に示すホストシステム100のプログラムメモリRAM106上にあるプリンタ・ドライバ及びプリンタ112のメモリROM11
    5上にある双方向通信制御処理、ディザリング・パターン情報データのやり取りを行なうものである。

    【0123】(実施形態5)本実施形態は、図1に示すホストシステム100のプログラムメモリRAM106
    上にあるプリンタ・ドライバから、図5の専用の双方向通信制御処理を行ない、プリンタ112に搭載されるディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)情報をプリンタ112からアップロードする処理部分及び図7
    のオペレーティング・システム及びディスプレイ・ドライバ上で該当ディザリング・パターンを認識可能にするため、フォーマット変換を行なう処理部分を、別に専用のディザリング・パターン情報のアップロード及びフォーマット変換処理プログラムとしてホストシステム10
    0のプログラムメモリRAM106上に記憶したものであって、これによって、あらかじめホストシステム10
    0にプリンタ112から、ディザリング・パターン情報のアップロード及びフォーマット変換を行ない、プリンタ・ドライバ及びディスプレイ・ドライバでパターンの出力制御処理を施し、同一のパターンを表示出力及び印刷させることも可能である。

    【0124】(実施形態6)本実施形態は、実施形態5
    において示したプリンタに搭載される専用のディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)情報のアップロード処理プログラムを図1に示すホストシステム100
    のプログラムメモリRAM106上に常駐させ、同じくホストシステム100のプログラムメモリRAM106
    上にあるプリンタ・ドライバあるいはディスプレイ・ドライバから、前記プログラムを任意に呼び出し、プリンタ112からのディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)のアップロードを行ない、プリンタ・ドライバ及びディスプレイ・ドライバでパターンの出力制御処理を施し、同一のパターンを表示出力及び印刷させるものである。

    【0125】さらに、本発明の別の態様として、プリンタ・ドライバ内にいくつかのディザリング・パターンを用意しておき、選択された同一のディザリング・パターンを用いて、プリンタ・ドライバおよびディスプレイ・
    ドライバ(あるいはディスプレイ用のオペレーティング・システム)の両方でディザ処理を行うことにより、W
    YSIWYGを少ないメモリ量で実現できる。

    【0126】すなわち、図1のメモリRAM106あるいはディスク103上にプリンタ・ドライバを常駐させておき、その中に複数のディザリング・パターンを用意しておく。 そして、ホストシステム100においてオペレータがディザリング・パターンを選ぶと、ディスプレイ・ドライバ(あるいはディスプレイ用オペレーティング・システム)はプリンタドライバからディザリング・
    パターンを受信する。 ディスプレイ・ドライバ(あるいはディスプレイ用オペレーティング・システム)は、図8の処理を行い、選択され、受信したディザリング・パターンに応じて画像をディスプレイ上に表示する。

    【0127】オペレータはその表示画像が気に入れば、
    それをプリントアウトするべく指示を行う。 気に入らなければ他のディザリング・パターンを選択し再度表示を行う。

    【0128】プリントアウトが指示されると、プリンタ・ドライバは同一の選択されたディザリング・パターンに応じて図6または図7の処理を行い、印刷が実行される。

    【0129】このように、プリンタ自体、あるいはプリンタ・ドライバが持っているディザリング・パターンをディスプレイ・ドライバが共用することによって、ディザリング・パターンのメモリをディスプレイ・ドライバから省くことができ、さらにWYSIWYGを実現できる。

    【0130】なお、ディスプレイ・ドライバ側でディスプレイの解像度に合わせた2値多値変換を行うことによって、ディスプレイ上で印刷出力と同等の画像を得ることができる。

    【0131】

    【発明の効果】以上説明した実施形態に従えば、画像出力に関して効率的な装置を提供することができ、さらに、例えば、ホストシステムからプリンタに対して、入力されるカラー画像(多値画像)パターンを2値画像パターンに変換するディザ処理方法を実現する、ディザリング・パターン(ディザ・マトリックス)情報をアップロードさせ、この情報に基づいて、プリンタ・ドライバあるいはディスプレイ・ドライバで、パターン生成及び出力制御処理を施し、パターン出力を行なうことによって、以下に示す効果がある。

    【0132】(1)プリンタに搭載されるディザリング・パターン情報をホストシステムにアップロードして、
    このディザリング・パターン情報を使って、ホストシステム上のプリンタ・ドライバ及びディスプレイ・ドライバで、それぞれプリンタ及びディスプレイに同一の画像パターンの生成・出力を行なうパターン出力制御方式を採用することによって、従来の疑似的あるいは各装置で最も近いパターンを生成・出力する方式に比べ、より高度なWYSIWYG(What You SeeIs
    What You Get)を実現することが可能になるという効果がある。

    【0133】(2)同じ制御処理系を有する複数のプリンタ機種に対応する1つのプリンタ・ドライバにおいて、プリンタに搭載されるディザリング・パターン情報をプリンタ・ドライバ内に用意することなく、複数のプリンタ機種毎に搭載されるディザリング・パターン情報が異なっていても、その各々のディザリング・パターン情報を取得することが可能となるため、プリンタ・ドライバ内でその情報データ領域が占めるメモリ量も縮小あるいは必要なくなり、プリンタ・ドライバを動作させる上でのメモリ消費の低減を図ることができるという効果がある。

    【0134】(3)メモリ、ディスクなどの記憶装置について、その記憶容量は一般にプリンタに比べ、ホストシステムの方が低コストで大容量の記憶装置が供給可能であるが、本発明ではプリンタからホストシステムにディザリング・パターン情報をアップロードして、ホストシステム側で、カラー画像(多値画像)パターンを2値画像パターンに変換・生成する処理を行なう。 これによって、一般に入力される画像パターンにディザリング処理を行なう処理、特にカラー画像(多値画像)パターンを2値画像パターンに変換・生成するディザ処理方法を実現するためには、要求されるディザリング・パターンで、パターンを生成処理する際のCPU占有時間、メモリ消費量が多くなるが、本発明ではプリンタでの処理動作を低減し、CPU、メモリ資源を節約でき、プリンタに高性能CPU及び大容量のメモリあるいはディスクなどの記憶装置を用意することが必要なくなるため、低コストのプリンタを提供することが可能になるという効果がある。

    【0135】さらに、プリンタ自体あるいはプリンタ・
    ドライバが持っているディザリング・パターンをディスプレイ・ドライバが共用することによって、ディザリング・パターンのメモリをディスプレイ・ドライバから省くことができ、さらにWYSIWYGを実現できる。

    【0136】なお、ディスプレイ・ドライバ側でディスプレイの解像度に合わせた2値多値変換を行うことによって、ディスプレイ上で印刷出力と同等の画像を得ることができる。

    【0137】本発明は特許請求の範囲に示した範囲内で種々の応用・変更が可能である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明実施形態の基本構成図である。

    【図2】本実施形態で用いられるものと同様のディザリング・パターン及びこれを数量的に表現するディザ・マトリックスの例を示す図である。

    【図3】本実施形態のプリンタのプログラムメモリ上にある双方向通信制御処理及びパターンを出力するための制御処理の一例を示すフローチャートである。

    【図4】本実施形態のプリンタのプログラムメモリ上にある双方向通信制御処理及びディザリング・パターン情報データをホストシステムに送信するための制御処理の一例を示すフローチャートである。

    【図5】本実施形態のホストシステムのプログラムメモリ上にあるプリンタ・ドライバにおける双方向通信制御処理及びディザリング・パターン情報データをプリンタから取得するための制御処理の一例を示すフローチャートである。

    【図6】本実施形態のホストシステムのプログラムメモリ上にあるプリンタ・ドライバ及びディスプレイ・ドライバにおけるパターン出力制御処理の一例を示すフローチャートである。

    【図7】本実施形態のホストシステムのプログラムメモリ上にあるプリンタ・ドライバにおけるディザリング・
    パターン情報データ変換処理の一例を示すフローチャートである。

    【図8】本実施形態のホストシステムのプログラム・メモリ上にあるディスプレイ・ドライバにおけるパターン表示処理の一例を示すフローチャートである。

    【符号の説明】

    100 ホストシステム(ホストコンピュータ) 101 入力装置(キーボード、マウスなど) 102 ディスプレイ 103 ディスク 104 CPU 105 ROM 106 RAM 107 キーボード・コントローラ(入力インターフェース) 108 ディスプレイ・コントローラ(出力インターフェース) 109 ディスク・コントローラ(入出力インターフェース) 110 セントロニクス入出力インターフェース 111 CPUバス 112 プリンタ 113 ディスク 114 CPU 115 ROM 116 RAM 117 セントロニクス入出力インターフェース 118 ディスク・コントローラ(入出力インターフェース) 119 エンジン入出力インターフェース 120 CPUバス 121 印刷出力装置駆動系(エンジン部) 122 印刷出力

    フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 FI H04N 1/32 B41J 3/00 A 1/405 H04N 1/40 C // G06T 1/00 G06F 15/62 K

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