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Apparatus for adjusting fabric mouth position

阅读:724发布:2024-02-12

专利汇可以提供Apparatus for adjusting fabric mouth position专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent the generation of stop mark at the restart of a loom by accurately adjusting the fabric mouth position after weft mending. SOLUTION: The apparatus 10 for fabric mouth position adjustment has either one or both of independently installed dedicated winding motor 23 to drive a surface roll 22 and dedicated delivery motor 15 to drive a warp beam 4. When the apparatus has either one of the motors, the motor is driven independent of the main shaft 26 of the loom 1 based on the rotation command during the stop of the loom 1 or, when the apparatus have both motors, either one or both of the motors are driven in the same manner. The apparatus is further provided with a manual operation device 40 to generate the rotation command by manual operation and a drive controlling device 33 driving the dedicated motors 15, 23 independent of the main shaft 26 at a rotation amount corresponding to one pick including the value after the decimal point by one rotation command generated by the manual operation device 40. COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT,下面是Apparatus for adjusting fabric mouth position专利的具体信息内容。

  • 主軸(26)を駆動する主モータ(31)とは別に設けられた、サーフェスロール(22)を回転駆動させる専用の巻取モータ(23)およびワープビーム(4)を回転駆動させる専用の送出モータ(15)の少なくともいずれかを有しており、一方を有する場合はその前記専用のモータを、また両方を有する場合は前記専用のモータの少なくともいずれかを、織機(1)の停止中における回転指令に基づいて、織機(1)の主軸(26)から独立して駆動する織口位置調整装置(10)において、
    手動操作に基づいて前記回転指令を発生する手動操作器(40)と、手動操作器(40)からの1回の回転指令の出力によって、前記専用のモータ(15、23)を1ピックの小数点以下の値を含む量に対応する回転量だけ主軸(26)から独立して駆動する駆動制御装置(33)とを含むことを特徴とする織口位置調整装置(10)。
  • 専用の送出モータ(15)が設けられており、かつ駆動制御装置(33)は、送出モータ(15)の回転量をワープビーム(4)に巻かれている経糸(3)の巻径と緯糸密度とに基づいて算出することを特徴とする請求項1記載の織口位置調整装置(10)。
  • 専用の巻取モータ(23)は設けられており、かつ駆動制御装置(33)は、巻取モータ(23)の回転量をサーフェスロール(22)の径と緯糸密度とに基づいて算出することを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の織口位置調整装置(10)。
  • 1回の回転指令によるモータ(15、23)の回転量は、緯糸(7)の補修時での複数の緯糸抜き本数または織機(1)の複数の口出し回数のいずれかにおいて個別に設定可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の織口位置調整装置(10)。
  • 1回の回転指令によるモータ(15、23)の回転量は、経糸(3)の開口パターンに応じて設定可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の織口位置調整装置(10)。
  • 駆動制御装置(33)は、織機(1)の停止中における織機(1)の口出し回数に応じた回転量を自動設定すると共に、モータ(15、23)を設定された回転量だけ自動駆動させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の織口位置調整装置(10)。
  • 駆動制御装置(33)に表示器(35)が付設され、手動操作器(40)からの1回の回転指令毎のピックまたはmmを単位としたモータ(15、23)の回転量に対応する量の履歴を表示することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の織口位置調整装置(10)。
  • 说明书全文

    本発明は、織機の停止時に言い換えると糸補修後の織機の再起動前に織口(織り前)位置を調整する装置に関する。

    織機の停止時において、緯糸補修作業によって緯糸を織口から引き抜くと、緯糸を抜いた分だけ織口位置が変わるので、織機の再起動前に、その織口位置を調整する必要がある。 このため通常、作業者は、手動で巻取モータや送出モータを回転させ、織口位置を織機の停止直後の位置に復元させている。 この織口位置が正確に復元されないとき、織布に停止段が発生する。

    例えば特許文献1の技術は、スイッチを押す毎に1ピック単位の移動量分だけ巻取モータおよび送出モータを回転させ、織口位置を移動させることを開示している。 その技術によると、緯糸を1本抜いてから織口位置を調整しようとしても、実際には経糸張等などの要因により、緯糸は1ピック単位の移動量で正確に移動せず、実際に緯入れされていないこともあって、1ピック単位で織口位置を移動させても、織口位置を正確に復元させることはできない。 しかも、複数本の緯糸を抜くと更にピック間の長さの誤差が大きくなるので、ますます織口位置の復元が難しくなる。

    また特許文献2の技術は、スイッチを押し続ける間、巻取モータおよび送出モータを回転させ、目測で織口位置を調整することを開示している。 その技術によると、作業者は調整しているときの上記モータの回転量を把握できないので、織口位置の正確な調整が非常に困難になる。

    以上のような実情から、上記のいずれの織口位置の調整手段によっても、織口位置が正確に復元できないため、停止段の発生を防止することが難しいという欠点がある。

    特公平3−67132号公報

    実公平1−39727号公報

    したがって、本発明の課題は、緯糸補修後の織口位置の調整を精度よく行えるようにすることにより、織機の再起動時の停止段の発生を防止することである。

    上記課題のもとに、本発明は、織機の停止時の回転指令に基づいて、主軸を駆動する主モータとは別に設けられた、サーフェスロールを回転駆動させる専用の巻取モータおよびワープビームを回転駆動させる専用の送出モータの少なくともいずれかを有しており、一方を有する場合はその前記専用のモータを、また両方を有する場合は前記専用のモータの少なくともいずれかを、織機の停止中における回転指令に基づいて、織機の主軸から独立して駆動する織口位置調整装置において、織口位置調整装置は、手動操作に基づいて前記回転指令を発生する手動操作器と、手動操作器からの1回の回転指令の出力によって、前記専用のモータを1ピックの小数点以下の値を含む量に対応する回転量だけ主軸から独立して駆動する駆動制御装置とを含むことを特徴とする(請求項1)。

    駆動制御装置は、送出モータの回転量をワープビームに巻かれている経糸の巻径の変化と緯糸密度とに基づいて算出する(請求項2)か、または巻取モータの回転量をサーフェスロールの径と緯糸密度とに基づいて算出する(請求項3)。

    1回の回転指令による上記のモータの回転量は、緯糸の補修時での複数の緯糸抜き本数もしくは織機の複数の口出し回数のいずれかにおいて個別に設定可能である(請求項4)か、または経糸の開口パターンに応じて設定可能である(請求項5)。

    駆動制御装置は、織機の停止中における織機の口出し回数に応じた回転量を自動設定すると共に、上記モータを設定された回転量だけ自動駆動させる(請求項6)。 また駆動制御装置に表示器が付設され、表示器は手動操作器からの1回の回転指令毎のピックまたはmmを単位としたモータの回転量に対応する量の履歴を表示する(請求項7)。 なお、停止中とは詳細には製織動作が停止している場合をいう。

    請求項1によると、作業者が緯糸密度、経糸張力値等に応じて回転量を1ピック未満の単位、詳細にはピックまたはmmの単位で予め設定し、緯糸補修時の緯糸を抜いた本数や、織機の口出し回数に応じて、スイッチ等により上記操作を行えば、上記モータにより1ピックの小数点以下の値を含む量に対応する回転量だけ織口位置が移動するので、作業者は上記回転量を把握しつつ織機停止直前の織口位置を正確に復元できる。 これによって、停止段を防止することができる。 また、ピックの小数点以下の値を含む量に対応する回転量で織口位置を微調整できるので、織口調整の操作回数を間違えた場合でも停止段を最小限に抑えることができる。 なお、口出し回数とは主軸を1回転逆転させることによって、緯糸を開口内に露出する回数である。

    請求項2および請求項3によると、製織中に変化する経糸の巻径の変化と緯糸密度とに基づいて、またサーフェスロールの径と緯糸密度とに基づいて、回転量が算出されるから、織口位置の調整が正確に行える。

    請求項4によると、モータの回転量が緯糸の補修時での複数の緯糸抜き本数または織機の複数の口出し回数のいずれかにおいて個別に詳細には段階的に設定可能となっている。 実際には、緯糸補修時での緯糸の抜き本数が増えるにつれて、織口位置の誤差が段々大きくなる。 詳細には、各緯入れでの緯糸間の長さが1ピックに対応する長さより段々長くなる。 例えば1本目1.1ピック、2本目1.2ピック、3本目1.3ピック・・のようになるので、緯糸抜き本数または織機の口出し回数が増えるにつれて、1回目の回転量に対して段階的に割り増し設定することにより、より正確に織口位置を復元できる。

    請求項5によると、開口パターンにより経糸張力が影響をおよぼす度合が大きいので、開口パターンに応じて設定すると、より正確に織口位置を調整できる。

    請求項6によると、作業者が手動操作をせずに織口位置を自動調整するので、作業者の織口位置調整作業を簡略化でき、作業者の負担を緩和できる。

    請求項7によると、手動操作器からの1回の回転指令毎、言い換えると1回の操作毎のピックまたはmmを単位とした回転量に対応する量を履歴表示されるので、作業者は、織口位置の調整回数と織口位置調整のための各モータの回転量に対応する量を容易に把握できる。

    図1は織機1の全体の要部、織機制御装置2および本発明に係る織口位置調整装置10を示している。 図1で、経糸3は、ワープビーム4からシート状として送り出され、テンションロール5を経て、綜絖6の上下運動により、開口8を形成し、その位置で緯糸7と交差し、筬9によって織口11に筬打ちされ、織布12となる。 織布12は、2本のロール21、サーフェスロール22に巻き掛けられながら、クロスビーム13の外周に巻き取られていく。

    ワープビーム4は、送出制御装置14や送出モータ15によって制御される。 すなわち送出制御装置14は、張力検出器20によってテンションロール5の位置でシート状の経糸3の張力を検出するとともに、巻径検出器16によってワープビーム4での経糸3の巻径(ワープビーム4の巻径)を検出し、検出した張力情報(張力の信号)および巻径情報(巻径の信号)に応じて駆動増幅回路17により送出モータ15を駆動し、送出モータ15の回転をエンコーダ18によってフィードバック制御のもとに確認しながら、送出モータ15の回転量(経糸3の送出量)を制御していく。 送出モータ15の回転は大きな減速比の減速機19によりワープビーム4に伝達される。 なお、巻径は、巻径検出器16を使わずに、例えば送出制御装置14により送出モータ15の回転量を取得して経糸3の巻径を算出することもできる。

    サーフェスロール22は、巻取モータ23、減速機24によって駆動されるが、巻取モータ23の回転制御は、巻取制御装置25によって行われる。 巻取制御装置25は、織機1の主軸26の回転と同期して、駆動増幅回路27により巻取モータ23を駆動し、巻取モータ23の回転をエンコーダ28によってフィードバック制御のもとに確認しながら、巻取モータ23の回転量(織布12の巻取量)を制御していく。 なお、クロスビーム13は図示しないが、公知の装置により駆動される。 このように、送出モータ15および巻取モータ23は、主軸(26)を駆動する主モータ(31)とは独立して設けられ、駆動されている。

    また、綜絖6は開口駆動機構29によって駆動され、開口駆動機構29は主軸26の回転と同期する開口制御装置30により制御される。 なお、主軸26は主モータ31によって駆動されるようになっており、その回転はエンコーダ38により検出され、検出された回転信号は、巻取制御装置25や開口制御装置30に送られる。

    そして、織機制御装置2は、前記の送出制御装置14、巻取制御装置25、開口制御装置30の他、記憶器32および駆動制御装置33により構成されている。 記憶器32は設定器34により入力された回転量のデータを記憶する。 駆動制御装置33は、織口11の位置を移動させるために、経糸3の送出量および織布12の巻取量を演算により求める演算器36と、送出モータ15に送出量の回転指令を与え、また巻取モータ23に巻取量の回転指令を与えるための指令器37を内蔵している。 なお、製織条件のデータ、送出量のデータや巻取量のデータなどは、必要に応じて表示器35により表示できるようになっている。

    また織口調整制御装置10は、織機制御装置2の一部の記憶器32、駆動制御装置33を含み、上記の設定器34、表示器35の他、手動操作器40を有している。 手動操作器40は、織機1の停止時に手動操作に基づいて回転指令を発生するために、5つのスイッチすなわち運転スイッチ41、織機調整正転スイッチ42、織口調整逆転スイッチ43、織機正転スイッチ44、織機逆転スイッチ45を有している。

    運転スイッチ41は織機1の運転を開始させるときに押下(オン)する。 織機正転スイッチ44は、機仕掛時に経糸3のシートをサーフェスロール22およびクロスビーム13に巻き付けるための織り付けを行うために用いる。 なお織り付けでは、数ピック分手動で緯入れが行われる。 織機逆転スイッチ45は、緯糸7の補修時において1回押下する度に織機1の主軸26を一定量だけ逆転させるときに用いる。 なお、本実施例では織機逆転スイッチ45を1回押下する度に主軸26が一回転分逆転するものとし、織機逆転スイッチ45を押下する回数を口出し回数とする。

    織口調整正転スイッチ42は、1回押下する度に、送出モータ15および巻取モータ23の少なくともいずれかを後述する所定の回転量だけ回転させ、織口11の位置を巻取側の方向に所定量だけ移動させるときに用いる。 織口調整逆転スイッチ43は、1回押下する度に、送出モータ15および巻取モータ23の少なくともいずれかを後述する所定の回転量だけ逆回転させ、織口11の位置を送出側の方向に所定量だけ移動させるときに用いる。 なお、織口調整正転スイッチ42および織口調整逆転スイッチ43は、どちらか一方向に織口11の位置を移動させる共通な1つの織口調整スイッチとして構成することもできる。

    織口11の位置を移動させるためのデータは、送出モータ15の回転量を示す送出量として、また巻取モータ23の回転量を示す巻取量として、設定器34によって個別に設定される。 織口11の位置を移動させる際は、送出モータ15または巻取モータ23のいずれかのみを回転させてもよいし、送出モータ15および巻取モータ23を同時に回転させてもよい。

    設定器34は例えばテンキーのような数値入力器を備え、テンキーからの数値信号を入力し、その数値内容を記憶器32に出力するために、演算器またはプログラムを内蔵している。 作業者は、設定器34の数値入力器を操作することによって、送出量、巻取量の他に、緯糸密度、開口パターンなどの製織条件を予め入力すると、設定器34内の演算器またはプログラムは、送出量、巻取量、その他の製織条件のパラメータを求め、求めたパラメータを記憶器32に記憶させる。 なお、送出量、巻取量はピックまたはmmを単位とする。

    作業者が運転スイッチ41を押下することにより、運転指令が織機制御装置2に入力されると、織機制御装置2は主モータ31を起動させるとともに、設定された製織条件に従って送出制御装置14、巻取制御装置25、開口制御装置30を動作させ、製織を行う。 前記のように、送出制御装置14は送出モータ15を、巻取制御装置25は巻取モータ23をそれぞれフィードバック制御する。 開口制御装置30は設定された開口パターンに従って開口駆動機構29に開口指令を出力し、綜絖6を駆動させる。 なお、製織中は手動操作器40の全てのスイッチがインターロックされ、誤って押されても反応はしない。

    実施例1は、1ピック未満の回転量、換言すると隣接する互いの緯糸7の距離に相当する専用のモータ(15、23)の回転量より小さい回転量を変更可能に設定する例である。 ここでは送出量、巻取量共に0.7ピックと設定する。 この場合、織口11の位置を移動させるための移動量すなわち送出モータ15および巻取モータ23の回転量は共に0.7ピック分相当の回転量となる。 なお、送出量または巻取量のいずれかを0とすれば、それに対応する送出モータ15または巻取モータ23は回転しないことになる。

    図2は織機1の停止時の織口調整動作のフローチャートを示す。 この織口調整動作のフローチャートは緯入れトラブルや経糸トラブルなどの停止原因に対応可能である。 緯入れトラブルが発生して、織機1が停止し、修復のために不良の緯糸7を抜き取ると、織口11が正規の位置より前進するため、作業者は、織口調整スイッチとしての織口調整逆転スイッチ43を押すことになる。 これとは逆に、経糸トラブル例えば経糸切れの補修などのときに、手動緯入れなどにより織口11が正規の位置より後退するときに、作業者は織口調整スイッチとしての織口調整正転スイッチ42を押すことになる。

    以下の説明は一例として緯入れトラブルを仮定し、織口11が前進することを想定しているため、図2での織口調整スイッチは織口調整逆転スイッチ43に対応している。 もちろん、経糸トラブルなどで織口11が後退するときに、織口調整スイッチは織口調整正転スイッチ42に対応することになる。

    図2の織口調整動作は、織機1の製織動作中に開始可能な状態になっており、製織中に、緯入れトラブルなどにより織機1が停止すると、ステップ1に移る。

    ステップ1では、その停止の状態が図4の右上のように「停止」と表示器34に表示される。 ここで作業者は、緯糸7の修復するために、織口11から複数の緯糸7例えば3本抜いたときに、緯糸7の抜き本数すなわち3本を覚えておき、現在の織口11の位置の前進に応じて織口調整逆転スイッチ43をまず1回だけ押下する。

    ステップ2では、織口調整スイッチが入力されたか? の判断を行い、Y(yes)のときに、つまり織口調整逆転スイッチ43を押下した(オン操作された)ときに、ステップ3に進む。 なお、ステップ2において、N(no)のときに、ステップ6に進み、そこで送出モータ15、巻取モータ23が回転中か? の判断がなされ、Nのときに、ステップ2に戻り、Yのときに、ステップ7に飛ぶ。

    ステップ3において、演算器36は、シート状の経糸3の現在の巻径の検出値と緯糸密度の設定値とに基づいて送出量に対応する送出モータ15の回転量を演算により求め、またサーフェスロール22の径と緯糸密度の設定値とに基づいて巻取量に対応する巻取モータ23の回転量を演算により求める。 なお、ワープビーム4での経糸3の巻径は製織の進行により減少するが、サーフェスロール22の径は変化しない。

    つぎのステップ4で、指令器37は、算出された送出用の回転量により送出制御装置14に回転指令を与え、また算出された巻取用の回転量により巻取制御装置25に回転指令を与え、送出モータ15、巻取モータ23を指定の回転量だけ回転させる。

    ステップ5のように、送出モータ15や巻取モータ23が回転しているとき、表示器35は図3のように右上に「動作中」と表示する。

    続くステップ7において、送出モータ15、巻取モータ23の回転が終了すると、Yとなり、ステップ8で表示器35に図4のように右上に「停止」と表示し、その後のステップ9で、この時の送出モータ15および巻取モータ23の各回転量が「1回目 送出0.7 巻取0.7」ピック相当として合計の値とともに回転量に対応する量の履歴がピック単位で表示される。 これで織口調整逆転スイッチ43の1回の操作によるステップが終了する。

    作業者は、上記と同様に、緯糸7の抜き本数分だけ織口調整逆転スイッチ43を押下することにより、上記のステップを繰り返す。 織口調整逆転スイッチ43が押下される度に、図5のように、織口調整逆転スイッチ43が押下された時の送出モータ15の回転量に対応する量および巻取モータ23の回転量に対応する量の履歴が表示され、かつ織機1が停止してからそれらの回転量に対応する量の合計も表示される。 また、送出モータ15および巻取モータ23の各回転量に対応する量の合計のみを表示してもよい。

    なお、織口調整スイッチ(織口調整正転スイッチ42・織口調整逆転スイッチ43)を押下し送出モータ15および巻取モータ23が回転している最中に、再度、織口調整スイッチ(織口調整正転スイッチ42・織口調整逆転スイッチ43)を押下すると、指令器37から継続して送出制御装置14および巻取制御装置25に回転指令が送られ、モータ(送出モータ15・巻取モータ23)に指令信号が送られる。 このため、モータ(送出モータ15・巻取モータ23)は織口調整スイッチが押下された回数分の回転量を増加させられて回転しつづける。

    また、設定する1ピックの小数点以下の値を含む量に対応する回転量は例えば0.1ピックを単位として0.8ピック、1.1ピックなどや、0.01ピックを単位として0.65ピックなどと設定してもよい。 さらに、1ピック未満の回転量の場合はメーカ側で固定値として設定することもできる。 固定値として設定した場合には切りがいいように、0.25ピック、0.5ピックといった1ピックの整数分の1での設定が好ましい。 固定値の場合は記憶器32に回転量が記憶され、設定器34は不要である。 なお、設定値としては0.8ピック、1.1ピックのような1ピックを跨ぐような1ピック前後の値で設定することが望ましい。

    緯糸7の補修時には、緯糸7を抜きやすくするために、織機逆転スイッチ45により織機1の主軸26を逆転させ、筬9を退避させることを行うが、この場合に作業者は、緯糸7の抜き本数ではなく、緯糸補修時に押下した織機逆転スイッチ45の回数に応じて、織口調整スイッチとしての織口調整逆転スイッチ43を押下してもよい。 例えば緯糸3本抜くのに織機逆転スイッチ45を3回押下した即ち口出しを3回行ったとすると、緯糸補修後に織口調整逆転スイッチ43を3回押してもよい。 なお、織機1によっては主軸26を1回転逆転させるために、1本の緯糸7につき織機逆転スイッチ45を複数回押下する場合があるが、この場合は、作業者が織機逆転スイッチ45によって逆転された主軸回転回数を覚えておき、その主軸回転回数が1回転に達した回数分だけ織口調整逆転スイッチ43を押下することになる。

    設定器34による送出量および巻取量はmm単位で設定することも本願の範疇に入るものとする。 なぜなら例えば1ピックに対応する長さが2mmの場合に、0.5mm、1mm、3mmなどとして設定すると、これらの値はピック数に換算するとそれぞれ0.25、0.5ピック、1.5ピックとなり、これらの値は1ピックの小数点以下の値を含む量に対応するからである。

    また、各モータ(15、23)の回転中に織口調整スイッチ(織口調整正転スイッチ42・織口調整逆転スイッチ43)をインターロックしてもよい。 例えば、各モータ(15・23)が回転中の時は表示器35に図3のように右上に「動作中」と表示するが、この時から織口調整スイッチ(42・43)をインターロックし、各モータ(15・23)が回転し終わって、表示器35に図4のように右上に「停止」と表示されてから、織口調整スイッチ(42・43)のインターロックを解除して、織口調整を受け付けるようにしてもよい。

    実施例2は、1回目の回転量に基づいて、2回目以降の回転量を実際の緯糸間の長さに相当する回転量に自動設定する例である。 回転量を、緯糸補修時での緯糸7の複数の抜き本数または織機1の複数の口出し回数のいずれかにおいて個別に、例えば1本目を抜いた時における回転量と2本目を抜いた時における回転量とを別々に、あるいは1回目の口出し時における回転量と2回目の口出し時における回転量とを別々に設定してもよい。 詳細には段階的に大きくなるように設定してもよい。 例えば、1回目の回転量が0.7ピックに相当する回転量とすると、2回目の回転量は0.7ピック×1.1、3回目の回転量は0.7ピック×1.2のように、1回目の回転量を設定すると、2回目以降の回転量が段階的に増加するように自動的に設定される。 また、1回目の回転量が0.7ピック、2回目の回転量は0.8ピック、3回目の回転量は0.9ピックのように、所定ピックで増加するようにしてもよい。

    図6は送出量、巻取量において上記の所定ピック(0.1ピック)増加での回転量に対応する量の履歴表示を示したものである。 なお、上記のような回転量に対応する量を作業者が手動入力してもよい。

    複数回数の緯糸抜き本数または織機1の口出し回数のいずれかの各回数の回転量を予め設定しておき、織口調整逆転スイッチ43の1回の操作で複数回数分の回転量を一度に回転させてもよい。 例えば緯糸抜き本数3本分の各回転量に対応する量を設定しておき、作業者は、緯糸7を3本抜いた後に、織口調整逆転スイッチ43を1回押下することによって、緯糸抜き本数3本分の織口11を調整してもよい。

    実施例3は開口パターンに応じて回転量を自動または手動設定する例である。 例えば開口パターンにおいて、ピック毎に綜絖6に上死点、下死点が交互に続く場合は経糸3の張力が高くなる傾向にあるため、開口パターンにおいて、例えば上死点、下死点が交互に続く回数に応じて、設定された回転量に対して所定の割合を乗じて回転量を増加させる。 なお、ここでいう開口パターンは織口調整時の開口パターンをいう。

    実施例4は駆動制御装置33が自動的に適切な回転量を演算し、各モータ(15・23)を回転させる例である。 駆動制御装置33が、織機1の停止中(緯糸補修時)での織機逆転スイッチ45の押下回数を記憶して、その押下回数と設定されている織口調整スイッチの一回の押下に対応する回転量に基づいて各モータ(15・23)を回転させる回転量を演算して回転量を自動設定し、織機1の再起動前に各モータ(15・23)を自動的に回転させる。 織機逆転スイッチ45の押下回数を記憶器32が記憶して、駆動制御装置33が記憶器32から織機逆転スイッチ45の押下回数を呼び出してもよい。

    なお、主軸26を1回転逆転させるために、1本の緯糸7につき織機逆転スイッチ45を複数回押下する織機の場合は、記憶器32に織機逆転スイッチ45によって逆転された主軸回転回数を記憶しておき、その主軸回転回数が1回転に達した回数分に応じて上記回転数を自動設定する。 上記のように機逆転スイッチ45の押下回数から主軸回転回数を換算してもよい。

    本発明は、送出モータ15および巻取モータ23の双方に適用できる他、送出モータ15および巻取モータ23のいずれか1つについてのみ適用することもできる。 また、すでに明らかなように、織口調整スイッチは織口調整逆転スイッチ43および織口調整正転スイッチ42の総称である。 織機1の停止中に織口11が前進するときには、再起動前に、織口調整逆転スイッチ43の操作により、織口11を正規の位置に戻すことになり、また、織機1の停止中に織口11が後退するときには、再起動前に、織口調整正転スイッチ42の操作により、織口11を正規の位置に戻すことになる。

    また本発明は、専用の巻取モータ23を用いずに主軸26を駆動する主モータ31によりサーフェスロール22を駆動する織機においても適用可能である。 この場合は、送出モータ15を駆動することにより織口位置調整を行う。

    織機1の全体的な構成と織機制御装置2および織口位置調整装置10の説明図である。

    織口位置調整動作のフローチャート図である。

    表示器35による表示画面の説明図である。

    表示器35による表示画面の説明図である。

    表示器35による表示画面の説明図である。

    表示器35による表示画面の説明図である。

    符号の説明

    1 織機 2 織機制御装置 3 経糸 4 ワープビーム 5 テンションロール 6 綜絖 7 緯糸 8 開口 9 筬 10 織口位置調整装置 11 織口 12 織布 13 クロスビーム 14 送出制御装置 15 送出モータ 16 巻径検出器 17 駆動増幅回路 18 エンコーダ 19 減速機 20 張力検出器 21 ロール 22 サーフェスロール 23 巻取モータ 24 減速機 25 巻取制御装置 26 主軸 27 駆動増幅回路 28 エンコーダ 29 開口駆動機構 30 開口制御装置 31 主モータ 32 記憶器 33 駆動制御装置 34 設定器 35 表示器 36 演算器 37 指令器 38 エンコーダ 40 手動操作器 41 運転スイッチ 42 織口調整正転スイッチ 43 織口調整逆転スイッチ 44 織機正転スイッチ 45 織機逆転スイッチ

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