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Automatic player

阅读:1004发布:2020-08-11

专利汇可以提供Automatic player专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To end the playing of automatic accompaniment effectively for playing without consuming a memory for storing ending patterns with simple constitution by controlling the playing in such a manner that the playing ends after reading the musical tones appropriate for a listener to call to mind of the end of the playing out of the playing patterns and producing these tones at a prescribed length if there is an instruction for ending the playing. SOLUTION: A normal pattern is selected again after the normal pattern and the playing is repeated while the ordinary playing is executed. A fill-in pattern is inserted during playing by the normal pattern when a fill-in switch is pressed. The ending processing to end the playing by 'maintaining the sound production of the musical tones at the head of the normal pattern → fill-in pattern → normal pattern' is performed when an ending switch is pressed. For example, the playing is ended after playing is performed by maintaining the sound production of the notes (* mark) at the head of the normal pattern for the prescribed period of time (for example, for a half measure).,下面是Automatic player专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】演奏パターンを記憶する記憶装置と、 該記憶手段から演奏パターンを読み出して自動演奏する演奏手段と、 演奏終了の指示を行う演奏終了指示手段と、 該演奏終了指示手段により演奏終了指示があったら、以降に自動演奏する演奏パターン中から演奏終了を想起させるに相応しい楽音を読み出しその楽音をその音の長さによらない所定の長さで発音した後に演奏を終了するように該演奏手段を制御する演奏制御手段とを備えた自動演奏装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は自動演奏装置に係り、特に演奏のエンディングを行うための機能に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、自動伴奏装置などにおいて演奏を終了させるときには、通常の演奏パターンに加えて、演奏終了を想起させる演奏パターン(エンディングパターン)を予め記憶しておき、このエンディングパターンを演奏するこよにより演奏を終了させている。 このエンディングパターンは、通常の演奏パターンと同じ形態で記憶されており、演奏パターンの音楽的内容のみが相違する。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、演奏終了時のために通常の演奏パターンだけでなくエンディングパターンを別に用意しておく必要があり、このエンディングパターン用にメモリの記憶エリアが余分に必要となる。 したがって本発明の目的は、簡単な構成で、エンディングパターン記憶用にメモリを消費することなく、自動伴奏の演奏を演奏上効果的に終了させることにある。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するために、本発明に係る自動演奏装置は、演奏パターンを記憶する記憶装置と、該記憶手段から演奏パターンを読み出して自動演奏する演奏手段と、演奏終了の指示を行う演奏終了指示手段と、該演奏終了指示手段により演奏終了指示があったら、以降に自動演奏する演奏パターン中から演奏終了を想起させるに相応しい楽音を読み出しその楽音をその音の長さによらない所定の長さで発音した後に演奏を終了するように該演奏手段を制御する演奏制御手段とを備える。

    【0005】このような構成にすると、演奏を終了するにあたり、終了感を出すための特別な演奏パターン(エンディングパターン)を予めメモリに持たなくとも、普通の演奏パターン(ノーマルパターンなど)に基づいて、演奏終了を想起させるような楽音を発音させることができ、これにより終了感を伴った演奏終了を簡単な構成で実現できる。

    【0006】この演奏終了を想起させるに相応しい楽音としては、図1(A)における(*)印の楽音を図1
    (B)のように発音するというように、演奏パターンの先頭部のタイミングで発音する楽音が一般的には有効であり、この楽音でエンディング処理を行うと、より好ましい終了感が得られる場合が多い。

    【0007】また、記憶手段に記憶する演奏パターンとして通常の演奏のための第1の演奏パターンの他に第2
    の演奏パターンを用意しておき、演奏制御手段は、演奏終了指示手段により演奏終了指示があったら、続いて第2の演奏パターンを自動演奏し、その後に第1の演奏パターン中から演奏終了を想起させるに相応しい楽音を読み出しその楽音をその音の長さによらない所定の長さで発音した後に演奏を終了するように該演奏手段を制御するように構成してもよい。

    【0008】このように、第1の演奏パターンの楽音に基づいて演奏を終える前に別の第2の演奏パターンを挿入することで、より複雑なエンディングを実現することができる。

    【0009】この第1の演奏パターンはノーマルパターンとし、第2の演奏パターンはフィルインパターンとすることができる。 このように第2の演奏パターンとして特にフィルインパターンを用いることで、演奏上のさらに効果的な終了感を得ることができる。

    【0010】

    【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。 図2には本発明の一実施例としての自動演奏装置が示される。 この実施例は本発明を自動演奏装置における自動伴奏機能に適用したものである。

    【0011】CPU(中央処理装置)1は、装置全体の制御を行うもので、プログラムメモリ10に格納されたプログラムに基づいて動作する。 テンポクロック発生器2は、自動伴奏を進行させるクロックを生成するものであり、CPU1から指示されたテンポに応じてクロックの周期を変える。 音源3はCPU1からの指示を受けて楽音信号を発音/消音し、また発音する音色を変えるものであり、生成された楽音信号は増幅器11、スピーカ12を通して放音される。

    【0012】表示部4は、本装置のテンポや押鍵により検出されたコードなどを表示する装置である。 操作子群5は、ユーザが操作する各種操作子からなり、図4に示されるように、自動演奏のスタート/ストップスイッチ51、フィルインスイッチ52、エンディングスイッチ53、テンポダイヤル54、スタイル選択スイッチ55
    などからなる。 鍵盤6は演奏操作をするためのもので、
    この実施例では鍵盤中央付近から左右二つの領域に分割されて、それぞれメロディ演奏領域、コード指定領域として用いられる。

    【0013】伴奏データメモリ7は伴奏用の演奏データを格納しているROMである。 オルタレーションテーブル8は鍵盤6で指定されたコードに応じて、伴奏データを読み換える際に用いられるテーブルを格納するROM
    である。 ワークエリア9はRAMからなり、各種レジスタを含んでなる。

    【0014】図3には伴奏データメモリ7に格納される伴奏データの構成例が示される。 伴奏データは伴奏スタイル毎に、複数の演奏形態が記憶される。 ここで、伴奏スタイルとしてはロック、ポップス、ジャズ等があり、
    複数の演奏形態としてはイントロ、ノーマル、フィルインなどのパターンがある。

    【0015】ここで、イントロパターンは演奏の開始を想起させるためのパターンであり、ノーマルパターンは通常の演奏を行うための基本的なパターンであって繰り返して演奏されるものであり、フィルインパターンはメロディパターンの空白部分を埋める形で装飾する即興演奏的なパターンであって一時的に使用されるものである。

    【0016】各伴奏データは、先頭にパターン長があって以下イベントデータの列が続く構成となっている。 パターン長はそのパターンを演奏する時間をクロック数で表したものである。 イベントデータは、音源3に対しての、発音、音色変更などの指示データであり、以下のいずれかの形式で記憶されている。

    【0017】1. タイミング:パート:〔ノートオン〕:ノートナンバー 2. タイミング:パート:〔ノートオフ〕:ノートナンバー 3. タイミング:パート:〔音色変更〕:音色ナンバー

    【0018】ここで、タイミングはノートオン、ノートオフ等の指示をするタイミングを示し、パターン先頭を0としたときのクロック数で表現される。 パートはコードパート、ベースパート、ドラムパートの何れかである。 ノートナンバーは発音/消音させる音の音高を表す。 なお、ノートオン、ノートオフはそれぞれ発音、消音を意味する。

    【0019】図4には操作子群5の詳細が示される。 スタート/ストップ(START/STOP) スイッチ51は自動伴奏の開始/停止の指示を行うスイッチであり、トグルスイッチからなり、一度押すとスタート、再度押すとストップというようにスタートとストップの状態が交互に切り換わる。 フィルイン(FILL IN)スイッチ52はフィルインパターンを挿入するためのスイッチである。 エンディング(ENDING) スイッチ53は演奏の終わりを想起させる演奏パターンを演奏して演奏を終了させることを指示するためのスイッチである。 スタイル(STYLE)選択スイッチ55は伴奏スタイルを指定するスイッチ群であり、自動伴奏時には、これらのスイッチで指示された伴奏パターンのデータが演奏される。 テンポ(TEMPO)ダイヤル54は伴奏テンポを指定するダイヤルであり、指定されたテンポは,CPU1からテンポクロック発生器2
    に通知され、テンポクロック発生器2は指示されたテンポに応じてクロックを発生させる。

    【0020】以下、実施例装置の動作を図5〜図10のフローチャートを参照して説明する。 図5にはCPU1
    が処理するメインルーチンのフローチャートが示される。 実施例装置の電源が投入されると初期設定が行われる(ステップA)。 この初期設定では、ワークエリアの初期化、およびテンポクロック発生器2からのクロック割込み禁止の設定(すなわち自動伴奏停止状態の設定)
    などを行う。

    【0021】初期設定に続いて操作子処理が行われる(ステップB)。 この操作子処理では、図6のフローチャートにより後に詳述するように、各操作子の操作に応じて、ワークエリア9上のレジスタの内容を適宜変更する。

    【0022】操作子処理に続いて押鍵処理が行われる(ステップC)。 この押鍵処理では、図7のフローチャートにより後に詳述するように、鍵盤の操作に応じて音源3に楽音発生を指示し、また押鍵により指定されたコードをレジスタに格納する。

    【0023】操作子処理に続いて表示等処理が行われ(ステップD)、この表示等処理では、テンポ値、指定コードなどの各種情報を表示部4に表示する。 表示等処理が終わると、操作子処理(ステップB)に戻って、以降、操作子処理、押鍵処理(ステップC)、表示等処理(ステップD)を順次に繰り返す。

    【0024】本実施例装置では、このメインルーチンによる処理に加えて、テンポクロック発生器2でテンポクロックを発生される毎に、図8〜図10に示すテンポクロック割込み処理のルーチンが起動されて実行される。

    【0025】次に、図6〜図10のフローチャートを説明する前に、まずこれらの処理で使用される各種レジスタについて説明する。

    【0026】 テンポクロック "clock"は、テンポクロックをカウントするためのレジスタである。 パターン長 "length" は、伴奏データのパターン長をセットしてテンポクロックと比較するためのレジスタである。

    【0027】 ステータス "status" は、演奏形態を表すレジスタであり、現在の伴奏パターンの演奏を終えた後にどのパターンに移行するかを示すものであり、0
    〜4の値をとる。 各値の意味は次の通りである。 “0”:通常の演奏形態(次はノーマルパターンへ移行することを示す) “1”:フィルインスイッチ52が押されたときにこの値にする。 これにより次はフィルインパターンへ移行し、移行したら "status" =“0”にセットされる。 “2”:エンディングスイッチ53が押されたときにこの値にする。 次はフィルパターンに移行し、移行したら
    "status" =“3”にセットされる。 “3”:次はノーマルパターンに移行し、パターン先頭の音の発音を所定時間維持する処理をする。 なお、この実施例においては、発音を維持する所定の時間を1小節の半分(1小節が4拍なら2拍分)としている。 “4”:持続音(発音を維持している音)を発音中。 次のパターンは無し(すなわち演奏終了)。

    【0028】マスクフラグ "mask flag"は、音源3へのイベントデータの送出を制御するフラグであり、“1”
    のときには読み出したイベントデータを音源3に送らないことを指示する。 コードルート "root" は、押鍵により指定されたコードの根音を格納するレジスタである。
    コードタイプ "type" は、押鍵により指定されたコードのタイプ(メジャー、マイナー等)を格納するレジスタである。

    【0029】以下、操作子処理について図6のフローチャートを参照して詳細に説明する。 この図6は、各種操作子のうち、特にスタート/ストップスイッチ51、フィルインスイッチ52、エンディングスイッチ53の操作に対する処理の部分を示している。

    【0030】操作子中のスタート/ストップスイッチ5
    1が押されたと判定された場合(ステップB1)、それまでが演奏動作中の状態であるか否かを判定し(ステップB2)、演奏動作中であれば今回のスタート/ストップスイッチ51の押下はストップ指示を意味するから、
    演奏を停止させるべくテンポクロックの割込みを禁止して(ステップB4)、現在発音中の楽音を消音する(ステップB5)。 一方、演奏動作中でなければ(ステップB2)今回のスタート/ストップスイッチ51の押下はスタート指示を意味するから、演奏を開始させるべく伴奏のスタート準備をして(ステップB6)、テンポクロックの割込みを許可する(ステップB7)。 伴奏スタート準備としては、テンポクロック "clock"のクリア、演奏すべき伴奏パターンの設定、フラグ初期化などがある。 この後、メインルーチンにリターンする(ステップB13)。

    【0031】また、操作子中のフィルインスイッチ52
    が押されたと判定された場合(ステップB8)、ステータス "status" に“1”をセットする(ステップB
    9)。 これにより、「現在パターン→フィルインパターン→ノーマルパターン」の順に移行し、その後もノーマルパターンでの演奏を続行する。 さらにマスクフラグ
    "mask flag"を“0”に設定し(ステップB10)、メインルーチンにリターンする。

    【0032】また、操作子中のエンディングスイッチ5
    3が押されたと判定された場合(ステップB11)、ステータス "status" に“2”をセットし、メインルーチンにリターンする。 これにより、「現在パターン→フィルインパターン→ノーマルパターンの先頭の楽音の発音を所定時間維持する」の順に移行して演奏を終了する。

    【0033】図7は押鍵処理を示すフローチャートである。 本実施例装置においては、鍵盤6はメロディ領域とコード指定領域とに2分割されて用いられる。 鍵盤6の全域をスキャンして(ステップC1)、メロディ領域で押鍵があれば(ステップC2)、その鍵に対応した音高で発音するように音源3に指示し(ステップC3)、メロディ領域で離鍵があれば(ステップC4)、その音高の音を消音するように指示する(ステップC5)。

    【0034】また、コード指定領域で押鍵があれば、その押鍵状況からコードを検出し(ステップC6)、検出したコードの根音、タイプをそれぞれコードルート "ro
    ot"、コードタイプ "type" のレジスタにセットする。
    例えば、検出したコードがAマイナーであれば、コードルート "root" =「A」、コードタイプ "type" =「マイナー」に設定する。

    【0035】次に、テンポクロック割込み処理を図8〜
    図10のフローチャートを参照して説明する。 テンポクロック割込み処理は、伴奏パターンの先頭においてテンポクロック "clock"を0に設定して、このテンポクロック "clock"をテンポクロック発生器2の発生するテンポクロックのタイミングで伴奏パターンのパターン長 "le
    ngth" まで順次にインクリメントし、その各タイミングで伴奏パターン中にイベントデータがあるかを判定して、イベントデータがあるタイミングではそのイベントデータの処理(ステップS1〜S8)を行い、イベントデータがないタイミングでは次に演奏する演奏パターンの指示やエンディングのための処理などを行うものである(ステップS9〜S30)。

    【0036】このステップS9〜S30の処理では次の各処理が行われるように各種のレジスタ等を設定する。
    すなわち、通常の演奏を行っているときは、ノーマルパターンの次には再びノーマルパターンが選択されて演奏が繰り返され、フィルインスイッチ52が押されたときは「ノーマルパターン→フィルインパターン→ノーマルパターン」のようにフィルインパターンがノーマルパターンによる演奏中に挿入されるようにする。 そして、エンディングスイッチ53が押されたときは「ノーマルパターン→フィルインパターン→ノーマルパターンの先頭の楽音の発音を所定時間維持」で演奏を終了させるエンディング処理を行うようにする。 図1はこのエンディング処理におけるノーマルパターンの先頭の楽音の発音維持の態様を説明するもので、例えばノーマルパターンが図1(A)のようなものである場合、このパターンの先頭のノート(*印のもの)の発音を図1(B)のように所定時間(この実施例では半小節分)維持して演奏した後に演奏を終了する。 以下、これらを実現する処理を図8〜図10のフローチャートに従って説明する。

    【0037】テンポクロック発生器2の発生するクロックのタイミングで割込みがかかると、割込み処理が起動される。 まず、伴奏データ中のイベントデータのタイミングを参照し、現在のテンポクロック "clock"にて読み出すべきイベントデータがあるかを見る(ステップS
    1)。

    【0038】読み出すイベントデータがあれば、イベントデータの種類およびパートを調べ、それらが以下のデータ、 コードパートのノートオン/オフ ベースパートのノートオン/オフ であるかを判定し(ステップS2、S4)、これらのイベントデータであれば、そのイベントデータのノートナンバーを、前述の押鍵処理において押鍵で指定されたコード(コードルート "root" 、コードタイプ "type" )
    に従って音高変換する(ステップS3、S5)。

    【0039】この音高変換について以下に説明する。 伴奏データは、伴奏データメモリ7にCメジャースケールにて格納されているので、これを押鍵で指定されたコードに合うように音高を変換する。

    【0040】まず、コードタイプ "type" に合わせるためにオルタレーションテーブル8を用いる。 これは、図11に示されるようなテーブルで、「C、C♯、D・・
    ・A♯、B」の12音をそれぞれ半音単位でどれだけずらすか、を指定するものである。 このテーブルはコードタイプ "type" 毎に用意される。 図11ではメジャーとマイナーについて示している。 メジャーの場合はどの音も伴奏データの音高のままで変更なし、またマイナーの場合は、伴奏データの音高「E」に対して1半音下げる変換をする。

    【0041】次に、コードルート "root" に合わせるために、伴奏データの音高を一律に上げ下げする。 例えば、コードルート "root" が「A」であれば、「C」に対して3半音下であるので、音高を一律に3半音下げる変換をする。 またコードルート"root" が「G」であれば、「C」に対して7半音上(または5半音下)であるので、一律に7半音上げる(5半音下げる)。 以上により音高変換を行える。

    【0042】次に、マスクフラグ "mask flag"の状態を判定する(ステップS6)。 このマスクフラグ "mask f
    lag"は“1”に設定されたときに音源3へのイベントデータの送出を停止(マスク)するためのもである。よって“1”でなければ、伴奏パターンから読み出して音高変換したイベントデータを音源3に送出し、発音、音色変更の指示をする(ステップS7)。また、音源3に送ったノートオン/オフ、音色変更の指示に基づいて、現在音源3でどのパートのどの音高を発音しているか、という情報を発音状況マップに記憶しておく(ステップS
    8)。 一方、マスクフラグ "mask flag"=“1”であったときは、音源3にイベントデータを送らず、よって伴奏パターンは現在の位置より進んで演奏されないようになる。

    【0043】一方、ステップS1にてテンポクロック
    "clock"に該当するイベントデータがなかったときには、テンポクロック "clock"を一つ加算して(ステップS9)、ステータス "status" が「4」か否かを判定する(ステップS10)。 後述するように、ステータス
    "status" =4とはエンディング処理における最後のノーマルパターンの先頭の楽音の発音を所定時間維持する処理を行うことを意味する。 よって、ステータス "stat
    us" =4でなければ、次に、テンポクロック "clock"がパターン長 "length" に達したかを判定する(ステップS11)。テンポクロック "clock"がパターン長 "leng
    th" に達していなければ、その伴奏パターンはまだ終了していないので(すなわちその伴奏パターンの途中をまだ演奏中なので)、割込み処理を終了してメインルーチンにリターンする(ステップS11)。

    【0044】ステップS11の判定でテンポクロック
    "clock"がパターン長 "length" に達したら、その伴奏パターンの演奏は終了したので、次の伴奏パターンを設定する処理(ステップS17〜S30)を行う。 このステップS17〜S30の処理では、ステータス "statu
    s" の値に応じて次の伴奏パターン(ノーマルパターンまたはフィルインパターン)を選択し、またエンディングが指示されていればエンディング処理の一連の制御を行う。

    【0045】まず、ステータス "status" =0であるか否かを判定する(ステップS17)。 ステータス "stat
    us" =0とは通常の伴奏演奏モードを意味するので、ステータス "status" =0のときには、伴奏データメモリ7から次に読む伴奏パターンとしてノーマルパターンを選択する(S18)。そして、当該次に読む伴奏パターンの読出しアドレスを設定し(ステップS28)、その伴奏パターンに記入されたパターン長をパターン長 "le
    ngth" のレジスタに書き込み(ステップS29)、テンポクロック "clock"をゼロにクリアする(ステップS3
    0)。

    【0046】ステータス "status" =0でなければ、さらにステータス "status" =1かを判定する。 ステータス "status" =1とはフィルインスイッチ52が押されてフィルインパターンの演奏が指示されたことを意味するから、ステータス "status" =1と判定されたときには、次に読む伴奏パターンとしてフィルインパターンを選択し(ステップS20)、さらにステータス "statu
    s" =0に設定して(ステップS21)、上述のステップS28〜S30を行う。これにより、「ノーマルパターン→フィルインパターン→ノーマルパターン」の演奏が行われる。

    【0047】ステータス "status" が0でも1でもなければ、次にステータス "status" =2かを判定する(ステップS22)。 ステータス "status" =2とはエンディングスイッチ53が押されてエンディング処理が指示されたことを意味する。 この場合、「ノーマルパターン→フィルインパターン→ノーマルパターンの先頭の楽音の発音を所定時間維持」で演奏を終了するので、このための以下の処理を行う。

    【0048】まず、次に読む伴奏パターンとしてフィルインパターンを選択し(ステップS23)、ステータス
    "status" =3に設定する(ステップS24)。 すると、そのフィルインパターンが終了したときには、ステップS25でステータス "status" =3と判定されるから、そのときには次に読む伴奏パターンとしてノーマルパターンを選択し(ステップS26)、ステータス "st
    atus" =4に設定する(ステップS27)。

    【0049】これにより、そのノーマルパターンの演奏が開始されると、ステップS10でステータス "statu
    s" =4(ノーマルパターンに移行して、発音維持処理を行う状態)と判定され、以降、ノーマルパターンの先頭の楽音の時間伸長のための処理(ステップS12〜S
    16)が行われる。

    【0050】まず、テンポクロック "clock"が所定数に達したかを判定し(ステップS12)、達していれば、
    マスクフラグ "mask flag"に1を立てて(ステップS1
    3)、以降、読み出したイベントデータを音源3に送らないようにする。 つまり、この時点までにノートオンを送った(発音中の)楽音をノーマルパターンの先頭の楽音として、これらの楽音について、以降、発音を維持する処理を行う。 なお、ステップS12においてテンポクロック "clock"の所定数との比較を行っているが、これは演奏パターンのデータによっては丁度、テンポクロック "clock"=0のタイミングからずれたところに先頭の楽音のイベントデータ(ノートオン)が存在することがあるためで、このような楽音も発音させるために、テンポクロック "clock"比較に幅を持たせている。

    【0051】次に、テンポクロック "clock"のカウントが、エンディングで発音を維持する所定時間(このフローチャートでは半小節分に設定してある)に達したかを見て(ステップS14)、達していなければ、達するまでテンポクロック毎に割込み処理を繰り返し、達したら、テンポクロックの割込みを禁止して(ステップS1
    5)、演奏がそれ以上進まないようにする(演奏停止)。 次いで、発音状況マップを参照して音源3に対してノートオフを送り、音源3が発音中の楽音を消音させる(ステップS16)。

    【0052】本発明の実施にあたっては以下に示すような種々の変形形態が可能である。 (1)フィルインを経由しないでエンディング(発音維持されて終了する処理)に移行してもよい。 実施例においては、エンディングスイッチ53が押されると、いったんフィルインパターンを演奏してからノーマルパターンに移行し、ノーマルパターンの先頭の楽音を持続的に発音させている。 しかし、本発明はこれに限られるものではなく、エンディングスイッチ53が押されたら、フィルインパターンを経由せずにノーマルパターンに移行してその先頭の楽音を持続的に発音させてもよい。

    【0053】(2)一部のパートのみについてエンディング処理を行ってもよい。 実施例においては、伴奏データ中のコードパート、ベースパート、ドラムパートを区別することなくエンディングの処理を行っているが、本発明はパート毎に適用することもできる。 例えば、ドラムパートは、従来のようにエンディング用のパターンを演奏し、一方、これと並行してコードパート、ベースパートについては本発明を適用し、フィルインパターンとノーマルパターンからエンディングパターンを得て演奏することもできる。

    【0054】(3)発音する持続音は指定コードの構成音に丸め込むようにしてもよい。 実施例では、エンディング処理で、ノーマルパターンの先頭の楽音を所定時間持続させて発音させているが、ときに先頭の楽音が、指定されているコードの構成音以外の音であると、その音を持続させて発音させても演奏終了する感じが得られない。 例えば、ノーマルパターンが図12のようになっていて、コードとして「C」が指定されているとき、先頭の楽音「B」が持続的に発音されるが、この楽音「B」はコード「C」の構成音「C、
    E、G」には含まれておらず、発音を持続させても終了感が得られない。 このような場合、発音を持続させようとする楽音を、コードの構成音のいずれかになるように変換するとよい。 上記の例では楽音「B」を最寄りのコード構成音「C」に変換すればよい。

    【0055】また別の方法としては、ノーマルパターンを先頭から演奏していき、コード構成音が見つかったところで、その楽音を持続するようにもできる。 上記図1
    2の例では、楽音「B」を発音した後で楽音「C」を発音するが、これはコード「C」の構成音に含まれるので、この楽音「C」を持続的に発音させればよい。 以上により、終了感を得るに相応しい楽音でエンディングの演奏を行うことができる。

    【0056】(4)演奏テンポに応じて定まる、持続音の発音時間を補正してもよい。 楽音の発音を持続させる時間は、実施例と同様に半小節分としたり、または1拍とするなど適当に設定することができるが、例えば1拍と設定したとき、その時間は演奏テンポにより変化する。 例えば、半分のテンポになれば、1拍の時間は2倍となる、という具合に持続音の発音時間は演奏テンポに反比例している。 しかし、テンポを遅くした場合には、より長く持続音を発音させたほうが終了感が増すものであるので、この場合、1拍より長い時間で発音させるようにする。

    【0057】

    【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば、演奏を終了させるために予め所定のエンディングパターンを用意しておく必要がないので、エンディングパターン記憶用にメモリを消費することがなく、また簡単な構成でエンディングを実現することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の概要を説明する図である。

    【図2】本発明の一実施例としての自動演奏装置を示す図である。

    【図3】実施例装置における伴奏データの構成例を示す図である。

    【図4】実施例装置における操作子群の詳細を示す図である。

    【図5】実施例装置におけるメインルーチンを示すフローチャートである。

    【図6】実施例装置における操作子処理ルーチンを示すフローチャートである。

    【図7】実施例装置における押鍵処理ルーチンを示すフローチャートである。

    【図8】実施例装置における割込み処理ルーチンを示すフローチャート(1/3)である。

    【図9】実施例装置における割込み処理ルーチンを示すフローチャート(2/3)である。

    【図10】実施例装置における割込み処理ルーチンを示すフローチャート(3/3)である。

    【図11】オルタレーションテーブルの例を示す図である。

    【図12】変形例におけるノーマルパターンの例を示す図である。

    【符号の説明】

    1 CPU 2 テンポクロック発生器 3 音源 4 表示部 5 操作子群 6 鍵盤 7 伴奏データメモリ 8 オルタレーションテーブル 9 ワークエリア 10 プログラムメモリ 11 増幅器 12 スピーカ

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