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Chord detecting device

阅读:189发布:2020-07-20

专利汇可以提供Chord detecting device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To increase the detection accuracy of chords when the chords are detected from musical performance data of an automatic accompaniment pattern etc. SOLUTION: Musical performance data which are supplied are categorized according to timbres and allocated to channels. Parts are allocated to the channels in preferential order on the basis of a specified timbre (timbre information), a simultaneous sound rate (the number of simultaneous sounds), and a sound presence rate. A specified section is segmented, note data with a small velocity based upon a mean velocity are deleted, and note data less than a reference musical score length are deleted to delete note data of a mistouch etc. Chords are detected based upon parts of musical performance from which the data is deleted. On the basis of the detected notes, the pitch of the musical performance data are converted and corrected. The pitch of the corrected musical performance data is converted with a chord specified on a keyboard to automatically play accompaniment. COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI,下面是Chord detecting device专利的具体信息内容。

  • 供給された演奏データの所定区間内の平均ベロシティを算出する平均ベロシティ算出手段と、
    上記平均ベロシティ算出手段で算出された平均ベロシティに基づいてベロシティの小さな音符データを削除して該演奏データから和音を検出する和音検出手段と、
    を備えたことを特徴とする和音検出装置。
  • 供給された演奏データから予め設定された参照音符長以下の音符データを削除して該演奏データから和音を検出する和音検出手段を備えたことを特徴とする和音検出装置。
  • 说明书全文

    本発明は、供給された演奏データから和音を検出する和音検出装置に関する。

    従来、電子楽器の分野で、メモリに記憶した演奏データに基づいて自動伴奏を行うものがある。 例えば、特開平5−232938号公報に開示されている自動演奏装置では、メモリに記憶した演奏データの指定された任意の区間のデータを繰り返し読み出しつつ、鍵盤の左鍵域で和音を検出し、この検出和音によって演奏データのキーコードを音高変換して自動伴奏の楽音を発生する。

    また、この従来の装置では、自動伴奏で演奏データの任意の区間を繰り返し読み出して再生し、鍵盤の左鍵域での演奏に基づいて、この任意の区間の演奏データについての一部挿入、置換、重ね合わせなど、演奏データの編集を行えるようになっている。

    特開昭59−195281号公報

    しかし、この従来の装置では、演奏データは予め決められた特定の基準和音(例えばCメジャー)に対応する音高の情報を記憶してこの演奏データを基準和音と検出和音の根音の関係に基づいて音高変換するようにしているので、編集時に鍵盤で演奏するときも、この基準和音に対応する伴奏音の演奏を行わないと、音楽的に不自然になってしまう。 また、編集された演奏データは鍵盤の鍵域すなわち音域によって決まる。

    さらに、自動伴奏時に鍵盤演奏でミスタッチした演奏音まで和音検出に使用されることになるので、正確な和音検出ができないという問題がある。 これ対して、特開昭59−195281号公報に開示されている技術のように強い鍵タッチすなわちベロシティの大きなキーイベントのキーコードから和音を検出すればミスタッチの影響を低減できるが、演奏者や曲によってタッチが異なる場合、正確な和音検出ができないといいう問題がある。

    したがって、これらの従来の技術においては、編集対象とする演奏データや編集で得られる演奏データの自由度が小さいという問題がある。

    本発明は、上記の点に鑑み、自動伴奏の伴奏パターン等の演奏データにから和音を検出する際に、和音の検出精度を高めることを課題とする。

    本発明の請求項1記載の和音検出装置は、供給された演奏データの所定区間内の平均ベロシティを算出する平均ベロシティ算出手段と、上記平均ベロシティ算出手段で算出された平均ベロシティに基づいてベロシティの小さな音符データを削除して該演奏データから和音を検出する和音検出手段と、を備えたことを特徴とする。

    また、本発明の請求項2記載の和音検出装置は、供給された演奏データから予め設定された参照音符長以下の音符データを削除して該演奏データから和音を検出する和音検出手段を備えたことを特徴とする。

    本発明の請求項1記載の和音検出装置において、平均ベロシティ算出手段は供給された演奏データの所定区間内の平均ベロシティを算出し、和音検出手段は平均ベロシティ算出手段で算出された平均ベロシティに基づいてベロシティの小さな音符データを削除して該演奏データから和音を検出する。 したがって、ミスタッチの音符データを正確に削除することができ、和音の検出精度が高まる。

    本発明の請求項2記載の和音検出装置において、和音検出手段は供給された演奏データから予め設定された参照音符長以下の音符データを削除して該演奏データから和音を検出する。 したがって、和音構成音となる確率の低い音符データを削除して和音を検出することができるので検出精度が高まる。

    本発明の請求項1記載の和音検出装置によれば、供給された演奏データの所定区間内の平均ベロシティを算出し、この平均ベロシティに基づいてベロシティの小さな音符データを削除して該演奏データから和音を検出するようにしたので、ミスタッチの音符データを正確に削除することができ、和音の検出精度が高まる。

    本発明の請求項2記載の和音検出装置によれば、供給された演奏データから予め設定された参照音符長以下の音符データを削除して該演奏データから和音を検出するようにしたので、和音構成音となる確率の低い音符データを削除して和音を検出することができるので検出精度が高まる。

    図1は本発明を適用した電子楽器のブロック図である。 CPU1はプログラムメモリ2に格納されている制御プログラムに基づいてワーキングメモリ3のワーキングエリアを使用して電子楽器全体の制御を行い、鍵盤4の操作による鍵盤演奏と演奏情報メモリ5に記憶した演奏データに基づく自動伴奏を行う。

    音源6は時分割多重処理により複数チャンネルで楽音信号を発生するように構成されており、この音源6の各チャンネルの音色はCPU1によって設定される。 そして、CPU1からチャンネルの指定とともにキーコードとキーオン信号が入されると音源6は指定されたチャンネルの楽音信号を発生してサウンドシステム7に出力し、サウンドシステム7で楽音を発生する。

    CPU1は鍵盤4のキーイベントを検出して、キーイベントのあた鍵に対応するキーコードをキーオン信号またはキーオフ信号とともに取り込み、音源6にキーコードとキーオンまたはキーオフ等を出力して鍵盤演奏に対応する発音処理と消音処理を行う。

    また、CPU1はインターフェース8を介してディスク9から楽曲情報を読み出して演奏情報メモリ5に記憶し、後述説明するように編集モードでこの楽曲情報中の演奏データの編集処理を行う。 そして、自動伴奏モードで、この演奏情報メモリ5の演奏データを鍵盤4から検出した和音に基づいて音高変換し、そのキーコードとキーオンまたはキーオフ等を音源6に出力して自動伴奏を行う。

    さらに、CPU1は、スイッチ群10の操作に応じて、楽音情報の入力処理、鍵盤4についての音色の選択処理、自動伴奏のテンポの入力処理、編集モードの選択、自動伴奏のスタート/ストップ処理等を行う。 なお、自動伴奏のテンポが入力されるとCPU1は入力されたテンポをタイマ11に設定し、タイマ11は設定されたテンポに応じて1小節当たり96個のテンポクロックすなわち96分長毎に一個のテンポクロックをCPU1に発生する。 そして、CPU1はこのテンポクロックにより割込み処理を行って自動伴奏を行う。

    ここで、実施例における演奏データの編集処理について説明する。 図2は実施例における演奏データの処理を概念的に示す図であり、同図に太枠で示した各機能は後述説明するCPU1による制御プログラムの実行により実現される。 先ず、ディスク9から楽曲情報を入力して演奏情報メモリ5に記憶すると、この楽曲情報中の演奏データは図3のようなフォーマットで演奏情報メモリ5に記憶される。

    すなわち、演奏データは楽曲の楽譜に対応する音符データを含んでおり、一つの音の音符データは、音色を示す音色データ(音色データ1,音色データ2,…)とキーイベントデータとをセットにしたデータである。 さらに、キーイベントデータはキーコード、ベロシティおよび発音時間(音符長)で構成されており、各音の発音タイミングの間隔はデュレーションデータで指定される。

    例えば、図3に1音発音と2音同時発音の場合を示したように、異なるタイミングで発音する音の音符データの間には発音タイミングの間隔を示すデュレーションデータが記録され、同時に発音する音の音符データの間にはデュレーションデータが記録されない。

    (カテゴリー分け) このような演奏データに対して、編集モードでは、先ず、図4に示したように、同じ音色のデータを同じチャンネルに纏めるカテゴリー分けを行う。 このとき、各チャンネルを独立に再生しても元の演奏データと同じタイミングで再生できるように、各チャンネルに記録するデュレーションデータは元のデュレーションデータを変換して求める。

    (優先順位付け) 次に、各チャンネルをパートに割り当てる優先順位付けの処理を行う。 この優先順位付けの処理では、先ず、各チャンネルについて、全ての音符の発音時間の合計T、1音でも発音している時間の合計tをそれぞれ求め、T/tを同時に発音する音の数の度合い(本明細書において「同時音率」という。)に相当するPRとする。 また、各チャンネルについて、曲の時間に対する発音時間の割合(本明細書において「有音率」という。)として音符が存在する小節の数をERとする。

    そして、ベース、ウッディベース等の特定の音色のチャンネルを「ベースパート」とし、残りのチャンネルのうち同時音率PRが最も大きいチャンネルを「コードパート1」とし、残りのチャンネルのうち有音率ERが最も大きいチャンネルを「パッドパート」(ストリングスの持続音のようなパート)とし、さらに残りのチャンネルのうち同時音率PRが最も大きいチャンネルを「コードパート2」とし、それぞれのチャンネルを各パートに割り当てる。

    (区間抜出し) この実施例では、演奏データのうちの所望の区間を自動伴奏の伴奏パターンとして使用できるようになっており、編集モードにおいて、演奏者が演奏データの所望の区間をスイッチ群10から入力指定する。 そして、上記の各パートに割り当てた各チャンネルから上記区間の演奏データを抜き出し、各チャンネルの再生タイミングが相対的に変わらないようにデュレーションデータを補充して、再度、演奏情報メモリ5に記憶する。

    (データ削除) 次に、上記のようなカテゴリー分け、優先順位付けおよび区間の抜き出しを行った演奏データについて、各チャンネルの平均ベロシティを求め、この平均ベロシティに重み係数K1(1>K1)で重み付けをしててベロシティの閾値とする。 そして、この平均ベロシティの閾値以下の不要なデータを削除する。 また、発音時間の閾値としてとして入力設定された参照音符長K2以下のデータを削除する。

    すなわち、演奏データ中に含まれるミスタッチによるデータはそのベロシティが平均ベロシティに比べて小さいはずであるから、このようなデータを削除する。 また、発音時間が際立って短いデータは、和音構成音への引っかけの音やスケール駆け上がりの音であったりするので、和音構成音以外の音である場合が多く、このようなデータを削除する。

    そして、上記のように不要なデータの削除および区間の抜き出しを行った演奏データについて、優先順位付けで優先的に割り当てたパートに基づいて和音検出を行い、その検出和音の根音、種類、ベース音(音名)をデュレーションデータとともに記憶する。

    (和音除去) さらに、上記演奏データを、上記検出した和音の情報と逆音程変換テーブルによりCMaj7に対応する音高に変換し、演奏情報メモリ5に記憶する。 図5は逆音程変換テーブルの一例であり、例えば、演奏データの音符データが“A♯”で検出した和音が“Gm”であったとすると、検出和音の根音は“G”であるので、この“G”のノートコードを“A♯”のノートコードから減算(ただし、mod 12の演算) することにより“A♯”を“D♯”に逆シフトする。 そして、検出和音の種類は“min(マイナー)”であるので、図5の逆音程変換テーブルの「D♯」と「min」から逆変換データ“1”を読み出し、この逆変換データ“1”を“D♯”のノートコードに加算(ただし、mod 12の演算) することにより“E”に逆変換する。 これにより、和音“Gm”の構成音(短3度)の音符データ“A♯”が和音CMaj7の構成音の対応する音(長3度)の“E”に変換される。

    すなわち、演奏データの音符データ(キーコード)を、検出した和音の根音に基づいてその音符データの対応する根音がCとなるように逆シフトするとともに、この逆シフトした音符データを、この音符データと検出した和音の種類に基づいて逆音程変換テーブルでCMaj7の和音に対応する音高に変換し、演奏情報メモリ5に記憶する。

    なお、以上のようにカテゴリー分け、優先順位付け、区間の抜き出し、和音検出および音高変換の編集が終了すると、自動伴奏モードではこの編集後の演奏データに基づいて自動伴奏が行われる。

    自動伴奏モードでは、演奏情報メモリ5の編集後の演奏データの各チャンネルについてキーイベントデータおよびデュレーションデータを指定区間内で繰り返して読み出しつつ、鍵盤4のキーイベントから検出した和音に基づいてキーイベントデータのキーコードを音高変換し、変換したキーコードを音源6に出力して自動伴奏を行う。

    図6は制御プログラムのメインルーチンのフローチャート、図7〜12図はサブルーチンおよび割込み処理ルーチンのフローチャートであり、各フローチャートに基づいて実施例の動作を説明する。 なお、以下の説明および各フローチャートにおいて、制御に用いられる各レジスタおよびフラグを下記のラベルで表記し、それらの記憶内容は特に断らない限り同一のラベルで表す。

    RT:鍵盤から検出した和音の根音を格納するレジスタTP:鍵盤から検出した和音の種類を格納するレジスタVL:演算した平均ベロシティを格納するレジスタVLK:ベロシティの閾値を格納するレジスタK1:平均ベロシティの重み係数を格納するレジスタK2:データ削除の閾値として入力される参照音符長を格納するレジスタND:K2の値を格納するレジスタI:入力された区間を1/2拍でカウントするカウンタとしてのレジスタN:編集モードでのチャンネル番号を管理するレジスタRUN:自動伴奏のスタート/ストップを示すフラグM,K:自動伴奏モードでのチャンネル番号を管理するレジスタD(M):チャンネルMのデュレーションタイムを格納するレジスタGT(M):チャンネルMの発音時間を格納するレジスタ

    電源の投入によって図6のメインルーチンの処理を開始すると、ステップS1で各レジスタのリセット等の初期設定を行い、ステップS2で鍵盤4におけるキーイベントの有無を判定し、キーイベントが無ければステップS4に進み、キーイベントが有ればステップS3で図7のキーイベントの処理を行ってステップS4に進む。

    ステップS4では、スイッチ群10のロードスイッチのオンイベントの有無を判定し、オンイベントが無ければステップS6に進み、オンイベントが有ればステップS5でディスク9から記憶されている楽曲情報を読み出し、演奏情報メモリ5に書き込む。 そして、ステップS6に進む。

    ステップS6では、スイッチ群10の編集スイッチのオンイベントの有無を判定し、オンイベントが無ければステップS8に進み、オンイベントが有ればステップS7で図8の編集の処理を行ってステップS8に進む。

    ステップS8では、スイッチ群10のスタート/ストップスイッチのオンイベントの有無を判定し、オンイベントが無ければステップS13に進み、オンイベントが有ればステップS9でフラグRUNを反転してステップS10でRUN=1となったか否かを判定する。

    そして、RUN=1となっていなければ(RUN=0)自動伴奏状態でストップが指示されたことになるのでステップS11で自動伴奏のストップ処理を行ってステップS13に進み、RUN=1となっていれば自動伴奏のスタートが指示されたことになるので、ステップS12で図11の自動伴奏スタートの処理を行ってステップS13に進む。 そして、ステップS13で、音色の選択などその他の処理を行い、ステップS2以降の処理を繰り返す。

    図7のキーイベントの処理では、ステップS21でキーオンイベントであるか否かを判定し、キーオンイベントでなければステップS22で消音処理を行ってステップS24に進み、キーオンイベントであればステップS23で発音処理を行ってステップS24に進む。

    ステップS24では、イベントキーのキーコードに基づいて和音を検出し、ステップS25で和音が検出されたか否かを判定して、和音が検出されなければそのまま元のルーチンに復帰し、和音が検出されればステップS26で検出された和音の根音をレジスタRTに格納するとともに検出された和音の種類をレジスタTPに格納し、元のルーチンに復帰する。

    以上のキーイベントの処理により、鍵盤演奏の発音および消音が行われる。 また、自動伴奏時の指定和音が鍵盤4から検出され、指定和音が検出される毎にその根音がレジスタRTに、種類がTPに格納される。

    図8の編集の処理では、先ず、ステップS31で、前記図4について説明したカテゴリー分けの処理を行って各トラックを音色に応じてチャンネルに割り当てて、ステップSプS32に進む。 ステップS32では、前記のように優先順位付けを行って、優先的に選択されたそれぞれのチャンネルを各パートに割り当てて、ステップS33に進む。

    ステップS33では、スイッチ群10の操作に応じて、演奏者によって各チャンネルの区間を指定する区間指定の入力処理を行い、ステップS34に進む。 ステップS34では、指定された区間の演奏データを抜き出し、各チャンネルの再生タイミングが相対的に変わらないようにデュレーションデータを補充し、再生タイミングが相対的に揃えられた各チャンネルの演奏データを演奏情報メモリ5に記憶する。 そして、ステップS35で図9の和音検出の処理を行い、ステップS36で図10の和音除去の処理を行い、元のルーチンに復帰する。

    以上の編集の処理により、先ず演奏データが音色に応じてチャンネルに割り当てられ、これらのチャンネルが、ベース、ウッディベース等の特定の音色、同時音率および有音率に基づいて優先的に選択されたパートにそれぞれ割り当てられる。 そして、入力指定された各チャンネルの区間の区間の演奏データが抜きだされて再生タイミングが相対的に揃えられた各チャンネルの演奏データとして演奏情報メモリ5に再記憶され、図9の和音検出の処理および図10の和音除去の処理が行われる。

    図9の和音検出の処理では、ステップS41で音符データのベロシティデータから平均ベロシティを求めてレジスタVLに格納し、ステップS42でこの平均ベロシティVLに入力された重み係数K1を乗算してその乗算値をベロシティの閾値としてレジスタVLKに格納するとともに、発音時間の閾値として入力設定された参照音符長K2をレジスタNDに格納し、ステップS43に進む。 ステップS43では、各チャンネルの音符データ中でベロシティがベロシティの閾値VLK以下または発音時間が参照音符長ND以下のデータを削除する。

    なお、K1は例えば0.5程度の値であり、平均ベロシティ以下でミスタッチに相当するベロシティを考慮して設定する。 これにより、ミスタッチに対応する音符データが削除される。 また、参照音符長としてのK2は、例えば16分音符や32分音符など発音時間の短い値として設定する。 これにより、例えば、コード音への引っかけの音やスケールの駆け上がりの音が削除される。

    このコード音への引っかけの音やスケールの駆け上がりの音は、和音構成音でない可能性が高いので、このような音のデータを削除することにより和音検出の精度が高くなる。

    次に、ステップS44で、指定された区間を1/2拍でカウントするカウンタIに“1”をセットし、ステップS404でのIのインクリメントとステップS403での判定処理により、ステップS45以降の処理を指定された区間内で1/2拍毎に繰り返して1/2拍単位でパートに応じて和音検出を行う。

    先ず、ステップS45でコードパート1とコードパート2の区間Iの音符データによって和音を検出し、ステップS46で和音が検出されたか否かを判定して、和音が検出されていればステップS49に進み、和音が検出されていなければステップS47でコードパート1、コードパート2およびベースパートの区間Iの音符データによって和音を検出する。 そして、ステップS48で和音が検出されたか否かを判定し、和音が検出されていればステップS49に進み、和音が検出されていなければステップS403に進む。

    ステップS49では、検出された和音の根音がベース音であるか否かを判定し、ベース音であれば、ステップS401で和音の根音、和音の種類、ベース音の音名を“FF H ”(デフォルト値)としてデュレーションデータとともに演奏情報メモリ5に記憶して、ステップS403に進む。 一方、検出された和音の根音がベース音でなければ、ステップS402で和音の根音、和音の種類、ベース音の音名をデュレーションデータとともに演奏情報メモリ5に記憶し、ステップS403に進む。 なお、ステップS401の処理では通常の和音として記憶され、ステップS402の処理ではベース音の指定付き和音として記憶される。

    ステップS403では、Iが指定された区間内の最終区間(最後の1/2拍)であるか否かを判定し、最終区間でなければステップS404に進んで同様の処理を繰り返し、最終区間であればステップS405でエンドコードを記憶して元のルーチンに復帰する。

    以上の和音検出の処理により、先ず、音符データの平均ベロシティおよび参照音符長に応じてミスタッチや和音構成音でない可能性が高い音の音符データが削除され、指定された区間について1/2拍単位でパートに応じて和音検出が行われる。 そして、検出された和音の情報がデュレーションデータとともに演奏情報メモリ5に記憶される。

    図10の和音除去の処理では、ステップS51でチャンネル番号を管理するレジスタNに“1”をセットし、ステップS58でのNのインクリメントとステップS57での判定処理により、ステップS52以降の処理を各チャンネルについて繰り返す。

    ステップS52では1/2拍の各区間をカウントするレジスタIに“1”をセットし、ステップS56でのIのインクリメントとステップS55での判定処理により、ステップS53以降の処理を指定された区間内で繰り返して1/2拍単位で検出された和音に基づいて音符データのキーコードをCMaj7の和音に対応する音高に変換する。

    すなわち、ステップS53で、チャンネル番号Nの区間Iの音符データを検出した和音の根音で逆シフトし、さらに、前記図5について説明したように、検出した和音の種類とこの逆シフトした音符データのキーコードに応じて逆音符変換テーブルから逆変換データを読み出し、キーコードに加算する。 次に、ステップS54で、変換したキーコードを編集後の演奏データとして演奏情報メモリ5に記憶する。 そして、ステップS55およびステップS57の判定により、以上の処理を各区間、各チャンネルについて終了すると元のルーチンに復帰する。

    以上の和音除去の処理により、各チャンネル毎に、指定された区間内で繰り返して1/2拍単位で検出された和音に基づいて音符データのキーコードがCMaj7の和音に対応する音高に修正され、編集後の演奏データとして演奏情報メモリ5に記憶される。

    図11の自動伴奏スタートの処理では、ステップS61で、全チャンネルの読み出しポインタを、演奏情報メモリ5の編集後の演奏データのそれぞれの区間開始に対応する記憶領域の先頭にセットし、ステップS62で、全チャンネルの音色データを読み出し、対応するチャンネル番号とともに音源に出力する。 そして、ステップS63で、チャンネル毎のデュレーションデータを格納する全チャンネルの配列レジスタD(K)に“0”をセットして元のルーチンに復帰する。

    図12の割り込みの処理はタイマ11からのテンポクロックにより96分長毎に起動され、先ずステップS71でRUN=1であるか否かを判定する。 RUN=1でなければ元のルーチンに復帰し、RUN=1であれば、ステップS72で、チャンネル番号を管理するレジスタMに“1”をセットし、ステップS708でのMのインクリメントとステップS707での判定処理により、ステップS73〜ステップS706までの処理を各チャンネルについて繰り返す。

    先ずステップS73で、チャンネルMのデュレーションをカウントするレジスタD(M)の内容が“0”であるか否かを判定し、“0”でなければ発音するタイミングになっていないのでステップS74でレジスタD(M)の内容をデクリメントしてステップS708に進み、次のチャンネルに移る。 デュレーションD(M)が“0”であれば、ステップS75でチャンネルMの演奏データから読出しポインタが指すデータを読み出し、ステップS76でチャンネルMの区間の終了であるか否かを判定する。

    チャンネルMの区間の終了であれば、ステップS77でチャンネルMの読出しポインタを区間開始に対応する演奏データの先頭にセットしてステップS75に戻る。 チャンネルMの区間の終了でなければ、ステップS78で、読み出したデータがキーイベントデータであるか否かを判定し、キーイベントデータであれば、ステップS79〜ステップS703で発音処理を行う。

    先ず、ステップS79で、キーイベントデータのキーコードを鍵盤4から検出した和音の根音RTと種類TPとに基づいて音高変換し、ステップS701でその音高変換したキーコード、チャンネル番号Mおよびベロシティを音源6に出力する。 次に、ステップS702でキーイベントデータの発音時間をチャンネルMのレジスタGT(M)に格納し、ステップS703でチャンネルMの読出しポインタを歩進してステップS75に戻る。

    一方、ステップS78で、読み出したデータがキーイベントデータでなければ、ステップS704でそのデータがデュレーションデータであるか否かを判定する。 デュレーションデータであれば、ステップS705でデュレーションデータをチャンネルMのレジスタD(M)に格納し、ステップS706で読出しポインタを歩進してステップS708に進む。 また、デュレーションデータでなければ、ステップS707で現在のチャンネル番号Mが最終チャンネル番号であるか否かを判定し、最終チャンネル番号でなければステップS708に進み、最終チャンネル番号であればステップS709に進む。

    ステップS709では、全チャンネルについて発音時間GT(K)をデクリメントし、ステップS710で、発音時間GT(K)=0となったチャンネルについてそのチャンネル番号ともにキーオフ信号を音源6に出力し、元のルーチンに復帰する。

    以上の割込み処理により、RUN=1のとき、各チャンネルについて、読み出したキーイベントデータのキーコードが鍵盤4から検出された和音の根音RTと種類TPとに基づいて音高変換され、各チャンネルが実質的に同時に発音される。 また、読み出した発音時間とデュレーションデータに応じて、消音処理および発音処理のタイミングが取られ、96分長のテンポクロックに同調して自動伴奏が行われる。

    以上のように、演奏情報メモリに記憶した演奏データから予め和音を検出し、演奏データをその検出和音に応じて例えばCMaj7など予め決められた特定の基準和音に対応する音高の情報に変換しているので、供給される演奏データは基準和音に対応する音高のデータでなくても音楽的に不自然になることがない。

    また、供給される演奏データに対して、音色によってパートに分解したり、音色、同時音率、有音率によってパートの種類を認識し、各チャンネルの演奏データをパートに割り当てるようにしているので、幅広い演奏データに対応することができる。

    さらに、供給される演奏データから平均ベロシティに基づいて音符データの削除を行うようにしているのでミスタッチの音符データを正確に削除することができ、正確な和音検出を行うことができる。

    また、供給される演奏データから参照音符長以下の音符データを削除するようにしているので、和音構成音でない可能性が高い音符データを削除でき、正確な和音検出を行うことができる。

    したがって、供給される演奏データとしての自由度が高く、その演奏データを自動伴奏の伴奏パターンに変換、修正しても自動伴奏を音楽的に自然なものとすることができる。

    なお、実施例では、演奏データをディスクから供給するようにしているが、鍵盤演奏によって演奏データを供給するようにしてもよい。

    また、実施例では、供給された元の演奏データをその検出和音に基づいて特定の基準和音に対応するように音高変換して一旦メモリに記憶するようにしているが、元の演奏データの和音の情報を記憶しているので、自動伴奏時に読み出した演奏データのキーコードを、元の演奏データの和音の情報と鍵盤で指定された和音の情報とに基づいてノート変換テーブル等によりリアルタイムに音高変換するようにしてもよい。

    なお、実施例のような和音の検出方法を自動編曲あるいは自動作曲に利用することもできる。

    本発明を適用した電子楽器のブロック図である。

    実施例における演奏データの処理を概念的に示す図である。

    実施例における供給される演奏データのフォーマットを示す図である。

    実施例におけるカテゴリー分けを説明する図である。

    実施例における逆音程変換テーブルの一例を示す図である。

    実施例における制御プログラムのメインルーチンのフローチャートである。

    実施例におけるキーイベントの処理のフローチャートである。

    実施例における編集の処理の処理のフローチャートである。

    実施例における和音検出の処理の処理のフローチャートである。

    実施例における和音除去の処理の処理のフローチャートである。

    実施例における自動伴奏スタートの処理の処理のフローチャートである。

    実施例における割り込みの処理の処理のフローチャートである。

    符号の説明

    1…CPU、2…プログラムメモリ、3…ワーキングメモリ、4…鍵盤、5…演奏情報メモリ、9…ディスク

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