首页 / 专利库 / 人工智能 / 多模态界面 / Individual information equipment

Individual information equipment

阅读:351发布:2020-11-03

专利汇可以提供Individual information equipment专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To use a computer with a user interface in a human-centered form and not in a computer-centered form by making the computer interactive in a multi-modal form such as voice, handwriting and gesture.
SOLUTION: Paper 2 on a real disk 1, an environment viewer 3, a pen input computer 4, a keyboard 9, a pen with scanner 8, a microphone 6, a speaker 5 and a camera 7 are provided. The pen input computer 4 displays the file of a virtual desk top and executes application as the interface of real paper and virtual paper by using the pen with scanner 8, which incorporates a small CCD camera in the pen. The desk top is displayed in the environment viewer 3 and an intelligent agent 10 and the like are displayed on the monitor. The displayed agent 10 extracts a user intention from the multi-modal indication from an instruction (by pen, voice and gesture) for the system, solves a problem and outputs a result.
COPYRIGHT: (C)1997,JPO,下面是Individual information equipment专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】作業者の作業を支援する個人情報機器において、 前記作業に必要なもののうち、現実に存在するものを認識する認識手段と、 認識された現実に存在するものを計算機により操作可能なものと不可能なものに区別して、仮想的にのみ存在するもの、現実に存在し前記計算機により操作可能なもの、および現実の世界に存在し前記計算機により操作不可能なものをそれぞれ区別して表示する表示手段とを有し、 前記表示手段の表示は、前記現実に存在するものを存在する位置に対応させて表示することを特徴とする個人情報機器。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピュータをはじめとするコンピュータや携帯情報機器等のユーザインタフェース技術に係る。 より詳細には、キーボード、マウス、ペン、音声、身振りなど複数のメディアを用いた指示に基づき、ユーザに代わってコンピュータやアプリケーションソフトウエア等を制御し、静止画、動画、音声、効果音等の複数のメディアを用いて応答するマルチモーダル個人情報機器に関する。

    【0002】

    【従来の技術】現在パーソナルコンピュータをはじめとするコンピュータがオフィス、家庭において急速に普及している。 その原動はハードウエアの面でのコストパフォーマンスの飛躍的な向上、およびソフトウエア面でのグラフィカルユーザインタフェース導入によるユーザフレンドリネスの改善にあると考えられる。 例えば、文献「JA Sohnson, et. al. : ACE: Building Interac
    tive Graphical Applications, Communications of the
    ACM, Vol, 36, No. 4, pp. 400-55, 1993」にはグラフィカルユーザインタフェースの優位さが述べられている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術を基本にしたグラフィカルユーザインタフェースベースのユーザインタフェースを持つコンピュータが、オフィス、
    家庭に普及するとともに、現在のコンピュータが有する以下に示す3つの問題点(問題点(1)〜(3))が認識されつつある。

    【0004】問題点(1)不自然な作業環境 コンピュータが不必要な場合は、机上を自由に使えるもの。 しかし、一旦コンピュータが必要となると、ユーザは、モニタ上の狭いデスクトップに縛りつけられてしまう。

    【0005】これはコンピュータが我々の活動世界を無視し、我々の活動の場をコンピュータの扱い易い仮想的なモニタ上のデスクトップに限定していることに起因している。

    【0006】問題点(2)限定された入出力方法 現在のコンピュータの入出力は、キーボード、マウス、
    画面上の表示に限定されている。 コンピュータとの円滑なインタフェースには入出力バンドの拡大が必要である。

    【0007】問題点(3)非知的なユーザインタフェース コンピュータに対する操作を、例えばグラフィカルユーザインタフェースによるダイレクトマニピュレーションなどで明示的に指示しなければならない。 なにができるかということに加えて、どのようにやるかまでユーザが知らなければならない。 また、コンピュータには多くのデータが格納されているのにもかかわらず、それがコンピュータに認識されない。 さらに、ネットワーク上には貴重なデータが保持されているにもかかわらず利用が困難である。

    【0008】本発明の目的は、コンピュータ中心ではなく、より人間中心のユーザインタフェースを有するコンピュータ利用環境を提供することにある。

    【0009】

    【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明では、人間中心・実世界中心の考え方により設計し、音声、手書き、ジェスチャ等のマルチモーダルな形態で対話可能なコンピュータとする。

    【0010】ここで、これらの問題点を解決するためには、各問題点を独立としてではなく、総合的にとらえる必要がある。 問題点(1)の解決のためには、新たなコンピューティング環境を提示しなくてはならない。 そこで必要となる入出力(問題点(2))は、その環境と密接に関係している。 さらに、知的な処理(問題点(3))は、コンピューテイング環境に深く関連し、さらに高度な入出力は知的処理抜きには実用として供することはできない。

    【0011】まず、問題点(1)はコンピュータ側だけの論理でユーザインタフェース環境が設計されてきたことから発生している。 現在、この問題点を解決する方法は完全なバーチャルリアリティの採用か、実世界への回帰と考えられているが、本発明では、実世界と仮想世界の融合により解決を図る。 具体的には、『実デスク+仮想デスク+実ペーパ+仮想ペーパ』の組み合わせで解決を図る。

    【0012】すなわち、実デスクの上に実際の紙(実ペーパ、図1での2)が乗っている世界がコンピュータレスの世界であり、これに、仮想デスクを表わすモニタと、仮想ペーパを表わすペン入力コンピュータを数枚乗せた環境である。

    【0013】より具体的には以下の手段により問題点を解決する。

    【0014】(1)デスクトップなどの業務環境を仮想的に表示する装置である環境ビューワ、表示入力一体型ペン入力コンピュータで実現された紙と同様なインタフェースを有する仮想ペーパ、マイク、スピーカ、カメラ、ペン、キーボードを構成要素とする。

    【0015】(2)環境ビューワに、以下の3種を区別して表示するとよりよい。 まず第1には、電子的なファイルやホルダ(フォルダ)などのような仮想的にしか存在しないものである。 第2に、ネットワークで結合されたエアコン、ビデオ、電灯などのような現実の世界に存在しかつ計算機から操作できるものである。 最後に、机の上に置いてある実際の紙などのように現実の世界に存在し計算機から操作できないものである。

    【0016】(3)さらに好適には、その現実の世界に存在しかつ計算機から操作できるもの、および現実の世界に存在し計算機から操作できないものは、業務環境の状況をカメラから入力しそれを解析することにより位置を特定し、仮想ビューワ内に表示されているデスクトップ等の仮想的な世界の対応する位置に重ねて表示する。

    【0017】(4)さらに好適には、環境ビューワには環境の大まかな様子だけが表示する。 この際、環境ビューワ上のデスクトップ等に表示されている文章ファイルの詳細な内容は、仮想ペーパ上に表示する。 この時、環境ビューワには表示しなくともよい。

    【0018】(5)さらに、環境ビューワには、自分のオフィス、他人のオフィス、図書室等の複数の環境が同時に表示するとよりよい。

    【0019】(6)最後に、仮想ペーパを複数枚隣り合せに置いた場合、1枚の大きなパッドとして連動して動作可能とする。

    【0020】次に問題点(2)と問題点(3)は、以下の手段で実現されるマルチモーダルな入出力が可能な知的なエージェントの導入により解決する。

    【0021】(1)個人情報機器全体を管理するエージェントを設ける。 このエージェントは、音声、ジェスチャ、ペンジェスチャ、ペンおよびキーボードのうち少なくとも2つによる入力を同時に用いたマルチモーダル入力で処理する。

    【0022】(2)環境ビューワに複数の環境が表示されたいる場合、エージェントは、複数の環境を対象に指示を実行するとよりよい。

    【0023】(3)また、より好適には、ユーザが入力した音声やペン入力内容として、仮想ペーパに音声認識結果あるいは手書き文字認識結果として一旦表示する。
    その認識結果がエージェントの指示として実行可能である場合、表示色を変えユーザに知らせ、その指示を実行した場合は、仮想ペーパ上から消し、実行しない場合はそのまま認識結果を仮想ペーパ上に残す。

    【0024】(4)また、エージェントは、音声、効果音、環境ビューワ表示、仮想ペーパのうち少なくとも2
    つの表示による出力を同時に用いたマルチモーダル出力で応答する。

    【0025】(5)エージェントの姿を、環境ビューワにエージェントのシンボルとして表示する。 実行可能な指示を認識した場合、表示したシンボルの表情を変えるとともに、内容をテキストで表示しながらそれを実行する。

    【0026】(6)ユーザの指示内容が、状況から推察して確実な場合、仮想ペーパで色の変わって表示されているコマンドとして認識された部分をタップした場合、
    エージェントに対して『OK』と言った場合、OKのジェスチャをした場合、エージェントに触れた場合、ユーザがエージェントに目を合わせてうなずいた場合、エージェントがその指示を実行する。

    【0027】(7)環境ビューワの電子ファイルをダブルタップする、電子ファイルを仮想ペーパに重ね合わせる、音声やジェスチャを使って、『これをオープン』のように指示する、ことにより環境ビューワに表示されている電子ファイル等を仮想ペーパに簡単に表示可能とする。

    【0028】

    【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。 図1に本発明の第一の実施例の外観を示す。 本実施例は、図1に示すように、以下の構成要件を有する。 実デスク1の上の実際の紙2、仮想デスクを表示する環境ビューワ3と、仮想ペーパを表わすペン(手書き)入力コンピュータ4、キーボード9、および小型
    CCDカメラをペンに内蔵したスキャナ付ペン8、マイク6、スピーカ5、机上の様子を入力するカメラ7より構成されている。 本発明では、これら構成要件をユーザの使用しやすい環境となるよう構成する。 なお、環境ビューワ3にはエージェント10が表示される。

    【0029】環境ビューワ3には、従来とほぼ同様のグラフィカルユーザインタフェースでのデスクトップが表示される。 このモニタには、ファイル、ホルダ、メールのインボックス、インテリジェントエージェント10などが表示される。 机上にある実物(例えば実際の紙2)
    は、カメラ7を通して実デスクを監視することにより、
    この仮想デスクトップに表示される。

    【0030】ペン入力コンピュータ4は、仮想ペーパに対応する。 仮想デスクトップのファイルの表示やアプリケーションの実行は、ペン入力コンピュータ4で行う。
    ペン入力コンピュータ4は、仮想ペーパである。 したがって、ペンで操作されるものである。 ここで、ペン入力コンピュータ4は、「認識を伴わないインクモードを持つ」、「2つのペン入力コンピュータを横に置くと1つの大きな仮想ペーパとなる」などの実ペーパの特徴を持つ。

    【0031】小型CCDカメラをペンに内蔵したスキャナ付ペン8を用いて、実ペーパと仮想ペーパのインタフェースをとる。 すなわち、実ペーパの情報はペン型のスキャナで取り込まれ、ペン入力コンピュータ上の指定領域へ認識されたデータあるいは生のスキャンデータが転送される。

    【0032】複数のペン入力コンピュータ、環境ビューワおよびスキャナ付ペン等は赤外線等の室内(あるいはデスクトップ)LANで結合しておく。 そしてこれらを協調的に動作させる。

    【0033】エージェントへの指示はペン、音声、ジェスチャ、キーボードの複数のモードを用いて行われる。
    同じモードに対応する入力メディア(複数のペン入力コンピュータ、モニタ、マイクなど)が複数存在する。 例えば、ペン入力はどのペン入力コンピュータでも行うことができ、また、ジェスチャは、どのペン入力コンピュータでも環境ビューワ上でも行うことができる。 すなわち、入力モードは複数の入力メデイア(装置)に分散されることになる。

    【0034】出力としては、環境ビューワやペン入力コンピュータに表示されるほか、音声合成など利用し音声や効果音、グラフィカル表示などを用いてマルチモーダルに出力する。

    【0035】エージェント10が環境ビューワ上に表示し、これを知的処理のシンボルとしてもよい。 具体的には、システムに対する命令(ペン、音声、ジェスチャ)
    は、この知的エージェントが処理するという形になる。

    【0036】エージェントは、マルチモーダルな指示からユーザの意図を抽出し、それをもとに問題解決し、結果を出力するという処理を行う。

    【0037】図2に、本システムの構成図を示す。 本システムは、3台のワークステーション101、102、
    103、および4台のペンパソコン105、106、1
    07、108、入出力用のパソコン104、アプリケーションをバックグラウンドで実行するためのパソコン1
    09から構成される。

    【0038】ワークステーション101、102、10
    3のソフトウエア構造は、OS110、その上部にワークステーションとパソコン間の通信ソフトウエア111
    から構成される。 ワークステーション103は音声認識、カメラ入力専用であり、そのために音声認識サーバ120、画像入力サーバ121を稼働させている。 ワークステーション101は、本個人情報環境全体の制御プログラム112と、後述するマルチモーダルアナライザ(MMA)113および印刷文字認識サーバ114、手書き文字認識サーバ115が稼働している。 ワークステーション102は、本個人情報環境全体の制御プログラム112の他に、後述するマルチモーダル問題解決器(MMIP)117、マルチモーダル応答生成器(MM
    G)118、および、音声合成サーバ119、一般アプリケーションプログラム116が稼働している。

    【0039】また、本システムでは、ペンパソコン(ペン入力コンピュータ)105、106、107、108
    およびパソコン109はOS127を有し、その上にワークステーションとパソコン間の通信ソフトウエア12
    6、本個人情報環境全体の制御プログラム125および仮想ペーパのソフトウエア123、OS127上アプリケーションの外部からの制御プログラム124が稼働している。 パソコン104もOS127を有し、その上にワークステーションとパソコン間の通信ソフトウエア1
    26、本個人情報環境全体の制御プログラム125、および、ペン型スキャナ入力128、キーボード入力12
    9、環境ビューワ管理130のプログラムが稼働している。

    【0040】本システムでは、図3に示すように、知的エージェント32を各ペンパソコン(ペン入力コンピュータ)や環境ビューワで実行中のアプリケーション31
    とユーザを介在するシステムとしてみなす。 ユーザは、
    アプリケーションを知的エージェントを介さずに直接操作することも、知的エージェントの助けを借りてアプリケーションを利用することも可能である。

    【0041】次に、この個人情報機器の利用法について説明する。 ユーザは図1に示すように、以下の環境で利用する。 (a)複数のペンパソコン(ペン入力コンピュータ)4、(b)環境ビューワ(仮想デスクトップ、知的エージェント)3、(c)スキャナ付ペン8のハードウエアと実際の紙が混在した環境で利用する。 この環境によりユーザは、ペン、音声、ジェスチャ(ペン、タッチ)を同時に混在させインタフェースすることが可能である。

    【0042】(1)基本操作:知的エージェント機能を使わない場合 環境ビューワ(仮想デスクトップ)5に種々の書類を表示する。 ここで、ユーザが、表示されたものから所望のものを選択(「オープン」)すると、選択されたものが手許のペン入力コンピュータのうち少なくとも1台に現われ、操作を行うことができる。

    【0043】つまり、以下にあげるようにユーザは複数の操作の仕方から選ぶことができる。 ペンによる手書き、ペンによるタップ、ペン型スキャナ、キーボードを用いて操作を行うことができる。 この場合、ユーザにとってのメリットは、以下の通りである。

    【0044】(a)作業環境が机上に拡大され、机上で紙やペンを用いて自然に作業できること (b)実ペーパと同じメタファで仮想ペーパを使うことができること (c)実ペーパと仮想ペーパのインタフェースがペン型スキャナでとれること (例えば、実ペーパ上に重要なデータがある場合、ペン型スキャナで容易に仮想ペーパ上にもってくることが可能) (2)応用操作:知的エージェント機能を使う場合 知的エージェント機能を使う場合、以下の入力構成要件に対応したマルチモーダル入出力が可能となる。 この構成要件とは、(a)ペン、(b)音声、(c)ジェスチャ(ペン)、(d)キーボードなどである。 知的エージェントが有する情報は、(a)アプリケーションに関する情報(記憶されているデータの意味および外部から操作する方法)、(b)個人情報(ユーザが教えた情報)、
    (c)言語情報(単語、シソーラス、意味)などである。

    【0045】知的エージェントがアプリケーション(アドレス帳)に関する知識を用いると、以下のような操作が可能となる。

    【0046】例えば、手紙をペン入力コンピュータで作成し、五百旗頭さんにそれをfaxする場合、姓名が難しいので、音声とペンとジェスチャを用いて図4のように指示することができる(41)。 この処理においては、まず、マルチモーダル入力の意味解析が行なわれる。 すなわち、ペンで指されたペン入力コンピュータのファイルが「この手紙」であり、音声とペン入力を合わせて1つの文とみなす必要がある(これが後述するマルチモーダル意味処理(MMIP)の仕事である)。 次に、faxするには、五百旗頭さんのfax番号が必要であるので、知的エージェントはアドレス帳というアプリケーションで五百旗頭さんのfax番号を検索する。
    この時、知的エージェントは、アドレス帳というアプリケーションには名前と電話番号が記憶されているというアプリケーションに関する情報、および、その検索するという操作がどのように外部から実行可能であることを知らなければならない。 逆に、アプリケーションが知的エージェントによって利用されるには、このような情報および外部から機能の呼び出し機能をエージェントに伝える方法が必要である。

    【0047】また、上記の例では、五百旗頭さんのfa
    x番号をアドレス帳アプリケーションからもってきたが、直接知的エージェントに教えた情報を用いることもできる。 例えば、『五百旗頭さんのfax番号はxxxである。 』と教えれば、アドレス帳アプリケーションがなくてもよい。

    【0048】図5に、ペン型スキャナを用いた利用例
    1を示す。 ユーザは注文書を通信販売会社にfaxしようとしているが、そのfax番号が、新聞(実物の紙)
    上にあるため、「ここに」と音声で指示しながら、同時にペン型スキャナで入力する。 この場合、fax番号だけを厳密にスキャンする必要はなく、ラフにスキャンすれば、意味(この場合、電話番号であるとの予測)から、適切なものだけが切り取られて用いられる。

    【0049】この応用操作においてのユーザメリットは、(a)マルチモーダル入力によって自然に、簡単に、指示することができること、(b)知的エージェントが複雑なアプリケーションを使いこなしてくれること(他システムの情報も自動的に参照できる)および(c)個人的な情報(メモ)を自然言語(マルチモーダル入力が可)でエージェントに教えると、それを知識として用いることなどである。

    【0050】以下、オフィスワークにおける利用例を図6に示す。 音声か手書きで『絵のこの部分を、部長にファックスせよ。 』と指示をしながら、『この部分』を言うと同時に、対象部分をペンで丸くで囲むという操作をした場合(例61)、エージェントは対象部分から絵を切りだし、それを部長に自動的にファックスする。

    【0051】音声か手書きで『予算資料の中にあるグラフを、ここにコピーせよ。 』と指示をしながら、『ここ』を言うと同時に、対象場所をペンでタップした場合(例62)、エージェントは予算資料か格納されているファイルを自動的に探し、その中からグラフを持ってきてタップした場所にコピーする。

    【0052】音声か手書きで『私の顔写真はこれです。 』と指示をしながら、『これ』を言うと同時に、ペン入力コンピュータに表示されている写真を丸で囲んだあるいはあるいは、ペン型スキャナで実際の写真をスキャンした場合(例63)、エージェントはこれを知識として保存し後で利用する。

    【0053】この後、音声か手書きで『私の顔写真を表示せよ。 』と指示した場合(例64)、エージェントは前の会話で教えられた情報をもとに写真を表示する。

    【0054】また、音声か手書きで『田中さんの住所はここで、電話番号は、これだ。 』と指示をしながら、
    『ここ』『これ』を言うと同時に、ペン型スキャナで名刺の対応する部分をスキャンした場合(例65)、エージェントはこれをマルチメデア知識として保存し後で利用する。

    【0055】図7に、全体の処理フローを示す。 知的認識機構71、73、76は2段階のフィードバックループを持つ。 第1のフィードバックループは知的認識機構71、73、76内部に存在する。 ここでは、知的認識機構71、73、76が持つ辞書、形態素情報を用いて認識結果の修正を行う。 第2のフィードバックはマルチモーダル入力機構78からの制約情報や予測情報を用いて行われる。 基本的な認識エンジン72、74、75は公開されている通常のアルゴリズムを用いて実現する。
    これらのフィードバックは、ペン認識機構75においては行の切り出し、文字の切り出しまで、印刷文字認識機構73においては、意味のある領域の切り出し、行の切り出し、文字の切り出しまで作用させる。

    【0056】一方、音声認識機構71は、上記2つと比べて認識率がけた違いに悪いので、異なるアプローチをとる。 すなわち、マルチモーダル入力機構78からの制約を認識候補の辞書や認識候補の文法という形式でまず音声認識に知らせ、それを用いて認識するという、制約主導型の認識を主とする。

    【0057】これらの知的認識機構は、図2において、
    ワークステーション101、103上のソフトウエアモジュール114、115、120、121として実装されている。

    【0058】マルチモーダル入力機構78は、「構文記述+制約記述(意味、時間)」の表現で知識ベース77
    に格納されているデータを用いる。 すなわち、形式を重要視した構文記述と、意味を重視した制約記述を併用し、その処理(パージング処理)においても、構文重視から制約重視までのレベルを設ける。 つまり、構文を重視すると効率的な処理が可能となり。 制約記述を重視すると、非構文的でも時間をかければ解析可能となる。 制約記述を重視した場合、組み合わせ爆発的に計算量が増加するが、従来技術である高速パージングアルゴリズムとの併用で、計算可能なレベルまで効率化する。

    【0059】マルチモーダル入力機構78は知識ベース77に保持されている知識を用いて、入力として認識できる場合、その結果を問題解決機構79に伝えるが、認識できない場合、どのように認識しなおすべきかを、知的認識機構71、73、76に伝える。

    【0060】マルチモーダル入力機構78のメインモジュールは図2において、ワークステーション101上のソフトウエアモジュール113として実装される。

    【0061】マルチモーダル入力機構78から問題解決機構79に入力された認識結果は、その意味を問題解決機能79が知識ベース80を利用して解析し、その結果をマルチモーダル生成機構82に知らせる。 また、マルチモーダル入力機構78からの認識結果が事実の場合は知識ベース80に登録される。 問題解決機構79のメインモジュールは図2において、ワークステーション10
    2上のソフトウエアモジュール117として実装される。

    【0062】問題解決機構79からマルチモーダル生成機構82に入力された応答のデータに基づき、マルチモーダル生成機構82では、環境ビューワ、仮想ペーパからの文字/画像の出力83、85、環境ビューワ、仮想ペーパ、およびエージェントからの音声での出力84を行う。 出力メディアの選択、出力方法は、ノウハウ81
    を用いて導き出す。 例えば、質問と答えの関係から発話のストレス、スピードを適応的に設定する。

    【0063】マルチモーダル生成機構82のメインモジュールは図2において、ワークステーション102上のソフトウエアモジュール118として実装されている。
    また、音声出力のモジュールはワークステーション10
    2上のソフトウエアモジュール119である。

    【0064】図7で示したシステムの処理フロー内の、
    サブシステムからの入力87とは、仮想ペーパ上で動作中のアプリケーションからのその動作状態の報告などを表わす。 これを用いて、アプリケーションの現在の状態を考慮に入れた問題解決を問題解決機構79で実行する。

    【0065】また、サブシステムへの出力86とは、仮想ペーパ上で動作中のアプリケーションへの制御指示に加え、本個人情報環境の構成要素である、環境ビューワ、エージェント、仮想ビューワの制御指示も含む。 すなわち、問題解決機構では、ユーザへの応答方策に加え、自システムおよび他アプリケーションの実行制御方策も同時に生成する。

    【0066】

    【発明の効果】以上説明したように本発明の実施例によれば、人間中心・実世界中心の考え方により設計され、
    音声、手書き、ジェスチャ等のマルチモーダルな形態で対話可能な、より人間中心のユーザインタフェースを有するコンピュータ利用環境を持つ個人情報を実現することが可能となる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第一の実施形態を示す図である。

    【図2】プログラム構造と機器構成を示す図である。

    【図3】エージェントの位置付けを表わす図である。

    【図4】利用形態の例を説明する図である。

    【図5】利用形態の例を説明する図である。

    【図6】利用形態の例を説明する図である。

    【図7】本発明の処理フローを説明する図である。

    【符号の説明】

    1…実デスク、2…実際の紙、3…仮想デスクを表示する環境ビューワ、4…仮想ペーパを表わすペン入力コンピュータ、5…スピーカ、6…マイク、7…カメラ、8
    …小型CCDカメラをペンに内蔵したスキャナ付ペン、9
    …キーボード、10…エージェント

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 民則 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 青島 弘和 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈