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Method and system for modulating gain of data collection system and correcting data collected during system scan in computer type tomogram system

阅读:597发布:2020-08-18

专利汇可以提供Method and system for modulating gain of data collection system and correcting data collected during system scan in computer type tomogram system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To facilitate the correction of a data collection system gain which is not regulated by the slice thickness of a detector by generating a data collection gain coefficient based on a parameter of the monitored data collection system and modulating the data collection gain using the data collection gain coefficient.
SOLUTION: A data collection system (DAS) 32 in a control mechanism 26 samples analog data from a detector element 20 so as to convert it into a digital signal, an image reconstitution device 34 executes a high-speed image reconstitution, and a computer 36 stores an image in a mass storage device 38. The computer 36 receives a command and a scan parameter via a console 40 and provides a control signal and information to the DAS 32, an X-ray controller 28, and a gantry motor controller 30. A data collection gain coefficient is generated based on the parameter of the monitored data collection system and the data collection gain is modulated using the data collection gain coefficient.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO,下面是Method and system for modulating gain of data collection system and correcting data collected during system scan in computer type tomogram system专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正する方法であって、前記システムは、データ収集システムと、X線管と、検出器とを含んでおり、該検出器は、少なくとも1つのスライス分の検出器を含んでおり、 少なくとも1つのデータ収集システムのパラメータを監視する工程と、 監視された該データ収集システムのパラメータに基づいてデータ収集ゲイン係数を発生する工程と、 発生された該データ収集ゲイン係数を用いてデータ収集ゲインを変調させる工程とを備えた計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正する方法。
  • 【請求項2】 前記少なくとも1つのデータ収集システムのパラメータを監視する工程は、X線管電圧及びX線管電流のうちの少なくとも1つを決定する工程を含んでいる請求項1に記載の計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正する方法。
  • 【請求項3】 前記少なくとも1つのデータ収集システムのパラメータを監視する工程は、検出器厚さ及び走査時間のうちの少なくとも1つを決定する工程を含んでいる請求項1に記載の計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正する方法。
  • 【請求項4】 前記データ収集ゲイン係数を発生する工程は、 X線管基準信号を決定する工程と、 該X線管基準信号を用いてシステム基準信号を較正する工程とを含んでいる請求項1に記載の計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正する方法。
  • 【請求項5】 データ収集システムのゲインを同定する工程と、 該データ収集システムのゲインを較正してデータ収集システムのゲイン・スカラ・ベクタを発生する工程と、 該データ収集システムのゲイン・スカラ・ベクタを利用して前記走査データを補正する工程とを更に含んでいる請求項1に記載の計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正する方法。
  • 【請求項6】 前記走査データを補正する工程は、 前記データ収集システムのゲイン・スカラ・ベクタを利用してシステムのゲイン・ベクタを修正する工程と、 修正された該システムのゲイン・ベクタを前記走査データに適用する工程とを含んでいる請求項5に記載の計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正する方法。
  • 【請求項7】 計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正するシステムであって、前記計算機式断層写真法システムは、データ収集システムと、X線管と、検出器とを含んでおり、該検出器は、少なくとも1つのスライス分の検出器を含んでおり、 少なくとも1つのデータ収集システムのパラメータを監視し、 監視された該データ収集システムのパラメータに基づいてデータ収集ゲイン係数を発生し、 発生された該データ収集ゲイン係数を用いてデータ収集ゲインを変調させるように構成されている計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正するシステム。
  • 【請求項8】 少なくとも1つのデータ収集システムのパラメータを監視するために、X線管電圧及びX線管電流のうちの少なくとも1つを決定するように構成されている請求項7に記載の計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正するシステム。
  • 【請求項9】 少なくとも1つのデータ収集システムのパラメータを監視するために、検出器厚さ及び走査時間のうちの少なくとも1つを決定するように構成されている請求項7に記載の計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正するシステム。
  • 【請求項10】 データ収集ゲイン係数を発生するために、 X線管基準信号を決定し、 該X線管基準信号を用いてシステム基準信号を較正するように構成されている請求項7に記載の計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正するシステム。
  • 【請求項11】 データ収集システムのゲインを同定し、 該データ収集システムのゲインを較正してデータ収集システムのゲイン・スカラ・ベクタを発生し、 該データ収集システムのゲイン・スカラ・ベクタを利用して前記走査データを補正するように更に構成されている請求項7に記載の計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正するシステム。
  • 【請求項12】 前記走査データを補正するために、 前記データ収集システムのゲイン・スカラ・ベクタを利用してシステムのゲイン・ベクタを修正し、 修正された該システムのゲイン・ベクタを前記走査データに適用するように構成されている請求項11に記載の計算機式断層写真法システムにおいてデータ収集システムのゲインを変調させると共にシステム走査中に収集されたデータを補正するシステム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、一般的には計算機式断層写真法(CT)のイメージングに関し、より具体的には、CTシステムのデータ収集システムを較正することに関する。

    【0002】

    【従来の技術】少なくとも1つの公知のCTシステム構成では、X線源はファン(扇形)形状のビームを投射し、このビームは、デカルト座標系のX−Y平面であって、一般的に「イメージング平面」と呼ばれる平面内に位置するようにコリメートされる。 X線ビームは、患者等のイメージングされるべき物体を通過する。 ビームは、物体によって減衰された後に、放射線検出器の配列に入射する。 検出器配列において受け取られる減衰したビーム放射線の強度は、物体によるX線ビームの減衰量に依存している。 配列内の各々の検出器素子は、検出器の位置におけるビーム減衰の測定値である個別の電気信号を発生する。 すべての検出器からの減衰測定値を個別に収集して、透過プロファイル(断面)を形成する。

    【0003】公知の第3世代CTシステムでは、X線源及び検出器配列は、X線ビームが物体と交差する度が一定に変化するように、イメージング平面内でイメージングされるべき物体の周りをガントリと共に回転する。
    1つのガントリ角度における検出器配列からの一群のX
    線減衰測定値、即ち、投影データを「ビュー」と呼ぶ。
    物体の1回の「走査」は、X線源及び検出器の1回転の間に様々なガントリ角度で形成された一組のビューで構成されている。

    【0004】軸方向走査の場合には、投影データを処理して、物体から切り取られた2次元スライスに対応する画像を構成する。 一組の投影データから画像を再構成する1つの方法は、当業界でフィルタ補正逆投影(filter
    ed back projection)法と呼ばれている。 この方法は、
    1回の走査からの減衰測定値を、「CT数」又は「ハンスフィールド(Hounsfield)単位」と呼ばれる整数に変換し、これらの整数を用いて、陰極線管表示装置上の対応するピクセルの輝度を制御するものである。

    【0005】全走査時間を短縮するために、「螺旋(ヘリカル)」走査を実行することができる。 「螺旋」走査を実行するためには、所定の数のスライスについてのデータが収集されている間に、患者は移動させられる。 このようなシステムは、1回のファン・ビーム螺旋走査から単一の螺旋(helix)を発生する。 ファン・ビームによって精密に撮像された螺旋から投影データが取得され、この投影データから各々の所定のスライスにおける画像を再構成することができる。

    【0006】X線管電流(「mA」)、X線管供給電圧(「kV」)、スライス厚さ、走査時間及び平均検出器ゲイン等のいくつかの走査パラメータは、画質に直接的に関連する検出器信号強度に影響を及ぼすことが知られている。 例えば、X線管電流について、X線管電流レベルがより高ければ、典型的には、より高強度の検出器信号が発生され、ノイズのより少ない画像が典型的には形成される。 逆に、X線管電流レベルがより低ければ、より低強度の検出器信号が発生されることが知られており、結果として得られる画像に著しいストリーキング(縞)・アーティファクトが現れることが知られている。

    【0007】低強度の信号による場合であっても画質を向上させるために、公知のCTシステムはデータ収集システム(DAS)を含んでおり、DASは、検出器素子によって発生されたアナログ信号をサンプリングして、
    このような信号を後続処理のためにディジタル信号に変換する。 DASゲインの選択は、低信号におけるノイズ性能と、レンジ超過(overranging)の可能性との間の兼ね合いを取ることを含めて行われる。 具体的には、システムのゲインがより高ければ、ストリーキング・アーティファクト及びノイズを減少させることにより、低信号における画質が向上する。 しかしながら、システムのゲインがより高ければ、結果的にDASにレンジ超過が生じ、シェーディング(暗影)・アーティファクト及びストリーキング・アーティファクトが発生する可能性もある。

    【0008】DASのレンジ超過が生じる可能性を低くするために、DASゲインは通常、低ゲインに設定されている。 DASゲインを低ゲインに設定すればDASレンジ超過は減少するが、ゲインを低く設定することにより、典型的には、低強度の検出器信号によって電子ノイズ及び画像アーティファクトも増大する。 更に、一旦D
    ASゲインが選択されてCTシステムに組み込み設計されると、DASゲインを容易に変更することができなくなる。 従って、CTシステムは、X線管電流、X線管供給電圧、スライス厚さ及び走査時間を変化させながら用いられるので、選択されたDASゲインは、いくつかの走査については最適値よりも低くなる可能性がある。

    【0009】公知のCTマルチ・スライス・システムの1つでは、DASゲインは、検出器のスライス厚さを変化させることと対応して修正される、即ち、変化させられる。 明確に述べると、所定の検出器スライス厚さを用いたある走査について、個別のDASゲインが選択される。 次いで、選択されたDASゲインは、同様の厚さを有する各々の走査と組み合わせて用いられる。 しかしながら、選択されたDASゲインは、すべての走査の状況についてあるスライスの全体にわたって最適とはならないかもしれない。 具体的には、上述のように、スライス厚さ以外の走査パラメータも又、信号強度に影響を及ぼし、従って、適当なDASゲインに対する影響を及ぼす。

    【0010】

    【発明が解決しようとする課題】従って、検出器スライス厚さに制限されないようなDASゲインの修正を容易にするアルゴリズムを提供することが望ましい。 又、このようなアルゴリズムが、走査ごと(scan-by-scan)の形式でDASゲインの修正を容易にすることが望ましい。 更に、処理時間を大幅に増大させないようなこのようなアルゴリズムを提供することが望ましい。

    【0011】

    【課題を解決するための手段】これらの目的及びその他の目的は、以下のシステムで達成され得る。 即ち、このシステムは、一実施例では、同じスライス厚さにおける場合であっても、相異なる走査の間で相異なる走査パラメータによりよく適合するようにDASゲインを変化させる。 明確に述べると、一実施例では、DASゲインは、スライス厚さ、X線管の電流及び電圧のレベル、走査時間、並びに平均検出器ゲインの関数として変化させられる、即ち変調させられる。 この実施例では、DAS
    ゲインは、以下の式で定義されるゲイン係数(ファクタ)Gain-Facを用いて変調させられる。

    【0012】 Gain_Fac=(macro_row/base_macro_row) ×(kV/base_kV ) n ×(mA/base_mA ) ×(view_sample_time/base_view_sample_time) ×(1/OVR(macro_row)) ×Sys_Fac ここで、macro_rowは、実行されるべき走査用の検出器マクロ(巨視的)列厚さ、base_macro_rowは、ベースライン較正用の検出器マクロ列厚さ、kVは、実行されるべき走査用のX線管電圧、base_kVは、ベースライン較正用のX線管電圧、mAは、実行されるべき走査用のX線管電流、base_mAは、ベースライン較正用のX線管電流、v
    iew_sample_timeは、実行されるべき走査用の走査時間、base_view_sample_timeは、ベースライン較正用の走査時間、OVR(macro_row)は、実行されるべき走査における検出器マクロ列厚さについてのDASレンジ超過値、及びnは、経験的に決定されるパラメータである。

    【0013】走査の前に、且つ典型的にはCTシステムの設置中又はX線管の交換中に、X線管基準(referenc
    e)信号Base_Inputが発生される。 次いで、システムが較正されるたびごとに、X線管基準信号を用いてシステム基準信号Sys_Fac を較正する。 システム基準信号は、
    DASゲイン係数Gain_Facを発生するために用いられるパラメータの1つである。 DASゲイン係数Gain_Facを用いて、例えばCTシステムの計算機に記憶されているルック・アップ・テーブルから適当なDASゲインを同定する。 選択されたDASゲインは、走査中に用いられる。

    【0014】上述のようにDASゲインを変調させることにより、DASゲインは、複数の走査パラメータについて最適化される。 加えて、DASゲインは、処理時間を実質的に増加させることなく、各々の走査について修正される。

    【0015】

    【実施例】図1及び図2を参照すると、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム10が、「第3世代」CTスキャナにおいて典型的なガントリ12を含んでいるものとして示されている。 ガントリ12は、X線源14を有しており、X線源14は、X線ビーム16をガントリ12の反対側に設けられている検出器配列18
    に向かって投射する。 検出器配列18は、検出器素子2
    0によって形成されており、これらの検出器素子20は一括で、患者22を通過する投射されたX線を検知する。 各々の検出器素子20は、入射するX線ビームの強度を表す、従って患者22を通過する際のビームの減衰を表す電気信号を発生する。 X線投影データを収集するための1回の走査中に、ガントリ12及びガントリ12
    に装着された構成部品は、回転中心24の周りを回転する。

    【0016】ガントリ12の回転及びX線源14の動作は、CTシステム10の制御機構26によって制御されている。 制御機構26は、X線制御装置28と、ガントリ・モータ制御装置30とを含んでいる。 X線制御装置28は、X線源14に対して電信号及びタイミング信号を供給し、ガントリ・モータ制御装置30は、ガントリ12の回転速度及び位置を制御する。 制御機構26内に設けられているデータ収集システム(DAS)32
    が、検出器素子20からのアナログ・データをサンプリングし、後続処理のためにこのデータをディジタル信号に変換する。 画像再構成装置34が、サンプリングされてディジタル化されたX線データをDAS32から受け取って、高速画像再構成を実行する。 再構成された画像は、計算機36への入力として印加され、計算機36
    は、大容量記憶装置38に画像を記憶させる。

    【0017】計算機36は又、キーボードを有しているコンソール40を介して、オペレータからの命令(コマンド)及び走査パラメータを受け取る。 付設された陰極線管表示装置42によって、オペレータは、再構成された画像、及び計算機36からのその他のデータを観測することができる。 オペレータが供給した命令及びパラメータは、計算機36によって用いられて、DAS32、
    X線制御装置28及びガントリ・モータ制御装置30に制御信号及び情報を供給する。 加えて、計算機36はテーブル・モータ制御装置44を動作させ、テーブル・モータ制御装置44は、モータ式テーブル46を制御して、ガントリ12内で患者22を位置決めする。 具体的には、テーブル46は、患者22の部分をガントリ開口48を通して移動させる。

    【0018】本発明のDASゲイン変調アルゴリズムは、フォー(4)・スライス・システムに従って記載されているが、この変調は、いかなる特定のCTシステムでの実行にも限定されないし、いかなる特定の画像再構成アルゴリズムにも限定されない。 同様に、このDAS
    ゲイン変調は、螺旋走査及び軸方向走査等のいかなる特定の走査形式と関連した使用にも限定されない。 更に、
    このDAS変調アルゴリズムは、例えば計算機36において実行されてDAS32(図2)を制御し得ることを理解されたい。 本発明の一実施例によれば、フォー・スライスCTシステム用のDASゲインは、X線管電流(「mA」)、X線管電圧(「kV」)、スライス厚さ(「macro_row 」)及び走査時間(「view_sample_tim
    e」)を含めた走査パラメータに基づいて変調させられる。

    【0019】図3を参照すると、同図には、本発明の一実施例に従って1回の走査においてDASゲインを較正すると共に補正するために実行される一連の工程が示されており、X線基準信号Base_Inputが工程50で決定されている。 具体的には、X線管交換中に空気走査(エア・スキャン)が実行されて空気走査データを発生し、このような空気走査データは、オフセット補正され、ビューについて平均されると共に、x軸に沿った検出器18
    の中央の少なくとも2つのチャンネルにわたって、チャンネルについて平均される。 空気走査データは又、フォー・スライス・スキャナの内側2列にわたって平均される。

    【0020】より明確に述べると、空気走査は、最大のX線管電流、最大のX線管電圧及び2.5mmの検出器マクロ列厚さを用いて、最低のDASゲインにおいて実行される。 次いで、X線管基準信号Base_Inputが以下の式に従って決定される。

    【0021】

    【数1】

    【0022】ここで、Num Viewsは、平均されるビューの数、Num Chansは、平均されるチャンネルの数、及びO
    FFSET(i,j)は、オフセット補正である。 OFFSET(i,j)を求めるために用いることのできるオフセット補正アルゴリズムは、当業界で周知である。 決定されたX線管基準信号Base_Inputは、CTシステム構成ファイルに記憶させることができる。

    【0023】次いで、X線管基準信号Base_Inputを利用して、システム基準信号Sys_Facを較正する(工程5
    2)。 システム基準信号Sys_Fac は、X線管の出力と検出器の出力との相対的な変動を記述するものである。 Sy
    s_Facは、以下の式に従って記述され得る。 Sys_Fac=(CAL_Input /Base_Input) (2) ここで、CAL_Inputは、較正係数である。 CAL_Inputは、
    式(1)に従って、例えば、X線管出力レベルと平均検出器ゲインとの変動を監視するために較正が実行されるたびごとに、実質的に同じ走査パラメータを用いて決定される。

    【0024】再び図3を参照すると、システム基準信号
    Sys_Fac、及びX線管基準信号Base_Inputのような他のパラメータを利用して、ゲイン係数Gain_Facが決定される(工程54)。 具体的には、ゲイン係数Gain_Facは、
    走査手法、検出器マクロ列厚さ、最大許容レンジ超過及びX線管と検出器との相対的な出力レベルに従って、以下の式によって決定される。

    【0025】 Gain_Fac=(macro_row /base_macro_row) ×(kV/base_kV ) n ×(mA/base_mA ) ×(view_sample_time/base_view_sample_time) ×(1/OVR(macro_row)) ×Sys_Fac (3) ここで、macro_rowは、実行されるべき走査用の検出器マクロ列厚さ、base_macro_rowは、ベースライン較正用の検出器マクロ列厚さ、kVは、実行されるべき走査用のX線管電圧、base_kVは、ベースライン較正用のX線管電圧、mAは、実行されるべき走査用のX線管電流、base
    _mAは、ベースライン較正用のX線管電流、view_sample
    _timeは、実行されるべき走査用の走査時間、base_view
    _sample_timeは、ベースライン較正用の走査時間、OVR
    (macro_row)は、実行されるべき走査における検出器マクロ列厚さについてのDASレンジ超過値、及びnは、
    経験的に決定されるパラメータである。 一実施例では、
    n=1.5である。

    【0026】次いで、ゲイン係数Gain_Facを用いて、実行されるべき走査のためのDASゲインを決定する(工程56)。 具体的には、ゲイン係数Gain_Facを利用して、例えば計算機36に記憶されているルック・アップ・テーブルから自動的にDASゲインを同定すると共に選択する。 ルック・アップ・テーブルは具体的には、複数の相異なるゲイン係数について予め決定されているD
    ASゲイン値を含んでいる。 次いで、例えば走査データ・ファイルにゲイン係数Gain_Facを記憶させる。 図4に例示的なルック・アップ・テーブルを示す。

    【0027】次いで、DASゲインを較正する(工程5
    8)。 具体的には、CTシステム設置中及び各回のX線管交換中に、完全な1組を成すDASゲイン較正走査が実行される(工程60)。 具体的には、較正が実行されるときには常に、ベースラインDASゲイン走査が繰り返される。 例えば、各回のベースラインDASゲイン走査は、ボディ・ボウタイ(body bowtie)、140kV
    のX線管電圧、380mAのX線管電流、2秒の走査時間及びC int =290pFのDASゲインを用いて実行される4mm×2.5mmのスライスの空気走査である。 各回のベースラインDASゲイン走査を利用して較正係数CAL_Inputを発生し、これに従って、上述のようにして、システム基準信号Sys_Facを決定する。 同様に、例えばX線管電圧、X線管電流及び走査スライスのようなベースライン走査パラメータを用いてゲイン係数
    Gain_Facを決定する。

    【0028】次いで、生のDASゲイン較正走査データは、Air CAL(空気較正手続)でのACALベクタ発生と実質的に同じ処理を利用して、オフセット補正され、
    基準正規化され、チャンネル拡張されると共にクロス・
    トーク補正される(工程62)。 具体的には、各々のビューjについて、l(エル)番目の列のi番目のチャンネルについてk番目のDASゲインにおけるベクタX l
    (i,j) kが発生される。 従って、ACALベクタが空気較正手続から発生されるのと実質的に同じ方法で、
    ビュー平均されたゲイン・ベクタg l (i) kが決定される。 即ち、

    【0029】

    【数2】

    【0030】ここで、i=チャンネル番号、及びl=列番号である。 引き続いて、ベースラインDASゲイン・
    ベクタを利用して、DASゲイン・スカラ・ベクタGain
    _Scalar(i,l) kが決定される(工程64)。 具体的には、g l (i) 0がベースラインDASゲインのゲイン・ベクタであるとすると、k番目のDASゲインにおけるDASゲイン・スカラ・ベクタGain_Scalar
    (i,l) kは、以下の式に従って決定される。

    【0031】 Gain_Scalar(i,l) k =g l (i) k /g l (i) 0 =(DAS_GAIN(i,l) /DAS_GAIN(REF)) 0 /(DAS_GAIN(i,l) /DAS_GAIN(REF)) k (5) 式(5)に示すように、DASゲイン・スカラ・ベクタ
    Gain_Scalar(i,l) kは、基準チャンネル(RE
    F)の対応するDASゲイン係数によって正規化された相異なるDASゲイン・レンジの比である。 すべてのデータ・チャンネルについての所定のDASゲイン、そのDASゲインのすべてについてのDASゲイン・スカラ・ベクタを、例えば較正データベースに記憶させることができる。 従って、各々の走査ファイルは、画像走査データ収集に用いられるDASゲインについてのDASゲイン・スカラ・ベクタを含むことになる。

    【0032】上述のようにしてシステムを初期較正した後に、本発明の一実施例に従って、各々のDASゲイン・スカラ・ベクタGain_Scalar(i,l) kが更新される(工程68)。 具体的には、較正が実行されるときには常に、ルック・アップ・テーブル内の各々のDASゲインと、ベースラインDASゲインとについての2回のDASゲイン較正走査が実行されて、対応するDASゲイン・スカラ・ベクタGain_Scalar(i,l) kが更新される、即ち、上述のようにして計算し直される。 FA
    STCALが実行されるたびごとに、異なるDASゲイン・スカラ・ベクタGain_Scalar(i,l) kが更新されるので、DASゲイン・スカラ・ベクタGain_Scalar
    (i,l) k群は実質的に「リフレッシュ」される。

    【0033】次いで、DASゲイン・スカラ・ベクタGa
    in_Scalar(i,l) kを利用して、対応するスライスsについてシステム・ゲイン・ベクタACAL(i) sを修正することにより、画像走査中に収集された走査データが補正される(工程70)。 具体的には、システム・ゲイン・ベクタACAL(i) sは、以下の式に従って修正されて、新たなシステム・ゲイン・ベクタNACAL(i) k
    を発生する。

    【0034】 NACAL(i) k =ACAL(i) s ×(Gain_scalar(i,l) k /Gain_scalar(i,l) s ) (6) システム・ゲイン・ベクタACAL(i) sを、例えばCA
    Lデータベースから抽出して、例えば画像走査ファイルに記憶させることができる。 新たなシステム・ゲイン・
    ベクタNACAL(i) kは、シングル・スライス検出器又はマルチ・スライス検出器のいずれにおいても、各々の検出器スライスについて発生され得ることを理解されたい。

    【0035】次いで、新たなシステム・ゲイン・ベクタ
    NACAL(i) kを利用して、画像走査中に収集された走査データを補正する(工程72)。 明確に述べると、通常の走査データのACAL補正と実質的に同じ方法で、
    新たなシステム・ゲイン・ベクタNACAL(i) kを用いて補正を実行することができる。 上述のアルゴリズムは、複数の走査パラメータについてDASゲインを最適化することを容易にする。 加えて、このようなアルゴリズムは、低信号における性能を実質的に向上させると共に、DASレンジ超過を実質的に減少させる。 更に、D
    ASゲインは、処理時間を実質的に増大させることなく各々の走査について最適化される。

    【0036】本発明の様々な実施例に関する以上の記述から、本発明の目的が達成されたことは明らかである。
    本発明を詳細にわたって記述すると共に図解したが、これらは説明及び例示のみを意図したものであって、限定のためのものであると解釈してはならないことを明瞭に理解されたい。 例えば、ここに記載したCTシステムは、X線源と検出器との両者がガントリと共に回転するような「第3世代」システムである。 しかしながら、検出器が全環状(フル・リング)の静止式検出器であって、X線源のみがガントリと共に回転するような「第4
    世代」システムを含めて他の多くのCTシステムを用いることができる。 例えば、本発明のアルゴリズムは、上では静的な方式で記載されているが、患者の走査中にこのアルゴリズムを動的に用いることもできる。 従って、
    本発明の要旨は、特許請求の範囲によってのみ限定されるものとする。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】CTイメージング・システムの見取り図である。

    【図2】図1に示すシステムのブロック概略図である。

    【図3】本発明の一実施例に従って1回の走査においてDASゲインを較正すると共に補正するために実行される一連の工程を示す図である。

    【図4】本発明の一実施例に従ってDASゲインを決定する例示的なルック・アップ・テーブルを示す図である。

    【符号の説明】

    10 CTシステム 12 ガントリ 14 X線源 16 X線ビーム 18 検出器配列 20 検出器素子 22 患者 24 回転中心 26 制御機構 28 X線制御装置 30 ガントリ・モータ制御装置 32 データ収集システム(DAS) 34 画像再構成装置 36 計算機 38 大容量記憶装置 40 コンソール 42 表示装置 44 テーブル・モータ制御装置 46 モータ式テーブル 48 ガントリ開口

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲイリー・リチャード・ストロング アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ワウ ケシャ、クレストビュー・ドライブ、エス 77・ダブリュ26665(番地なし) (72)発明者 トーマス・ルイス・トス アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ブル ックフィールド、ラウラ・レーン、15810 番 (72)発明者 ジョージ・イー・セイデンシュヌー アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ワウ ケシャ、サウス・コマンチェ・レーン、 854番

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