Cleaning agent for decontaminating cesium and strontium
专利汇可以提供Cleaning agent for decontaminating cesium and strontium专利检索，专利查询，专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cleaning agent for decontaminating cesium and strontium.SOLUTION: The cleaning agent contains diethylenetriamine pentaacetic acid (DTPA) or its salts, alginic acid or its salts, and citric acid or its salts.，下面是Cleaning agent for decontaminating cesium and strontium专利的具体信息内容。
本発明は、セシウム及びストロンチウムの汚染除去および洗浄に関するものである。
従来より、放射性物質であるセシウム及びストロンチウム等の除去剤としては、核加熱によって放射化された６０ Ｃｏ、 ５４ Ｍｎ、 １３４ Ｃｓ及びその酸化物等が配管、機器に付着するのを防ぐ役目を持つスルファミン酸およびシュウ酸を配合してなることを特徴とする化学除染剤（特許文献１）や、マロン酸をプラントの銅酸化物を含む構造部品に注入する化学除染方法および除染剤（特許文献２）が提案されている。 しかし、これらはあくまでプラントなどの構造部の放射性物質の除去を目的としており、プラント外における人体、衣類や日用生活品などに付着した放射性物質の除去は困難を極めており、その対策が望まれている。
また、一般に治療目的で行う放射性物質の被爆対策としては、超ウラン元素体内除去剤として用いられている、ＤＴＰＡ（ジエチレントリアミン５酢酸）の塩類である、ペンテト酸カルシウム三ナトリウム、ペンテト酸亜鉛三ナトリウムを用いる方法（非特許文献１）や、放射性セシウムによる体内汚染の軽減を薬効に持つヘキサシアノ鉄（ＩＩ）酸鉄（ＩＩＩ）水和物を含有する製剤（非特許文献２）が知られている。 これらは体内の放射線物質を体外へ排出するものであり、使用方法は静脈内への点滴もしくは経口投与に限られている。 これら使用方法は、放射性物質の内部被爆への対策であり、また、使用に当たっては医療機関での専門治療が必要であり日常的な使用方法は望めない。 しかし、放射線被爆の経路にはまず放射製物質の汚染があり、これらは主に表皮で起こっている。 従って、放射性物質の内部被爆を抑える為には初期の表皮への汚染段階における放射性物質の除去が必要であり、個人での対策が必要であると考えられるが、これらを効率的に行う方法は見出されていない。 また前記、ペンテト酸カルシウム三ナトリウム、ペンテト酸亜鉛三ナトリウムは超ウラン元素体内除去剤として用いられているが、その元素はプルトニウム、アメリシウム、キュリウムに限られており、ヘキサシアノ鉄（ＩＩ）酸鉄（ＩＩＩ）水和物を含有する製剤は放射性セシウムに限定されており、セシウム及びストロンチウム両物質を同時に除去する効果をもつ製剤は未だ見出されていない。
「日本メジフィジックス株式会社（登録商標）アエントリペンタート静注１０５５ｍｇ（商品名）添付文書」２０１１年８月作成（第１版） 「日本メジフィジックス株式会社（登録商標）ラディオガルダーゼカプセル５００ｍｇ（商品名）添付文書」２０１０年１１月作成（第１版）
本発明はこのような従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、プラント外における人体、衣類又は日用生活品などに付着した放射性物質を除去し、外部被爆を防ぎ、且つ日常的に常用できるセシウム及びストロンチウムの除去能を併せ持つ洗浄剤であるセシウム及びストロンチウムの汚染除去洗浄剤を提供することにある。
そこで、発明者らは検討を重ねた結果、ＤＴＰＡ又はその塩類、アルギン酸又はその塩類及びクエン酸又はその塩類を含有する、優れたセシウム及びストロンチウムの汚染除去効果を併せ持つセシウム及びストロンチウム汚染除去洗浄剤を見出し、本発明の完成に至った。
すなわち本発明である、セシウム及びストロンチウム汚染除去洗浄剤は、以下の成分（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）：（Ａ）ジエチレントリアミン５酢酸（ＤＴＰＡ）又はその塩類、（Ｂ）アルギン酸又はその塩類及び（Ｃ）クエン酸又はその塩類を含有する。
また本発明である、セシウム及びストロンチウム汚染除去洗浄剤は、（Ａ）ジエチレントリアミン５酢酸（ＤＴＰＡ）又はその塩類０．０１〜５．０重量％、（Ｂ）アルギン酸又はその塩類０．０１〜１０．０重量％及び（Ｃ）クエン酸又はその塩類０．０１〜１．０重量％を含有する。
以上説明したように、本発明は人体又は衣類などに付着したセシウム及びストロンチウムを除去し外部被爆を防ぐ新規な汚染除去剤であって、日常的に常用できる、セシウム及びストロンチウム除去能を併せ持つ洗浄剤である。
［表１］セシウム及びストロンチウム汚染除去洗浄剤における洗浄効果を表す表。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明においては、Ａ）ジエチレントリアミン５酢酸（ＤＴＰＡ）又はその塩類、（Ｂ）アルギン酸又はその塩類及び（Ｃ）クエン酸又はその塩類を含有する以外は、従来の石鹸、液体石鹸、台所洗剤等と同様であり、通常使用される界面活性剤、油剤、脂肪酸類、アルカリ物質、アルコール類、エステル類、保湿剤、増粘剤、精製水等を適宜遷択して使用される。
本発明の、Ａ）ジエチレントリアミン５酢酸（ＤＴＰＡ）又はその塩類、（Ｂ）アルギン酸又はその塩類及び（Ｃ）クエン酸又はその塩類を含有する以外の成分としては、洗浄剤として用いられる成分を、本発明の効果を損なわない限り、必要に応じて適宜含有することができる。
前記した通常用いられる成分として、例えば、希釈剤（水、エタノール、イソプロピルアルコール、グリコール類等）、アニオン性界面活性剤（アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、オレフィンスルホン酸塩、アルキルりん酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルりん酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩および脂肪酸塩等）、非イオン性界面活性剤（ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体および脂肪酸ジエタノールアミド等）、カチオン性界面活性剤（第３級脂肪族アミン塩、アルキルトリメチルアンモニウムハライド、ジアルキルジメチルアンモニウムハライドおよびアルキルジメチルベンジルアンモニウムハライド等）、両性界面活性剤（アミドベタイン型、イミダゾリニウムベタイン型およびスルホベタイン型の界面活性剤等）、高級アルコール（セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等）、油分（高級脂肪酸、固形パラフィン、流動パラフィン、シリコーン油、高分子シリコーンおよびその誘導体、スクワラン、ワセリン、エステル油等）、保湿剤（グリセリン、プロピレングリコール、１，３−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールおよびソルビトール等）、増粘剤（メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、などの成分を挙げることができる。
従来の石鹸、液体石鹸、台所洗剤等と同様であり、通常使用される界面活性剤、油剤、脂肪酸類、アルカリ物質、アルコール類、エステル類、保湿剤、増粘剤、精製水等を適宜選択して使用される。
本発明において、ジエチレントリアミン５酢酸（ＤＴＰＡ）の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等を好ましい例としてあげることができる。
本発明において、ジエチレントリアミン５酢酸（ＤＴＰＡ）又はその塩類は単独で使用してもよく、２種以上を併せて使用してもよい。 また、その配合量は、本発明の組成物に付与する剤型等に応じて適宜定めることができるが、０．０１〜５．０重量％とすることが考えられ、特に０．０５〜１．０重量％とすることが好ましい。
本発明において、アルギン酸の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等を好ましい例としてあげることができる。
本発明において、アルギン酸又はその塩類は単独で使用してもよく、２種以上を併せて使用してもよい。 また、その配合量は、本発明の組成物に付与する剤型等に応じて適宜定めることができるが、０．０１〜１０．０重量％とすることが考えられ、特に０．０５〜５．０重量％とすることが好ましい。
本発明において、クエン酸の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等を好ましい例としてあげることができる。
本発明において、クエン酸又はその塩類は単独で使用してもよく、２種以上を併せて使用してもよい。 また、その配合量は、本発明の組成物に付与する剤型等に応じて適宜定めることができるが、０．０１〜１０．０重量％とすることが考えられ、特に０．０１〜１．０重量％とすることが好ましい。
試験例および実施例について述べるが、本発明はこれら試料、試験例、実施例などに限定されるものではない。
（試験例１：洗浄効果）
▲１▼ セシウム及びストロンチウム除去洗浄効果剃毛、洗浄したブタ背部生皮を約５ｃｍ四方に切断しこれを試験片とした。 Ｓｒ−８５およびＣｓ−１３７の塩酸酸性溶液を混合し汚染溶液としたものを試験片に塗布した。 ここに、表１に示すように作成した試料溶液１〜３を用い洗浄した後、ゲルマニウム半導体検出器を用いた多重波高分析装置によりガンマ線スペクトルを測定し、セシウム及びストロンチウムの洗浄効果を測定した。
▲２▼ 官能評価（洗顔後のさっぱり感）
各試料溶液およそ２ｍＬを用いて、８名のテスターが洗顔を行い、洗顔後のさっぱり感を下記の３段階評価にて行う。
◎：８名中６名以上がさっぱり感をありと認めた。
○：８名中４名以上がさっぱり感をありと認めた。
△：８名中３名以下がさっぱり感をありと認めた。
表１より本発明構成要件を満たす試料溶液３は、試料溶液１及び２より、すぐれたセシウム及びストロンチウムの洗浄効果を持つという良好な結果を得た。 また、洗顔後のさっぱり感においても良好な結果を得た。
（実施例１：セシウム及びストロンチウム汚染除去洗浄液体石鹸）
ジエチレントリアミン５酢酸（ＤＴＰＡ）、アルギン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、カリ石鹸、防腐剤を加熱溶解したものを、精製水と共に混合撹拌し、各成分の含有割合が下記のとおりであるセシウム及びストロンチウム汚染除去洗浄液体石鹸を得た。
ジエチレントリアミン５酢酸（ＤＴＰＡ） ０．２重量％
アルギン酸ナトリウム ０．２重量％
クエン酸ナトリウム ０．１重量％
防腐剤 ０．２重量％
精製水 残部
以上、本発明の実施の形態について、試料、試験例、実施例などをあげて説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変えない範囲で変更可能であることは言うまでもない。
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