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Composition for skin lotion

阅读:240发布:2021-02-04

专利汇可以提供Composition for skin lotion专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a composition for skin lotion extremely excellent in percutaneous absorption by formulating an ellagic acid-based compound and its alkali metal salt which possess an extremely small average grain diameter and a specific grain size by fining grains. SOLUTION: This composition is composed of at least one kind of grains selected from an ellagic acid-based compound and its alkali metal salt of formula I [R1 -R4 are each H, an 1-20C alkyl, an 1-20C acyl, a polyoxyalkylene of -(Cn H2m -O)n -H ((m)=2 or 3; (n)>=1) and a saccharide residue of formula II; R5 is H, OH and an 1-8C alkoxy]. The grains possess an average grain diameter of 50μm or less and contain grains with a grain diameter of 70μm or less in an amount of more than 70wt.%. Particularly, it is preferably composed of grains which show an average diameter of 10μm or less and contain grains with a grain diameter of 30μm or less in an amount of more than 70wt.%. This composition possesses excellent skin whitening effect and is useful as a substrate in systems of aqueous solution, solubilization, emulsion and powder dispersion.,下面是Composition for skin lotion专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるエラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種の粒子を含有する皮膚外用組成物であって、該粒子は平均粒子径が50μm以下で、かつ粒子径が70μm
    以下のものが70重量%以上のものであることを特徴とする皮膚外用組成物。 【化1】 {式中、R 1 、R 2 、R 3及びR 4は水素原子、炭素数1〜
    20のアルキル基、炭素数1〜20のアシル基、−(Cm
    2 m−O)n−H(ただし、mは2又は3、nは1以上の整数)で示されるポリオキシアルキレン基、又は下記構造式 【化2】 で表される糖残基であり、それらは同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。 R 5は水素原子、水酸基、又は炭素数1〜8のアルコキシ基を表す。 }
  • 【請求項2】 前記粒子は平均粒子径が10μm以下で、かつ粒子径が30μm以下のものが70重量%以上であることを特徴とする請求項1記載の皮膚外用組成物。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、優れた皮膚美白作用を有する皮膚外用組成物に関する。

    【0002】

    【従来の技術】皮膚のシミやソバカスなどの色素沈着の発生機序については不明な点が多いが、一般にはホルモン異常や紫外線による刺激が原因となって、メラニン色素が過剰に生成し、皮膚内に異常沈着するものと考えられている。 このような色素沈着を予防又は改善する目的で、従来から、過酸化素、過酸化亜鉛、過酸化マグネシウムなどの過酸化物、あるいはアスコルビン酸、グルタチオン、コロイドイオウ、各種天然物などを有効成分とする美白化粧料の使用が試みられてきた。 しかしながら、これらの有効成分の多くは、安全性や安定性が十分でなかったり、あるいは匂いに問題がある上、その効果についても、必ずしも十分なものとはいえなかった。 一方、米国などにおいては、ハイドロキノンが皮膚脱色剤として使用されているが、このハイドロキノンは刺激性やアレルギー性を有し、安全性の面から、有効成分として化粧料に配合するには問題がある。

    【0003】従って、このような欠点を伴わずに、皮膚美白効果を奏する化粧料を開発するための種々の研究が行われ、これまでコウジ酸及びコウジ酸誘導体を用いた美白外用剤(特開昭53−3538号公報、特公昭56
    −18569号公報、同58−22151号公報、同6
    0−9722号公報、同61−60801号公報)、クエルセチンを有効成分とする化粧料(特開昭55−92
    305号公報)クエルセチンの脂肪酸エステルを有効成分とする化粧料(特開昭58−131911号公報)、
    カテキンなどを有効成分とする化粧料(特開昭52−4
    4375号公報などが開示されている。

    【0004】しかしながら、これらの化粧料はいずれも、実際の使用に際しては、美白成分の安定性がまだ不十分であったり、あるいは細胞レベルでは効果が認められるものの、ヒトではその効果が十分に発揮されていないなどの問題があり、必ずしも十分に満足しうるものではない。

    【0005】そこで、本発明者らは、先に、このような従来の美白を目的とする皮膚外用剤が有する欠点を克服し、皮膚美白効果に優れ、かつ安定性が高い上、安定性や匂いなどについても問題のない皮膚外用剤の提供を目的としてエラグ酸系化合物やそのアルカリ金属塩を提案した(特許1839986号)。

    【0006】本発明者らは、さらに検討を加えた結果、
    上記エラグ酸系化合物やそのアルカリ金属塩を、化粧品や医薬部外品の基剤に配合した場合には、いずれも経皮吸収性が不十分で、通常の外用剤への配合濃度では効果が不十分であることがわかった。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、エラグ酸系化合物やそのアルカリ金属塩の粒子を有効成分として含有させた、経皮吸収性の極めて優れた皮膚外用組成物を提供することを目的とする。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】上記事情に鑑み、本発明者らは上記エラグ酸系化合物やそのアルカリ金属塩の粒子を配合した製剤の経皮吸収性を向上することを目的に検討を重ねた結果、粒子を微細化した、平均粒子径が極めて小さく、しかも特定の粒度を有するエラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩が優れた効果を発揮することを見い出し、本発明を完成するに至った。

    【0009】すなわち、本発明によれば、下記一般式(I)で表されるエラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種の粒子を含有する皮膚外用組成物であって、該粒子は平均粒子径が50μm
    で、かつ粒子径が70μm以下のものが70重量%以上であることを特徴とする皮膚外用組成物が提供される。

    【化1】

    {式中、R

    1 、R

    2 、R

    3及びR

    4は水素原子、炭素数1〜


    20のアルキル基、炭素数1〜20のアシル基、−(Cm


    2 m−O)n−H(ただし、mは2又は3、nは1以上の整数)で示されるポリオキシアルキレン基、又は下記構造式

    【化2】

    で表される糖残基を表し、これらは同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。 R

    5は水素原子、水酸基、又は炭素数1〜8のアルコキシ基を表す。 } また、本発明によれば、前記粒子は平均粒子径が10μ


    m以下で、かつ粒子径が30μm以下のものが70重量%以上であることを特徴とする前記皮膚外用組成物が提供される。

    【0010】一般に、溶解する粒子の場合、溶解律速では溶解量や溶解速度は表面積にほぼ比例する。 粒子状のエラグ酸系化合物やそのアルカリ金属塩は、皮膚上で水分や脂質に溶解してから皮膚に浸透し、その効果を発揮する。 そこで、本発明において、皮膚外用組成物に配合する成分のエラグ酸系化合物やそのアルカリ金属塩の粒子を微細化し、更に特定の粒度のものを用いることにより、以下の作用効果を発揮しうることを解明した。 粒子の表面積が増大し、溶解度、溶解速度が増大する。 皮膚との接触面積が増大する。 皮膚への浸透速度と単位時間当たりの浸透量とが増大する。 経皮吸収性が増大する。 皮膚外用組成物の長期安定性が向上する。 使用感に優れ、かつ外観が向上する。 このような作用は、非常に微細化した物質の場合、その粒子の表面エネルギーの影響により、溶解度に粒子径が反比例すること等によるものと考えられる。

    【0011】

    【発明の実施の形態】本発明の皮膚外用組成物の有効成分である、前記一般式(I)で表されるエラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩について具体的に説明する。
    該一般式(I)において、R 1 、R 2 、R 3 、R 4が、炭素数1〜20のアルキル基である場合、その具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられ、特にメチル基、エチル基が好ましい。 また、R 1 、R 2 、R
    3 、R 4が、炭素数1〜20のアシル基である場合、その具体例としては、アセチル基、プロピオニル基等が挙げられる。 また、R 1 、R 2 、R 3 、R 4が、−(CmH 2 m−
    O)n−Hである場合、その具体例としては、ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基であり、nは1以上の整数であり、特に5〜40が好ましい。 そしてR 1 、R 2 、R 3 、R 4は相互に同一でも、異なっていてもよい。 更に、R 5が炭素数1〜8のアルコキシ基である場合、その具体例としては、メトキシ基、エトキシ基、
    プロポキシ基等が挙げられ、特にメトキシ基が好ましい。 更にまた、これらのエラグ酸系化合物のアルカリ金属塩としては、例えばナトリウム塩やカリウム塩などが挙げられる。

    【0012】本発明のエラグ酸系化合物としては、たとえば前記一般式(I)中のR 1 、R 2 、R 3 、R 4及びR 5
    がすべて水素原子であるエラグ酸や、R 1 、R 2 、R 3
    及びR 4が水素原子、メチル基又はエチル基で、R 5が水素原子、水酸基又はメトキシ基であるものが好ましく用いられる。 また、エラグ酸のフェノール性水酸基の一部がナトリウム塩やカリウム塩となったものが、溶解性が良いとう点で好ましい。 前記エラグ酸系化合物やそのアルカリ金属塩は、皮膚外用組成物調製上、その親油性又は親水性を調製するために、さらに、前記一般式(I)中のR 1 、R 2 、R 3及びR 4のいくつかを、炭素数20までの長鎖アルキル基、炭素数20までの長鎖アシル基、式−(CmH 2 m−O)n−H(ただしmは2又は3、n
    は1以上の整数)で示されるポリオキシアルキレン基及び前記構造式(II)で表される糖残基の中から選ばれた任意の基に置換してもよいし、R 5を炭素数8までの長鎖アルコキシに置換してもよい。

    【0013】前記エラグ酸系化合物やそのアルカリ金属塩の具体例としては、エラグ酸、3,4−ジ−o−メチルエラグ酸、3,3'−ジ−o−メチルエラグ酸、3,
    3'4−トリ−o−メチルエラグ酸、3,3',4,
    4'−テトラ−o−メチル−5−メトキシエラグ酸、3
    −o−エチル−4−o−メチル−5−ヒドロキシエラグ酸、アムリトシド(Amritoside)(R 1 :前記構造式II、R 2 :水素原子、R 3 :水素原子、R 4 :水素原子、R 5 :水素原子)などやこれら化合物のアルカリ金属塩が挙げられる。

    【0014】これらのエラグ酸系化合物は、イチゴ、タラ(Caesalupinia Spinosa)、ユーカリ材(Eucalyptus)、リンゴ、毒ウツギ(コリアリア ヤポニカ)、ラジアタ松、クマコケモモ、ザクロ、アンマロク、ウキュウヨウ、エンフヨウ、
    ガイジチャ、カコウジュヨウ、カシ、キジュ、ケンジン、コウナカ、サンウキュウコン、サンウキュウヨウ、
    シュウフウボク、センクツサイ、ソウゲンロウカンソウ、ダイヒヨウソウ、ドウモウアンヨウ、ハオウべン、
    バンセキリュウカン、バンセキリュウヒ、ボウカ、モッショクシ、ヤトウセイカ、ヤトウセイヒ、ユカンコン、
    ユカンボクヒ、ユカンヨウ、リュウガソウコン、バンセキリュウヨウ、ウキュウボクコンピ、シドコン、チンシュソウ、ゲンノショウコなどの天然物から、以下のような方法で容易に得ることができる(特公昭53−146
    05号公報参照)。 即ち、エラグ酸系化合物を含有する上記天然物の乾燥粉砕品を、通常の酸性亜硫酸塩法によって蒸解後、水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウムのアルカリ水溶液(pH10〜13)に浸漬する。 浸漬液を分取後、浸漬液に硫酸や酢酸等の酸を加えてpHを2〜8
    に調整し、エラグ酸系化合物を主成分とする沈殿物を得る。 この沈殿物を遠心分離等によって補集し、さらに水洗することにより不純物を除き、純度の高いエラグ酸系化合物を得ることができる。

    【0015】本発明の皮膚外用剤組成物に用いられるエラグ酸系化合物は、このように天然物中に広く存在するものであって、安全性は極めて高いと考えられるが、念のため安全性を確認したところ、急性毒性、皮膚刺激性、皮膚感作性、変異原性などの点で、実用上特に問題は認められず、安全性は高いことが確認された。

    【0016】本発明においては、上記エラグ酸系化合物やそのアルカリ金属塩は、1種又は2種以上が任意に選ばれて用いられる。 またその含有量は、皮膚外用剤組成物中、0.001〜30重量%が好ましく、さらに好ましくは0.05〜10重量%である。

    【0017】次に、本発明の皮膚外用剤に用いられるエラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩の粒子径及び粒度について説明する。 該平均粒子径は50μm以下で、
    かつ粒子径が70μm以下のものが70重量%以上であり、好ましくは、平均粒子径が10μm以下で、かつ粒子径が30μm以下のものが70重量%以上である。 さらに好ましくは、平均粒子径が1μm以下で、かつ粒子径が3μm以下のものが70重量%以上である。

    【0018】該エラグ酸系化合物やそのアルカリ金属塩を、上記特定の平均粒子径、かつ特定の粒度のものにするには、一般に使用される粉砕方法で行なうことができる。 即ち、乾式であればコロイドミル、ボールミル、ジェットミル等の粉砕機を用いることにより、また湿式であれば超音波粉砕機やホモミキサー、クレアミックス(エム・テクニック株式会社製)、マイルダー(荏原製作所製)等の高速煎断装置等を用いることにより可能である。

    【0019】エラグ酸を微細化する具体的な方法を以下に記載する。 エラグ酸を水(水溶液)又は常温で液体の溶媒(特定の溶質を含んでもよい)に分散させ、超音波、クレアミックス、コロイドミル、マイルダーなどにより一定時間粉砕処理を行う。 粒径は処理時間により調整する。 例えば、平均粒子径が50μm以下でかつ粒子径が70μm以下が70重量%以上にするためには、コロイドミルで1〜5分処理をする。 平均粒子径が10μ
    mでかつ粒子径が30μm以下が70重量%以上にするためには超音波で5〜10分処理を行う。 さらに平均粒子径が1μmでかつ粒子径が3μm以下が70重量%以上にするためにはクレアミックスにて20〜30分処理する。 この時間は処理量によっても適宜調整する。

    【0020】また、晶析により、エラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩を、前記特定の平均粒子径、かつ特定の粒度のものにすることも可能である。 即ち、エラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩を、pH12〜14
    のアルカリ金属水酸化物の特定濃度の水溶液に溶解させた後、酸(無機酸又は有機酸のいずれでもよいが、処理後の関係で硫酸が好ましい)でpHを2〜8に調整する時に、激しく撹拌することにより、エラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩を上記特定の平均粒子径および特定の粒度にすることができる。

    【0021】本発明の皮膚外用組成物には必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、通常皮膚外用剤組成物に用いられている種々の成分、例えば油分、水、
    界面活性剤をはじめ保湿剤、アルコール、増粘剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、防腐剤、香料、色素、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、ビタミン類、
    アミノ酸類等を配合することができる。

    【0022】

    【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。

    【0023】〈微細エラグ酸系化合物、そのアルカリ金属塩の製造法〉 製造例1〜6(超音波、クレアミックス、コロイドミル、マイルダー、ホモミキサー、晶析) 1. 超音波法 精製水に対しエラグ酸2.5%濃度の分散液1kgを超音波粉砕器にて、1分間処理し平均粒子径60μmで7
    0μm以下の粒子が75重量%の粒子を得た。 また同様にして、3分間処理し平均粒子径50μm、70μm以下の粒子が62重量%の粒子を、また8分間処理し、平均粒子径8μmで30μmの粒子が75%重量の粒子を、さらにまた、20分処理し平均粒子径0.5μmで3μmの粒子が74%重量の粒子をそれぞれ得た。 2. クレアミックス法 精製水に対しエラグ酸ナトリウム塩2.5%濃度の分散液1kgをクレアミックスにて、0.5分間処理し平均粒子径60μmで70μm以下の粒子が75重量%の粒子を得た。 また同様にして、1分間処理し平均粒子径5
    0μmで70μm以下の粒子が58重量%の粒子を、また3分間処理し、平均粒子径40μmで70μmの粒子が92%重量の粒子を、また、5分処理し平均粒子径0.7μmで30μmの粒子が95%重量の粒子を、また20分間処理し平均粒子径0.5μmで3μm以下の粒子が70重量%の粒子を、さらにまた、60分処理し平均粒子径0.2μmで3μm以下の粒子が99重量%
    の粒子をそれぞれ得た。 3. コロイドミル法 精製水に対し3,3′−ジ−o−メチルエラグ酸2.5
    %濃度の分散液1kgをコロイドミルにて、0.3分間処理し平均粒子径60μmで70μm以下の粒子が75
    重量%の粒子を得た。 また同様にして、0.5分間処理し平均粒子径40μmで70μm以下の粒子が67重量%の粒子を、また3分間処理し、平均粒子径8μmで3
    0μmの粒子が75%重量の粒子を、さらにまた、40
    分処理し平均粒子径0.6μmで1μmの粒子が75%
    重量の粒子をそれぞれ得た。 4. マイルダー法 精製水に対しエラグ酸2.5%濃度の分散液1kgをマイルダーにて、2分間処理し平均粒子径60μmで70
    μm以下の粒子が75重量%の粒子を得た。 また同様にして、5分間処理し平均粒子径30μmで70μm以下の粒子が62重量%の粒子を、10分間処理し、平均粒子径9μmで30μmの粒子が75%重量の粒子を、さらにまた、40分処理し平均粒子径0.8μmで30μ
    mの粒子が97%重量の粒子をそれぞれ得た。 5. ホモミキサー法 精製水に対しエラグ酸2.5%濃度の分散液1kgをホモミキサーにて、20分間処理し、平均粒径8μmで3
    0μmの粒子が75%重量の粒子を得た。 6. 晶析法 市販のエラグ酸(東京化成工業株式会社製、平均粒子径約150μm)20gを精製水500gに撹拌分散後、
    INの水酸化ナトリウム水溶液500gを加えて溶解した。 この液をパドルで激しく撹拌しながら、6N硫酸を滴下し(1ml/min)pHが2になるまでゆっくり加えた。 生じた沈殿物を遠心分離し、水でさらに2回洗浄後乾燥し、平均粒子径0.2μmで、かつ粒子径が1
    μm以下のものが98重量%のエラグ酸18.2gを得た。

    【0024】実施例1 薬効成分の生物学的利用における性能に関する要因として経皮吸収性がある。 この実施例においては、次の方法により、種々の粒子径のエラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩のin vitroにおける経皮吸収量を測定し、粒子径の違いによるその向上効果を比較検討した。 即ち、モルモット(Std:Hartley系、
    雄)の背部皮膚を切り取り、これを経皮吸収試験用のセルのドナーとレセプターの間にはさみ固定した。 次に、
    レセプター側を滅菌生理食塩水で満たした後セルを水槽に入れ、撹拌しながら32℃でインキュベートした。 続いてドナー側の皮膚上に、表1に示す各種組成物を50
    mg添加した。 なお、各エラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩には、その化合物を14 Cでラベル化した放射性同位体を10%均一に混合したものをそのまま又は表1に示す条件(前記製造例に詳細に記載)で粉砕し微粒子化したものを用いた。 尚、実施例1−3、1−4、1
    −5及び比較例1−3で用いたエラグ酸ナトリウム及びエラグ酸の粒度分布を図1に示す。 24時間のインキュベート後、レセプター液1mlをサンプリングし、ピコフロー(パッカードジャパン社製)3mlを加え、液体シンチレーションカウンターを用いて放射活性を測定することにより、皮膚を透過した各エラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩の量を測定した。 次に薬剤の未吸収分をよく洗浄した後、直径1cmのパンチで一定面積の皮膚を採取し、液シン測定用のガラスバイアルに溶解しやすいようにハサミで切り刻んで入れ、ソルエン−35
    0(パッカードジャパン社製)を2ml加えて60℃に加熱溶解した。 溶解後、ハイオニックフロー(パッカードジャパン社製)を20ml加え、液体シンチレーションカウンターで皮膚内のエラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩の量を測定した。 以上ようにして測定した皮膚を透過した量と、皮膚内の量を合計して経皮吸収量とし、各種組成物におけるエラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩の経皮吸収性を評価した。 測定結果を表1に示す。 なお、結果は未処理品(粉砕する前のエラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩)の経皮吸収量を1として、その相対値で示す。 また、組成物中の配合量は重量%で表す。 〈各種組成物の処方〉 A成分 表1に示す成分、量及び平均粒子径 のものを使用 1,3−ブチレングリコール 5.0 グリセリン 5.0 エタノール 8.0 キサンタンガム 0.3 精製水 バランス

    【0025】

    【表1】

    【0026】表1の結果から、平均粒子径を50μm以下で粒子径70μm以下のものが70重量%以上にすることにより、さらに平均粒子径を10μm以下で粒子径30μm以下のものが70重量%以上であるより、さらには、平均1μmで3μm以下が70重量%以上であるエラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩の経皮吸収性が大きく改善されることがわかる。

    【0027】実施例2 表2に示す油相成分及び水相成分を別々に70℃で溶解した後、溶液を撹拌しながら混合して乳化させ、室温まで冷却し、表2に示すクリームを調製した。 なお、配合量は重量%で表す。

    【0028】

    【表2】

    【0029】このようにして調製したクリームの有効性を下記のようにして評価した。 すなわち、有色モルモット(各群6匹)の背部を毛刈りし、1/2MED量のU
    V−B(紫外線)を1日1回4日間照射して、色素を沈着させたのち、約4cm 2の範囲に、各クリーム0.2
    5gを1日1回4週間毎日塗布し、皮膚色の変化を色差計でL値(明度)を測定して求めた。 このL値が大きいほど、皮膚が白いことを示す。 また、塗布時の外観について、下記の方法及び基準によって評価した。 結果を表3に示す。 黒ラシャ紙10cm×10cm(100cm
    2 )に、クリーム0.08gを塗布し、広く延ばし表面上にエラグ酸又はエラグ酸カリウムの粒子が観察されるか否かを判定した。 粒子が全く見えない:○ 粒子が少し見える :△ 粒子が著しく見える:×

    【0030】

    【表3】

    【0031】表3の結果から、エラグ酸及びそのアルカリ金属塩の平均粒子径を50μm以下、かつ粒子径が7
    0μm以下のものが92重量%にした本発明品は、未処理および粉砕処理不十分の比較例に比べ、有色モルモットに作成した色素沈着の退色に効果があることが認められ、顕著な美白効果を示すことがわかる。 また、本発明品は、比較例のものと比べ、塗布時の外観に優れるものであった。

    【0032】実施例3 表4に示す油相成分及び水相成分を別々に70℃で加熱溶融した後、混合乳化し、冷却しながら途中で香料を加えてさらに室温まで冷却し、乳液を調製した。 なお、配合量は重量%で表す。

    【0033】

    【表4】

    【0034】このようにして調製した乳液の有効性を下記のようにして評価した。 すなわち、色素斑(シミ)のある男女15名の色素斑部に1日2回5週間本発明品と比較例を塗布した後、5週間後に美白効果を調べた。 結果を表5に示す。 なお、美白効果の評価は下記の判定基準により行った。 著効 :色素沈着がほとんど目立たなくなった。 有効 :色素沈着が非常に薄くなった。 やや有効:色素沈着がやや薄くなった。 無効 :変化なし また、実施例2と同様に、塗布時の外観についても評価した。

    【0035】

    【表5】

    【0036】表5の結果から、本発明品であるエラグ酸の平均粒子径が0.5μm、かつ粒子径が3μm以下のものが70重量%の乳液は、未処理および粉砕処理不十分の比較例に比べて、明白に美白効果が優れていることがわかった。 なお、上記本発明品の乳液の5週間の使用中及び使用後においても、皮膚の状態に異常は認められなかった。 また、本発明品は比較例に比べ塗布時の外観に優れるものであった。

    【0037】実施例4 表6に示す成分を混合して、美容液を調製した。 なお、
    配合量は重量%で表す。

    【0038】

    【表6】

    【0039】このようにして調製した本発明品である美容液の有効性を実施例3と同様(ただし、試験期間は6
    週間)にして、また塗布時の外観については実施例2と同様にして、それぞれ評価した。 結果を表7に示す。

    【0040】

    【表7】

    表7の結果から、本発明品であるエラグ酸ナトリウムの平均粒子径が8μmで、30μm以下のものが75重量%の美容液は、未処理の比較例に比べ、明らかに美白効果に優れていることがわかった。 なお、上記本発明品の美容液の6週間の使用中及び使用後においても、皮膚の状態に異常は認められなかった。 また、本発明品は比較例に比べ塗布時の外観に優れるものであった。

    【0041】実施例5 表8に示す成分を混合して、表8に示すパック剤を調製した。 なお、配合量は重量%で表す。 また、エラグ酸は以下に示す晶析方法で調製したものを用いた。 〈エラグ酸の調製方法〉市販のエラグ酸(東京化成工業株式会社製、平均粒子径約150μm)20gを精製水500gに撹拌分散後、1Nの水酸化ナトリウム水溶液500gを加えて溶解した。 この液をパドルで激しく撹拌しながら、6N硫酸を滴下し(1ml/min)pH
    が2になるまで加えた。 生じた沈殿物を遠心分離し、水でさらに2回洗浄後乾燥し、平均粒子径0.2μmで、
    かつ粒子径が1μm以下のものが98重量%のエラグ酸18.2gを得た。

    【0042】

    【表8】

    【0043】このようにして調製したパック剤の有効性を下記のようにして評価した。 すなわち、色素斑(シミ)のある男女10名の色素斑部を中心に、3日に1回の割合でパックして、6カ月後の美白効果を調べた。 なお、美白効果の評価は実施例3に準じた。 また、塗布時の外観については実施例2と同様に評価した。 結果を表9に示す。

    【0044】

    【表9】

    【0045】表9の結果から、本発明品であるエラグ酸系化合物の平均粒子径が0.2μm、かつ粒子径が1μ
    m以下のものが98重量%の美容液は、未処理の比較例に比べ、明らかに美白効果に優れていることがわかった。 なお、上記本発明品のパック剤の6カ月間の使用中及び使用後においても、皮膚の状態に異常は認められなかった。 また、本発明品は、比較例と比べて塗布時の外観に優れるものであった。

    【0046】

    【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は、美白剤として有用なエラグ酸系化合物およびそのアルカリ金属塩の粒子を使用し、しかもその平均粒子径が50μm以下で、かつ粒子径が70μm以下のものが70重量%以上のものを用いることにより、それらの経皮吸収性の極めて優れた美白効果の高い組成物である。 そして、該粒子として、平均粒子径10μm以下で粒子径30μm以下のものが70重量%以上のものを用いた場合は上記作用効果はさらに向上し、該粒子として、平均粒子径1μm以下で粒子径が3μm以下のものが70重量%以上のものを用いた場合は、上記作用効果はなお一層向上する。 また、本発明の皮膚外用組成物は塗布時の外観の極めて優れたものである。 上記本発明のエラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩を配合した皮膚外用組成物は、水溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等の広い範囲の基剤として有用であり、その用途も、クリーム、乳液、化粧水、美容液、パック等の基礎化粧料、口紅、ファンデーション等のメークアップ化粧料、ゼリー剤、軟膏等の医薬品や医薬部外品等、種々の形態で広く好適に使用できる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 実施例1−3、実施例1−4、実施例1−5
    及び比較例1−3で用いたエラグ酸ナトリウム及びエラグ酸の粒度分布を示すグラフ。

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