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Smoke-generating device and device for producing condensed liquid of smoke

阅读:768发布:2021-10-30

专利汇可以提供Smoke-generating device and device for producing condensed liquid of smoke专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To provide the smoke-generating device using chaff, saw dust wasted after the culture of mushroom on a mushroom bed, etc., as a fuel, good in operability, simple in setting and movement, and capable of freely controlling the treating capacity by dividing the device into units. CONSTITUTION:The smoke-generating device is obtained by closing the bottom part of a box 1 with screw conveyers K disposed in the bottom part of the box 1 and with porous plates 7, 8 for dropping and guiding chaff onto the conveyers to divide the box into a flue chamber lower than the porous plates and the screw conveyers and into the upper chaff combustion chamber, shutting the projected parts of the conveyers K from the side wall of the box from the external atmosphere, disposing water-spraying fire-extinguishing chambers 9 in the courses of the carrying routes, respectively, forming dropping openings 6c for the carried substance, chaff charcoal, at the projected ends of the conveyers K, respectively, and connecting one end of a smoke-guiding pipe 16 having a gas-sucking action to each flue chamber S.,下面是Smoke-generating device and device for producing condensed liquid of smoke专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】上面から空気導入可能な箱体の底部に箱体内を横断する状態で設けた1以上のスクリューコンベヤと、該スクリューコンベヤに向けて草、木質の粉粒体を落下案内する多孔板とによって、前記箱体の底部付近を閉塞することにより、前記箱体内を、前記多孔板及びスクリューコンベヤより下方の煙道室と、該多孔板及びスクリューコンベヤより上方の粉粒体燃焼室とに分画し、
    前記スクリューコンベヤの一端を箱体側壁から突出させ、該スクリューコンベヤ突出部内を外部雰囲気と遮断し、該スクリューコンベヤ突出部がなす搬送路の途中に散水消火室を設けると共にスクリューコンベヤの突出端には被搬送物の落下口を開口し、前記煙道室には、吸気作用をする煙導管の一端を接続したことを特徴とする燻煙発生装置。
  • 【請求項2】煙道室に着火装置の給気管が開口していると共に、該給気管には、着火装置の停止動作に連動して給気管を閉鎖する開閉弁が介設されている請求項1又は2の燻煙発生装置。
  • 【請求項3】スクリューコンベヤ突出部に設けた散水消火室からスクリューコンベヤ突出端に開口する落下口に及ぶ搬送路において、被搬送物を送るスクリュー羽根を欠落せしめた構成を備えている請求項1又は2の燻煙発生装置。
  • 【請求項4】スクリューコンベヤ突出部が設けられている箱体側壁と対向する側壁が着脱若しくは開閉自在に構成されており、スクリューコンベヤに向けて下降する少なくとも一対の多孔板の頂部に、粉粒体の搬送車の車輪が走行可能な平坦部が形成されている請求項1の燻煙発生装置。
  • 【請求項5】多孔板によって囲まれた空間から成る煙道室と、該煙道室に一端が開口する煙導管と、該煙道室に一端で開口すると共に他端に開閉弁を備えた空気導入管とを備えていることを特徴とする燻煙発生装置。
  • 【請求項6】基台フレーム上に中心軸を横にして回動自在に支持された円筒状液体容器に回転駆動手段を設け、
    該液体容器には、その回動中心を含む一側の側面に煙流入口が開口していると共に、該液体容器の回動中心を含む他側の側面には排煙口が開口しており、該液体容器内は、前記煙流入口を囲んで分気室が、又排煙口を囲んで集気室が、夫々設けられていると共に、該分気室から集気室に至る空間は、通気と通水とが確保された仕切板によって、複数の煙流路に分画されており、各煙流路には、多数の充填体が転動自在に収納されており、前記煙流入口には、前記請求項1〜4のいずれかに記載の燻煙発生装置に接続する煙導管管の一端が遊嵌し、排煙口には、煙突管の一端が遊嵌し、該煙突管には、空気エジェクタによる排気手段が設けられていることを特徴とする燻煙凝縮液製造装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、農作物に悪影響を及ぼす各種の細菌に対して、抗菌若しくは殺菌効果を有する燻煙凝縮液(木酢液)の製造装置に関するものである。

    【0002】

    【従来技術】本願発明者は、先に、実開平4−1003
    61号公報において、木質系素材を不完全燃焼させたときに発生する煙から、その凝縮成分及び抽出成分を量産する装置を開示した。 これは、図7に示す装置と外観は同じで、基台フレーム22上に、液体容器21を回転自在に支持し、この容器21の回転中心に液体容器21
    を回転駆動手段によって、回動自在に支持し、この容器に、煙流入口32と煙流出口30とを設け、液体容器に煙を通し、容器中の水に燻煙成分を効率よく移行させる装置である。

    【0003】更に、燻煙の発生源として、従来は、炭焼き窯の排煙等を利用したが、これは、寧ろ、炭焼き時に副生する燻煙の利用が主目的であるため、燻煙凝縮液の製造を目的とする燻煙発生装置としては、利用場所が限られること、発生量の調節ができないこと、必要に応じて即座に燻煙が得られないこと等の欠点があった。 このような点から、草,木質粉粒体の代表的なものとして、
    モミガラを燃料とする燻煙の利用を考えたが、従来のモミガラの燃焼炭化器具は、モミガラの燃焼部に煙突を立て、この燃焼部をモミガラで覆うことにより、煙突の吸気によって、空気がモミガラを通して燃焼部に到達し煙突に抜けることにより、燃焼部が徐々に上方に移動しながら継続的に燃焼して炭化する方式であるため、継続的に燻煙を発生させるには、一定の時間毎に、モミガラを移動し補給する作業が必要で手間がかかる欠点があった。

    【0004】一方、モミガラは、精米場所において、大量に発生するが、これを、燻煙発生装置の設置場所まで輸送すると、輸送コストがかかり、燻煙凝縮液の価格が高価になってしまうおそれがあり、したがって、燻煙発生装置と燻煙凝縮装置とをモミガラ発生場所に移動して設置することが出来ると共に、モミガラの発生量及び燻煙凝縮液の必要量に応じて、処理能力が加減できる装置が望まれている。

    【0005】

    【発明が解決する課題】本発明の第1の目的は、燻煙凝縮液を、効率良く大量に生産できる燻煙凝縮液製造装置を開示することにある。 本発明の第2の目的は、モミガラ、おが屑、キノコの菌床栽培に用いた後の廃培養基などの、草,木質粉粒体を燃料とし、操作性がよく、設置及び移動が簡単な燻煙発生装置を開示することにある。
    本発明の第3の目的は、燻煙発生装置と燻煙凝縮装置とをユニット化した装置により、粉粒体の発生量に応じて、ユニットを増減して処理能力を自在に増減可能な燻煙発生装置及び燻煙凝縮液製造装置を開示することにある。

    【0006】

    【課題の解決手段】本発明の第一の要旨は、上面が開放されているか、或いは、開放可能であり、上面から空気導入が可能な箱体1の底部に箱体内を横断する状態で設けた1以上のスクリューコンベヤKと、該スクリューコンベヤに向けてモミガラ等の粉粒体を落下案内する多孔板7、8とによって、前記箱体の底部付近を閉塞することにより、前記箱体内を、前記多孔板及びスクリューコンベヤより下方の煙道室Sと、該多孔板及びスクリューコンベヤより上方のモミガラ燃焼室Nとに分画し、前記スクリューコンベヤの一端を箱体側壁から突出させ、該スクリューコンベヤ突出部内を外部雰囲気と遮断し、該スクリューコンベヤ突出部がなす搬送路の途中に散水消火室9を設けると共にスクリューコンベヤの突出端には被搬送物の落下口6cを開口し、前記煙道室には、吸気作用をする煙導管16の一端を接続したことを特徴とする燻煙発生装置にある。

    【0007】この装置は、ダンプカーやショベルカーによって、草,木質の粉粒体を箱体内に収納し、着火すると、燃焼空気は、粉粒体層を通して上から、多孔板上部の燃焼部に供給され、発生した煙は、煙導管から、燻煙凝縮装置Gに送られる。 赤熱炭化した粉粒体は、多孔板に沿ってスクリューコンベヤに落下し、該コンベヤの突出部に送られ、散水消火室9で消火された後、該コンベヤ突出端に設けた落下口から、別個の搬送装置17上に落ちて、搬出される。 粉粒体への着火は、開閉弁Vを備え煙道室Sに空気を供給する給気管356を設けると共に、電気ヒータ361等により煙道室内の火薬、オイル、新聞紙等の燃料を燃やして着火してもよいし、煙道室に着火バーナーの給気管(15)を開口させると共に、該給気管には、着火バーナーの停止動作に連動して給気管を閉鎖する開閉弁Vを介設して成る自動着火装置を用いてもよく、これらの着火装置により多数列設された燻煙発生装置を同時着火することもできる。

    【0008】本発明の第二の要旨は、上記第一要旨において規定された燻煙発生装置において、スクリューコンベヤ突出部に設けた散水消火室からスクリューコンベヤ突出端に開口する落下口に及ぶ部分において、被搬送物を送るスクリュー羽根を欠落せしめた構成を備えていることを特徴とする燻煙発生装置にある。

    【0009】上記燻煙発生装置は、吸気作用をする煙導管に空気が吸い込まれることにより、粉粒体層を通して燃焼空気が粉粒体層下部の燃焼部に供給される。 したがって、スクリューコンベヤ突出部が、外気と遮断されていても、空気は、抵抗の大きい粉粒体層を経ないで該コンベヤの突出端の落下口から短絡して吸い込まれて、短絡空気の流路となる部分は、炭化燃焼に止まらずに、灰化してしまう恐れがある。 上記装置は、散水消火室において、十分に吸水した粉粒体の燻炭(炭化した粉粒体)
    が、搬送用スクリュー羽根を備えていない搬送路に押し出されることにより、搬送路を充満して、閉塞した状態で落下口に移動することにより、空気を完全に遮断し、
    短絡空気の発生を未然に防止するものである。

    【0010】本発明の第三の要旨は、上記第一又は第二要旨において規定される燻煙発生装置において、スクリューコンベヤ突出部が設けられている箱体側壁と対向する側壁が着脱若しくは、開閉自在に構成されており、スクリューコンベヤに向けて下降する少なくとも一対の多孔板の頂部に、モミガラ搬送車の車輪が走行可能な平坦部209が形成されていることを特徴とする燻煙発生装置にある。

    【0011】この装置は、箱体の形状が大きくて、ダンプカー等では、草,木質粉粒体の、箱体への搬入作業が均一にいかないで、粉粒体が箱体の中で偏在してしまう場合に、箱体内に運搬車200が進入して、粉粒体を降ろすことにより、速やかに、且つ、箱体内に均一に搬入ができる構成を備えた燻煙発生装置である。

    【0012】本発明の第四の要旨は、基台フレーム上に中心軸を横にして回動自在に支持された円筒状液体容器21に回転駆動手段を設け、該液体容器には、その回動中心を含む一側の側面に煙流入口32が開口していると共に、該液体容器の回動中心を含む他側の側面には排煙口30が開口しており、該液体容器内は、前記煙流入口を囲んで分気室43が、又排煙口を囲んで集気室44
    が、夫々設けられていると共に、該分気室から集気室に至る空間は、通水と通気とが確保された仕切板45によって、複数の煙流路46、47に分画されており、各煙流路には、多数の充填体48が転動自在に収納されており、前記煙流入口には、前記第一〜第三要旨において規定した燻煙発生装置に接続する煙導管16の一端が遊嵌しており、排煙口には、煙突管の一端が遊嵌し、該煙突管には、空気エジェクタによる排気手段が設けられていることを特徴とする燻煙凝縮液製造装置にある。

    【0013】この燻煙凝縮液製造装置は、燻煙発生装置として、前記第一〜第三要旨のいずれかに記載の燻煙発生装置を採用することにより、設置スペースの無駄の無い装置として、ユニット化することができ、発生する粉粒体の量に合わせて、ユニットの数を増減することにより、所望能力の設備を簡単に提供でき、設置や移動も容易である。 以下、実施例に基づいて、詳述する。

    【0014】

    【実施例1】図1〜4は、本発明にかかる燻煙発生装置の第1実施例を示すもので、草,木質粉粒体燃料として、モミガラを用いる装置を示すものである。 上面が開放されている箱体1は、山形鋼材2a、…を骨組みとし、これに鋼板2b、…や、軽量多孔質セラミック板、
    或いは、このような断熱性セラミック板を芯にして金属板でサンドイッチ状に囲ったパネル等をボルト、ナット等の脱着が自在な止着具によって固定することにより、
    組み立て、解体が可能な箱体となっている。 この箱体1
    底板1aには、1対のスクリュー軸5、5と、このスクリュー軸5、5を夫々収納するトラフ6、6とから成るスクリューコンベヤKが、一側の側壁1bと該側壁1
    bに対向する側壁1cとの間に、適宜な間隔をおいて、
    平行に設けられている。

    【0015】このコンベヤKと平行な側壁1d、1eには、コンベヤKのトラフ6、6よりやや上方の位置に、
    該トラフと平行に取付縁3、3が設けられており、又、
    一対のコンベヤK、K間には、該取付縁3、3と同じ高さで、これらの取付縁3、3と平行な支持棒4が、対向する側壁1bと1c間に差し渡して設けられている。 一方、トラフ6、6の上端縁6aは、段状をなして径が拡大されており、このトラフの上端縁6aと前記取付縁3
    との間に、金属多孔板7、7が、その端縁を着脱自在に固定され、また、支持棒4によって、山形に折り曲げられた金属多孔板8が、その中央の折り曲げ部を着脱自在に支持固定されると共に、両端をトラフの上端縁6a、
    6aに着脱自在に固定されることによって、箱体内は、
    多孔板7、8より上方のモミガラ燃焼室Nと、該多孔板の下方の煙道室Sとに、分画されている。 多孔板7、7
    は、例えば、直径が0.1〜0.5cm位の空気孔が一面に多数穿設されている金属板である。 この空気孔の径は、燃焼すべき粉粒体の種類により異なる。

    【0016】一対のスクリューコンベヤKは、箱体の一側の側壁1cから突出して設けられており、スクリュー軸5の側壁1cからの突出部5aは、円筒形をなすトラフ突出部6bによって、囲まれて外部雰囲気から遮断されている。 このトラフ突出部6bの側壁1c寄りにおいて、トラフ上面に開口部を穿設し、該開口部を上方に横断面形状が、略U字形をなすように立ち上げることにより、散水消火室9が形成されている。 散水消火室の上縁は方形開口9aをなし、これを蓋9a閉塞している。 蓋9aの中央部には、加圧水導管9bが嵌入しており、その端部に、シャワーノズル9cが取付られている。 トラフ突出部6bの端部には、被搬送物の落下口6cが散水消火室9から若干の搬送距離をおいて開口している。

    【0017】スクリュー軸の突出部5aは、このトラフ突出部6bの端部から突出した部分にスプロケット1
    0、10が固設されており、これに巻回されたチェーン11を介してモータMにより、回転駆動される。 又、スクリュー軸突出部5aは、散水消火室9から落下口6c
    に至る部分において、被搬送物を送る役目をするスクリュー羽根を欠落させてある。 スクリュー軸5は、その突出部5aと反対側の端部が、対向する側壁1bから僅かに突出し、その突端に、スプロケット12、12が、スクリュー軸と一体回転するように取付られており、この一対のスプロケット間にも、チェーン13が巻掛けられている。

    【0018】Fは、灯油バーナなどから成る着火装置で、給気管15としての、燃焼排気供給管は、該管15
    の途中に介設された開閉弁Vを経て、複数に分岐(実施例では3分岐)して、煙道室S中に開口している。 開閉弁Vは、図5に示すように、偏平箱形の弁ケース71に空気開口72を設けると共に、該弁ケース71の上端開口71aから、弁ケース中に、板状の弁体3を上下動自在に収納し、空気開口72よりやや上方において、弁ケースの側面71bにソレノイド78を設けて作動子78
    aを、側面71bに開けた孔71cと、弁体73に穿設した孔73aとを貫通して弁ケース内に出入自在に構成したものが用いられる。 これは、ソレノイドに通電され、作動子が、ソレノイド内に引き込まれると、弁体が自由落下して、開口72を閉じるように作動する。

    【0019】後記実施例3において詳述する着火装置と同様に、着火装置として、給気管に燃焼排気を通すタイプではなく、煙道室S内に電熱線ヒーターと該ヒーターに接触して設けられた煙硝などの火薬又はオイルと新聞紙や灯油を染み込ませたモミガラ等を設置し、煙道室S
    内に一端が開口する給気管の煙道室外の端部に開閉弁を設けて、電熱線から発火してモミガラ燃焼室N内のモミガラ層に着火し、燃焼が始まったら、給気管からの燃焼空気の供給を開閉弁によって断つような着火装置を採用した場合、これに、この開閉弁には、高温燃焼空気の通過は無いので、、開閉弁Vの代わりに、通常の電磁開閉弁でも使用できる。 煙道室Sを囲む側壁1cには、煙導管16が、貫通して、煙道室S内において開口している。 煙導管16は、後記するように、煙道室S内の煙を吸い込んで、燻煙凝縮装置Gに導く。 17は、落下口6
    cの直下を移動する搬送ベルトを備えたベルトコンベヤである。

    【0020】燻煙凝縮装置Gは、図6〜10に示すように、金属製の円筒ドラムから成る液体容器21を、平面視が方形をなす基台フレーム22上に回転自在に支持した構造を有する。 液体容器21は、その外周面の両端付近に周方向に沿って、一対のリング状レール23、23
    が互に平行に並設されている。 該レール23、23は、
    例えば、金属パイプをリング状に曲げて、両端を一体結合したのち、液体容器21の外面に溶接等によって固着することにより、形成される。 基台フレーム22には、
    該レール23、23の間隔に合わせて、回転軸24a、
    24bの両端に、一対の支承ローラ25a、25a、2
    5b、25b が、回転軸24a、24bと一体回転可能に取り付けられており、更に、該一対の回転軸24
    a、24bは、互いに平行に、且つ、適宜な間隔をおいて、基台フレーム22の上に回転自在に支持されている。

    【0021】支承ローラの周面には、前記リング状レールの一半が嵌合可能な周溝が設けられており、この周溝26a、26bに、一対のレール23、23を当接嵌合させることにより、液体容器21は、基台フレーム22
    上に、中心軸を水平にして回転自在に載置され、支持されている。 27は、任意の一方の回転軸24bに隣接された減速機付の駆動モータで、回転軸24bと一体回転可能に設けられた従動プーリ25cと、該モータ27の出力プーリ27aは、Vベルト27bを介して連結されている。

    【0022】液体容器21の円筒胴部には、抽出冷却液としての水の注入口21aが設けられており、これをキヤップ28が、開閉自在に閉塞している。 液体容器21
    の一側の端面板21bは、円筒胴部と一体的に設けられており、その周縁付近に、容器21内に連通する燻煙凝縮液の取出バルブ29が設けられている。 又、端面板2
    1bの中心部には、排煙口30が開口しており、更に、
    この端面板21bと対面する他側の端面板31にも、同様にその中心部に煙流入口32が開口している。 端面板31は、円筒胴部の端縁に設けたフランジ部31cにシール材を介して、ボルト、ナットにより液密を保って止着されている。

    【0023】図9〜10に示すように、液体容器21内には、煙流入口32を、多数の通気孔41、41、…が穿設された通気板42で囲むことにより、分気室43を画成すると共に、排煙口30を同様に通気板42で囲むことにより、集気室44が画成されている。 分気室43
    から集気室44に至る液体容器内は、後記充填体48の通過は阻むが、気流及び水流の通過は自在な多孔板若しくは網板等から成り、円筒容器21の軸方向と平行な仕切板45によって分割されて、複数(実施例では二つ)
    の煙流路46、47が形成されている。 夫々の煙流路4
    6、47中には、多数の充填体48、48が、転動自在に収納されて、燻煙との接触効率を高め、燻煙成分の捕捉率を向上させている。 この仕切板45は、充填体4
    8、…の移動を所定域内に制限できればよいので、充填体の通り抜けが不可能で、燻煙及び水の通り抜けが可能であれば、どのような形状でもよい。

    【0024】液体容器21の外周面には、軸方向に沿って、断面が山形をなす放熱板34、34、…が固設されている。 16は、前記燻煙発生装置からの煙道管で、一端が煙流入口32中に、若干の間隙があく状態で嵌入しており、又、36は、排煙口30に同様に、一端で遊嵌している煙突管である。 排煙口30に遊嵌した煙突管3
    6の垂直部36aの下部には、エジェクター管51を、
    同心状に内蔵させ、該エジェクター管51に、ブロア5
    2から送風することにより、燻煙を、液体容器21中へ吸引させる。 この空気エジェクタによる排気手段は、煙突の垂直部36aの吸引作用が微弱な場合に有効である。 53は、エジェクター管51の下部に垂設されたタール抜き管である。 また、22aは、基台フレームに立設された煙導管支持脚であり、22bは、同様の煙突管支持脚である。 充填体48は、ステンレススチール等の耐食性、耐熱性、耐衝撃性素材によって作られた、開口部を有する中空球体、円筒体、或は、図12に示すような中空球体に開口部48aを設けたものなどの転動体のほか、らせん状のもの、リング状のもの、その他公知の充填物が使用できる。

    【0025】

    【作用】上記装置は、図7において、キヤップ28を外して、注入口から水を注入する。 注入量は、容器の回転スピード等によって異なるが、容器内の水位は、燻煙成分の凝縮が進むにつれて、上昇するので、容器1の回転中に、煙流入口等から水が溢れる位置より遥かに少なくてよい。 水を入れたら、キヤップ28を締めて、モータ27及びブロア52を駆動する。 一方、燻煙発生装置は、モミガラ燃焼室N内に、ダンプカーやショベルカー、或いは、コンベヤ装置でモミガラを投入し、モミガラで充満させておく。 石油バーナーから成る着火装置F
    を操作して、煙道室Sに高温燃焼排気を導入する。 このとき、開閉弁Vは、開いた状態でセットされている。 モミガラは、多孔板7、8を通して加熱されて着火し、煙を出し始める。 予め、着火装置にセットした時間が経過すると、着火装置は、消火し同時に、開閉弁Vが閉じる。

    【0026】着火装置が消えてから、予め設定してある一定時間が経過して、モミガラ燃焼室の燃焼層が上方に移動したら、スクリューコンベヤKを駆動するモータM
    がゆっくりと回転をはじめると共に、ベルトコンベヤ1
    7が駆動されて、燻煙を発生して炭化したモミガラ燻炭が、スクリューコンベヤKで、落下口に向けて搬送される。 途中、散水消火室9で、水を十分に吸水した燻炭は、スクリューコンベヤKが、散水消火室9から落下口に至る搬送路においてスクリュー羽根を欠落させて搬送能力を低下させてあることにより、散水消火室から落下口に至る搬送路において、これに充満して搬送路を遮断し、後続のモミガラ燻炭によって押し出される状態で落下口に到達して、ベルトコンベヤ上に落下供給される。
    スクリュー羽根を欠落させる代わりに、この部分の搬送路を、スクリュー羽根の径に合わせて隙間の少ない円筒形とすると共に搬送路の長さを延長して長くしても、落下口と箱体内との空気遮断効果を、同様に有する。

    【0027】通常の状態では、モミガラ燻炭は、多孔板に案内されてスクリューコンベヤKに供給されるが、モミガラ層内にトンネル状の空洞ができてモミガラ燻炭の搬送やモミガラの継続的燃焼が、途切れる恐れがある。
    そのような事態を避けるためには、図4において、一点鎖線で示したように、箱体1の対向する側壁1b、1c
    の上部間に、スクリュー軸5と平行に撹拌軸100を設けて、該軸に撹拌棒101を直方向に突設すると共に、一端に設けたスプロケット103を、スクリュー軸端部のスプロケットにチェーン104を介して連結することにより、モミガラ層の上方は、撹拌棒101によって、絶えず撹拌されるので、スクリューコンベヤ上に空洞が生じることがない。 これは、スクリュー軸端部のスプロケットの回転を上下方向の往復動に変換して、モミガラ層内を上下に移動する振動体として、設けてもよい。

    【0028】エジェクター管51による吸引力が、煙導管から煙道室に及ぼされ、燃焼用空気は、モミガラ層の上部から、モミガラ層を通って、モミガラ下層の燃焼部に供給され、発生した燻煙は、煙道室から煙導管を経て、液体容器21の分気室43内に入る。 燻煙は、通気板42から、複数の煙流路46、47を通り、集気室4
    4を経て排煙口30から出て行く。 容器21は、駆動用の支承ローラ25bの回転に伴って、該ローラ上で、毎分2〜10回位の早さで回転し、それに伴って、容器2
    1内の水は、仕切板45によって上方に汲み上げられつつ、その仕切板45の無数の孔から落下することにより、散乱されて、容器中を通過する燻煙と十分に接触し、その凝縮成分を冷却凝縮すると共に、水溶性成分を溶解して抽出する。 同様に、充填体48、…も、仕切板45により、転動されて、燻煙との接触効率を高め、その表面に燻煙成分を捕捉する。

    【0029】又、仕切板45は、充填体48、…を、容器21の複数の煙流路内に閉じ込めているので、液体容器の回転に伴って、充填体は、確実に容器の下半部にある水層を通過し、その表面に付着した燻煙凝縮成分を水層に移行させると共に、自らは、水により冷却される。
    放熱板34、…は、容器21の外周面に突設して設けられていることにより、その表面の空気を撹乱し、乱流を発生させることにより、空冷効果を増進させ、容器内の水温の上昇を防止し、凝縮成分の気化や、抽出成分の変質を防止する。 このようにして、一定時間運転したのち、バルブ29を開いて、燻煙凝縮液を取り出す。

    【0030】上記実施例1では、液体容器は、容器21
    重心を中心に左右から支承する支承ローラによって、
    容器外周面に周設したリング状レール23、23を介して、回転自在に支承したが、これは、例えば図11に示すように、煙流入口142、排煙口140を構成する短筒部を、軸受部材141、241により、基台フレーム上に回転自在に支持する構造でもよい。 その際の駆動手段も、例えば、排煙口140に一体回転可能に設けた従動プーリ143を、モータ146の出力プーリ144によって、ベルト145を介して回転駆動するものなど公知のものが、採用できる。 又、液体容器の形状も円筒ドラムのように回転体であることを要しない。 131はエジェクター管、132はブロア、116は、煙突管である。

    【0031】排煙口は、実施例のような吸引装置をつけず、吸引力の強い煙突を介して大気に開放してもよい。
    また、燻煙凝縮液の取り出しと、冷却抽出液としての水の容器21内への注入を自動化する場合は、例えば、図10において、煙流入口32に、給水管80の一端を、
    煙導管16を通して開口させると共に、該給水管80には、給水電磁バルブ81と流量計(図示せず)とを介設し、取出バルブ82及びオーバーフローバルブ83も電磁バルブとして、燻煙凝縮液の取り出しの際は、取出バルブのみを開閉し、水を注入する際は、オーバーフローバルブ83と給水バルブ81とを開き流量計が所定の水量を検出したら、両バルブを閉じるように制御すればよい。 バルブ83の取付は、省略してもよい。

    【0032】実施例1の燻煙凝縮液製造装置は、燻煙発生装置の箱体1の一側の側壁1bから、ダンプカーなどのモミガラ輸送車が接近でき、この側壁1bに対向する側壁1c側には、スクリューコンベヤKを突出して設けると共に煙導管16、燻煙凝縮装置Gを配設することにより、この両側壁を挟む両側の側壁1d、1eには、別の燻煙発生装置の箱体を接して並べても、何ら差し支えなく、したがって、必要とする燻煙の量に応じて、側壁1d、1eの両側に、燻煙発生装置を列設することができる。 そして、これらの燻煙発生装置に燻煙の発生量に見合った凝縮装置Gを必要数だけ設けることができる。
    このようにして、燻煙発生装置及び燻煙凝縮装置をユニット化することにより、装置の能力の調節が自在となる。 又、装置の解体が容易で、運搬、設置、非使用時における格納にも場所を取らない。 多孔板7、8の下は、
    掃除の必要があるので、これらの多孔板の止着は、単に掛け止める程度でもよい。

    【0033】

    【実施例2】図13は、本発明にかかる燻煙発生装置の第2実施例の要部を示すものである。 その構成は、第1
    実施例とほぼ同じであるが、以下において、両者の相違する部分について説明し、第1実施例と同じ機能を有する部分は、第1実施例と同一の符号を付して、説明を省略する。 箱体201は、前記第1実施例の側壁1bに相当する面の側壁201bが上下に分割されており、上部のモミガラ燃焼室Nを囲む面が、左右に開く扉202によって構成されている。 又、スクリューコンベヤKのトラフ端縁から上方に傾斜して張設された断面形状が山形の多孔板208の一対の頂部は、モミガラを搬入する車両200の車輪幅に合わせて、スクリューコンベヤKの伸長方向と平行な平坦部209、209をなして、車両200の走行路となっている。 210は、車両重量を支える支持脚である。 着火装置、煙導管、モミガラ燻炭の連続取出機構等は、第1実施例と全く同じである。

    【0034】このような構成から成る実施例2の燻煙発生装置は、モミガラ搬送車両が、箱体内に進入できるので、箱体の大きさや形状を、ダンプカーを始めとする搬送車両の仕様によって制限されることがなく、所望の燻煙発生能力を持った装置を自由に作ることができる。 ただし、実施例1の場合のように、モミガラの連続供給は、難しいので、バッチ式の処理方式となる。

    【0035】

    【実施例3】図14〜15は、燻煙発生装置の第3実施例を示すものである。 この装置も、第1及び第2実施例と同様に、記述の簡単化のためにモミガラを燃料とする場合を示すが、キノコ培養基を原料とする廃おが屑その他の場合でも、基本構成は全く同じである。 直径が0.
    1〜1cm位の空気孔351a,351a,…が多数穿設されている金属多孔板351を山形に折り曲げると共に、その左右端部を三角形の多孔板から成る端板351
    b,cにより閉塞固定することにより、底面が開口している屋根形構造物を形成する。 このような屋根形構造物を底面を下にして地面若しくは底板上に伏せることにより、煙道室350が形成されている(図14参照)。 煙道室350の一側の端板351cには、燻煙出口355
    が開口しており、これに煙導管316の下端が連結している。 また、他側の端板351bには、空気導入口35
    1dが設けられており、これに、空気導入管356の一端が嵌着し、この空気導入管の他側は、前記第1実施例において示した常時開の開閉弁Vを介して大気に開口している。

    【0036】360は、着火装置で、ニクロム線ヒーター361と、煙硝などの発火剤362から成る。 例えば、発火剤として、玩具花火を用い、その着火口に、ニクロム線ヒーター361を接触させて粘着テープ等により固定したものなどである。 365は、助燃材(又は助燃剤)として、発火剤を取り囲んで配設した新聞紙である。 新聞紙の量は、適宜空隙が保てる状態で煙道室35
    0を満たす程度に丸めて配置するばよい。 363は、ニクロム線ヒーター361に接続する導線で、耐熱絶縁被覆されており、これを、開閉スイッチを介して、電源に接続する。 煙道室350の外側は、先ず、モミガラ、若しくは、モミガラ燻炭等に、灯油若しくは重油などの燃料オイルを滲み込ませた層358で、3〜5cm程度の厚さに覆うことが望ましい。 次いで、その外側に、モミガラ359を盛り上げて、煙道室350が完全に、モミガラの中に埋没するようにしておく。

    【0037】

    【作用】図示しない押しボタンスイッチが投入されると、ニクロム線ヒーター331に通電され、新聞紙に火がつく。 このとき、空気導入口351dからは、空気が供給されているので、火は、含油モミガラ燻炭層358
    に燃え広がり、煙導管内の燃焼空気の温度が急速に高まる。 鉄板製の煙導管の基部付近の外面温度が、およそ8
    0℃以上になれば、モミガラ層359の継続的燃焼は確実になるので、予め、煙導管外面の適所に取り付けた、
    図示しない温度センサーが、この状態を検出して、ソレノイド78を作動させ、開閉弁Vを閉じる。 開閉弁が閉じると、燃焼部には、モミガラ層を通して僅かづつ空気が供給されるので、既燃焼部が少しづつ未燃焼部に移動しながら、モミガラは蒸し焼き状態で燃焼が継続する。
    発生する煙りは、空気室を通って煙導管316から燻煙凝縮装置に供給される。 燃焼継続時間は、モミガラの量により調節する。 この装置は、安価で、モミガラのバッチ処理に適するが、連続処理も可能である。

    【0038】

    【効果】本願燻煙発生装置は、ユニット化が容易であること、設置スペースを取らないこと、モミガラや廃おが屑等の粉粒体の発生状況に応じて、例えば、継続的に大量のモミガラが発生する場合や、収穫時等の一時期に発生が集約される場合等、夫々に応じて、少ない設備費用で、能率よく燻煙の発生させることができると共に、粉粒体の燻炭を製造できる。 粉粒体の燻炭は、土壌改良資材、吸着剤、水質改善剤として極めて有効であると共に、燃料としても、利用できる。 したがって、本願燻煙発生装置は、一方において、優れたモミガラ燻炭製造装置であり、本願装置においては、この両者は、同時に生成するものであって、燻煙発生装置は、燻炭製造装置の意味を包含するものと理解されるべきである。 特に、キノコ栽培に用いた後の廃培養基は、多量の水分を含んでおり、通常の燃焼方法では燃やすことが困難であったが、本願装置によれば、これらも容易に連続燃焼させることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の燻煙発生装置の第1実施例を示す平面方向から見た説明図である。

    【図2】燻煙発生装置を図1のA−A断面から見た説明図である。

    【図3】散水消火室を図1のB−B断面から見た説明図である。

    【図4】図1の燻煙発生装置と燻煙凝縮装置との接続状態を示す説明図である。

    【図5】図1の開閉弁Vの構成を示す断面説明図である。

    【図6】燻煙凝縮装置の構成の大略を示す側面説明図である。

    【図7】燻煙凝縮装置の要部の詳細構造を示す側面説明図である。

    【図8】図7において、液体容器21を取り外した状態における平面説明図である。

    【図9】図7のC−C断面説明図である。

    【図10】図9のD−D断面説明図である。

    【図11】燻煙凝縮装置の他の実施例を示す説明図である。

    【図12】充填体48の詳細構造を示す説明図である。

    【図13】燻煙発生装置の第2実施例の要部を示す説明図である。

    【図14】燻煙発生装置の第3実施例を示す説明図である。

    【図15】図14のE−E断面説明図である。

    【符号の説明】

    1 箱体 1a 底板 1b〜e 側壁 5 スクリュー軸 6 トラフ 6c 落下口 7、8 多孔板 9 散水消火室 10、12 スプロケット F 着火装置 V 開閉弁 K スクリューコンベヤ S 煙道室 M モータ N モミガラ燃焼室 G 燻煙凝縮装置 15 排気管 17 煙導管 21 液体容器 25 支承ローラ 45 仕切板 48 充填体 51 エジェクター管 52 ブロア

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