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Method for forming nitrification granules

阅读:198发布:2021-04-14

专利汇可以提供Method for forming nitrification granules专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To form nitrification granules excellent in strength and sedimentation properties and having a high NH
4
+ -N removing speed by a self-fixing method.
SOLUTION: The nitrification granules are formed by continuously bringing sludge containing nitrifying bacteria into contact with an inorganic ammonia- containing aqueous solution in a reaction tank under an ascending flow aerobic condition.
COPYRIGHT: (C)2003,JPO,下面是Method for forming nitrification granules专利的具体信息内容。

  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 硝化細菌を含む汚泥と、無機性アンモニア含有水溶液とを、上向流好気性条件下、反応槽内にて連続的に接触させることを特徴とする硝化グラニュールの形成方法。 【請求項2】 前記無機性アンモニア含有水溶液の滞留時間を段階的に短縮することを特徴とする請求項1記載の硝化グラニュールの形成方法。 【請求項3】 前記反応槽上部からウォッシュアウトし、沈降槽に溜まった前記汚泥を前記反応槽内に返送することを特徴とする請求項1または2記載の硝化グラニュールの形成方法。 【請求項4】 前記無機性アンモニア含有水溶液が無機炭素源を500〜1500mg/l含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の硝化グラニュールの形成方法。 【請求項5】 前記無機炭素源が炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムであることを特徴とする請求項4記載の硝化グラニュールの形成方法。 【請求項6】 前記無機性アンモニア含有水溶液が微量金属としてリンおよび/または鉄を0.1〜10mg/
    l含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の硝化グラニュールの形成方法。 【請求項7】 前記無機性アンモニア含有水溶液のpH
    値を7.0〜8.5に調整することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の硝化グラニュールの形成方法。 【請求項8】 炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムをpH値の調整に用いることを特徴とする請求項7記載の硝化グラニュールの形成方法。 【請求項9】 曝気量が0.016〜0.32l-Air/m
    3 /l-bedの範囲であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の硝化グラニュールの形成方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、硝化細菌のグラニュール体である硝化グラニュールを形成する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】現在、湖沼・内湾・内海などの停滞性・
    閉鎖性域において富栄養化が問題視されおり、その誘発因子である窒素化合物等の高度処理技術の開発が社会的急務であり、水環境保全のために不可欠なことである。 【0003】廃水の処理技術には大別して生物学的処理と物理化学的処理に分けられるが、窒素化合物等の富栄養化原因物質を処理する際には経済面、環境負荷等を考慮すると生物学的処理が適していると考えられる。 【0004】この生物学的処理を適用して窒素化合物等を含む廃水の処理を行う場合、好気性条件下において硝化細菌によりアンモニアを亜硝酸、硝酸へと酸化する硝化工程、および嫌気性条件下において脱窒細菌により亜硝酸、硝酸を窒素ガスへと還元する脱窒工程の2つの工程を経るが、化学独立性の硝化細菌は脱窒細菌に比べ増殖速度が遅く、処理装置外へウォッシュアウトされやすいために硝化工程が律速となっている。 【0005】そこで、ウォッシュアウトを防止し、硝化工程の効率化を図るためには硝化細菌を処理装置内に高密度に保持する微生物固定化技術が重要となってくる。
    現在、主に用いられている固定化技術には、硝化細菌を担体上に自然に付着・固定化させる生物膜法、硝化細菌を担体の微細な格子構造内に固定化させる包括固定化法がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述したとおり増殖速度が遅く、特に無機性廃水中において生物膜の元となる細胞外ポリマーの産出量が少ない硝化細菌の固定化に、担体を用いる微生物固定化法を適用することは多大な時間と労を必要とする。 【0007】そこで、発明者らは担体を一切必要としない微生物固定化法として自己固定化法に注目した。 自己固定化法とは、微生物が持つ凝集作用を利用し微生物をグラニュール化(造粒化)する微生物固定化技術であるが、これまでは、前述の通り、細胞外ポリマーの産出量が少ない硝化細菌のグラニュール(以下、硝化グラニュール)を形成することは困難であると考えられていた。 【0008】すなわち、本発明は、自己固定化法により、強度、沈降性およびアンモニア態窒素(NH 4 +
    N)除去速度に優れた硝化グラニュールを形成することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】課題を解決するために、
    本発明は、硝化細菌を含む汚泥と、無機性アンモニア含有水溶液とを、上向流好気性条件下、反応槽内にて連続的に接触させることをその特徴とする。 【0010】また、硝化グラニュールの形成をより効率的に促進させるためには、無機性アンモニア含有水溶液の滞留時間を段階的に短縮すること、さらに反応槽上部からウォッシュアウトし、沈降槽に溜まった汚泥を反応槽内に返送することが好ましい。 【0011】ここで「滞留時間(HRT)」とは、無機性アンモニア含有水溶液が反応槽に入ってから出るまでの時間であり、反応槽の槽容量を流入速度で割った平均滞留時間を意味する。 【0012】また、無機性アンモニア含有水溶液が無機炭素源を500〜1500mg/l含み、さらには、その無機炭素源が炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムであることが好ましい。 【0013】さらに、無機性アンモニア含有水溶液が微量金属としてリンおよび/または鉄を0.1〜10mg
    /l含むこと、無機性アンモニア含有水溶液のpH値を7.0〜8.5に調整すること、そのpH値の調整に炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムを用いること、
    曝気量が0.016〜0.32l-Air/m 3 /l-bedの範囲であること、も硝化グラニュールの形成促進に好ましい。 【0014】以上のような本発明の方法によれば、反応槽下部に高微生物濃度および高NH 4 + −N濃度環境を作り出すことができ、このような環境下において硝化細菌のグラニュール化が促進されるため、担体を用いた硝化細菌の固定化と比較して、強度、沈降性およびNH 4 +
    N除去速度に優れた硝化グラニュールを形成することができる。 したがって、廃水処理槽内に硝化細菌を高密度に保持し、効率のよい硝化処理を提供することも可能となる。 【0015】以下、本発明について詳細に説明する。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明では、図1に示すような装置を用いて硝化グラニュールを形成する。 この装置は、
    反応槽1と、反応槽下部に接続された溶液流入路2および空気流入路3と、無機性アンモニア含有水溶液を反応槽に供給するために溶液流入路に接続されたポンプ4
    と、空気を反応槽に供給するために空気流入路に接続されたエアーポンプ(図示していない)と、反応槽上部に位置する気液分離部5と、反応槽上部に接続された溶液流出路6と、水溶液と共にウォッシュアウトしてくる汚泥を受け止めるために溶液流出路の出口に設置された沈降槽7と、を少なくとも備える。 【0017】ここで使用可能な反応槽としては、気相と液相との接触時間が長く、汚泥を保持しうるものであればその形状、大きさは限定されないが、好ましくは、筒状のものであり、溶液の流入量およびアンモニア態窒素濃度により、その槽径、高さを決定する。 また、その他の装置の構成に関しては、特に限定されるものではなく、例えば、気泡を細かくするための散気板等、一般的に使用されているものを備えていても良い。 【0018】上記のような装置を使用して硝化グラニュールを形成する方法としては、まず、反応槽内に硝化細菌を含む汚泥をいれる。 【0019】ここで用いる汚泥としては、汚泥内に硝化グラニュールの種となる硝化細菌が含まれていればよいが、好ましくは硝化細菌が優占化している汚泥を用いる。 例えば、一般的な下水処理場の汚泥を本廃水で馴養することで硝化細菌が優占化した汚泥を得ることができる。 【0020】また、反応槽へ入れる微生物の活性汚泥中濃度(MLSS)としては、特に限定されず、例えば、
    MLSSが300mg/l程度の低濃度から開始しても硝化グラニュールの形成を行うことができるが、最初に入れる微生物量が多ければ多いほど、グラニュール化がより促進され、短期間で所望の大きさの硝化グラニュールを形成することができる。 したがって、開始時のML
    SSが1000〜2000mg/lであると硝化グラニュール形成にとって好ましい。 【0021】次に反応槽の下部の溶液流入路および空気流入路から無機性アンモニア含有水溶液および空気をポンプにより連続的に供給することで、反応槽内を上向流好気性状態に保持する。 【0022】ここで供給される無機性アンモニア含有水溶液は、少なくとも硝化細菌の栄養分となるアンモニア態窒素および無機炭素源を含むことが必要である。 これらを十分な濃度与えることで硝化細菌の増殖が活発になり、硝化グラニュール形成にとって好ましい環境になる。 【0023】アンモニア態窒素の濃度は、硝化細菌が増殖するのに十分な濃度、すなわち、硝化細菌に対するアンモニア容積負荷として十分に大きい値を適宜実験により決定することが好ましく、無機性アンモニア含有水溶液の滞留時間を終始一定の値としても構わない。 より好ましくは、硝化細菌が徐々に増殖する分、これに応じて滞留時間を短縮し、アンモニア容積負荷をほぼ一定に保つことであり、この場合、効率よく硝化グラニュール形成を行うことができる。 滞留時間を短縮する時の基準としては、安定してアンモニア態窒素の処理が得られ、反応槽内が定常になった時である。 【0024】また、無機炭素源としては、限定されないが、炭酸ナトリウム(Na 2 CO 3 )または炭酸水素ナトリウム(NaHCO 3 )であることが好ましく、これらを添加した場合、無機性アンモニア含有水溶液のpHも同時に調整することが可能となる。 また、無機炭素源の濃度は、硝化細菌の栄養源として枯渇しない十分な量であれば特に限定されないが、好ましくは500〜150
    0mg/l、より好ましくは800〜1200mg/l
    である。 【0025】さらに、無機性アンモニア含有水溶液には上記成分の他にカルシウム、マグネシウム、ケイ素、カリウム、硫酸、炭酸、ナトリウム等の無機性イオンが含まれていても構わない。 特に微量金属としてリンおよび/または鉄を0.1〜10mg/l含むことが好ましく、1〜5mg/l含むことがより好ましい。 このリンおよび/または鉄は溶液のpH値を調整することでそれぞれ微粒子またはコロイドを形成し、硝化細菌の凝集を助け、硝化グラニュールの形成を促進する。 通常の廃水にはリンおよび/または鉄が微量金属として含まれているが、これらを含まない、もしくはその濃度が十分ではない廃水を無機性アンモニア含有水溶液として使用する場合には上記濃度範囲となるように、水溶性のリンおよび/または鉄の化合物を添加することが好ましい。 【0026】また、無機性アンモニア含有水溶液のpH
    値は、pH調整剤により好ましくは7.0〜8.5、より好ましくは7.5〜8.3の範囲に調整される。 この範囲外である場合には、鉄などの微量金属の微粒子またはコロイドが形成されず、さらには、硝化細菌が失活してしまうなどの不具合を生じる。 また、上記pH値の範囲は、無機炭素源として炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムを用いた場合も同様であるから、この範囲にpHが収まるように炭素源としての濃度を検討する必要がある。 【0027】また、無機性アンモニア含有水溶液に供給する曝気量は、反応槽の形状、大きさ等を考慮することはもちろん、グラニュール形成を妨害しない最適量で、
    かつ硝化細菌の増殖のために溶液中の溶存酸素を少なくとも1mg/l以上に保てるような量を適宜実験により決定する。 好ましくは、0.016〜0.32l-Air/m
    3 /l-bed、より好ましくは0.079〜0.29l-Air
    /m 3 /l-bedである。 なお、「l-Air/m 3 /l-bed」は、
    単位装置容積当たりの曝気量(速度)を意味する。 曝気量が0.016l-Air/m 3 /l-bedより小さいと水溶液中の溶存酸素濃度が低下し、好気性である硝化細菌の増殖が停止してしまうためグラニュール形成に悪影響を及ぼす。 また、曝気量が0.32l-Air/m 3 /l-bedより大きいと、硝化細菌のウォッシュアウト量が増加し、さらには、気泡の剪断応力により所望の大きさのグラニュールが得られない場合があり、さらには、細かい気泡が合一し大きな気泡(スラグ流)となり気液界面が減少することで結果的に溶存酸素濃度が減少してしまうという不具合を生じる。 【0028】さらに、硝化グラニュール形成を促進するために、ウォッシュアウトされ沈降槽に溜まった汚泥を定期的に反応槽内へ返送することが好ましい。 【0029】さらに、無機性アンモニア含有水溶液の温度は、特に限定されず、室温でよい。 【0030】以上のようにして、所望の大きさの硝化グラニュールが形成されるまで上向流好気性流動床の状態を保持する。 【0031】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、この開示の一部を為す記載および図面は本発明の範囲をなんら限定するものではなく、当業者には様々な代替実施の形態、実施例、および運用技術が明らかとなろう。 したがって、本発明の技術的範囲は、明細書および図面から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。 【0032】 【実施例】(実施例1) グラニュールの形成直径5cm、高さ3.2mの構造を有する有効容積6.
    3lの反応槽を用意し、ここへ下水処理場の汚泥を本廃水で約2年間馴養した種汚泥を入れた。 さらに1.0l
    /minの量の空気とともに表1に示す組成である無機性アンモニア含有水溶液を反応槽下部のそれぞれの流入路から連続的に供給することで、上向流好気性条件下を保持した。 なお、無機性アンモニア含有水溶液の滞留時間は表2に示すとおりに短縮した。 また、沈降槽にウォッシュアウトされた汚泥は反応槽内に定期的に返送した。 【0033】 【表1】

    【表2】 このような上向流好気性流動床を100日間保った結果、直径約200μmのグラニュールが形成され(図2)、550日目には直径約1100μmのグラニュールが形成された。 【0034】(実施例2) グラニュールのキャラクタリゼーション実施例1により形成されたグラニュールの形態を確認するためSEM(走査電子顕微鏡)により表面構造の観察を試みた。 【0035】パラホルムアルデヒドおよびオスミウム酸二重固定化法でグラニュールの前処理を行った後、これに金蒸着(400Å)を施し、SEM(JSM−520


    0、日本電子)で観察した。 そのSEM画像を図3aおよび図3bに示す。 これにより、グラニュール表面は微生物が高密度に層を形成した構造をとっていることが確認された。 【0036】さらに、実施例1により形成されたグラニュール内の微生物群集構造の解析をFISH(fluoresc


    ence in situ hybridization)法により行った。 【0037】FISH法は、蛍光標識をつけたオリゴヌクレオチドプローブを16SrRNA内の種特異的な塩基配列を標的としてハイブリダイゼーションさせ、蛍光顕微鏡下で特定の微生物のみを特異的に検出する方法である。 ハイブリダイゼーションは、Amannらの方法(Mol


    ecular Microbial Ecology Manual, 3.3.6:1-15 (199


    5))に準拠して行った。 【0038】本実験のin situハイブリダイゼーションにはオリゴヌクレオチドプローブとしてβ-proteobacte


    riaに属するアンモニア酸化細菌に特異的なNSO19


    0、および亜硝酸酸化細菌のNitrobacter属を特異的に検出するNIT3、また真正細菌に特異的なEUB33


    8を用いた。 表3にそれぞれのプローブのハイブリダイゼーション条件および蛍光標識を示す。 【0039】 【表3】 アンモニア酸化細菌の検出結果を図4a、図4bに、亜硝酸酸化細菌の検出結果を図5に示す。 【0040】グラニュール内にアンモニア酸化細菌が棲息していることが図4aにより確認された。 また、アンモニア酸化細菌はグラニュールの表層約100μmで優占化しており、図4bからクラスターをつくって存在していることが確認された。 【0041】さらに、図5より亜硝酸酸化細菌もまた表層部分に存在していることが確認された。 しかし、アンモニア酸化細菌に比べ菌体数が極端に少ないため、亜硝酸酸化細菌の検出についてはハイブリダイゼーション条件の再検討が必要だと考えられる。 【0042】(実施例3) NH

    4

    + −N除去速度およびNH

    4

    + −N除去率の経日変化実施例1と同様にしてグラニュール形成を行うと同時に、溶液流入路および反応槽高さ320cmで水溶液を定期的にサンプリングしてアンモニア態窒素濃度(NH


    4

    + −N)の測定を行い、本実施例におけるグラニュールのNH

    4

    + −N除去速度およびNH

    4

    + −N除去率の経日変化を算出した。 それぞれの結果を図6および図7に示す。 【0043】図6よりNH

    4

    + −N除去速度は滞留時間を徐々に短縮することにより1.5kg-N/(m

    3・日)にまで到達することが確認され、図7よりNH

    4

    + −N除去率は約400日の運転中、常に90%以上の安定した除去率であったことがわかる。 【0044】(実施例4) グラニュールの沈降性実施例1で得られたグラニュールおよび浮遊性硝化細菌をそれぞれメスシリンダーに投入し、攪拌後5秒、15


    秒、30秒の沈降性を評価した。 【0045】図8に示すように、実施例1で得られたグラニュールは攪拌後5秒で水面上部が透明になり始め、


    30秒で完全に沈降した。 一方、フロックを形成した硝化細菌は30秒経過しても依然懸濁している様子が観察された。 【0046】このことから、実施例1で得られるグラニュールは非常に沈降性が良く、固液分離能に優れていると言える。 【0047】(実施例5) グラニュールの強度および装置内固定化の評価まず、実施例1で得られたグラニュールがエアレーションの剪断応力に耐え、その原形(直径)を保つかどうかを観察することにより、その強度評価を行った。 【0048】本実施例には表1の組成からNaHCO

    3


    を除いた無機性アンモニア含有水溶液を用いた。 図9に示すような有効容積1lの完全混合流型三相流動槽内に実施例1で得られたグラニュールを25vol%(MLS


    Sは9100mg/l)投入し、回分処理した後、上記水溶液と空気を連続供給した。 ここで上記水溶液のアンモニア容積負荷は1.58kg-N/(m

    3・日)であり、滞留時間は7.6時間である。 また、曝気量は0.5l/mi


    nとした。 さらに、上記水溶液のpHは、NaHCO

    3の供給を制御するpHコントローラーにより7.0±0.


    2に保った。 【0049】0、30、90日目のグラニュール平均径の結果を表4に示す。 また、それぞれのグラニュール径分布を図10に示す。 【0050】 【表4】 表4より、日数が経つと共にグラニュール平均径はわずかながら増加傾向にあることがわかる。 また、図10のグラフからも日数の経過と共にグラニュール径が増加側にシフトしていく様子が分かる。 これより、本発明により得られるグラニュールの緻密さ、強固さが示される。 【0051】次に、グラニュールの系および浮遊性硝化細菌の系のそれぞれのMLSS値の経日変化を比較した。 浮遊性硝化細菌のMLSS値は、上記の装置に実施例1のグラニュールではなく、浮遊性硝化細菌を投入し、同様の条件において回分処理した後、無機性アンモニア含有水溶液と空気を連続供給して測定した。 【0052】この結果、図11に示すように、グラニュールの系では、初日9100mg/lであるMLSSの値が常に10000mg/l以上を保っているのに対し、浮遊性硝化細菌の系においては、3000mg/l


    まで減少し、定常に達していることがわかる。 また、図12にはそれぞれの系に設けた沈降槽の写真を示すが、


    槽外にウォッシュアウトした微生物量は浮遊性硝化細菌の方が約3倍多い。 また、グラニュールの系の沈降槽に堆積していた堆積物は、装置を運転していくと共に発生し始めた浮遊性硝化細菌であり、グラニュールは皆無であった。 【0053】したがって、本発明の硝化グラニュールは、高度に装置内に固定化することが可能であり、既存処理装置への応用も期待できる。 【0054】 【発明の効果】本発明によれば、強度、沈降性およびN


    4

    + −N除去速度に優れた硝化グラニュールを形成することができる。 したがって、廃水処理槽内に硝化細菌を高密度に保持し、効率のよい硝化処理を提供することが可能となる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に使用するグラニュール形成装置の一例を示す模式図。 【図2】 本発明の方法により100日で形成されたグラニュールの写真。 【図3】 本発明によるグラニュールの表面のSEM画像。 【図4】 本発明によるグラニュールの表面のアンモニア酸化細菌を示す蛍光顕微鏡写真。 【図5】 本発明によるグラニュールの表面の亜硝酸酸化細菌を示す蛍光顕微鏡写真。 【図6】 本発明によるグラニュールのNH 4 + −N除去速度の経日変化を示すグラフ。 【図7】 本発明によるグラニュールのNH 4 + −N除去率の経日変化を示すグラフ。 【図8】 本発明によるグラニュールと浮遊性硝化細菌の沈降性を比較した写真。 【図9】 本発明によるグラニュールの強度評価に用いた完全混合流型三相流動槽の模式図。 図1と同じの構成は同じ符号を附してある。 【図10】 本発明によるグラニュールの強度評価における、0,30および90日経過後のグラニュール径分布を示すグラフ。 【図11】 本発明によるグラニュールの装置内固定化の評価における、グラニュールと浮遊性硝化細菌のML
    SSの濃度の経日変化を示すグラフ。 【図12】 本発明によるグラニュールの装置内固定化の評価における、グラニュールの系と浮遊性硝化細菌の系の沈降槽の写真。 【符号の説明】 1 反応槽2 溶液流入路3 空気流入路4 ポンプ5 気液分離部6 溶液流出路7 沈降槽8 サンプリング孔9 流量計10 グラニュール11 pHコントローラー12 NaHCO 3水溶液流入路

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