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Oily solid cosmetic

阅读:288发布:2021-10-05

专利汇可以提供Oily solid cosmetic专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To obtain an oily solid cosmetic excellent in luster when applied, capable of sustaining the luster for a long time, also good in makeup sustainability and use feeling. CONSTITUTION:This oily solid cosmetic contains a total of 3-80 (pref. 10-60)wt.% of (A) 0.1-50wt.% of a modified organopolysiloxane of the formula (R1-R are each a 1-6C alkyl, phenyl or naphthyl; and R are each an average of 16-600C straight chain or branched chain saturated hydrocarbon group; r and s are each a number of,下面是Oily solid cosmetic专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 (A)次の一般式(1); 【化1】 (式中、R 1 〜R 4は同一でも異なっていてもよい炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はナフチル基を示し、R 5及びR 6は同一でも異なっていてもよい平均炭素数16〜600の直鎖又は分岐鎖の飽和炭化水素基を示し、r及びsは0以上の数を示す)で表される変性オルガノポリシロキサン0.1〜50重量%、(B)融点が60〜120℃のワックス0.1〜50重量%及び(C)顔料0.1〜80重量%を含有し、(A)、
    (B)及び(C)成分の合計含有量が3〜80重量%であることを特徴とする油性固形化粧料。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、塗布時の光沢に優れ、
    その光沢を長時間持続させることができ、更に化粧持ち及び使用感が良好な油性固形化粧料に関する。

    【0002】

    【従来の技術】口紅、アイカラー等の油性固形化粧料は、塗布時に光沢があることが化粧効果を高める上で重要であり、同時にその光沢を長時間保持できることも重要である。 したがって、従来から油性固形化粧料の光沢を向上させるため、ヒマシ油、オリーブ油、ラノリン誘導体等の油分が配合されている。 しかし、これらの油分は、いずれも塗布時の使用感や化粧料の保形性を低下させるという問題がある。

    【0003】このような問題を解決するものとして、低重合度のオルガノポリシロキサンや天然素材から抽出した油分を配合することにより、光沢を向上させる試みがなされている。 しかし、これらの技術によっても、塗布後の光沢の持続性等が不十分であるという問題は解決されていない。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上記問題を解決し、塗布時の光沢及びその持続性に優れ、
    更に保形性及び使用感にも優れた油性固形化粧料を提供することを目的とする。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究の結果、両末端に長鎖飽和炭化素基を導入した変性オルガノポリシロキサンを用いることにより、化粧料の保形性を低下させることなく、光沢を向上させ、更にその光沢の持続性に優れた油性固形化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。

    【0006】すなわち、本発明は、(A)次の一般式(1);

    【0007】

    【化2】

    【0008】(式中、R 1 〜R 4は同一でも異なっていてもよい炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はナフチル基を示し、R 5及びR 6は同一でも異なっていてもよい平均炭素数16〜600の直鎖又は分岐鎖の飽和炭化水素基を示し、r及びsは0以上の数を示す)で表される変性オルガノポリシロキサン0.1〜50重量%、(B)融点が60〜120℃のワックス0.1〜5
    0重量%及び(C)顔料0.1〜80重量%を含有し、
    (A)、(B)及び(C)成分の合計含有量が3〜80
    重量%であることを特徴とする油性固形化粧料を提供するものである。

    【0009】本発明で用いる(A)成分の変性オルガノポリシロキサンを表す一般式(1)中において、R 1
    4で示されるもののうち、炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等を挙げることができる。 R 1 〜R
    4としては、特にメチル基、エチル基、フェニル基が好ましい。 これらのR 1 〜R 4は、繰り返し単位ごとに同一でも異なっていてもよい。

    【0010】また、一般式(1)中のR 5及びR 6で示される直鎖又は分岐鎖の飽和炭化水素基は、その平均炭素数が16〜600のものであるが、27〜300が好ましく、27〜100が更に好ましい。 この平均炭素数が16未満の場合はオイル状となり、閉塞性及び炭化水素系原料との相溶性が低下する。 また、600を超える場合はシリコーン油をゲル化させることができず、極性基材との相溶性、耐熱性等が失われる。 このような飽和炭化水素基のうち分岐鎖のものとしては、飽和炭化水素基の末端炭素原子から数えて5番目までの炭素原子に炭素数1〜5の短鎖の分岐を有するものを挙げることができる。 この場合の短鎖の分岐としては、2−メチル基、
    3−メチル基、2,2−ジメチル基等を挙げることができる。 このような短鎖の分岐を有する場合、飽和炭化水素基の鎖長が短い場合には、他の物性にはなんら影響を与えることなく、式(1)で表される両末端変性オルガノポリシロキサンの融点を低下させることができる。

    【0011】上記一般式(1)中のr及びsはいずれも0以上の数であるが、いずれも3000以下の数が好ましく、2000以下の数が更に好ましい。 この範囲内であると、長鎖アルキル基の効果がより発揮され、潤滑性や閉塞性、更に混和性も良好であり好ましい。

    【0012】このような一般式(1)で表される両末端変性オルガノポリシロキサンにおいては、両末端の飽和炭化水素基部分の合計とオルガノポリシロキサン部分との重量比が80:20〜1:99となるものが好ましく、特に50:50〜2:98となるものが好ましい。

    【0013】(A)成分の変性オルガノポリシロキサンの製造方法は特に制限されないが、例えばエチレンのリビング重合の後に得られるリビングポリエチレンに環状シロキサンを反応させ、更に環状シロキサン、末端に水酸基を有する鎖状シロキサン又はこれらの混合物を触媒存在下、重合することにより、製造することができる。
    以下、この製造方法について説明する。

    【0014】まず、第1段階として、アルキルリチウム及び三級ジアミンを含む溶媒中にエチレンを導入してリビングアニオン重合を行い、リビングポリエチレンを得る。

    【0015】アルキルリチウムとしては、炭素数1〜6
    の直鎖又は分岐鎖のアルキルリチウムが好ましく、例えばメチルリチウム、エチルリチウム、n−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム等を挙げることができる。 また、三級ジアミンとしては、窒素原子間の炭素数が2又は3個のものが好ましく、2個のものが更に好ましく、テトラメチルエチレンジアミン、ジピペリジノエタン、ジピロリジノエタン、スパルテイン等を挙げることができる。 これらの三級ジアミンは、アルキルリチウムに対して0.1〜10当量用いるのが好ましい。 0.1等量未満の場合は重合速度が遅くなり、
    10当量を超える場合はリビング末端が失活し、目的の分子量に達しない場合がある。 また、溶媒としては、脂肪族炭化水素溶媒、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、シクロペンタン等を挙げることができる。

    【0016】エチレンの導入圧としては、特に制限されないが、約1〜100kg/cm 2が好ましい。 導入圧力が1kg/cm 2未満の場合は重合反応が遅くなり過ぎ、1
    00kg/cm 2を超える場合は反応速度が速くなり過ぎ、
    反応制御が困難になるので好ましくない。 重合温度は特に制限されないが、0〜100℃が好ましく、20〜8
    0℃が更に好ましい。 温度が0℃未満の場合は重合反応が遅くなり、生成するリビングポリエチレンが低分子量で沈殿してしまい、100℃を超える場合はリビング末端が失活するので好ましくない。 重合時間は、重合温度、三級ジアミンの濃度、エチレン導入圧力等により異なるが、一般には0.1〜24時間であるのが好ましい。 ただし、重合熱を除去できるかぎりにおいて、できるだけ短時間であることがリビング末端の失活を防ぐ点で好ましい。 この段階の反応においては、上記した重合条件を適宜設定することにより、生成するポリエチレンの平均分子量を正確に制御することができる。

    【0017】次に、第2段階として、第1段階で得たリビングポリエチレンに、次式(2);

    【0018】

    【化3】

    【0019】(式中、R 11及びR 12は同一でも異なっていてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示し、pは3〜
    7の整数を示す)で表される環状シロキサンを反応させ、更に必要に応じて酸処理して、片末端シラノール変性ポリエチレンを得る。

    【0020】環状シロキサン(2)の使用量は、シロキサンの繰り返し単位(ケイ素原子)のモル量がリビングポリエチレンのモル量以上であれば特に制限されないが、副反応の抑制等を考慮すれば2倍モル以上が好ましい。 環状シロキサン(2)は、十分に攪拌しながら速やかに添加する場合には、そのまま又は炭化水素溶液として、リビングポリエチレン溶液に直接添加することができる。 ただし、一つのケイ素原子に二つのリビングポリエチレンが反応するような副反応を避けるため、予め炭化水素溶媒に溶解、希釈させておいた環状シロキサンに、リビングポリエチレン溶液を徐々に加えることが好ましい。

    【0021】反応温度は、特に制限されないが、0〜1
    00℃が好ましく、更に好ましくは20〜80℃である。 温度が0℃未満の場合はリビングポリエチレンが沈殿してしまい、100℃を超える場合は副反応が生じ易くなるために好ましくない。 反応は、前記温度範囲で速やかに進行するため反応時間は数分で十分であるが、生成物が沈殿する場合等は数時間を要する場合があるので、一般には30分〜5時間程度である。 この段階の反応により生成する片末端シラノール変性ポリエチレンは、主としてポリエチレン末端にシロキサンユニットを1〜4個有するシラノールである。

    【0022】次に、第3段階として、第2段階で得た片末端シラノール変性ポリエチレンと、上記式(2)で表される環状シロキサン又は次式(3);

    【0023】

    【化4】

    【0024】(式中、R 11及びR 12は上記と同じ意味を示し、qは1以上の整数、好ましくは1〜3000の整数を示す)で表される両末端にヒドロキシル基を有するシロキサンとを、酸又は塩基触媒の存在下、平衡化重合し、両末端変性オルガノポリシロキサン粗製物を得る。

    【0025】片末端シラノール変性ポリエチレンと式(2)又は(3)の化合物の使用量(モル数)は、目的とする両末端変性オルガノポリシロキサンの分子量に応じて適宜決定することができる。 また、酸触媒としては、硫酸等の無機酸、メタンスルホン酸等のスルホン酸、イオン交換樹脂等の固体酸等を挙げることができる。 塩基触媒としては、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、水酸化テトラアルキルアンモニウム、水酸化テトラアルキルアンモニウムと環状シロキサンから調製したシラノレート等を挙げることができる。 これらの触媒の使用量は特に制限されず、通常はシロキサンの繰り返し単位に対して0.01〜1モル%程度で十分である。 また、この反応においては、触媒の溶解性及び原料同士の相溶性を上げるため、トルエン等の芳香族炭化水素、オクタン等の脂肪族炭化水素などの溶媒を用いることができる。

    【0026】反応温度は、特に制限されないが、20〜
    300℃が好ましく、60〜200℃が更に好ましい。
    20℃未満の場合は反応系が不均一になり、300℃を超える場合は環状シロキサン等の副生物が生じ易くなるため好ましくない。 反応時間は、原料の量、温度等の条件により異なるが、通常は8時間〜7日間行う。

    【0027】次に、第4段階として、第3段階で得た生成物を中和、脱水し、必要に応じて再沈殿等により精製し、最終的に式(1)で表される両末端変性オルガノポリシロキサンを得ることができる。 第三段階までには末端に酸あるいは塩基触媒の残存したポリシロキサンが生成しているため、中和を行い、触媒の残存した末端をすべて中性のシラノールにする。 触媒量から算定した塩基、あるいは酸を加えて、中性にすればよい。 ただし、
    固体酸を用いたときは濾過により;塩基としてテトラアルキルアンモニウム塩を用いたときには加熱分解処理により、除去することもできる。 次に、生成したシラノールを脱水管を取付けた装置によって加熱、脱水を行い、
    カップリング反応を起こさせ、生成物を得る。 脱水反応はポリシロキサンが低分子量であり、粘度が低いときはニートで行われるが、粘度が高いときはトルエン等の炭化水素溶媒中で還流させて脱水する。 生成物は溶媒を留去することにより得られる。

    【0028】また、(A)成分の変性オルガノポリシロキサンは、前記の方法以外に、米国特許5,232,6
    93号公報第4欄の実施例1に記載の方法、即ち、白金−炭触媒の存在下、末端にSi−H基を有するメチル水素ポリシロキサンに、α−オレフィン類を反応させる方法により得ることもできる。

    【0029】(A)成分の配合量は0.1〜50重量%
    であり、好ましくは0.1〜20重量%である。 この配合量が0.1重量%未満の場合は光沢が不十分であり、
    50重量%を超える場合は使用感を低下させる。

    【0030】本発明で用いる(B)成分の融点が60〜
    120℃のワックスとしては、植物ワックス、動物ワックス、石油ワックス及び鉱物ワックス等の天然ワックス又は合成ワックスのいずれでもよく、例えば、カルナウバワックス、ミツロウ、キャンデリラロウ、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンロウ、オゾケライト、セレシン、ポリエチレンワックス、
    フィッシャートロプシュワックス、エチレンプロピレンコポリマー等を挙げることができる。

    【0031】ワックスの融点が60℃未満の場合には固化力が低く、製品の形状保持も不十分であり、120℃
    を超える場合には融解時に高温を必要とするため実用的ではない。 (B)成分のワックスとしては、融点が60
    〜120℃のもの、特に70〜110℃のものが好ましい。

    【0032】(B)成分の配合量は0.1〜50重量%
    であり、好ましくは1〜30重量%である。 この配合量が0.1重量%未満の場合は保形性が不十分であり、5
    0重量%を超える場合は硬さがまして使用感が悪化する。

    【0033】本発明で用いる(C)成分の顔料としては、通常化粧料に用いられる顔料を用いることができる。 このような顔料としては、例えば、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、シリカ、ナイロンパウダー、
    ポリエチレンパウダー及びセルロースパウダー等の体質顔料、カーボンブラック、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、群青、紺青、酸化クロム、有機タール色素及びレーキ色素等の着色剤、雲母チタン及び酸化鉄コーティング雲母等の複合顔料を挙げることができる。 また、これらの顔料を、シリコーン、高級脂肪酸、高級アルコール、
    脂肪酸エステル、金属石けん、アミノ酸又はアルキルフォスフェート等により表面処理したもののほか、有機又は無機のマイクロカプセル中に内包したものも用いることができる。

    【0034】(C)成分の配合量は0.1〜80重量%
    であり、好ましくは5〜70重量%である。 この配合量が0.1重量%未満の場合は顔料による化粧効果を得ることができず、80重量%を超える場合は使用感が低下する。

    【0035】本発明の油性固形化粧料においては、上記(A)、(B)及び(C)成分の合計含有量は3〜80
    重量%であり、好ましくは10〜60重量%である。 この配合量が3重量%未満の場合は固化力が劣り、80重量%を超える場合は使用感が低下する。

    【0036】本発明の油性固形化粧料には、本発明の目的を損なわない質的及び量的範囲内で、油剤、上記以外のワックス、粉体、顔料、染料、香料、界面活性剤、酸化防止剤、防腐剤、薬剤、保湿剤、増粘剤、美容成分、
    水等を配合することができる。

    【0037】本発明の油性固形化粧料は、通常の方法に従って製造することができ、ファンデーション、口紅、
    頬紅、まゆずみ、アイカラー、アイライナー等のメークアップ化粧料などとすることができる。

    【0038】

    【発明の効果】本発明の油性固形化粧料は、塗布時の光沢に優れており、その光沢の持続性も優れている。 また、化粧料としての保形性、使用感及び化粧持ちも良好である。

    【0039】

    【実施例】以下、実施例等により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。

    【0040】合成例1 (第1段階)窒素置換した1リットルのオールクレーブ中に、乾燥シクロヘキサン400ml、テトラメチルエチレンジアミン3ml、n−ブチルリチウム(1.6mol/
    l)のシクロへキサン溶液12.5ml(0.02mol )
    を仕込み、反応系の温度を30℃に保持し、導入圧力2
    kg/cm 2でエチレンガス8.2リットルを導入した。

    【0041】(第2段階)次に、予め1リットルのナスフラスコにオクタメチルシクロテトラシロキサン11.
    8g、乾燥シクロヘキサン10ml溶液を用意しておき、
    それを窒素気流下、前記反応系に滴下した。 滴下終了後、30℃で1時間反応させたのち、反応混合物を2リットルのメタノールに投入した。 1時間攪拌したのち、
    減圧濾過して生成した固体を集め、50℃のオーブンで真空下24時間乾燥し、白色ワックス状固体を得た。 収量は12.0gであった。 GPC分析(Waters社製の分析機器を使用;オルトジクロロベンゼン,135℃,ポリエチレン標準サンプルで較正)の結果、数平均分子量は610、分子量分布は1.03であった。 また、 1
    −NMR分析(Bruker社製の分析機器を使用;200MH
    z ,クロロホルム−d,50℃,標準はTMSを使用)
    の結果、−0.05ppm (シングレット)にシリル基に結合しているメチル基、0.4ppm(トリプレット)にシリル基に結合しているメチレン基、0.8ppm (トリプレット)に開始末端メチル基、1.2ppm 付近に主鎖のメチレン基のシグナルが観察された。 それぞれのシグナルの積分比から、末端シラノール基導入率が99%であることが分かった。 また、シロキサンユニットの導入数はポリエチレン末端当たり1.4個であった。

    【0042】(第3段階)次に、コンデンサを取り付けた1リットルのセパラブルフラスコに、前記の末端シラノール基含有ポリエチレン12.0g、オクタメチルシクロテトラシロキサン88g及びトルエン100mlを入れ、トルエンが還流するまでオイルバス上で加熱した。
    すべての原料が均一に溶解したところで水酸化カリウム0.01gを加え、そのまま48時間還流を続けた。

    【0043】(第4段階)その後、1Nアルコール性塩酸溶液0.18mlを加え、十分に攪拌した。 水を加え、
    pHが7であることを確認し、生成した無機塩を水で抽出した。 加熱したまま3度水洗し、コンデンサの代わりにディーンスターク管を取り付け、完全に脱水するまでトルエンを還流した。 トルエンを留去し、脆いゴム状の白色ワックスとして、式(1)で表される変性オルガノポリシロキサンを得た(変性ポリシロキサン(a))。 収量は96gであった。 GPC分析(Waters社製の分析機器を使用;オルトジクロロベンゼン,135℃,ポリスチレン換算)の結果、重量平均分子量は18600、分子量分布は2.03であった。 また、 1 H−NMR(Bru
    ker社製の分析機器を使用;200MHz,クロロホルム−
    d,50℃,標準はTMSを使用)の結果、−0.05
    ppm(シングレット)にシリル基に結合しているメチル基、0.4ppm (トリプレット)にシリル基に結合しているメチレン基、0.8ppm (トリプレット)に開始末端メチル基、1.2ppm 付近にポリエチレン鎖のメチレン基のシグナルが観察された。 それぞれのシグナルの積分比から、ポリエチレン部分とシロキサン部分の重量比は10:90であることが分かった。

    【0044】合成例2 第3段階におけるオクタメチルシクロテトラシロキサンの仕込み量を10gとしたほかは合成例1と同様にして、ワックス状の変性オルガノポリシロキサンを得た(変性ポリシロキサン(b))。 収量は21g、重量平均分子量は2100、分子量分布は1.8及びポリエチレン部分とシロキサン部分の重量比は51:49であった。

    【0045】合成例3 第3段階における末端シラノール変性ポリエチレンの仕込み量を1.2gとし、オクタメチルシクロテトラシロキサンの仕込み量を99gとしたほかは合成例1と同様にして、粘ちょう液状の変性オルガノポリシロキサンを得た(変性ポリシロキサン(c))。 収量は97g、重量平均分子量は175200、分子量分布は2.7及びポリエチレン部分とシロキサン部分の重量比は2:98
    であった。

    【0046】実施例1〜3及び比較例1〜3 表1に示す組成の成分を用い、下記製法により口紅を製造した。

    【0047】

    【表1】

    【0048】(製法)基剤原料を加熱融解して均一に混合した。 次に、これに色剤原料を加え、ロールミルで練り均一に分散させたのち、再融解し、脱泡したのち型に流し込んで、成型した。

    【0049】試験例1 実施例1〜3及び比較例1〜3の口紅を専門パネラー1
    0名が使用し、表2に示す各項目について官能評価した。 評価基準は次のとおりである。 結果を表2に示す。 ◎:非常に優れている。 ○:優れている。 △:やや劣る。 ×:非常に劣る。

    【0050】

    【表2】

    【0051】表2から明らかなとおり、実施例1〜3の口紅は、ヒマシ油を配合した場合(比較例1)における光沢、保形性、使用感等が劣るという問題、低重合度のオルガノポリシロキサンを配合した場合(比較例2)におけるのび、光沢の持続性及び使用感の持続性が劣るという問題が改善できた。

    【0052】実施例4及び比較例4 表3に示す組成の成分を用い、下記製法によりまゆずみを製造した。

    【0053】

    【表3】

    【0054】(製法)顔料以外の原料を加熱融解して均一に混合する。 次に、これに顔料を加えてよくかく拌し、ロールミルで練り均一に分散させたのち、冷却し、
    圧搾射出機により内径3mmのノズルから押し出し成型した。

    【0055】試験例2 実施例4及び比較例4のまゆずみを専門パネラー10名が使用し、表4に示す各項目について官能評価した。 評価基準は次のとおりである。 結果を表4に示す。 ◎:非常に優れている。 ○:優れている。 △:やや劣る。 ×:非常に劣る。

    【0056】

    【表4】

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