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Flame-retardant resin composition

阅读:993发布:2024-02-24

专利汇可以提供Flame-retardant resin composition专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To obtain a flame-retardant ethylene/vinyl acetate copolymer resin composition free from die tailings even when used for producing, e.g. an electric wire by extrusion.
CONSTITUTION: The composition is obtained by mixing 100 pts.wt. ethylene/vinyl acetate copolymer having a vinyl acetate content of 5-30wt.% and a melt index of 0.1-1.0 with 5-100 pts.wt. flame retardant, 5-100 pts.wt. inorganic filler, and either 0.1-5 pts.wt. coupling agent and 0.1-5 pts.wt. lubricant or 1-5 pts.wt. stearic acid and/or tin stearate.
COPYRIGHT: (C)1995,JPO,下面是Flame-retardant resin composition专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 酢酸ビニル含量が5〜30重量%であって、且つメルトインデックスが0.1〜1.0であるエチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、難燃剤5〜100重量部、無機充填剤5〜100重量部、
    カップリング剤0.1〜5重量部、滑剤0.1〜5重量部配合してなる難燃性樹脂組成物。
  • 【請求項2】 上記カップリング剤がアミン系シランカップリング剤または/及びリン含有チタネート系カップリング剤である特許請求の範囲第1項記載の難燃性樹脂組成物。
  • 【請求項3】 上記滑剤がステアリン酸、ステアリン酸スズ、ステアリン酸亜鉛の少なくとも一種である特許請求の範囲第1項または第2項記載の難燃性樹脂組成物。
  • 【請求項4】 酢酸ビニル含量が5〜30重量%であって、且つメルトインデックスが0.1〜1.0であるエチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、難燃剤5〜100重量部、無機充填剤5〜100重量部、
    ステアリン酸または/及びステアリン酸スズ1〜5重量部配合してなる難燃性樹脂組成物。
  • 【請求項5】 上記難燃性樹脂組成物が放射線架橋型被覆電線押出製造用である特許請求の範囲第1項〜第4項記載の難燃性樹脂組成物。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、高度な難燃性を有するエチレン−酢酸ビニル共重合体組成物に関し、さらに詳しくは、電線等に押出製造してもダイス粕が生じないエチレン−酢酸ビニル共重合体難燃性樹脂組成物に関する。

    【0002】

    【従来技術】エチレン−酢酸ビニル共重合体は、優れた電気絶縁性、可撓性、耐油性等を有するため、モーター用口出線、自動車用電線、車輌用電線等の機器配線用電線の絶縁材料として広く用いられている。 かかる電線用の材料には、難燃性、耐熱性、高温安定性、機械特性、
    耐油性、電気特性等に於いて優れた特性を有する必要があり、特に機器電線用材料としては難燃性が強く要求されている。 該電線に用いられるエチレン−酢酸ビニル共重合体の難燃化を図るには、エチレン−酢酸ビニル共重合体に対して、多量の難燃剤が配合され、また加熱変形特性向上を図るため無機配合剤も配合されるの通常である。 例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、難燃剤や無機充填剤が各10重量部以上配合される。 ところで、このように多量の難燃剤、無機充填剤が配合された難燃性樹脂組成物を押出成形すると、ダイス押出口周囲にダイス粕が発生し、堆積したダイス粕が不定期的にダイスから剥離して、押出成形物上に付着し、押出物の外観を悪くする問題があった。

    【0003】上記ダイス粕の問題を解決する難燃性樹脂組成物として、特開昭61−183335に記載されたものがある。 しかしながら、該難燃性樹脂組成物は、押出製造直後にはダイス粕は発生しないものの、押出製造開始から数十分経過するとダイス粕が頻繁に発生する問題があった。 特に、押出成形物が0.1〜1.0mm程度の薄肉である機器配線用電線や、数十m/min程度以上の高速で押出する電線ではこの傾向が顕著であった。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、ダイス粕が生じない難燃性樹脂組成物、更に詳しくは、押出製造開始から数十分経過してもダイス粕が生じず、且つ難燃性、耐熱性、高温安定性、機械特性、電気特性等に優れた特性を有するモーター用口出線等の機器配線用電線材料に最適な難燃性樹脂組成物を提供することを目的とする。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】上記課題は、酢酸ビニル含量が5〜30重量%であって、且つメルトインデックスが0.1〜1.0であるエチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、難燃剤5〜100重量部、無機充填剤5〜100重量部、カップリング剤0.1〜5
    重量部、滑剤0.1〜5重量部配合してなる難燃性樹脂組成物によって解決される。 また、酢酸ビニル含量が5
    〜30重量%であって、且つメルトインデックスが0.
    1〜1.0であるエチレン−酢酸ビニル共重合体100
    重量部に対して、難燃剤5〜100重量部、無機充填剤5〜100重量部、ステアリン酸または/及びステアリン酸スズ1〜5重量部配合してなる難燃性樹脂組成物によって解決される。

    【0006】

    【作用】特定の特性を有するエチレン−酢酸ビニル共重合体、すなわち酢酸ビニル含量が5〜30重量%であって、且つメルトインデックスが0.1〜1.0であるエチレン−酢酸ビニル共重合体に対し、カップリング剤と滑剤を併用配合することで、多量の難燃剤、無機充填剤を配合した組成物を、電線等に押出製造してもダイス粕発生の問題は生じない。 本発明における難燃性樹脂組成物が難燃性、耐熱性、高温安定性、機械特性、電気特性等のいずれにおいても優れ、且つダイス粕の発生を抑制できる理由についての詳細なメカニズムは不明であるが、おそらくカップリング剤と滑剤との相乗効果が有効に作用して、上記エチレン−酢酸ビニル共重合体中での難燃剤と無機充填剤との分散状態が良好となったためと推測される。 また、酢酸ビニル含量が5〜30重量%であって、且つメルトインデックスが0.1〜1.0であるエチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、特定の滑剤、すなわち、ステアリン酸または/及びステアリン酸スズ0.1〜5重量部部配合することにより、カップリング剤の併用がなくても、難燃性、耐熱性、高温安定性、機械特性、電気特性等のいずれにおいても優れ、且つ電線等の押出製造時におけるダイス粕の問題が生じない。

    【0007】本発明に用いられるエチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢酸ビニル含量が5〜30重量%であって、且つメルトインデックスが0.1〜1.0である。
    酢酸ビニル含量が5重量%未満であると、機械特性の点で問題が生じ、30重量%よりも大きいと電気特性の点で問題が生じる。 また、メルトインデックスが0.1よりも小さいと加工性の点で問題が生じ、1.0よりも大きいとダイス粕が生じる傾向にある。 好ましいエチレン−酢酸ビニル共重合体としては、酢酸ビニル含量が10
    〜25重量%、メルトインデックスが0.2〜1.0、
    より好ましくは酢酸ビニル含量が12〜20重量%、メルトインデックスが0.3〜0.9である。 市販品としては、三井デユポンケミカル社製エバフレックスV52
    74、三井デユポンケミカル社製エバフレックスV98
    7、三菱油化学社製ユカロンエバV403E等が挙げられる。 上記エチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢酸ビニルに不飽和シラン化合物を重合したエチレン−酢酸ビニル−不飽和シラン3元重合体、無マレイン酸を重合したエチレン−酢酸ビニル−無水マレイン酸3元重合体等であってもよい。

    【0008】本発明に用いられる難燃剤としては、従来公知のものを広く使用でき、例えばデカブロモジフェニルオキサイド、テトラブロモジフェニルオキサイド、デカクロロジフェニルオキサイド、テトラクロロジフェニルオキサイド、ポリ(トリスブロモ)スチレン、エチレングレコールビス(ペンタブロモフェニル)エーテル、
    テトラブロモビスフェノールA誘導体、パークロロシクロペンタデカン、塩素化パラフィン等の臭素系、塩素系の有機難燃剤、ポリリン酸アンモニウムなどのリン酸エステルおよびリン化合物等が例示される。 また、水酸化アルミニウム[Al 23・nH 2 O(nは0.5〜
    6、特に2.5〜3の数)]、水酸化マグネシウム[M
    gO・nH 2 O(nは0.5〜5、特に1.5〜2.5
    の数]、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、酸化ジルコニウム水和物、酸化スズ水和物、塩基性炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイト、ドウソナイト、砂等の水和金属酸化物、硼酸亜鉛、酸化亜鉛等の亜鉛化合物、赤リン、三酸化アンチモン等が挙げられる。 上記難燃剤の1種または2種以上が用いられる。 難燃剤の配合量は、
    エチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、
    5〜100重量部、好ましくは5〜50、より好ましくは10〜30重量部である。 5重量部よりも少ないと、
    難燃性の効果がなく、100重量部よりも多いと、機械的強度が低下する傾向にある。 上記難燃剤として、好ましいものはデカブロモジフェニルオキサイド、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムである。

    【0009】本発明に用いられる無機充填剤としては、
    従来公知のものが広く使用でき、例えばミストロンベーパー等のタルク、クレー、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ炭酸マグネシウム、カオリン、モンモリロナイト、ゼオライト、酸化チタン、マイカ、けい藻土、ウオラストナイト、アルミナ、マグネシア等が挙げられる。 無機充填剤の配合量は、エチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、5〜100重量部、好ましくは5〜50、より好ましくは10〜30重量部である。 5重量部よりも少ないと機械的強度が低下する傾向があり、100重量部よりも多くても機械的強度が低下する傾向にある。 上記無機充填剤として、好ましいものはタルク、クレーである。

    【0010】本発明に用いられるカップリング剤としては、従来公知のものが広く使用でき、例えばN−(β−
    アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−グリドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン等のシラン系カップリング剤、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジイソステアロイルクミルフェニルチタネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネート、テトライソプロピルジ(ジオクチルホスファイト)チタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルピロホスフェート)チタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ジイソステアロイルオキシアセテートチタネート、
    ジクミルフェノレートオキシアセテートチタネート、ジ(ジオクチルホスフェート)エチレンチタネート、4−
    アミノベンゼンスルホニルドデシルベンゼンスルホニルエチレンチタネート、ジ(ブチル,メチルピロホスフェート)エチレンチタネート等のチタネート系カップリング剤、アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート等のアルミニウム系カップリング剤等の1種または2
    種以上が用いられる。 カップリング剤の配合量は、エチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、0.
    1〜5重量部、好ましくは、0.5〜3重量部、より好ましくは0.5〜1.5重量部である。 0.1重量部よりも少ないと、ダイス粕が生じる傾向にあり、5重量部よりも多いと、加工性や機械特性が低下する傾向にある。 上記カップリング剤の中で好ましいものは、ダイス粕の問題解決の点からN−(β−アミノエチル)−γ−
    アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等のアミン系シランカップリング剤、テトライソプロピルジ(ジオクチルホスファイト)チタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルピロホスフェート)チタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ジ(ジオクチルホスフェート)エチレンチタネート、4−アミノベンゼンスルホニルドデシルベンゼンスルホニルエチレンチタネート、ジ(ブチル,メチルピロホスフェート)エチレンチタネート等のリン含有チタネート系カップリング剤である。 カップリング剤の市販品としては、日本ユニカー社製シランカップリング剤A1
    100、味の素社製プレンアクト338X、味の素社製プレンアクトKR238S等が挙げられる。

    【0011】本発明に用いられる滑剤としては、従来公知のものが広く使用でき、例えばステアリン酸、及びステアリン酸亜鉛、ステアリン酸スズ、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸鉛、ステアリン酸マグネシウム等のステアリン酸金属塩、イソステアリン酸、酪酸、カプリン酸、カプロン酸、ラウリン酸、オレイン酸、及びそれらの金属塩、ビニルステアレート、n−ブチルステアレート等の脂肪酸エステル、ステアリン酸アミド、オキシステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、リシノール酸等の脂肪酸アマイド、パラフィン等の1種または2種以上が用いられる。 滑剤の配合量は、上記カップリング剤と併用する場合は、エチレン−酢酸ビニル共重合体1
    00重量部に対して、0.1〜5重量部、好ましくは、
    0.5〜5重量部、より好ましくは0.5〜4重量部である。 0.1重量部よりも少ないと、ダイス粕が生じる傾向にあり、5重量部よりも多いと、加工性や機械特性が低下する傾向にある。 上記滑剤の中で好ましいものは、ダイス粕の問題解決の点からステアリン酸、ステアリン酸スズ、ステアリン酸亜鉛である。 また、上記カップリング剤を用いず、滑剤としてステアリン酸または/
    及びステアリン酸スズを用いる場合の配合量は、エチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、1〜5
    重量部、好ましくは、2〜5重量部、より好ましくは3
    〜5重量部である。 1重量部よりも少ないと、ダイス粕が生じる傾向にあり、5重量部よりも多いと、加工性や機械特性が低下する傾向にある。 滑剤の市販品としては、新日本理化社製ステアリン酸300、三共有機合成社製ステアリン酸スズ、淡南化学社製ジンクスステアレートN等が挙げられる。

    【0012】本発明においては、本発明の目的を損なわない程度に、低密度ポリエチレン、エチレン系コポリマー等を混合することができる。 また、架橋剤、架橋助剤、酸化防止剤、顔料、安定剤、着色剤、可塑剤、カーボンブラック、紫外線吸収剤、銅害防止剤等を適宜配合してもよい。

    【0013】本発明の難燃性樹脂組成物は、酸化防止剤を配合することが好ましい。 酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤等が例示される。 ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、公知ものを使用でき、例えば、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオネート](チバガイギー社製イルガノックス1010)、2,2−チオ[ジエチル−ビス−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオネート](チバガイギー社製イルガノックス1035)、4,4´−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)(大内新興社製ノクラック300)、4,4´−メチレン−
    ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェノール)(英ICI社製アイオノックス220)、アミン系酸化防止剤としては、例えばN,N´−ジ−β−ナフチル−p−
    フェニレンジアミン(大内新興社製ノクラックホワイト)、N,N´−ジフェニル−p−フェニレンジアミン(大内新興社製ノクラックDP)、N,N´−ジイソプロピル−p−フェニレンジアミン(デユポン社製アンチオキシダントNo.23)、N,N´−ビス(1−メチル−ヘプチル)−p−フェニレンジアミン(Eastm
    an chem社製Eastzone30)、フェニル,ヘキシル−p−フェニレンジアミン(Pennwa
    lt社製NTO3´3´)、N,N´−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミン(精工化学社製Nonfe
    lex F)、N,N´−ビス(1−エチル,3−メチルペンチル)−p−フェニレンジアミン(ユニロイヤル社製Flexzon8−L)、2−メルカプトメチルベンズイミダゾール(大内新興社製ノクラックMMB)、
    2−メルカプトメチルベンズイミダゾール亜鉛塩(大内新興社製ノクラックMMBZ)等を挙げることができる。

    【0014】本発明の難燃性樹脂組成物は、機械的特性、耐熱老化特性等を向上させるために放射線架橋、有機過酸化物等による化学架橋、水架橋をすることができる。

    【0015】本発明の難燃性樹脂組成物を放射線架橋するときには架橋助剤を配合することが好ましい。 架橋助剤としては、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、
    ジアリルイソフタレート、4,4´−イソプロピリデンジフェノールビス(ジエチレングリコールメタクリレート)エーテル、トリアリルトリメリテート、2,2´−
    ビス(4−アクリロキシジエトキシフェニル)プロパン等の芳香族多官能性化合物、syn−1,2−ポリブタジエン、1,4−ブタンジオールジアクリレート、N,
    N´−メチレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジメタアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、1,
    6−ヘキサジオールメタクリレート、テトラヘキサンジオールジメタクリレート等の脂肪族多官能性化合物、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレート、
    トリアクリロイルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、ジアクリルクロレンデート等の脂肪族多官能性環状化合物、アルムニウムアクリレート、アルミニウムメタクリレート、亜鉛アクリレート、亜鉛メタクリレート、
    マグネシウムアクリレート、マグネシウムメタクリレート、カルシウムアクリレート、カルシウムメタクリレート、ジルコンアクリレート、ジルコンメタクリレート等の含金属多官能性化合物等を例示され、これらの1種または2種以上を0.1〜3.0重量部程度添加すれば良い。 上記架橋助剤中、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレート、トリアクリロイルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジンが好ましい。

    【0016】また、本発明の難燃性樹脂組成物を有機過酸化物等による化学架橋する場合には、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,
    3,5−トリメチルシクロヘキサン等のパーオキサイド、p−キノンジオキシル、p,p´−ジベンゾイルキノンジオキシム等のオキシム類、その他、N,N´−メタフェニレンジマレイミド、トリメチルプロパントリメチルアクリレート、ジアクリフタレート等の2官能性架橋助剤の1種または2種以上を0.1〜3.0重量部程度添加すれば良い。

    【0017】本発明の難燃性樹脂組成物は、通常の混練手段によって、例えばバンバリーミキサー、ヘンシュルミキサー、ニーダ、ロール、ブレンダなどによって混練され、次いで押出し機などの成型機を用いて特定の製品形状に加工される。

    【0018】本発明の難燃性樹脂組成物は、建材、パイプ、ホース、シート、シートカバー、壁材、電線ケーブル用の被覆材として好適である。 特に、電線用被覆材、
    中でもモーター用口出線、自動車用電線、車輌用電線等の機器配線電線用材料として最適である。 特に、絶縁体が0.1〜1.0mm程度、特に0.2〜0.8mm程度の薄肉で、10〜200m/min程度の高速で押出(線引き)するようなモーター用口出線、自動車用電線、車輌用電線等の機器配線用電線には最適である。

    【0019】(実施例1〜5、比較例1〜3)次に本発明の実施例、比較例について説明する。 表1に示す実施例1〜5、比較例1〜3の組成物を105℃に保持した2本ロールミルで混合調製した。 この組成物を用いて、
    実際に電線を下記の方法にて押出成形し、その時のダイス粕の発生状況を調べた。 また、上記組成物を以下に示す方法で初期機械特性、耐熱老化性、難燃性、ダイス粕の発生状況を調べ、同表に結果を示した。

    【0020】なお、表1中の(1)〜(14)に示す配合材料は、以下のものを用いた。 1)三井・デユポンケミカル社製EVA V527−4 2)日本ユニカ社製EVA NUC−8450 3)三木産業社製Great Lakes DE−83
    R 4)第一工業製薬社ピロガードAN700 5)日本ミストロン社製ミストロンベーパー 6)堺化学社製DLF 7)白石カルシウム社製シースックス412S 8)旭電化社製アデカ・スタブAO−60 9)淡南化学社製ジンクスステアレートN 10)新日本理化社製ステアリン酸 11)三共有機合成社製ステアリン酸スズ 12)味の素社製プレンアクト338X 13)味の素社製プレンアクトKR238S 14)日本ユニカー社製A−1100

    【0021】1)初期機械特性 各実施例に示された組成物から作成した厚さ1mmのシートを用いてJISK7113の引張り試験方法にしたがって測定した。

    【0022】2)耐熱老化特性 各実施例に示された組成物から作成した厚さ1mmのシートを用いてJISK7113の試験方法にしたがって測定した。 ただし、耐熱老化条件は121℃で、168
    時間行った。

    【0023】3)難燃性 各実施例に示された組成物から作成した厚さ3mmのシートを用いてJISK7201(酸素指数法)の試験方法にしたがって酸素指数(LOI)測定した。 酸素指数が25以上のものを○、25未満のものを×とした。

    【0024】4)ダイス粕発生状況 押出開始から、5分経過してもダイス粕が発生しないものは○、5分以内でダイス粕が発生したものを×とした。 なお、ダイス粕発生の有無は目視にて確認した。

    【0025】5)電線の形成 L/D25の30mm径の押出機を用いて各実施例の組成物を押出温度150℃、押出速度100mm/min
    で外径1.0mmの導体上に絶縁厚1.0mmになるように押出被覆した。

    【0026】

    【表1】

    【0027】

    【発明の効果】本発明における難燃性樹脂組成物は、難燃性、耐熱性、高温安定性、電気特性等を損なうことなく、ダイス粕の発生を抑制できる。 よって、本発明の難燃性樹脂組成物を用いて、電線等に押出成形しても、電線等の押出成形物の表面にダイス粕が付着することがないため品質安定性に優れた押出成形物が提供でき、またダイス粕を除去するための作業が省かれ作業効率が向上する。

    フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/56 C08L 31/04 H01B 3/44 M 9059−5G

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