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Production of compound material of fiber and bacterial cellulose and composite material produced by the process

阅读:872发布:2020-11-02

专利汇可以提供Production of compound material of fiber and bacterial cellulose and composite material produced by the process专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide a process for the production of paper having strength, color tone, printability with ink, feeling, etc., comparable to those of wood pulp paper by using a composition composed mainly of a vegetable-originated cellulose as a raw material.
CONSTITUTION: This compound material composed of bacterial, cellulose and fibers of a cellulose-hemicellulose mixture is formed by inoculating a bacterial strain BPR200l (FERM BP-4545) belonging to the genus Acetobacter to a specific culture medium and culturing the bacterial strain at a prescribed temperature. The culture medium is composed mainly of at least one kind of vegetable- originated cellulose selected from squeezed cake of sugarcane, soybean, malt, coffee bean, fruit, etc., containing assimilable carbon source and/or nitrogen source, wheat bran, bean curd refuse, rice chaff, tea grounds, vegetable skin, fruit skin and sawdust, waste paper, etc., partially saccharified by cellulase treatment. The compound material is pulped by a paper-making double-disk refiner and paper is formed from the pulp after washing and bleaching.
COPYRIGHT: (C)1995,JPO,下面是Production of compound material of fiber and bacterial cellulose and composite material produced by the process专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 繊維とセルロース生産性微生物が資化可能な炭素源及び/又は窒素源を含有する植物由来のセルロース主体組成物中にセルロース生産性微生物を接種し、培養することを特徴とする繊維−バクテリアセルロース複合体の製造方法。
  • 【請求項2】 セルロース生産性微生物がAcetob
    acter属、Agrobacterium属、Rhi
    zobium属、Sarcina属、Pseudomo
    nas属、Achromobacter属、Alcal
    igenes属、Aerobacter属、Azoto
    bacter属もしくはZooglea属に属する細菌又は藻類から選択される一種又はそれ以上の微生物である請求項1の方法。
  • 【請求項3】 セルロース生産性微生物がAcetob
    acter属に属する細菌である請求項2の方法。
  • 【請求項4】 セルロース生産性微生物がBPR200
    1株(FERM BP−4545)である請求項3の方法。
  • 【請求項5】 繊維がセルロース及びヘミセルロースの混合物である請求項1〜4のいずれかの方法。
  • 【請求項6】 植物由来のセルロース主体組成物がサトウキビ搾りかす(バガス)、小麦ふすま、大豆搾りかす、オカラ、籾がら、茶がら、麦芽搾りかす、コーヒー豆搾りかす、ビート(サトウダイコン)搾りかす、果実搾りかす、野菜皮、果実皮、及びセルラーゼ処理で一部糖化したオガクズ、古紙から成る群から選択された少なくとも1種である請求項1〜5のいずれかの方法。
  • 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの方法によって得られ得る繊維−バクテリアセルロース複合体。
  • 【請求項8】 請求項7の複合体を含む紙料よりなる紙。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、繊維−バクテリアセルロース複合体及びその製造方法に係わり、特に、該複合体をパルプ原料とした非木材紙を提供する。

    【0002】

    【従来の技術】森林資源は伐採量の拡大、酸性雨及び環境汚染などの要因から減少の一途をたどっている。 伐採された森林資源、即ち木材の消費量の約1/6はパルプ工業(製紙業)によるものであり、環境及び資源保護の目的から再生紙や非木材紙(木材以外の植物繊維から得たセルロースをパルプ原料とする紙)の製造技術の確立及び進歩が求められている。

    【0003】非木材紙としては、農業廃棄物(例えばサトウキビ、タケ、アサ、ムギ、イネ、及びトウモロコシなどの農作物において、実の収穫後に留置される藁状繊維等)を利用しパルプ原料を得る方法が公知であり、中でも、バガス紙については現在あらゆるグレードの紙(例えば、グラシン紙、ダンボール中芯、ライナー、白板紙、袋、包装紙、筆記用紙、印刷用紙、トイレット、
    ティシュ、タオル及び塗工用原紙等)が実用化されている。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】バガスとは一般に、甘蔗茎(サトウキビ)から砂糖原料を抽出した後の搾りカスの総称であり、東南アジア地方では古くから重要なパルプ資源である。

    【0005】しかしながら、バガス紙は木材由来の紙にくらべて脆弱であるという欠点を有しているため、現在実用化されているバガス紙にあっても、通常30−70
    %程度の木材パルプが混合されているか又は補強材などが利用されている。

    【0006】また、バガスには通常約20%の糖分が含有されているため、これらの洗浄・抽出廃液中のBOD
    生物学的酸素要求量)及びCOD(化学的酸素要求量)は膨大なものとなり、廃液処理工程に大きな負荷を与える。

    【0007】従って、農業廃棄物を利用した非木材紙(バガス紙)にあっては、より一層の改良が望まれている。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明者らは、バガスが含有する炭素源及び窒素源に着目し、セルロース生産性微生物を接種し、培養することで該微生物にバクテリアセルロースを産生させることができ、且つバガス中の粗荒な繊維を架橋する様にバクテリアセルロースの微細な繊維が形成され、バガスの繊維状態を改善でき製紙後の強度が増強されることを見い出し、本発明を完成させた。

    【0009】即ち本発明は、繊維とセルロース生産性微生物が資化可能な炭素源及び/又は窒素源とを含有する、植物由来のセルロース主体組成物中にセルロース生産性微生物を接種し、培養することを特徴とする繊維−
    バクテリアセルロース複合体の製造方法である。

    【0010】本発明で使用される植物由来のセルロース主体組成物は、繊維並びに炭素源及び/又は窒素源を含有するものである。

    【0011】ここでいう繊維とは、実質的に、セルロース及びセルロースを主鎖としたヘテロ多糖を含むもの並びにβ−1,3、β−1,2等のグルカンを含むものであり、ヘテロ多糖の場合のセルロース以外の構成成分は、マンノース、フルクトース、ガラクトース、キシロース、アラビノース、ラムノース、グルクロン酸等の六炭糖五炭糖及び有機酸等である。

    【0012】尚、これらの多糖は単一物質である場合もあるし、2種以上の多糖が素結合等により混在しても良い。

    【0013】これら繊維並びに炭素源及び/又は窒素源を含有する、植物由来のセルロース主体組成物の具体的な例としては、サトウキビ搾りかす(バガス)、小麦ふすま、大豆搾りかす、オカラ、籾がら、茶がら、麦芽搾りかす、コーヒー豆搾りかす、ビート(砂糖大根)搾りかす、果実搾りかす、果実皮及びセルラーゼ処理で一部糖化したオガクズ、古紙等が挙げられる。

    【0014】尚、セルロース主体組成物を常法によりパルプ化した後、酢酸菌等を接種して培養することも可能である。

    【0015】セルロース主体組成物中の炭素源及び窒素源の濃度は様々な値を取り得るので、セルロース生産性微生物がセルロースを生産するのに十分なレベルに満たない場合は、当業者によって適宜炭素源、窒素源及び各種栄養素が添加されよう。

    【0016】炭素源としてはシュクロース、グルコース、グルコン酸、フルクトース、マンニトール、ソルビトール、ガラクトース、マルトース、エリスリット、カドニット、グリセリン、エテレングリコール、プロピレングリコール、エタノール、プロパノール、ブタノール、酢酸、酪酸及び吉草酸等が挙げられる。

    【0017】窒素源としては硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム等のアンモニウム塩、
    硝酸塩、尿素及びペプトン等の有機又は無機の窒素化合物が挙げられる。

    【0018】これら組成物には、天然の炭素源及び/又は窒素源が含有されているが、培養に際して更に天然及び/又は人工のものを添加することが可能である。

    【0019】更に、添加する栄養素として、アミノ酸、
    ビタミン、脂肪酸、核酸、更にこれらのものを含有するペプトン、カザミノ酸、酵母エキス及び豆濃等を添加することも可能であり、この他に2,7,9−トリカルボキシ−1Hピロロ[2,3−S]−キノリン−4,5−
    ジオン、ピロロキノリンキノン(PQQ)、イノシトール及び/又はフィチン酸もセルロース生成促進因子として添加するとバクテリアセルロースの生産性向上に効果がある。

    【0020】本発明で使用される『セルロース生産性微生物』とは、糖類を代謝しセルロース性物質を産生する能を有する微生物であり、この微生物によって生産されるセルロース性物質を『バクテリアセルロース』という。

    【0021】より具体的には、Acetobacter
    属、Agrobacterium属、Rhizobiu
    m属、Sarcina属、Pseudomonas属、
    Achromobacter属、Alcaligene
    s属、Aerobacter属、Azotobacte
    r属、Zooglea属に属する細菌及び藻類等が挙げられる。

    【0022】これらの中でもAcetobacter属に属する酢酸菌(例えば、BPR2001株、ATCC
    23768株、ATCC23769株、ATCC148
    51株、ATCC10245株、ATCC11142株及びATCC10821株)を用いることが好ましく、
    より好ましくはBPR2001株である。

    【0023】ここでいうBPR2001株の微生物は、
    平成5年2月24日付で通産省工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託されている(FERM P−1346
    6)。 更に、該微生物は平成6年2月7日付でブダペスト条約に基づく寄託へ移管されている(FERM BP
    −4545)。

    【0024】これらセルロース生産性微生物を植物由来のセルロース主体組成物に接種し、培養する際には、雰囲気中の酸素濃度、pH及び温度等の培養条件を適宜、
    設定する必要がある。

    【0025】培養中のpHとしては、3−7の範囲内が使用可能であり、好ましくは4−6、より好ましくは5
    付近のpHである。

    【0026】pHを調整する際には、あらゆるアルカリ及び酸を用いることが可能である。 例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び炭酸ナトリウム等のアルカリ、並びに酢酸、クエン酸、塩酸、硫酸及び硝酸等の酸が使用可能である。

    【0027】培養中の温度としては、10−50℃の範囲内で行うことが可能であり、好ましくは10−40
    ℃、より好ましくは20−40℃、さらに好ましくは2
    5−35℃で行うことが可能である。

    【0028】また、培養方法としては、通気攪拌、振盪、静置培養のいずれでも良く、培養槽に供給する酸素濃度は1−100%、好ましくは20−80%、より好ましくは25−75%であれば良い。

    【0029】このような培養方法については、特開昭6
    2−265990号公報及び特開昭61−221201
    号公報等の他に、本出願人名義の特願平5−46844
    号明細書及び特願平5−331491号明細書に具体例が記載されている。

    【0030】また本発明は、前記製造方法によって得られ得る繊維−バクテリアセルロース複合体にも係わる。

    【0031】前記製造方法より得た複合体を、その培養液中から精製するには、例えば、水洗、加圧脱水、希酸洗浄、アルカリ洗浄、有機溶媒による処理、次亜塩素酸ソーダー及び過酸化水素等の漂白剤による処理、リゾチーム等の菌体溶解酵素による処理、ラウリル硫酸ソーダー、デオキシコール酸等の界面活性剤による処理、並びに常温から200℃の範囲の加熱洗浄等の単独及び併用して施すことにより行える。

    【0032】更に本発明は、繊維−バクテリアセルロース複合体の成形物、例えば紙、建材、セロハン、アスファルト及び壁材なども提供する。 特に、該複合体による紙は本発明の好ましい実施態様の一つである。

    【0033】該複合体を成形し、紙とする際には、通常の製紙方法で行うことができる。 パルプ化工程ではメカニカルパルプ化法、サーモメカニカルパルプ化法、化学メカニカルパルプ化法、半化学パルプ化法、化学パルプ化法及び可溶化パルプ化法等を採る事ができるが、バクテリアセルロースの変性・変化を抑制するためにメカニカルパルプ又はサーモメカニカルパルプ化法によることが好ましい。

    【0034】以下、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明はこの範囲に限定されるものではない。

    【0035】

    【実施例】

    (実施例1)植付1年後のサトウキビを、砂糖の生産で通常用いられている方法に従って圧搾して糖液を搾り出し、サトウキビ搾りカス(バガス)を得た。

    【0036】このようにして得たバガスをハサミで約5
    mmに切削し、その100部に水25部を加えて混合し、酢酸を用いてpH=5.5に調整した後、酢酸菌A
    cetobacter sp. BPR2001を10
    4 cell/gとなるように接種した。

    【0037】これを28℃に保温しながら時々全体をかき混ぜ、あるいはそのまま静置し、培養した。 1週間後、バガスの繊維部分を光学顕微鏡で観察すると、酢酸菌が繁殖していた。 さらにこれらを走査型電子顕微鏡で観察するとバクテリアセルロースの繊維が、バガスの表面にその繊維を架橋するように付着していた(バガス繊維−バクテリアセルロース複合体が形成された)。

    【0038】(実施例2)実施例1で調製したバガス繊維−バクテリアセルロース複合体を製紙用ダブルディスクリファイナーでパルプ化し、常法に従って洗浄・漂白した後、紙を作成した。 この紙をA紙とした。

    【0039】(実施例3)実施例1で5mm角に切削したバガスを、そのまま実施例2と同様の手順でパルプ化した。 これに酢酸菌BPR2001株を接種して実施例1と同様に培養した。 1週間後、バガスの繊維部分を走査型電子顕微鏡で観察すると、実施例1と同じようにバガス繊維−バクテリアセルロース複合体が形成されていた。

    【0040】このようにして得たバガス繊維−バクテリアセルロース複合体を、実施例2と同様の手順で製紙した。 この紙をB紙とした。

    【0041】(実施例4)実施例1で5mm角に切削したバガスを、そのまま実施例2と同様の手順でパルプ化し、バガス繊維のみからなる紙を作成した。 これをバガス紙とした。 このバガス紙は脆弱であり、引張りにより容易に切断することができた。

    【0042】次に、A紙、B紙及びバガス紙の引張強度をJIS P8113(1976)に従い測定した。

    【0043】原料バガスからの繊維の収率を測定した。
    それぞれの値をA紙/バガス紙の相対値及びB紙/バガス紙の相対値として表1に示した。

    【0044】

    【表1】 表1 引張強度(裂断長)の比 収率の比 A紙/バガス紙 1.92 1.05 B紙/バガス紙 2.15 1.10これらの値から本発明のバガス繊維−バクテリアセルロース複合体から得た紙は、バガス紙と比較して引張強度が顕著に増強されており、繊維収率も優れていた。

    【0045】また、本発明により得られたバガス繊維−
    バクテリアセルロース複合から得た紙の色調、インク印刷特性及び手触りなどの紙質については、通常の木材由来の紙と比して何の遜色もなかった。

    【0046】

    【発明の効果】非木材繊維を原料として高強度の紙を収率良く得られる。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:02) (C12P 19/04 C12R 1:41) (C12P 19/04 C12R 1:38) (C12P 19/04 C12R 1:025) (C12P 19/04 C12R 1:05) (C12P 19/04 C12R 1:065)

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