专利汇可以提供Nipple machining device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To surely form an air intake hole and a liquid feed hole by providing a nipple feeding means, a nipple holding means, and the first and second hole forming means forming the air intake hole at a pedestal section and the liquid feed hole at a tip section. SOLUTION: The first hole forming means 50 and the second hole forming means 60 are provided along a rotor 10 on the rear stage side of an excluding means 48. A nipple T fed from the nipple feeding means 10 is held by the nipple holding means 20, and a liquid feed hole is formed at the tip section of the nipple T by a needle. After the liquid feed hole is formed, an air intake hole is formed at the recess of the pedestal section of the nipple T. A needle for forming the air intake hole by the first hole forming means 50 is lowered by an actuator, and a needle confirming member confirms whether the needle is broken or not in boring.,下面是Nipple machining device专利的具体信息内容。
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体供給用の容器、例えば哺乳びんに取り付けられる乳首を加工する加工装置であり、特に液体供給用の穴と空気取り入れ用の穴を形成するための乳首加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】哺乳びんに取り付けられる例えばゴム製の乳首は、その先頭部には液体供給用の穴が形成され、
かつ乳首の台座部(台板ともいう)には空気を取り入れるための穴が形成される。 乳幼児が乳首を介して哺乳びんの中の液体を飲む場合には、乳首の先頭部の液体供給用の穴から液体を吸い込むとともに、台座部の空気取り入れ用の穴からは哺乳びん内に空気を取り入れることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の乳首は、たとえばゴム製であり、非常に柔らかく厚みが薄いのであるが、液体供給用の穴と空気取り入れ用の穴の両方が必要であることから、液体供給用の穴と空気取り入れ用の穴を確実に加工することができる乳首加工装置の出現が望まれている。 そこで本発明は上記課題を解消するためになされたものであり、乳首の先頭部に液体供給用の穴を形成するとともに、乳首の台座部に空気取り入れ用の穴を確実に形成することができる乳首加工装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、液体供給用の容器に取り付けられる乳首の先頭部の液体供給用の穴と、この乳首の台座部の空気取り入れ用の穴を形成するための乳首加工装置であり、複数の乳首を収容して、各乳首を順次送り出すための乳首供給手段と、乳首供給手段から供給される乳首を乳首の先頭部をはめ込むようにして保持するための乳首保持手段と、乳首保持手段の乳首の台座部に空気取り入れ用の穴を形成するための第1の穴形成手段と、乳首保持手段の乳首の先頭部に液体供給用の穴を形成するための第2の穴形成手段と、を備える乳首加工装置により、達成される。
【0005】請求項1の発明では、乳首供給手段は、複数の乳首を収容しており、各乳首を順次送り出すようになっている。 乳首保持手段は、供給される乳首を乳首の先頭部をはめ込むようにして保持する。 これにより、乳首保持手段は乳首の先頭部をつぶすことなく確実に保持できる。 第2の穴形成手段は、乳首保持手段に確実に保持されている乳首の先頭部に液体供給用の穴を確実に形成し、第1の穴形成手段は乳首の台座部に空気取り入れ用の穴を確実に形成する。 これにより、乳首の先頭部は液体供給用の穴を備え、乳首の台座部は空気取り入れ用の穴を備えることになる。
【0006】請求項2にあっては、液体供給用の穴と空気取り入れ用の穴が形成された乳首を、乳首保持手段から外部に排出するための排出手段を備える。 請求項2の発明では、液体供給用の穴と空気取り入れ用の穴が形成された乳首が、乳首保持手段から排出手段により外部に排出できる。 つまり加工が終了した乳首が排出手段により外部に排出されるのである。
【0007】請求項3にあっては、乳首供給手段から乳首保持手段に乳首を供給するための乳首移載手段を備える。 請求項3の発明では、乳首移載手段が、乳首供給手段から乳首保持手段に乳首を供給するようになっている。 これにより順次乳首が乳首保持手段側に供給されることになる。
【0008】請求項4にあっては、乳首保持手段は、インデックス可能な回転体において所定間隔をおいて円周方向に配列されている。 請求項4の発明によれば、乳首保持手段は、回転体に順次配列されているので、複数の乳首を同時にインデックスして送ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。 なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0010】図1は、本発明の乳首加工装置の好ましい実施の形態を示す平面図である。 図1において、この乳首加工装置は、液体供給用の容器、例えば哺乳びんに取り付けられる乳首に対して、次のような複数種類の穴を形成するための加工装置である。 図2と図3には加工対象である乳首の一例を示しており、この乳首Tは、例えばゴム製である。 乳首Tは台座部(座板ともいう)Bと先頭部Hを備えている。 台座部Bには、1つの凹部Wが形成されている。 この凹部Wには、哺乳びん内の例えばミルクを乳幼児が吸引する際に空気を取り入れるための空気取り入れ穴HAを設ける必要がある。 また先頭部H
には液体供給用の穴HBが必要である。
【0011】図1の乳首加工装置は、図2と図3に示す上述した空気取り入れ穴HAと液体供給用の穴HBを形成する装置である。 図1の乳首加工装置は、乳首供給手段10、複数個の乳首保持手段20、乳首設置手段3
0、乳首位置決め手段40、第1の穴形成手段50、第2の穴形成手段60、排出手段70、乳首移載手段80
等を有している。 まず乳首供給手段10は、図1と図4
及び図5に示している。 乳首供給手段10は、多数の乳首Tを収容して、その各乳首Tを乳首移載手段80側に送り出すための乳首フィーダである。
【0012】乳首供給手段10は、収容部11と、整列部12と、起立部13、送りコンベア14等を有している。 収容部11、整列部12、起立部13には、図4に示す毛のシートVWが設けられている。 毛のシートVW
の毛の斜め方向は、乳首Tの振動により送ろうとする進行方向に合せてある。 一例として図5に示すようにして毛のシートVWの毛の配列がされている。 このような毛のシートVWを設けることにより、乳首Tの振動による移動性とその方向性を確保している。 収容部11は、支持部11aにより支持されており、多数の乳首Tを収容できるようになっている。 収容部11内の乳首Tは、振動源11bにより振動することにより、図5の矢印Rの方向に振動しながら移動していく。 しかし収容部11内にある乳首Tは、その振動しながら移動する場合の姿勢は、まちまちであり、転倒していたり先頭部が上部に位置する正しく起立した状態であったりする。
【0013】整列部12は、収容部11の周囲にほぼ同心円状に一段高くしかもスロープ状に設けられていて、
収容部11内の乳首が一列になるように順次R1の方向に振動源11bの振動により順次運ばれていくようになっている。 この場合においても、各乳首Tは、その姿勢が転倒していたりあるいは起立している状態でありまちまちである。 しかも整列部12では、各乳首Tが一列に並ぶようにするために、二列で並ぼうとする乳首T1等は、収容部11側に落下するようになっている。
【0014】図5と図6の起立部13は、整列部12側から矢印R1方向に送られてきた乳首Tを正しい姿勢で起立させて、送りコンベア14側に送る機能を有している。 つまり起立部13は、乳首Tの先頭部Hを図5と図6に示すように、乳首供給手段10の外面よりも外方に突出させつつ図6に特に示すように矢印S方向(時計方向)に強制的に持ち上げて、図5のように乳首Tの先頭部が上方にくるように、つまり台座部Bが起立部13の乳首案内部13aに置かれた状態になるように、乳首T
の姿勢の制御をすることができる。 正しい姿勢になった乳首Tは、乳首案内部13aから送りコンベア14側にR2の方向に送られることになる。
【0015】送りコンベア14は、図5と図7に示すように、ローラ14a,14bの間に張られたベルト14
cを有しており、このローラ14bはモータ14dにより矢印S2の方向に連続回転する。 これにより乳首案内部13aから送られてきた乳首Tは、F1の方向にそってガイド14e,14eの間を通って、ストッパ14f
で一時停止するようになっている。 ガイド14e,14
eは、乳首Tが送りコンベア14で搬送中に転倒しないように台座部B側を保持するようになっている。 従って、各乳首Tは、送りコンベア14により矢印F1の方向に沿ってストッパ14fまで確実に順次送られる。 ところで、上述の収容部11、整列部12、起立部13、
乳首案内部13a、送りコンベア(乳首案内部ともいう)14は、乳首送り装置300を構成している。
【0016】次に、図1の乳首移載手段80は、送りコンベア14と回転体(ターレット板ともいう)100の間に位置されている。 この乳首移載手段80は、図8と図9に詳しく示している。 乳首移載手段80は、送りコンベア14でストッパ14fまで送られた乳首Tを、回転体100の1つの乳首保持手段20側にほぼ180度回転することで移載する装置である。 この乳首保持手段20は、図1に示すように回転体100の上に、所定角度毎に配置されている。 図1の実施の形態では12個の乳首保持手段20が等しい角度間隔をおいて配置されている。
【0017】乳首移載手段80は、アーム部80a,8
0bを備えていて、このアーム部80a,80bは、図示しない手段により、開閉して、乳首Tのネック部Nの部分を保持するようになっている。 このアーム部80
a,80bは、アクチュエータ80cにより矢印S3の方向にほぼ180度回転する。 これにより、アーム部8
0a,80bにより挟まれている乳首Tは、ストッパ1
4f側から乳首保持手段20の保持穴20a側に移される。 図9と図10はこの乳首Tが乳首保持手段20側に移載された状態を示している。 図10は、回転体100
の断面図であり、1つの乳首保持手段20の構造例を示している。 乳首Tはホルダ101に対して着脱可能に挿入できるようになっている。 ホルダ101は乳首Tの先頭部Hがスムーズに着脱できるようにテーパ部102を有している。 ホルダ101は、回転体100に対してベアリング103により矢印S4の方向に回転できるようになっている。
【0018】次に、図1の乳首設置手段30について説明する。 この乳首設置手段30は乳首移載手段80の後段側に、しかも回転体100に沿って配置されている。
乳首設置手段30は、図11に拡大して示しており、回転体100の乳首保持手段20内に乳首Tを押しこむ装置である。 つまり乳首設置手段30のアクチュエータ3
1が作動することにより設置棒32がS5の方向に下がって設置棒32が乳首Tの先頭部Hの内側に接触する。
これによって、乳首保持手段20内に先頭部Hをはめ込む。
【0019】次に、図1の乳首位置決め手段40について説明する。 乳首位置決め手段40は、位置決め機構部41,42,43を有している。 乳首位置決め手段40
は、乳首設置手段30の後段側に配置されかつ回転体1
00に沿っている。 乳首位置決め手段40の位置決め機構部41,42,43はほぼ同様の構造であるので、図12,図13を参照して、位置決め機構部41を代表してその構造を簡単に説明する。
【0020】乳首位置決め手段40は、図12と図13
に示すように乳首保持手段20の穴に挿入して保持された乳首Tの回転方向の位置決めを行うものである。 このように回転方向の位置決めが必要なのは、乳首Tの台座部Bに凹部Wが形成されており、この凹部Wに後段で空気取り入れ穴HA(図3参照)を形成する必要があるからである。 図12と図13に示すように、位置決め機構部41は、乳首保持手段20を回転するための回転部4
4と、ブレーキ45およびセンサ46を有している。
【0021】回転部44は、図13に示すようにR6の方向に移動することで、乳首保持手段20の外周面に接触するようになっている。 そして回転部44がアクチュエータ44aによりR7方向に回転すると、乳首保持手段20のホルダがR8の方向に回転するようになっている。 ブレーキ45は、この乳首保持手段20のR8の方向の回転を急激に停止する部分であり、矢印R9の方向に移動することでそのブレーキ機能を発揮する。
【0022】乳首保持手段20のR8の方向の回転を行わない時には、回転部44は図12のR10の方向に退出する。 センサ46は、この凹部Wが図1の位置決め用の位置Q1に到達したかどうかを判定するセンサである。 位置決め機構部41は、このように乳首Tの凹部W
が位置決め用の位置Q1に位置するかどうかを判断し、
位置決め機構部42は位置決め用の位置Q2に凹部Wが来ているかどうかを判断し更に、位置決め機構部43は位置決め用の位置Q3に凹部Wが来ているかどうかを判断することができる。
【0023】このように3つの位置決め機構部41,4
2,43を用意するのは、それぞれの機構部において、
乳首Tを回転しようとする角度を小さく(つまり3分割して)することにより、回転体100がインデックスされて停止する停止時間を短縮するためである。 つまり位置決め機構部41,42,43における回転および凹部の位置決め作業が、他の段階における作業(例えば第1
の穴の形成作業や第2の穴の形成作業あるいは乳首確認作業等)よりも長くかかるようでは、回転体100を用いての乳首加工作業に遅れが生じるからである。
【0024】次に、図1の位置確認部47は、乳首位置決め手段40により図12の凹部Wが最終的に図1の位置決め用の位置Q3に対応して位置決めされたかどうかを確認する。 もしそうでなく凹部Wの位置が位置決め用の位置Q3に対応していない場合には、図1の除外手段48がその乳首Tを乳首保持手段20から排出して外部のケース49に除外するようになっている。 この除外手段48は図14に拡大して示している。 乳首保持手段2
0に保持されている乳首Tのネック部Nが、アーム部4
8a,48aにより保持されて、回転部48bが矢印R
11の方向に回転することにより、アーム部48a,4
8aはシュータ48cの上にくる。 そして図示しない駆動手段によりアーム部48a,48aがS10の方向に開くと、回転方向の位置決め不良の乳首Tが、シュータ48cを介してケース49側に落下することになる。 この回転部48bは、支柱48dにより、矢印R11方向に所定角度揺動可能であり、かつ矢印R12の方向に上下動可能になっている。 回転部48bが矢印R12方向に上下動することにより、アーム部48a,48aが乳首保持手段20に保持されている乳首Tを取りに行って、シュータ側に落下させるような高さまで移動できる。
【0025】次に、図1の第1の穴形成手段50と第2
の穴形成手段60について説明する。 第1の穴形成手段50と第2の穴形成手段60は、除外手段48の後段側であって、回転体100に沿って設けられている。 まず第2の穴形成手段60について説明する。 第2の穴形成手段60は、図2と図3に示した先頭部Hに対して液体供給用の穴HBを形成するものである。 第2の穴形成手段60は、図15に拡大して示している。 乳首保持手段20に保持された乳首Tは、針51により液体供給用の穴HBを形成するようになっている。 この針51は、アクチュエータ52のロッド52aが矢印R13の方向に伸びると、針51が矢印S14の方向に上昇するようになっている。 逆にアクチュエータ52のロッド52aが矢印R13の方向と反対方向に収縮すると、チューブ状の針51は矢印S15の方向に下がって、パンチ51a
との協働によって液体供給用の穴HBを先頭部Hに形成できる。
【0026】この場合に、別のアクチュエータ53が作動すると、押え部54が台座部Bを押えることになり、
針51が液体供給用の穴HBを形成した後に矢印S14
の方向に上昇する場合においても、乳首Tが乳首保持手段20側から抜け出たり浮いたりすることがない。 このようにして乳首Tの先頭部Hに液体供給用の穴HBが形成された後、次に図16と図17の第1の穴形成手段5
0が台座部Bの凹部Wに対して、空気取り入れ用の穴H
Aを形成することになる。
【0027】図16と図17に示すように、第1の穴形成手段50は、針61を有していて、この針61はアクチュエータ62により矢印R16方向へ下降できる。 針61は、針確認部材63により針61が折れていないかどうかを穴HAをあけるときに確認するようになっている。 この針確認部材63はアクチュエータ64により加熱されていて、針61が凹部Wに対して空気取り入れ用の穴HAを形成し易いようにしている。 この針確認部材63は、チューブ状の針61がR16方向に下降して凹部Wに空気取り入れ用の穴HAを形成する場合には、矢印R17方向に退出するようになっている。 また針61
が空気取り入れ用の穴HAを形成する場合には、部材6
5が、台座部Bの下側への変形を防止するために、図1
7に示すように台座部Bの下側に入り込む。 つまり部材65はアクチュエータ66の作動により台座部Bの下側に入ったりあるいは退出する。 そして、針61が凹部W
を通り部材65の凹型部分65cに入りこんでゴムを抜く、部材65はバキュームで抜くことによりゴムの抜きかすを集める。
【0028】次に、図1の排出手段70は、排出コンベア71と回転体100の間に配置されている。 排出手段70は図18に示していて、乳首保持手段20から乳首Tを抜き取って、排出コンベア71側に移すものである。 アクチュエータ72は、回転部73を矢印R18方向と矢印R19の方向に移動可能である。 これにより、
アーム部75,75は、乳首Tのネック部Nを掴んで、
矢印R19の方向に上昇して、更にR18の方向に所定角度揺動することにより、排出コンベア71側に排出するものである。 カウンタ77が回転体100にあり、加工ずみの乳首Tの数をカウントする。
【0029】排出コンベア71の末端では、必要に応じて乳首Tの穴加工が良好であるか不良であるかを選別する工程を備えることができる。 排出された加工済みの乳首Tは、ケース79に収容される。 図1の回転体100
は、E方向に沿って、モータMにより例えば30度毎にインデックス可能である。 従って各乳首保持手段20
は、乳首移載手段80を初めとして、上述した各工程要素に対応して必ず位置決めされることになる。 なお、制御部200は、図1に示すように動作する各工程要素の動作制御を行っている。
【0030】次に、上述した乳首加工装置の動作について説明する。 まず図5の乳首供給手段10の収容部11
に多数の乳首Tが投入される。 乳首供給手段10の振動源11bが、収容部11、整列部12、起立部13、案内部13a等に振動を与えると、収容部11の乳首Tは順次R方向に移動しながら整列部12側に移動していく。 整列部12は、乳首Tを一列に整列させているが、
各乳首Tの姿勢や向きは一つ一つが異なっている。
【0031】整列部12から乳首Tが起立部13に向かうと、乳首Tは図6に示すようにS方向に強制的に起立される。 そして案内部13a(図5参照)においては、
各乳首Tは先頭部Hが上方向に向いている正しい姿勢で、順次送りコンベア14側に送られていく。 この送りコンベア14では、F1方向に送られている間各乳首T
の台座部Bが図7に示すようにガイド14e,14eで確実に保持されているので、乳首Tの姿勢が変わったり転倒するようなことがなく各乳首Tはスムーズにストッパ14fまで送られる。 そして送られた乳首Tはストッパ14fで停止した状態である。
【0032】そこで図8の乳首移載手段80が、ストッパ14fで停止している1つの乳首Tを乳首保持手段2
0側に移載する。 つまりアーム部80a,80bが乳首Tのネック部Nを掴んで、S3の方向にほぼ180度時計方向に回転することにより、乳首Tは乳首保持手段2
0の保持穴20a側に挿入される。 乳首Tがホルダ10
1の挿入穴20aに挿入された状態は図10に示している。
【0033】次に、図1のモータMが回転体100を3
0度インデックスすることにより、次の乳首保持手段2
0が乳首移載手段80に位置決めされる。 この場合にも、乳首移載手段80が、コンベア14側から乳首Tを移載することになる。 この動作をくり返すことで、各乳首保持手段20に順次乳首Tを下に向けてはめ込むことができる。 乳首Tを保持している乳首保持手段20は、
乳首設置手段30に位置決めされると、図11に示すように、アクチュエータ31が作動して設置棒32がS5
の方向に下降する。 設置棒32は、乳首保持手段20に乳首Tを押し込む。
【0034】次に、図1の回転体100は、更に30度矢印E方向にインデックスされる。 図1と図12、図1
3に示すように、乳首位置決め手段40において、乳首保持手段に保持されている乳首Tの回転方向の位置決めを行う。 各位置決め機構部41,42,43においてセンサ46が、何れかの所において凹部Wが位置決め用の位置Q1、あるいは位置決め用の位置Q2、あるいは位置決め用の位置Q3に位置決めされたかどうかを判断する。 最終的に凹部Wが位置決め用の位置Q3に位置決めされているかどうかを図1の位置確認部47が確認する。 もし凹部Wが位置決め用の位置Q3に対応していないと確認した場合には、図1の制御部200は、図14
のアクチュエータ48fを作動することにより、乳首保持手段20の位置決め不良の乳首Tがアーム部48a,
48aによりシュータ48c側に落とされて、シュータ48cを介してケース49にその位置決め不良の乳首T
が除外される。 そうでなく乳首Tの回転方向の位置が正しい場合には、図1の第1の穴形成手段50と第2の穴形成手段60により穴HA,HBが形成されていくことになる。
【0035】図16と図17に示すように、針61と部材65の協働により乳首Tの台座部Bの凹部Wには空気取り入れ用の穴HAを形成する。 このときゴムのかすは図17の部材65の穴65sから抜き出す。
【0036】図15の第2の穴形成手段60は、液体供給用の穴HBを乳首Tの先頭部Hに形成する。 この場合にはアクチュエータ52のロッド52aがR13方向に伸張することにより、針51の先端とパンチ51aの協働により液体供給用の穴HBを先頭部Hに形成する。 この場合に押え部54が台座部Bを押えているので、針5
1がS14方向に上昇しても、乳首Tが乳首保持手段2
0から抜け出たり浮いたりするようなことがない。
【0037】次に図1の排出手段70は、図18に示すように、加工済みの乳首Tを乳首保持手段20から排出コンベア71に排出する。 図1の排出コンベア71はF
2の方向に加工済みの乳首Tをケース79側に送り込む。 この場合に図1の回転体100にあるカウンタ77
がその加工済みの乳首Tの数をカウントしている。 そして人手または自動的にこの乳首Tの穴HA,HBが形成されているかどうか、あるいは穴の大きさが適正であるかを判断して、良・不良品の選別を行うこともできる。
【0038】ところで、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。 上述した実施の形態では哺乳びん用の乳首に対して、空気取り入れ用の穴および液体供給用の穴の形成する例を示しているが、これに限らず他の種類の容器に対して取り付ける乳首に対して、穴を形成する場合にも勿論本発明は適用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
乳首の先頭部に液体供給用の穴を形成するとともに、乳首の台座部に空気取り入れ用の穴を確実に形成することができる。
【図1】本発明の乳首加工装置の全体を示す平面図。
【図2】乳首を示す斜視図。
【図3】乳首を示す別の方向から見た斜視図。
【図4】乳首供給手段を示す斜視図。
【図5】乳首供給手段に乳首が収容されてかつ乳首が送りコンベアに送られる状態を示す図。
【図6】乳首供給手段において乳首を起立する起立部を示す拡大図。
【図7】送りコンベアにより送られる乳首を示す図。
【図8】乳首移載手段および送りコンベアとして回転体の一部を示す斜視図。
【図9】乳首移載手段および回転体の一部を示す図。
【図10】回転体の乳首保持手段およびこれに保持された乳首を示す断面図。
【図11】乳首設置手段を示す斜視図。
【図12】乳首位置決め手段を示す斜視図。
【図13】乳首位置決め手段を示す平面図。
【図14】除外手段を示す斜視図。
【図15】第2の穴形成手段を示す斜視図。
【図16】第1の穴形成手段を示す斜視図。
【図17】第1の穴形成手段により台座部の凹部に空気取り入れ用の穴を形成する状態を示す図。
【図18】排出手段を示す斜視図。
10 乳首供給手段 13 起立部 13a 案内部(乳首案内部) 14 送りコンベア(乳首案内部) 20 乳首保持手段 30 乳首設置手段 40 乳首位置決め手段 50 第1の穴形成手段 60 第2の穴形成手段 70 排出手段 100 回転体 300 乳首送り装置 B 台座部 H 先頭部 HA 空気取り入れ用の穴(空気取り入れ穴) HB 液体供給用の穴 T 乳首 W 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚越 伯行 東京都千代田区神田富山町5番地1 ピジ ョン株式会社内 (72)発明者 星野 豊 東京都千代田区神田富山町5番地1 ピジ ョン株式会社内 (72)発明者 野村 和弘 東京都千代田区神田富山町5番地1 ピジ ョン株式会社内
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