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Signal processor and signal processing program

阅读:1032发布:2020-06-27

专利汇可以提供Signal processor and signal processing program专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a signal processor capable of receiving a stable signal by using a plurality of signal receiving means even though satellite prospect is under a bad condition.
SOLUTION: A plurality of signal receiving means are arranged in different directions, which observe the orbit of an artificial satellite and receive a signal including an orbit schedule and time of the artificial satellite. The signal processor includes: a receiving means for receiving the orbit of the artificial satellite observed by the receiving means and the received signal; an orbit schedule storing means for storing the orbit schedule of the artificial satellite in the signal received by the receiving means; and a signal selecting means for selecting one or more among signals received by the plurality of receiving means in accordance with the comparison of the orbit schedule of the artificial satellite stored in the orbit schedule storing means with the orbit of the artificial satellite received by the receiving means.
COPYRIGHT: (C)2011,JPO&INPIT,下面是Signal processor and signal processing program专利的具体信息内容。

  • 人工衛星の軌道を観測し、該人工衛星の軌道スケジュール及び時刻を含む信号を受信する複数の受信手段を異なる方向に配置し、
    前記受信手段によって観測された人工衛星の軌道と受信された信号を受け取る受取手段と、
    前記受取手段によって受け取られた信号内の人工衛星の軌道スケジュールを記憶する軌道スケジュール記憶手段と、
    前記軌道スケジュール記憶手段に記憶されている人工衛星の軌道スケジュールと前記受取手段によって受け取られた人工衛星の軌道との比較に応じて、前記複数の受信手段によって受信された信号のうちの1つ以上を選択する信号選択手段 を具備することを特徴とする信号処理装置。
  • 前記信号選択手段は、前記軌道スケジュール記憶手段に記憶されている人工衛星の軌道スケジュールに応じて、複数の前記受信手段によって観測された人工衛星の軌道のうち、本来該人工衛星を観測すべき受信手段によって受信された信号のうちの1つ以上を選択する ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  • 人工衛星の軌道を観測し、該人工衛星の軌道スケジュール及び時刻を含む信号を受信する複数の受信手段を異なる方向に配置し、
    前記受信手段によって観測された人工衛星の軌道と受信された信号を受け取る受取手段と、
    前記受取手段によって受け取られた人工衛星の軌道を記憶する軌道記憶手段と、
    前記軌道記憶手段に記憶されている人工衛星の軌道に基づいて、該人工衛星の軌道を学習し、該学習結果と前記受取手段によって受け取られた人工衛星の軌道との比較に応じて、前記複数の受信手段によって受信された信号のうちの1つ以上を選択する信号選択手段 を具備することを特徴とする信号処理装置。
  • 前記信号選択手段は、前記受信手段によって観測された人工衛星の数又は前記受信手段によって観測された信号の強度に関する情報に応じて、信号を選択する ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  • 人工衛星の軌道を観測し、該人工衛星の軌道スケジュール及び時刻を含む信号を受信する複数の受信手段を異なる方向に配置し、
    コンピュータを 前記受信手段によって観測された人工衛星の軌道と受信された信号を受け取る受取手段と、
    前記受取手段によって受け取られた信号内の人工衛星の軌道スケジュールを記憶する軌道スケジュール記憶手段と、
    前記軌道スケジュール記憶手段に記憶されている人工衛星の軌道スケジュールと前記受取手段によって受け取られた人工衛星の軌道との比較に応じて、前記複数の受信手段によって受信された信号のうちの1つ以上を選択する信号選択手段 として機能させることを特徴とする信号処理プログラム。
  • 人工衛星の軌道を観測し、該人工衛星の軌道スケジュール及び時刻を含む信号を受信する複数の受信手段を異なる方向に配置し、
    コンピュータを 前記受信手段によって観測された人工衛星の軌道と受信された信号を受け取る受取手段と、
    前記受取手段によって受け取られた人工衛星の軌道を記憶する軌道記憶手段と、
    前記軌道記憶手段に記憶されている人工衛星の軌道に基づいて、該人工衛星の軌道を学習し、該学習結果と前記受取手段によって受け取られた人工衛星の軌道との比較に応じて、前記複数の受信手段によって受信された信号のうちの1つ以上を選択する信号選択手段 として機能させることを特徴とする信号処理プログラム。
  • 说明书全文

    本発明は、人工衛星から受信した信号を処理する信号処理装置及び信号処理プログラムに関する。

    人工衛星からのGPS(Global Positioning System:全地球的測位システム)信号を受信し、そこの位置情報を得るGPSシステムが従来から知られている。 GPSシステムは、4個以上の人工衛星からのGPS信号を受信し、解読することにより、その3次元的な位置座標と時刻を正確に求めることができる。
    GPS受信ユニットは1台を主に用い、人工衛星の捕捉数が最もよいビルの頂上などに配置し、人工衛星の捕捉数が必ず4個以上となるように管理していた。
    このため衛星アンテナの設置場所がない、設置に費用がかかる、また、周辺の建物、山、植物等による電波の遮蔽、反射等による影響を受けないように常時管理することが必要であった。
    また、故障などに備えて2台以上のGPS受信ユニットを設置することもあったが、上記の課題については解決するものではなかった。

    これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、GPS衛星からの受信を確実にし、自動車の絶対位置情報を正確に得ることを目的とし、自動車に設けられた複数のマイクロストリップアンテナと、マイクロストリップアンテナに対応した複数の中間周波増幅器及び検波器と、検波器からの受信信号をAD変換するAD変換器を有し、かつ選択識別機能を有する比較器と、比較器からの受信デジタル信号の解読機能を有するデコーダを有することが開示されている。

    また、例えば、特許文献2には、衛星信号をダイバーシチ受信する際のアンテナ切り替えのための構成を簡単にし、処理負担を低減することを課題とし、複数のアンテナと、一のアンテナに接続可能な無線信号の無線信号受信回路と、他のアンテナに接続可能で、衛星からの衛星信号の受信処理を行う衛星信号受信回路と、無線信号受信回路にて受信処理された無線信号を入して、この入力信号に応じて信号処理を行う信号処理手段(制御・処理回路の一機能部)と、衛星信号受信回路にて受信処理された衛星信号を入力して、この入力信号に応じて信号処理を行う衛星信号処理手段(制御・処理回路の他の機能部)と、少なくとも1つのアンテナにおいて捕捉される衛星数に応じて、前記衛星信号受信回路と前記複数のアンテナとの接続を切り替えるアンテナ接続切替手段とを備えることが開示されている。

    特開平5−14249号公報

    特開2007−180883号公報

    GPS受信ユニットから人工衛星の捕捉状態、精度などについての情報が得られているにもかかわらず、それらはGPS受信ユニットの現在の動作状態、故障でないかどうかを把握する目的以外に利用することができなかった。
    本発明は、このような背景技術の状況の中でなされたもので、人工衛星の捕捉状態が悪い条件下であっても、信号の受信手段を複数用いることにより、安定した信号の受信ができるようにした信号処理装置及び信号処理プログラムを提供することを目的としている。

    かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
    [1] 人工衛星の軌道を観測し、該人工衛星の軌道スケジュール及び時刻を含む信号を受信する複数の受信手段を異なる方向に配置し、前記受信手段によって観測された人工衛星の軌道と受信された信号を受け取る受取手段と、前記受取手段によって受け取られた信号内の人工衛星の軌道スケジュールを記憶する軌道スケジュール記憶手段と、前記軌道スケジュール記憶手段に記憶されている人工衛星の軌道スケジュールと前記受取手段によって受け取られた人工衛星の軌道との比較に応じて、前記複数の受信手段によって受信された信号のうちの1つ以上を選択する信号選択手段を具備することを特徴とする信号処理装置。

    [2] 前記信号選択手段は、前記軌道スケジュール記憶手段に記憶されている人工衛星の軌道スケジュールに応じて、複数の前記受信手段によって観測された人工衛星の軌道のうち、本来該人工衛星を観測すべき受信手段によって受信された信号のうちの1つ以上を選択することを特徴とする[1]に記載の信号処理装置。

    [3] 人工衛星の軌道を観測し、該人工衛星の軌道スケジュール及び時刻を含む信号を受信する複数の受信手段を異なる方向に配置し、前記受信手段によって観測された人工衛星の軌道と受信された信号を受け取る受取手段と、前記受取手段によって受け取られた人工衛星の軌道を記憶する軌道記憶手段と、前記軌道記憶手段に記憶されている人工衛星の軌道に基づいて、該人工衛星の軌道を学習し、該学習結果と前記受取手段によって受け取られた人工衛星の軌道との比較に応じて、前記複数の受信手段によって受信された信号のうちの1つ以上を選択する信号選択手段を具備することを特徴とする信号処理装置。

    [4] 前記信号選択手段は、前記受信手段によって観測された人工衛星の数又は前記受信手段によって観測された信号の強度に関する情報に応じて、信号を選択することを特徴とする[1]から[3]のいずれか一項に記載の信号処理装置。

    [5] 人工衛星の軌道を観測し、該人工衛星の軌道スケジュール及び時刻を含む信号を受信する複数の受信手段を異なる方向に配置し、コンピュータを前記受信手段によって観測された人工衛星の軌道と受信された信号を受け取る受取手段と、前記受取手段によって受け取られた信号内の人工衛星の軌道スケジュールを記憶する軌道スケジュール記憶手段と、前記軌道スケジュール記憶手段に記憶されている人工衛星の軌道スケジュールと前記受取手段によって受け取られた人工衛星の軌道との比較に応じて、前記複数の受信手段によって受信された信号のうちの1つ以上を選択する信号選択手段として機能させることを特徴とする信号処理プログラム。

    [6] 人工衛星の軌道を観測し、該人工衛星の軌道スケジュール及び時刻を含む信号を受信する複数の受信手段を異なる方向に配置し、コンピュータを前記受信手段によって観測された人工衛星の軌道と受信された信号を受け取る受取手段と、前記受取手段によって受け取られた人工衛星の軌道を記憶する軌道記憶手段と、前記軌道記憶手段に記憶されている人工衛星の軌道に基づいて、該人工衛星の軌道を学習し、該学習結果と前記受取手段によって受け取られた人工衛星の軌道との比較に応じて、前記複数の受信手段によって受信された信号のうちの1つ以上を選択する信号選択手段として機能させることを特徴とする信号処理プログラム。

    本発明にかかる信号処理装置及び信号処理プログラムによれば、衛星の見通しが悪い条件下であっても、信号の受信手段を複数用いることにより、安定した信号の受信ができるようになる。

    本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。

    本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。

    本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。

    本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。

    1本のGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールの場合の信号処理例についての説明図である。

    複数本のGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールの場合の信号処理例についての説明図である。

    衛星の軌道の例を示す説明図である。

    建物内にGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した例を示す説明図である。

    建物内にGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した場合に、観測できる衛星の軌道の例を示す説明図である。

    建物内にGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した例を示す説明図である。

    建物内にGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した場合に、観測できる衛星の軌道の例を示す説明図である。

    建物内に2本のGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した例を示す説明図である。

    建物内に2本のGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した場合に、観測できる衛星の軌道の例を示す説明図である。

    本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。

    以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
    図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
    なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。 したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。 それゆえ、本実施の形態は、コンピュータ・プログラム、システム及び方法の説明をも兼ねている。 ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。 また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。 また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。 なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。 また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。
    また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。 「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。 もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
    また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。 したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。 なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。

    本実施の形態である信号処理装置は、人工衛星(以下、単に衛星ともいう)から受信した信号を処理するものであって、GPS信号受信モジュール101、GPS信号受信モジュール102、GPS信号受信モジュール103、GPS信号受信モジュール104が設置されており、図1の例に示すように、GPS信号収集モジュール110は、GPS信号受取モジュール112、GPS信号選択モジュール114、スケジュール記憶モジュール116、軌道記憶モジュール118、GPS信号出力モジュール120を有している。

    GPS信号受信モジュール101、GPS信号受信モジュール102、GPS信号受信モジュール103、GPS信号受信モジュール104は、それぞれ異なる方向に設置されており、GPS信号収集モジュール110内のGPS信号受取モジュール112と接続されている。 つまり、複数のGPSアンテナによって捕捉できる衛星の数を増加させている。 また、複数設置するので、必ずしも障害物のない場所(例えば、ビルの屋上等)に設置しなければならないものではなく、ビルの窓の近辺等に設置してもよい。 GPS信号受信モジュール101等は、衛星の軌道を観測し、その衛星の軌道スケジュール及び時刻を含む信号を受信する。 受信する信号は、いわゆるGPS信号と呼ばれているものであり、衛星の軌道スケジュール、時刻の他に、衛星の識別コード、発信したときの衛星の位置等が含まれる。 また、GPS信号受信モジュール101等は、衛星の軌道を観測し、この他に信号の強度(例えば、衛星の捕捉状態、精度等)についても観測する。 そして、受信したGPS信号、観測結果をGPS信号収集モジュール110内のGPS信号受取モジュール112へ渡す。 図1に示す例では、4つのGPS信号受信モジュールであるが、複数であればよい。

    GPS信号受取モジュール112は、GPS信号受信モジュール101、GPS信号受信モジュール102、GPS信号受信モジュール103、GPS信号受信モジュール104、GPS信号選択モジュール114、スケジュール記憶モジュール116、軌道記憶モジュール118と接続されている。 GPS信号受信モジュール101等によって受信されたGPS信号、観測結果を受け取る。 受け取ったGPS信号には軌道スケジュール等が含まれており、GPS信号内の軌道スケジュールを衛星の識別コードに対応させてスケジュール記憶モジュール116に記憶させる。 また、観測結果内の衛星の軌道情報を軌道記憶モジュール118に記憶させる。 また、GPS信号、観測結果をGPS信号選択モジュール114へ渡す。

    スケジュール記憶モジュール116は、GPS信号受取モジュール112、GPS信号選択モジュール114からアクセスされる。 GPS信号受取モジュール112によって受け取られたGPS信号内の衛星の軌道スケジュールを記憶する。 そして、GPS信号選択モジュール114からのアクセスによって、その軌道スケジュールを渡す。
    軌道記憶モジュール118は、GPS信号受取モジュール112、GPS信号選択モジュール114からアクセスされる。 GPS信号受取モジュール112によって受け取られた衛星の軌道情報を記憶する。 そして、GPS信号選択モジュール114からのアクセスによって、その軌道情報を渡す。

    GPS信号選択モジュール114は、GPS信号受取モジュール112、スケジュール記憶モジュール116、軌道記憶モジュール118、GPS信号出力モジュール120と接続されている。 スケジュール記憶モジュール116に記憶されている衛星の軌道スケジュールとGPS信号受取モジュール112によって受け取られた衛星の軌道との比較に応じて、GPS信号受信モジュール101等によって受信された信号のうちの1つ以上を選択する。 つまり、軌道スケジュールと実際の軌道が同じであれば、その軌道を観測したGPS信号受信モジュールによって受信されたGPS信号を選択するものである。

    また、GPS信号選択モジュール114は、スケジュール記憶モジュール116に記憶されている衛星の軌道スケジュールに応じて、GPS信号収集モジュール110等によって観測された衛星の軌道のうち、本来その衛星を観測すべきGPS信号受信モジュール101等によって受信された信号のうちの1つ以上を選択するようにしてもよい。 つまり、軌道スケジュールに合わせて、GPS信号受信モジュールによって受信されたGPS信号を選択するものである。 例えば、軌道スケジュールによると、その時刻では衛星が北側にある場合は、北側を向いているGPS信号受信モジュールからのGPS信号を選択する。

    また、GPS信号選択モジュール114は、軌道記憶モジュール118に記憶されている衛星の軌道に基づいて、その衛星の軌道を学習し、学習結果とGPS信号受取モジュール112によって受け取られた衛星の軌道との比較に応じて、GPS信号受信モジュール101等によって受信された信号のうちの1つ以上を選択するようにしてもよい。 つまり、衛星の軌道は周期性があることから、実際に観測された軌道に基づいて、現在あるべき軌道を推測して、その推測した方向を向いているGPS信号受信モジュールからのGPS信号を選択する。

    また、GPS信号選択モジュール114は、GPS信号受信モジュール101等によって観測された人工衛星の数又はGPS信号受信モジュール101等によって観測された信号の強度に関する情報に応じて、信号を選択するようにしてもよい。 例えば、観測できている人工衛星の数が4つ以上のGPS信号受信モジュールからのGPS信号を選択すること、信号の強度がGPS信号受信モジュール101、102、103、104の中で最も強いものからのGPS信号を選択すること等がある。
    なお、前述したGPS信号選択モジュール114の処理は組み合わせてもよい。 例えば、過去の人工衛星の数又は信号強度が周期的に変更する場合は、周期性に合わせて、GPS信号受信モジュールからのGPS信号を選択するようにしてもよい。

    GPS信号出力モジュール120は、GPS信号選択モジュール114と接続されている。 GPS信号選択モジュール114によって選択されたGPS信号を外部の機器に出力する。 例えば、GPS信号出力モジュール120の出力を、協調通信を行う無線基地局において周波数又は時刻の精度補正を行うために用いるようにしてもよい。 なお、協調通信は、複数の無線基地局による同期が必要となるため、周波数又は時刻の精度補正が必要となる。

    図2は、本実施の形態による処理例(軌道スケジュールと実際の軌道を比較して、合致したものを選択する処理)を示すフローチャートである。
    ステップS202では、GPS信号受信モジュール101等がGPS信号を受信する。
    ステップS204では、スケジュール記憶モジュール116が各衛星の軌道スケジュールを記憶する。
    ステップS206では、軌道記憶モジュール118が各衛星の観測軌道を記憶する。
    ステップS208では、GPS信号選択モジュール114が現時点の軌道スケジュールを取り出す。
    ステップS210では、GPS信号選択モジュール114が軌道スケジュールに合致した衛星からの受信データがあるか否かを判断し、ある場合はステップS212へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS299)。
    ステップS212では、GPS信号選択モジュール114がその受信データを選択する。
    ステップS214では、GPS信号出力モジュール120が受信データを出力する。

    図3は、本実施の形態による処理例(過去の軌道を利用して学習し、その学習結果と実際の軌道を比較して、合致したものを選択する処理)を示すフローチャートである。
    ステップS302では、GPS信号受信モジュール101等がGPS信号を受信する。
    ステップS304では、軌道記憶モジュール118が各衛星の観測軌道を記憶する。
    ステップS306では、GPS信号選択モジュール114が各衛星の軌道を学習する。 衛星の見え方の周期は約2週間で一巡しているので、この周期性を利用して、軌道を学習させてもよい。 ここでの学習とは、神経回路網のモデルを用いた学習であってもよいし、周期時間内における過去の軌道の平均(最頻値等であってもよい)をとるような統計的な処理であってもよい。
    ステップS308では、GPS信号選択モジュール114が学習した軌道に合致した衛星からの受信データがあるか否かを判断し、ある場合はステップS310へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS399)。
    ステップS310では、GPS信号選択モジュール114がその受信データを選択する。
    ステップS312では、GPS信号出力モジュール120が受信データを出力する。

    図4は、本実施の形態による処理例(捕捉した衛星の数又はGPS信号の強度に基づいて、GPS信号を選択する処理)を示すフローチャートである。
    ステップS402では、GPS信号受信モジュール101等がGPS信号を受信する。
    ステップS404では、GPS信号選択モジュール114が衛星の数又は信号強度は閾値以上か否かを判断し、閾値以上の場合はステップS406へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS499)。 例えば、衛星の数と比較する閾値として4個である。 また、衛星の数と信号強度のいずれか一方の比較処理であってもよいし、両方の論理和による比較処理であってもよい。 また、閾値との比較ではなく、捕捉した衛星の数が最も多いもの又は信号強度が最も強いGPS信号受信モジュールのGPS信号を選択するようにしてもよい。
    ステップS406では、GPS信号選択モジュール114がその受信データを選択する。
    ステップS408では、GPS信号出力モジュール120が受信データを出力する。

    図5は、1本のGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールの場合の信号処理例についての説明図である。 これは、一般的なGPS信号処理モジュール520の利用例を説明するものである。
    一般に、GPSアンテナ510は、ビルの屋上等の遮蔽物がなく、近くに電波を反射する大きな建物等もないような場所であり、衛星を捕捉しやすい環境(いわゆる理想的な環境)に設置される。 また、そのために避雷針等の付帯設備も必要になってくることが多い。
    GPS信号処理モジュール520は、4つ以上の衛星(図5では、衛星500A、500B、500C、500D)からの信号を受信し、衛星A(GPSデータ)531、衛星B(GPSデータ)532、衛星C(GPSデータ)533、衛星D(GPSデータ)534を出力する。 これらを用いて、4つの未知数である座標(X,Y,Z)、時刻(T)を解析することが行われる。

    図6は、複数本のGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールの場合の信号処理例についての説明図である。
    図6(a)に示す例は、図5に例示した1本のGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した場合についてであるが、近くに建物699A、699Bがあり、そのためGPSアンテナ610が捕捉できる衛星は衛星600Aと衛星600Bのみである。 したがって、GPS信号処理モジュール620は衛星A(GPSデータ)631、衛星B(GPSデータ)632のみを出力する。 つまり、2つしかないGPS信号では4つの未知数を解析することは不可能である。

    図6(b)に示す例は、2本のGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した場合についてであり、GPSアンテナ640は図6(a)と同じ位置に設置しているが、GPSアンテナ670は建物699Aを中心にしてGPSアンテナ640と反対側に設置している。 GPSアンテナ640が捕捉できる衛星は2つのままであるが、GPSアンテナ670が捕捉できる衛星は4つある。 したがって、GPS信号処理モジュール650は衛星A(GPSデータ)661、衛星B(GPSデータ)662を出力し、GPS信号処理モジュール680は衛星E(GPSデータ)691、衛星F(GPSデータ)692、衛星G(GPSデータ)693、衛星H(GPSデータ)694を出力する。 そして、本実施の形態は、衛星の数を利用してGPS信号処理モジュール680から受け取ったGPS信号を最終的に出力する。 これによって、4つ以上のGPS信号を用いて、4つの未知数である座標(X,Y,Z)、時刻(T)を解析することが行われる。

    また、図6(c)に示す例は、図6(b)の例と同じ設置であるが、時間が経過して、GPSアンテナ640が捕捉できる衛星は4つに増加し、GPSアンテナ670が捕捉できる衛星は2つと減少している。 したがって、GPS信号処理モジュール650は衛星A(GPSデータ)661、衛星B(GPSデータ)662、衛星C(GPSデータ)663、衛星D(GPSデータ)664を出力し、GPS信号処理モジュール680は衛星E(GPSデータ)691、衛星F(GPSデータ)692を出力する。 そして、本実施の形態は、衛星の数を利用して、今回はGPS信号処理モジュール650から受け取ったGPS信号を最終的に出力する。 これによって、4つ以上のGPS信号を用いて、4つの未知数である座標(X,Y,Z)、時刻(T)を解析することが行われる。 つまり、安定的に衛星を捕捉することができるようになっている。

    図7は、衛星の軌道の例を示す説明図である。 これは、GPS信号受信モジュール101等が観測した衛星の軌道情報を基に生成した衛星軌道であり、天球を押し潰したように円で表示している。 上端は北地平線、下端は南地平線、左端は西地平線、右端は東地平線、中央は天頂(真上)を示している。 そして、番号は衛星の識別番号であり、軌跡の濃度は信号強度を示している。 なお、このデータは。 図5の例に示したような理想的な環境に設置されたGPS信号処理モジュール520によって出力されたものである。

    図8は、建物内にGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した例を示す説明図である。 建物800内の南東にある窓810に面している場所にGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュール820を設置した場合を示したものである。
    図9は、建物内にGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した場合に、観測できる衛星の軌道の例を示す説明図である。 つまり、図8の例に示したGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュール820によって観測された衛星の軌道を示したものであり、図7に比べて北西の領域910は衛星を捕捉することができない領域又は信号強度が低下している領域である。
    図10は、建物内にGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した例を示す説明図である。 建物800内の北東にある窓830に面している場所にGPSアンテナ840を設置した場合を示したものである。
    図11は、建物内にGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した場合に、観測できる衛星の軌道の例を示す説明図である。 つまり、図10の例に示したGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュール840によって観測された衛星の軌道を示したものであり、図7に比べて南西の領域1100は衛星を捕捉することができない領域又は信号強度が低下している領域である。

    図12は、建物内に2本のGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した例を示す説明図である。 つまり、図8、図10の例を組み合わせたものであり、南東と北東の窓にGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュール820、840を設置したものである。 そして、GPS信号収集モジュール110がいずれかのGPS信号を選択する。
    図13は、建物内に2本のGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した場合に、観測できる衛星の軌道の例を示す説明図である。 図12の例のようにGPSアンテナ及びGPS信号処理モジュールを設置した場合に、観測できる衛星の軌道の例を示している。 GPSアンテナ及びGPS信号処理モジュール820、GPSアンテナ及びGPS信号処理モジュール840からのGPS信号を選択することによって、衛星を捕捉することができない領域又は信号強度が低下している領域は、領域910又は領域1100となる。

    なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図14に示すように、一般的なコンピュータであり、具体的には本実施の形態による処理以外にも多くの処理を高速に実行することができるサーバーとなりうるようなコンピュータである。 GPS信号受取モジュール112、GPS信号選択モジュール114、GPS信号出力モジュール120等のプログラムを実行するCPU1410と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1430と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1420と、補助記憶装置であるHD1440と、キーボード、マウス等から操作者の操作によってデータを入力又はCRTや液晶ディスプレイ等にデータを出力して操作者とのインタフェースとなるUI/F1450と、CD−R等のリムーバブルメディアに対して読み書きするリムーバブルメディアリーダーライター1460と、通信ネットワークと接続するための通信回線I/F1470、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1480により構成されている。 これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。

    本実施の形態は、故障時のための2重系としての動作をさせるようにしてもよい。 つまり、通常時はGPS信号受信モジュール101を利用しており、GPS信号受信モジュール101からの故障した旨の信号を受け取った場合は、その他のGPS信号受信モジュール102等が受信したGPS信号を利用するようにしてもよい。
    前述の実施の形態の説明では、GPS信号受信モジュール101等としてGPSアンテナとGPS信号処理モジュールは一体となっているもの(つまり、GPS信号処理モジュール内にはGPS信号収集モジュール110がないこと)を前提として説明したが、GPS信号処理モジュール内にGPS信号収集モジュール110を組み入れてもよい。 つまり、GPS信号処理モジュールには複数のGPSアンテナが接続されており、GPS信号処理モジュール内のDSP(Digital Signal Processor)にGPS信号収集モジュール110の機能を持たせるようにしてもよい。 その場合は、GPS信号処理モジュールからの信号を選択するのではなく、GPSアンテナが受信したGPS信号を選択することとなる。

    また、GPSアンテナを固定した位置に設置する場合を説明したが、自動車等の移動物に複数のGPSアンテナ(例えば、自動車の前後左右)を配置して、本実施の形態を実現してもよい。 例えば、トンネルや建物の影など衛星の見通しの悪い位置を走行中であっても、安定したGPS信号の受信ができるようになる。
    また、日本国内では遮蔽物のない全天を見渡せるような場合はほとんど無いので有効である。
    また、緯度の高い地方(南極、北極)などでは衛星の方が固定的になるため、そこを移動する車両に設置した場合はより有効である。

    なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。 その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
    「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
    なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
    そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。 また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
    さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。 また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。 また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。

    101…GPS信号受信モジュール 102…GPS信号受信モジュール 103…GPS信号受信モジュール 104…GPS信号受信モジュール 110…GPS信号収集モジュール 112…GPS信号受取モジュール 114…GPS信号選択モジュール 116…スケジュール記憶モジュール 118…軌道記憶モジュール 120…GPS信号出力モジュール

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