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Control display system

阅读:680发布:2021-10-13

专利汇可以提供Control display system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide a display screen, by which optimum display to a pilot can be made, and the flying condition of a pilotless aircraft can be understood and judged easily and precisely by the pilot by collectively displaying various kinds of flying data on a special-purpose control display, and providing a function capable of changing the display screen so as to be suitable for the pilot.
CONSTITUTION: Plural pilotless aircrafts 11a-11n are loaded with telemeter signal transmitters 9a-9n, and control signal receivers 10a-10n, and on the other hand, a control display system special for each aircraft is provided on the ground side. Various kinds of flying data transmitted from the pilotless aircrafts 1a-11n is collectively displayed on one screen of the control display 1a-1n, and the display screen of the control display 1a-1n is changed depending on pilots 4a-4n, or switched to be displayed in scroll or dividing method.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO,下面是Control display system专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 テレメータデータ信号送信装置及び操縦制御信号受信装置を少なくとも搭載した遠隔操縦方式の無人飛行体から送られてくる各種飛行データを包含するテレメータデータ信号を受信し、復調するテレメータデータ信号受信装置と、該テレメータデータ信号受信装置からのテレメータデータ信号が入力される操縦用ディスプレイ表示制御装置と、該操縦用ディスプレイ表示制御装置によって表示画面が制御される操縦用ディスプレイと、前記操縦用ディスプレイ表示制御装置にデータを入力するための、少なくとも前記無人飛行体を操縦する操縦者によって操作されるデータ入力装置と、前記無人飛行体を操縦するために前記操縦者によって操作される遠隔操縦装置とを具備し、前記無人飛行体から送られてくる各種飛行データを前記操縦用ディスプレイの一画面上に集中表示できるようにするとともに、前記操縦用ディスプレイの表示画面を操縦者によって変更したり、切り換え・スクロール・分割などのような方法で表示させるようにしたことを特徴とする操縦制御用ディスプレイシステム。
  • 【請求項2】 前記遠隔操縦方式の無人飛行体が2機以上あり、前記テレメータ信号受信装置及び操縦用ディスプレイがこれら無人飛行体と同数設けられ、各飛行体から送られてくる各種飛行データを包含するテレメータデータ信号を対応するテレメータ信号受信装置でそれぞれ受信して、前記操縦用ディスプレイ表示制御装置を通じて対応する操縦用ディスプレイにそれぞれ表示させ、1
    人若しくは2人以上の操縦者がこれら操縦用ディスプレイを見ながら各無人飛行体に対応する遠隔操縦装置を操作して前記2機以上の無人飛行体を操縦することを特徴とする請求項1に記載の操縦制御用ディスプレイシステム。
  • 【請求項3】 前記操縦用ディスプレイの表示画面において表示する各種飛行データに運用制限や運用限界や無人飛行体毎に特有の現象及び条件がある場合に、飛行データの表示色を変化させたり、点滅させたり、或いはさらに音による警報を併用して操縦者に警告表示し、無人飛行体の飛行状態をより効果的かつ完全に認識させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の操縦制御用ディスプレイシステム。
  • 【請求項4】 前記操縦用ディスプレイの表示画面において無人飛行体の飛行データであるピッチ姿勢角をロール姿勢角と分離して表示し、ピッチ姿勢角を機体前後方向を示した図形とそれに交わる水平線とで表示し、またロール姿勢角を機体左右方向を示す図形とそれに交わる水平線とで表示し、また機体の上下左右前後方向速度及び飛行高度をスケール量付きの棒グラフ又は数値を併用して表示し、また飛行モード・機能・警告内容を表示し、また飛行航跡をグリッドスケールと連動したグリッド付き飛行表示エリアと組み合わせ、かつその中で機体を示す図形をディジタル表示された機首方位角と連動させて飛行位置・高度も同時に表示するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の操縦制御用ディスプレイシステム。
  • 【請求項5】 前記操縦用ディスプレイの表示画面において複数の無人飛行体の飛行位置・航跡をグリッドスケールと連動したグリッド付き飛行表示エリアに、操縦者位置や飛行目標位置やモニタ位置や地図などの無人飛行体以外の相対的な位置情報と同時に表示し、かつ機体システムや機体搭載装置の作動状態データと飛行モード・
    機能と飛行データを機体毎にまとめて表示するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の操縦制御用ディスプレイシステム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】この発明は、遠隔操縦方式の無人ヘリコプタ、無人飛行機等の無人飛行体の操縦を行う場合に使用される操縦制御用ディスプレイシステムに関し、特に目視界外での飛行状態において無人飛行体の状態を容易にかつ的確に知ることができるとともに、操縦を行うための的確な情報を得ることができる操縦制御用ディスプレイシステムに関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来の遠隔操縦方式の無人ヘリコプタ、
    無人飛行機等の無人飛行体は、目で確認できる近距離を飛行している場合には、操縦者が直接目視によって操縦を行なっているが、目では分かりにくい程遠くを飛んでいる場合、或いは遠くへ飛んで行ってしまった場合には、操縦者が自分の目で操縦することには限界がある。
    従って、このような目視界外において飛行している状況においても操縦を行うためには、操縦者に現在の飛行状態、つまり運動状態をリアルタイムでかつ的確に知らせる必要があり、これによって操縦者は目視界内に限らず、目視界外においても目視飛行と同じように操縦が可能となるため、事実上操縦者には飛行上の距離的な制約が無くなることになる。

    【0003】このような状況を作り出すために、従来は、図5に示すように、無人飛行体50の飛行状態を操縦者51に知らせるための専用のディスプレイコンソール52やXYプロッタ53等よりなる操縦制御用ディスプレイシステムを使用して目視界外での操縦を行っていた。 即ち、操縦者51はディスプレイコンソール52のパネルやXYプロッタ53を眺めながら遠隔操縦装置5
    4を操作して操縦信号55を無人飛行体50に送信し、
    無人飛行体50は操縦制御信号受信装置56で操縦信号を受信し、テレメータデータ信号送信装置57で各種飛行データを表すテレメータデータ信号58を送信する。
    このテレメータデータ信号58は地上のテレメータデータ信号受信装置59で受信され、データ変換装置60によってディスプレイ又はXYプロッタ用の信号に変換された後、ディスプレイコンソール52又はXYプロッタ53に送られ、無人飛行体50の現在の飛行状態をリアルタイムで表示するものである。

    【0004】上記操縦用データを表示するディスプレイコンソールパネルは操縦者51に対して直接操縦に必要なデータを提供するものであるが、従来は有人の航空機が使用している計器をそのまま流用したり、これを若干改良して使用しているのが現状である。 従来のディスプレイコンソールパネルの一例を図6に示す。 図示するように、このコンソールパネル70は、上段にディジタル及びアナログの両速度計71D及び71A、姿勢儀7
    2、アナログ及びディジタルの両高度計73A及び73
    Dを備え、下段に各種モードランプ74a、74b、7
    4c、方位計75、昇降計76を備え、かつ中段の左側に速度警告ランプ77、右側に高度警告ランプ78を有しており、有人の航空機が使用している計器をそのまま流用したもの(或いは若干改良したもの)に外ならない。

    【0005】このような有人の航空機用計器は操縦者が機体の運動を体感しながら乗っている状態を表示するものであるのに対して、無人の飛行体を遠隔操縦する場合には機体の外で眺めた客観的な飛行状態を表示することが要求されるために、図5及び図6に示すような従来のシステムで操縦に必要な飛行データを表示したのでは機体の飛行状態を認識しにくく、誤認や操縦ミスを招くといったマン・マシンインターフェース上の重大な欠点がある。 従来のディスプレイコンソールパネルに表示される機体データとその表示計器の一例を次の表1に示す。

    【0006】

    【表1】

    また、従来のシステムでは表示計器がコンソールパネル上に固定されているため計器の位置が変更できなかったり、計器の表示自体を操縦者によって異なる癖や好み、


    反射神経や熟練度等の個人差に合った最適な表示画面に変更することができないため、操縦者側がシステムの表示に合わせなければならず、場合によっては表示が操縦者に合わない等の欠点がある。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従来の操縦制御用ディスプレイシステムは、ディスプレイコンソールパネル上に有人航空機用の計器を数多く配置して操縦制御用ディスプレイシステムとしてまとめた構成であるため、(A)操縦者が無人飛行体の飛行状態(特に運動状態)を認識しにくく、誤認や操縦ミスを招くという欠点や、(B)表示自体を操縦者の個人差に合った最適な表示画面に変更ができないという欠点がある。

    【0008】従って、この発明の目的は、無人飛行体のテレメータデータ信号送信装置から送られてくる機体の運動状態を示す姿勢、速度、高度等の機体データやシステムステータス情報、飛行モード、警告表示等の機体に関するステータスデータを含む情報等の各種飛行データ(テレメータデータ)を専用の操縦用ディスプレイ上に集中的に表示し、しかも操縦者が自分に合った表示画面に変更が可能な機能を持たせることによって従来技術のように個々別々の各種計器を必要とせず、無人で遠隔操縦をするための人間のマン・マシンインターフェースを考慮して操縦者に合わせた最適な表示が可能な、また、
    操縦者が容易かつ的確に無人飛行体の飛行状態を理解、
    判断できる表示画面を持つ操縦制御用ディスプレイシステムを提供することにある。

    【0009】なお、本システムでは、複数の無人飛行体を運用する場合には各無人飛行体の飛行データを1つの画面上で切り換え・分割・スクロール表示させるように設定することで、機材を無人飛行体毎に用意することなく共有化が可能な小型でコンパクト、低価格なディスプレイシステムを提供する。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】この発明では、無人飛行体にテレメータデータ信号送信装置及び操縦制御信号受信装置を搭載し、一方、地上側に専用の操縦用ディスプレイ、操縦用ディスプレイ表示制御装置、データ入装置、データ記憶装置、テレメータデータ信号受信装置、
    データ変換装置、遠隔操縦装置からなる操縦制御用ディスプレイシステムを設け、各種飛行データを操縦用ディスプレイの画面上に表示することによって、上記従来技術が持つ「操縦者の誤認や操縦ミス」といった欠点を解決したものである。

    【0011】また、この発明による操縦制御用ディスプレイシステムにデータ入力装置からの操作によって操縦者が自分に合った表示画面に変更することができるようにすることによって、上記従来技術が持つ「操縦者に合った最適な表示画面に変更ができない」といった欠点を解決したものである。 なお、上記表示画面において表示する飛行データに運用制限や運用限界等がある場合には、データ表示部の表示色を所定の条件によって変化させたり、フラッシング(点滅)させて警告表示作用を持たせたり、また、それにアラーム音、ブザー音、及び合成音声のような音による警報を併用することによって、
    より一層効果的にその状態を知らせる作用を持たせることができ、後記する表3及び表4の一例に示されているデータ等に適用できることは無論である。 この中で特に表示色による警告表示作用を有効に適用できるものはピッチ姿勢、ロール姿勢角、前後飛行速度、左右飛行速度、上下飛行速度(昇降率)、飛行高度等であり、例えばピッチ姿勢角の場合を例に説明すると、ピッチ姿勢が機体の自立安定範囲内であれば緑色に表示し、それを越えて操縦者が積極的に操縦する必要のある範囲になれば黄色の表示に変わり、さらにそれを越えて操縦不能に至らないようにするために緊急の操縦が必要な範囲になれば赤色の表示に変わるように動作させれば、単なるピッチ角表示の作用に加えて、新たに警告表示作用を持たせることができる。 また、上述の動作に合わせて音による警報を併用することで一層効果的に操縦者に縦の姿勢状態を知らせる作用を持たせることができる。

    【0012】また、この警告表示作用を上下飛行速度に適用した場合には、失速や後述するセットリング・ウイズ・パワー現象のような特異な現象時等においてその有効性がさらに顕著になる。 例えば無人ヘリコプタの場合、前後左右飛行速度がゼロの状態で垂直降下を行うと、自分のローターの吹き下ろし気流に入ってしまい、
    急激に降下速度が増すと同時に、エンジン出力を上げる若しくはコレクティブピッチをとっても機体の降下が止まらないという特異な現象(これをセットリング・ウイズ・パワーと言う)に陥り易い性質がある。 従って、これを予防又は回避するためには降下速度に制限を設けてこの現象に入らないような操縦を行う必要があるため、
    降下速度の表示時に表示色を変更して操縦者に警告表示する作用はセットリング・ウイズ・パワー予防に非常に有効な対策となる。 また、上述の動作に合わせて音による警報を併用すれば一層効果的に操縦者に上下飛行速度の状態を知らせる作用を持たせることができる 表示のフラッシング(点滅)による警告表示作用を併用する場合の例では表3の機体データを表示するよりも表4のステータスデータを表示する方が、表示色変化のみによる警告表示作用よりも有効に適用することができる。 特にモード等の状態表示については有効であり、異常状態発生時は表示色を変えて表示してフラッシングによる点滅や音による警告を併用したり、モード等に何らかの制限がある場合、例えばモード切り換え後の経過時間に制限がある場合には一定の時間が過ぎると表示自体をフラッシングさせて警告表示作用を持たせてもよい。
    また、さらにモード切り換え時やモードOFFの状態において音を併用するなどすれば、操縦者に一層効果的に各種モードや状態等の切り換え状態を知らせる作用を持たせることができるようになる。

    【0013】以上のように警告表示作用を多用することで操縦者は計器飛行時の操縦が非常に行い易くなるといった作用を得ることができる。

    【0014】

    【作用】この発明の構成によれば、無人飛行体が目視界外にあっても目視飛行と同様に操縦が可能となるばかりでなく、操縦者が自分の表示画面に変更することができるため、無人飛行体の飛行状態を容易にかつ的確に知ることができ、誤認や操縦ミス等を排除してより的確で完全な飛行体の操縦が可能になる。 また、2機以上で運用する場合、システム上においてもデータ入力装置、操縦用ディスプレイ表示制御装置、データ記憶装置等を各操縦者が共通に使用できる。 従って図5に示す従来のシステムに適用した場合は図6に示すディスプレイコンソールパネルを操縦用ディスプレイに置き換えることが可能になる上、システム全体をコンパクトに小型化することができ、従来のシステムよりも低価格でより運用上の制限のないシステムを提供することができる。

    【0015】

    【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。 図1はこの発明による操縦制御用ディスプレイシステムの一実施例を示す構成図であり、
    本実施例では複数の無人飛行体11a、・・・、11n
    をそれぞれ対応する複数の操縦者4a、・・・、4n或いは1人の操縦者が操縦制御する場合を例にとって説明するが、1機の無人飛行体を1人の操縦者が操縦制御する場合等にも本発明が適用できることは言うまでもない。

    【0016】各無人飛行体11a、・・・、11nはテレメータ信号送信装置9a、・・・、9n、及び操縦制御信号受信装置10a、・・・、10nをそれぞれ搭載しており、一方、地上側には各飛行体に専用の操縦用ディスプレイ1a、・・・、1n、これらディスプレイに共通の1つの操縦用ディスプレイ表示制御装置2、このディスプレイ表示制御装置2に対する共通のデータ入力装置(キーボード、マウスやトラックボール等のポインティングデバイス、イメージスキャナ等)3及びデータ記憶装置7、各無人飛行体11a、・・・、11nから送られてくるテレメータデータ信号12a、・・・、1
    2nをそれぞれ受信するテレメータデータ信号受信装置5a、・・・、5n、これらテレメータデータ信号を操縦用ディスプレイ表示制御装置2に合う信号に変換するデータ変換装置6a、・・・、6n、並びに各操縦者4
    a、・・・、4nによって操縦される遠隔操縦装置8
    a、・・・、8nから構成された操縦制御用ディスプレイシステムが設けられている。 なお、本実施例ではデータ変換装置6a、・・・、6nを独立に設けたが、データ変換装置6a、・・・、6nをテレメータデータ信号受信装置5a、・・・、5nに組み込んでもよいことは言うまでもない。

    【0017】各無人飛行体11a、・・・、11nにそれぞれ搭載された操縦制御信号受信装置10a、・・
    ・、10nは地上から送られてくる操縦信号を受信し、
    出力するためのものであり、通常は機体の制御システムに対して出力されるものであるが、機体システムによって異なるものである。 また、各無人飛行体11a、・・
    ・、11nにそれぞれ搭載されたテレメータデータ信号送信装置9a、・・・、9nは各無人飛行体に関するすべてのデータをテレメータデータ信号12a、・・・、
    12nとして地上のディスプレイシステムのテレメータデータ信号受信装置5a、・・・、5nへ出力する。 なお、出力されるテレメータデータ信号の内容は説明の一例として次の表2に示すようなデータに便宜上設定されているものとする。

    【0018】

    【表2】

    テレメータデータ信号受信装置5a、・・・、5nはそれぞれの無人飛行体から送られてくる表2のようなテレメータデータ信号をそれぞれ受信し、復調してデータ変換装置6a、・・・、6nへテレメータデータ信号を出力する。 データ変換装置6a、・・・、6nはテレメータデータ信号受信装置5a、・・・、5nから送られたテレメータデータ信号を操縦用ディスプレイ表示制御装置2に合わせて変換した後、出力する。

    【0019】データ入力装置3は操縦者4a、・・・、
    4nや本ディスプレイシステムを使用する者が表示に関するデータや操縦用ディスプレイ表示制御装置2に接続されている構成要素を制御するためのコマンド等を入力するためのもので、入力データを操縦用ディスプレイ表示制御装置2へ出力する。 なお、データ入力装置の種類としては主にキーボード、マウスやトラックボール等のポインティングデバイス、イメージスキャナ等の画像入力装置を指し、これによってシステム立ち上げ時の初期設定から設定変更、表示画面の設計、画面切り換え・分割・スクロール設定、警告警報条件の設定、ファンクション設定及び位置・地図データ等の諸入力を容易にかつ迅速に行うことができる。

    【0020】操縦用ディスプレイ表示制御装置2はデータ変換装置6a、・・・、6nからデータバス等を介して送られてくるテレメータデータのほか、データ入力装置3からのデータ、データ記憶装置7からのデータ、本制御装置の入出力インターフェースを介して取り込まれる遠隔操縦装置8a、・・・、8nからの操縦信号等をもって変換・処理し、操縦用ディスプレイを制御するための表示制御信号を生成して操縦用ディスプレイ1a、
    ・・・、1nにそれぞれ出力する。 また、操縦用ディスプレイ表示制御装置2は必要に応じてテレメータデータ等をデータ記憶装置7に出力してデータを保存したり、
    入出力インターフェースを介して外部へ出力し、プリンタやプロッタ等の外部出力装置に出力することもできる。

    【0021】操縦用ディスプレイ1a、・・・、1nは操縦用ディスプレイ表示制御装置2からの表示制御信号によって画面上に操縦者4a、・・・、4nが必要とする飛行状態に関するデータを表示したり、必要に応じて音源によって警報や警告等を発生させる。 なお、本実施例のように複数の無人飛行体の運用時や特に操縦者以外に監視者を設ける場合には、操縦用ディスプレイの表示画面を切り換え・分割・スクロールさせることによって、複数の無人飛行体分のテレメータデータを1つの表示画面に同時に提供することができる。

    【0022】以上の動作及び相互作用によって本実施例のディスプレイシステムはそれぞれの無人飛行体11
    a、・・・、11nから送られてくるテレメータデータを操縦用ディスプレイ1a、・・・、1nに表示させて操縦者4a、・・・、4nに提供し、操縦者4a、・・
    ・、4nはその画面を見ながら遠隔操縦装置8a、・・
    ・、8nで無人飛行体11a、・・・、11nを操縦して操縦制御信号受信装置10a、・・・、10nに操縦信号13a、・・・、13nを送ることができる。 この場合、データ入力装置3、操縦用ディスプレイ表示制御装置2、データ記憶装置7は各操縦者が共通に使用できるから、システム全体をコンパクトに小型化することができる。

    【0023】また、1人の操縦者、例えば操縦者4aが2機又はそれ以上の無人飛行体を1つの操縦用ディスプレイ1aの表示画面を見ながら1人で操縦することもできる。 即ち、安定飛行状態にある無人飛行体に対しては自動操縦装置によって自動操縦することが可能であるから、1人の操縦者4aが切り換え・スクロール・分割等の方法で1つの表示画面により複数の無人飛行体の飛行状態を見ながら、複数の遠隔操縦装置8a、・・・、8
    nを交代で使用して2機以上の無人飛行体を1人で的確に操縦することができる。

    【0024】なお、1人の操縦者が1機の無人飛行体を操縦制御する場合には、本実施例の操縦制御用ディスプレイシステムを使用してもよいが、共通の操縦用ディスプレイ表示制御装置2、データ入力装置3、及びデータ記憶装置7を除くテレメータデータ信号受信装置5a、
    ・・・、5n、データ変換装置6a、・・・、6n、操縦用ディスプレイ1a、・・・、1n、遠隔操縦装置8
    a、・・・、8nは1つでよいので、図2に示すように、1つのテレメータデータ信号受信装置5、データ変換装置6、操縦用ディスプレイ1、及び遠隔操縦装置8
    を使用した構成に操縦制御用ディスプレイシステムを変更した方が、全体の構成が簡単になり、小型化できる上、コストダウンにもなるので、好ましい。 なお、図2
    においてはすべての構成要素が1つであるので、複数の構成要素を指示する参照符号から複数を意味する符号a
    〜nを除去してある。

    【0025】次に、上記構成の本実施例の操縦制御用ディスプレイシステムで作成された表示画面上の特徴について、表示するテレメータデータが次の表3及び表4に示すように設定されている場合を例にとって説明する。

    【0026】

    【表3】

    【0027】

    【表4】

    表3は無人飛行体11a、・・・、11nから送られてくる表2のテレメータデータ(飛行データ)の中から操縦者4a、・・・、4nが必要かつ表示すべきと思われるテレメータデータ(飛行データ)を選択し、データ入力装置3からの入力操作で設定したものの一例である。


    通常、飛行体の機体システムが変わるとそれに伴ってテレメータデータ信号の内容が変わるために、操縦者4


    a、・・・、4nは選択したテレメータデータに合わせて表示するデータを再設定する必要がある。 従って、表3は操縦用ディスプレイ1a、・・・、1nの画面に表示する飛行データ(テレメータデータ)のうち、特に無人飛行体の運動状態に関するデータ(以後、総称して機体データと呼ぶ)をメインに表示する場合の1つの例として示したものであり、表3の機体データは後述する図3の表示画面の一例に対応している。

    【0028】また、表4も同様に表2のテレメータデータ(飛行データ)の中から操縦者4a、・・・、4nが操縦に必要かつ表示すべきと思われるテレメータデータをデータ入力装置3で選択・設定したものの一例である。 表4では操縦用ディスプレイ1a、・・・、1nの画面に表示する飛行データ(テレメータデータ)のうち、特に機体のシステム情報やステータス情報、各種モード及び飛行位置等に関するデータ(以後、総称してステータスデータと呼ぶ)をメインに表示するデータの1
    つの例として示したものであり、表4のステータスデータは後述する図4の表示画面の一例に対応している。

    【0029】次に、本実施例の操縦制御用ディスプレイシステムに表示されるテレメータデータのうち、表3の機体データを表示する場合の画面上の動作と作用について図3を参照して説明する。 図3において、一点鎖線
    (1) で指示する部分は機体のピッチ角を図形(矢印に似たシンボル)で表示したものであり、操縦者4a、・・
    ・、4nに機体の縦の姿勢状態を知らせる作用を持つ。
    図中において図形と交差している横線は平の基準線を示しており、図形と横線の交差している点を中心に図形が回転するように動作する。 図形の指す方向は機体の機首方向を示している。 従って、機首が上がるとそれに対応して図形は機首が上がったのと同じ角度だけ上向きに回転し、反対に機首が下がるとそれに対応して図形は機首が下がったのと同じ角度だけ下向きに回転するように動作する。 なお、その動作角度は通常は機体と表示の比が1:1であるが、これを例えば1:1.2とか1:
    1.5等に変えるように設定を変更して、ピッチ角の変化をより分かりやすく、かつ強調して操縦者4a、・・
    ・、4nに知らせるようにしてもよい。 また、この表示は機体の動作に追従しているため、図形の回転速度からピッチ角の変化、つまりピッチレートを読み取ることができる。

    【0030】図3の一点鎖線(2) で指示する部分は機体のロール角を機体の形状を模した図形(シンボル)によって表示したものであり、機体の横の姿勢状態を操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。 図中において図形と交差している横線は水平の基準線を示しており、横線上の図形の中心点に対して図形が回転するように動作する。 従って、例えば機体が右に傾くとそれに対応して図形が右回りに機体が傾いたのと同じ角度だけ回り、反対に機体が左に傾くとそれに対応して図形が左回りに機体が傾いたのと同じ角度だけ回るように動作する。 また、この表示は機体の動作に追従しているため、
    図形の回転速度からロール角の変化速度、つまりロールレートを読み取ることができる。

    【0031】なお、無人飛行体操縦用の表示画面としてピッチ角とロール角の表示を分離したことが最大の特徴である。 図3の一点鎖線(3) で指示する部分は機体の前後方向の飛行速度を棒グラフで表示したものであり、機体の機首方向をプラス側として飛行中の前進速度、及び後退速度を操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。 図中において横棒の中心が前後飛行速度ゼロの状態であり、ここを中心に棒グラフが左右方向に伸びるように動作する。 従って、例えば機体が前進している場合にはそのときの速度に対応するスケール量で棒グラフ内が画面右方向に埋まり、反対に機体が後退している場合にはそのときの速度に対応するスケール量で棒グラフ内が画面左方向に埋まるように動作する。 また、この表示は機体の動作に追従しているため、棒グラフの移動方向から機体に作用している前後方向の加速度を読み取ることも可能である。

    【0032】なお、表示のスケール量にプラス、マイナスの極性を入れていないが、これは操縦者が表示不要と判断したためであり、必要があれば極性を表示させるようにしてもよい。 また、他のデータ表示の場合も同様である。 図3の一点鎖線(4) で指示する部分は上述の前後飛行速度を数値で表示したものであり、上述の棒グラフでは分かりずらい微小な前後飛行速度の変化や、数値で正確な速度を知りたい場合に具体的にディジタル表示で操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。 従って、図中の(3) と(4) の部分の表示は互いに連動するように動作し、前進の飛行速度の場合がプラス表示、後退の飛行速度の場合がマイナス表示になるように動作する。

    【0033】図3の一点鎖線(5) で指示する部分は機体の左右方向の飛行速度を棒グラフで表示したものであり、機体の機首方向に対して右側の方向をプラス側、左側の方向をマイナス側として、飛行中の左右飛行速度を操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。 図中において横棒の中心が左右飛行速度ゼロの状態であり、
    ここを中心に棒グラフが左右方向に伸びるように動作する。 従って、例えば機体が右側に移動している場合にはそのときの飛行速度に対応するスケール量で棒グラフ内が画面右方向に埋まり、反対に機体が左側に移動している場合にはそのときの飛行速度に対応するスケール量で棒グラフ内が画面左方向に埋まるように動作する。 また、この表示は機体の動作に追従しているため、棒グラフの移動方向から機体に作用している左右方向の加速度を読み取ることも可能である。

    【0034】図3の一点鎖線(6) で指示する部分は機体の上下方向の飛行速度を棒グラフで表示したものであり、昇降率を表示する昇降計と作用は同じである。 つまり、機体の上昇飛行速度をプラス側として飛行中の上昇速度と下降速度を操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。 図中において縦棒の中心が上下飛行速度ゼロの状態であり、ここを中心に棒グラフが上又は下へ伸びるように動作する。 従って、例えば機体が上昇している場合にはそのときの上昇速度に対応するスケール量で棒グラフ内が画面上方向に埋まり、反対に機体が下降している場合にはそのときの下降速度に対応するスケール量で棒グラフ内が画面下方向に埋まるように動作する。
    また、この表示は機体の動作に追従しているため、棒グラフの移動方向から機体に作用している上下方向の加速度を読み取ることも可能である。

    【0035】図3の一点鎖線(7) で指示する部分は機体の飛行高度を棒グラフで表示したものであり、操縦者4
    a、・・・、4nに飛行高度を知らせる作用を持つ。 図中において縦の棒グラフの一番下の部分が飛行高度ゼロの状態であり、ここを中心に棒グラフが上へ伸びるように動作する。 なお、この表示は機体の動作に追従しているため、棒グラフの移動方向から機体の昇降率を読み取ることが可能であるが、それは高度差の大きい場合のみ読み取ることが容易で、反対に高度差が小さい場合には図3の(6) の部分に表示される上下飛行速度の方が昇降率をより良く読み取ることができる。

    【0036】図3の一点鎖線(8) で指示する部分は機体の各種モードを表示したものであり、操縦者4a、・・
    ・、4nが切り換えたモードや機体システムの方で自動的にあるモードに切り換わった場合のモード等の状態を操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。 図中では四角の枠内にモード状態を文字によるシンボルで表示するように動作する例を示してあるが、他の例としてはこれを異なる色で表示したり、モードが入ったときのみ表示するように動作させたり、また、モード切り換え後の経過時間に制限がある場合は一定の時間が過ぎると表示自体を点滅させて警告表示作用を持たせるように動作させることも可能である。

    【0037】なお、この部分には必要に応じて直接に警告内容を表示してもよく、例えば規定高度以下に飛行高度が落ちた場合は「ALT LOW」などのように表示するように動作させてもよい。 図3の一点鎖線(9) で指示する部分は上述の機体の前後飛行速度と左右飛行速度を棒グラフで一緒に表示したものであり、機体を模した図形(シンボル)と重ね合わせて表示させて、各飛行速度の比率を相対的に操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。 図中において作用及び動作原理等は上に説明した内容と同様である。 なお、この表示は機体に対する飛行速度方向を読み取ることができるため、必要に応じて各飛行速度の相対比率をベクトル(矢印)で表示させるように動作させてもよい。

    【0038】図3の一点鎖線(10)で指示する部分は飛行中の機体の位置、高度、航跡を表示したものであり、位置及び飛行高度は図形(シンボル)で、航跡は線で、四角の枠内に表示するように動作し、操縦者4a、・・
    ・、4nにそれらの機体データを知らせる作用を持つ。
    なお、航跡はいくらかの経過時間内のものを表示するように動作し、それ以上の経過時間の航跡は表示を消してゆくように動作する。 経過時間は初期設定時にデータ入力装置3で任意に設定ができる。 四角の枠内の下線の部分は飛行高度ゼロの状態で、飛行高度が上がるにつれて図形は上述の飛行高度表示部(図3の(7) の部分)と連動して上へ移動するように動作する。 また、四角の枠の表示エリアは予め飛行距離が分かっている場合には初期設定時にデータ入力装置3から表示に必要なデータ(例えば図中ではSの位置データ、Tの位置データ、表示倍率等)を入力してやることで任意に表示エリアを設定することができる。

    【0039】図3の一点鎖線(11)で指示する部分は、機体の位置及び機首方位角を機体を模した図形(シンボル)で、航跡を線で、また、飛行表示エリアをグリッド(格子)で、それぞれ表示したものであり、それらの機体データを操縦者4a、・・・、4nへ知らせる作用を持つ。 図中において図形の向きは機首方位角を示しており、機首方位角の変化に伴い図形が機体の位置を示す点を中心に回転するように動作する。 一方、機体の移動は航跡としていくらかの経過時間内のものを表示するように動作し、それ以上の経過時間の航跡は表示を消してゆくように動作する。 従って、例えば図示するように機体の離陸位置がSで、目標地点又は目安地点がTで表示されているとすると、機体の図形は離陸直後Sの表示と重なって表示され、機体が前進飛行に移ると図形が画面で上へ移動する。 このとき図形の移動とともに飛行後の航跡が異なる色で表示される。

    【0040】なお、航跡表示の経過時間、離陸位置、目標地点若しくは目安地点、グリッドの表示スケール等、
    この部分の表示に必要なデータは初期設定時にデータ入力装置3から入力され、任意に設定が可能である。 そのほか特に必要があれば、目標地点若しくは目安地点Tへある距離まで近づいた場合にグリッドの表示スケールを自動的に切り換え、より精密な機体位置の表示になるように動作させれば、操縦者4a、・・・、4nへより一層効果的に知らせる作用を持たせることができる。

    【0041】また、機体が飛行表示エリアを飛び出した場合も同様にグリッドの表示スケールを自動的に切り換えたり、また表示を自動的にスクロールさせるように動作させればよい。 これは一点鎖線(10)の部分も同様である。 また、図中に航跡のない図形が表示されているが、
    これは自機以外の他の機体の位置及び機首方位角を表示した例であり、複数の機体を表示させる場合には、複数の機体データを操縦用ディスプレイ表示制御装置2に入力し、一方、複数の機体分の初期設定データをデータ入力装置3から入力し、自機の表示制御処理と同様の処理を行うことで任意に飛行表示エリア内に表示するように動作させることも可能である。 (両機を異なる色で表示すれば視認性がより改善される。)図3の一点鎖線(12)
    で指示する部分は機首方位角をディジタル値で表示したものであり、図3の(11)部分の図形による機首方位角表示では分かりずらい微小な機首方位角の変化や数値で機首方位角を知りたい場合に操縦者4a、・・・、4nにより分かりやすく知らせる作用を持つ。 従って、図中のディジタル値は(11)部分の図形の向き(回転)と互いに連動するように動作し、0〜360度の範囲で表示が変わる。 なお、表示のフルスケールは必要に応じて0〜3
    60度表示、又は−180〜+180度表示のどちらかを初期設定時に選択すれば、操縦者4a、・・・、4n
    の好みに合わせて変更も可能である。

    【0042】図3の一点鎖線(13)で指示する部分は(11)
    部分のグリッドの表示スケール値を示しており、グリッド表示スケールの切り換えに連動して更新表示されるように動作する。 図中における「400m/div」の表示はグリッドの一辺が400m単位で表示されることを示している。 以上が表3の機体データを表示する場合の画面上の動作と作用の説明である。

    【0043】次に、本実施例の操縦制御用ディスプレイシステムに表示されるテレメータデータのうち、表4のステータスデータを表示する場合の画面上の動作と作用について図4を参照して説明する。 なお、図4は複数の無人飛行体を運用する場合に各無人飛行体の機体のステータスデータを表4のように設定して操縦用ディスプレイの画面に表示したものの一例であり、図中の(A)及び(B)の部分は機体毎のステータスデータを上から重要度の高い順でかつ関連の深い順にグループ別に表示した例、また、図中の(C)の部分は図3の機体データ表示画面の場合と同様な手法で各機体の機首方位角、位置等を相対的に表示した例である。

    【0044】図4の(1) で指示する部分は機体から送られてくるテレメータデータ信号の受信状態を表示したものであり、受信不良時は「Fail」の文字で表示するように、また、受信良好時は無表示になるように動作して飛行中の状態を操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。 なお、必要に応じて正常時は「Good」
    の文字を表示するように、異常発生時は「Fail」の文字表示の色を変えてフラッシング(点滅)させたり、
    また、音による警報を併用するように設定を変更してもよく、これ以外のステータスデータ(図4の例では(2)
    〜(9) で指示する部分等)も同様である。 これによって操縦者4a、・・・、4nに対して目視界外飛行時の状態監視が非常に行い易くなる。

    【0045】図4の(2) で指示する部分は機体の電源状態を表示したものであり、異常発生時は「Fail」の文字で表示するように、また、正常時は無表示になるように動作して飛行中の状態を操縦者4a、・・・、4n
    に知らせる作用を持つ。 図4の(3) 及び(4) で指示する部分は機体のメイン及びバックアップの操縦制御信号受信状態を表示したものであり、受信不良時は「Fai
    l」の文字で表示するように、また、受信良好時は無表示になるように動作して飛行中の状態を操縦者4a、・
    ・・、4nに知らせる作用を持つ。

    【0046】図4の(5) で指示する部分は機体の残燃料を表示したものであり、燃料状態により「Fail」、
    「1/2」、「Empty」等の文字を表示するように動作することによって操縦者4a、・・・、4nに飛行中の燃料状態を知らせる作用を持つ。 なお、必要に応じて残燃料を数値(リットル)表示等で表示するように設定を変更すれば、より詳細な残燃料の状態を操縦者4
    a、・・・、4nに知らせる作用を持たせることができる。

    【0047】図4の(6) 及び(7) で指示する部分は機体に搭載している作業機材や補助機器等の作動状態を「O
    N」、「OFF」の文字で表示するように動作して飛行中の状況を操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。 なお、搭載される機器としては空撮カメラ、ライト装置、リードロープ牽引装置、投下投棄管制装置等のほか、必要に応じてシステムに関するデータの補助表示として使用するように設定を変更してもよい。

    【0048】図4の(8) で指示する部分は機体システムに関する情報を表示したものであり、飛行中のシステム状態を文字で表示するように動作して操縦者4a、・・
    ・、4nに知らせる作用を持つ。 また、必要に応じてシステム中で重要な機器のステータスやモード等をプライオリティ順に表示するように設定を変更すれば、操縦者4a、・・・、4nに一層効果的にシステム状態を知らせる作用を持たせることができる。

    【0049】図4の(9) で指示する部分は機体に搭載されている自動操縦装置のモードを表示したものであり、
    飛行中のモード状態を文字で表示するように動作して操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。 以上の図4の(1) 〜(9) のグループはステータスデータのうち、機体の飛行位置以外の情報をまとめたものである。
    図4の(10)、(11)及び(12)でそれぞれ指示する部分は機体の速度、高度、機首方位角のデータを表示したものであり、数値で表示するように動作して、図中(C)の部分に表示されるデータでは読み取れない速度・高度データ若しくは読み取りにくい機首方位角データをより効率的かつ的確に操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。

    【0050】図4の(13)及び(14)で指示する部分は機体の離陸位置及び目標点から飛行中の機体位置までの距離をそれぞれ表示したものであり、数値で表示するように動作して図中の(C)の部分に表示される位置データのうちで最も必要性が高く、図から直ぐにかつ正確に読み取れないデータとして操縦者4a、・・・、4nにより効率的にかつ的確に知らせる作用を持つ。

    【0051】図4の(15)で指示する部分は図中の(C)
    の部分では読み取れないデータとして1番機の位置を緯度経度で表示したものであり、数値で表示するように動作して機体の正確な位置を操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。 以上が図4の(A)の部分に表示されているステータスデータの概要であるが、複数の飛行体を運用する場合には図中の(B)の部分に2番機のステータスデータを表示するように動作させれば、一画面上で同時に監視が可能となる。 また、3機以上の運用時でも画面切り換え・分割・スクロールさせることで同様に監視が可能である。

    【0052】図4の(16)及び(17)で指示する部分は複数の無人飛行体の運用時の各機体の位置とその航跡を表示したものであり、機体は図形(シンボル)で、航跡は線でそれぞれ表示するように動作して、数値では分かりにくい機体や目標物等との相対的な位置関係をより的確に操縦者4a、・・・、4nに知らせる作用を持つ。 機体の表示色は各機体毎に変えるとともに、機体の機首方位角に合わせて図形(シンボル)の向きを変えることによって表示の効果はさらに改善される。

    【0053】図4の(18)、(19)及び(20)で指示する部分はそれぞれ機体の離陸位置、目標点、モニタ位置を表示したものであり、それぞれS、T、Mの図形(シンボル)で表示するように動作して操縦者4a、・・・、4
    nに機体との相対的な位置関係を知らせる作用を持つ。
    図4の(21)で指示する部分は飛行表示エリアのグリッド表示スケールを表示したものであり、数値で表示するように動作するとともに、飛行表示エリアの設定を変更した場合にはそれに連動して表示が変わるように動作する。

    【0054】図4の(22)で指示する部分は飛行表示エリアの地図方位を表示したものであり、図形(シンボル)
    で表示されるように動作する。 図4の(23)で指示する部分は図3の一点鎖線(11)で指示する部分と同様に機体の飛行表示エリアを表示したものであり、グリッドの枠で表示されるように動作する。 なお、データ入力装置3からの操作で表示エリアを変更したり、任意に設定することができる。

    【0055】以上が図4中の(C)の部分に表示されているステータスデータのうち、位置データに関するものであるが、表示が見にくい場合やもっと詳しい表示にしたい場合には、データ入力装置3からの操作によって(C)の表示部を別の画面に分離して切り換えて表示すれば、より的確で完全な位置データを操縦者4a、・・
    ・、4nに提供することができる。

    【0056】なお、上記実施例はこの発明の単なる例示に過ぎず、従って、システムの構成や操縦する無人飛行体の機数等は必要に応じて種々に変形及び変更できることは言うまでもない。 例えば、上記実施例では1つのデータ入力装置やデータ記憶装置を複数の操縦者で共通に使用したが、操縦者が多数の場合には使用する操縦用ディスプレイ表示制御装置の台数に合わせてデータ入力装置やデータ記憶装置の台数を変更してもよいことは勿論である。 この場合、操縦用ディスプレイ表示制御装置やデータ入力装置やデータ記憶装置は1つのままでもよいし、データ入力装置やデータ記憶装置を操縦用ディスプレイ表示制御装置の数に応じて増やしてもよい。

    【0057】

    【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、無人ヘリコプタ、無人飛行機等の無人飛行体が目視界外にあっても目視飛行と同様に操縦が可能となるばかりでなく、表示画面を操縦者が自分に合った最も認識し易い最適な表示画面に変更することができるため、無人飛行体の飛行状態を容易にかつ的確に知ることができ、
    誤認や操縦ミス等を排除してより的確で完全な無人飛行体の操縦が可能になるという顕著な効果がある。

    【0058】また、システム上においても機材全体をコンパクトに小型化することができるため、従来のシステムよりも低価格でより運用上の制限のないシステムを提供できるという効果もある。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】この発明による操縦制御用ディスプレイシステムを2機以上の無人飛行体の操縦制御に適用した場合の一実施例を示す構成図である。

    【図2】この発明による操縦制御用ディスプレイシステムを1機の無人飛行体の操縦制御に適用した場合の一実施例を示す構成図である。

    【図3】図1の操縦制御用ディスプレイシステムの機体データ表示画面の一例を示す図である。

    【図4】図1の操縦制御用ディスプレイシステムのステータスデータ表示画面の一例を示す図である。

    【図5】従来の遠隔操縦方式の無人飛行体の操縦制御用ディスプレイシステムの一例を示す構成図である。

    【図6】従来の遠隔操縦方式の無人飛行体の操縦制御用ディスプレイシステムのディスプレイコンソールパネルの一例を示す図である。

    【符号の説明】

    1a〜1n 操縦用ディスプレイ 2 操縦用ディスプレイ表示制御装置 3 データ入力装置 3a キーボード 3b マウス 3c トラックボール 4a〜4n 操縦者 5a〜5n テレメータデータ信号受信装置 6a〜6n データ変換装置 7 データ記憶装置 8a〜8n 遠隔操縦装置 9a〜9n テレメータデータ信号送信装置 10a〜10n 操縦制御信号受信装置 11a〜11n 無人飛行体 12a〜12n テレメータデータ信号 13a〜13n 操縦信号

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 5識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 1/00 B 9323−3H

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