Electronic still camera

阅读:364发布:2020-08-26

专利汇可以提供Electronic still camera专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To improve the operation effect such as the adjustment of a field angle by converting a high resolution image signal into the NTSC system image signal in the case of image pickup by the high resolution electronic still camera and displaying the signal on a monitor in real time. CONSTITUTION:A picture element signal obtained by scanning an image formed on a high resolution CCD 12 is given to a pre-processing circuit 14, in which the signal is amplified to a prescribed level and image-processed and the result is fed to an A/D converter 16, which converts the signal into a digital value and it is stored in a frame memory. A control section 38 uses a control signal 120 to read picture element data from the memory while interleaving the data, the data are subjected to multiplication and addition processing to set the data to have a prescribed picture element arrangement and the result is fed to a YC processing section 18, in which the data are converted into a data form comprising a luminance signal Y and color difference signals C, and they are fed to a compression processing circuit. Then the profile of the Y data is corrected and the color of the C data is corrected, a D/A converter 24 converts the data into analog data, which are fed to a reproduction section 26, in which the NTSC system video signal is displayed on a monitor 29. Thus, even the picture element data with high resolution are displayed on a monitor with the standard resolution.,下面是Electronic still camera专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 被写体を撮像して該被写体の画像を表わす高解像度の第1の画像信号を出力する撮像手段を有し、第1の画像信号を記録媒体に記録する電子スチルカメラにおいて、該カメラは、 前記第1の画像信号を間引いて低解像度の第2の画像信号に変換する処理手段と、 該第2の画像信号を実時間で出力する出力端子とを有することを特徴とする電子スチルカメラ。
  • 【請求項2】 請求項1に記載の電子スチルカメラにおいて、該カメラはさらに、 前記出力端子からの第2の画像信号の映像を表示する映像モニタのビューファインダを備えることを特徴とする電子スチルカメラ。
  • 【請求項3】 被写体を撮像する高解像度の撮像手段にて被写体像の高解像度の画素デーダを記録媒体に記録する電子スチルカメラにおいて、 該カメラは、 前記撮像手段は、少なくとも水平走査線方向に予め決められた複数の色を所定の色順序で繰り返し配列した画素データを出力するものであり、 前記撮像手段から出力される高解像度の画素データを間引いて低解像度の画素データに変換する処理手段と、 該処理手段からの低解像度の画素データを実時間で出力する出力端子と、 該出力端子からの低解像度の画素データの映像を表示する映像モニタのビューファインダとを有することを特徴とする電子スチルカメラ。
  • 【請求項4】 請求項2または3に記載の電子スチルカメラにおいて、該カメラはさらに、 前記出力端子と前記ビューファインダを有線接続する手段を有することを特徴とする電子スチルカメラ。
  • 【請求項5】 請求項2または3に記載の電子スチルカメラにおいて、該カメラはさらに、 前記出力端子と前記ビューファインダを無線接続する手段を有することを特徴とする電子スチルカメラ。
  • 【請求項6】 請求項2または3に記載の電子スチルカメラにおいて、前記ビューファインダは、NTSC、PAL、SEC
    AM方式のいずれかのモニタ装置あるいは525/60、625/50
    方式のいずれかのRGB モニタ装置であることを特徴とする電子スチルカメラ。
  • 【請求項7】 請求項3に記載の電子スチルカメラにおいて、前記撮像手段の前記予め決められた複数の色は、
    少なくとも赤色Rを表す第1の色と緑色Gを表す第2の色、あるいは緑色Gを表す第2の色と青色Bを表す第3
    の色を含むものであり、 前記処理手段は、前記撮像手段から水平走査線方向に少なくとも赤色Rを表す第1の色と緑色Gを表す第2の色、あるいは緑色Gを表す第2の色と青色Bを表す第3
    の色を所定の色順序で繰り返し配列した画素データを入力し、所定の間引き制御信号に基づき該撮像手段からの画素データを間引き、該間引きにより少なくとも水平走査線方向に予め決められた複数の色で所定の色順序で繰り返し配列した画素データを出力する画素間引き手段と、 該画素間引き手段から水平走査線方向に予め決められた複数の色で所定の色順序で繰り返し配列した画素データを入力し、所定の画素補間制御信号に基づき少なくとも入力する所定の位置の所定の色と異なる所定の色の該所定の位置の画素データを生成し、該所定の位置での赤色Rを表す第1の色、緑色Gを表す第2の色、および青色Bを表す第3の色の画素データを出力する画素補間手段と、 該画素補間手段からの画素データを一時蓄積する第1の蓄積手段と、 該第1の蓄積手段を制御し、前記画素間引き手段への間引き制御信号を含む制御信号、および前記画素補間手段への画素補間制御信号を含む制御信号を生成し出力する第1の制御手段と、 前記第1の蓄積手段への読み出し制御信号を生成し出力する第2の制御手段とを含み、 前記第2の制御手段は、前記第1の蓄積手段に読み出し制御信号を送り、該第1の蓄積手段に蓄積した赤色Rを表す第1の色、緑色Gを表す第2の色、および青色Bを表す第3の色の画素データを読み出し、該読み出した画素データを前記出力端子を介して前記ビューファインダへ送ることを特徴とする電子スチルカメラ。
  • 【請求項8】 請求項7に記載の電子スチルカメラにおいて、前記処理手段はさらに、前記第1の蓄積手段から赤色Rを表す第1の色、緑色Gを表す第2の色、および青色Bを表す第3の色の画素データを入力し、所定の変換制御信号に基づき少なくとも該第1の蓄積手段からの所定の位置の赤色Rを表す第1の色、緑色Gを表す第2
    の色、および青色Bを表す第3の色の画素データから該所定の位置の輝度信号データY、色差信号データRY、および色差信号データBY を生成する色信号変換手段と、 前記色信号変換手段への所定の変換制御信号を含む制御信号を生成する第3の制御手段とを含み、 前記第3の制御手段は、前記色信号変換手段を制御し、
    輝度信号データY、色差信号データRY、および色差信号データBY を前記出力端子を介して前記ビューファインダへ送ることを特徴とする電子スチルカメラ。
  • 【請求項9】 請求項7に記載の電子スチルカメラにおいて、前記処理手段はさらに、前記画素補間手段からの画素データを一時蓄積する第2の蓄積手段を含み、 前記画素補間手段により処理された画素データを前記第1の制御手段の制御により第1の蓄積手段に蓄積中は、
    前記第2の制御手段の制御により第2の蓄積手段に蓄積した画素データを読み出すことを特徴とする電子スチルカメラ。
  • 【請求項10】 請求項7に記載の電子スチルカメラにおいて、前記画素間引き手段は、前記撮像手段から水平走査線方向に少なくとも赤色Rを表す第1の色と緑色Gを表す第2の色、あるいは緑色Gを表す第2の色と青色B
    を表す第3の色を所定の色順序で繰り返し配列した画素データを入力し、該入力した所定の位置の画素データに所定の係数を掛け、その結果を出力する乗算手段と、 該乗算手段から画素データを入力し、該入力した画素データの所定の位置の所定の色の画素データと該所定の位置の所定の色の画素データと異なる別の所定の位置の所定の色の画素データとを加算して補間画素データを生成し、該生成した補間画素データを出力する加算手段とを含むことを特徴とする電子スチルカメラ。
  • 【請求項11】 請求項1ないし9のいずれかに記載の電子スチルカメラにおいて、前記撮像手段は、高解像度の
    CCD であることを特徴とする電子スチルカメラ。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、被写体を撮像して半導体メモリカ−ド等のメモリ装置に高解像度の画像信号を記憶する電子スチルカメラに係り、特に、たとえば撮影時の高解像度の被写体画像の映像をモニタに実時間で表示する電子スチルカメラに関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来、スチルカメラといえば一般に、銀塩感光材を塗布したフイルムを画像の記録媒体とした装置が知られている。 しかし最近、半導体メモリカ−ドを記録媒体とし、カメラにて撮像された画像信号をディジタル信号形式で記憶を行う電子スチルカメラが市販されている。 このような電子スチルカメラの撮像素子には、
    標準解像度の画像が得られる、たとえば約40万画素のCC
    D が一般的に用いられている。 またごく最近では、用途により高解像度の画像のニーズもあり、たとえば約130
    万画素のCCD を用いた電子スチルカメラも提案されている。

    【0003】しかし、このような高解像度の電子スチルカメラにおいて、被写体の高解像度の画像をモニタする場合には、たとえば、高価で、広いスペースを必要とするHDTV受像機のような高解像度のモニタが用いられる。

    【0004】また、このような電子スチルカメラにおいて、たとえば、撮影する被写体へのカメラの度、すなわち画角の調整は、一般的にカメラに取り付けられた光学ビューファインダを通して行っている。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の電子スチルカメラでは、画角などの調整は光学ビューファインダを見ながら行う必要があり、そのため画角などの遠隔操作を行うことができず不便であるという問題点があった。

    【0006】また、高解像度の電子スチルカメラの場合、たとえば130 万の画素からなる高解像度信号でモニタ画像を再生するには、高解像度のモニタが必要であるばかりでなくその再生に時間かかり、リアルタイム再生できず、したがってカメラのビューファインダに適していないという問題点があった。 さらに、高解像度の被写体の画像のモニタとして、たとえばHDTV受像機のようなモニタを用いた場合、モニタの価格が高価になること、
    モニタのスペースが広くなること、モニタの消費電も大きくなることなどの問題点があった。 さらに、また、
    このような高解像度の電子スチルカメラでは、被写体の画像情報をそのままに、たとえばNTSC方式のカラー受像機のような標準解像度のモニタなどに表示することができないという問題点もあった。

    【0007】本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、高解像度の電子スチルカメラの被写体の画像をリアルタイム再生できないという問題点を解消することのできる電子スチルカメラを提供することを目的とする。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解決するために、被写体を撮像してこの被写体の画像を表わす高解像度の第1の画像信号を出力する撮像手段を有し、第1の画像信号を記録媒体に記録する電子スチルカメラにおいて、このカメラは、第1の画像信号を間引いて低解像度の第2の画像信号に変換する処理手段と、この第2の画像信号を実時間で出力する出力端子とを有する。 このカメラは、出力端子からの第2の画像信号の映像を表示する映像モニタのビューファインダを備えている。

    【0009】さらに、被写体を撮像する高解像度の撮像手段にて被写体像の高解像度の画素デーダを記録媒体に記録する電子スチルカメラにおいて、このカメラの撮像手段は、少なくとも平走査線方向に予め決められた複数の色を所定の色順序で繰り返し配列した画素データを出力するものであり、この撮像手段から出力される高解像度の画素データを間引いて低解像度の画素データに変換する処理手段と、処理手段からの低解像度の画素データを実時間で出力する出力端子と、出力端子からの低解像度の画素データの映像を表示する映像モニタのビューファインダとを備えることを特徴とする。

    【0010】

    【作用】本発明による電子スチルカメラよれば、撮像手段からの被写体の画像を表わす高解像度信号の映像をビューファインダに表示する場合、処理手段は、高解像度信号を間引いて低解像度信号に変換し、それを実時間でビューファインダに表示する。

    【0011】本明細書において、用語「高解像度」とは、NTSCなどの標準テレビジョン方式を超える高い解像度を言う。

    【0012】

    【実施例】次に添付図面を参照して本発明による電子スチルカメラの実施例について詳細に説明する。 図1を参照すると本発明の電子スチルカメラの一実施例が示されている。 同図において、この電子スチルカメラ1は撮像レンズ10によって撮像して得た被写体画像の電気信号を可視画像として再生部26にて再生するとともに、この電気信号が表す高解像度の画像データを圧縮してメモリカード36へ記憶する装置である。 なお、このメモリカード
    36は、電子スチルカメラ1本体に着脱可能に装着され、
    これから伝送されるディジタル画像データを記憶保持可能な状態にして蓄積し、また、要求に応じて蓄積したディジタル画像データを出力することのできるカード状半導体記憶装置である。 このカメラ1はとくに、ムービー処理部20により被写体画像の電気信号を表す高解像度信号を間引いて低解像度信号に変換するから、高解像度の被写体画像の映像を実時間で再生部26を介してモニタ装置29に表示する。

    【0013】図1を参照すると、撮像レンズ10は、被写体の光学像を撮像素子12の撮像面に結像する。 撮像素子
    12は、撮像レンズ10による結像を電気信号に変換して出力する固体撮像素子で、本実施例では、高解像度カメラの場合、約130 万画素(表示ドット数、横1280×縦1024
    ドット)のCCD を使用し、また、標準解像度カメラの場合、約40万画素(表示ドット数、横640 ×縦512 ドット)のCCD を使用している。 撮像素子12は、変換した画素信号を出力100 に出力する。 撮像素子12の出力100
    は、前処理回路14の入力に接続されている。 前処理回路
    14は、入力100 に入力した画像信号を所定レベルまで増幅し、さらに増幅した画像信号にブラックレベル補正、
    ホワイトバランス補正、ガンマ補正などの処理を施す処理回路であり、処理した画像信号を出力102 に出力する。 前処理回路14の出力102 はアナログディジタル(A/
    D) 変換器16の入力に接続されている。 アナログディジタル変換器16は、入力102 に現れたアナログ画像信号をディジタル値に変換する変換回路を有するとともに、ディジタル値に変換した1フレーム分の高解像度のディジタル画像データが蓄積できる少なくとも1フレーム分の容量を持つフレームメモリを有している。 このフレームメモリに蓄積された画像データは、後述の制御部38の制御を受けて出力104 に読み出される。 アナログディジタル変換器16の出力104は、YC処理部18およびムービー処理部20の入力に接続されている。

    【0014】YC処理部18は、本実施例では入力104 に現れた高解像度あるいは標準解像度のR、GおよびBの画像データを輝度信号データYおよび色差信号データR-
    Y、BY のデータ形式に変換する変換回路である。 YC処理部18は出力106 と出力112の2つの出力を有している。 YC処理部18は、変換した標準解像度の輝度信号データYおよび色差信号データRY、BY を出力106 に出力する。 YC処理部18はまた、変換した標準解像度あるいは高解像度の輝度信号データYおよび色差信号データR-
    Y、BY をメモリカード36へ記憶するために出力112 に出力する。 YC処理部18の出力106 は、後処理回路22の入力に、また出力112 はセレクタ28の入力に接続されている。 後処理回路22は、入力106 に入力した標準解像度の輝度信号データYに対して輪郭補正を、また標準解像度の色差信号データRY およびBY に対して色補正を行う補正回路であり、補正したそれぞれの画像信号を出力10
    8 に出力する。 後処理回路22の出力108 はディジタルアナログ(D/A) 変換器24の入力に接続されている。

    【0015】ディジタルアナログ変換器24は、入力108
    に入力した画像信号をアナログ値にて表される画像信号に変換し、それを出力110 に出力する。 ディジタルアナログ変換器24の出力110 は再生部26の入力に接続されている。 再生部26は、入力110に入力した画像信号を、本実施例では、たとえばNTSC方式の映像信号に変換する。
    再生部26は出力27を有し、これには映像モニタ装置29が接続されている。 モニタ装置29は、そのNTSC方式の映像信号を可視画像としてスクリーンに表示する画像表示装置である。 なお、モニタ装置がPAL あるいはSECAM 方式であれば、再生部26は入力110 に入力した画像信号をPA
    L あるいはSECAM 方式の映像信号に変換する変換回路でよい。 モニタ装置29は、カメラ1のビューファインダとして機能し、再生部26との接続27は、有線または無線のいずれでもよく、また固定接続または着脱可能な接続のいずれでもよい。 勿論、カメラ1は、この他に光学式のビューファインダを備えていてもよい。

    【0016】図1を参照すると、セレクタ28は、制御部
    38の制御を受けて画像データの伝送経路を制御して所望の回路に画像データを転送する制御回路である。 セレクタ28は、YC処理部18で所定のデータ形式に変換した画像データを接続線112 を介して入力し、入力した画像データを接続線114 を介してメモリ32に転送する。 メモリ
    32は、ビデオRAM などにて構成されており、入力114 に現れた高解像度の画像データを少なくとも1画面に相当する1フレ−ム分を蓄積するフレームメモリである。 また、このメモリ32は、制御部38の制御を受けて蓄積した画像データを出力114 に出力し、セレクタ28を介してその出力116 に接続された圧縮処理部30に転送する。 圧縮処理部30は、制御部38の制御を受けて入力114 に入力した標準解像度あるいは高解像度の画像データに対して2
    次元直交変換、正規化およびハフマン符号化などの圧縮処理を行う処理回路である。 圧縮処理部30はまた、制御部38の制御を受けて圧縮した画像データをセレクタ28を介してその出力118 に接続されたインタフェース(I/F)3
    4 に出力する。 インタフェース34は、入力118 に現れた圧縮した画像データなどのデータおよび制御部38から供給される制御信号をメモリカード36に転送し、また、メモリカード36から出力された圧縮した画像データなどのデータをセレクタ28に転送する。

    【0017】図1を参照すると、制御部38は、上述のそれぞれの機能部を制御および管理する第1の制御回路(図示せず)を有するとともに、この制御部38は、特に、後述するムービー処理部20を制御および管理する第2の制御回路(図示せず)も有している。 この第2の制御回路は、本実施例では、高解像度CCD からの被写体画像をたとえばNTSC方式のモニタ装置でモニタする場合特に、上述したアナログディジタル変換器16のフレームメモリに蓄積されている高解像度の画像データをそのモニタ装置の横、縦のドット数に対応して間引き読み出し用の制御信号を生成するともに、このフレームメモリからの読み出された画像データに対して画像処理を施す後述するムービー処理部20用の制御信号も生成している。

    【0018】次に、この電子スチルカメラ1のムービー処理部20の内部構成を示す図2を参照して説明する。 このムービー処理部20は、本実施例では入力104 に現れた高解像度のCCD からの画素データR、GおよびBをNTSC
    方式のモニタ装置に表示し得るような画素数の輝度信号データY、色差信号データRY、BY 、あるいは色信号R、G、Bに変換し、それを出力106 あるいは出力107
    に出力する画像処理回路であり、セレクタ200、第1の乗算器210、第2の乗算器260、第3の乗算器380、第4の乗算器440、第1の加算器220、第2の加算器280、第3の加算器
    400、第4の加算器460、第1のメモリ240、第2のメモリ30
    0、第3のメモリ420、第4のメモリ480、入力制御部320、出力制御部340、およびYC変換器360 からなっている。

    【0019】セレクタ200 は、入力104 に入力した画素データを、第1の乗算器210、第1の加算器220、第1のメモリ240、第2の乗算器260、第2の加算器280、第2のメモリ300、YC変換回路360 からなる第1の変換ルートで変換するか、あるいは第3の乗算器380、第3の加算器400、
    第3のメモリ420、第4の乗算器440、第4の加算器460、第4のメモリ480、YC変換回路360 からなる第2の変換ルートで変換するかを選択するスイッチである。 この場合、選択信号は、制御部38の第2の制御回路から供給するようになっている。 また、この場合、入力制御部320
    および出力制御部340 は、第1および第2の変換ルートの各メモリに制御信号を供給するようになっている。

    【0020】本実施例では、制御部38の第2の制御回路からの読み出し制御信号120 に基づいてアナログディジタル変換器16内のフレームメモリに蓄積されている横12
    80ドット、縦の1024ドットの画素データを、横の1280ドットはそのままに、また、縦の1024ドットは1ラインおきに読み出してセレクタ200 の入力104 に入力している。 なお、このフレームメモリから読み出す制御信号12
    0 は、モニタ装置の解像度に対応するものでよい。 セレクタ200 は、第1の変換ルートを用いる場合、制御部38
    の第2の制御回路からの選択信号122 を受けて、入力10
    4 に入力した画素データを出力203 に出力し、また、第2の変換ルートを用いる場合、入力104 に入力した画素データを出力205 に出力する。 セレクタ200 の出力203
    は、第1の乗算器210 の入力に、また、出力205 は第3
    の乗算器380 の入力にそれぞれ接続されている。

    【0021】第1の乗算器210 は、 高解像度の画素データR、GおよびBを入力203 から入力し、入力した画素データR、GおよびBのそれぞれに所定の係数を掛け、
    その掛算の結果を得るもので、たとえばROM などを用いた掛算回路であり、R乗算器212、G乗算器214 およびB
    乗算器216 から構成されている。 R乗算器212 は、入力した画素データRに所定の係数を掛け、その掛算の結果を出力213 に出力し、G乗算器214 は、入力した画素データGに所定の係数を掛け、その掛算の結果を出力215
    に出力し、B乗算器216 は、入力した画素データBに所定の係数を掛け、その掛算の結果を出力217 に出力する。 R乗算器212 の出力213 は、第1の加算器220 のR
    加算器222 の入力に、G乗算器214 の出力215 は、第1
    の加算器220 のG加算器224 の入力に、B乗算器216 の出力217 は、第1の加算器220 のB加算器226 の入力にそれぞれ接続されている。

    【0022】R加算器222 は、基本的に入力213 からの所定のサンプル点の画素データRと前記所定のサンプル点とは別の所定のサンプル点の画素データRとを加算する回路であり、その加算の結果を出力223 に出力する。
    同様にG加算器224 およびB加算器226 もまた、画素データGおよびBの加算結果を出力223 に出力する。 また、この場合のサンプル点の数は、いくつでもよくシステムにより決定すればよい。 本実施例では、R加算器22
    2、G加算器224 およびB加算器226 の出力223 に出力される横方向1ラインのR、GおよびBのそれぞれの画素数は、入力のそれの半分となり、したがって横方向1ラインのR、GおよびBの合計画素数は、入力される1280
    ドットの半分の640 ドットとなる。 R加算器222、G加算器224 およびB加算器226 の出力223 は、第1のメモリ
    240 の入力に接続されている。

    【0023】第1のメモリ240 は、ビデオRAM などにて構成されており、本実施例では、少なくとも入力223 に現れた1フレーム分の画素データ(横640 ×縦512 ドット)を蓄積するフレームメモリである。 また、入力223
    に現れた画素データR、GおよびBは、制御部38の第2
    の制御回路からの書き込み制御信号に基づき、このメモリ240 の所定のアドレスに蓄積され、制御部38の第2の制御回路の読み出し開始信号122 に基づく後述する入力制御部320 からの読み出し制御信号により、所定のアドレスから画像データR、GおよびBが読み出されて出力
    243 に出力される。 メモリ240 の出力243 は、第2の乗算器260 の入力に接続されている。

    【0024】第2の乗算器260 は、 入力243 から画素データR、GおよびBを入力し、入力した画素データR、
    GおよびBのそれぞれに所定の係数を掛け、その掛算の結果を得るもので、たとえばROM などを用いた掛算回路であり、R乗算器262、G乗算器264 およびB乗算器266
    から構成されている。 R乗算器262 は、入力した画素データRに所定の係数を掛け、その掛算の結果を出力263
    に出力し、G乗算器264 は、入力した画素データGに所定の係数を掛け、その掛算の結果を出力265 に出力し、
    B乗算器266 は、入力した画素データBに所定の係数を掛け、その掛算の結果を出力267 に出力する。 R乗算器
    262 の出力263 は、第2の加算器280 のR加算器282 の入力に、G乗算器264 の出力265 は、第2の加算器280
    のG加算器284 の入力に、B乗算器266 の出力267 は、
    第2の加算器280 のB加算器286の入力にそれぞれ接続されている。

    【0025】R加算器282 は、入力263 からの所定のサンプル点の画素データRと前記所定のサンプル点とは別の所定のサンプル点の画素データRとを加算する回路であり、その加算の結果を出力283 に出力する。 同様に、
    G加算器284 およびB加算器286 は、画素データGおよびBの加算結果を出力283 に出力する。 また、この場合のサンプル点の数は、いくつでもよくシステムにより決定すればよい。 R加算器282、G加算器284 およびB加算器286 は、本実施例では、画素を補間を行っており、したがって各々サンプル点のR、GおよびBの画素データを出力283 から出力する。 ゆえに上記各加算器は、横方向1ラインにおいて、R、GおよびBそれぞれ640 ドットの画素データを出力する。 R加算器282、G加算器284
    およびB加算器286 の出力283 は、第2のメモリ300 の入力に接続されている。

    【0026】第2のメモリ300 は、ビデオRAM などにて構成されており、本実施例では、入力283 に現れたR、
    GおよびBそれぞれの画素データ(横640 ×縦512 ×色の種類3ドット)を蓄積する記憶回路である。 入力283
    に現れたR、GおよびBの画素データを、本実施例では、制御部38の第2の制御回路の書き込み開始信号122
    に基づく入力制御部320 からの書き込み制御信号により、このメモリ300 の所定のアドレスに蓄積し、また、
    制御部38の第2の制御回路の読み出し開始信号122に基づく後述する出力制御部340 からのインタレース読み出し制御信号により、このメモリ300 の所定のアドレスから画素データR、GおよびBを読み出して出力303 に出力する。 このメモリ300 の出力303 は、YC変換器360
    の入力に接続されている。

    【0027】このYC変換器360 は、たとえば乗算器、
    加算器、減算器などにて構成されており、第2のメモリ
    300 あるいは第4のメモリ480 から画素データR、GおよびBを入力し、入力した画素データR、GおよびBそれぞれを用い、制御部38の第2の制御回路の読み出し開始信号122 に基づく後述する出力制御部340 の制御信号により、輝度信号データY(横640 ×縦512 ドット)および色差信号データRY、BY (それぞれ横640 ×縦512
    ドット)のデータ形式に変換する変換回路であり、変換したデータを出力106 に出力する。 この変換回路360 はさらに、第2のメモリ300 からの画素データを用いるか、あるいは後述の第4のメモリ480 からの画素データを用いるかを選択する選択回路を有し、制御部38よりの切替信号122 に基づき、どちらかを選択するとともに、
    選択した第2のメモリ300 あるいは第4のメモリ480 からの画素データR、GおよびBを出力107 に出力する。

    【0028】図2を参照すると、入力制御部320 は、図1に示す制御部38の第2の制御回路からの読み出し開始信号122 に基づいて第1のメモリ240 および第3のメモリ420 への読み出し制御信号などを生成するとともに、
    制御部38の第2の制御回路からの書き込み開始信号122
    に基づいて第2のメモリ300 および第4のメモリ480への書き込み制御信号などを生成する制御回路である。 また、出力制御部340 は、制御部38の第2の制御回路からの読み出し制御信号122 に基づいて第2のメモリ300 および第4のメモリ480 へのインターレースあるいはノンインターレース読み出し制御信号などを生成するとともに、YC変換器360 へ画像処理用の制御信号などを生成する制御回路である。

    【0029】ディジタルアナログ変換器40は、入力107
    からのディジタル画像データR、GおよびBをアナログ値にて表される画像信号に変換し、それをたとえば、モニタ装置がライン数が525 本、フィールド周波数が60Hz
    の525/60方式の RGBモニタ装置、ライン数が625 本、フィールド周波数が50Hzの625/50方式のRGB モニタ装置あるいは上記ライン数よりも少ないライン数からなる低解像度のRGB モニタ装置(いずれも図示せず)などに出力する。

    【0030】なお、第3の乗算器380 は上述の第1の乗算器210 と同じ機能を有し、第3の加算器400 は上述の第1の加算器220 と同じ機能を有し、第3のメモリ420
    は上述の第1のメモリ240 と同じ機能を有し、第4のメモリ420 は上述の第2のメモリ300 と同じ機能を有し、
    第4の乗算器440 は上述の第2の乗算器260 と同じ機能を有し、第4の加算器460 は上述の第2の加算器280 と同じ機能を有しているから、上記各部の説明は省く。

    【0031】図2は、上述したように第1と第2の変換ルートを有する構成になっているから、基本的に、第1
    の変換ルートにより被写体の画像をモニタに表示しているときは、第2の変換ルートは被写体の画像の変換処理を行い、また第2の変換ルートにより被写体の画像をモニタに表示しているときは、第1の変換ルートは被写体の画像の変換処理を行うことができる。 また図2において、たとえば、第2の変換ルートの第3の乗算器380 、
    第3の加算器400 、第3のメモリ420 、第4の乗算器44
    0 および第4の加算器460 を含まず、第2の加算器280
    の出力283 を第4のメモリ480 の入力に接続する構成とすることで、基本的に図2と同様に、モニタへの被写体の画像の表示、および被写体の画像の変換処理を各々独立に行うことができる。 また、図2において、たとえば、第2の変換ルートの第3の乗算器380 、第3の加算器400 、第3のメモリ420 、第4のメモリ480 、第4の乗算器440 、および第4の加算器460 を含まない第1の変換ルートのみの構成とし、モニタに被写体の画像を表示を行っているときは、被写体の画像の変換処理を行わず、また被写体の画像の変換処理を行っているときは、
    モニタに被写体の画像の表示を行わないことでもよい。

    【0032】また、図1および2において、アナログディジタル変換器16のフレームメモリ、第1のメモリあるいは第3のメモリを介さずに、アナログディジタル変換器16から直接画素データを第1の乗算器210 あるいは第3の乗算器380 に送り、さらに第1の加算器220 から直接画素データを第2の乗算器260 に送り、第3の加算器
    400 から直接画素データを第4の乗算器440 に送る構成でよい。

    【0033】次に、図2の各部に現れる画素データを図3および図4に示し、ムービー処理部20の各部の信号処理の方法について詳細に説明する。 なお、図3は、GストライプRB完全市松色フイルタ配列による高解像度CCD
    からの表示ドット、すなわち横1280×縦1024ドット構成を、説明の都合上、表示ドットを減らし、横16×縦4ドット構成とし、それらの画素データがムービー処理部20
    の各部により処理されて出力された画素データを示したものである。 また、図4は、RGB ストライプ色フイルタ配列による高解像度CCD からの表示ドット、すなわち横
    1280×縦1024ドット構成を、説明の都合上、表示ドットを減らし、横12×縦4ドット構成とし、それらの画素データがムービー処理部20の各部により処理されて出力された画素データを示したものである。 図3および図4において、横方向の番号は、ライン方向の表示ドットの番号を示し、また縦方向の番号は、ライン番号を示す。

    【0034】まず、GストライプRB完全市松色フイルタ配列の高解像度CCD により出力された画素データの信号処理の方法について、図1〜図3を参照して説明する。
    図1を参照すると、GストライプRB完全市松色フイルタ配列の高解像度CCD (撮像素子12)により出力された画素信号は、前処理回路14によりガンマ補正などの処理が行われてアナログディジタル変換器16に供給され、このアナログディジタル変換器16により、前処理したアナログ画像信号をディジタル値に変換され、さらに本実施例では、ディジタル値に変換された画素データは、制御部
    38の書き込み制御信号に基づき、このアナログディジタル変換器16内に含まれているフレームメモリに図3(a)
    に示すように蓄積される。

    【0035】このようにフレームメモリに蓄積された画素データは、本実施例では、制御部38の読み出し制御信号に基づき、1ラインおきに読み出され、1ラインおきに読み出された画素データR、G、およびB(図3(b)
    を参照、これは図3(a) のNO1 ラインとNO3ラインの画素データを読み出した図である)は、セレクタ200 を介して第1の乗算器210 に送られる。 この第1の乗算器21
    0 のR乗算器212 は、本実施例では、入力する画素データR nに係数1、3/4、1/2、1/4のいずれかを掛け、その結果を第1の加算器220 のR加算器222 に出力する。 この第1の乗算器210のG乗算器214 、B乗算器216 も同様に、本実施例では、入力する画素データG n、画素データ
    B nに係数1、3/4、1/2、1/4のいずれかを掛け、その結果を第1の加算器220 のG加算器224、B加算器226 にそれぞれ出力する。

    【0036】この第1の加算器220 のR加算器222 は、
    たとえば、まず3/4R 1に1/4 R 2を加えてR 11を作成し、
    次に3/4R 3に1/4 R 4を加えてR 22を作成し、このような方法により順次R nnを作成し、それを第1のメモリ240
    に出力する。 また、第1の加算器220 のG加算器224
    は、たとえば、まずG 2に0を加えG 11を作成し、次にG 4
    に0を加えG 22を作成し、このような方法により順次G
    nnを作成し、それを第1のメモリ240 に出力する。 第1の加算器220 のB加算器226 は、たとえば、まず1/4B
    1に3/4 B 2を加えてB 11を作成し、次に1/4B 3に3/4 B 4
    を加えてB 22を作成し、このような方法により順次B nn
    を作成し、それを第1のメモリ240 に出力する。 第1の加算器220 から出力された画素データR nn、 G nn、 B nnは、
    制御部38の書き込み制御信号に基づいて第1のメモリ24
    0 に、たとえば、図3(c) に示すように蓄積される。 上記の説明、および図3(b)、(c) からわかるように、たとえば、画素データRについては、3/4R 1と1/4 R 2を内挿してR 11を作成し、3/4R 3と1/4 R 4を内挿してR 22を作成しており、これは入力画素数が2個であるのに対して出力画素数は1個であり、1画素間引かれたことになる、同様のことが画素データBについてもいえる。 また、画素データGについては、たとえばG 1 、G 2、 G 3 、G 4の4個の入力画素の内、G 2、 G 4を出力画素とし、G 1 、G 3を間引いている。 また、この場合の内挿の方法、ならびに間引きの方法については、システムにより決定すればよい。

    【0037】このようにして第1のメモリ240 に蓄積された画素データR nn、 G nn、 B nnは、本実施例では、入力制御部320 の読み出し制御信号に基づいて第1のメモリ24
    0 から読み出され第2の乗算器260 に送られる。 この第2の乗算器260 のR乗算器262 は、本実施例では、入力する画素データR nnに係数1、3/4、1/2、1/4のいずれかを掛け、その結果を第2の加算器280 のR加算器282 に出力する。 この第2の乗算器260 のG乗算器264 、B乗算器266 もまた同様に、本実施例では、入力する画素データG nn、画素データB nnに係数1、3/4、1/2、1/4のいずれかを掛け、その結果を第2の加算器280 のG加算器284、B
    加算器286 にそれぞれ出力する。

    【0038】この第2の加算器280 のR加算器282 は、
    たとえば、まずR 11に0を加えてR 111を作成し、次に3/
    4R 11に1/4 R 22を加えてR 222を作成し、次に1/2R 11に1/
    2R 22を加えてR 333を作成し、次に1/4R 11に3/4 R 22を加えてR 444を作成し、次にR 22に0を加えてR 555を作成し、このような方法により順次R nnnを作成し、それを第2のメモリ300 に出力する。 第2の加算器280 のG加算器284 は、たとえば、まず1/2G 11に0(この場合の0の意味は、G 11の左側に加える画素データG 00がない)を加えてG 111を作成し、次にG 11に0を加えてG 222を作成し、次に1/2G 11に1/2G 22を加えてG 333を作成し、次にG
    22に0を加えてG 444を作成し、このような方法によりG
    nnnを順次作成し、それを第2のメモリ300 に出力する。 第2の加算器280 のB加算器286 は、たとえば、まず1/2B 11に0(この場合の0の意味は、B 11の左側に加える画素データB 00がない)を加えてB 111を作成し、次に3/4B 11に0(この場合の0の意味は、B 11の左側に加える画素データB 00がない)を加えてB 222を作成し、次にB 11に0を加えてB 333を作成し、次に3/4B 11に1/4B 22
    を加えてB 444を作成し、次に1/2B 11に1/2B 22を加えてB
    555を作成し、次に1/4B 11に3/4B 22を加えてB 666を作成し、次にB 22に0を加えてB 777を作成し、このような方法により順次B nnnを作成し、それを第2のメモリ300 に出力する。 第2の加算器280 から出力された画素データ
    R nnn、 G nnn、 B nnnは、入力制御部320 の書き込み制御信号に基づいて第2のメモリ300 に、たとえば、図3(d) に示すように蓄積される。 なお、上記の説明、図3(c)、
    (d) からわかるように、たとえば、画素データRについては、R 111、 R 555以外のR 222、 R 333、 R 444、 R 666、 R 777、 R
    888が補間画素であり、画素データGについては、G
    222、 G 444、 G 666、 G 888以外のG 111、 G 333、 G 555、 G 777が補間画素であり、画素データBについては、B 333、 B 777以外のB 111、 B 222、 B 444、 B 555、 B 666、 B 888が補間画素である。 また、この場合の補間画素の作成方法については、
    システムにより決定すればよい。

    【0039】このようにして第2のメモリ300 に蓄積された画素データR nnn、 G nnn、 B nnnは、本実施例では、出力制御部340 の読み出し制御信号に基づいて第2のメモリ
    300から読み出されYC変換器360 に送られる。 このY
    C変換器360 は、第2のメモリ300 からの画素データR
    nnn、 G nnn、 B nnnを用い、たとえば、0.3R nnn +0.59G nnn +0.
    11B nnnの演算から輝度信号Y nnnを作成し、また、0.7R
    nnn -0.59G nnnn -0.11B nnnの演算から色差信号R nnn -Y nnn
    を作成し、さらに-0.3R nnn -0.59G nnn +0.89B nnnの演算から色差信号B nnn -Y nnnを作成し、それぞれ作成した信号を出力106 に出力している。

    【0040】次に、RGB ストライプ色フイルタ配列の高解像度CCD により出力された画素データの信号処理方法について、図1、図2、および図4を参照して説明する。 図1を参照すると、RGB ストライプ色フイルタ配列の高解像度CCD (撮像素子12)により出力された画素信号は、前処理回路14によりガンマ補正などの処理が行われてアナログディジタル変換器16に供給され、次のアナログディジタル変換器16により、前処理したアナログ画像信号はディジタル値に変換され、さらに本実施例では、ディジタル値に変換された画素データは、制御部38
    の書き込み制御信号に基づき、このアナログディジタル変換器16内に含まれているフレームメモリに図4(a) に示すように蓄積される。

    【0041】このようにフレームメモリに蓄積された画素データは、本実施例では、制御部38の読み出し制御信号に基づき、1ラインおきに読み出され、1ラインおきに読み出されたRGB 画素データ(図4(b) を参照、これは図4(a) のNO1 ラインとNO3ラインの画素データを読み出した図である)は、セレクタ200 を介して第1の乗算器210 に送られる。 この第1の乗算器210 のR乗算器
    212 は、本実施例では、入力する画素データR nに係数5/
    6、1/6 のいずれかを掛けて、その結果を第1の加算器22
    0 のR加算器222 に出力する。 この第1の乗算器210 のG乗算器214 、B乗算器216 もまた同様に、本実施例では、入力する画素データG n、画素データB nに係数5/6、1/
    2、1/6 のいずれかを掛けて、その結果を第1の加算器22
    0 のG加算器224、B加算器226 にそれぞれ出力する。

    【0042】この第1の加算器220 のR加算器222 は、
    たとえば、5/6R 1に1/6 R 2を加えてR 11を作成し、次に
    5/6R 3に1/6 R 4を加えてR 22を作成し、このような方法によりR nnを順次作成し、それを第1のメモリ240 に出力する。 また、第1の加算器220 のG加算器224 は、たとえば1/2G 1に1/2G 2を加えてG 11を作成し、次に1/2G
    3に1/2G 4を加えてG 22を作成し、このような方法によりG nnを順次作成し、それを第1のメモリ240 に出力する。 第1の加算器220 のB加算器226 はまた、たとえば、1/6B 1に5/6 B 2を加えてB 11を作成し、次に1/6B 3
    に5/6B 4を加えてB 22を作成し、このような方法により
    B nnを順次作成し、それを第1のメモリ240 に出力する。 第1の加算器220 から出力された画素データR nn、 G
    nn、 B nnは、制御部38の書き込み制御信号に基づいて第1のメモリ240 に、たとえば、図4(c)に示すように蓄積される。 上記の説明、および図4(b)、(c) からわかるように、たとえば、画素データRについては、5/6R 1
    1/6R 2を内挿してR 11を作成し、5/6R 3と1/6R 4を内挿してR 22を作成しており、これは入力画素数が2個であるのに対して出力画素数は1個であり、1画素間引かれたことになる、同様のことが画素データG、Bについてもいえる。 また、この場合の内挿の方法、ならびに間引きの方法については、システムにより決定すればよい。

    【0043】このようにして第1のメモリ240 に蓄積された画素データR nn、 G nn、 B nnは、本実施例では、入力制御部320 の読み出し制御信号に基づいて第1のメモリ24
    0 から読み出されて第2の乗算器260 に送られる。 この第2の乗算器260 のR乗算器262 は、本実施例では、入力する画素データR nnに係数1、2/3、1/3のいずれかを掛け、その結果を第2の加算器280 のR加算器282 に出力する。 この第2の乗算器260 のG乗算器264 、B乗算器
    266 もまた同様に、本実施例では、入力する画素データ
    G nn、画素データB nnに係数1、2/3、1/3のいずれかを掛け、その結果を第2の加算器280 のG加算器284、B加算器286 にそれぞれ出力する。

    【0044】この第2の加算器280 のR加算器282 は、
    たとえば、まずR 11に0を加えてR 111を作成し、2/3R 11
    に1/3R 22を加えてR 222を作成し、次に1/3R 11に2/3R 22を加えてR 333を作成し、次にR 22に0を加えてR 444を作成し、このような方法により順次R nnnを作成し、それを第2のメモリ300 に出力する。 また、第2の加算器280のG加算器284 は、たとえば、まず2/3G 11に0(この場合の0の意味は、G 11の左側に加える画素データG 00がない)を加えてG 111を作成し、次にG 11に0を加えてG 222
    を作成し、次に2/3G 11に1/3G 22を加えてG 333を作成し、
    次に1/3G 11に2/3G 22を加えてG 444を作成し、次にG 22に0を加えてG 555を作成し、このような方法により順次G
    nnnを作成し、それを第2のメモリ300 に出力する。 第2の加算器280 のB加算器286 はまた、たとえば、まず
    1/3B 11に0(この場合の0の意味は、B 11の左側に加える画素データB 00がない)を加えてB 111を作成し、次に
    2/3B 11に0(この場合の0の意味は、B 11の左側に加える画素データB 00がない)を加えてB 222を作成し、次に
    B 11に0を加えてB 333を作成し、次に2/3B 11に1/3B 22を加えてB 444を作成し、次に1/3B 11に2/3B 22を加えてB 555
    を作成し、次にB 22に0を加えてB 666を作成し、このような方法により順次B nnnを作成し、それを第2のメモリ
    300 に出力する。 第2の加算器280 から出力された画素データR nnn、 G nnn、 B nnnは、入力制御部320 の書き込み制御信号に基づいて第2のメモリ300 に、たとえば、図4
    (d) に示すように蓄積される。 なお、上記の説明、図4
    (c)、(d)からわかるように、たとえば、画素データRについては、R 111、 R 444以外のR 222、 R 333、 R 555、 R 666が補間画素であり、画素データGについては、G 222、 G 555以外のG 111、 G 333、 G 444、 G 666が補間画素であり、画素データBについては、B 333、 B 666以外のB 111、 B 222、 B 444、 B
    555、が補間画素である。 また、この場合の補間画素の作成方法については、システムにより決定すればよい。

    【0045】このようにして第2のメモリ300 に蓄積された画素データR nnn、 G nnn、 B nnnは、本実施例では、出力制御部340 の読み出し制御信号に基づいて第2のメモリ
    300から読み出されYC変換器360 に送られる。 このY
    C変換器360 は、第2のメモリ300 からの画素データR
    nnn、 G nnn、 B nnnを用い、たとえば、0.3R nnn +0.59G nnn +0.
    11B nnnの演算から輝度信号Y nnnを作成し、また、0.7R
    nnn -0.59G nnnn -0.11B nnnの演算から色差信号R nnn -Y nnn
    を作成し、さらに-0.3R nnn -0.59G nnn +0.89B nnnの演算から色差信号B nnn -Y nnnを作成し、それぞれ作成した信号を出力106 に出力している。

    【0046】以上のような構成において、本実施例における電子スチルカメラ1の動作を説明する。 まず、カメラ1の撮像素子12が標準解像度のCCD(表示ドット数、横
    640×縦512 ドット) であり、そのCCD に結像された被写体の画像をNTSC方式のモニタ装置に表示する場合、このCCD12 から出力された画素信号がNTSC方式の映像信号に変換されモニタに表示されるまでの動作について説明する。

    【0047】撮像レンズ10による被写体の光学像は、標準解像度のCCD12 の撮像面に結像される。 このCCD12
    は、その結像の横640 ×縦512 ドットの画素を走査してその画素信号を前処理回路14に送る。 この前処理回路14
    は、入力した画像信号を所定のレベルまで増幅し、さらにこの増幅した画像信号にブラックレベル補正、ホワイトバランス補正、ガンマ補正などの処理を行いアナログディジタル(A/D) 変換器16に送る。 このアナログディジタル変換器16は、入力したアナログ画像信号をディジタル値に変換し、さらにディジタル値に変換した画像データをアナログディジタル変換器16内のフレームメモリに蓄積する。 制御部38のノンインラレース方式の読み出し制御信号により、フレームメモリに蓄積された画像データを読み出してYC処理部18に送る。

    【0048】次に、このYC処理部18は、入力した画像データR、GおよびBを輝度信号データYおよび色差信号データRY、BY のデータ形式に変換して後処理回路22
    に出送る。 この後処理回路22は、入力した輝度信号データYに対し輪郭補正を、また色差信号データRY および
    BY に対し色補正をそれぞれ行い、その補正した画像信号をディジタルアナログ(D/A) 変換器24に送る。 このディジタルアナログ変換器24は、入力した画像信号をアナログ値にて表される画像信号に変換し再生部26に送る。
    この再生部26は、入力した画像信号をNTSC方式の映像信号に変換しNTSC方式のモニタ装置に送る。 そして、このモニタ装置は、カメラ1からの被写体の画像を表示する。

    【0049】次に、カメラ1の撮像素子12がGストライプRB完全市松フイルタの高解像度のCCD(表示ドット数、
    横1280×縦1024ドット) であり、そのCCD に結像された被写体の画像をNTSC方式のモニタ装置に表示する場合、
    このCCD12 から出力された画素信号がNTSC方式の映像信号に変換されモニタに表示されるまでの動作について説明する。

    【0050】撮像レンズ10による被写体の光学像は、高解像度のCCD12 の撮像面に結像される。 このCCD12 は、
    その結像の横1280×縦1024ドットの画素を走査してその画素信号を前処理回路14に送る。 この前処理回路14は、
    入力した画像信号を所定のレベルまで増幅し、さらにこの増幅した画像信号にブラックレベル補正、ホワイトバランス補正、ガンマ補正などの処理をしてアナログディジタル(A/D) 変換器16に送る。 このアナログディジタル変換器16は、入力したアナログ画像信号をディジタル値に変換し、さらにディジタル値に変換した画像データをアナログディジタル変換器16内のフレームメモリに、本実施例では120ms の時間で蓄積する。 CCD12 からの横12
    80×縦1024ドットの画素データは、図3(a) に示すような画素配列でフレームメモリに蓄積されている。

    【0051】このフレームメモリに蓄積された画像データは、制御部38の読み出し制御信号に基づき、1ラインおきに読み出され、その読み出された画素データR、
    G、およびBは、セレクタ200 を介し第1の乗算器210
    に送られる。 この第1の乗算器210 のR乗算器212 は、
    入力する画素データR nに1、3/4、1/2、1/4いずれかの係数を掛けて第1の加算器220 のR加算器222 に送る。 また、第1の乗算器210 のG乗算器214 、B乗算器216 も同様に、入力する画素データG n、画素データB nに1、3/
    4、1/2、1/4いずれかの係数を掛けて第1の加算器220 のG加算器224、B加算器226 にそれぞれ送る。

    【0052】この第1の加算器220 のR加算器222 は、
    R乗算器212 からの3/4R 1と1/4 R 2を加えR 11を作成し、次に3/4R 3と1/4 R 4を加えR 22を作成し、このように順次R nnを作成し第1のメモリ240 に送る。 また、第1の加算器220 のG加算器224は、G乗算器214 からのG
    2とこのG加算器224 内部の0を加えG 11を作成し、次にG乗算器214 からのG 4とこのG加算器224 内部の0を加えG 22を作成し、このように順次G nnを作成し第1のメモリ240 に送る。 第1の加算器220 のB加算器226
    は、B乗算器216 からの1/4B 1と3/4 B 2を加えB 11を作成し、次に1/4B 3に3/4 B 4を加えてB 22を作成し、このように順次B nnを作成し第1のメモリ240 に送る。 第1
    の加算器220 から送られてきた画素データR nn、 G nn、 B nn
    を制御部38の書き込み制御信号に基づいて第1のメモリ
    240 に蓄積する。 制御部38の書き込み制御信号に基づいて間引かれた横640 ×縦512 ドットからなる画素データは、図3(c) に示すような画素配列で第1のメモリ240
    に蓄積される。

    【0053】このように第1のメモリ240 に蓄積された画素データR nn、 G nn、 B nnは、入力制御部320 の読み出し制御信号に基づいて第1のメモリ240 から読み出され第2の乗算器260 に送られる。 この第2の乗算器260 のR
    乗算器262 は、入力する画素データR nnに1、3/4、1/2、1
    /4いずれかの係数を掛け第2の加算器280 のR加算器28
    2 に送る。 また、第2の乗算器260 のG乗算器264 、B
    乗算器266 も同様に、入力する画素データG nn、画素データB nnに1、3/4、1/2、1/4いずれかの係数を掛け第2の加算器280 のG加算器284、B加算器286 にそれぞれ送る。

    【0054】この第2の加算器280 のR加算器282 は、
    R乗算器262 からのR 11とR加算器282 内部の0を加え
    R 111を作成し、次にR乗算器262 からの3/4R 11と1/4 R
    22を加えR 222を作成し、次にR乗算器262 からの1/2R
    11と1/2R 22を加えR 333を作成し、次にR乗算器262 からの1/4R 11と3/4 R 22を加えR 444を作成し、次にR乗算器
    262 からのR 22とR加算器282 内部の0を加えR 555を作成し、このように順次R nnnを作成し第2のメモリ300 に送る。 また第2の加算器280 のG加算器284 は、G乗算器264 からの1/2G 11とG加算器284 内部の0を加えG 111
    を作成し、次にG乗算器264 からのG 11とG加算器284
    内部の0を加えG 222を作成し、次にG乗算器264 からの
    1/2G 11と1/2G 22を加えG 333を作成し、次にG乗算器264
    からのG 22とG加算器284 内部の0を加えG 444を作成し、このようにG nnnを順次作成し第2のメモリ300 に出力する。 また第2の加算器280 のB加算器286 は、B乗算器266 からの1/2B 11とB加算器286 内部の0を加えB
    111を作成し、次にB乗算器266からの3/4B 11とB加算器
    286 内部の0を加えB 222を作成し、次にB乗算器266 からのB 11とB加算器286 内部の0を加えB 333を作成し、
    次にB乗算器266 からの3/4B 11と1/4B 22を加えB 444を作成し、次にB乗算器266 からの1/2B 11と1/2B 22を加えB
    555を作成し、次にB乗算器266 からの1/4B 11と3/4B 22
    を加えB 666を作成し、次にB乗算器266 からのB 22とB
    加算器286 内部の0を加えてB 777を作成し、このように順次B nnnを作成し第2のメモリ300 に送る。 第2の加算器280 から送られてきた画素データR nnn、 G nnn、 B nnnを入力制御部320 の書き込み制御信号に基づいて第2のメモリ300 に蓄積する。 なお、この場合、第2の加算器280
    から各サンプル点でのR、GおよびBの画素データが送られてくるから、第2のメモリ300 には、それぞれが横
    640 ×縦512 ドットからなる図3(d) に示すような画素配列で蓄積されている。 本実施例では、適当に画素データを間引くから、アナログディジタル変換器16のフレームメモリから画素データが読み出され、120ms 内に画素データR nnn、 G nnn、 B nnnを第2のメモリに蓄積する。 したがって、この第2のメモリに蓄積した画素データを実時間で再生部26を介してNTSC方式のモニタ装置29に表示する。 また、このモニタ装置29がNTSC方式よりも低解像度のモニタである場合、画素データの間引き量を多くできるから、アナログディジタル変換器16のフレームメモリから画素データが読み出され、画素データR nnn、 G nnn、 B
    nnnを第2のメモリに蓄積するまでの時間をさらに短かにできる効果がある。

    【0055】このようにして第2のメモリ300 に蓄積された画素データR nnn、 G nnn、 B nnnを出力制御部340 の読み出し制御信号に基づいて第2のメモリ300 から読み出しYC変換器360 に送られる。 このYC変換器360 は、第2のメモリ300 からの画素データR nnn、 G nnn、 B nnnを用い、0.3R nnn +0.59G nnn +0.11B nnnの演算をして輝度信号
    Y nnnを作成し、また、0.7R nnn -0.59G nnnn -0.11B nnnの演算をして色差信号R nnn -Y nnnを作成し、さらに-0.3R nnn
    -0.59G nnn +0.89B nnnの演算をして色差信号B nnn -Y nnnを作成し後処理回路22に送る。 この後処理回路22は、入力した輝度信号データYに対して輪郭補正を、また色差信号データRY およびBY に対して色補正を行いディジタルアナログ(D/A) 変換器24に送る。 このディジタルアナログ変換器24は、入力した画像信号をアナログ値にて表される画像信号に変換し再生部26に送る。 この再生部26
    は、入力した画像信号をNTSC方式の映像信号に変換しNT
    SC方式のモニタ装置に送る。 そして、このモニタ装置は、カメラ1からの被写体の画像を表示する。 なお、上記信号処理は、水平走査線方向の画素データに対して説明したが、垂直方向の画素データに対しても同様の信号処理ができる。

    【0056】次に、カメラ1の撮像素子12がRGB ストライプ色フイルタ配列の高解像度のCCD(表示ドット数、 横
    1280×縦1024ドット) であり、そのCCD に結像された被写体の画像をNTSC方式のモニタ装置に表示する場合、このCCD12 から出力された画素信号がNTSC方式の映像信号に変換されモニタに表示されるまでの動作について説明する。

    【0057】撮像レンズ10による被写体の光学像は、高解像度のCCD12 の撮像面に結像される。 このCCD12 は、
    その結像の横1280×縦1024ドットの画素を走査してその画素信号を前処理回路14に送る。 この前処理回路14は、
    入力した画像信号を所定のレベルまで増幅し、さらにこの増幅した画像信号にブラックレベル補正、ホワイトバランス補正、ガンマ補正などの処理をしてアナログディジタル(A/D) 変換器16に送る。 このアナログディジタル変換器16は、入力したアナログ画像信号をディジタル値に変換し、さらにディジタル値に変換した画像データをアナログディジタル変換器16内のフレームメモリに蓄積する。 CCD12 からの横1280×縦1024ドットの画素データは、図4(a) に示すような画素配列でフレームメモリに蓄積されている。

    【0058】このフレームメモリに蓄積された画像データは、制御部38の読み出し制御信号に基づき、1ラインおきに読み出され、その読み出された画素データR、
    G、およびBは、セレクタ200 を介し第1の乗算器210
    に送られる。 この第1の乗算器210 のR乗算器212 は、
    入力する画素データR nに5/6、1/6 いずれかの係数を掛け第1の加算器220 のR加算器222 に送る。 また第1の乗算器210 のG乗算器214、B乗算器216 も同様に、入力する画素データG n、画素データB nに5/6、1/2、1/6いずれかの係数を掛け第1の加算器220 のG加算器224、B加算器226 にそれぞれ送る。

    【0059】この第1の加算器220 のR加算器222 は、
    R乗算器212 からの5/6R 1と1/6 R 2を加えR 11を作成し、次にR乗算器212 からの5/6R 3と1/6 R 4を加えR 22
    を作成し、このようにR nnを順次作成し第1のメモリ24
    0 に送る。 また、第1の加算器220 のG加算器224 は、
    G乗算器214 からの1/2G 1と1/2G 2を加えG 11を作成し、次にG乗算器214 からの1/2G 3と1/2G 4を加えG 22
    を作成し、このようにG nnを順次作成し第1のメモリ240
    に送る。 また、第1の加算器220 のB加算器226は、B
    乗算器216 からの1/6B 1と5/6 B 2を加えB 11を作成し、
    次にB乗算器216からの1/6B 3と5/6B 4を加えB 22を作成し、このようにB nnを順次作成し第1のメモリ240 に送る。 第1の加算器220 から送られてきた画素データR
    nn、 G nn、 B nnを制御部38の書き込み制御信号に基づいて第1のメモリ240 に蓄積する。 制御部38の書き込み制御信号に基づいて間引かれた横640 ×縦512 ドットからなる画素データは、図4(c) に示すような画素配列で第1のメモリ240 に蓄積される。

    【0060】このようにして第1のメモリ240 に蓄積された画素データR nn、 G nn、 B nnを入力制御部320 の読み出し制御信号に基づいて第1のメモリ240 から読み出し第2の乗算器260 に送る。 この第2の乗算器260 のR乗算器262 は、入力する画素データR nnに1、2/3、1/3いずれかの係数を掛け第2の加算器280 のR加算器282 に送る。 また、第2の乗算器260 のG乗算器264 、B乗算器
    266 も同様に、入力する画素データG nn、画素データB nn
    に1、2/3、1/3いずれかの係数を掛け第2の加算器280 のG加算器284、B加算器286 にそれぞれ送る。

    【0061】この第2の加算器280 のR加算器282 は、
    R乗算器262 からのR 11とR加算器282 内部の0を加え
    R 111を作成し、R乗算器262 からの2/3R 11と1/3R 22を加えR 222を作成し、次にR乗算器262 からの1/3R 11と2/3R
    22を加えR 333を作成し、次にR乗算器262 からのR 22とR加算器282 内部の0を加えR 444を作成し、このように順次R nnnを作成し第2のメモリ300 に送る。 また、第2
    の加算器280 のG加算器284 は、G乗算器264 からの2/
    3G 11とG加算器284 内部の0を加えG 111を作成し、次にG乗算器264 からのG 11とG加算器284 内部の0を加え
    G 222を作成し、次にG乗算器264 からの2/3G 11と1/3G 22
    を加えG 333を作成し、次にG乗算器264からの1/3G 11と2
    /3G 22を加えG 444を作成し、次にG乗算器264 からのG 22
    とG加算器284 内部の0を加えG 555を作成し、このように順次G nnnを作成し第2のメモリ300 に送る。 また、
    第2の加算器280 のB加算器286 は、B乗算器266 からの1/3B 11とB加算器286 内部の0を加えB 111を作成し、
    次にB乗算器266 からの2/3B 11とB加算器286 内部の0
    を加えB 222を作成し、次にB乗算器266 からのB 11とB
    加算器286 内部の0を加えB 333を作成し、次にB乗算器
    266 からの2/3B 11と1/3B 22を加えB 444を作成し、次にB
    乗算器266 からの1/3B 11と2/3B 22を加えB 555を作成し、
    次にB乗算器266 からのB 22にB加算器286 内部の0を加えB 666を作成し、このように順次B nnnを作成し第2のメモリ300 に送る。 第2の加算器280から出力された画素データR nnn、 G nnn、 B nnnを入力制御部320 の書き込み制御信号に基づいて第2のメモリ300 に蓄積する。 なお、
    この場合、第2の加算器280 から各サンプル点でのR、
    GおよびBの画素データが送られてくるから、第2のメモリ300 には、それぞれが横640 ×縦512 ドットからなる図4(d) に示すような画素配列で蓄積されている。

    【0062】出力制御部340 の読み出し制御信号に基づいて第2のメモリ300 から読み出された画素データR
    nnn、 G nnn、 B nnnがNTSC方式の映像信号に変換されるまでの動作は上述のGストライプRB完全市松フイルタの場合と同じであり、説明を省く。

    【0063】なお、上記信号処理は、水平走査線方向の画素データに対して説明したが、垂直方向の画素データに対しても同様の信号処理ができる。

    【0064】このようにこの実施例では、カメラ1の撮像素子12が高解像度のCCD である場合に、そのCCD に結像された高解像度の被写体像の画素数をNTSC方式のモニタ装置に表示できる画素数に変換するムービー処理部20
    を有している。

    【0065】本発明を電子スチルカメラに適用し、GストライプRB完全市松色フイルタ配列あるいはRGB ストライプ色フイルタ配列からなる横1280×縦1024ドット構成の高解像度CCD に結像した画像をNTSC方式のモニタ装置に表示できる特定の処理回路について説明したが、本発明は、ベイヤ色フイルタ配列、インタライン色フイルタ配列、GストライプRB市松色フイルタ配列、あるいは斜めストライプ色フイルタ配列などの高解像度CCD に結像した画像を、PAL方式のモニタ装置、SECAM方式のモニタ装置、 525/60方式の RGBモニタ装置、 625/50方式の RGBモニタ装置、あるいはこれら上記モニタ装置の解像度よりも低い解像度のモニタ装置に効果的に適用することができる。

    【0066】

    【発明の効果】このように本発明によれば、電子スチルカメラにおいて、このカメラが高解像度の撮像手段を有している場合、この高解像度の撮像手段にて得られた画素データをNTSC方式のような標準解像度のモニタ装置あるいはそれよりも低い低解像度のモニタ装置に実時間で表示できる画素データに変換する処理手段を設けたから、一般に使用されている標準解像度のモニタ装置に高解像度の撮像手段にて得られた被写体像を表示できる効果がある。 本発明はとくに、高解像度で撮像する電子スチルカメラに効果的に適用される。 また、高解像度のモニタ装置を用いないですむからモニタのシステム価格を安くできるとともに、モニタのスペースを小さくできる効果がある。 さらに、この処理手段は、高解像度の撮像手段にて得られた被写体像を歪みの少ない被写体像の画素データに変換するから、このカメラの撮像者は、たとえば正確な方向から撮像できる効果がある。 さらにまた、カメラとモニタとを離して使用するシステムではとくに、撮像者は、モニタにより歪みの少ない被写体像を実時間で見ることができるから、効果的に被写体へのカメラの角度などを遠隔操作ができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明が適用される電子スチルカメラの一実施例を示すブロック図である。

    【図2】図1に示した電子スチルカメラに適用するムービー処理部の一例を示すブロック図である。

    【図3】GストライプRB完全市松色フイルタ配列による高解像度CCD からの画素データを受け図2に示すムービー処理部が行う信号処理例を示す説明図である。

    【図4】RGB ストライプ色フイルタ配列による高解像度
    CCD からの画素データを受け図2に示すムービー処理部が行う信号処理例を示す説明図である。

    【符号の説明】

    1 電子スチルカメラ 10 撮像レンズ 12 撮像素子 14 前処理回路 16 アナログディジタル変換器(A/D) 18 YC処理部 20 ムービー処理部 22 後処理回路 24、40 ディジタルアナログ変換器(D/A) 26 再生部 28、200 セレクタ 30 圧縮処理部 32 メモリ 34 インタフェース(I/F) 36 メモリカード 38 制御部 210 第1の乗算器 220 第1の加算器 240 第1のメモリ 260 第2の乗算器 280 第2の加算器 300 第2のメモリ 320 入力制御部 340 出力制御部 360 YC変換器 480 第4のメモリ

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