The novel compounds wf00144

申请号 JP54687699 申请日 1999-05-21 公开(公告)号 JP2002510335A 公开(公告)日 2002-04-02
申请人 藤沢薬品工業株式会社; 发明人 憲俊 坂本; 嘉弘 大津; 資弘 日野; 敏裕 柴田; 美穂 田中; 茂弘 高瀬; 泰久 鶴海;
摘要 The present invention provides a new bioactive compound, WF00144 substance or its salt which has an inhibitory activity against gluconeogenesis, and a process for production of the same, which comprises culturing a WF00144 substance-producing strain belonging to the genus Phoma in a nutrient medium and recovering the WF00144 substance. Also provided are a pharmaceutical composition containing the WF00144 substance or pharmaceutically acceptable salt thereof, a use of the WF00144 substance as a medicament and use of the WF00144 substance for the manufacture of a medicament for therapeutic treatment or prevention of diabetes in human or animal.
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 以下の物理化学的性質を有するWF00144物質またはその塩。 (1) 分子式: C 27 H 40 O 9 (2) 元素分析:C 27 H 40 O 9・1/2H2O 計算値:C 62.65,H 7.98 実測値:C 62.22,H 7.97 (3) 分子量: ESI-MS(負):m/z 507(M−H) - (計算分子量:508.61) (4) 融点: 85-89℃(分解) (5) 比旋光度: [α]D(23℃)=-16°(c=0.2,クロロホルム中) (6) 紫外吸収スペクトル: λmax(メタノール):275nm(ε=8000) (7) 溶解性: 可溶:アセトニトリル、クロロホルム、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド わずかに可溶:n−ヘキサン 不溶:水(8) 呈色反応: 陽性:硫酸セリウム反応、ヨウ素蒸気反応 陰性:モーリッシュ反応、ニンヒドリン反応、ドラーケンドルフ反応 エールリッヒ反応(9) 赤外吸収スペクトル: νmax(KBr):3480,2980,2930,1730,1710,1650,1620,1460,1380,116 0,1140cm -1 2. 栄養培地内で、WF00144物質生産微生物を培養し、生じた培養培地からWF00144物質またはその塩を回収することからなる、WF00144 物質またはその塩の製造方法。 3. Phoma sp. No. 00144(FERM BP 6360)の生物学的純粋培養物。 4. WF00144物質または医薬として許容されるその塩を含有する医薬組成物。 5. WF00144物質の医薬としての使用。 6. WF00144物質をヒトまたは動物に投与することからなる糖尿病の治療または予防方法。 7. WF00144物質の、ヒトまたは動物における糖尿病を治療または予防するための医薬の製造のための使用。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 新規化合物WF00144 技術分野 本発明は、以下においてWF00144物質と称される医薬として有用な新規生理活性化合物またはその塩に関するものである。 発明の開示 本発明は、新規生理活性化合物WF00144物質またはその塩に関するものである。 より詳しくは、糖新生に対する阻害活性を有する新規化合物WF00144物質またはその塩、それらの製造方法、それらを含有し、抗糖尿病薬として有用な医薬組成物、ならびにそれらの医薬としての使用に関するものである。 したがって、この発明の一つの目的は、糖尿病などの治療および予防に有用な新規化合物WF00144物質を提供することである。 この発明の他の目的は、栄養培地内でのWF00144物質生産生物の発酵によってWF00144物質を製造する方法を提供することである。 この発明のさらに他の目的は、有効成分としてWF00144物質を含有する医薬組成物を提供することである。 この発明のいま一つの目的は、糖尿病などの治療および予防のためのWF00 144物質の用途を提供することである。 WF00144物質は、WF00144物質生産微生物、特にPhoma s p. No. 00144などのPhoma属に属する菌株の栄養培地内での発酵によって製造することが可能である。 この明細書に記載している特定の生物は、例示に過ぎず、WF00144物質の製造は、この生物を使用することに限定されるものではない。 自然変異株、およびX線照射、紫外線照射、N−メチル−N'−ニトロ−N−ニトロソグアニジン、2−アミノプリンによる遺伝子工学処理などの慣用の方法によって前記の生物から生成可能な人工変異株などの、WF00144物質を生産することができるいかなる変異株を使用することも、この発明は包含している。 生産菌株No. 00144の特性 真菌No. 00144は、日本国山梨県南都留群足和田村で採取した腐敗葉試料から、最初に分離された。 この生物は、種々の培地で限定的に成長し、オリーブ褐色ないし暗緑色のコロニーを形成した。 寒天培地の表面または内部で、菌株は、分生子殻状の分生子果を形成した。 分生子果は、球形ないし準球形、茶色で、内壁面にフラスコ型分生子形成細胞を形成した。 分生子は、無色、単細胞で、 球形ないし準球形であった。 菌株は完全世代を形成しなかった。 その菌学的特性は以下の通りであった。 種々の寒天培地での培養特性を表1に要約する。 ポテトデキストロース寒天での培養株は、抑制的に増殖し、25℃で2週間後に直径2.0〜3.0cmに達した。 このコロニー表面は、平坦ないし隆起状で、フェルト状ないし綿状で、緑色がかった灰色ないし暗緑色であった。 多くの分生子果が培地の表面または内部に形成された。 裏面の色は暗灰色ないし赤味がかった灰色であり、赤味がかった可溶色素を生じることがあった。 コーンミール寒天でのコロニーは、同一条件において、ポテトデキストロース寒天の場合よりも抑制的に広がり、直径1.5〜 2.5cmに達した。 表面は、平坦、フェルト状、浸出状態であり、中央部で茶色がかった灰色ないしオリーブ色がかった茶色、周縁部で暗灰色ないし暗緑色であった。 裏面は暗灰色ないし暗緑色であった。 分生子果は多量に形成された。 形態学的特性を、三浦のLCA平板(Miura,KおよびM.Kudo:Trans.Mycl.Soc.Ja pan,11:116-118,1970)上の培養に基づいて決定した。 分生子果は、分生子殻状で、表在性または液浸し、分離し、茶色ないし焦げ茶色であった。 それらの形状は、球形ないし準球形、時には乳頭状で、個別の開孔型で、単室構造で、大きさは60〜90(〜110)x55〜85μmであった。 孔口は、直径が10 〜30(〜35)μmであった。 経時培養株の場合、数個の分生子殻が、孔口の周りに1〜3(〜5)個の剛毛を形成した。 これらの剛毛は、焦げ茶色、滑らか、厚膜状で、不分枝状で、少し屈曲し、先が尖り、15〜24x4〜6μmであった。 分生子殻壁は薄く、1〜2個の細胞膜から構成されていた。 分生子殻壁の細胞は、厚膜状で、茶色、不規則形状で、3.5〜8x2.5〜6.5μmであり、多菌組織を形成した。 分生子殻の内壁は、分生子柄を有しない分生子形成細胞を直接形成した。 分生子生成細胞は、離散状、頂端生長性、無色、滑らか、 フラスコ状ないし壺状で、3.5〜8x2.5〜6μmであった。 分生子生成細胞の端部は、幅が1.5ないし2.5μmであった。 分生子は、内生出芽型、フィアロ型、無色、滑らか、単細胞で、球形ないし準球形で、基部に小突起を有し、2.5〜3.5x(2〜)2.5〜3μmであった。 栄養菌糸は、滑らかで隔壁を有し、茶色で、分枝状であった。 菌糸細胞は、円筒状で、幅が1.5〜5μ mであった。 厚膜胞子は観察されなかった。 菌株No. 00144は、5〜30℃の温度範囲で増殖可能であり、最適の増殖は21〜24℃であった。 これらの温度データは、ポテトデキストロース寒天(日製)において決定した。 Arx(J.A.von Arx:The Genera of Fungi‐Sporulating in Pure Culture 3版,pp.315,J.Cramer,Vaduz,1974)およびSutton(B.C.Sutton:The Coelom ycetes‐Fungi Imperfecti with Pycnidia,AcervuliおよびStroma,pp.696,C ommonwealth Mycological Institute,Kew,1980)による菌類分類基準に照らし合わせて、菌株No. 00144が、分生子果不完全菌Phoma属Sacc. 1880(スフェロプシス目)に属すると判断した。 したがって、我々は、この分離菌株をPhoma属の一つの菌株と同定し、それをPhoma s p. No. 00144と命名した。 ブダペスト条約に基づいて、この菌株を、日本国茨城県つくば市東1丁目1番3号の工業技術院生命工学工業技術研究所に、 FERM BP−6360として寄託した(受託日:1998年5月19日)。 表1 菌株No. 00144の培養特性

    略記法:G:増殖(コロニーの大きさを直径で測定) S:コロニー表面 R:裏面

    * :麦芽エキス寒天、ツザペク溶液寒天およびMY20寒天の組成は、JCM菌株目録(Nakase,T.,6版,pp.617,Japan Collection of Microorganisms,理化学研究所,埼玉,1995)に基づいた。 これらの特性は、25℃でのインキュベーションの14日後に観察された。 色表現は、メシュエン色ハンドブック(Kornerup,A.およびJ.H.Wanscher,3版,pp.252,Methuen,London,1978)に基づいた。 WF00144物質の製造 WF00144物質は、Phoma属に属するWF00144物質生産菌株が、好気条件(たとえば振盪培養、浸漬培養など)において、同化可能な炭素源および窒素源を含む栄養培地内で増殖するときに生産される。 栄養培地内の好ましい炭素源としては、炭水化物、たとえばブドウ糖、蔗糖、 澱粉、果糖、グリセリンなどを挙げることができる。 好ましい窒素源としては、落花生粉、酵母エキス、ペプトン、グルテンミール、綿実粉、大豆粉、大豆ミール、コーンスチープリカー、乾燥酵母、小麦胚芽など、さらには無機または有機の窒素化合物、たとえばアンモニウム塩(たとえば硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウムなど)、尿素またはアミノ酸などを挙げることができる。 炭素源および窒素源は、組み合わせて用いるのが有利であるが、微量の増殖因子およびかなりの量のミネラル栄養分を含んだ低純度物質も使用に適しているので、純粋な形で用いる必要はない。 所望するならば、培地に、炭酸ナトリウムまたはカルシウム、燐酸ナトリウムまたはカリウム、塩化ナトリウムまたはカリウム、ヨウ化ナトリウムまたはカリウム、マグネシウム塩、銅塩、亜鉛塩、鉄塩またはコバルト塩などのミネラル塩を加えてもよい。 必要に応じて、特に培地が著しく発泡する場合、流動パラフィン、脂肪油、植物油、鉱油、シリコーンなどの消泡剤を加えてもよい。 培養混合物の攪拌と通気は、種々の方法で実施してもよく、たとえば、攪拌は、プロペラまたは同様の機械式攪拌装置を用いるか、発酵槽を回転または振盪するなどの方法を用いてもよい。 発酵は、発酵の条件および規模により変動することがあるが、通常、約10℃ 〜40℃、好ましくは20℃〜35℃の温度で約24時間〜120時間実施する。 発酵終了時に、WF00144物質の回収のため、培養した培地は、生理活性物質の回収と精製に慣用的に用いられる種々の方法、たとえば適当な溶媒またはいくつかの溶媒の混合物を用いる溶媒抽出、クロマトグラフィー、または適当な溶媒または溶媒の混合物からの再結晶などに付される。 このようにして得られたWF00144物質は、慣用の方法でその塩に変換可能である。 WF00144物質の塩としては、有機または無機の塩基との塩、たとえばアルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩またはカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(たとえばカルシウム塩またはマグネシウム塩)、有機アミン塩(たとえばエタノールアミン塩など)、アミノ酸塩(たとえばアルギニン塩、リシン塩、 ヒスチジン塩など)などを挙げることができる。 このようにして得られたWF00144物質は、以下の物理化学的性質を有する。 (1) 外観 白色粉末(2) 分子式: C

    27 H

    40 O

    9

    (3) 元素分析:C

    27 H

    40 O

    9・1/2H2O 計算値:C 62.65,H 7.98 実測値:C 62.22,H 7.97 (4) 分子量: ESI-MS(負):m/z 507(M−H)

    -

    (計算分子量:508.61) (5) 融点: 85-89℃(分解) (6) 比旋光度: [α]D(23℃)=-16゜(c=0.2,クロロホルム中) (7) 紫外吸収スペクトル: λmax(メタノール):275nm(ε=8000) (8) 溶解性: 可溶:アセトニトリル、クロロホルム、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド わずかに可溶:n−ヘキサン 不溶:水、 (9) 呈色反応: 陽性:硫酸セリウム反応、ヨウ素蒸気反応 陰性:モーリッシュ反応、ニンヒドリン反応、ドラーゲンドルフ反応 エールリッヒ反応(10) 薄層クロマトグラフィー(TLC):

    * E. Merck製(11) 高速液体クロマトグラフィー(HPLC): 条件: カラム:YMC-Pack Pro C18 AS-302

    ** (4.6mmφx150mmL) 移動相:0.05%トリフルオロ酢酸を含む50%アセトニトリル水溶液 流量:1ml/min 検出:UV、280nm 保持時間:7.9分

    ** :YMC株式会社製(12) 赤外吸収スペクトル: νmax(KBr):3480,2980,2930,1730,1710,1650,1620,1460,1380,116 0,1140cm

    -1 (15) 物質の性質: 両性物質WF00144物質の生物学的性質 WF00144物質は、糖新生に対する阻害活性などの薬理活性を有し、したがって、糖尿病などの治療および予防に有用である。 さらに、WF00144物質は、糖新生に対する阻害活性などの有用な薬理活性を有するので、種々の疾患に対して有用であろう。 WF00144物質の生物学的活性を示す例として、生物学的データを以下に説明する。 試験(ラット肝細胞糖新生に対するWF00144物質の作用) 24時間絶食させた雄性ウィスターラット(150〜200g)から、コラゲナーゼ潅流法によって肝細胞を調製した。 5%(v/v)ウシ胎仔血清と0.1 mg/mlカナマイシンを含むウィリアムのE培地内で、96穴の組織培養プレートを用いて、細胞を6時間培養した。 細胞を燐酸緩衝食塩水で洗浄し、ブドウ糖を含まず、20mMピルビン酸、1x10

    -7 Mグルカゴン、0.1mg/ml カナマイシンおよび1%(v/v)ウシ胎仔血清を添加したダルベッコの改変イーグル培地でインキュベートした。 15時間後、培地内に生成したブドウ糖を酵素的に測定した。 ピルビン酸から導いたブドウ糖値を糖新生率とした。 ラット肝細胞糖新生に対するWF00144物質の50%阻害濃度は0.08μ g/mlであった。 この発明の医薬組成物は、WF00144物質またはその医薬として許容される塩を有効成分として、外用、経腸または非経口投与に適した有機または無機の担体または賦形剤と共に含有する医薬製剤の形態、たとえば固体、半固体または液体の形態で用いることができる。 前記有効成分を、たとえば、錠剤、ペレット剤、カプセル剤、坐剤、液剤、乳剤、懸濁剤、注射用剤、軟膏、リニメント剤、 点眼剤、ローション剤、ゲル剤、クリームおよび用途に適した他の形態の常用の無毒の医薬として許容される担体と共に調合してもよい。 使用可能な担体としては、水、ブドウ糖、乳糖、アカシアゴム、ゼラチン、マンニトール、澱粉のり、三珪酸マグネシウム、タルク、トウモロコシ澱粉、ケラチン、コロイドシリカ、ポテト澱粉、尿素、および製造の際の用途に適した他の担体であって、固体、半固体または液体の形態のものを挙げることができ、さらに、補助剤、安定化剤、増粘剤、溶解補助剤、着色剤および香料を用いてもよい。 ヒトや動物などの糖尿病患者への前記医薬組成物の適用には、静脈内、筋肉内、局所または経口投与によって適用するのが好ましい。 WF00144物質の治療有効用量は、治療を受ける個々の患者の年令および症状により変化し、それらにも依存するが、糖尿病患者を治療するための最適用量は、患者の体重1kgにつきWF00144物質の0.01〜50mgの範囲の量から選択すればよい。 以下の実施例は、本発明を説明するために示したものである。 実施例1: (1) WF00144物質を生産するためのPhoma sp. No. 00144 の発酵 蔗糖4%、ブドウ糖1%、可溶性澱粉2%、綿実粉3%、大豆粉1.5%、K H

    2 PO

    4 1%およびCaCO

    3 0.2%を含む水性種培地(30ml)を100 mlのエルレンマイヤーフラスコに入れ、121℃で30分間滅菌した。 Pho ma sp. No. 00144の斜面培養株の一白金を種培地フラスコに植菌した。 植菌フラスコを回転振盪器(220rpm、5.1cmストローク)により25℃で4日間振盪し、3.2mlの種培養を、500mlのエルレンマイヤーフラスコ中の160mlの同一滅菌種培地に移した。 フラスコを回転振盪器( 220rpm、5.1cmストローク)により25℃で4日間振盪し、480m l(3本のフラスコ)の二度目の種培養を、30リットルのジャーファーメンター中のブドウ糖1%、澱粉酸加水分解産物3%、小麦胚芽1%、KH

    2 PO

    4 1% 、アデカノールLG−109(消泡剤、旭電化工業株式会社)0.05%およびシリコンKM−70(消泡剤、信越化学工業株式会社)0.05%を含む20リットルの滅菌生産用培地に植菌した。 20リットル/分の通気下に400rpm で攪拌しながら、発酵を25℃で7日間実施した。 発酵ブイヨン中のWF00144物質の産生を、以下に示すHPLC分析によって監視した。 分析条件 カラム:YMC-Pack Pro C18 AS-302(4.6mmφx150mmL,YMC株式会社製) 移動相:0.05%トリフルオロ酢酸を含む50%アセトニトリル水溶液 流量:1ml/min 検出:UV、280nm 保持時間:7.9分(2) WF00144物質の分離 培養ブイヨン(20L:1.8gのWF00144物質を含む)を珪藻土で濾過した。 1時間断続的に混合することにより、濾過した菌糸体を20Lのアセトンで抽出した。 アセトン抽出物を濾過し、2倍容量の脱イオン水で希釈した。 希釈濾液をダイヤイオンHP−20(三菱化学株式会社)のカラム(2L)に通した。 カラムを50%メタノール水溶液で洗浄し、80%メタノールで溶離した。 溶出液(4L)を真空濃縮して1リットルとし、3リットルの0.07%トリフルオロ酢酸水溶液を加え、次に、0.05%トリフルオロ酢酸を含む25%アセトニトリル水溶液を充填したYMC GEL ODS−AM 120−S−50(Y MC株式会社)のカラム(2L)に通した。 カラムを0.05%トリフルオロ酢酸を含む30%アセトニトリルと0.05%トリフルオロ酢酸を含む40%アセトニトリルで洗浄し、0.05%トリフルオロ酢酸を含む50%アセトニトリルで溶離した。 WF00144物質を含む画分を合わせ、0.05%トリフルオロ酢酸を含む25%アセトニトリル水溶液を充填したYMC GEL ODS−AM 120−S−50(YMC株式会社)のカラム(1L)に通した。 カラムを0 . 05%トリフルオロ酢酸を含む30%アセトニトリルおよび0.05%トリフルオロ酢酸を含む40%アセトニトリルで洗浄し、0.05%トリフルオロ酢酸を含む50%アセトニトリルで溶離した。 WF00144物質を含む画分を合わせ、真空濃縮して残留水を得た。 残留水を等容の酢酸エチルで2回抽出した。 抽出物を真空濃縮して小容量とし、数倍容量のn−ヘキサンを加え、真空濃縮して、810mgの粗製WF00144物質を粉末として得た。 60mgの粗製WF00144粉末をアセトニトリル(0.6ml)に溶解し、0.05%トリフルオロ酢酸を含む50%アセトニトリル水溶液を移動相とし、流量を9.9ml/minとするYMCパックカラム(ODS−AM SH− 343−5AM S−5(20mmφx250mmL:YMC株式会社)を用いる分取HPLCに付した。溶離を以下に示すHPLC分析によって監視した。精製されたWF00144物質に対応する部分を真空濃縮して残留水を得た。この残留物を等容の酢酸エチルで2回抽出し、真空濃縮して小容量とした。濃縮抽出物に数倍容量のn−ヘキサンを加え、真空乾燥して、36mgの精製WF001 44物質を白色粉末として得た。 分析条件カラム:YMC-Pack Pro C18 AS-302(4.6mmφx150mmL) 移動相:0.05%トリフルオロ酢酸を含む50%アセトニトリル水溶液 流量:1ml/min 検出:UV、280nmにて 保持時間:7.9分

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 7識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 (C12P 1/02 (C12P 1/02 Z C12R 1:645) C12R 1:645) (72)発明者 高瀬 茂弘 茨城県石岡市総社1―12―10 (72)発明者 日野 資弘 茨城県土浦市東崎町13―3―1003

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