【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、同時押出、圧縮成形または注入成形で得られる平滑もしくは型押表面と、任意に熱成形できるアクリルポリマーの外層を有する、多層の透明もしくは反射防止、又は着色もしくは乳白プレートに関し、このプレートは、建築物、標識分野、照明、医療分野などに使用でき耐破砕性および/または改良された機械的性質を有する。 【0002】特に、この発明は、薄い厚さ、1.5−1 0mm、好ましくは2−5mmのポリメチルメタクリレートのプレートに関する。 【0003】 【従来の技術】プレートから作られたパネルや製品にぶしつけな器材が衝突すると、破砕物ができて、その構造物に下にいる人や物に危険をもたらすという技術的問題がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、破壊に対して、優れた耐破砕性および/または改良された機械的性質を示すパネル/製品を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、パネル中に、プレートまたはフィルム用のISO527基準によるテストで測定したとき、PMMAより少なくとも3 0%低い弾性モジュラスおよび/または少なくとも40 %より大きい破断伸びを有する1以上の高分子連続フィルムを使用されてなる平滑または型押表面と任意にアクリルポリマーの熱成形しうる外層と有し、1.5−10 mmの範囲の厚みを有する透明もしくは反射防止、又は着色もしくは乳白の多層プレートが提供される。 【0006】 【発明の実施の形態】出願人は、予期に反しかつ意外にも、パネル内に設置される、プレートまたはフィルムについてISO527または類似の標準によるテストで測定して、PMMAより少なくとも30%低い弾性モジュラスおよび/または少なくとも40%、好ましくは少なくとも60%高い破断伸びの性質を有する1以上の高分子連続フィルムを使用してなる、アクリルポリマーをベースとする耐破砕性プレートができることを見出した。 【0007】唯1つのフィルムが利用されるときは、パネルのほぼ中央に設けることができ、好ましくは衝撃時に引張応力部分(破砕される表面の対面)の近傍に設けられる。 実際には、破砕面の対面に対してプレートの全厚みの10−40%の距離でフィルムを設けるのが好ましい。 また両PMMA面の近傍に設けられて2つのフィルム挿入物を有するプレートとすることができる。 好ましい具体例によると、より多数のフィルムは、一般に互いに約1mmの距離で引張応力部分に挿入することもできる。 【0008】フィルムは、一般に70μm−3mm、好ましくは90μm−2mmの厚みを有する。 この発明の好ましいパネル(2−5mm)では、フィルムは、約70μm −約1.5mm、好ましくは100μm−1mmの厚みを有する。 好ましいポリマーは、炭素数2−5のアルキルを有する透明なポリアルキレンテレフタレート(例えば、 ポリエチレンテトラフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT));ポリビニルブチラール(PVB)、アクリルベースを有する透明なエラストマー、スチレンベースを有する透明熱可塑型エラストマー(例えば、スチレン/ブチレンブロックコポリマー)、 スチレンベースを有するMBSタイプの透明のコポリマー、無水マレイン酸のようなビニルベースを有するグラフト化ポリマーが挙げられる。 【0009】ポリマーフィルムが、次の必須成分を紫外線照射下に重合させて得ることができるものであり、その必須成分は: 【0010】(a)成分が次から選択され、(a1)一般式 【0011】 【化6】 【0012】(式中R 0 '''はH、CH 3 ;R 01は線状または可能なとき分枝状の炭素数1−10のアルキル基、 好ましくは線状のアルキル基で、好ましくは炭素数1− 6、または任意に異原子を含んでもよい、例えばシクロペンチル又はシクロヘキシルのような炭素数5−15のシクロアルキルアルキル基)を有するアルキル(メタ) アクリレート; 【0013】(a2)一般式 R'−(NCO) q 〔R 1は炭素数1−10、好ましくは2−6の脂肪族鎖または(アルキル)シクロ脂肪族鎖(アルキルは上記と同一意味、シクロアルキルは炭素数3−6、好ましくは5−6)、qは2−6、好ましくは2−3の整数〕のポリイソシアネートと一般式 HO−R''−OH (R''はR'と同一意味)のジアルコールとの反応させ、かつ得られるプレポリマーのNCOまたはOH末端に(メタ)アクリル酸を反応させ不飽和末端とすることにより得ることができる脂肪族ウレタンオリゴマーのジ(トリ)(メタ)アクリレート、〔但し、(a1)と(a 2)は混合でもよく、(a2)の量は(a1)に対し2 0−80重量%、好ましくは20−40重量%〕、 【0014】(b)成分が、次から選択される1またはそれ以上、(b1)一般式 【0015】 【化7】 【0016】(式中R 0はHまたはCH 3 、R''' はH または炭素数1−6、好ましくは炭素数1のアルキル基、mは2−12、好ましくは3−10の整数)を有するポリアルキルグリコールのジ−ポリ−(メタ)アクリレート、 【0017】(b2)一般式 【0018】 【化8】 【0019】(式中R 0はHまたはCH 3 、n' は2− 10、好ましくは4−6の整数)のアルキルジ−ポリ− (メタ)アクリレート、 【0020】(b3)一般式 【0021】 【化9】 【0022】(式中n''は1−8、好ましくは3−6の整数、m'は2−10、好ましくは2−6の整数、R 0 はHまたは炭素数1−10好ましくは1−6のアルキル基)、のポリアリルグリシジルエーテル〔但し成分(a)と(b)の混合物は50−3,000cポイズ、 好ましくは100−1,000cポイズの粘度を有するごときもので、成分(b)は成分(a2)が存在するとき、省略できる〕であり、そして、 【0023】(c)成分が、一般式 【0024】 【化10】 【0025】(式中R 0はHまたはCH 3 、R 02は炭素数1−10、好ましくは1−6のヒドロキシ又はカルボキシアルキル基)のヒドロキシまたはカルボキシアルキル(メタ)アクリレート(アルキルは炭素数2−6)、 但し全成分中0.5−5重量%、好ましくは0.5−2 重量%であり、 【0026】〔但し、(b)成分の量が全成分中5−2 0重量%、好ましくは5−10重量%であり、光重合開始剤を1−10重量%、好ましくは3−6重量%用いた紫外光重合により得られたフィルム、(a)成分は全成分を100となるように用いられる〕からなる。 【0027】(a2)成分は例えばEB(登録商標) (UCB社製造のEB230、EB264、EB28 4、EB244)として商業的に知られている。 (a1)タイプの成分は、例えばメチル、エチル、ブチル、イソブチル又はエチル−ヘキシルアクリレートなどがある。 【0028】化合物(b1)は、同様にクレイバリー(Cray Valley)により商品化されているSARTOME R(登録商標)252又はSARTOMER(登録商標)400、又はトリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA)として商業的に知られている。 化合物(b2)は、同様に良く知られており、ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA)が挙げられる。 化合物(b3)はモンサント(Monsanto)により商品化されているSANTOLINK(登録商標)XI100として売られている。 【0029】化合物(c)として使用できるのは、ヒドロキシエチル及びヒドロキシプロピル−アクリレート又はメタクリレートである。 α−ヒドロキシエチル(メチル)アクリレート、例えば2−カルボキシエチル(メチル)アクリレートのようなカルボキシエチル(メタ)アクリレートが好ましい。 これらのポリマーは単独でも、 又は上述の透明性、伸び及びモジュラス性質を維持できる比で、他のポリマー例えばPMMA、MMA/−スチレンとの混合物でも使用できる。 【0030】紫外線光により誘導される光重合のラジカルタイプの開始剤としては、ベンゾフェノンベースのもの例えばランバート(Lamberti)によるESACURE (登録商標)KT37及びUVECRYL(登録商標) P115、又はチバガイギー(Ciba-Geigy)によるIRG ACURE(登録商標)がある。 ヨーロッパ特許第37 4,516号記載のDAROCUR(登録商標)117 3及び他の化合物も同様に使用できる。 アルキル又は芳香族過酸化物及び/又はヒドロパーオキシド、例えばベンゼンパーオキシド、t−ブチルヒドロパーオキシド、 ラウリルパーオキシド、クミルヒドロパーオキシドも同様に使用できる。 ラジカル性光重合開始剤の量は0.5 −5重量%、好ましくは0.5−2重量%の範囲である。 【0031】耐破砕性ポリマーを含むアクリルベースを有するパネルは、圧縮成形、注入成形、同時押出又はサイジングにより得ることができる。 本発明の耐破砕性パネルの工業的に好ましい製造法としては、フィードブロック又は任意に独立したチャンネルを有するヘッドを使用した同時押出がある。 様々なポリマー層の間の界面で起こりうる封入及び不安定な現象をなくす及び/又は減らすための一般的な手法を行なうことができる。 様々な物質に使用する押出機の熱プロフィルは、一般的に単一物質の製造条件の限度で、様々なポリマーの溶融物の粘性の違いを減じるようなプロフィルである。 押出機をガス抜きし、使用の前にポリマーを乾燥するのが好ましい。 特に、以下に述べる実施例の場合、使用する物質は減圧下にオーブン中で乾燥する。 例えばアクリルポリマーの場合80℃で少なくとも16時間、スチレンブタジエンブロックコポリマーの場合は60℃で少なくとも1 2時間乾燥する。 圧延のために利用する装置は、独立したモーターを有する3シリンダー装置が好ましい。 【0032】当のパネルを作成する別の方法としては、 特に以下に述べる紫外線により重合可能なフィルム製造に利用可能な、注入成型によるものがある。 2枚のPM MA(注入又は押出された)プレートをとり、プレートの縁で数mmの厚さの両面接着テープ、例えば3Mの商品VHB(登録商標)を部分的に組み合わせ、プレートと同じ大きさでテープの厚みの隙間を形成し、但しその隙間にこの発明のUV重合可能な樹脂を充填させるため、 プレートの大きさに従って1以上の開口を残すよう注意する。 樹脂の量は、隙間の容量の他にも重合の間に起こるこの発明の組成物の寸法的な縮みも考慮して、決められる。 そのようにして得られたパネルは、UVAランプを備えたオーブンの中に入れ、重合化に必要な時間その中に入れておく。 この種のランプは製造中にパネルの温度を激しく上昇させることはないので、その性質を損なう恐れがあるパネルにかかるストレスは、避けることができる。 【0033】架橋は、上述のラジカル性光重合開始剤の他に、ラジカル性及びカチオン性光重合開始剤の混合タイプでもよい。 紫外線光による重合反応及び架橋反応カチオン性開始剤は当該分野で良く知られている。 例えばトリアリールスルホニウムのヘキサフルオロアンチモネート(ユニオンカーバイド(Union Carbide) のUVI− 6974−CYRACURE(登録商標))及びトリアリールスルホニウムのヘキサフルオロホスフェート(ユニオンカーバイドのUVI−6900−CYRACUR E(登録商標))のようなトリアリールスルホニウム塩が挙げられる。 【0034】そのようなカチオン性光重合開始剤は、酸素によって阻害されず、又ラジカル性光重合開始剤と、 ラジカル性/カチオン性開始剤の重量比が好ましくは少なくとも2/1、より好ましくは3/1の組合わせで使用できる。 そのような比で使用することにより、60% までの相対湿度の通常の部屋内で樹脂を架橋できる。 カチオン性光重合開始剤の量は一般的に0.01−3重量%、好ましくは0.2−0.6重量%である。 【0035】ラジカル光重合開始剤による架橋は、ランプのパワー、パネルとランプの距離、一般的には重合されるパネルに実際に届く輻射力に応じて、一般的に30 秒から30分の時間内で行なわれる。 本発明によるフィルムを有するパネルは、実施例中の試験によると、衝撃エネルギーに対し、耐久性である。 【0036】パネルが破片を生じずに破壊されるかどうか、つまり破片はフィルムにより保持されるかどうかをこの方法で決定、又はパネルの破片の数を決定した。 後者の場合、破壊時に本発明のパネルは著しく少ない数の破片、一般的に2、3片しか生じず、実際には2つの破片に破壊された。 アクリルベースを有するエラストマーとして、ポリブチル(メタ)アクリレート及びコポリマーのような、複合コア−シェル型構造を有し、1以上の層を有し、衝撃耐性PMMAに一般に使用されるホモポリマーに類似したホモポリマーが使用される。 【0037】アクリルベースを有するエラストマー製品の例としては、今回参照としてここに導入される米国特許第5,183,851 号、第3,793,402 号、第3,808,180 号、 第4,180,529 号が挙げられる。 本発明において使用されるポリマーのフィルムは、パネルのアクリルポリマーに対し、良好な付着性を示す。 【0038】付着性に乏しい場合、適切な接着剤を用いてその付着性を改良できる。 最終組成物が透明でなければならない場合は、透明な接着剤を用いる。 例えばPE T及びPBTの場合、フィルム製造元からの市販の接着剤が使用され、中間のフィルムの化学的性質をベースにして、選択された、アクリル、ブタジエン、クロロプレン、ニトリル、ブチル等をベースとした接着剤を一般に使用する。 【0039】アクリル又はスチレンベースを有するエラストマーには、PMMAとの相溶性が良好な接着性の確保に一般的に重要である。 紫外線照射により製造されるフィルム用には、接着性を保障する製品が重合させる混合物(製品C)にすでに混合されている。 本発明のフィルムを得るためのポリマーは、当該分野で及び商業的にも良く知られている。 【0040】好ましいポリマーは上述のように紫外線により硬化可能なポリマーで、ブロックスチレン/ブタジエンコポリマーである。 これらはフィリップスペトリウム(Phillips Petroleum)によりK Resin(樹脂) として市販されている。 スチレンポリマーの中で、MB Sテロポリマーメチルメタクリレート−ブタジエン−スチレンも市販されている。 【0041】好ましいポリマーで、アクリルベースへの良好な付着性を有する均一のフィルムが得られる。 上述の理由によりK Resinには接着剤が必要ない。 本発明によるフィルムを有するパネルは、上述の技術である同時押出により得られた多層プレートの実施例に記載の試験によると、衝撃エネルギーに対し耐久性を有する。 【0042】さらに、QUVBランプによる加速老化試験によると、1000時間以上の後でもフィルムの内側の層は光学的及び機械的性質の観点の両方から老化されていなかった。 K−Resinをベースのするようなフィルムは外部でさらされると、非常に早く老化することが知られているので、このことは本発明のパネルの利点である。 このことにより、老化耐久性を増加させるために特に添加物を使用する必要がなく本発明のフィルムは使用される。 更にこのことにより製造工程を単純化し、 製品のコストを下げることができる。 【0043】本発明によるアクリルベースを有するポリマーとしては、低濃度でのMMAホモポリマー、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレートのような他のコモノマーとのMMAコポリマーを意味する。 コモノマーの量は一般的に10重量%以下である。 MMAホモポリマー又はコポリマーは、例えば固まりで又は懸濁液中で重合するような一般的な技術により重合して得られる。 分子量は、メルカプタン種のような適切な連鎖移動剤の添加により調節される。 平均分子量M w の重量は、一般的に50,000−2,000,000 の範囲である。 【0044】分子量の最低の値のものは、同時押出によるプレートの合成に適しており、最高の値のものは、注入成型によるプレートの合成に適する。 外層の製造に使用されるアクリルベースポリマーとして、衝撃耐久性の市販のPMMAも使用できる。 一般的に衝撃耐久性のP MMAは上述のように、一般的にアクリルベースのエラストマーが20−50重量%含まれ、好ましくは上述のようにコア−シェル構造を有するMMAホモポリマー又はコポリマーを含んでいる。 【0045】アクリルベースを有するエラストマー製品の例としては、今回参照としてここに導入される米国特許第5,183,851 号、第3,793,402 号、第3,808,180 号、 第4,180,529 号を参照できる。 【0046】 【実施例】以下の実施例は、本発明の具体的な目的を示すものであり、それに限定されない。 実施例1 滑らかな表面を有する透明な同時押出された3層のプレートを製造した;それぞれの層として以下の材料を使用した: 層1:アトハース(ATOHHAAS)の無色3000Altug las(登録商標)GR9E(PMMAコポリマー:M MA/エチルアクリレート)から得られた、厚さ1.9 mmの層 層2:フィリップス・ペトリウムのK−Resin(登録商標)から得られた、厚さ1.0mmの層 層3:層1と同じタイプの無色Altuglas(登録商標)GR9E(PMMAコポリマー:MMA/エチルアクリレート)から得られた、厚さ1.1mmの層。 【0047】耐破砕性試験 支持枠5mmを有し120mmのサイズを有する四角い支持体の上に置かれた、上述の118mmx118mmサイズを有するプレートサンプルは、層1の中央に、半径54mm で重さ0.63kgの鋼球を86cmの高さから落とした。 破壊の後にプレートは壊れたようだが、破片は完全にバラバラにならずにすんだ。 上述の耐破砕性試験を4mmのPMMAプレートのサンプルに行なうと、破壊の後分散する幾つかの破片が生成した。 【0048】実施例2 滑らかな表面を有する乳白色の3層同時押出プレートを製造した;それぞれの層として以下の材料を使用した: 層1:アトハースの白色008Altuglas(登録商標)GR9E(PMMAコポリマー:MMA/エチルアクリレート)から得られた、厚さ1.9mmの層 層2:フィリップス・ペトリウムのK−Resin(登録商標)から得られた、厚さ1.0mmの層 層3:アトハースの白色008Altuglas(登録商標)GR9E(PMMAコポリマー:MMA/エチルアクリレート)から得られた、厚さ1.1mmの層。 【0049】耐破砕性試験 支持枠5mmを有し120mmのサイズを有する四角い支持体の上に置かれた、上述の118mmx118mmサイズを有するプレートサンプルは、層1の中央に、半径54mm で重さ0.63kgの鋼球を86cmの高さから落とした。 破壊の後にプレートは壊れたようだが、破片は完全にバラバラにならずにすんだ。 【0050】実施例3 つや消しの表面を有する反射防止性の3層透明な同時押出プレートを製造した。 反射防止効果は梨地化(satiniz ed) されたカレンダーの第2シリンダーを利用することにより得られる;それぞれの層として以下の材料を使用した: 層1:アトハースの無色3000Altuglas(登録商標)GR9E(PMMAコポリマー:MMA/エチルアクリレート)から得られた、厚さ1.9mmの層 層2:フィリップス・ペトリウムのK−Resin(登録商標)から得られた、厚さ1.0mmの層 層3:アトハースの無色3000Altuglas(登録商標)GR9E(PMMAコポリマー:MMA/エチルアクリレート)から得られた、厚さ1.1mmの層。 【0051】耐破砕性試験 実施例2を上述の同時押出プレートを使用して行なった。 試験した片に実施例2の鋼球と同じものを、層1の中心に落とした。 破壊の後にプレートは壊れたようだが、破片は完全にバラバラにならずにすんだ。 【0052】実施例4 反射防止性の表面を有する4層の透明な同時押出プレートを製造した;それぞれの層として以下の材料を使用した: 層1:アトハースの無色3000Altuglas(登録商標)GR9E(PMMAコポリマー:MMA/エチルアクリレート)から得られた、厚さ2mmの層 層2:フィリップス・ペトリウムのK−Resin(登録商標)05から得られた、厚さ1.0mmの層 層3:アトハースの無色3000Altuglas(登録商標)GR9E(PMMAコポリマー:MMA/エチルアクリレート)から得られた、厚さ0.5mmの層。 層4:(反射防止性表面を得るために)Altugla s(登録商標)GR9EXDから得られた、厚さ1mmの層。 【0053】耐破砕性試験 実施例2記載の試験を行なった。 破壊の後にプレートは壊れたようだが、破片は完全にバラバラにならずにすんだ。 上述の耐破砕性試験を4.5mmのPMMAプレートのサンプルに行なうと、破壊の後分散する幾つかの破片が生成した。 【0054】実施例5 実施例1と同様に行なったが、耐破砕性試験は鋼球の落とす高さを210cmとした。 そのような場合、試験片は壊れたが、ほんの2片に壊れ、中間のフィルムの層により完全に一体に保たれた様々な破片になった。 【0055】実施例6 層2にK−Resin(登録商標)05の代わりに、フィリップス・ペトリウムのK−Resin(登録商標) KK38を使用する以外は、実施例2を同様に繰り返した。 耐破砕性試験の結果は実施例2と同様である。 ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596157850 Schipholpoort 60,2034 MB Haarlem,Pays−Ba s,Holland (72)発明者 ドナト スタンコ イタリア、ミラノ、バルバイアナ、ビア デッラ マグノリエ 9 |