Method for producing calcium oxide-mixed cement and calcium oxide-mixed cement cured body |
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申请号 | JP2006230475 | 申请日 | 2006-08-28 | 公开(公告)号 | JP2008050231A | 公开(公告)日 | 2008-03-06 |
申请人 | Matsushita Electric Works Ltd; 松下電工株式会社; | 发明人 | IZUMITANI TAKAAKI; FUKIAGE MASAHIRO; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To produce calcium oxide-mixed cement having objective componential ratios by suitably controlling the ratios of alite, belite and calcium oxide. SOLUTION: The method for producing calcium oxide-mixed cement comprises: a step where a cement component raw material is fired, thus calcium oxide in the cement component raw material is reacted without being left, so as to produce a cement component; and a step where calcium oxide is added to the cement component, and they are mixed. COPYRIGHT: (C)2008,JPO&INPIT |
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权利要求 | セメント成分原料を焼成することにより、前記セメント成分原料中の酸化カルシウムを残存させないように反応させて、セメント成分を生成するステップと、 前記セメント成分に酸化カルシウムを添加して、混合するステップと、 を備えることを特徴とする酸化カルシウム混合セメントの製造方法。 前記セメント成分が、前記セメント成分原料を1300〜1600℃で焼成して生成される請求項1に記載の酸化カルシウム混合セメントの製造方法。 前記セメント成分に添加され、混合される前記酸化カルシウムが、炭酸カルシウムを900〜1200℃で焼成して生成される請求項1または2に記載の酸化カルシウム混合セメントの製造方法。 前記炭酸カルシウムの焼成が、前記セメント成分原料の焼成の余熱により行われる請求項3に記載の酸化カルシウム混合セメントの製造方法。 前記セメント成分に添加され、混合される前記酸化カルシウムの含有率が、前記セメント成分および前記酸化カルシウムの総量の1〜15重量%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法により得た酸化カルシウム混合セメントをオートクレーブ養生により硬化させたことを特徴とする酸化カルシウム混合セメント硬化体。 前記オートクレーブ養生による硬化が、140〜180℃、0.36〜1.00MPa(ゲージ圧)で2〜12時間行われた請求項5に記載の酸化カルシウム混合セメント硬化体。 |
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说明书全文 | 本発明は、酸化カルシウム混合セメントの製造方法および当該方法により得た酸化カルシウム混合セメントをオートクレーブ養生により硬化させた酸化カルシウム混合セメント硬化体に関する。 最も一般的なセメントであるポルトランドセメントは、セメント成分原料であるシリカ源の粘土とカルシウム源である石灰石とを混合し、焼成することによって得られるクリンカを砕き、石膏を加えることによって得られる。 セメント成分原料の焼成の過程で、石灰石中の炭酸カルシウム(CaCO 3 )が脱炭酸化することにより酸化カルシウム(CaO)となり、その後、酸化カルシウムはシリカ源との固溶が始まり、1000℃以上でエーライト(3CaO・SiO 2 )やビーライト(2CaO・SiO 2 )等の種々のセメント成分に変化する(例えば、特許文献1参照)。 通常は、酸化カルシウムが未反応のままセメントに残存しない条件のもとで上記焼成が行われる。 酸化カルシウムが未反応のままセメントに残存すると、以下のような問題が生じるからである。 したがって、セメントに酸化カルシウムが残存しないように、セメント成分原料を過不足なく配合し、酸化カルシウムを完全に反応させることが当業者により通常行われている。 ここで、セメント成分の比率はセメント成分原料の配合設計で制御することができる。 以上のように、従来の通常のセメント製造においては、酸化カルシウムがセメントに含有されることは、品質面で望ましくないとされている。 しかし、上記(1)(2)の問題は、あくまでも常温養生を伴うモルタルやコンクリートの製造にセメントを使用する場合に発生する。 例えば、コンクリート建材(外装材などの窯業系建材を含む)の製造に多量の水を使用したり、シリカ源を混合してポゾラン反応を促す配合を行ったり、また、高温養生を施したりする場合には、反応熱の影響も少ないので、必ずしも悪影響がでるとは限らない。 ところで、オートクレーブ養生のような高温高圧養生を施す建材にセメントを利用する場合においては、適正量の酸化カルシウムを含有したセメントは、オートクレーブ養生により効果的に硬化され、優れた強度発現性を示すセメント硬化体となる傾向がある。 したがって、このような特殊用途においては、優れた強度発現性を示すセメント硬化体を製造するために、セメントに適正量の酸化カルシウムを含有させることが好ましい。 酸化カルシウムを含有したセメントを製造するには、例えば、セメント成分原料中の炭酸カルシウムを過剰にし、セメント成分中に酸化カルシウムを残存させるにより可能であると考えられる。 しかし、当該用途にセメントを使用する場合にも、酸化カルシウムが未反応でセメントに含有されると、上記(3)の問題が残る。 そこで、本発明は、上記(3)の問題を解決すること、すなわち、エーライト、ビーライトおよび酸化カルシウムの比率を適切に制御し、目標とする成分比率の酸化カルシウム混合セメントを製造することを目的とする。 また、上述のように、オートクレーブ養生を施す建材にセメントを利用する場合においては、適正量の酸化カルシウムを含有したセメントは、オートクレーブ養生により効果的に硬化され、優れた強度発現性を示すセメント硬化体となる傾向がある。 そこで、本発明は、オートクレーブ養生を行った際に、優れた強度発現性を示す酸化カルシウム混合セメント硬化体を製造することを目的とする。 上記課題を解決するために、請求項1に記載の酸化カルシウム混合セメントの製造方法は、セメント成分原料を焼成することにより、セメント成分原料中の酸化カルシウムを残存させないように反応させて、セメント成分を生成するステップと、セメント成分に酸化カルシウムを添加して、混合するステップと、を備えることを特徴とする。 請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の酸化カルシウム混合セメントの製造方法において、セメント成分が、セメント成分原料を1300〜1600℃で焼成して生成されることを特徴とする。 請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の酸化カルシウム混合セメントの製造方法において、セメント成分に添加され、混合される酸化カルシウムが、炭酸カルシウムを900〜1200℃で焼成して生成されることを特徴とする。 請求項4に記載の発明は、上記請求項3に記載の酸化カルシウム混合セメントの製造方法において、炭酸カルシウムの焼成が、セメント成分原料の焼成の余熱により行われることを特徴とする。 請求項5に記載の酸化カルシウム混合セメント硬化体は、セメント成分に添加され、混合される酸化カルシウムの含有率が、セメント成分および酸化カルシウムの総量の1〜15重量%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法により得た酸化カルシウム混合セメントをオートクレーブ養生により硬化させたことを特徴とする。 請求項6に記載の発明は、上記請求項5に記載の酸化カルシウム混合セメント硬化体において、オートクレーブ養生による硬化が、140〜180℃、0.36〜1.00MPa(ゲージ圧)で2〜12時間行われたことを特徴とする。 請求項1に記載の発明においては、エーライト、ビーライト等の成分比率が制御されたセメント成分に、酸化カルシウムを添加するため、目標とする成分比率の酸化カルシウム混合セメントを製造することが可能となる。 また、セメントは、大気中の水分に触れると水和反応を開始し、時間の経過とともに劣化する。 ところで、酸化カルシウムは、シリカゲルと並び、乾燥剤に使われる成分である。 そのため、セメントに酸化カルシウムを含有させることにより、当該劣化を低減する効果が期待できる。 請求項2に記載の発明においては、確実にセメント成分原料を焼成して、効果的にセメント成分を生成することができる。 請求項3に記載の発明においては、確実に炭酸カルシウムを焼成して、効果的に酸化カルシウムを生成することができる。 請求項4に記載の発明においては、炭酸カルシウムの焼成を、セメント成分原料の焼成における余熱で行うため、炭酸カルシウムの焼成に必要なエネルギーを削減することが可能になる。 また、この場合、酸化カルシウムの生成とセメント成分の生成が同時に行われるため、時間を削減することが可能になる。 請求項5に記載の発明においては、請求項5で規定した範囲で酸化カルシウムを含有させることにより、酸化カルシウム混合セメントをオートクレーブ養生により硬化させた際に、優れた強度発現性を得ることができる。 請求項6に記載の発明においては、オートクレーブ養生による硬化を140〜180℃、0.36〜1.00MPa(ゲージ圧)で2〜12時間行うことにより、優れた強度発現性を示す酸化カルシウム混合セメント硬化体を製造することができる。 以下、本発明の実施の形態について説明する。 なお、以下の説明では具体例を挙げて本発明を説明する場合があるが、本発明は以下の具体例に限定されない。 まず、酸化カルシウム混合セメントの製造方法について以下に説明する。 以上の(1)〜(3)を行うことにより、設計どおりの成分比率の酸化カルシウム混合セメントを製造することができる。 次に、酸化カルシウム混合セメント硬化体を製造する。 以下、本発明を実施例によって詳述する。 (実施例1) 次に、酸化カルシウム混合セメント硬化体を製造した。 k=3×s×m/(2×h×w 2 ) 実施例1、2ともに、曲げ強度試験用サンプルの厚みにも大きな影響がなく、比較例に比べて、オートクレーブ養生による強度発現性が優れていることがわかった。 これは、オートクレーブ養生で、酸化カルシウムがカルシウム・シリケート系化合物の生成に寄与したと考えられる。 |