Aqueous binder system prepared for aggregate

申请号 JP2000503158 申请日 1998-07-15 公开(公告)号 JP2001510226A 公开(公告)日 2001-07-31
申请人 ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチエン; 发明人 インゴ・ハルダッカー; ヴェルナー・ハラー; ヴォルフガング・ザイター; ザントラ・ヴィット−ニュスライン; ハインツ−ペーター・ホフマン; ベルンハルト・シェットマー; モニカ・ベッカー;
摘要 (57)【要約】 本発明は、結合性基礎ポリマーのような少なくとも1種の次の 水 溶性または水分散性物質を含有する凝集体に関する:カルボキシル化および/またはアルコキシル化デンプン、セルロースエーテルおよび全合成ビニルポリマーおよび/またはポリアクリレート。 凝集体は、高い膨潤圧 力 を生じる噴射剤を含有するが、有利にはゲル化しないことを特徴とする。 凝集体は、規則的な幾何学的形態を有しても、有さなくてもよい。 凝集体の重量は、0.5〜500gである。 凝集体は、塊のないペーストを製造するのに使用される。
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 水不溶性であり、膨潤圧を発生する少なくとも1種の親水性分解剤を含むことを特徴とする水性バインダー系を調製するための物質の集合体または成形体の形態の凝集体。
  • 【請求項2】 水性バインダー系調製用物質および分解剤の合計に基づいて、 水性バインダー系調製用物質の含量は99.5〜50重量%、特に97〜70重量%、とりわけ95〜85重量%であり、 分解剤の含量は0.5〜50重量%、好ましくは3〜30重量%、とりわけ5〜
    15重量%である請求項1に記載の凝集体。
  • 【請求項3】 10 5 Nm -2を超える、好ましくは1.4×10 5 Nm -2 (1
    barを超えるまたは1.4bar超える)膨潤圧によって特徴づけられる請求項1または2に記載の凝集体。
  • 【請求項4】 飽和限度として測定される20℃で1g/100mL水未満、好ましくは20℃で0.01g/100mL水未満の分解剤の水への不溶解度によって特徴づけられる請求項1に記載の凝集体。
  • 【請求項5】 短繊維および微晶質ポリマー、特に微晶質セルロースが好ましく、分解剤の繊維状内部または外部構造によって特徴づけられる請求項1に記載の凝集体。
  • 【請求項6】 分解剤は、全分解剤に基づいて、直径が0.2mmより小さい微粒子10重量%未満、好ましくは5重量%未満を含有することを特徴とする請求項1に記載の凝集体。
  • 【請求項7】 粉状分解剤が水中でゲル化しないことを特徴とする請求項1
    に記載の凝集体。
  • 【請求項8】 分解剤が天然または合成ポリサッカリドまたはポリサッカリド誘導体、特にセルロースまたはセルロース誘導体であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の凝集体。
  • 【請求項9】 使用および貯蔵条件で気体を発生する塩を10重量%未満、
    好ましくは1重量%未満含有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の凝集体。
  • 【請求項10】 水性バインダー系調製用物質が、分解剤および水性バインダー系調製用物質の合計に基づいて a)乾燥状態で室温で不粘着性の水溶性または水分散性無機または有機、天然または半合成ポリマー30〜100重量% 全合成ポリマー0〜70重量% を含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の凝集体。
  • 【請求項11】 基礎ポリマーとして、水ガラス、デンプン、デンプン誘導体および/またはセルロース誘導体、特にセルロースエーテルによって特徴づけられる請求項10に記載の凝集体。
  • 【請求項12】 接着性向上剤としてビニルポリマーおよび/またはポリアクリレート、特に再分散性ポリ酢酸ビニルによって特徴づけられる請求項10に記載の凝集体。
  • 【請求項13】 水性バインダー系調製用物質および分解剤の合計に基づいて30重量%まで、好ましくは1〜10重量%の充填剤によって特徴づけられる請求項1〜12のいずれかに記載の凝集体。
  • 【請求項14】 水性バインダー系調製用物質および分解剤の粉状または凝集した混合物への圧力、温度および/または溶剤の作用による請求項1〜13のいずれかに記載の凝集体の製造方法。
  • 【請求項15】 10kN/cm 2未満、好ましくは5kN/cm 2未満の適用圧力によって特徴づけられる請求項14に記載の方法。
  • 【請求項16】 壁装材用ペーストを製造するための請求項1〜13のいずれかに記載の凝集体の使用。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】 (技術分野) 本発明は、性バインダー系調製用物質の凝集体または成形体の形態の凝集体、その製造およびその使用に関する。

    【0002】 (背景技術) 本発明における凝集体は、実際の適用のために充分に凝集性である粉状物質の多少多孔性である集合体と理解されている。 凝集体が、不規則な成形粒子である、すなわち、規則正しい幾何学的形状を有さず、平坦でない表面またはぎざぎざの表面を有する場合、集合体(aggregate)といわれる。 凝集体が平らまたは丸い表面を有する規則的な形状を有する場合、成形体といわれる。 凝集体は、水性バインダー系調製用物質からなることが意図されている。 本発明の水性バインダー系は、結合、強化または封止に使用される溶液または分散体と理解される。 特別な例は、ペースト、分散接着剤、無機質基材用プライマーなどである。 このようなすぐに使用できるバインダーを得るために、乾燥凝集体は、水に溶解または分散されることだけが必要である。

    【0003】 ここで挙げられる種類の凝集体は、既知である。 例えば、ドイツ特許第31
    03 338号は、粉末状セルロースエーテルに基づく乾燥ペースト混合物を開示している。 寸法100〜600μmのすばやく溶解する顆粒が、グラニュレーター中で添加した水の存在下で、200μm未満の粒子寸法分布が<90%であるセルロースエーテルから製造される。 造粒の間に添加した水の効果によって、
    顆粒は前よりも大きな体積を有する。 乾燥後でさえ、顆粒は、元の粉末混合物の約50%の嵩密度しか有していない。 このことによって、望ましくない包囲材料がより多く消費されることになる。 顆粒は、例えば直径25mmのタブレットにプレスで形成されうる。 これらのタブレットは、水への導入後すぐに溶解し、一度だけの5秒の攪拌後、8分間ですぐに使用できるペーストを形成するといわれている。 タブレットは、セルロースエーテル、グリオキサール、リン酸およびエトキシル化脂肪アルコールを含有する。 タブレットは、ポリマー分散粉末も含有してよい。 この組成を有するタブレットの欠点は、すぐに使用できるペーストの外側がゲル様であり、内側はなお完全に乾燥している塊を含んでいることである。 これらの塊は、激しい攪拌後または長時間の放置後でさえ、ゆっくりと溶解する。

    【0004】 塊形成のこの問題は、ドイツ特許第42 00 188号に記載され、タブレット中に、水の存在下で反応し、工程の間に気体を放出する物質が、水溶性乾燥ポリマーに加えて存在することによって解決される。 この物質は、好ましくは乾燥酸成分および炭酸塩または重炭酸塩である。 さらにタブレットを分解するための他の物質、例えばデンプン、超吸収体、シリカおよびタルクを添加することが勧められる。 超吸収体は、水に不溶性であり、約50倍の重量の脱イオン水を吸収できるように架橋されたセルロースエーテルとして記載される。 この解決策の欠点は、使用されるすべての物質は、非常に低い水含量を有さなければならないことである。 さもなければ、接着性タブレットの貯蔵の間に早期の気体発生が生じるからである。 タブレットの必要な分解効果を得るために、タブレットの約3
    0〜50%が塩からなる。 この高い電解質含有量が、電解質を含まない接着剤組成物と比較して30%までより低い粘度を導き、このことは、ペーストの「接着剤所要量」をかなり減少させる。

    【0005】 ここで挙げられるタブレットは、超吸収体を含有しても、含有しなくても、次の欠点の少なくとも1つを有する: − 厳しい乾燥条件下でのみの製造、 − 不充分なタブレット強度、 − 湿分への感受性による貯蔵安定性の損失および − 30分後でしか消失しない少量の塊。

    【0006】 ドイツ特許第197 02 026号において、これらの欠点は、成形体の縁が多孔質であるように、温和な条件下での成形体を製造することによって解消される。 この目的のために、ペーストの調製用粉状物質は、温和な加熱によって、
    特にマイクロ波への照射によって強められるブランクに、5〜40重量%の水によって形成される。 この解決策の欠点は、マイクロ波を使用することにある。

    【0007】 (発明の開示) この技術分野の背景に対して、本発明によって解決される課題は、上記の欠点を解消し、数ヶ月の貯蔵の後でさえ、約15分以下の通常時間の温和な攪拌後に全く塊を生じないで、水に溶解し、分解剤なしでの対応する粉末と実質的に同じの粘度を与える水性バインダー系調製用物質の凝集体を提供することである。

    【0008】 本発明によって提供される解決策は、請求の範囲に規定され、水性バインダー系調製用物質の凝集体が、水不溶性であり、膨潤圧を発生する少なくとも1種の親和性分解剤を含有することによって本質的に特徴づけられる。 本発明による凝集体は、分解剤および水性バインダー系調製用物質の合計に基づいて、水性バインダー系調製用物質を99.5〜50重量%、好ましくは97〜70重量%、特に95〜85重量%、および分解剤を0.5〜50重量%、好ましくは3〜30
    重量%、特に5〜15重量%含有する。

    【0009】 本発明における分解剤は、水性媒体への凝集体、特にタブレットの迅速な分解を可能にし、活性物質の効果の迅速かつ完全な発現に寄与する物質または物質の混合物と理解される。 水と接触して膨潤し、膨潤の間に膨潤圧を発生し、体積が増加する水溶性または水不溶性物質の分解剤の使用は、原則的には知られている。 特に製薬技術において、この種類の分解剤は、タブレット形態で薬の分解促進剤として使用される。 水と接触して膨潤圧を発する水不溶性タブレット分解剤を含有するタブレットの分解機構は、例えば「Tablet Disintegration and Disint
    egrationg Agents」という題で、STP Pharma Sciences 2(6)、第445〜462頁(
    1992年)に、AM Guyot-Hermannによって記載されている。

    【0010】 親水性固体は、本発明による分解剤に適している。 親水性は、水によって迅速および完全に濡らされることを意味する。 分解剤の湿潤性は、分解剤100gにつき0.1〜10g、好ましくは0.5〜3gの量の界面活性剤を添加することによって、特に界面活性剤で表面処理することによって有効に改良されうる。 ノニオン性界面活性剤は、アニオン性およびカチオン性界面活性剤より好ましい。

    【0011】 分解剤は、高い膨潤圧を発生しなければならない。 したがって、分解剤の最大膨潤圧は、個々の接着剤成分の最大膨潤圧より高くなければならず、実施例に記載の方法によって測定される20%の濃度で、少なくとも10 5 Nm -2 (1bar
    )、好ましくは少なくとも1.4×10 5 Nm -2 (1.4bar)であるべきである。 特に水の添加後1分の分解剤の膨潤圧は、接着剤成分の膨潤圧よりもかなり大きく、特には1.3倍であることが重要である。 有利には、膨潤圧だけでなく、膨潤体積(=吸収した水の量)も高くなければならない。 そうすれば、体積の増加も大きいからである。 分解剤は、少なくとも2倍、特に5倍の重量の水を吸収する。 多くの場合において、約10倍の水を吸収すれば充分である。

    【0012】 分解剤が水に不溶性である、すなわち水を攪拌しながら添加後1分、好ましくは飽和点までの長い時間の後に測定した場合、20℃で水100mLに対して1
    g未満、好ましくは0.01g未満の溶解度を有する。 溶解度は、溶解していないフラクションが、例えば濾過または遠心分離によって分離された後に溶液の残渣として、通常重量測定により決定される。 分解剤がポリマーである場合、非溶解度は、粘度によっても決定される。 粘度は、1分間、好ましくは飽和レベルで多くとも10%増加しうるが、好ましくは全く増加しない。 ポリマー分解剤の一つの例は、遅延された(retardierte)セルロース誘導体である。 遅延されたセルロース誘導体は、架橋状態で水不溶性であり、非架橋状態で水溶性である可逆的架橋セルロース誘導体である。 架橋は、pH値が少なくとも8である水によって除去される。 分解剤は、好ましくは明細書に記載の試験においてゲル化しない。

    【0013】 分解剤の繊維状内部および/または外部構造が、迅速な効果のために有利である。 本発明に関する「繊維状」は、少なくとも1方向の寸法が、2つの実質的に等しい他の寸法にくらべて少なくとも2倍である形態と理解されうる。 0.03
    〜1.5mmの長さ、好ましくは0.1〜1.0mmの長さの繊維が一般に存在する。 繊維は、好ましくはセルロースおよびセルロース誘導体からなる。 しかしながら、他の迅速湿潤性物質、例えばガラスも適している。 しかしながら、非繊維形態も使用されうる。

    【0014】 分解剤は、特に天然または部分合成ポリサッカリドまたはその誘導体、とりわけセルロースに基づくポリサッカリドまたはその誘導体である。 しかしながら、
    デンプンも適した基材である。 しかしながら、架橋ポリビニルピロリドン(PV
    P)からなる全合成分解剤も使用されうる。 短繊維および微晶性ポリマーは特に好ましい。 コラーゲン、アミロース、ポリアミドおよび特にセルロースは、例えば軟材粉の形態で、使用されうる。

    【0015】 原則的に、分解剤は、多くの既知の分解剤から選択されてよい。 セルロースおよび変性セルロースの例は、Avicell PH 101、102、200(FMC)、Arbocel Bww 40(
    Rettenmaier)、Elcema(Degussa AG)、Lattice NT 200(製造社不明)である。 デンプン製品の例は、高架橋ヒドロキシプロピルスターチPrejel VA 70-S-AGGL (S
    cholten)およびナトリウムカルボキシメチルスターチCMC UAP 500およびPrimoje
    lである。 架橋ナトリウムカルボキシメチルセルロースAc-Di-Sol(FMC)および架 橋ポリビニルピロリドン誘導体Kollidon CL (BASF)およびPolyplasdone XL(GAF)
    も適している。

    【0016】 分解剤は、好ましくは圧縮されている。 圧縮は、出発物質を、バインダー有りまたはなしで、一体にプレスする(圧縮する)工程と理解される。 分解剤用出発物質は、好ましくは異なる寸法の混合物で存在している。 繊維長が一方で約30
    〜150μm、例えば他方で500〜1500μmであるセルロースおよびセルロース誘導体の混合物が、うまく使用される。 界面活性剤および他の添加剤、例えばポリオール、例示すればソルビトールおよび水溶性ポリマー、例えばポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドンが、好ましくは、圧縮する前に添加される。 圧縮した分解剤は、200〜700g/L、特に350〜450g/L
    の嵩密度、好ましくは0.1〜3mm、特に好ましくは0.2〜2mmの粒子寸法を有する。

    【0017】 水性バインダー系調製用物質は、分解剤および水性バインダー系調製用物質の合計に基づいて、乾燥状態において室温で不粘着性である水溶性または水分散性、無機または有機、天然または部分合成ポリマー(基礎ポリマー)50〜99重量%ならびに全合成ポリマー(接着性向上剤)0〜50重量%である。

    【0018】 水ガラスの他に、基礎ポリマーは、特にペーストが調製されうる場合に、少なくとも1種の次の水溶性または水分散性の天然または部分合成ポリマーであってよい: a)デンプンおよび/またはデンプン誘導体および b)セルロース誘導体、特にセルロースエーテル。

    【0019】 デンプンは、水溶性または水膨潤性である。 変性デンプンは、特に重要であり、変性は物理的作用または温和な化学的作用によって達成される。 特別な例が、
    部分分解デンプンおよび予備ゼラチン化デンプンである。

    【0020】 デンプン誘導体も、水溶性または水膨潤性である。 デンプンエステルまたはデンプンエーテル、特にカルボキシル化およびアルコキシル化デンプンは、特に重要である。 適したカルボキシル化および/またはアルコキシル化デンプンは、対応して変性されたポテト、コーン、小麦、米、マイロ、タピオカなどの天然デンプン種であり、ポテトおよび/またはコーンデンプンからなる誘導体が好ましい。 適したデンプン誘導体は、カルボキシル化度0.1〜2.0(DS)またはアルコキシル化度0.05〜1.5(MS)を有する。 デンプン誘導体は、架橋されうる。 適した架橋剤は、2官能化合物である。 このような架橋剤は既知である(例えば、欧州特許第0 311 873 B1号、第3頁第49行〜第4頁第5行参照)

    【0021】 適したセルロースエーテルは、特にカルボキシメチルセルロース(CMC)、
    カルボキシメチルメチルセルロース(CMMC)、エチルセルロース(EC)、
    ヒドロキシブチルセルロース(HBC)、ヒドロキシブチルメチルセルロース(
    HBMC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシエチルカルボキシメチルセルロース(HECMC)、ヒドロキシエチルエチルセルロース(H
    EEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルカルボキシメチルセルロース(HPCMC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシエチルメチルセルロース(HEMC)、メチルヒドロキシエチルセルロース(MHEC)、メチルヒドロキシエチルプロピルセルロース(MHEPC)、メチルセルロース(MC)およびプロピルセルロース(PC
    )、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロースおよびメチルヒドロキシプロピルセルロースおよびCMCのアルカリ金属塩であり、軽質エトキシル化MCが好ましい。

    【0022】 セルロース誘導体は、8以上のpHで溶解性であり、ゆっくりと水に溶解するように、少し架橋されてよい。 架橋はグリオキサールを添加することによって達成されうる。 溶解後溶液中で少なくとも8のpH値を確実にするために、塩基成分は酸成分より過剰に存在すべきである。 pH値は、8〜9.5の範囲が好ましい。 複数の基礎ポリマーを一緒に使用することが有利である。

    【0023】 水溶性または水分散性全合成ポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコールおよびポリアクリル酸塩も接着性向上剤として少なくとも部分的に使用されうる。 アルコール成分中に1〜8個の炭素原子を有するポリアクリレートおよびビニルポリマー、特にポリ酢酸ビニルが好ましい。

    【0024】 他の適した接着性向上剤は、全合成ポリマー、例えば以下のホモポリマーとコポリマーの再分散性分散粉体である:ビニルエステル、スチレン、アクリレートおよび塩化ビニルポリマー。 基礎ポリマーとして適しているビニルエステルポリマーは、酢酸ビニルホモポリマー、酢酸ビニルとエチレンおよび/または塩化ビニルおよび/または他のビニルエステル、例えばラウリン酸ビニル、ベルサト酸のビニルエステル、ピバル酸ビニルおよび/またはマレイン酸/フマル酸のエステルとのコポリマー、または飽和C 3-8アルキルカルボン酸のビニルエステルの ホモポリマーもしくはそれとエチレン、塩化ビニルおよび/あるいは他のビニルエステルのコポリマーである。 (メタ)アクリレートおよび/またはスチレン(
    コ)ポリマーが、スチレンと1〜20個の炭素原子を有する直鎖状、分岐状または環状脂肪アルコールを有するアクリル酸および/またはメタクリル酸エステル((メタ)アクリレートと記載)のポリマーから誘導される。 塩化ビニル/エチレンコポリマーが塩化ビニルポリマーとして適している。

    【0025】 酢酸ビニルホモポリマー、酢酸ビニル/エチレンコポリマーまたは飽和C 3-8アルキルカルボン酸のビニルエステルおよびエチレンおよび/または塩化ビニルのコポリマー(エチレン含量1〜40重量%および飽和C 3-8アルキルカルボン 酸のビニルエステルの群からの他のビニルエステル含量0〜40重量%)、スチレンアクリレート、例えばスチレン/ブチルアクリレートまたはスチレンエチルヘキシルアクリレート(スチレン含量1〜70重量%)が好ましい。 これらの再分散性ポリマーは、通常噴霧乾燥塔中でポリマーの分散体の噴霧乾燥によって製造される。 数種の接着性向上剤を一緒に使用することは有利である。

    【0026】 基礎ポリマーは、それだけで、または接着性向上剤と組み合わせて使用されてよい。 セルロースエーテルおよび上記のデンプン誘導体は特に単独のバインダーとして適している。 接着性向上剤として再分散性ポリマーが添加されうるセルロース誘導体およびデンプン誘導体は、2つのバインダーの組み合わせに適している。

    【0027】 全合成ポリマーの70重量%までは、繊維製品用接着剤およびセラミック被覆用およびプライマー用の基礎ポリマーとして使用される。 したがって、水性バインダー系調製用物質は、以下の組成を有する: 水性バインダー系調製用物質の全重量の基づいて、乾燥状態において室温(20
    ℃)で不粘着性である水溶性または水分散性、無機または有機、天然または半合成ポリマー30〜100重量%および全合成ポリマー0〜70重量%。

    【0028】 これらの2種の重要な成分(分解剤および水性バインダー系調製用物質)に加えて、凝集体は、考えられる用途に相応した特定の性質をバインダーに与えるための助剤、例えば防腐剤、湿潤剤、剥離剤、顔料、安定剤などを含有しうる。 量的に重要な助剤は、充填剤である。 充填剤は、体積または重量を増大させるために主に添加される物質である。 さらに、充填剤は、技術的性能を向上させること、特別な用途において重要である場合粘着性を減少することができる。 典型的な充填剤は、炭酸塩(例えば、炭酸カルシウム)、シリケート(例えば、タルク、
    クレー、雲母)、シリカ、スルフェート(カルシウムおよびバリウム)、水酸化アルミニウムおよびガラス繊維およびビーズである。 このような充填剤は、水性バインダー系調製用物質および分解剤の合計に基づいて30重量%までの量、好ましくは1〜10重量%の量で存在してよい。 しかしながら、充填剤は、凝集体と混合されてよい。

    【0029】 しかしながら、凝集体は、貯蔵下または使用状態で気体を形成する塩を10重量%未満、好ましくは1重量%未満で含有しなければならない。 発泡性バインダー系が要求される場合、この発生系が凝集体中に存在せず、かわりにそれとの混合物中に存在する。

    【0030】 水性バインダー系調製用の上記の物質は、一般に固体であり、粉末または凝集体としてより大きな凝集体へ加工される。 出発物質の粒子寸法は、少なくとも0
    . 01mmであり、好ましくは0.2〜3mmの範囲であり、さらに好ましくは0.5〜1.5mmの範囲である。

    【0031】 得られる凝集体は、粗い粒子から成り、篩い分け後に、好ましくは以下の寸法分布を有する: − <0.4mm最大、3重量% − >0.4mmおよび<1.0mm最大、27重量% − >1.0mmおよび<1.6mm最大、35重量%および − >1.6mmおよび<3.0mm最大、35重量%。 しかしながら、粒子寸法分布をはずれる凝集体、例えば1cm 2までの表面積 および3mmまでの高さを有するフレークも可能である。

    【0032】 得られた成形体は、実際上いかなる幾何学形状を有してもよい。 したがって、
    成形体は、球形、円筒形または平行六面体であってよく、他の3次元幾何学形態、例えばタブレット、ロッド、バーおよび球形を取ることもできる。 縁の長さが2.5mmである少なくとも1つの仮想立方体の内部に適応できる幾何学形状を有する成形体が好ましい。 成形体の幾何学形状は、考えられる用途によって決定される。 成形体の幾何学形状は貯蔵および使用での取り扱いを容易にする。 したがって、成形体の重量により、重さをはかる必要なしに、典型的な部分の水系接着剤の製造を可能になる。 成形体は、0.5〜500g、特に1〜100gの重さがある。 成形体が溝を、例えばチョコレートバーのように、有する場合、個々の部分は、少なくとも1gの重量を有さねばならない。

    【0033】 本発明による凝集体は、既知の凝集化方法によって製造されうる(例えば、Ul
    lmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, 5th Edition, Vol. B2 pages 7-1〜7-37参照)。 そのような方法は、圧温度および/または溶剤の、微細粒子物質、すなわち粉状または凝集混合物への作用による粗い粒子の凝集体の製造に一般に関係する。 凝集化は、プレスすること(ブリケット化すること)によって、行われる場合、微細粒子混合物は、バインダーを加えてまたはバインダーを加えないで、機械的に圧縮(コンパクト化)される。 可塑化効果によって適用される圧力を減少させるブリケット化バインダーが、本発明による凝集体のために好ましくは使用される。 ブリケット化バインダーが使用される量は、特に粉体の粒度測定に依存する。 適したバインダーは、例えばブリケット化されうる混合物に基づいて10重量%までの量、好ましくは5重量%までの量の固体ポリエチレングリコールである。 使用されるさまざまなプレスの中で、ローラープレス、
    特に閉口または開口ダイを有するパンチプレスおよびリング−ロールプレスが重要である。 凝集体は、好ましくは、粉末状の出発物質の無水ローラー圧縮によって製造される。 加圧による凝集化の他に、液体での湿潤による凝集化(造粒化)
    は、かなり重要である。 水は、造粒化液として好ましく使用される。 湿潤粉末は、好ましくは加熱もされる。 水および加熱を使用して、すなわち、本発明による分解剤を存在させずに、接着性顆粒を製造するためのこのようなプロセスは既知である。 すなわち、欧州特許第311 873号は、80〜200℃の温度でベルト上で薄い層中で30〜80%の水を含有する接着剤混合物の乾燥を開示している。 ドイツ特許第39 12 983号は、接着性成分の水性混合物の噴霧乾燥を開示している。 ドイツ特許第197 02 026号は、水5〜40重量%
    の存在下で接着剤の粉末状成分を焼結するための方法を開示している。

    【0034】 本発明による凝集体は、水と接触してすばやく、塊のない水溶液または分散体を形成する。 この塊のない水溶液または分散体は、比較的低い固体濃度でさえ、
    高粘着性であり、糸を曳かない物を形成する、水に膨潤した生成物の形態のペースト、すなわち接着剤である。 これらのペーストは、壁紙および他の壁装材を張るのに特に適している。 しかしながら、他の水系接着剤も、このように製造され得る。 それらの組成が適しているなら、成形体は、壁、天井および床上の無機質基材、例えばプラスター、スクリードまたはコンクリート用の塊のないプライマーを製造するために使用されてよい。 このように安定化された表面は、次いで例えばペイント、表面コンパウンド、接着剤によって被覆される。 特に繊維製品用または床、壁および天井のセラミック被覆用水系接着剤は、本発明による凝集体から塊なしに容易に製造される。

    【0035】 ペーストは、好ましくは以下のように製造される: a)凝集体を水に攪拌しながら添加する。 b)要すれば攪拌を、成形体が溶解されるまで、続ける。 塊のないペーストは、このようにして得られ、言いかえればペーストは、凝集体のいかなる乾燥成分も含まない。

    【0036】 粉体物質から直接調製されるペーストと比較して、本発明にしたがって製造されるペーストは、性能に関する特性、例えば、粘度、湿潤接着強度および乾燥接着強度にほとんど変化を示さない。 本発明の他の利点は、ペーストの製造の間にダストを放出せず、パック内でペースト成分の分離をしない。

    【0037】 本発明をさらに詳細に以下に示す。 I. 試験方法 1. 膨潤圧の測定水へ導入した時にタブレットが分解する速度は、タブレット分解剤が水を吸収することによって生じる膨潤圧によって決定される。 この目的のために、膨潤圧は、Pharm. Ind. 41(1979)の第459〜464頁に記載のListおよびMuazzanに よる論文にしたがって決定された。 この目的のために、試験されるべきタブレット分解剤20重量%、ステアリン酸アルミニウム1重量%、リン酸2水素カルシウム・2H 2 O 79重量%からなる試験混合物を激しく混合し、容器中に包ん だ。 バッチサイズは、10gであった。 試験タブレットを製造するために、混合物0.50gをプレスに導入し、23kNの圧力をかけた。 使用したプレスは、
    赤外分光光度計用タブレットを製造するのに使用される種類の市販のタブレットプレスであった(製造業者:Perkin Elmer、プレスおよび圧力変換機、プレス直径13.5mm)。 膨潤圧を測定するために、図1に示される測定装置の円筒中にタブレットを置き、パンチによって装置内の初期圧1000gに調整した。 風袋測定後、水約5gを添加し、達した最大重量読みを天秤から読み取った。 膨潤圧は、パンチの表面積に基づいて、膨潤の間に発生した力から計算された。 パンチは、1.43cm 2の表面積を有していた。 天秤は、1800gの重量を示し 、言いかえれば1.23barの膨潤圧が得られた。

    【0038】 膨潤圧を測定する試験装置は、概略的に図1に示される。 試験装置は、取り外し可能な側壁および取り外し可能な被覆を有するハウジングに適応した天秤6から本質的なる(Satorius LC 1200 S)。 調節できる脚3によって、ハウジングは、
    支持表面で正確に水平な位置に調整されうる。 側壁(部分的に透明)および被覆は、円筒スクリュー1および2によって基板に固定されうる。 中央に試験タブレットを収容している円筒4を有するチューブ7が、天秤のプラットフォームに配置される。 タブレットに適用される初期圧をねじ山のある棒5によって調整することができるパンチは、試験タブレット上にある。

    【0039】 2. 粘度は、次のとおり測定した:20℃でのBrookfield(RVT, スピンドル5、
    20r.pm)。 3. ゲル化試験 分解剤は、以下の試験に合格する場合ゲル化しない。 試験される粉末状分解剤1gをペトリ皿(直径60mm)の中央に円錐状で置いた。 ピペットを使用して、蒸留水(5mL)を円錐のまわりの、ペトリ皿へ入れ、水が試験物質に完全に浸透するかどうかを測定するために円錐を試験した。
    バリヤー層が試験の間に形成され、試料を通って水が完全に浸透することを防げる場合、すなわち試料の内部が部分的に乾燥状態で残る場合、試料がゲル化し、
    本発明の要求を満たしていない。

    【0040】 II. 凝集体の製造および特性 1. 分解剤の形成(重量%単位) 1) 7%メチルヒドロキシエチル/プロピルセルロース(遅延)、 20%カオリン、 3%セルロース繊維(漂白、繊維長1000μm)、 69%セルロース繊維(非漂白、繊維長120μm)および 1%ノニオン性湿潤剤 2) 7%メチルヒドロキシエチル/プロピルセルロース(遅延)、 20%カオリン、 3%セルロース繊維(漂白、繊維長1000μm)、 69%セルロース繊維(漂白、繊維長120μm)および 1%ノニオン性湿潤剤 3) 7%メチルヒドロキシエチル/プロピルセルロース(遅延)、 3%セルロース繊維(漂白、繊維長1000μm)、 89%セルロース繊維(非漂白、繊維長120μm)および 1%ノニオン性湿潤剤 4) 7%メチルヒドロキシエチル/プロピルセルロース(遅延)、 3%セルロース繊維(漂白、繊維長1000μm)、 89%セルロース繊維(漂白、繊維長120μm)および 1%ノニオン性湿潤剤 5) 7%メチルヒドロキシエチル/プロピルセルロース(遅延)、 3%セルロース繊維(漂白、繊維長1000μm)、 89%セルロース繊維(漂白、繊維長30μm)および 1%ノニオン性湿潤剤 6)100%メチルヒドロキシエチル/プロピルセルロース(遅延) 7)100%セルロース繊維(繊維長120μm)

    【0041】 2. ペーストタブレット化用配合物 1) 45%メチルセルロース、 10%充填剤(Alシリケート)、 35%ポリ酢酸ビニル再分散粉体(ホモポリマー)、 5%セルロース繊維圧縮物(分解剤)および 5%Karion(ポリサッカリド) 2) 45%メチルセルロース、 10%充填剤(Alシリケート)、 32.5%ポリ酢酸ビニル再分散粉体(ホモポリマー)、 5%セルロース繊維圧縮物(分解剤)、 5%Karion(ポリサッカリド)および 5%ポリビニルアルコール 3) 45%メチルセルロース、 10%充填剤(Alシリケート)、 35%ポリ酢酸ビニル再分散粉体(ホモポリマー)、 5%セルロース繊維圧縮物(分解剤)および 5%ポリビニルピロリドン 4) 45%メチルセルロース、 10%充填剤(Alシリケート)、 35%ポリ酢酸ビニル再分散粉体(ホモポリマー)、 5%セルロース繊維圧縮物(分解剤)および 5%ポリピロリドン、 5) 90%カルボキシメチルデンプン、 10%セルロース繊維圧縮物 6〜9) メチルセルロースのかわりにCMS、HPS、CMCまたはそれらの混合物を有する配合物1と同じ配合物

    【0042】 3. 分解剤圧縮物の製造およびそれとペースト状原料との混合 上記の配合物の原料を最初にLoedigeミキサー(すき刃ミキサー、100〜2 00r.pm)中で約20分間均一に混合する。 物質を40〜90barの圧力下で圧縮するローラー圧縮機に粉末混合物を移した。 そのように圧縮された物質を、再びLoudigeミキサー中で要求されるペースト状混合物(上記参照)に添加した。 混合時間は再び約20分である。 製造される生成物を次いでタブレット化した。 ローラー圧縮機は、Alexanderwerk AG(Remscheid)の製品である。 ローラー圧 縮機は、スクリューのような攪拌要素を有する攪拌機、2つの供給スクリューを有するスクリュー供給システム、ベール長75mm、直径150mmのローラーを有するローラープレス、2つのRFG 100N 精度調節機および電気制御システム を有する。

    【0043】 4. 接着剤タブレットの製造および特徴 上記の配合物からなるペースト粉体200g、例えば約50%のメチルセルロースおよび約50%のポリ酢酸ビニル再分散粉末を、本発明にしたがったセルロース系分解剤2〜30重量%と均一に混合し、得られた混合物を、10kN/c
    2の最大圧力下で、市販のタブレットプレスでタブレット化した。 このように して得られたタブレットは、安定であり、勧められる手順に従う条件(粉末を使用する方法)で、塊を形成しないで、3分間で室温で水道水に溶解した。

    【0044】 5. 接着性タブレットから製造されるペーストの製造および特性 それらの有用性を決定するために、以下の表に示される組成を有するタブレットを、室温で攪拌しながら、1:32の比で水と混合した。 ペースト混合物の粘度は、2分および30分後に測定した。

    【0045】

    【表1】

    1) Na

    2 CO

    3 :NaHCO

    3 :クエン酸の重量比=0.6:6.4:4.0

    【0046】 したがって、ペースト溶液は、本発明による分解剤を含有するタブレット(No
    .2)から形成され、調製後2分でさえ、粉末状バインダー(No.1)から調製された ペースト溶液の粘度に匹敵した。 酸成分および重炭酸塩からなる分解剤を含有する既知のタブレット(No.3)は、約40%のより低い粘度を有するペースト溶液 を製造し、その結果、使用するにはかなり不経済であった。

    【0047】 2. 接着剤圧縮物の製造および特徴約50%のメチルセルロースおよび約50%のポリ酢酸ビニル再分散粉末体からなるペースト粉末90%を、セルロース系分解剤粉末5%およびポリエチレングリコール5000 5%と混合し、得られた混合物を、乾燥しないで、室温で ローラー圧縮した。 得られたプレートを粉砕した。 微細粒子(<400μm)を篩い分けによって除去した。 塊を形成しないで、凝集体を水中へすばやく攪拌した。 凝集体から調製されたペーストの最終粘度、30分後で9000mPasは、原料の特性に対応した。 500g/Lで、嵩密度は、原料の嵩密度に対応した。 圧縮物は6ヶ月以上の貯蔵後でさえスムーズに溶解する。

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