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溶融ガラスゴブをブランクモールド中に投入する割り型装入ファンネル

申请号 JP2016541650 申请日 2014-12-15 公开(公告)号 JP2017500269A 公开(公告)日 2017-01-05
申请人 オウェンス ブロックウェイ グラス コンテナー インコーポレイテッド; オウェンス ブロックウェイ グラス コンテナー インコーポレイテッド; 发明人 ロビン エル フリン; ロビン エル フリン;
摘要 割り型装入ファンネル(10,110,210)が2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメント(12,14,112,114,212,214)を有し、これらファンネルセグメントの各々は、内部案内面(28,30,128,130)を有する。2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメントは、個別のファンネルセグメントの内部案内面が互いに協働して長手方向軸線(L)を備えた案内通路(38,138,238)を構成するよう互いに対して配置されている。また、割り型装入ファンネルを有する装置及び割り型装入ファンネルを用いて溶融ガラスのゴブ(G)をゴブ送り出しシステム(64)からブランクモールド(66)中に送り込む方法が開示される。
权利要求

溶融ガラスのゴブ(G)を案内する割り型装入ファンネル(10,110,210)であって、 2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメント(12,14,112,114,212,214)を有し、前記2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメントの各々は、内部案内面(28,30,128,130)を有し、前記2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメントは、前記個別のファンネルセグメントの前記内部案内面が互いに協働して長手方向軸線(L)を備えた案内通路(38,138,238)を構成するよう互いに配置されており、前記案内通路は、前記溶融ガラスのゴブの断面積よりも大きな断面積を有する、割り型装入ファンネル。前記割り型装入ファンネルは、下側部分(18,218)及び前記下側部分の各側部から延びる側方フランジ(24,224)を備えた第1のファンネルセグメント(12,112,212)を有し、前記第1のファンネルセグメントの前記下側部分は、第1の凹状内部案内面(28,128)を有し、 下側部分(20,220)及び前記下側部分の各側部から延びる側方フランジ(24,224)を備えた第2のファンネルセグメント(14,114,214)を有し、前記第2のファンネルセグメントの前記下側部分は、第2の凹状内部案内面(30,130)を有し、 前記第1のファンネルセグメントの前記側方フランジは、前記第1の凹状内部案内面と前記第2の凹状内部案内面が互いに向かい合って前記案内通路を構成するよう取り付けブロック(48,248)によって前記第2のファンネルセグメントの前記側方フランジに固定されている、請求項1記載の割り型装入ファンネル。前記案内面は、互いの鏡像ではない、請求項1記載の割り型装入ファンネル。前記第1の凹状内部案内面と前記第2の凹状内部案内面の断面プロフィールは、互いに異なっている、請求項2記載の割り型装入ファンネル。前記第1のファンネルセグメントは、前記第1の凹状内部案内面から外方に傾けられた第1の凹状内面(32)を備えた上側部分(16,216)を更に有し、前記第2のファンネルセグメントは、前記第2の凹状内部案内面から外方に傾けられた第2の凹状内面(34)を備えた上側部分(20,220)を更に有し、前記上側部分の前記第1の凹状内面と前記第2の凹状内面は、前記割り型装入ファンネルへの入口平面(44)を備えた入口(36)を構成するよう互いに向かい合っており、前記案内通路は、前記入口から出口(42)まで下方に延びている、請求項2記載の割り型装入ファンネル。前記取り付けブロックは、前記第1の内部案内面と前記第2の内部案内面を互いに向かって傾けるようテーパしており、前記案内通路の前記断面積は、前記長手方向軸線沿いに下方へ前記入口の前記入口平面から前記出口の出口平面(46)まで次第に減少している、請求項5記載の割り型装入ファンネル。前記取り付けブロックは、前記第1の内部案内面と前記第2の内部案内面を互いに向かって傾けるよう前記取り付けブロックの長さに沿ってテーパしていて、前記案内通路の前記断面積は、前記長手方向軸線沿いに下方に変化している、請求項6記載の割り型装入ファンネル。溶融ガラスのゴブをブランクモールド中に送り込む装置であって、前記装置は、 少なくとも1つの開口部(76)を備えた装入ファンネルホルダ(72)と、 前記ファンネルホルダによって支持された請求項1記載の前記割り型装入ファンネルとを有する、装置。前記ファンネルを前記ファンネルホルダに回転可能に取り付けるよう前記装入ファンネルホルダの前記少なくとも1つの開口部内に回転可能に受け入れられたファンネルマウント(86)を更に有し、前記ファンネルマウントは、円形フレーム(88)及び前記円形フレームから垂下した2本の互いに反対側に位置すると共に間隔を置いて設けられた脚部(90)を有し、前記2本の互いに反対側の脚部の各々は、肩(94)及び前記肩から下方に延びる垂直の溝(98)を構成する1対の細長い隆起部(96)を有する、請求項8記載の装置。前記割り型装入ファンネルは、 第1のファンネルセグメント(12,112,212)を有し、前記第1のファンネルセグメントは、第1の凹状内部案内面(28,128)及び前記第1のファンネルセグメントの前記下側部分の各側部から延びる側方フランジ(24,224)を備えた下側部分(18,218)を有し、 第2のファンネルセグメント(14,114,214)を有し、前記第2のファンネルセグメントは、第2の凹状内部案内面(30,130)及び前記第2のファンネルセグメントの前記下側部分の各側方から延びる側方フランジ(24,224)を備えた下側部分(20,220)を有し、 前記第1のファンネルセグメントの前記側方フランジは、1対の介在して設けられている取り付けブロック(48,248)によって前記第2のファンネルセグメントの前記側方フランジに固定されており、前記取り付けブロックの各々は、突出した垂直案内(58)及び前記案内の上方に配置された突出している平停止部(60)を有し、前記取り付けブロックの前記突出垂直案内は、前記取り付けブロックの前記停止部が前記垂下脚部の前記肩に当接状態で位置するよう前記ファンネルマウントの前記垂下脚部の前記垂直溝内に受け入れられている、請求項9記載の装置。前記割り型装入ファンネルは、 第1のファンネルセグメント(12,112,212)を有し、前記第1のファンネルセグメントは、第1の凹状内部案内面(28,128)及び前記第1のファンネルセグメントの前記下側部分の各側部から延びる側方フランジ(24,224)を備えた下側部分(18,218)を有し、 第2のファンネルセグメント(14,114,214)を有し、前記第2のファンネルセグメントは、第2の凹状内部案内面(30,130)及び前記第2のファンネルセグメントの前記下側部分の各側方から延びる側方フランジ(24,224)を備えた下側部分(20,220)を有し、 前記第1のファンネルセグメントの前記側方フランジは、1対の介在して設けられている取り付けブロック(48,248)によって前記第2のファンネルセグメントの前記側方フランジに固定されており、前記取り付けブロックの各々は、前記ファンネルセグメントの前記互いに反対側に位置した状態で向かい合う側方フランジ相互間に設けられた全体として長方形の部分(253)及び前記長方形部分の半径方向外方の端部から延びると共に半円筒形の半径方向外方に向いた取り付け面を備えた半円筒形部分(257)を備えた全体としてT字形のものである、請求項9記載の装置。ガラス器成形機であって、 溶融ガラスのゴブをガラスパリソンの状態に成形するブランクモールド(66)を有し、 前記ブランクモールドの上方に配置されていて溶融ガラスゴブを前記ブランクモールド中に案内する請求項1記載の前記割り型装入ファンネルを有し、前記ファンネルは、セグメントを含むよう円周方向に分割され、 前記ファンネルセグメントを互いに対して調節するブロック(48,248)を有する、ガラス器成形機。溶融ガラスのゴブ(G)をゴブ送り出しシステム(64)からブランクモールド(66)に送り出す方法であって、前記方法は、 ファンネルホルダ(72)によって支持されていて2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメント(12,14,112,114,212,214)を備えた割り型の回転可能な装入ファンネル(10,110,210)を有する装置を用意するステップを含み、前記2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメントは、長手方向軸線(L)を備えた案内通路(38,138,238)を協働して構成するよう互いに対して配置され、 前記ファンネルを前記ブランクモールドのモールドキャビティの上方に配置して前記案内通路が前記モールドキャビティと垂直方向に整列するようにするステップを含み、 溶融ガラスのゴブをデフレクタ(108)から前記ファンネルの前記案内通路中に通して前記モールドキャビティに送り込むステップを含み、前記デフレクタは、基部(112)及び前記基部から外方に延びる2つの側壁(114)を備えたシュート(110)を有し、 前記溶融ガラスのゴブが前記モールドキャビティ中に導入された後、前記ファンネルを前記モールドキャビティから遠ざけるステップを含む、方法。前記ファンネルを回転させて前記ファンネルの前記案内通路を前記デフレクタの前記シュートに対して割り送りするステップを更に含む、請求項13記載の方法。

说明书全文

本開示内容、即ち本発明は、ガラス器製造装置、特に溶融ガラスのゴブをブランクモールドに投入する装入ファンネルに関する。

溶融ガラスのゴブをゴブ送り出しシステムから独立セクション型ガラス容器成形機のブランクモールド中に送り込む装入ファンネルが当該技術分野において一般的に知られている。従来型装入ファンネルの一形式は、ゴブ送り出しシステムからのゴブを受け入れるラッパ形入口区分及びラッパ形入口区分から見て下流側に位置していて、ゴブを造形してこれをブランクモールドの開口部中に案内する管状造形区分を有する。管状造形区分は、一般に、これを通過するゴブよりも断面積が小さい。かかる装入ファンネルを記載した米国特許明細書は、米国特許第5,917,106号明細書である。別の従来型の装入ファンネルが米国特許第3,672,860号明細書に記載されている。従来型装入ファンネルは、ガラス剥離被膜によるスワビング(swabbing)を必要とする。

米国特許第5,917,106号明細書

米国特許第3,672,860号明細書

本発明の一般的な目的は、本発明の一観点によれば、溶融ガラスのゴブをゴブ送り出しシステムから案内通路により整列状態のブランクモールド中に送り出すことができる割り型装入ファンネルの提供を含む場合がある。割り型装入ファンネルは、案内通路の寸法形状の可変性を提供することができる2つ又は3つ以上のファンネルセグメントで作られている。この可変性は、ブランクモールドへの溶融ガラスゴブの正確で且つ穏やかな送り出しの複雑さを広範なプロセス変化全体にわたって少なくすると共にスワビングの必要性を軽減し又はなくすことができる。本発明は、互いに別個に具体化でき又は互いに組み合わせて具体化できる多くの観点を具体化する。

本発明の一観点による割り型装入ファンネルは、2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメントを有し、2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメントの各々は、内部案内面を有する。2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメントは、個別のファンネルセグメントの内部案内面が互いに協働して長手方向軸線を備えた案内通路を構成するよう互いに配置されている。さらに、案内通路は、溶融ガラスのゴブの断面積よりも大きな断面積を有する。

本発明の別の観点によれば、溶融ガラスのゴブをブランクモールド中に送り込む装置が提供される。本装置は、少なくとも1つの開口部を備えた装入ファンネルホルダと、ファンネルホルダによって支持された割り型装入ファンネルとを有する。割り型装入ファンネルは、2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメントを有する。各ファンネルセグメントは、内部案内面を有する。個別のファンネルセグメントは、これらの内部案内面が互いに協働して長手方向軸線を備えた案内通路を構成するよう互いに対して配置される。

本発明の更に別の観点によれば、溶融ガラスのゴブをゴブ送り出しシステムからブランクモールドに送り出す方法が提供される。本方法は、ファンネルホルダによって支持された割り型の回転可能な装入ファンネルを有する装置を用意するステップを含む。ファンネルは、2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメントを有する。これらファンネルセグメントは、長手方向軸線を備えた案内通路を協働して構成するよう互いに対して配置される。本方法は、ファンネルをブランクモールドのモールドキャビティの上方に配置して案内通路がモールドキャビティと垂直方向に整列するようにするステップを更に含む。さらに、本方法は、溶融ガラスのゴブをデフレクタからファンネルの案内通路中に通してモールドキャビティに送り込むステップを含む。ゴブがガラス容器成形作業の一部としてガラスパリソンに変換するためのモールドキャビティ内にいったん導入されると、ファンネルをモールドキャビティから遠ざける。

本発明の更に別の観点によれば、ガラス器成形機であって、溶融ガラスのゴブをガラスパリソンの状態に成形するブランクモールドと、ブランクモールドの上方に配置されていて溶融ガラスゴブをブランクモールド中に案内する割り型装入ファンネルとを有し、ファンネルは、セグメントを含むよう円周方向に分割され、ファンネルセグメントを互いに対して調節するブロックを更に有することを特徴とするガラス器成形機が提供される。

本発明は、その追加の目的、追加の特徴、追加の利点及び追加の観点と共に、以下の説明、特許請求の範囲の記載及び添付の図面から最も良く理解されよう。

本発明の実施形態としての割り型装入ファンネルの斜視図である。

図1に示された割り型装入ファンネルの分解組立て図である。

図1の3‐3線に沿って取った図1に示された割り型装入ファンネルの断面図である。

図1に示された割り型装入ファンネルの一実施形態の平面図である。

割り型装入ファンネルの別の実施形態の平面図である。

割り型装入ファンネルの更に別の実施形態の平面図である。

本発明の例示の実施形態に従って溶融ガラスゴブをゴブ送り出しシステムから独立セクション型ガラス成形機のブランク中に送り込む装置の斜視図である。

図7に示された装置に示されている割り型装入ファンネルのうちの1つの分解組立て斜視図である。

図1の9‐9線に沿って取った図1に示されている割り型装入ファンネルの断面図である。

図9の10‐10線に沿って取ったファンネルマウントの垂下脚部及び取り付けブロックの受け入れ垂直案内の断面図である。

図7に示されたゴブ送り出しシステムに示されているデフレクタのうちの1つの断面図である。

図7に示されているブランクモールドのうちの1つの順次断面図(A,B,C)であり、モールドへのゴブの送り出しの仕方及びパリソンへのゴブの成形の仕方を示す図である。

別の例示の実施形態としてのファンネルとファンネルホルダの分解組立て部分斜視図である。

互いに組み立てられた状態の図13のファンネルとファンネルホルダの平面図である。

溶融ガラスのゴブをゴブ送り出しシステムからブランクモールドに送り出す割り型装入ファンネルが開示される。割り型装入ファンネルは、2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメントを有するのが良く、この割り型装入ファンネルは、多数のゴブを多数のブランクモールドに送り出す複数のファンネル、即ち、追加の割り型装入ファンネル及び/又は従来型ファンネルを有する大型装置の一部であるのが良い。割り型装入ファンネルを多数の個別のファンネルセグメントから構成することにより、全体として従来の一体形装入ファンネルでは利用できないプロセス融通性が得られ、これについては以下に更に説明する。

図1を参照すると、割り型装入ファンネル10の実施形態が第1のファンネルセグメント12及び第2のファンネルセグメント14を有する。したがって、ファンネル10は、その長さに沿って多数のセグメント12,14に円周方向に分割されている。第1のファンネルセグメント12は、上側部分16及び下側部分18を有する。同様に、第2のファンネルセグメント14は、上側部分20及び下側部分22を有する。

図2を参照すると、ファンネルセグメント12,14は、例えば底部分18,22のところでセグメント12,14の側部から延びる側方フランジ24を更に有する。側方フランジ24は、締結具を挿通状態で支持する穴26を有するのが良い。また、第1のファンネルセグメント12は、長さL1を有し、第2のファンネルセグメント14は、長さL2を有する。ファンネルセグメント12,14の長さL1,L2は、同一であっても良いがそうである必要はなく、ファンネルセグメントは、長さが約10〜12インチ(25.40〜30.48cm)であるのが良く又は所与の用途に適した任意他の適当な長さのものであって良い。

ファンネルセグメント12,14の下側部分18,22は、凹状の内部案内面28,30を有する。これら案内面28,30は、任意所望の断面輪郭形状を有することができ、かかる断面輪郭形状としては、ちょっと挙げてみただけでも、例えば、半円形、三形、切頭円錐形、又は長方形が挙げられる。いずれの場合においても、案内面28,30は、ガラスゴブを通過状態で落下させる内接直径を定めるのが良い。

図3を参照すると、ファンネルセグメント12,14の上側部分16,20は、凹状の内面32,34を有し、これら凹状内面は、±5°の範囲内で示された角度で又は任意他の適当な角度で内部案内面28,30に対して外方に傾けられている。上側部分16,20は、代表的には、ファンネルセグメント12,14の長さL1,L2の約30〜40%(例えば、約35%)を占め、下側部分18,22は、長さL1,L2の残りの部分を占める。

ファンネルセグメント12,14の相対的な位置決めは、上側部分16,20の凹状内面32,34がファンネル10の入口36を提供し、下側部分18,22の凹状内部案内面28,30が入口36から出口42まで延びる案内通路38を協働して提供するよう互いに向かい合うように設定されている。入口36は、入口平面44を有し、出口は、出口平面46を有し、案内通路38は、案内通路38を通る溶融ガラスゴブGの流れ方向と全体として同一直線上に位置する長手方向軸線Lを有する。入口36の入口平面44は、図示のように、好ましくは、案内通路38の断面領域(又は断面積)よりも広い(又は大きい)断面領域(又は断面積)を定める。本明細書で用いられる「断面領域」という語句は、軸線Lに対して垂直に延びるかかる領域を含む。

図2を参照すると。ファンネルセグメント12,14は、この実施形態では、取り付けブロック48及び締結具50、例えば、ねじ、ボルト及び/又はナットによって互いに結合される。したがって、ファンネル10は、円周方向に分割されるのが良く、かかるファンネルは、セグメント12,14及びセグメント12,14を互いに対して調節するブロック48を有する。ブロック48は、全体として長方形であるのが良く、これらブロックは、本明細書において用いられているように、ブロックが幾分くさび形を呈することができるようにテーパした表面を有するのが良い。取り付けブロック48は、2つのファンネルセグメント12,14の互いに反対側に位置した向かい合う側方フランジ24相互間に配置されている。1つ又は2つ以上の穴52がブロック48の互いに反対側に位置した側部54に設けられている。これら互いに反対側に位置した側部54は、ブロック48の厚さTを定める。したがって、厚さが互いに異なるブロック48を用いると、ファンネル10の内接直径を変化させることができる。互いに反対側に位置する側部54の穴52は、これらの関連の側方フランジ24の穴26のうちの1つ又は2つ以上と位置合わせされる。締結具50は、側方フランジ24に設けられた穴26を通って介在して位置するブロック48の対応の穴52中に受け入れられる。穴52は、締結具50と螺合可能にねじ山が設けられていても良く、或いは、貫通通路であっても良く、又は任意他の適当な形態のものであって良い。取り付けブロック48は、2つの側面54相互間に延びる半径方向外方に向いた取り付け面56を更に有する。ブロック48の外方に向いた取り付け面56は、取り付け面56から遠ざかって延びる垂直舌部又は案内58及び取り付け面56から遠ざかって延びていて且つ案内58の上方に互いに間隔を置いて設けられた垂直停止部60を有する。

多数のファンネルセグメント12,14を用いることにより、割り型装入ファンネル10の案内通路38の寸法形状を調節可能にすることができる。案内通路38の断面形状は、互いに向かい合った内部案内面28,30の断面輪郭形状を所望通りに協調させることによって決定できる。

図4に示された第1の実施例では、半円形断面輪郭形状を備えた内部案内面28,30を採用することによって案内通路38の断面形状を卵形(例えば、楕円形)にすることができる。また、セグメント12,14は、互いに円周方向に間隔を置いて設けられているので、これらの間には円周方向に且つブロック48に半径方向に隣接して隙間29を生じさせることができる。

図5に示された第2の実施例では、別のファンネル110が長方形の半分の断面輪郭形状を有する内部案内面128,130を備えたセグメント112,114を採用することによって全体として長方形にされた案内通路138の断面領域を有することができる。他の断面案内通路形状が採用可能である。

図6に示された第3の実施例では、別のファンネル210が互いに異なる断面輪郭形状を有する内部案内面128,130、図示のように、例えば、半円形の案内面及び半長方形の案内面を備えたセグメント112,114を採用することによって非対称にされた案内通路238の断面形状を有することができる。したがって、ファンネル210は、互いに鏡像関係にはない互いに反対側に位置するガラス接触面を備えた少なくとも2つのセグメントを有することができる。

図2を参照すると、案内通路38の断面領域は、ファンネルセグメント12,14を互いに固定するために用いられるブロック48の構造によって決定できる。ブロック48の厚さTは、ファンネルセグメント12,14の離隔距離を定め、このことは、内部案内面28,30によって定められる案内通路38の断面積を互いに異なるサイズのブロック48の使用により任意適当な範囲内で上方に(厚いブロック)又は下方に(薄いブロック)調節することができることを意味している。例えば、ブロックは、内接直径を1インチ(25.40mm)から1/4インチ(6.35mm)に変え、又はその逆の関係になるように或いは任意他の適当なサイズに変えたり任意適当なサイズから変えたりするように交換可能である。

また、案内通路38の断面積を一定にすることができ又は変化させることができる。案内通路38沿いに下方に一定の断面積を達成するため、ブロック48は、一様な厚さを備えるのが良い。他方、案内通路38沿いに下方に変化する断面積を達成するため、ブロック48の厚さTを長手方向にテーパさせて長手方向軸線Lに対する内部案内面28,30の角度を変化させるのが良い。別の実施形態では、これに代えて又は追加して、2つのファンネルセグメント12,14の互いに反対側に位置する対向した側方フランジ24をテーパさせるのが良い。したがって、いずれの場合においても、案内通路38の断面積を入口36の入口平面44から出口42の出口平面46まで徐々に減少させ又はこの逆の関係になるようにすることができる。

案内通路38の断面領域は、例えば図5に示されているように溶融ガラスゴブGの対応の断面領域よりも少なくとも僅かに広いのが良い。断面領域は、ゴブGが通路38を通って移動しているときにゴブGの任意所望の場所のところのゴブGの移動方向に全体として垂直であるのが良い。寸法の大きな案内通路38は、ゴブGがモールドの細い部分に接触せず、しかもガラスゴブGが大きくなり、歪み、又は揺れ動くようにする幾分かの許容誤差をもたらすことなく、ガラスゴブGをブランクモールドの底部内に正確に且つ穏やかに案内するよう設計されている。寸法の差は、図3に示された寸法の差と同一であっても良く、或いは任意他の適当な差のものであっても良い。

説明したばかりの案内通路38の断面領域の寸法決めは、一体形装入ファンネルに通常見受けられる或る特定の問題の回避を助けることができる。ゴブGの対応の断面積の正の分散量(即ち、ゴブの成長)を許容する能の制限は、一体形装入ファンネルの案内通路の断面積がゴブGの対応の断面積と同一のサイズであり又はこれよりも小さい場合に生じ場合に起こることがある1つの注目すべき問題である。かかる状況下において、ゴブGは、案内通路の案内面上を引きずるように動き、それによりその表面が昇温する。案内面の昇温は、抗力を増大させると共に案内通路が詰まった状態になる確率を高める。案内通路が詰まった状態になった場合、案内通路の詰まりを除くために保守を実施しなければならず、これは、大きな労働力を要すると共に製造効率に悪影響を及ぼす。

案内通路38の断面領域をこれが溶融ガラスゴブGの対応の断面領域よりも広くなるよう寸法決めすることによっても、潤滑剤を内部案内28,30に塗布する必要性が軽減され又は全くなくなる。潤滑剤、例えば油は、従来、一体形装入ファンネルの管状案内通路中に定期的に注入され又はスワビングされてゴブの抵抗を小さくして案内通路の表面を冷却していた。油は、或る程度まで有用であるが、油は、ゴブによる詰まりの問題を完全には解決せず、油は、作業環境周りに煙を生じさせる傾向がある。油は又、ゴブ装入プロセスに複雑さ及び出費を追加する。具体的に言えば、ゴブGが割り型装入ファンネル10の案内通路38内で成長して歪む余分の余地を生じさせるので、ゴブ抵抗と関連した悪影響が減少すると共に一般的に油の使用を不要にする。

さらに又、案内通路38を調節できることにより、ゴブGによる内部案内面28,30の選択的な配向が可能である。これは、ゴブGがデフレクタ108(図7)の出口からブランクモールドの入口まで移動しているときにゴブGの軌道の変化の再発を取り扱う際に有用である場合がある。例えば、ゴブGの軌道は、ゴブGがゴブ送り出しシステムを出る際に主として1つの特定の方向に変化することが観察されており、これについては、以下においてより完全に説明する。例えば、ゴブGがブランクモールドに入るときにゴブGが平の速度を有している場合、ゴブGは、この装入が行われているときにモールドのキャビティの側部に当たることになる。かかる妨害により、下流側における品質上の懸念が生じる場合があり、しかもブランクモールドをスワビングしてかかる懸念を軽減し又は回避することが必要とされる場合がある。ゴブ軌道におけるこの再発する変化に対応するため、案内通路38の断面積は、適当に選択され、そしてゴブGの予想軌道経路に対して配向させ、それにより軌道変化が最も一般的に起こる方向を厳密に制御するのが良い。案内通路38は、好ましくは、内部案内面28,30がゴブ軌道変化の予想方向に垂直であるように配向される。

第1及び第2のファンネルセグメント12,14は、好ましくは、鋼、例えばステンレス鋼、具体的に言えば304L型ステンレスからインベストメント鋳造される。内部案内面28,30の正確な断面輪郭形状及び全体的形状は、CNC(コンピュータによる数値制御)フライス盤又は他の何らかの適当な部品成形技術から得られる。内部案内面28,30は又、視線熱処理手順、例えばプラズマ蒸着法(PVD)で熱処理されるのが良い。内部案内面28,30—一般的には一体形装入ファンネルでは利用できないもの—への完全な接近を行うことにより、説明したばかりの手順と同様な広範な精密フライス加工及び熱処理手順を実用的にすると共に内部案内面28,30を調製する上で利用可能にする。割り型装入ファンネル10が案内通路38に関する多くの寸法形状を取ることができるということは又、互いに異なる寸法の装入ファンネルをストックしてメンテナンスする必要がないということを意味している。

図7は、溶融ガラスゴブGをゴブ送り出しシステム64から独立セクション型ガラス成形機のブランクモールド66中に送り込む装置62を示している。装置62は、ゴブGを上述の割り型装入ファンネル10のうちの1つ又は2つ以上経由でブランクモールド66中に送り込む。装置62の他の実施形態は、当然のことながら、図示の3つの割り型装入ファンネルよりも多い又は少ない数の割り型装入ファンネルを有し、かかる他の実施形態は、更に、割り型装入ファンネル10のうちの1つ又は2つ以上と組み合わせて1つ又は2つ以上の従来の一体形装入ファンネルを有しても良い。装置62は、3つの割り型装入ファンネル10を1つ又は2つ以上の対応のブランクモールド66のモールドキャビティ上の垂直に整列した位置に保持するよう構成されたファンネルホルダ72を有する。

次に図8を参照すると、ファンネルホルダ72は、1つ又は2つ以上の円形開口部76を備えた本体74を有する。頂面80を備えた軸方向に延びる円筒形部分又は半径方向棚状突起78が好ましくは、各開口部76の周囲に沿ってぐるりと設けられる。本体74は、本体74を図7に示されている1つ又は2つ以上の支承アーム84に作動的に連結する1つ又は2つ以上の半径方向の延びる部分又は支承フランジ82を更に有し、支承アーム84は、本体74—及びかくして本体74により保持された割り型装入ファンネル10—を垂直方向に上又は下に往復動させると共に/或いは本体74をその方向に対して全体として横方向の平面内で揺動させるよう作動可能である。本明細書で用いられる「垂直方向」という用語は、割り型装入ファンネル10の案内作動38の長手方向軸線Lに垂直な方向を指している。ファンネルホルダ72は、フランジ82を半径方向に貫通するのが良い1本又は2本以上の止めねじ75を更に有する。

引き続き図8を参照すると、ファンネルマウント86がファンネルホルダ72の対応の開口部76内に回転可能に受け入れられるのが良い。ファンネルマウント86は、ホルダ本体74に設けられた開口部76内に嵌まる円形フレーム88及びフレーム88から垂下した1対の互いに反対側に位置すると共に互いに間隔を置いて設けられた脚部90を有する。円形フレーム88は、上側円周方向リップ91を有し、このリップは、棚状突起78の頂面80と合致する底面92を有している。2つの互いに合致する表面80,92は、ファンネルマウント86が本体74の開口部76を通って落下するのを阻止するが、本体74に対するファンネルマウント86の回転を阻止することはない。フレーム88は、止めねじ75を受け入れるようその半径方向外方の表面に設けられた円周方向に延びる逃げ部89を有するのが良い。円形フレーム88から垂下した互いに反対側に位置する脚部90は、肩94及び肩94から下方に延びる垂直溝98を備えた1対の細長い隆起部96を有する(図9)。

図9を参照すると、割り型装入ファンネル10は、例えばファンネルマウント86内に受け入れられることにより、ファンネルホルダ72によって支持されている。この場合、この実施形態では、ブロック48の突出した垂直案内58は、ファンネルマウント86の垂下脚部90の垂直溝98と位置合わせされ、そしてこれら垂直溝内で垂直方向下方に滑らされ、ついには、ブロック48の停止部60が図9に示されているように水平肩94に係合する。

図1を参照すると、割り型装入ファンネル10の入口36は、上述したように受け入れられると、ファンネルホルダ72の上方に位置決めされ、割り型装入ファンネル10の出口42は、ファンネルホルダ72の下方に位置決めされ、ファンネルホルダ72に対するファンネルマウント86の幾分かの回転が行われると、これによってもこれに対応して割り型装入ファンネル10がファンネルホルダ72に対して実質的に同一の量だけ回転することになる。

確かに言えることとして、ゴブの軌道経路がゴブ送り出しシステム64(図7)から導入された状態で案内通路38を適正に差し向けるために必要に応じて割り型装入ファンネル10の正確な回転を達成するのを助けるためには、ファンネルマウント86の上側円周方向リップ91の頂面102が表示器104(例えば、切欠き、標識、又は任意他の適当な特徴部)を有するのが良く、かかる表示器は、ファンネルホルダ72上に設けられ、例えばフランジ82周りに円周方向に互いに間隔を置いて設けられた対応の位置合わせ表示器106まで割り送りされるのが良い。ファンネルマウント86がファンネルホルダ72に対して所望の位置にいったん配置されると、止めねじ75を用いてファンネルマウント86をファンネルホルダ72に固定するのが良い。

ファンネルマウント86は、種々の目的の達成に役立つことができる。第1に、今説明したように、ファンネルマウントは、割り型装入ファンネル10の割り送り回転を容易にし、その結果、案内通路38をこれがゴブGの軌道経路の予想変化に対応するよう差し向けることができるようになっている。第2に、ファンネルマウント86は、割り型装入ファンネル10の装入及び取り出しを行う簡単且つ好都合なやり方を提供する。ファンネル10が偶然に詰まり状態になった場合又は何らかの理由でこれを取り外すことが必要な場合、例えばファンネル10に代えて別の寸法/形状のファンネル10を用いることが必要な場合、現在使用中のファンネル10を持ち上げてファンネルマウント86から外し、そしてファンネルホルダ72によって保持されている他のファンネル10とは独立して別のファンネルで置き換えるだけで良い。

図7に戻ってこれを参照すると、装置62の作動では、ファンネルホルダ72をブランクモールド66に対して位置決めして3つの割り型装入ファンネル10の案内通路38の出口42(図1)をモールド66と位置合わせしてこれらを部分的にモールド66中に挿入する。溶融ガラスのゴブGをゴブ送り出しシステム64から割り型装入ファンネル10の案内通路38に送り出す。溶融ガラスが炉(図示せず)のフォアハースを出るときに溶融ガラスの流れを剪断することによってゴブGを公知の仕方で成形する。デフレクタ108がゴブGをシュート110によりファンネル10中に垂直に方向付けるよう割り型装入ファンネル10と対応してゴブ送り出しシステム64の端部のところに配置されている。

図11を参照すると、シュート110は、基部112及び基部112から外方に延びる側壁114を有している。側壁114は、シュート軸線Cに対してゼロではない開き角度をなして設けられるのが良い。例えば、側壁114は、軸線Cに対して10〜14°(例えば、12°)の夾角をなして配置されるのが良い。互いに平行な側壁114相互間に延びる寸法Aは、一般に、左右(横)方向と呼ばれる。左右方向Aに延びる寸法Bは、一般に、内外(縦)方向と呼ばれる。

図7を参照すると、割り型装入ファンネル10の案内通路38は、好ましくは、デフレクタ108のシュート110まで割り送りされる。かかる割り送りは、割り型装入ファンネル10をファンネルマウント86の回転により回転させて案内通路38の内部案内面28,30が内外方向Bに垂直になるようにすることによって達成される。割り型装入ファンネル10をこのように割り送りすることにより、左右方向Aの場合よりも内外方向Bにおいてより顕著であることが判明しているゴブ軌道経路の変化を案内通路38中へのゴブGの導入時により厳密に制御することができる。

溶融ガラスのゴブGは、案内通路38に入口36のところで入り、そして案内通路38をこれらの長手方向軸線Lに沿って通過する。ゴブGは、案内通路38を通って穏やかに案内され、かかるゴブGは、成長し、歪み、揺れ動くなどする予備の余地を有し、最終的には、出口42(図1)を通って案内通路38を出る。

図12A〜図12Cを参照すると、ブランクモールド66は、閉鎖時にモールドキャビティ68を構成するモールド半部66a,66bを有するのが良い。ゴブGは、ファンネル10を出ると、ブランクモールド66のモールドキャビティ68中に落下し、バッフル突き合わせ部69を越え、そして腰部70を越えるが、この場合これらには触れない。ファンネル10の上述の内接直径は、好ましくは、腰部70の対応の直径よりも小さい。次に、割り型装入ファンネル10を引っ込めてモールドキャビティ68から取り出す。次に、バッフル116(図12B)をモールドキャビティ68と位置合わせしてモールドキャビティを閉鎖し、一般に当該技術分野において知られているようにゴブGをプレスアンドブロー(press-and-blow)法、ブローアンドブロー(blow-and-blow)法、又は他の何らかの適当な方法によってパリソンP(図12C)の状態に成形する。パリソンPがいったん成形されると、バッフル116(図12B)を取り外し、ブランクモールド66を開き、そしてパリソンPを独立セクション型成形機の別の部分に移し、割り型装入ファンネル10をモールドキャビティ68と挿入状態の位置合わせ関係をなすよう戻し、そしてプロセスは、それ自体繰り返す。

図13及び図14は、別の例示の実施形態としての割り型装入ファンネル210を示している。この実施形態は、多くの点で図1〜図12Cの実施形態と同じであり、これら実施形態に記載されている同一の符号は、一般に、図面の幾つかの図全体にわたって同一の又は対応の要素を示している。したがって、実施形態についての説明を引用し、これらの説明が互いに組み込まれ、実施形態に共通の内容についての説明は、一般に繰り返さない。

図13を参照すると、割り型装入ファンネル210は、第1のファンネルセグメント212及び第2のファンネルセグメント214を有する。第1のファンネルセグメント212は、上側部分216及び下側部分218を有し、第2のファンネルセグメント214は、上側部分220及び下側部分222を有する。ファンネルセグメント212,214は、セグメント212,214の側部から延びる側方フランジ224を更に有する。側方フランジ224は、これらを挿通した状態で締結具50を支持するのが良い。

ファンネルセグメント212,214は、この実施形態では、取り付けブロック248及び締結具50によって互いに結合されている。したがって、ファンネル210は、セグメント212,214及びセグメント212,214を互いに対して調整するためのブロック248を有する。ブロック248は、図示のように全体としてT字形であっても良く、或いは任意他の適当な形状のものであって良い。取り付けブロック248は、2つのファンネルセグメント212,214の互いに反対側に位置した状態で対向した側方フランジ224相互間に位置した全体として長方形の部分253及び長方形部分253の半径方向外方の端部から延びると共にフランジ224と軸方向に且つ円周方向にオーバーラップするのが良い半円筒形部分257を有するのが良い。長方形部分253とフランジ224のいずれか一方又はこれら両方は、ファンネル210の内部案内面の角度をその長手方向軸線に対して変化させるよう長手方向にテーパした表面を有するのが良い。取り付けブロック248は、側面254相互間に延びる半円筒形の半径方向外方に向いた取り付け面256を更に有する。ブロック248の外方に向いた取り付け面256は、位置決め特徴部として使用でき又は任意他の適当な目的のために使用できる軸方向に延びる逃げ部258を有するのが良い。

図13及び図14を参照すると、ファンネル210は、ファンネルホルダ272によって支持されるのが良く、ファンネルホルダ272は、1つ又は2つ以上の円形通路又は開口部276を備えた本体274を有する。本体274は、本体274の底端部に隣接して位置する開口部276の周囲に沿ってぐるりと設けられていて頂面280を有する半径方向内方に延びる棚状突起278を有する。ファンネル210は、ブロック248の半円筒形部分257の軸方向に向いた位置決め表面292(図13)が棚状突起278の頂面280に当接した状態で位置するよう開口部276内に支持されるのが良い。また、図14に示されているように、取り付け面256をファンネルホルダ本体274の内側円筒形表面277に当接して位置決めするのが良く、この場合、ファンネル210は、本体274内で回転可能である。図示されていないが、ファンネルホルダ272は、ファンネル210を任意所望の場所に設定するよう逃げ部258(図13)と協働する止めねじ又は任意他の適当な位置決め特徴部を有するのが良い。

本発明の別の実施形態は、溶融ガラスのゴブをゴブ送り出しシステムからブランクモールドに送り出す方法を含む。この方法は、ファンネルホルダによって支持された割り型の回転可能な装入ファンネルを有する装置を用意するステップを含み、ファンネルは、2つ又は3つ以上の個別のファンネルセグメントを有し、これらファンネルセグメントは、長手方向軸線を備えた案内通路を協働して構成するよう互いに対して配置される。この方法は、ファンネルをブランクモールドのモールドキャビティの上方に配置して案内通路がモールドキャビティと垂直方向に整列するようにするステップを更に含む。この方法は、溶融ガラスのゴブをデフレクタから割り型装入ファンネルの案内通路中に通してモールドキャビティに送り込むステップを更に含み、デフレクタは、基部及び基部から外方に延びる2つの側壁を備えたシュートを有する。この方法は、更に、溶融ガラスのゴブがモールドキャビティに導入された後、割り型装入ファンネルをモールドキャビティから遠ざけるステップを含む。

かくして、上述した目的及び狙いのうちの1つ又は2つ以上完全に達成する割り型装入ファンネル並びに溶融ガラスのゴブをブランクモールドに送り出す装置及び方法が開示された。本発明は、幾つかの例示の実施形態と関連して提供され、追加の改造例及び変形例について説明した。当業者であれば、上述の説明を考慮して、他の改造例及び変形例が容易に想到されよう。例えば、実施形態の各々の内容は、参照によって引用され、この内容が都合に合わせて他の実施形態の各々に組み込まれる。

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