Internal winch for self-release and the take-up of the small diameter tether for underwater remote control vehicle

申请号 JP2014523012 申请日 2012-07-26 公开(公告)号 JP2014521553A 公开(公告)日 2014-08-28
申请人 ブルーフィン・ロボティクス・コーポレーション; 发明人 ホークス,グラハム; チャウ,チャールズ; ライト,アダム;
摘要 水 中遠隔操縦ビークル(ROV)(201)と水面に浮かぶ支援船(209)との間でデータを送信するために、光ファイバ(301)を含むケーブル(205)を用いる。 ROV(201)はケーブル(205)をスプール(553)に格納し、ROV(201)が支援船(209)から潜水し離れるにつれて、ケーブル(205)を水中に解放する。 ROV(201)はケーブル(205)の張 力 を検出し、ケーブル(205)がROV(201)から解放される速さはケーブル(205)の検出された張力に比例する。 ROV(201)が潜水を完了し、支援船(209)によって回収された後、ケーブル(205)は水中から回収され、ROV(201)のスプール(553)に巻き取ることができる。
【選択図】図2
权利要求
  • 水上船舶上のコントローラと遠隔操縦水中ビークルとの間でデータを送信するための光ファイバを含むケーブルと、
    前記ケーブルの実質的に全てを格納するための、前記遠隔操縦水中ビークルに載置されたスプールと、
    前記スプールから周囲の水中への前記ケーブルの放出を制御する解放機構と、を含み、
    前記スプールから解放される前記ケーブルの張力が所定の値より大きいとき、前記光ファイバが前記スプールから解放される、ケーブル解放装置。
  • 前記所定の値は、約0.23kg(0.5ポンド)より大きい張力であり、約0.91kg(2.0ポンド)より小さい張力である、請求項1に記載の装置。
  • 前記ケーブルが前記ROVから出て行くとき前記ケーブルの前記張力を検出するための張力センサをさらに含む、請求項1に記載の装置。
  • 前記スプールから前記ケーブルを解放して、前記ケーブルを約0.91kg(2.0ポンド)未満の張力に維持するように前記スプールを第1の方向に回転させるための、前記張力センサに接続された駆動モータをさらに含む、請求項3に記載の装置。
  • 解放された前記ケーブルを前記スプールに巻取るように、前記駆動モータが前記スプールを前記第1の方向の反対の第2の方向に回転させる、請求項4に記載の装置。
  • 前記遠隔操縦水中ビークルの光学スリップリングをさらに含み、
    前記データは、前記光学スリップリングを通して送信される、請求項1に記載の装置。
  • 前記ケーブルは、前記水上船舶に格納されない、請求項1に記載の装置。
  • 前記ケーブルが前記スプールから放出される速さは、ほぼ水中での前記ROVの速さである、請求項1に記載の装置。
  • 前記遠隔操縦水中ビークルから前記ケーブルを解放することを助けるために、前記スプールから前記ケーブルを導くためのフィーダをさらに含む、請求項1に記載の装置。
  • 前記フィーダは、前記スプールの一部にわたって前記フィーダを移動させるための送りねじを含む、請求項9に記載の装置。
  • 水上船舶上のコントローラと遠隔操縦水中ビークルとの間でデータを送信するための光ファイバを含むケーブルと、
    前記ケーブルの実質的に全てを格納するための、前記遠隔操縦水中ビークルに載置されたスプールと、を含み、
    前記スプールから解放される前記ケーブルの張力が所定の値より大きいとき、前記光ファイバは、前記遠隔操縦ビークルの前記スプールから周囲の水中に解放される、ケーブル解放装置。
  • 前記所定の値は、約0.23kg(0.5ポンド)より大きい張力であり、約0.91kg(2.0ポンド)より小さい張力である、請求項11に記載の装置。
  • 前記ケーブルが前記遠隔操縦ビークルから出て行くとき前記ケーブルの前記張力を検出するための張力センサと、
    前記張力センサからの張力信号に基づいて、前記スプールから前記ケーブルを放出する速さを制御するための、前記張力センサに接続されるコントローラと、
    をさらに含む、請求項11に記載の装置。
  • 前記スプールから前記ケーブルを解放するように前記スプールを第1の方向に回転させるための、前記張力センサおよび前記コントローラに接続された駆動モータをさらに含み、
    前記コントローラは、前記ケーブルを約0.91kg(2.0ポンド)未満の張力に維持するように、前記駆動モータに前記スプールを回転させる、請求項13に記載の装置。
  • 解放された前記ケーブルを前記スプールに巻取るように、前記駆動モータが前記スプールを前記第1の方向と反対の第2の方向に回転させる、請求項14に記載の装置。
  • 前記遠隔操縦水中ビークルの光学スリップリングをさらに含み、
    前記データは、前記光学スリップリングを通して送信される、請求項11に記載の装置。
  • 前記ケーブルは、前記水上船舶に格納されない、請求項11に記載の装置。
  • 前記ケーブルが前記スプールから放出される速さは、ほぼ水中での前記ROVの速さである、請求項11に記載の装置。
  • 前記遠隔操縦水中ビークルから前記ケーブルを解放することを助けるために、前記スプールから前記ケーブルを導くためのフィーダをさらに含む、請求項11に記載の装置。
  • 前記スプールに格納される前記ケーブルの長さは1000メートルより長く、かつ前記ケーブルの直径は3mm未満である請求項19に記載の装置。
  • 说明书全文

    関連出願の相互参照 本出願は、2011年7月28日に出願された米国仮特許出願第61/512,537号「Internal Winch For Self Payout And Re−Wind Of A Small Diameter Tether For Underwater Remotely Operated Vehicle(中遠隔操縦ビークル用小径テザーの自己放出および巻取りのための内部ウインチ)」の優先権を主張する。 米国特許出願第61/512,537号の全体の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。

    図1に示すように、遠隔操縦水中ビークル(ROV)101は、無人海中作業用に工業および科学で広く使用されている。 いくつかのROV101は、通常、船109上に位置する通信、電およびビークル回収のために海面への電気機械的ケーブル接続(テザー)105を必要とする。 これらのケーブル105は、ROV101に電力を供給するために必要な導電体を含むので、太くて重い。 ROV101が船109から離れるにつれて、テザー105はテザー格納装置111から解放される。

    動きを制御するために、ROV101上の推進装置113によって発生する推進力115は、ケーブル105の張力より大きくなければならない。 水中でのケーブル105の動きによりケーブルが引きずられて、ケーブル105の張力が発生する。 総張力は、ケーブル105の浸水面積に比例し得る。 このように、ROV101が船109からより遠くに進むにつれて、ケーブル105の張力はより大きくなり、より大きい推進力が必要になる。 張力がある一定の力を上回る場合にケーブル105が破損するおそれがあるので、これは問題となり得る。 必要なことは、ケーブル105に過大な張力がかかることを防止する代替システムである。

    本発明は、ROVと支援船との間のケーブルテザーに過大な張力がかかることを防止するためのシステムを対象とする。 ROVが支援船から離れながら、ROVは細い光ケーブルを放出する。 一実施形態では、ケーブルはケーブルの張力によってROVから引き出されるか、あるいは、ケーブルはROVから物理的に放出され得る。 このように、ROVが水中を進行する間は、光ケーブルは水中で実質的に静止していることができる。 ROVは、ROVから光ケーブルを放出するために、張力センサ、スピードセンサ、光ケーブル格納機構および給電システムを有することができる。

    様々な異なるタイプのケーブルを、ケーブル解放機構と共に用いることができる。 一実施形態では、ケーブルは、バッテリ駆動のROVと支援船との間でデータを送信するために用いることができる光ファイバを含むだけである。 光ファイバは、高強度ケブラースリーブで囲まれたプラスチックシースの中に格納することができる。 ケーブルは、ウレタンなどの高強度弾性材料で作製し得る耐摩耗性外面コーティングを含むこともできる。 この光ファイバケーブルは、直径約2.90mmとすることができる。 他の実施形態では、光ファイバケーブルは、高強度ケブラースリーブのない光ファイバを含むだけであってもよい。 生の光ファイバケーブルは、ケブラースリーブケーブルより非常に壊れやすくなるおそれがあるが、約0.254の直径を有することができる。 このように、生の光ファイバケーブルの長さを収容するスプールは、ケブラージャケットを有する光ファイバケーブルを収容するスプールより非常に小さくなり、ある種のタイプの応用例により好適であり得る。

    ROVがケーブルを解放せずに水中を移動する場合には、ケーブルは過剰な張力を受けるおそれがあり、光ファイバが損傷して、結果として通信障害が生じる可能性がある。 ケーブルに過大な張力がかかることを防止するために、ROVは、ケーブル格納ユニット、ケーブル張力センサ、マイクロプロセッサおよびケーブル解放機構を含むシステムを含むことができる。 ケーブル張力の測定結果は、電気信号に変換して、張力センサからマイクロプロセッサまで送信することができる。 張力センサからの張力信号が、おそらくは0.045〜1.36kg(0.1〜3.0ポンド)の所定の使用張力を超える場合には、マイクロプロセッサは、ケーブル解放機構に対して、光ケーブルが巻きつくスプールであり得るケーブル格納ユニットからケーブルが解放される速さを増加させることができる。 ケーブル張力が、約0.045kg(0.1ポンド)であり得る最小限の張力より小さくなる場合には、ケーブル解放を減少させることができる。

    別の実施形態では、ROVは、速度信号をマイクロプロセッサに送信することができる1つまたは複数のスピードセンサを含むこともできる。 センサは、ROVが水中をどれくらい速く移動しているかを決定することができる。 そして、この情報に基づいて、マイクロプロセッサは、解放機構に対してROVの速度と等しい速さで、またはそれより速くケーブルを解放させることができる。 ROV上のケーブル解放機構によって、ROVが支援船からより深くより遠くに移動することが可能になり、要求されるタスクを遂行するROVの能力を非常に強化することができる。

    ROVの線図である。

    ケーブル張力制御機構を有するROVの線図である。

    光ケーブルの図である。

    光ケーブルスプールの図である。

    光ケーブル張力制御機構構成要素のブロック図である。

    ケーブル解放機構の一実施形態の図である。

    本発明は、ROVと支援船との間に伸びる光ファイバケーブルを格納し解放するためのシステムを対象とする。 ROVは、典型的には、海中ビークルを海面から供給される電力と接続するためのテザーケーブルを必要とする。 テザーケーブル内には、典型的には光ファイバケーブルである通信リンクと共に電力導体を有し、また回収を可能にするための鋼線を有する。 あるいは、ROVはバッテリ駆動であってもよく、典型的には再充電可能リチウムバッテリパックを使用する。 このようなROVは、命令および制御のためだけでなく、HDビデオ信号などのセンサデータをビークルから海面へ送信するために、高帯域双方向通信用の直径1〜3mmであり得る非常に小さい直径の外装光ファイバケーブルを用いることができる。 一実施形態では、光ファイバケーブルは、直径約2.9mmまたは約5.0mm未満のいかなる直径であってもよい。

    典型的には、ROVケーブルは、水上船舶上のスプールまたはウインチに格納される。 ケーブルは、水中のROVによって必要な深さおよび距離まで引っ張られて、水上船舶から水中に解放することができる。 このように水中でケーブルを引っ張ることによって、表面摩擦および形状抵抗が生じる。 そして、ケーブルの長さが長くなると、ROV推進システムの最大推進力能力を圧倒する十分な力が生じるおそれがある。 したがって、テザーの表面展開は、テザーに対する抵抗力を生じさせ、ROVを使用できる実際的な深さおよび/または範囲を制限する。

    本発明は、船内に格納されて、水上船舶ではなくROVから解放される小径外装光ファイバケーブルを用いるROVを含む。 ROVケーブル解放システムは、駆動モータに接続され得る張力センサを含むことができ、ビークルが水中を移動するにつれて、ケーブルを格納スプールから放出することができる。 このように、ケーブルは引っ張られずに、ROVが移動した水中において事実上静止していることができる。 ケーブルは水中で最小限の張力のみによって引かれているので、光ファイバケーブルは、ほとんどROVに対する引っ張りを生じない。 このようにして、ROVはケーブル抵抗力から自由になり、水中でより自由に移動することができる。 ケーブルの引っ張りが効果的に除去されたので、ROVは、必要とされるより少ない推進力で、より深くより長い範囲を移動することができる。

    一実施形態では、本発明のシステムは、バッテリ駆動のROVと共に、実質的に中立的な浮揚性のある外装光ファイバケーブルを用いることができる。 ケーブルがROVから解放された後、中立的な浮力によって、解放されたケーブルは水中で実質的に静止される。 また、中立的な浮力は、ケーブルの急速な浮上、または急速な沈下を防ぐ。 このケーブルの上下運動は、ROVにおいて望ましくないケーブル張力を生じる。 ケーブルの引っ張りが除去されたので、本発明のシステムを用いたROVは、7,000メートルを超える深さ、および20,000メートルを超える範囲で動作するように設計することができる。 これらの深さおよび範囲は、支援船から解放され、ROVにより水中で引っ張られる、表面展開されたケーブルを用いるROVによって可能であると証明された深さおよび範囲よりも、何倍も大きい。

    図2を参照すると、ROV201の簡略化した図が示されている。 ケーブル205は、ROV201のケーブル格納装置221に格納することができる。 ROV201が支援船209から離れるとき、張力センサ229はケーブル張力を検出し、ケーブル205を格納装置221のスプール553から解放することができる。 ケーブル205は支援船209に格納されなくてもよく、または、おそらくはケーブル205の短い部分は支援船209に格納され、ROV201を最初に水中に入れ、船209から移動する前には、水中に解放することができる。

    通常操作中には、ROV201のスプール553に格納されたケーブル205は、ROV201が水中で移動するにつれて、解放することができる。 ROV201は、水中でROV201を移動させるための水平および垂直推進力215を用いて、水中のいかなる方向へも移動することができる。 ROV201が支援船209から離れるにつれて、ケーブル105は解放され、したがって、ケーブル105は水中で引っ張られることがない。 このように、推進システム213は、ROV201における流体力学的抵抗力と、約1.36kg(3ポンド)未満の力とすることができるケーブル205からのおそらくは小さい張力とに打ち勝つ十分な推進力215を生成することを必要とするだけである。 ケーブル205が水中で引っ張られないので、ROV201の推進システム213は、ケーブル205が水中で引っ張られる場合に普通なら存在するはずのいかなる有意な付加的な抵抗力も有しない。 ケーブル205は、ROV201と支援船209上のコントローラまたは通信装置558との間の光伝送経路を維持することができる。

    ケーブル205の張力を最小にするために、システムは、水中のROV201の速度以上の速さでケーブル205を解放することができる。 一実施形態では、ROV201は、制御機構221に接続されたスピードセンサ227を含むこともできる。 ROV201が移動すると、スピードセンサ227は運動を検出することができる、そして、制御機構221は、水中のROV201の速度に等しいか、あるいはそれよりわずかに速い速度でケーブル205を解放し始めることができる。 ROV201は、ケーブル205を水中に残しながら、いかなる経路においても移動することができる。 システムがケーブル205の張力を公称レベルに通常保持するので、ケーブル張力は、常に最大使用張力より十分に低くなるはずである。 ケーブル205がROV201の速度に近い速度で解放されない場合には、ケーブル205はROV201によって引っ張られ、ケーブル205に張力を生じさせるおそれがある。 またROVの経路は、解放したケーブル205が絡み合うおそれがあるループまたは重複ルートを防止するように制御すべきである。

    ROV201が支援船209からかなりの距離を移動した後には、水中にはかなりの量の露出したケーブル205があり得る。 支援船の移動、または異なる深さの水流の変化に起因して、あるいは「潮線」を横切ることに起因して、水中に解放されたケーブル205には張力のいくつかの分離した領域が生じる可能性がある。 ケーブル205の張力の強さは、ケーブル205の露出した長さに沿って変化し得る。 しかし、これらの不均一な水流の動きは最小限であり得るので、支援船209および水の動きによって生じるケーブル205の予想される張力は公称値になるはずであり、約23〜34kg(50〜75ポンド)であり得るケーブル205の安全な最大動作張力より十分に低くなるはずである。 このケーブル張力は、ケーブル209のある特定の領域に分離されることがある。 しかし、またケーブル205の張力はROVに伝達されて、ROV201の張力センサ229により検出され得る。 ケーブル張力が検出されると、システムは追加のケーブル205をROV201から解放して、張力を減少させる。

    図3を参照すると、典型的な光ファイバケーブル205の実施形態が示されている。 ケーブル205は、ケブラーなどの高強度複合繊維で作製され得る高強度被覆部材305によって囲まれるプラスチックシース303に収容された中心単一モード光ファイバ301を有することができる。 高強度被覆部材305は、ウレタンまたは他の類似の材料で作製することができる耐摩耗性外面コーティングまたは層307によって囲まれてもよい。 このようなケーブル205は外径(OD)の標準になっており、それは約2.9mmである。 図3に示すケブラーで強化された小径ケーブル205は、181kg(400ポンド)以上に荷重されるまで機械的に破損し得ないが、光ファイバコア301は32kg(70ポンド)を上回る張力がケーブル205に加わると、損傷を受けるおそれがある。 このように、小径ケーブル205は、約23kg(50ポンド)以下の最大安全使用張力を有することができる。 他の実施形態では、ケーブル205のODは約1.0mmから5.0mmの間であってもよく、これらのケーブルの強度は、23kg(50ポンド)より小さいか、またはそれより大きい最大使用強度を有することができる。 これらのケーブル205は、過酷な環境で動作するために高強度、耐久性および耐摩耗性が必要となる海中の遠隔ビークルで用いることができる。

    他の実施形態では、本発明のケーブル展開システムで使用する光ケーブルは、図3に記載される保護構造を備えることができない。 本実施形態では、同じ長さおよび深さの潜水は、約0.254mmの外径を有することができる未加工の光ケーブルを使用して、成し遂げることができる。 光ファイバは、ビークルの中に格納することができ、記載した本発明の解放システムによって解放することができる。 このより細い未加工のケーブルは、占有スペースを実質的に外装光ケーブルより少なくすることができるが、最大使用引張強度はそれよりも非常に弱くなる。 しかし、ケーブルが受ける張力は最小量なので、未加工の細径ケーブルは、ケブラー被覆によってもたらされる特別な強度なしに、記載した事項において、動作することができる。 未加工の光ケーブルは、米国特許出願第12/795,971号、「Ocean Deployable Biodegradable Optical Fiber Cable(海洋展開可能で生物分解可能な光ファイバケーブル)」にさらに記載されており、これは参照によって本明細書に組み込まれる。

    図4を参照すると、この小径光ファイバケーブル205は、ROV201内部のドラムに巻取ることができる。 例えば、長さ6096m(20,000フィート)直径2.9mmのケーブル205は、ROV内のスプール553、ドラムまたは他の構造に巻取ることができる。 例示的実施形態では、スプール553は、約10cmの外径(D1)および約200cmの幅(W)を有することができる。 ケーブル205は、スプール553上にある繰り返す螺旋状パターンのスプール553に巻きつけることができ、約42層ができる。 スプール553に格納されるケーブル205の長さを見積もるための方程式は、問題によって計算することができる。

    ケーブルの長さ=(平均外周長)×(層数)×(巻数/層)
    D2=D1+2×層数×ケーブルのOD
    平均外周長=π×(D1+D2)/2
    1層当たりの巻数=W/(ケーブルのOD)
    第1の例示的実施形態では、
    ケーブルのOD=0.29cm
    スプール上のケーブルの層数=42
    スプールの外径(D1)=10cm
    スプールの幅(W)=200cm
    スプールおよびケーブルの外径(D2)=10cm+2×42×0.29cm=34.36cm
    スプール上のケーブルの平均外周長=πx(10cm+34.36cm)/2=69.68cm
    1層当たりの巻数=200cm/0.29cm=690
    スプールに格納されるケーブルの長さ=(70cm)×42×690=2,028,600cm=20,286メートル 第2の例示的実施形態では、
    ケーブルのOD=0.0254cm
    スプール上のケーブルの層数=30
    スプールの外径(D1)=10cm
    スプールの幅(W)=50cm
    スプールおよびケーブルの外径(D2)=10cm+2×30×0.0254cm=11.52cm
    スプール上のケーブルの平均外周長=π×(10cm+11.52cm)/2=33.80cm
    1層当たりの巻数=50cm/0.0254cm=1,968
    スプールに格納されるケーブルの長さ=(33.02cm)×30×1,968=1,949,501cm=19,495メートル 図5を参照すると、ケーブル解放システム構成要素のブロック線図が示されている。 ケーブル張力を除去するために、ROV201は、ケーブルがROVから出て行くときケーブル張力を検出するケーブル張力センサ229によって、ケーブル張力を検出することができる。 張力センサ229は、コントローラ/マイクロプロセッサ226に、張力信号を送信することができる。 コントローラ/マイクロプロセッサ226が、公称作用張力などの所定の値を超える張力を検出する場合には、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、第1の速さまたはスピードで格納されたケーブルを解放するように、ケーブル解放機構221に信号を送信することができる。 上述したように、ケーブル解放機構は、ケーブルが格納されるスプールを含むことができる。 ケーブルを解放するために、ケーブル解放機構は、スプールを回転させ、ケーブルをROVから解放させるモータを含むことができる。 コントローラ/マイクロプロセッサ226がケーブル解放機構221にケーブルを解放させる速さは、ケーブル張力センサ229によって検出されるケーブル張力に比例することができる。 一実施形態では、ケーブルがケーブル解放機構から解放されるにつれて、ケーブル張力は減少すべきである。 しかし、張力センサ229がケーブル張力を検出し続ける場合には、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、ケーブルが解放される速さを上げるように、ケーブル解放機構221に信号を送信することができる。 張力が通常作業レベルに落ちた後で、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、ケーブルが解放される速さを減らすように、ケーブル解放機構221に信号を送信することができる。 ケーブル張力を監視して、張力に比例する速さでケーブルを解放することによって、ケーブル張力を公称レベルに保つことができる。 そして、ROVはケーブル張力によるいかなる有意な引っ張りなしに移動することができる。

    一実施形態では、ケーブル解放機構221は、ケーブル張力を任意の所定の張力に維持するように構成することができる。 例えば、ケーブル解放機構221が0.45kg(1ポンド)の力の所定の張力または0.36〜0.54kg(0.8〜1.2ポンド)の通常作業張力に設定された場合には、ケーブル張力センサ229は、ケーブル張力を監視して、ケーブル張力データをコントローラ/マイクロプロセッサ226に送信することができる。 コントローラ/マイクロプロセッサ226は、定常的な第1の速さ、例えば1秒当たり10cmでケーブルを解放するように、ケーブル解放機構221を制御することができる。 張力が0.54kg(1.2ポンド)の力まで増加する場合には、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、ケーブル張力が0.45kg(1ポンド)の力に減少するまで、1秒当たり10cmを上回るようにケーブル出力の速さを増加させることができる。 例えば、ケーブル出力は、ケーブル張力が0.45kg(1.0ポンド)まで低下する1秒当たり16cmの速さまで、増やすことができる。 コントローラ/マイクロプロセッサ226は、ケーブル張力が所定の範囲内に保たれる場合には、このより高いケーブル出力を維持することができる。 反対に、ケーブル張力が0.36kg(0.8ポンド)より下に減少する場合には、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、ケーブル張力が通常動作範囲に増加するまで、ケーブルの出力速さを減少させることができる。 常に出力速さを監視し、調整することによって、ケーブルを通常作業張力に維持することができる。

    一実施形態では、ROVは、ROVスピードセンサ227を有するROVの速度を検出することもできる。 また、ROVスピードセンサ227からの速度信号は、コントローラ/マイクロプロセッサ226に送信されることもできて、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、ROVの速度と同じか、またはそれよりわずかに大きい速度でケーブルを解放するように、ケーブル解放機構を制御することができる。 ROVが水中で加速するにつれて、スピードセンサ227は増加した速度を検出して、コントローラ/マイクロプロセッサ226に、この情報を送信し、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、ケーブル解放機構からのケーブル解放の速さを増加することができる。 反対に、ROVが減速する場合には、より遅い速度がコントローラ/マイクロプロセッサ226に送信され、コントローラ/マイクロプロセッサ226はケーブル解放機構221からのケーブル解放の速さを減少させることができる。 一実施形態では、スピードセンサ227は、単一方向のROVの速度を検出することができるだけである。 このように、ROVは、異なる方向に配置される複数のスピードセンサ227を必要とすることができる。 例えば、第1のスピードセンサ227は、垂直方向の速度を検出することができるのみであり、第2のスピードセンサは、水平速度を検出することができるのみである。 コントローラ/マイクロプロセッサ226は、複数のスピード信号に基づいて、累積的なROVの速さを算出することを必要とする可能性がある。 累積的な速度は、公式V cumulative =V vertical +V horizontal によって表現することができる。 それから、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、ケーブル解放機構221からの出力速さを、ROVの速さと同じか、またはそれよりわずかに速くなるように、制御することができる。

    一実施形態では、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、スピードセンサ227からのスピード検出と張力センサ229からのケーブル張力との組合せを用いて、ケーブル解放機構221からのケーブル出力の速さを制御することができる。 本実施形態では、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、スピードセンサ227からのROVの速さとほぼ一致する速さでケーブルを放出し始めることができる。 張力センサ229から、付加的な張力が通常動作範囲を上回って検出される場合には、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、ケーブル解放機構にケーブルを解放する速さを増加させる。 張力が通常動作範囲に低下する場合には、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、ROVの速さで、またはそれをわずかに上回る速さで、ケーブルの解放を再開することができる。 張力が通常動作範囲より低下する場合には、コントローラ/マイクロプロセッサ226は、ROVの速さでケーブルを解放することを維持するか、またはケーブルを解放する速さを減少させるか、いずれも可能である。

    ケーブル205は、格納されたケーブル205がなくなるまで、ROVからの解放を継続することができる。 しかし、これは、ROV上のケーブル205がなくなることにより、ROVがケーブルに張力を引き起こさずにさらに遠くに移動するのを妨げられるおそれがあるので、問題である。 一実施形態では、ケーブル解放機構551は、スプール553に残っているケーブル205の量を示すための信号を送信することができる。 ケーブル解放機構551は、ケーブル205が解放されるときに、スプール553の回転数をカウントすることによって、解放されたケーブル205の長さを決定することが可能でもよい。 このように、必要ならば、ROV201の操作者は、支援船から信号を送信して、ROV201の任務を短縮し、またはROV201を水面に回収することができる。 これらのステップにより、ROV201のケーブル205がなくなること、または損傷することを防止できる。

    図6を参照すると、ケーブル解放機構221の一実施形態が示されている。 本実施形態では、長い連続した長さの光ケーブル510を、スプール501に巻き付けることができる。 スプール501は、スプール501が回転できる駆動軸502に連結することができる。 光ケーブル510の一方の端は、回転光学ジョイント503に連結されて、スプール501および光ケーブル510が回転することが可能になり、ケーブル510を通して光学通信経路を維持することができる。 光ケーブル515は、ROV上のコントローラに接続された回転光学ジョイント503の反対側に連結することができる。

    ケーブル510がROVを離れるにつれてケーブル510の張力を検出するケーブル張力センサ507を通して、ケーブル510を解放するように、スプール501は回転することができる。 ケーブルは、ガイド508を通して供給することもできる。 ガイド508は、曲線状のガイド面を有する滑らかなベルマウスであってもよい。 そのガイド面は、ケーブル510がケーブル開放機構221を出る際に鋭に折れ曲がり損傷することを防止する半径を有する。 ガイド508の表面が滑らかなので、ガイド508に対するケーブル510の滑りは、いかなる著しい摩擦も生じない。

    ガイド508は、均等巻きシステム504の一部である逆転する送りねじ505に連結することができる。 逆転する送りねじ505は、駆動軸502に接続されるスプールプーリ513に連結するベルト駆動送りねじプーリ506に連結することができる。 駆動モータ509は、駆動ベルトでスプールプーリ513に接続することができるピニオンギアを回転させることができる。 コントローラ511が駆動モータ509を回転させると、ピニオンギア514が回転し、スプールプーリ513が回転し、スプール501が回転して、ケーブル510が解放される。 また、スプールプーリ513は、送りねじプーリ506を回転させ、ガイド508をスプール501の幅の前後に動かして、スプール501から除去されつつあるケーブル510の位置と一致させる。 一実施形態では、均等巻きシステム504は、ウィンチドラムスピードの約1/4で回転するベルト駆動506を有する逆転する送りねじ505を用いることができる。 異なる直径のケーブルに合わせて巻き角が変えることができるように、送りねじプーリ506は、交換可能なベルト駆動スプロケットを備えることができる。 好ましい実施形態では、ケーブルの巻線ピッチはオープンな「汎用」巻取りであって、この場合にはケーブルピッチは逆転する送りねじのピッチの1/4である。

    ケーブル510は、様々な異なる動作モードで、ケーブル解放機構221から解放することができる。 一実施形態では、放出方法は、ROVが水中で移動する際に、ROVの張力センサ507からのテザー張力を監視することである。 張力センサ507は、コントローラ511およびマイクロプロセッサ512に張力信号を送ることができる。 張力があまりに高い場合には、コントローラ511およびマイクロプロセッサ512は、駆動モータ509を制御して、ケーブル510をほどき、または放出し、所定の通常動作張力の範囲の中にある一定の小さい張力を維持することができる。 例えば、テザー510の張力が約0.45kg(1ポンド)の力でROVを穏やかに引く場合には、コントローラ511、マイクロプロセッサ512および駆動モータ509は共に機能して、要求される0.45kg(1ポンド)±0.23kg(0.5ポンド)の力の張力を自動的に維持するように、テザー510を解放する。 また論じるように、コントローラ511およびマイクロプロセッサ512はスピードセンサと通信し、駆動モータ509を制御して、水中のROVの速さ以上の速さでケーブル510を解放することができる。

    ケーブルを解放することに加えて、ケーブル解放機構221は、ROVから解放されたケーブル510を巻き取るために用いることができる。 ROVが支援船によって回収される際に、ケーブル510はROVからなおも延長することができる。 ケーブル解放機構221は、スプール501にケーブル510を巻き取るために、逆転することができる。 ケーブル510をスプール501に巻き戻すときに、同じケーブル張力制御システムを用いることができる。 モータ509は、コントローラ511により逆方向に駆動することができる。 コントローラ511は、ケーブル510の張力を自動制御するために、張力センサ507からの張力フィードバックに基づいて、マイクロプロセッサ512によって制御される。 駆動モータ509は、スプール501を回転させて、スプール501にケーブル510を巻き取ることができる。 張力が所定の回収力より大きくなる場合には、モータ509はスプール501の回転を遅くすることができる。 ケーブル回収モードでは、ケーブル510は水中で引っ張られているので、ケーブル510にはたらく抵抗力は水中のケーブル510の長さに比例することができる。 ケーブル張力が通常の回収作業張力の範囲を超える場合には、モータ509は減速して、回収スピードを落とし、張力を減少させることができる。 反対に、張力が通常の回収張力の範囲より低い場合には、モータ509は、スプール501の回転速さを増加させるように制御することができる。

    均等巻きシステム504は、ケーブル510がスプール501に均一に巻き取られるように、ガイド508をスプール501の前後に動かすことができる。 スプール501上のケーブル510の巻取り角度は、ケーブル510の最上層が下にあるケーブル510の巻かれたものの中に埋まるのを防止するのに、十分なものとすべきである。 他の実施形態では、巻取りシステムはモータ駆動システムとして示されているが、駆動軸502を手動で回すことによってケーブル510を回収できるように、駆動軸502に機械てこを設けることが可能である。

    本発明のシステムについて、特定の実施形態を参照して記載したが、しかし、これらの実施形態に対して、本発明のシステムの範囲から逸脱せずに、追加、削除および変更が可能であることが理解されよう。 記載されたシステムは様々な構成要素を含むが、これらの構成要素および記載された構成が様々な他の構成において修正され、再構成され得ることは十分に理解される。

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