Of the motorcycle container opening and closing device

申请号 JP22819989 申请日 1989-09-05 公开(公告)号 JP2800038B2 公开(公告)日 1998-09-21
申请人 スズキ株式会社; 发明人 崇文 道下;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】自動二輪車に設置された収納容器の開口が容器カバーによって開閉自在に被冠され、この容器カバーの閉塞をロック機構のロック作動によって維持する自動二輪車の収納容器開閉装置において、上記ロック機構は、上記容器カバーの後部内側に固定された係止片と、
    上記収納容器の後部壁内側に回動可能に取り付けられて上記係止片に係合するロックレバーと、このロックレバーを係止片に係合する方向に付勢する付勢部材と、前記収納容器の後部壁外側でシートに覆われる位置に取り付けられ、上記ロックレバーを上記係止片との係合離脱方向に押圧するロッドを備えた電気式駆動源と、上記収納容器の後部壁を貫通して後方のシートに向って突出し、
    上記ロックレバーを係止片との係合離脱方向に押圧可能なプッシュロッドとを有し、上記プッシュロッドは、その操作部が前記シートで覆われて前記電気式駆動源のロッドに備えられたことを特徴とする自動二輪車の収納容器開閉装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、自動二輪車に配置された収納容器の開口を容器カバーによって開閉する自動二輪車の収納容器開閉装置に関する。

    (従来の技術) 実公昭63−3572号公報に示されるように、自動二輪車の車体中央部にエンジンユニットが搭載され、その上方にヘルメットその他大型荷物を収納する収納容器を配置したものがある。 エンジンユニットの上方位置は、一般的には燃料タンクが配置されるが、この場合容積の関係上、燃料タンクはシート下近辺に移されるのが妥当な線となる。

    上記収納容器の開口は、一般に、ヒンジを中心に回動する容器カバーによって開放または閉塞可能に被冠され、この閉塞状態がロック機構のロック作動によって維持される。

    ロック機構は、付勢コイルによって、ロックレバーを係止片に係合させることにより、ロック作動し、容器カバーの閉塞を維持する。 また、ロック機構は、ソレノイドの作動でロックレバーを回動させ、このロックレバーと係止片との係合を離脱させてロック機構のロック作動を解除し、ロック作動を開放可能とする。

    (発明が解決しようとする課題) したがって、ロック機構におけるソレノイド等の電気系統が故障すると、ロック機構のロック作動を解除できず、容器カバーを開放させることができなくなる。

    自動二輪車でも、四輪自動車のように、鍵によって容器カバーを手動で開放させることも考えられるが、このようにすると、比較的大きなスペースが必要となる。

    この発明は、上述の事情を考慮してなされたものであり、ロック機構におけるロック作動の解除を電動でも手動でもなしえるようにした自動二輪車の収納容器開閉装置を提供することを目的とする。

    〔発明の構成〕

    (課題を解決するための手段) この発明に係る自動二輪車の収納容器開閉装置は、上述した課題を解決するために、自動二輪車に設置された収納容器の開口が容器カバーによって開閉自在に被冠され、この容器カバーの閉塞をロック機構のロック作動によって維持する自動二輪車の収納容器開閉装置において、上記ロック機構は、上記容器カバーの後部内側に固定された係止片と、上記収納容器の後部壁内側に回動可能に取り付けられて上記係止片に係合するロックレバーと、このロックレバーを係止片に係合する方向に付勢する付勢部材と、前記収納容器の後部壁外側でシートに覆われる位置に取り付けられ、上記ロックレバーを上記係止片との係合離脱方向に押圧するロッドを備えた電気式駆動源と、上記収納容器の後部壁を貫通して後方のシートに向って突出し、上記ロックレバーを係止片との係合離脱方向に押圧可能なプッシュロッドとを有し、上記プッシュロッドは、その操作部が前記シートで覆われて前記電気式駆動源のロッドに備えられたものである。

    (作用) 従って、この発明に係る自動二輪車の収納容器開閉装置によれば、収納容器開閉装置のロック機構は、電気式駆動源を作動させて、ロックレバーを押圧し、このロックレバーと係合片の係合をを離脱することも、プッシュロッドの突出部を押して、ロックレバーを押圧し、同様に上記係合を離脱させることもできるので、上記電気式駆動源等の電気系統の故障時にもプッシュロッドによってロック機構のロック作動を手動で解除でき、容器カバーを開放させることができる。

    (実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基いて説明する。

    第2図はこの発明に係る自動二輪車の収納容器開閉装置の一実施例に用いられたロック機構を示し、第4図におけるII部の側方断面図、第1図は第2図のII−II線に沿う断面図、第4図は第2図の一実施例が適用された自動二輪車の要部側面図である。

    第4図に示すように自動二輪車のメインフレーム1の前上端には、ヘットパイプ2が固定され、図示しない前輪を懸架するフロントフオーク3が軸支される。 また、
    メインフレーム1の後端部には、図示しないスイングアームを介して後輪(図示せず)が懸架される。 さらに、
    メインフレーム1の後上部から後方へシートレール4が接続され、サポートチューブ5により支承される。 シートレール4にはシート6が載置される。

    このシート6とヘットパイプ2との間のスペースの後寄りに、収納容器7が配置される。 この収納容器7は、
    メインフレーム1に固定されたブラケット8と、シートレール4に固定されたブラケット9とによって支持される。 収納容器7は上面が開口され、例えばヘルメット(図示せず)を収納できる容積を有し、内部に物品収納室が形成される。 この収納容器7の開口はヒンジを中心に回動する容器カバー10によって開放または閉塞可能に被冠される。 この容器カバー10が収納容器7の開口を閉塞した状態で、ロック機構11がロック作動するようになっている。 これら収納容器7,容器カバー10およびロック機構11によって収納容器開閉装置が構成される。

    なお、ヘッドパイプ2の前方はフロントカウリング12
    によって覆われ、その下方にロアカバー13が取付けられる。 また、容器カバー10の両側面は、アッパカバー14に囲まれ、さらにシート6の下方の両側がボデーカバー15
    によって覆われる。 フューエルタンクは、ボデーカバー
    15に覆われて配置される。

    さて、上記ロック機構11は、第2図に示すように、容器カバー10の内面に固定された係止片16と、収納容器7
    の内側後面にピボットブラケット17によって回動自在に支持されたロックレバー18と、付勢部材としての付勢コイル19と、電気式駆動源としてのソレノイド20と、プッシュロッド21と、を有して構成される。 係止片16には係止ローラ22が遊嵌され、この係止ローラ22に、ロックレバー18先端のフック部23が係合されよう設けられる。 また、付勢コイル19は、ロックレバー18及び収納容器7間に介装されて、ロックレバー18のフック部23を係止片16
    の係止ローラ22に係合させる方向に付勢する。

    ソレノイド20は収納容器7は、ボルト24およびナット
    25等によって固定される。 このソレノイド20の鉄芯26
    は、ロックレバー18をロック解除方向に押圧するロッドを構成しており、コイル27の電気的励磁によって、鉄心
    26の軸に沿って矢印A方向に移動可能に設けられる。 また、プッシュロッド21は、第1図及び第3図に示すようにU字形状に形成され、この一端が鉄芯26に一体又は一体的に固定される。 さらに、プッシュロッド21は、ロックレバー18に固定されたブッシュ28に遊嵌状態で挿通される。 従って、ソレノイド20のコイル27の励磁により、
    ロックレバー18が付勢コイル19の付勢に抗して、係止片16との係合離脱方向(矢印A方向)に押圧される。

    また、上記プッシュロッド21の他端は、収納容器7の外方へ突出して係止される。 この突出部29を、付勢コイル19の付勢力に抗して、上記矢印Aと同じ向きに手で押すことにより、ロックレバー18のフック部23を係止片16
    から係合離脱させるよう設けられる。

    したがって、このロック機構11は、ソレノイド20を作動させて、ロックレバー18を押圧し、このロックレバー
    18と係合片16との係合を離脱することも、プッシュロッド21の突出部29を押して、ロックレバー18を押圧し、同様に上記係合を離脱することもできるので、ソレノイド
    20等の電気系統の故障時にもプッシュロッド21によってロック機構11のロック作動を手動で解除でき、容器カバー10を開放させることができる。

    また、プッシュロッド21の一端がソレノイド20の鉄芯
    26に連結され、プッシュロッド21の他端が手動用の突出部29となっているので、手動用のプッシュロッドを専用に設置する必要がなく、構造が簡単になってコストを低減できる。

    第5図はこの発明に係る自動二輪車の収納容器開閉装置の他の実施例におけるロック機構の平断面図を示す。 この他の実施例において前記一実施例と同様な部分は同一の符号を付すことにより説明を省略する。

    前記一実施例では、プッシュロッド21がU字形に形成されたものを説明したが、この他の実施例のプッシュロッド30は、鉄芯26の移動方向A側に連結された結合部31
    と、鉄芯26の移動方向Aと反対側に連結された突出部32
    と、を有して構成される。 結合部31は、平面ほぼロ字形状に形成され、ブッシュ28に遊嵌する。 また、突出部32
    は、ソレノイド20の外方へ突出して形成される。

    したがって、突出部32を矢印Aの向きに押すことによっても、ロックレバー18を係止片16との係合離脱方向に押圧でき、ロックレバー18を係止片16から係合離脱できるので、前記一実施例と同様の効果を奏する。

    なお、両実施例では係止片16が容器カバー10に配置され、ロックレバー18、付勢コイル19および、ソレノイド
    20が収納容器7に配置されるものにつき説明したが、これら係止片16とロックレバー18等とを逆に配置してもよい。

    〔発明の効果〕

    以上のように、こ発明に係る自動二輪車の収納容器開閉装置によれば、収納容器開閉装置のロック機構が、収納容器の容器カバーの後部内側に固定された係止片と、
    上記収納容器の後部壁内側に回動可能に取り付けられて上記係止片に係合するロックレバーと、このロックレバーを係止片に係合する方向に付勢する付勢部材と、前記収納容器の後部壁外側でシートに覆われる位置に取り付けられ、上記ロックレバーを上記係止片との係合離脱方向に押圧するロッドを備えた電気式駆動源と、上記収納容器の後部壁を貫通して後方のシートに向って突出し、
    上記ロックレバーを係止片との係合離脱方向に押圧可能なプッシュロッドとを有し、上記プッシュロッドは、その操作部が前記シートで覆われて前記電気式駆動源のロッドに備えられたので、プッシュロッドの操作部は例えばシートロックされたシートで覆われて隠されており、
    外部に露出していないのでプッシュロッドがいたづら操作によりロック解除されるのを有効的にかつ未然に防止して盗難防止が図られる一方、ロック機構は電気式駆動源を作動させても、又、プッシュロッドを手動によって押圧することによってもロックレバーを押圧し、このロックレバーと係止片の係合を離脱させてロック解除を行なうことができるので、上記電気式駆動源の電気系統の故障時にもプッシュロッドによってロック機構のロック作動を手動で解除でき、容器カバーを開放させることができる等の効果を奏する。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は第2図のI−I線に沿う断面図、第2図はこの発明に係る自動二輪車の収納容器開閉装置の一実施例に用いられたロック機構を示し、第4図におけるII部の側方断面図、第3図は第2図のIII矢視図、第4図は第2
    図の一実施例が適用された自動二輪車の要部側面図、第5図はこの発明の他の実施例におけるロック機構の水平断面図である。 7……収納容器、10……容器カバー、11……ロック機構、16……係止片、18……ロックレバー、19……付勢コイル、20……ソレノイド、21……プッシュロッド。

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