Light fixture |
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申请号 | JP2005184345 | 申请日 | 2005-06-24 | 公开(公告)号 | JP2007001448A | 公开(公告)日 | 2007-01-11 |
申请人 | Sanyo Tekunika:Kk; 株式会社サンヨーテクニカ; | 发明人 | OKISHIMA KIYOSHI; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a drive device for a light fixture capable of attaining high intensity and light-emitting for many hours even when the traveling speed of a bicycle is as low as the speed of a man's normal walk. SOLUTION: In this light fixture 10, driving terminals 4, 4' of a small DC motor 1 having electric power generation capability are directly interconnected to input terminals 7, 7' mounted on a substrate section 6 of a light-emitting device 5 composed of at least one LED 15 by conductors 8, 8' without through a rectifier circuit and a storage circuit between them. High-speed rotation of the rotor shaft 2 of the small DC motor 1 permits the light-emitting device 5 to perform light-emitting in a continuous and uniform high-intensity state. COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT | ||||||
权利要求 | 発電能力を有する小型直流モーターと少なくとも一個のLEDで構成された発光手段とを有し、当該小型直流モーターの当該ローター軸を高速回転せしめて発電させ、当該発光手段を連続的に且つ均一な高輝度状態で発光させる事を特徴とする照明装置。 発電能力を有する小型直流モーターと少なくとも一個のLEDで構成された発光手段とを有し、当該小型直流モーターの当該ローター軸を高速回転させる回転伝達手段を設け、当該回転伝達手段に当該ローター軸の回転速度より低い回転速度にて運動エネルギーを伝達する機能をもたせ、当該ローター軸を有する当該小型直流モーターにて発電させ、当該発光手段を連続的に且つ均一な高輝度状態で発光させる事を特徴とする照明装置。 当該小型直流モーターは、予め定めた電力を出力する様に構成されている小型直流発電機である事を特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。 当該照明装置において、該発電能力を有する該小型直流モーターまたは小型直流発電機の発電出力が、予め定めた期間で当該発光手段の当該LEDに流れる電流量の上限が規制される様に作動する制御手段有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の照明装置。 当該制御手段として、当該小型直流モーター内部インピ−ダンスと、当該発光手段の当該LEDの負荷インピ−ダンスとの整合によって当該小型直流モーターから当該発光手段の当該LEDに流れる電流量の上限が規制される様に作動する手段を用いたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の照明装置。 当該制御手段に、電子回路素子のみから構成された整流回路を含まない当該LEDの駆動電流制御回路が設けられている事を特徴とする請求項4に記載の照明装置。 当該駆動電流制御回路内に、当該複数個のLEDの内で、発光させるべき所望のLEDを任意に選択するLED選択手段が更に設けられている事を特徴とする請求項6に記載の照明装置。 当該発光手段に於ける当該LEDの点灯状態を連続点灯状態と間歇的点灯状態との何れかを選択する切り替えスイッチング手段が更に設けられている事を特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の照明装置。 請求項1乃至8の何れかに記載の照明装置から構成されている事を特徴とする自転車用照明装置。 当該発光手段は、当該自転車の予め定める速度状態を除き、当該自転車の速度に依存せずに予め定める輝度以上の明るさを維持して連続的に発光する事を特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の自転車用照明装置。 当該自転車が動き始めると略同時に当該発光手段の当該LEDが点灯される様に構成され、かつ当該LEDの光軸が上下左右自由に切り替えられる事を特徴とする請求項9又は10に記載の自転車用照明装置 |
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说明书全文 | 本発明は、照明装置に関するものであり、特には、自転車用照明装置に関するものである。 従来より、自転車の前照灯として、フィラメント式の電球が使われてきたが、同じ明るさで消費電力が1/3以下程度になる半導体発光素子(LED)の実用化が進みつつある。 従来の自転車用の照明装置は、当該自転車の発電機を当該自転車の車輪のタイヤ部分に接続させ、当該タイヤの回転運動を利用する様に構成されたものが、例えば実開平1−158390号公報(特許文献1)、或いは実開平7−26292号公報(特許文献2)等に示されており、何れも交流式発電機から出力される交流電圧を要すれば平滑コンデンサを含む整流回路と充電用コンデンサ或いは電池等の定電圧源を介してフィラメント式の電球を発光させる構造を有するものである。 一方、車輪のハブに設けた発電機(ハブダイナモ)を当該車輪の回転を利用して回転させて電気的なエネルギーを得て当該電球を発光させる構造からなる自転車用照明装置も例えば特開2000−62523号公報(特許文献3)等に開示されているが、上記従来例と同様に整流回路と充電用コンデンサを使用する事が必須構成要件となっており、回路構成が複雑となりコストアップの要因となっている。 更に、上記した従来の照明装置に於いては、発電機と照明電球とを整流回路及び又は平滑回路を介して接続し、発電機からのエネルギーを照明電球に供給しているため、照明電球に供給されるエネルギーは、車輪の回転運動に依存し、回転数が少ない状態、例えば、歩きながら自転車を押すような場合には、電球は高輝度で発光せず、夜間では危険を伴うことになっている。 このような問題を改善するために、上記特許文献2にも示されている通り、電池からなる定電圧源を別に設け、夜間の自転車での低速走行時には、当該電池から必要な電力を供給させて当該電球を発光させる装置が提案されている。 しかしながら、かかる電池方式は、電池の交換や電池の充電が必要であり、使い勝手が悪いという欠点がある。 又、電球は、3(W)から6(W)の消費電力が必要であり、且つ消耗品で交換が必要であるという欠点もある。 又、自転車が低速で走行する場合の照度不足を改善するものとしては、例えば、上記した特許文献3に開示されたようなものが知られている。 しかしながら、上記したものは、電球の消費電力が大きいため、長時間発光させることができないという欠点がある他、自転車が動き始めた直後は、当該コンデンサは充電されていないので、発光手段が発光できないという問題もあった。 一方、上記した従来技術に於いて、フィラメント式の電球に替えて、消費電力が少ない半導体発光素子(LED)を使用した自転車用照明装置も使用されて来ている。 例えば、特開2004−331016号公報(特許文献4)には、交流発電装置とLEDとを整流平滑回路、昇圧回路等を介して接続させ、当該LEDを発光させる自転車用照明装置が開示されており、又、特開2005−72546号公報(特許文献5)にも、交流発電装置とLEDとを整流平滑回路、昇圧回路等を介して接続させ、当該LEDを発光させる自転車用照明装置が開示されている。 然しながら、上記したLEDを使用した照明装置に於いても、自転車の移動速度が低速である場合には、発電力も低く、又自転車の移動速度が低速の場合には、自転車のユーザーがペタルを操作する際の負荷が極めて大きくなるので、不快感を感じるという欠点がある。 その為、当該特許文献4に於いては、自転車の使用状態を適宜のセンサーにより認識させ、それによって点灯制御回路を駆動させてLEDを発光させる様に構成しており、又当該特許文献5では、当該発電機の発電力を検出し、それに応じて電源負荷量を制御する回路を増設する様に構成したものであり、回路が極めて複雑且つ繁雑となり、コストアップの原因となっていた。 本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成で且つ小さな駆動エネルギーでLEDからなる発光手段を均一な高輝度で連続点灯させることが出来る小型軽量でしかも安価な照明装置を提供するものであり、特には、自転車の走行スピードが、通常人間が歩行する程度の低速度であっても、高輝度で、且つ長時間均一に連続発光を可能にした新規な自転車用照明装置を提供するものである。 また、交通事故を未然に防ぐ為に、昼間でもヘッドライトを点灯させる“デイライト”が普及しつつあり、その為には、昼間であっても高輝度点灯し、かつ電池等の消耗品がない照明装置を提供するものである。 本発明は、上記した目的を達成するために、以下に記載されたような技術構成を採用するものである。 又、本発明の第2の態様は、発電能力を有する小型直流モーターと少なくとも一個のLEDで構成された発光手段とを有し、当該小型直流モーターの当該ローター軸を高速回転させる回転伝達手段を設け、当該回転伝達手段に当該ローター軸の回転速度より低い回転速度にて運動エネルギーを伝達する機能をもたせ、当該ローター軸を有する当該小型直流モーターにて発電させ、当該発光手段を連続的に且つ均一な高輝度状態で発光させる事を特徴とする照明装置であり、より具体的には、当該照明装置の当該回転伝達手段は、たとえば、車輪の直径寸法と当該ローター軸の直径寸法の差を利用して車輪を1回転させる期間にローター軸を165回回転する機能をもたせた照明装置である。 本発明によれば、約2〜16km/hの広い速度範囲で十分な輝度で発光するため、使い勝手がよく、特に、通常人間が歩行する程度の速度2〜4km/hで当該小型直流モーターのみで充分な輝度が得られる。 即ち自動車用LEDデイライトと同等以上の輝度が確保されており、角度調整機能とあいまって昼間も点灯走行する“デイライト”が実現できる。 昨今オートバイは常時点灯化することによって大型車の左側巻き込み防止が避けられており、自転車でも同様に交通安全性を高めることができ、大きな社会的貢献ができる。 従来の電球の消費電力は、3.0(W)又は6.0(W)であったが、半導体発光素子(LED)は、定格電圧3.1V、電流80mAであり、2個使用した場合でも約0.5Wと従来の電球に比べ、消費電力は、約8%から17%と小さく、省電力を実現できる。 又、電池等の消耗品を使わないので、半永久的に使用でき、環境にやさしい装置を提供できる。 更には、小型直流モーターを発電機として使っているが、小型直流モーターは、CD、DVDの様な家電機器、あるいは運動する玩具等に大量に使用され、かつ製造メーカーが異なっていても、寸法、電気特性などがほぼ共通化された“デファクト・スタンダード”即ち「事実上の標準化」されており、従来のハブダイナモに比べ極めて安価で製品化でき経済的である。 次に、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。 本発明に於いて使用される当該小型直流モーター1は、一般に市販されている当該小型直流モーターであって通常ローターを回転させる事によって発電機として使用出来るものであれば、如何なるものでも使用可能であるが、特に小型軽量で出力が大きく且つ高速回転に耐える構造を有する小型直流モーターを使用する事が出来る。 又、本発明に於いて使用される当該小型直流モーター1は、例えば小型直流モーターのローター軸径が5mm以下で当該ローターの外径が20mm以下である事が望ましい。 例えば、図8(B)に示す様に、当該小型直流モーター1の具体例としては、縦、横、高さ、が16×27×12mmの体積5184mm 3で重量が17gであり、ローター軸2の軸径が5mm以下で当該ローター3の外径が10mm以下で,然も、回転可能数が10000〜6000rpm程度、出力電力が1W程度のもが好ましい。 これに対し、従来の自転車用交流発電機は、図8(A)に示す様に、その代表的なもので、34φ×30で体積が63900mm 3で重量が117gとなる事から、当該従来の交流式発電機は、体積で12.3倍、重さで、6.9倍も本発明の照明装置に使用される当該小型直流モーターよりも大きくなっている。 かかる相違が、照明操作に於けるエネルギーコストに大幅に影響してくる事になる。 次に、本発明に於いては、当該小型直流モーター1の当該ローター軸2を高速回転させる為の回転伝達手段42を設け、当該回転伝達手段42に当該ローター軸2の回転速度より低い回転速度にて運動エネルギーを伝達する機能をもたせ、当該ローター軸2を有する当該小型直流モーター1にて発電させ、当該発光手段5を連続的に且つ均一な高輝度状態で発光させる構成を有している。 本発明に於ける当該回転伝達手段42の構成は特に限定されるものではなく、当該ローター軸2を高速回転させる機能を有するものであれば何れの構成でも採用可能である。 その一具体例としては、図9に示す様に、当該ローター軸2の直径に対して大きな直径を有する回転体の外周縁部近傍を利用するものである。 一方、本発明に於いて使用される当該発光手段5を構成するLED15は、1個で有ってもよく或いは複数個、例えば2個ないし8個使用するもので有っても良い。 更に、本発明に於いて、複数個のLED15が使用される場合には、発光させるべき個々の当該LED15を選択的に選定する事も可能である。 具体的には、本発明で使用可能なLED15としては、例えば、直径が10mmφで長さが13mmである体積1021mm 3の発光素子で消費電力が248mmWのものが使用可能である。 これに対し、従来から使用されているフィラメント電球は、例えば、直径が10mmφで長さが30mmである体積2356mm 3の発光素子で消費電力が3乃至6Wのものが使用されており、従って本発明において使用される当該LED15は体積比で2.3倍も小さくなっているので小型化に有利である。 一方、本発明に於いて上記した当該LED15を2個同時に使用する場合には、例えば、3.1Vの電圧で、160mmAの電流を使用して駆動させた場合、電球を3Vの電圧で、1000mmAの電流を使用して駆動させた場合と比較すると、明るさは、当該電球の明るさを1とすると、当該LED15の明るさは2.7であり、逆に消費電力を考えると本発明のLED15を使用した場合を1とする、電球を使用した場合にはその6倍の電力が消費される事になる。 上記した通り、本発明に於ける照明装置10は、図1に示す様に、当該小型直流モーター1と当該LED15を含む発光手段5とを単に二本の導線8、8'で直接的に接続するものであり、従来の照明装置に於いては、発電機と照明装置との間に整流回路や平滑回路更には、発電機の出力電圧が低い段階での点灯を可能にするためのバッテリー、キャパシタ或いは電池装置等のデバイスを設ける事が必須の構成要件であったが、本発明に於いては、その様な電気的デバイスは無くても良い。 具体的には、自転車の速度が2Km/hもあれば、夜間に於ける照明に十分な輝度の明るさを確保することが可能となる。 即ち、本発明に於ける当該発光手段は、図5のグラフXに示す様に、当該小型直流モーター1が外力により駆動され回転を始めた直後の期間を除き、当該小型直流モーター1の回転数とは無関係に一定レベルの輝度を維持して連続的に発光する事が可能である。 換言するならば、当該小型直流モーター1が駆動回転せしめられると略同時に当該発光手段5の当該LED15が点灯される様に構成されている。 上記した様な、本発明に於ける当該LED15の発光に際する輝度条件の設定は、例えば、当該小型直流モーター1(発電機)の内部インピ−ダンスと当該発光手段5の当該LED15の負荷インピ−ダンスの整合をはかることにより、LED15に流れる電流量の上限を規制できる。 整合方法は、小型発電機の巻き線比等の設計因子を限定する事により実現できる。 或いは、図6に示す様な抵抗、ダイオード、トランジスタ等の電子回路素子のみから構成された整流回路を含まない当該LEDの駆動電流制御回路30を当該発光手段5の基板部6の一部に内蔵させる事によっても実現できる。 即ち、当該LEDの駆動電流制御回路は、発光手段5の発光状態をより精密にかつより効果的に制御する為に当該発光手段5の基板部に設ける事が好ましいものであり、前記した通り、発電機と照明装置との間に整流回路や平滑回路更には、バッテリー、キャパシタ或いは電池装置等のデバイスを設けないとする基本構成の範囲内のバリエーションである。 即ち、図6は、本発明に於いて使用される当該LEDの駆動電流制御回路30の構成の一例を示すものであり、その具体的構成と動作に付いて以下に詳細に説明する。 本発明の照明器具10は、当該小型直流モーター1の出力電圧をLED32に接続し構成したものである。 この実施例では、発光ダイオード32を2個とトランジスタ33及び抵抗器34を直列に繋ぎ、かつこれを2組設けた例を示している。 発光ダイオード32は4個同時点灯する機能をもっている。 図6において、1は、自転車に取り付けられた小型直流モーターを使用した発電機であり、この当該小型直流モーター1は、自転車の車輪の回転を動力源としている。 当該小型直流モーター1は、タイヤ部分或いはリム部分にローター軸を接触させ、ローターの磁石を回転させて起電力を発生させる構成を採用している。 自転車の発電方法としては、上記した様に「ハブダイナモ」と呼ばれ、車輪のハブに磁石を取り付け、起電力を得る方法がある。 この方法も、自転車の車輪の回転運動エネルギーを電気エネルギーに変換している技術思想は同じであるが、出力は低く且つ車輪の回転数に完全に依存するため、低速度時には、繰り返し周期の長いリップル状の出力電圧となる。 このため発光が断続あるいは大幅な輝度変動が発生する。 更には、ハブダイナモは、ハブに常時取り付けられているため、ON/OFFが出来ず発電機能のペタルを踏み込む力が無い場合に比べ大きくなると言う問題を有している。 一方、トランジスタ33は、発光ダイオード32の駆動電流を制御機能を持つ。 更に、発電機の出力電圧が上昇するとバイアス回路の途中に設けたツェナーダイオード35がオン状態即ちツェナーダイオード35の定電圧に固定され、抵抗A(37)の両端にはこの固定電圧と発電機の出力電圧との差が発生する。 一方トランジスタ33のベース電圧は、トランジスタ3を飽和状態“ON”状態にする電圧となっており、発光ダイオード32には、トランジスタ33の飽和電流、つまり定電流が流れる。 これにより、発光ダイオード32は、発電機の変動があっても、35で定まる電圧以上では、発光ダイオード32は安定した固定的発光を行うこととなる。 当該小型直流モーター1は、当該ローター軸2を適宜の回転駆動体に接触させるか接続させることによって回転させ、小型直流発電機として使用するものである。 本発明に於ける当該小型直流モーター1に於ける当該ローター軸2の回転数と出力電圧或いは回転数と速度との関係を図2乃至図3に示す。 或いは、上記した様に、適宜の選択切り替え回路を利用して複数個のLED15から発光可能な数のLED15を任意に選択して使用する事も可能である。 例えば、車輪を持つあらゆる移動車両、移動用機器等の車輪を駆動手段として利用可能であり、又、手動によるはずみ車を使用すれば、懐中電灯用や玩具の照明装置として使用する事も出来、更には、各種玩具や家具類等の手動による稼動部分を利用して発光部を発光させることも可能である。 本発明に於ける一具体例としては、当該小型直流モーター1の当該ローター軸2を自転車の車輪のリム部に当接させて、当該リム部の表面の移動動作によって、当該ローター軸2を高速回転させることにより、自転車用照明装置として使用するが出来る。 此処で、本発明に係る当該照明装置10を自転車用の照明装置として使用する場合の利点を、従来の自転車用照明装置と比較して説明する。 一方、従来から当該自転車用照明装置として一般的となっている特許文献1に示す様な交流発電機を自転車のタイヤに接触させて当該交流発電機を回転させて電力を得る方法にあっては、当該交流発電機そのものの重量が大きく、然も発電に要するユーザーの負荷は極めて大きく然も自転車の速度が低速である場合には、発電がないか出力電圧が低いので仮にLEDを使用したとしても発光手段5は発光する事が出来ず、夜間の坂道走行や押しながら歩く状態では危険が伴うと言う欠点がある。 しかも、交流発電機をタイヤと接触して駆動する方式では、自転車の低速走行から高速走行間で安定した出力電圧が得られないので、当該発光手段5の発光状態も不安定であり、実用上不便であった。 尚、上記方式では、当該交流発電機をタイヤとの接触は、ユーザーが任意に選択する事は可能であるので、昼間は当該交流発電機をタイヤとの接触を非接触状態とすることによって、昼間に於けるユーザーのペタル操作に関する負荷は低減できるメリットはある。 一方、特許文献3等に示されている様な、ハブダイナモを使用した自転車用照明装置は、車輪のハブに磁石を取り付け、起電力を得る方法あって、発電に要するユーザーの負荷は上記したタイヤに交流発電機を接触させる方式に比べて小さいが、その負担は本発明に比べればかなり大きく然も自転車の速度が低速である場合には、発電がないか出力電圧が低いので仮にLEDを使用したとしても発光手段は発光する事が出来ず、夜間の上り坂道走行や押しながら歩く状態では危険が伴うと言う欠点がある。 しかも、係るハブダイナモ方式でも自転車の低速走行から高速走行間で安定した出力電圧が得られないので、当該発光手段の発光状態も不安定であり、実用上不便であった。 尚、ハブダイナモ方式では、当該発電機を車輪の回転と切り離す事が不可能である為、昼間でも当該ハブダイナモが発電操作を行うので、ユーザーは常に発電の為のペタル操作に関する負荷を負わなければならないという問題がある。 また、“オートライト”と呼ばれる仕組みによって白昼状態を自動検出して消灯する機能があるが、ライトは消えても発電機能は止められずユーザーのペダル操作負荷は減らない欠点があった。 これに対し、本発明では、当該小型直流モーター1と自転車のタイヤ部21'或いはリム部21との接触はユーザーが任意に決定でき、昼間はその接触を断つ事も出来るが、もともと本発明に於いては、当該小型直流モーター1を使用するので、当該小型直流モーター1と自転車のタイヤ部21'或いはリム部21とが接触しても当該発電に要するペタル操作の負荷は殆どないので、仮に常時接触であってもユーザーはさほど不便は感じない。 ここで、ユーザーが自転車のペタルを踏む際の負荷の程度が本発明の場合と従来の場合とでどの程度異なるかを、自転車の車輪を回転させるに要する力を比較テストを行って推測してみた。 即ち、人がペタル踏む力は、車輪を回転させ地面を走行する力の発生源であるが、本発明では、これに、当該小型直流モーター(発電機)を駆動する負荷が追加される。 この追加分を実験で測定した。 測定方法は、動輪に発電機を装着する場合としない場合で、静止状態から回転開始を始めるときの力(静止最大摩擦力)を測定した。 その結果は以下の通りであり、 更に、本発明に於いては、自転車の速度が低速から高速の範囲でいずれも当該LEDを一定の高輝度を持って連続的に発光させる事が可能であるので、夜間に於いては自転車を押して歩く場合であっても、十分な照明がえられるので安全度が一層向上する。 以下に、本発明に於ける照明装置の具体的な応用例としての自転車用照明装置に付いて説明する。 即ち、本発明に於ける別の態様としては、当該LED15の点灯状態を連続点灯状態と間歇的点灯状態との何れかの状態を実現する個別の駆動回路17と、当該何れかの状態を選択する切り替えスイッチング手段18が更に設けられているものである。 又、本発明の具体的な用途としては、図7に示す様に、当該小型直流モーター1の当該ローター軸2の一部を、自転車の車輪20に設けられているリム部21の少なくとも一部に接触させて、当該リム部21の移動に応じて当該小型直流モーター1の当該ローター軸2を高速で回転させる様に構成されている自転車用照明装置である。 即ち、図7に示す様に、当該小型直流モーター1を当該自転車の車輪部20のリム部21に当接させるための小型直流モーター保持手段28が使用されるものである。 当該小型直流モーター保持手段28は、例えば図7に示す様に、小型直流モーター支持部25と当該小型直流モーター支持部25を自転車本体部の適宜の部位、例えば、フォーク部27に固定保持する為の取付部26とを有する事も望ましい具体例である。 又、本発明に於いては、当該小型直流モーター保持手段28は、自転車の前輪フォーク部或いは後輪フォーク部、或いはその他の部分に取り付けられる様に構成されている事も望ましい。 即ち、当該切り替え機構29は、手動或いは電気信号によりそのON/OFFの制御が出来る様に構成されているもので有っても良い。 本発明に於いては、更に、当該LEDの光軸が上下左右自由に切り替えられる様に構成されている事も好ましい具体例である。 本発明の低速度から高速度連続点灯及び省電力性にこの切替機能を加えると極めて効率的な“デイライト”が実現できる。 即ち、具体的には、図1に於ける当該LED15を主体とする発光手段1を自転車のハンドル部分やフォーク部分等に固定できるように、取り付け部41に適宜の光軸変更機構を設けておき、必要に応じて当該LEDの光軸が自由に切り替えられ様に構成するものである。 此処で、本発明に於ける当該照明装置10と従来の照明装置との作用効果上の相違点を更に説明する。 表1の項番1のペダルを操作する場合のユーザーに掛かる負荷を見ると、前記した測定結果によれば、従来1を100とすると従来2では負荷は10であり本発明では8となり、従来1に比べて負荷が低減される。 次に、項番2発電機構のON/OFF機能は、本発明と従来1とは、任意にON/OFFきるが、従来2では不可能である。 従来2では、点灯の必要がない時でも発電がされる事になり、無駄な負荷をユーザーに与える事を意味する。 一方、表1の項番3の自転車走行速度と点灯に着目する。 表1の項番4の発電機出力は、従来1と従来2は交流であり、とりわけ従来2は、低速度時即ちローターの回転数が少なくその結果出力変動が大きく、均一な高輝度が実現できない。 又、表1の項番5に於ける自転車の低速から高速までの速度変化に対して連続点灯が可能であるかを見ると、従来1と従来2では、上記した理由から自転車の速度に完全に比例した出力電力しか得られないので、コンデンサを併用したとしても、自転車の速度に依存しないで高輝度で均一な連続点灯を実現する事は不可能である。 表1の項番6、7及び11は、各照明装置を構成する発電機と発光素子の体積と重量を比較したものである。 とりわけ発電機の体積と重量が従来に比べ大幅に小型化されており本発明の重要な効果といえる。 又、表1の項番9の各照明装置に於ける発光素子の消費電力をみると、本発明は、2個のLEDを使用した場合でも0.5Wであるのに対し、従来1と従来2双方とも3Wであり、本発明の消費電力が、従来技術の1/6まで小さく出来る。 更に、表1の項番10の当該発光素子の明るさに関しては、同じ入力電力で輝度を計測すると従来1と従来2を1とすると、本発明は2.7倍明るい事を示している。 表1の項番12のエアハブの併用は、従来2が不可能であるのに対し、本発明と従来1では可能であるので、タイヤの空気圧を自動調整すると言う新しい構成を利用する事が出来る。 表1の項番13は、項番1から11までの評価項目の集積的新機能である。 自転車に乗る人にとっては、ペタルを踏む力は小さく、低速度から高速度まで連続高輝度点灯ができ、小型軽量省電力のため、昼間のデイライトとして好適である。 表1の項番14コストは、小型化による省材料、業界標準の大量生産DCモーターを発電機として使用、消耗品である電池とフィラメント電球の未採用、従ってコストの比較でも最も少ないコストで実現できる。 加えてこれらは、省資源環境対策にも貢献できる。 表1の項番15の総合評価では、本発明は、従来1及び従来2と比較して (1)本性能である、明るさ、低速度から高速度までの安定発光 (2)省資源・省エネルギでは、省電力、小型化による省材料、消耗性 (3)使い勝手では、ペタル踏み込み力が小さい、発電機能のON/OFF、エアハブ併用 (4)経済性では、コスト、省電力、 本発明は、特に、自転車等の照明器具として使用するのに好適である。 1 小型直流モーター 2 ローター軸 3 ローター 4、4' 駆動端子 5 発光手段 6 基板部 7、7' 入力端子 8、8' 直接導線 10 照明装置 15 LED |