Bicycle frame

申请号 JP16327788 申请日 1988-12-16 公开(公告)号 JPH0748465Y2 公开(公告)日 1995-11-08
申请人 栄輪業株式会社; 发明人 美也 長南;
摘要
权利要求 【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】内部に操作ワイヤが通される下パイプと、
    該下パイプの下端に取り付けられるハンガーラグとを備える自転車フレームにおいて、前記ハンガーラグの底部には、前記下パイプ内を下端へ向けて伸びる前記操作ワイヤの取出しを許す大径のワイヤ取出穴が設けられ、また、前記ワイヤ取出穴から導き出された操作ワイヤを引き出すための小径の導出孔が形成されたワイヤ案内体であって前記ハンガーラグへの取付けに先立って前記ワイヤ取出穴から取り出された前記操作ワイヤが予め前記導出孔から導出された状態で前記ワイヤ取出穴を閉塞すべく着脱可能に前記ハンガーラグに取り付けられるワイヤ案内体が前記ハンガーラグの底部に設けられていることを特徴とする自転車フレーム。
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、変速機やブレーキ装置を操作するための操作ワイヤが通されている下パイプとハンガーラグとを備える自転車フレームに関する。

    (従来の技術) 上記操作ワイヤは自転車フレームを構成している下パイプ内に収納され、これにより操作ワイヤの腐食を防止したり自転車自体の美感の向上を図っている。

    第6図には従来のワイヤ支持装置が示されている(実公昭61−310号公報参照)。 このワイヤ支持装置はハンガーラグ1内にワイヤガイド2を設けると共に、このハンガーラグ1の接続部に小径の引出孔3,4を設けた構成を有している。 そして、操作ワイヤ5は下パイプ6に通されてワイヤガイド2にて案内され、引出孔3又は4を介して外部に導出されている。

    ところで、下パイプ6に通された操作ワイヤ5を引出孔3又は4より導出する際には、指をハンガーラグ1に挿入し、指先にて操作ワイヤ5の先端を引出孔3,4に向けて案内し、同時に操作ワイヤ5を下パイプ6内に押し込む必要がある。

    (考案が解決しようとする課題) しかし、ハンガーラグ1は指を自由に動かすための空間を有せず、又引出孔3,4が小径に形成されているため、
    操作ワイヤ5を引出孔3,4より外部に導出する場合の作業に多大な手間と時間を要してしまう欠点がある。

    本考案はこのような点を解決するためになされたもので、下パイプに通した操作ワイヤを簡単に外部に導出することができる構造の自転車フレームを提供することを目的とする。

    (課題を解決するための手段) 本考案は、内部に操作ワイヤが通される下パイプと、該下パイプの下端に取り付けられるハンガーラグとを備える自転車フレームにおいて、ハンガーラグの底部に、下パイプ内を下端に向けて伸びる操作ワイヤの取出しを許す大径のワイヤ取出穴を設け、またハンガーラグの底部に、ワイヤ取出穴から導き出された操作ワイヤを引き出すための小径の導出孔が形成されたワイヤ案内体を着脱可能に取り付けることを特徴とする。

    このワイヤ案内体は、ワイヤ取出穴の閉塞のためにハンガーラグに取り付けられるが、この取付けに先立ち、その導出孔には、ワイヤ取出穴から導き出された操作ワイヤが通され、ワイヤ案内体はその導出孔から操作ワイヤが導出された状態で、ハンガーラグの底部に取り付けられる。

    (作用) 下パイプを通る操作ワイヤを、一旦大径のワイヤ取出穴からハンガーラグの外部に引き出し、この操作ワイヤをワイヤ案内体の導出孔に通した上で、ワイヤ案内体をハンガーラグに取り付けることにより、操作ワイヤの挿通作業が終了することから、下パイプ内から直接に操作ワイヤを小径のワイヤ導出孔に挿通させる作業が不要となる。

    (実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。

    第4図は本考案に係る自転車フレームの全体構成を示し、10はアルミ製のヘッドラグである。 ヘッドラグ10の上方の突出部(図示せず)には上パイプ11の一端が嵌合され、上パイプ11の他端は立パイプ12の上端の突出部に嵌合されている。 ヘッドラグ10の下方の突出部には下パイプ13の上端が嵌合され、下パイプ13の下端及び立パイプ12の下端はハンガーラグ20の各突出部に嵌合されている。

    第1図は本考案の自転車フレームの要部を示す断面図であり、第2図は同自転車フレームの要部の底面図である。 これらの図において、ハンガーラグ20はV字状に伸長する突出部20A,20Bを有し、一方の突出部20Aには下パイプ13の下端が嵌合され、他方の突出部20Bには立パイプ12の下端が嵌合されている。 また、ハンガーラグ20は横方向に伸長する一対の小径の突出部20C,20Cを有し、
    これら突出部20Cにはチェーンステー14の一端が嵌合されている。 各チェーンステー14の他端とバックホーク15
    の下端には、第4図に示すように、ホークエンド16が取付けられ、バックホーク15の上端は立パイプ12の上部に固定されている。 ホークエンド16にはリヤー変速機17が取付けられ、立パイプ12の下段にはフロント変速機18が取付けられている。 下パイプ13の上部の一側には操作レバー19が取付けられ、この操作レバー19には操作ワイヤ
    21Aの一端が連結されている。 操作ワイヤ21Aは下パイプ
    13の内部に通され、後述するように、ハンガーラグ20より外部に導出されて他端がリヤー変速機17に連結されている。 また、下パイプ13の上部の他側には図示しない操作レバーが取付けられ、この操作レバーには他の操作ワイヤ21Bの一端が連結されている。 この操作ワイヤ21Bも下パイプ13の内部に通され(第2図参照)、ハンガーラグ20より外部に導出されて他端がフロント変速機18に連結されている。

    さて、第1図及び第5図(B)に示すように、ハンガーラグ20の底部20aには大径のワイヤ取出穴22とその近傍に位置するねじ穴28とが設けられている。 そして、このワイヤ取出穴22はワイヤ案内体23にて閉塞されている。
    このワイヤ案内体23は、第3図(A)乃至(E)及び第5図(A)に示されており、ワイヤ取出穴22を覆う本体部24と、この本体部24上に設けられている嵌入突起25とを有し、本体部24には貫通穴24aが形成されている。 嵌入突起25と本体部24にはこれらを貫通する導出孔26A,26
    Bが設けられ、一方の導出孔26Aは本体部24の下面に設けた案内溝27Aに連通し、他方の導出孔26Bは本体部24に突設した伸長部24bの下面に設けた案内溝27Bに連通している。

    次に、本考案の自転車フレームのワイヤ導出作業を説明する。

    先ず、第1図に示すように、操作ワイヤ21A,21Bの一端を操作レバー19に連結し、下パイプ13に設けた小穴13a
    を介して該パイプ13内に挿入し、その後、第5図(B)
    に示すように、下パイプ13に通した操作ワイヤ21A,21B
    をハンガーラグ20の底部20aのワイヤ取出穴22より外部に引出す。

    次に、操作ワイヤ21A,21Bの先端を、第5図(A)に示すように、ワイヤ案内体23の導出孔26A,26Bにそれぞれ挿入して通す。

    次いで、第1図に示すように、ワイヤ案内体23の嵌入突起25をワイヤ取出穴22に嵌入し、このワイヤ取出穴22を閉塞する。

    最後に、ワイヤ案内体23の貫通穴24aに固定ボルト29を挿入し、この固定ボルト29をハンガーラグ20底部20aのねじ穴28に螺入し、これによりワイヤ案内体23をハンガーラグ20に取付ける。

    外部に導出した操作ワイヤ21Aはワイヤ案内体23の案内溝27Aに係入されて案内され、上述したように、リヤー変速機17に連結される。 また、他の操作ワイヤ21Bはワイヤ案内体23の他の案内溝27Bにて上方に案内され、フロント変速機18に連結される。

    このように、ハンガーラグ20に大径のワイヤ取出穴22を設けると、操作ワイヤ21A,21Bをハンガーラグ20より外部に簡単に導出することができる。 また、その後はワイヤ案内体23にてワイヤ取出穴22を覆って閉塞し、固定ボルト29を螺入するだけでワイヤ案内体23をハンガーラグ
    20に取付けることができる。 従って、操作ワイヤ21A,21
    Bの導出作業を簡単かつ短時間で終了させることができる。

    上記実施例において、ワイヤ案内体23を嵌入突起25のワイヤ取出穴22への嵌入だけでハンガーラグ20に取付けるようにしてもよい。

    また、下パイプ13に、ブレーキ装置に連結される操作ワイヤを通している場合にも同様にこのブレーキ用の操作ワイヤをハンガーラグ20のワイヤ取出穴22より引出し、
    ワイヤ案内体23をハンガーラグ20に取付ければよい。

    (考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、下パイプに通した操作ワイヤをワイヤ取出穴よりハンガーラグの外部に引出し、操作ワイヤをワイヤ案内体の導出孔に挿入して通した上でワイヤ案内体をハンガーラグに取付けてワイヤ取出穴を閉塞するようにしたので、操作ワイヤの外部への導出を簡単かつ作業性よく短時間で行ない得る自転車フレームを提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    第1図及び第2図は本考案に係る自転車フレームの要部の断面図と底面図、第3図(A)乃至(E)は本考案に係るワイヤ案内体の正面図,平面図,側面図,底面図及びこの底面図のA−A線断面図、第4図は自転車フレームの全体構成図、第5図(A),(B)はワイヤ案内体及びハンガーラグ近傍部の傾斜図、第6図は従来の自転車フレームの一部の断面図である。 13……下パイプ、20……ハンガーラグ、20a……底部、2
    1A,21B……操作ワイヤ、22……ワイヤ取出穴、23……ワイヤ案内体、26A,26B……導出孔、28……ねじ穴、29…
    …固定ボルト。

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