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申请号 | JP2010007334 | 申请日 | 2010-01-15 | 公开(公告)号 | JP2011143857A | 公开(公告)日 | 2011-07-28 |
申请人 | Honda Motor Co Ltd; 本田技研工業株式会社; | 发明人 | SHIINA HIROMITSU; YAMASHITA AKIHIRO; UCHIYAMA HAJIME; SHIOKAWA TATSUYA; KURAKAWA YUKINORI; HIRUKAWA MASAYUKI; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a vehicle body frame that can be reduced in weight and can facilitate assembly and removal of vehicle-mounted components such as electric components including an engine and a battery and an assembling. SOLUTION: The vehicle body frame is constituted of a pair of left and right main frames 51L, left and right front wheel suspension supporting parts, a first cross part 53, and a second cross part 55. Further, the vehicle body frame is constituted with an upper tension pipe 56 of which a front end is removably attached to the first cross part 53 and a rear end is removably attached to the second cross part 55. COPYRIGHT: (C)2011,JPO&INPIT | ||||||
权利要求 | 車体フレームと、この車体フレームに取付けられ動力を発生する動力発生機関と、この動力発生機関で発生した出力を車輪に伝達する動力伝達装置とを有する車両において、 前記車体フレームは、 前記動力発生機関の下方を車両前後方向に通過し後部が上方へ湾曲している、左右一対のメインフレームと、 前記メインフレームの前部から上方に延びるパイプ又はフレームで構成され前輪懸架装置を支持する、左右の前輪懸架支持部と、 前記左の前輪懸架支持部から前記右の前輪懸架支持部へ車幅方向に渡されている第1クロス部と、 前記左のメインフレームの後部の湾曲部から前記右のメインフレームの後部の湾曲部へ車幅方向に渡されている第2クロス部と、 前記動力発生機関の上方を車両前後方向に通過し、前端が前記第1クロス部に取り外し可能に取付けられ、後端が前記第2クロス部に取り外し可能に取付けられているアッパーテンションパイプと、からなることを特徴とする車両。 前記前輪懸架支持部は、前記メインフレームから上方へ延びるフロントパイプ部と、このフロントパイプ部の上部と前記メインフレームとに斜めに渡って前記フロントパイプ部を補強するフロントテンションブラケット部と、からなり、 左右一対のフロントパイプ部の上端が、前記第1クロス部で連結され、 この第1クロス部が車両前方から見て下に開くU字パイプ部で構成され、このU字パイプ部が前記左右のフロントパイプ部に連続し、 前記左右のフロントパイプ部と前記U字パイプ部が一本の曲げパイプで構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両。 前記フロントパイプ部に、フロントクッションを取付けるフロントクッション取付部が設けられ、 前記第2クロス部に、リヤクッションの上部を取付けるリヤクッション取付部が設けられることを特徴とする請求項2記載の車両。 前記リヤクッションは、上部に対して下部が車両後方に位置するように斜めに配置され、斜めのリヤクッション軸に倣うように、前記アッパーテンションパイプの後部が下向きに斜めに屈曲形成され、 前記フロントパイプ部の上部は、下より上が車両後方に位置するように屈曲形成されていることを特徴とする請求項3記載の車両。 前記アッパーテンションパイプの数は1本であり、このようなアッパーテンションパイプは車体中心線上に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の車両。 前記第1クロス部に、ステアリングシャフトを支える前側ステアリングシャフト軸受け部が設けられ、 前記アッパーテンションパイプの前端に前記ステアリングシャフトを支える後側ステアリングシャフト軸受け部が設けられ、 前側ステアリングシャフト軸受け部と後側ステアリングシャフト軸受け部とを車両前後方向に合わせることで、前記ステアリングシャフトが回転自在に支えられるようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の車両。 前記左右のフロントテンションブラケットに、前記ステアリングシャフトの回転動作を補助するパワーステアリングユニットが締結されることで、このパワーステアリングユニットが前記左右のフロントテンションブラケットに挟持されていることを特徴とする請求項6項記載の車両。 前記アッパーテンションパイプに、エアクリーナ、バッテリなどの補器類を支える補器類支持部と、イグニッションコイルなどの電装品を支える電装品支持部とを付属したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の車両。 前記メインフレームは、車両前後方向の中央部に対して前部が、前に行くにしたがってフレームの高さ及び幅が小さくなり、車両前後方向の中央部に対して後部が、後に行くにしたがってフレームの高さ及び幅が小さくなっていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の車両。 車両平面視で、前記左右のメインフレームの車幅方向の間隔が、中央部に対して前部及び後部が狭くなるように、前記左右のメインフレームに前部屈曲部及び後部屈曲部が設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の車両。 |
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说明书全文 | 本発明は、車両の車体フレーム構造、特に不整地走行車両の車体フレーム構造の改良に関する。 アッパフレームとロアフレームとダウンフレームとが、やぐら状に組まれた不整地走行車両の車体フレームが開示されている(例えば、特許文献1(図1、図2)参照。)。 すなわち、特許文献1の図2に示されるように、車体フレーム(4)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)は、2本のアッパフレーム(31、31)と、ロアフレーム(32、32)と、ダウンフレーム(35、35)とからなる。 このような車体フレーム構造であれば、特許文献1の図1に示されるエンジン(5)は、車体側方から出し入れされる。 すなわち、フレーム間の隙間から、重量物であるエンジン(5)を、入れなければならないので、作業性の点で、改善の余地がある。 また、アッパフレーム(31)が、左右に2本並べられていため、フレームの数が多く、車体フレームの構造が複雑になり、車体フレームの重量増加を招く。 本発明は、軽量化が可能で、エンジンやバッテリを含む電装品等の車載品の出し入れ及び組立性が簡便である車体フレームを有する車両を提供することを課題とする。 請求項1に係る発明は、車体フレームと、この車体フレームに取付けられ動力を発生する動力発生機関と、この動力発生機関で発生した出力を車輪に伝達する動力伝達装置とを有する車両において、 請求項2に係る発明では、前輪懸架支持部は、メインフレームから上方へ延びるフロントパイプ部と、このフロントパイプ部の上部とメインフレームとに斜めに渡ってフロントパイプ部を補強するフロントテンションブラケット部と、からなり、 請求項3に係る発明では、フロントパイプ部に、フロントクッションを取付けるフロントクッション取付部が設けられ、 請求項4に係る発明では、リヤクッションは、上部に対して下部が車両後方に位置するように斜めに配置され、斜めのリヤクッション軸に倣うように、アッパーテンションパイプの後部が下向きに斜めに屈曲形成され、 請求項5に係る発明では、アッパーテンションパイプの数は1本であり、このようなアッパーテンションパイプは車体中心線上に設けられていることを特徴とする。 請求項6に係る発明では、第1クロス部に、ステアリングシャフトを支える前側ステアリングシャフト軸受け部が設けられ、 請求項7に係る発明では、左右のフロントテンションブラケットに、ステアリングシャフトの回転動作を補助するパワーステアリングユニットが締結されることで、このパワーステアリングユニットが左右のフロントテンションブラケットに挟持されていることを特徴とする。 請求項8に係る発明では、アッパーテンションパイプに、エアクリーナ、バッテリなどの補器類を支える補器類支持部と、イグニッションコイルなどの電装品を支える電装品支持部とを付属したことを特徴とする。 請求項9に係る発明では、メインフレームは、車両前後方向の中央部に対して前部が、前に行くにしたがってフレームの高さ及び幅が小さくなり、車両前後方向の中央部に対して後部が、後に行くにしたがってフレームの高さ及び幅が小さくなっていることを特徴とする。 請求項10に係る発明では、車両平面視で、左右のメインフレームの車幅方向の間隔が、中央部に対して前部及び後部が狭くなるように、左右のメインフレームに前部屈曲部及び後部屈曲部が設けられていることを特徴とする。 請求項1に係る発明では、メインフレームと前輪懸架支持部により、側面視コ事情に形成された車体フレーム上に、車幅方向に延びる第1クロス部及び第2クロス部を渡して、車体フレームの剛性を確保した。 その上で、第1クロス部及び第2クロス部に、アッパーテンションパイプを取り外し可能に連結した。 エンジン等の車載品を載せるときに、アッパーテンションパイプを外しておくことで、重量物である車載品を上から車体フレーム内へ降ろすことができる。 請求項2に係る発明では、前輪懸架支持部は、メインフレームから上方へ延びるフロントパイプ部と、このフロントパイプ部の上部とメインフレームとに斜めに渡ってフロントパイプ部を補強するフロントテンションブラケット部と、からなり、左右一対のフロントパイプ部の上端が、第1クロス部で連結されている。 加えて、第1クロス部が車両前方から見て下に開くU字パイプ部で構成され、このU字パイプ部が左右のフロントパイプ部に連続し、左右のフロントパイプ部とU字パイプ部が一本の曲げパイプで構成されている。 請求項3に係る発明では、フロントパイプ部に、フロントクッションを取付けるフロントクッション取付部が設けられ、第2クロス部に、リヤクッションの上部を取付けるリヤクッション取付部が設けられる。 請求項4に係る発明では、リヤクッションは、上部に対して下部が車両後方に位置するように斜めに配置され、斜めのリヤクッション軸に倣うように、アッパーテンションパイプの後部が下向きに斜めに屈曲形成され、フロントパイプ部の上部は、下より上が車両後方に位置するように屈曲形成されている。 請求項5に係る発明では、アッパーテンションパイプの数は1本であり、このようなアッパーテンションパイプは車体中心線上に設けられている。 請求項6に係る発明では、第1クロス部に、ステアリングシャフトを支える前側ステアリングシャフト軸受け部が設けられ、アッパーテンションパイプの前端にステアリングシャフトを支える後側ステアリングシャフト軸受け部が設けられ、前側ステアリングシャフト軸受け部と後側ステアリングシャフト軸受け部とを車両前後方向に合わせることで、ステアリングシャフトが回転自在に支えられるようにした。 請求項7に係る発明では、左右のフロントテンションブラケットに、ステアリングシャフトの回転動作を補助するパワーステアリングユニットが締結されることで、このパワーステアリングユニットが左右のフロントテンションブラケットに挟持される。 請求項8に係る発明では、アッパーテンションパイプに、エアクリーナ、バッテリなどの補器類を支える補器類支持部と、イグニッションコイルなどの電装品を支える電装品支持部とを付属した。 請求項9に係る発明では、メインフレームは、車両前後方向の中央部に対して前部が、前に行くにしたがってフレームの高さ及び幅が小さくなり、車両前後方向の中央部に対して後部が、後に行くにしたがってフレームの高さ及び幅が小さくなっている。 請求項10に係る発明では、車両平面視で、左右のメインフレームの車幅方向の間隔が、中央部に対して前部及び後部が狭くなるように、左右のメインフレームに前部屈曲部及び後部屈曲部が設けられている。 本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。 なお、図面は符号の向きに見るものとする。 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 車両10は、図2に示されるように、ステアリングハンドル15とシート17との間に左右のステップフロア19、19を備えて、シート17に座った乗員の足をステップフォロア19、19に載せることができるようにした鞍乗り型不整地走行車両である。 また、車両10は、ステアリング軸26とシート17との間に配置されると共に後述するエアクリーナ(図3、符号23)を覆うフロントカバー20を備える。 図3に示されるように、車両10は、車体フレーム21の中央にガソリンエンジン等の動力発生機関22を備え、車体フレーム21の上に備えたエアクリーナ23で吸入した空気に燃料を混合させて動力発生機関22で燃焼させ、排気ガスは動力発生機関22から延びる排気管24及びこの排気管24の後端に接続されているマフラー25を介して外へ排出し、得られた動力で車体フレーム21の前部下部に回転自在に取付けられる前輪11及び/又は車体フレーム21の後部下部に回転自在に取付けられる後輪13に伝達して走行し、車体フレーム21の前部上部に回転自在に取付けられているステアリング軸26及びこのステアリング軸26を回転させるステアリングハンドル15により転舵させることができる小型車両である。 動力発生機関22は、ガソリンエンジン、ジーゼルエンジン、電動モータなどの駆動源であれば、種類は問わない。 前輪11及び後輪13が、バルーンタイヤと称する広幅で低圧の特殊タイヤであるときには、路面の凹凸を低圧のタイヤが変形して吸収し、路面が軟弱であっても広幅のタイヤで沈み込みを抑えることができるため、このような車両10は、不整地走行車両と呼ばれる。 なお、動力発生機関22で発生した動力は、図4に示すように、プロペラシャフトなどの動力伝達装置28で最終減速装置29へ伝達される。 前輪懸架装置40は、図5に示すように、車体フレーム21に上端が連結され下方へ延びるフロントクッション41と、このフロントクッション41の下部から下方へ延びるナックル支持部材42と、車幅方向に延びナックル支持部材42の下部を車体フレーム21に連結するロアアーム43と、ナックル支持部材42にキングピン軸44廻りに回転自在に取付けられ前輪11を支えるナックル45と、車幅方向に延びナックル45をキングピン軸44廻りに回転させるタイロッド46とからなる。 このタイロッド46は、図4に示すように、パワーステアリングユニット47の出力軸に連結されている。 このパワーステアリングユニット47は、想像線で示すフロントテンションブラケット58Lでボルト48、48により、締結される。 車体フレーム21は、図6に示すように、第1クロス部53と第2クロス部55から、アッパーテンションパイプ56を取り外すことができることを構造的な特徴とする。 このことにより、動力発生機械22等の車載品を載せるときに、アッパーテンションパイプ56を外しておくことで、重量物である車載品を上から車体フレーム21内へ降ろすことができる。 また、アッパーテンションパイプ56に、エアクリーナ23やバッテリ78などの補器類を支える補器類支持部77と、イグニッションコイル79などの電装品を支える電装品支持部81とを付属した。 補器類、電装品などを集中配置することにより、サブアセンブリーが可能となる。 また、アッパーテンションパイプ56を外すことで、補器類、電装品などを一括した車体フレーム21から外すことができ、保守、点検が容易になる。 このような作用効果を発揮しうる車体フレーム21の構造を、以下に詳しく説明する。 アッパーテンションパイプ56は、後部が下向きに斜めに屈曲形成されている。 このフロントテンションブラケット部58Lにパワーステアリングユニット(図4、符号47)を締結する際に用いるボルト穴62、62が設けられている。 前輪懸架支持部52Rも、フロントパイプ部57Rとフロントテンションブラケット部58Rとからなる。 そして、左右一対のフロントパイプ部57L、57Rの上端が、第1クロス部53で連結され、この第1クロス部53が車両前方から見て下に開くU字パイプ部59で構成され、このU字パイプ部59が左右のフロントパイプ部57L、57Rに連続し、左右のフロントパイプ部57L、57RとU字パイプ部59が一本の曲げパイプで構成されている。 さらに、フロントパイプ部57L、57Rに、フロントクッション(図5、符号41)を取付けるフロントクッション取付部61が設けられている。 また、ステアリングハンドル15から下へ延びるステアリングシャフト63は、図6に示す前側ステアリングシャフト軸受け部64と、後側ステアリングシャフト軸受け部65とで支承される。 すなわち、第1クロス部53及びアッパーテンションパイプ56の先端を巧みに利用することにより、少ない部品点数で、容易にステアリングシャフト(図7、符号63)を支持することができる。 また、図7に示すように、左右のメインフレーム51L、51Rの湾曲部54L、54Rの上端から、車両後方へリヤパイプ67L、67Rが延びており、リヤパイプ67L、67Rは、湾曲部54L、54Rの高さ方向中央から延ばされたリヤサブパイプ68L、68Rで補強されている。 そして、車両側面視でリヤパイプ67L、67Rの先端が、アッパーテンションパイプ56の後端より車両前方へ延ばされている。 すなわち、車両側面視でリヤパイプ67L、67Rの先端が、アッパーテンションパイプ56の後端に重なっている。 アッパーテンションパイプ56は、車体フレームの平面図である図8に示すように、車体中心線上に1本設けられている。 アッパーテンションパイプ56は左右2本を第1クロス部53と第2クロス部55とに渡すことは差し付けないが、1本にすることにより、次の効果が期待できる。 また、車体フレームの底面図(添え字LとRは逆になる。)である図9に示すように、左右のメインフレーム51L、51Rの車幅方向の間隔(外幅)は、中央部がW1であるのに対して前部の間隔がW2(W2<W1)及び後部の間隔W3(W3<W1)のごとく狭くなるように、左右のメインフレーム51L、51Rに前部屈曲部71及び後部屈曲部72が設けられている。 さらには、図9の変更図である図10に示すように、メインフレーム51Lは、車両前後方向の中央部Cに対して前部Fを、前に行くにしたがってフレームの高さ及び幅が小さくなるようにし、車両前後方向の中央部Cに対して後部Rが、後に行くにしたがってフレームの高さ及び幅が小さくなるようにしてもよい。 メインフレーム51Rも同様である。 具体的には、図10の補足説明図である図18に示すように、メインフレーム51Lは、中央部Cが車幅方向外方に膨らみ、前部F及び後部Rが車幅中心に接近するように、全体的に湾曲している。 そして、中央部Cのメインフレーム51Lの高さH1は大きく、前部Fの高さH2は小さく(H2<H1)し、後部Rの高さH3も小さく(H3<H1)とした。 剛性を確保するために、メインフレーム51L、51Rの車両前後方向の中央部Cはフレームの高さ及び幅を大きくした。 その他は、フレームの高さ及び幅を小さくした。 次に、リヤクッションの取付け形態を説明する。 このようなリヤクッション73は、燃料タンク74の車両前方を通るように、上部に対して下部が車両後方(図では右が車両前方)に位置するように斜めに配置されている。 なお、 次に、アッパーテンションパイプ56に載置する補器類や電装品の配置について詳しく説明する。 また、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82は、車体長手方向に延びる区画壁83で左右に区画されており、右の区画がエアクリーナ23を収納するエアクリーナ収納部84とされ、左の区画はバッテリ78及びこのバッテリ78より車両後方に配置される小電装品85を収納する電装品収納部86とされる。 すなわち、アッパーテンションパイプ56に対してエアクリーナ収納部84とバッテリ78が、左右に振り分けられるので、重量バランスが良好になる。 すなわち、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82は、1個の一体ボックスであるが、区画することで、エアクリーナ23、バッテリ78及び小電装品85を収納する箱である。 また、1本のアッパーテンションパイプ56の後部に、板状の電装品支持部81が載せられている。 この板状の電装品支持部81にイグニッションコイル79やACG(交流発電機用)カプラ88やチェンジスイッチカプラ89やバンクアングルセンサ107などが載せられている。 そして、図13に示すように、メインハーネス91が電装品収納部86の下を通って、車体前後方向に延びる。 エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82のエアクリーナ収納部84の前部に吸気口105が設けられ、この吸気口105の下にレギュレータ106が配置され、このレギュレータ106の放熱フィン106aは上下方向に延びる形態で設けられている。 吸気の流れ方向に放熱フィン106aの長手方向が合致しているため、吸気抵抗を低減することができ、放熱効率を向上させることができる。 次に、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82の形態を、左側面図と右側面図を用いて説明する。 バッテリ78の+端子98と−端子99は、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82の上部、すなわち、リッド101の近傍に配置されている。 リッド101の下端と、その下の補器類支持部77との中間付近が、浸水上限ライン102に設定されている。 なお、この浸水上限ライン102は、吸気口(図15、符号105)の下端に設定される。 従来の多くの車両では、バッテリがシート17の下等に配置されており、特にセンサ等の電装品が集中しやすいエンジン廻りとバッテリとの距離が離れてしまうため、ハーネスが長いという課題があった。 また、従来の多くの車両では、バッテリを収納するバッテリ収納ケースを別途専用に設ける必要があるという課題があった。 さらには、図12から明らかなように、車体中心の一方にエアクリーナ23が配置され、他方にバッテリ78が配置されているため、左右の重量バランスが取りやすくなる。 エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82は、図15に示すように、車両前側(図15では右側)に、吸気口105を備えている。 この吸気口105の下方にレギュレータ106が配置されている。 吸気が直接的にレギュレータ106に当たって、冷却する効果を発揮する。 次に、小電装品85の配置について補足説明する。 なお、板状の電装品支持部81の後部は、燃料タンク74のステー108に支持される。 燃料タンク74から延びる燃料ホース109は、電装品支持部81の左縁に設けられたガイド部に支持されて、車両前方へ延びている。 また、リヤパイプ67L、67Rの前端にシートキャッチャ111L、111Rが設けられ、右のシートキャッチャ111Rにメインハーネス91がクリップ112により支持される。 さらに、メインハーネス91は、イグニッションコイル79の近傍位置にて、電装品支持部81にステー113を介して支持されている。 このステー113はメインハーネス91が右のリヤパイプ67Rに向くように、車体長手軸に対して反時計方向に回転させ斜めに設けられている。 結果、太いメインハーネス91を円滑に車幅方向に変位させることができる。 また、電装品支持部81の車両後方に燃料タンク74が配置されている。 燃料タンク74から離れた位置でハーネスが配索でき、作業性が高まる。 また、板状の電装品支持部81をリヤパイプ67Lより、車両前方へ延ばし、メインハーネス91を、リヤパイプ67Rの前端と電装品支持部81の前端とで支持させるようにした。 仮に、メインハーネスをクランク状に屈曲させながら車幅中央から車幅外側へ配索しようとすると、ハーネス長が長くなるばかりか、メインハーネスは比較的太いハーネスなので屈曲させにくく、組立性も悪いという課題がある。 この点、本実施例は、上記構成により、メインハーネス91を強固に支持しながら、前記課題を解決することができる。 また、電装品支持部81の前部左部に、車体カバーを取付けるカバーステー部114が設けられている。 また、コネクティングチューブ87は、エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス82から車両後方へ延びるが、先ず、湾曲下降部116で車幅方向右へ湾曲しながら下がり、次に、車体中心側に配置されているスロットルボディ115の側方を通るようにして車両後方へ延び、続いて、略90°のターン部116で車体中心側に折り返され、先端がアッパーテンションパイプ56の下に差し込まれる。 すなわち、図15に示すように、コネクティングチューブ87は、湾曲下降部116で下がり、先端がアッパーテンションパイプ56の下に差し込まれる。 そして、図16に示すように、アッパーテンションパイプ56に対して、一方(この例では車幅方向右側)にコネクティングチューブ87及びスロットルボディ115を配置し、他方(この例では車幅方向左側)に電装品支持部81を配置したので、スペースの有効活用が図れると共にスロットルボディ115が電装品支持部81に妨げられないので、スロットルボディ115の保守性を高めることができる。 図17に示すように、リヤパイプ67Lの前端にシートキャッチャ111Lが設けられ、シートキャッチャ111Lでシート17保持される。 さらに、リヤパイプ67Lと重なる位置に、ACGカプラ88やチェンジスイッチカプラ89やバンクアングルセンサ107や燃料ホース109が配置されているため、これらにシート17の下向き負荷がかかる心配が、より少なくなる上、これらの電装品の保護効果を高めることができる。 さらに、電装品支持部81をシート下の狭いスペースに効率よく設け、電装品を配置することができる。 また、電装品支持部81の前部でステー113により、メインハーネス91が支持されている。 電装品支持部81の下方に、スロットルボディ115が配置され、このスロットルボディ115の下方に排気管24が配置されている。 尚、本発明の車体フレーム構造は、小型車両、特に不整地走行車両に好適であるが、一般の車両に適用することは差し支えない。 本発明の車体フレーム構造は、不整地走行車両に好適である。 10…車両、11…車輪(前輪)、21…車体フレーム、22…動力発生機関、23…エアクリーナ、28…動力伝達装置、40…前輪懸架装置、47…パワーステアリングユニット、51L、51R…メインフレーム、52L、52R…前輪懸架支持部、53…第1クロス部、54L、54R…メインフレーム後部の湾曲部、55…第2クロス部、57L、57R…フロントパイプ部、58L、58R…フロントテンションブラケット部、59…U字パイプ、61…フロントクッション取付部、63…ステアリングシャフト、64…前側ステアリングシャフト軸受け部、65…後側ステアリングシャフト軸受け部、71…前側屈曲部、72…後側屈曲部、73…リヤクッション、75…リヤクッション軸、76…リヤクッション取付部、77…補器類支持部、78…バッテリ、79…イグニッションコイル、81…電装品支持部、82…エアクリーナ兼バッテリ収納ボックス。 |